【第17夜】
蒼き門 ふたたび

<PART−20>



サン=ルイ教会攻防戦<4>



吸血鬼軍団の進撃は続く…アドノレに、遥に、鎧姿は大剣を閃かせる。

遥 >再び受けー・・・むだにくるーり。普通に避けるんだった_(。。_)
アドノレ >同じく無駄に回しよった(^^; 物理法則を無視したような機動で回避(笑)
鋼地 >「『イシュマエル』、対魔法障壁拡大展開!!」遥さんに『レイ・シールド』〜
遥 >あ、それなら止めになりまするー
鋼地 >ふぅ、何とか役に立てた……(安堵)
弓 >「アド、ありがと。これで…条件が揃った…」
リヒャルト >「・・・どうやら私の条件も、整ったようだ・・・(微笑)」

翔真を飛び越えた吸血鬼が、祐介に攻撃を繰り出す!

祐介 >・・・ぐあー、最悪だぁ(^^;
翔真 >…………大不覚(泪)
遥 >水希いるんだから気張れよー!(ぁ
鋼地 >……みっともナイトって呼んじゃうぞ(苦笑)
弓 >むうー
グィード >「ぬぅ!」フォースシールド、祐介に+10!
翔真 >済まん春日……もう全力で行く。頼むから耐えてくれ(><;

「ぐああっ・・・!?」
収奪込みの直撃を受けた祐介…グィードの支援も虚しく、その場に崩れ落ちた。

祐介 >残り5・・・重傷突破(^^;
弓 >「ち………っ!……間に合わない…!?」
鋼地 >って水希さんも重症中……う〜ん(滝汗)

すると、周囲が振動をはじめ・・・
祐介の居る場所から、黒き十字架のある場所までの床が一直線に裂けた!

アドノレ >「ぬっ」
鋼地 >「……!? これは……?」
リヒャルト >「継承者の制御を離れた【蒼き門】の力は・・・我らが王の復活の鍵」
遥 >「な・・・・・まさか!?」
リヒャルト >「【蒼き門の継承者】よ・・・ご苦労だった。君の役目は、この時のためにあった・・・」
鋼地 >「……いや! まだ! まだです!!」
祐介 >「すま・・・ねぇ・・・俺には、もう・・・止められねえ・・・」
アドノレ >「まだだ。汝はまだ戦いの階を見たに過ぎぬ。死してなお戦い続ける者達がおる中で汝は五体満足なうちに全てを諦めるのか」
遥 >「大ウィザードとやらになると言っていたわりには諦めが早いですわね、もう少し意地を見せなさい!」
祐介 >「・・・・・・蒼の剣が・・・勝手に動いてるんだ・・・俺の意思じゃない・・・」というか・・・誰か回復してくれ・・・(爆)
グィード >アイオブゴッデスならなくもないが、その場合は雑魚の侵入を許すことになるのでよろしくないのだ・・・
翔真 >俺が停める、全力で。
弓 >「ならば取り戻せ!それとも…蒼の剣を手放し、次はその腕の中のひとを再び手放す?」
遥 >「いつもの根拠のない自信はどこへ行ったのやら、その程度で崩れる物なら元より掲げないで貰いたいものですわね」反骨心を煽って見る・・・あるのか?(爆
GM >その間にも、黒き逆十字架が更にせり上がり・・・その表面に、蒼き輝きと共に亀裂が入る。
アドノレ >奇跡を使っても食い止めた方が良いのか…
弓 >「…ちぃ…………!」
リヒャルト >「今こそ、ツァルガドの帝王・・・われらが偉大なる真祖・魔王ヴォルファー様の復活の時!」
アドノレ >その一言にカチンと来る物がある。奇跡を使うぞ。制御を完全に手放す前にもう一度チャンスを祐介に

アドノレは奇跡を願う・・・だが、もとよりツァルガドで作られた「蒼き剣」は、
ツァルガドの瘴気にあわせて祐介の血を吸った事で、本来の意義を果たしつつあった。

「汝の魂は既に砕けたのか。汝の抱えたる命は既に失われたのか。戦いはまだ終わらぬ」

・・・目前で崩壊しつつある逆十字を前に、遥とカナタの意識に響く声。

遥 >つ、ついに来るのか・・・?(笑)
鋼地 >『ファ○ナルフュ○ジョン、承認!!』(蝶違)
弓 >まったく同じこと考えてた(笑)

「・・・分かたれたふたつの命を解き放つ時・・・希望はその道を開く・・・
互いの血をもて契約とせよ・・・されど流れた時は永く・・・力の時はうたかた・・・」

「・・・すなわちこれ、選択の機会・・・」

遥 >「・・・・(’’;(な、なんですの、この声は・・契約?選択?」おろ(笑)
カナタ >「(この声は・・・?)・・・遥様・・・?」きょとんとした顔で(笑)
遥 >開きかけの門を見上げてから「えぇい、ままよっ」自分の親指の腹を軽く噛み切ってカナタさんのほうへー

その間にも祐介から蒼き輝きは消え、次々と同じ色の奈落が開く・・・
だが、ほんのひとかけら。祐介の手に、残ったものがある。

「…これ、は…」

祐介が見たそれは・・・信じられないほど短く、小さくなってしまったが・・・
間違いなく【蒼の剣】であった。

アドノレ >「蒼の剣は汝を試している。死線を潜り抜け主たる資格を示してみせよ」
祐介 >「そうだ・・・俺はまだ・・・水希のためにも、まだ・・・・・・倒れるわけには、いかねぇんだ!」
翔真 >「………(それで良い。春日、お前は俺の様にはならない。俺の様にはさせない。)」ふと柔らかい視線で
アドノレ >制御を取り戻さずに己の手でどうにかしてみせろ…と少し突き放すのがミソだな
祐介 >「・・・・・・短くてもな・・・俺の蒼の剣は、まだ生きてるぜ!!」水希腕に抱えて叫ぶ。うぉーかっこいいぜ、俺!(笑)
リヒャルト >「ほう・・・・・・だが、そんな短剣とボロボロの身体で、今更何をしようというのかね?」
弓 >「…門を閉じるのよ。だから………邪魔はさせない。アナタは私が……いいえ、私達が、滅ぼす。」そらりんをちらっとみて
そら >「戦術変更の必要を認めました・・・」
アドノレ >「忠告してやろう、人の恐ろしさはここからなのだ」>リヒャルト
遥 >「窮鼠猫を噛む、手負いの獣ほど怖いものはなくてよ?」元々の腕がちょっと不安だけど(ぁ
リヒャルト >「面白い・・・では見せてもらおうか、人の恐ろしさ・・・とやらを」

祐介は立ち上がった。さすがに全快とまでは行かないが、
それでもそのプラーナは、かつてないまでの高まりを見せていた…

「行くぜ…おりゃあ!!」

片手に蒼白の短剣、片腕には水希。
その祐介が、今自分を傷つけた吸血鬼に肉薄し、貫き通す…吸血鬼は、塵に還った。

水希 >「祐介・・・」
祐介 >「見たかよ・・・俺はまだまだ戦えるぜ!」
翔真 >「………(フッ)」
リヒャルト >「悪あがきか・・・だが、それもここまでだ」
弓 >そらりんから援護かかるまで我慢だぁー

小刻みにプラーナを解放しつつ、超機動でリヒャルトの攻撃を回避する弓。
実際…これ以上喰らう事は許されないのだ。そして、その間にも…

鋼地 >「『イシュマエル』……僕の想いを……届けて……」弓さんに『啓示』です。
弓 >「…条件2、成立…!…ありがと。」
鋼地 >「お気になさらず前に出てください! 後方は何とかします!!」……あぁ! 一人だけ行動が地味だ!!(爆)
そら >「【欠片】たちよ・・・力の行使を許可します。天意を受けわが鼓動、虚空に響け・・・MEGA=EVOLUTION!!」

翔真に、アドノレに、鋼地に、弓に。侵魔を滅ぼす驚異の力が、燃え上がった!

鋼地 >「!? ありがとう。 すごく助かる。」
翔真 >「済まん、感謝する……(苦笑)」

更に…教会の外に群がる吸血鬼どもには、巨大化した【そら】の両手指から、
七色の破壊光線が見舞われる…
「殲滅焔陣…レインボー=アーク」

リヒャルト >「あの巨人・・・直接何も仕掛けて来ないようだが、どうやら見掛け倒しのようだな・・・」
弓 >「条件3成立…条件1だけ未確定だけど……しかたないわね!………ありがとう、そら!」
アドノレ >「周囲に満ちたる力こそ我が力。その集う心を形に換えて」
弓 >「≪神刺し貫く死棘の小枝≫………起動!」

弓は、【右腕】を起動する…その狙いを、違わずリヒャルトへ。
遥とカナタが、鎧姿を打ち倒す間に、まずは一撃!
更に、超絶的機動でその場を離れ…装填されたのは、
いつものカートリッジではない…長大な杭であった。そして…

「解き放て、忌まわしき鬼を穿つ、聖なる楔よ!」

弓の放った聖杭と、アドノレの術式が連続してリヒャルトに炸裂。
このおそるべき吸血鬼は、床に倒れ伏した…

弓 >「これが…お前が見下した、人が研ぎ続け、祈りを込めた…聖なる牙よ…!……」
アドノレ >「如何なる防壁も世界の剥いた牙には無意味だ。少しづつ食い込んでいくぞ」
翔真 >自力で生死判定に成功すれば重傷状態へ移行、拘束術式発動ですな……となるともう一度重傷状態まで落とせばもう戦えないはず(ニヤリ)
GM >確かに拘束術式は発動してHPは回復するんだけど、アドの攻撃は魂狩りのダメージだからどっちみち関係なかったのだ(笑)
遥 >おおぅ
翔真 >ん?………って事は無力化されて居ませんか?(ぁ
GM >拘束術式は戦闘終了まで持続なのです・・・でも動けないから事実上無意味ネー(笑)
弓 >ないすこんびねーしょん(  ̄ー ̄)ノ
遥 >職人芸再び!?(笑)
鋼地 >参加したかったよう(えぐえぐ)
遥 >し、締まらないよリヒャルトっ!(笑)
アドノレ >動けない所に祐介が近づいて来るのか(^^;
弓 >聖杭で串刺しにされて、地面でぴくぴくしてるわけだ(笑) 踏んでやろう、ぐーりぐーり
GM >だが・・・その顔は笑っている。「先の言葉を返してあげよう・・・勝ったつもりか、愚かな肉ども・・・」
鋼地 >……ヤバイ! まだ可能性ある!!(大汗) 転生者能力の『限界突破』!!!
遥 >むぉ
リヒャルト >「そう、既に条件は整った・・・!!」

リヒャルトが首から提げていたホーリーシンボル…黒い十字架が光を放つ。
それは、彼自身の遺産…「ツァルガドの黒十字」!!

弓 >「…なっ……まだ……!?」あわてて上から飛びのく(笑)
鋼地 >い。インテリジェンス・アイテムしといてよかった……(汗)
リヒャルト >「・・・これからが、本当の勝負なのだよ・・・」ゆらりと立ち上がり。背後の十字架が砕け・・・黒い光の柱に変わる。
遥 >「もう飽きるほど生を貪ったでしょうに、往生際の悪い」
GM >遥とカナタの意識に声が響く・・・「安らぎを与えねばならないものが、来る・・・意志を固めよ・・・」
カナタ >「い、意志を固めよと言われましても・・・(あせあせ)」
遥 >ぼ、ぼるふぁーでもくるのかなぁ?(’’;
GM >来ますよー。ラウンドの最後だけど(笑)
遥 >うわぁ、あっさり肯定されたっ(笑)んでわ先のまんま片手をカナタさんに向けたまま「意志はどうかしらないけれど、覚悟なら決めましたわ。とにかくあの門をどうにかしないと・・・レオンとアンゼロットに何を言われるか分かったものじゃありませんわ」
カナタ >「そ、それもそうなのですが・・・確かに、何もしなければアンゼ様のおしおきが待っていそうですし・・・(>ヮ<)」
遥 >決まってるのか決まってないのか(ノ∇≡。(笑)
リヒャルト >「そして、教えてやろう・・・肉は我らに食われる宿命と!」
鋼地 >……っと言うことで、翔真先生、お願いいたしやす(核爆)
翔真 >破断界剣一の型起動。勝利の石も砕いて、リヒャルトの『世界』を斬りに行きます。
鋼地 >み、皆身銭切り出した(爆)
弓 >ばぶりーずのようになってきたな(笑)
翔真 >絶刃奥伝ぜつはおうでん…………空 斬 刃うつほのきりは

翔真の刃は、術式空間…世界ごと、リヒャルトを切り裂いた。
真っ向から真っ二つになった身体が左右にずり落ち、瞬時に黒い灰へと変わっていく。

祐介 >「やった・・・・・・!?」
弓 >「…………………油断するんじゃないわよ…」
リヒャルト >「・・・・・・ふふ・・・我を倒したくらいで・・・終わるわけではない・・・見える、見えるぞ・・・あのお方のお姿が・・・!!」
GM >だが、その向こうに・・・黒い光の柱の中に、何者かの姿が現れる。
鋼地 >「……!?……来る……っ!!(頭を抑えつつ)」一回乗っ取られたし霊感体質だから感づきそうなこの子(笑)
翔真 >「来る、か……。」
GM >祐介、そして鋼地の意識に、ビンビンと伝わってくる邪悪な気配。
アドノレ >「境界を乗り越えて来るか」
遥 >「あれが・・・ヴォルファー・・・・?」姿見
鋼地 >「……うぅ……あぁ……(必死に抵抗しつつ前を見る)」

そして、姿を現したのは…
ベール=ゼファーとまったく同じ顔を持った、一糸纏わぬ美しき少年であった!

遥 >Σ( ̄■ ̄;)
鋼地 >息子!?(待)


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