【第17夜】
蒼き門 ふたたび

<PART−17>



サン=ルイ教会攻防戦<1>



サン=ルイ教会の内部は…前回訪れた時と一変していた。
見た目は優雅な建築様式のままだが、すべての構造は黒く変色し、
紫色の光が所々に、電流のごとく走っている…

そして、アドノレの予測通り…天井はぽっかりと開き、
闇へ…逆十字そのものへ…と通じていた。

遥 >「中まで様相が変わってますのね(’’」きょろきょろ
カナタ >「本当に…これがあの…美しかった教会…」
翔真 >「………神父殿は、何所へ行ったのだろうな……」
アドノレ >「今ごろ忙しくしてるだろうて。開封だか召喚だか知らぬがな」
GM >そして・・・ちょうど講堂の一番奥から・・・「やれやれ。意外と早かったですね」深い闇を纏って現れたのは・・・リチャード神父。
遥 >「あら、ご健在の様ですわね。しかもずいぶんと落ちついてらっしゃる」
翔真 >「(嘆息)………当って欲しくない予想が当ってしまったのか?(苦笑)」
カナタ >「神父さま……」
遥 >憑かれたのか元からなのか(’’
リチャード神父 >「・・・・・・まあ、確かにスラツィトや眷属程度で阻止できる相手とは思えませんでしたが・・・」
鋼地 >「…………貴方が……」
アドノレ >「不当に失われし魂が我に味方した。流された血に相応しき代価を汝の魂をもって贖わせていただく」
弓 >「………………………よくわからないけど、とりあえずこいつが敵なのね。」(笑)
リチャード神父 >「・・・・・・と言われたところで、今更計画を止めることは出来ませんからね。そう・・・時はきたのです」
鋼地 >「…………まだ……間に合う……いや……絶対に……間に合わせる……」
翔真 >箒から降りて収納。
リチャード神父 >「そして皆さんは、ご丁寧にも蒼き門の継承者をここまで連れてきてくれました。ですから私も、ささやかな歓迎をいたしましょう」
GM >リチャード神父の口には、巨大な犬歯がのぞいている・・・その肌は、蝋細工のように白い・・・
遥 >「立派な物をお持ちの様ね、どうやって隠していたのかしら?」犬歯に気付いてみたり(笑)
アドノレ >同族は何となくわかるのと違うか?
遥 >いや、巨大と言われるとこう・・・骨格レベルっぽいイメージが(笑)
GM >一種の変化術です(笑)ちなみに、以前は知覚できないくらい見事に隠していたけど、今は同属臭ぷんぷんですな(笑)
リチャード神父 >「なぁに・・・2000年も生きていれば、このくらいの芸当は身につきますよ(微笑)」

神父の周囲の闇が、吸血鬼の姿をとり・・・その闇の一部から、
またそれとは異なる者が姿を現す・・・九条水希だ。

祐介 >「・・・!?・・・水希ッ!!」
水希 >「お呼びにより参上しました、リヒャルト様」無表情のまま。
カナタ >うわ!?
遥 >今更ながらに、微妙に発音似てたなぁ、リチャードにリヒャルト
鋼地 >それもあって疑ってました(苦笑)
弓 >「……………………」
祐介 >「貴様・・・水希に何をした!!」>リヒャルト
リチャード神父→リヒャルト「・・・なに、再び【訓え】て差し上げただけですよ。ローゼンクラウンの小僧程度の【訓え】ごとき、どうという事もありませんでしたが」
祐介 >「許さねぇ・・・水希は返してもらう!ついでにキサマはぶっ倒す!!」
翔真 >「………そう言う事なら、今回は俺も馬役として蹴り飛ばしてやらんといかんな……(ニヤリ)」
リヒャルト >「皆さんもいかがですか・・・蘇りし都で、栄光に包まれて永遠に生きる事・・・楽しいですよ(微笑)」
遥 >「ずいぶんと長生きですのね。 ・・・・お断りしますわ。事のついでに返してもらいましょうか、彼女。」
鋼地 >「……そんな永遠……いらない……」
アドノレ >「我こそが力・我こそが法・我は滅びを告げる者」
遥 >「その永遠にどれだけの価値があるのかしらね?ただただ怠惰に時を重ねることに。」魔剣出しとこうか
カナタ >「永遠であることが必ずしも幸せではありません……ましてや…そのような幸せ…ワタシは認めないっ!」くっとセブンの柄に手をかけるけど…やっぱりためらって抜けなかった(何
弓 >「……………これ以上の永遠はいらないわ。…ふん……やっぱり、吸血鬼にも……いいのと悪いのがいるのね。」
翔真 >「栄光になぞ興味は無い、剣を振るって何時か死ぬ。それが俺の選んだ生き方だ。」天津大鋼抜剣
リヒャルト >「・・・・・・・・・・人の厚意を無に帰すとは・・・仕方ありません。あなた方も、無に帰しなさい」(
祐介 >「んなこたさせねぇ・・・キサマだけは、絶対倒す!!」
鋼地 >「貴方は知らないんだ……移ろわざる者の哀しみを……限りある時間の素晴らしさも…………そんな……そんな貴方に……この世界を……この日常を壊させなんてしない!! 『イシュマエル』!!」『イシュマエル』自走モード
弓 >「……………ターゲット、確認。…………殲滅」

かくして、再び闘争の幕は切って落とされる…!

味方後衛 味方前衛 敵前衛 敵中衛 敵後衛
吸血鬼(4) 吸血鬼(4) リヒャルト鎧姿(2)

鋼地 >……また戦場が広い……(泣)
翔真 >本営を落としたいが、雑魚を削っておかないと後衛が厳しいですな……数が多い(汗)
リヒャルト >「『蒼き門の継承者』の始末は九条、君が付けたまえ・・・」
水希 >「はい、『ご主人様』・・・」

かくして、戦いが始まるが…祐介、イニシアティブでまさかのファンブル!

祐介 >・・・・・・・・・・げふは
翔真 >………おい?春日?(^^;
弓 >お前は、彼女助ける気あるのかと小一時間(笑)
祐介 >いや、俺今回命中と能力発動にプラーナを限定したかったんだ…じゃないと今回も当てられねえ(^−^;
アドノレ >気負いすぎ…若気の至りというとこか
遥 >いあまぁ・・・温存と言うことで(ノ∇≡。
鋼地 >いまだ時至らずということでしょう(汗)
翔真 >止むを得まい(苦笑)向こうから近付いて来るのを待つと言う事で(^^;
弓 >言っておくが…相変わらず、弓、容赦しないからなっ!?(笑)

先手を取ったのは、鋼地だった…前方に突出し、
様子見に吸血鬼を掃討しつつアナライズを仕掛ける…

「『イサーク』データリンク! 『イシュマエル』……アナライズ!!」

「『NRIS』フル・コンタクト! ガンナーブラスター発射!!」

吸血鬼への攻撃は属性防御に阻まれてノーダメージだったが、アナライズの方は…

『ヴォルファーの使徒』
リヒャルト

(吸血鬼+?/L25エミュレイター)
九条 水希
(吸血鬼/L8)
不老不死 収奪 夜の王
永生者 漆黒の翼 邪眼
死の視線 ドレインライフ 奇跡の生還
拘束術式 月の加護 属性無効(冥)
弱点属性(天) 虚属性防御+10
全魔法(冥・地)
不老不死
伝家の宝刀(斗拳剣・現在非所持)
漆黒の翼 夜の一族 夜の王 
WM(箒・白)
現在は通常のWBを装備

鋼地 >……こいつ……えらいしぶとい……(汗)
遥 >属性防御なんてきらいだーっ!(笑)
アドノレ >嫌コンボもっとるな
翔真 >………コイツ、そらりんが天敵じゃないのか?(苦笑)
遥 >レイソード欲しい(笑)
鋼地 >カナタ姉さんが持ってますが(笑)
弓 >そろそろケース開けるかな(笑)
鋼地 >とりあえず、目的は達した(爆) なまじっかな攻撃じゃどうにもならないという演出用(待)
弓 >歌えってことだNE!(笑)

続けてアドノレが前進。自らの周囲に、無数の闇分身を作り上げる。
「闇の波動…それは汝らだけに力を与えるに非ず」
更に翔真も前進、吸血鬼たちに薙ぎ払いを仕掛ける…
「春日の道を斬り開く……一閃真伝、絶刃!」
そして、大きく傷ついた吸血鬼どもの間を弓が潜り抜け…
リヒャルトの所まで、一気に間合いを詰めた。

「まずは君からという事か・・・」
リヒャルトは、其の場から音速の拳を放つ…生命を吸う邪悪な波動を秘めたその一撃を、
弓はかろうじて回避して見せた。しかし…それはほぼ、僥倖に近い!?

「チッ…意外と速い!」ちぎれた裾が、宙に舞った。

翔真 >カッコイー!(^^
アドノレ >翔真に弓。2人して最初から派手に魅せるではないか
遥 >初戦闘時の焼き直し?(笑)
翔真 >17夜のラストは崎守嬢とセラフィール嬢の出番なので今のうちに(笑)
鋼地 >派手な物は前回使い切ってしまいました(爆)
翔真 >後は崎守嬢に頼みます(^^
遥 >らぢゃー、むしろ移動だけで終わることにならなくて良かったなとか(笑)

そして、ウィザード達に向け…吸血鬼たちの波状攻撃!
孤立した弓には、リヒャルトの周囲を固める鎧姿が不意を突いて殺到する。
そいつらは中世の騎士のような姿をしている。唯一違うのは、こいつらにも翼があることか…

「鎧…?っ…あぶなっ…」

弓 >せ、セーフっ、セーフっ!(笑)
翔真 >当ると厳しそうだ(^^;<鎧姿
弓 >うん(−−;
鋼地 >すごいきわどい攻防(汗)
アドノレ >斥力による急制動もなく見切りで回避
翔真 >「チィッ!見切り損ねた……っ」1回目は回避、2回目は直撃です。
カナタ >カナタの位置からでは届かない(^^;
鋼地 >う〜ん……収奪怖いんで石を砕いておこう(泣)「『イシュマエル』、対物理障壁拡大展開!!」
翔真 >感謝です(^^
遥 >「く、また私とは相性のよくなさそうな手合いですわねっ」

結局、翔真がダメージを貰った以外は、どうにか其の場をしのぎきったウィザード達。
反撃を繰り出したのは遥だが…翔真によって痛手を受けていたとはいえ、
<冥>属性防御を持つ吸血鬼どもを、すべて討ち果たすには至らなかった。

アドノレ >残り物をかたずけて、主力に前進してもらうか?
遥 >んむ(ノ∇≡。 蟻塚さんの自動砲撃がトドメ刺してくれることを祈ってみよう(笑)

その後はじりじりと様子見を続けるウィザード達、そしてリヒャルト…
水希はじりじりと前進し、ついに祐介の至近距離へと至った。

弓 >お、おのれー(笑)

その間に、吸血鬼たちが二度目の波状攻撃を仕掛けるが、
そこは熟練のウィザード達、さすがにそう不意ばかり突かれる訳でもない。

アドノレ >最後まで付き合うと、魔法が撃てぬが…まぁ良かろう
遥 >とりあえず、蟻塚さんが終わってから・・・前に出れるかもしれないし
鋼地 >んでは……お先に。

鋼地はこの場で「啓示」をもって、自分自身と翔真、そしてアドノレの戦闘能力をバックアップ。
更に、深手を負っていた吸血鬼の最後の1匹に、自動攻撃を仕掛ける。

鋼地 >貫かないといけないし……リヒャルトさんの攻撃がこっちに来ないことを祈って……シャドブレ付与!……あ、羽ペンで強制拡大なんで翔真さんとアドノレさんにもシャドブレ行きます(陳謝)
アドノレ >死点が出ない分俺様のエンフレを重ねるか>翔真
翔真 >属性防御なら破断界剣・弐の型で破れるので問題無し。威力を上げると言う意味でならもちろん有り難いですが(^^
鋼地 >実は羽ペンはこういうことがあって諸刃の剣(苦笑) 魔法一つ使うのにメチャメチャ気を使うのです(汗)

反撃で放たれた、鋼地の一撃が…吸血鬼を倒した。

アドノレ >「介入は必要か?」>祐介
祐介 >「・・・・・・水希が向かってきてる・・・ここは、俺が元に戻してやらなくっちゃいけねえシーンだろ・・・でも、俺にはこいつ(蒼の剣)しかない・・・もしかしたら、あいつを本当に殺してしまうかも知れない・・・」
翔真 >「危険性を少しでも減らして他の者に任せるか、危険を侵しても自分の手で取り戻すか………決めるのはお前だ。」>春日
祐介 >「俺はどうすればいい・・・上手いこと元に戻す方法なんて知らない・・・一か八か、やるしかないのか・・・」
アドノレ >エンフレは射程があるから一歩前進しておこう
翔真 >「崎守嬢、先手を頼む。付与はこちらで引き受けるので心配無用。」>崎守嬢
遥 >「わかりましたわ、ではお先に」一歩前に出て群れになぎ払い
翔真 >では崎守嬢と同じ目標設定(吸血鬼四体)でなぎ払います…ファンぶった(汗)石砕いて当てに行きましょう。
アドノレ >後ろから駆け寄る遥の剣にアドノレの尻尾が軽く触れると突如発火する

アドノレの支援を受けた遥の一撃に続き、翔真のもう一撃がクリーンヒット。
吸血鬼の群れは、とりあえず一掃された…。

翔真 >「………良し。」
遥 >「とりあえず雑兵は片付いた様ですわね」なんでか防御で回されるなぁ(ノ∇≡。
翔真 >「鎧を潰しに行くならアドノレや蟻塚の援護が要るだろう、九条嬢を取り押さえるとなるとそれなりの装備が無ければ加減次第と言う事になる……。」
遥 >鎧潰しに行くか祐介の援護・・・と言ってもほとんど出来る事無いしなぁ
アドノレ >「当人の要請が無い以上、我は前進させてもらった」
鋼地 >「こっちはカナタ姉さんがいるので、僕も前進する予定です。」
翔真 >「………となると俺しか残って居ないと言う訳か(苦笑)」
遥 >や、サシでやらせてみたいなーとか思いまして(笑) とは言っても祐介がやられたら元も子もないので防御魔法のあるカナタさんに頼みつつ
鋼地 >バランスや装備等考えた結果これがいいかなと想いまして(汗)
翔真 >了解です(^^ゝ
遥 >「手加減は苦手ですわ・・・カナタさん、そのお調子者を頼みますわ」下手打ってやっちゃったらアレだし、とりあえず鎧行こう。
カナタ >「・・・え!?・・・え、ええ(^^;」
翔真 >「本当なら、ああ言う硬いのは俺が相手するべきなのだろうが………任せる。」
弓 >んでは、スカートがぶわっと翻って…中から、大きな漆黒のアタッシュケース(銀十字の紋章入り)を掴み出しつつ…鎧に攻撃。でも、使う対抗スキルはチキンに「動態視力」(笑)

弓は鎧姿を攻撃するが…さすがに防御力の高い相手だけに、普通の攻撃では通用しないようだった。
「ああ、もう!だからこの手は嫌なのよ!硬いし!」「…ならば、墜ちればよかろう?」
攻撃の間隙を縫って、リバーサル気味に放たれたのはリヒャルトの「死の視線」!

弓 >「(視線にぐらり、とよろけるが、寸前で、アタッシュケースで視線を遮る)くっ!!」孤立した状況で喰らうわけにはいかん><
リヒャルト >「ふむ、面白いことをする・・・しかし、いつまで持ち堪えられるかな?」
弓 >「………ふん…持ちこたえる必要なんか、ないわ。」
リヒャルト >「そもそも、ここがどういう場所か、まだ理解していないようだな・・・」


PREVIOUS CHAPTER NEXT CHAPTER

インデックスに戻る