【第18夜】
機・神・激・震

<PART−01>



過去からの使者たち


1908年、シベリア・ツングースカ。

大いなる閃光と共に、焼き払われた大地…4人の「魔法使い」達が、そこにはいた。

彼らは、本当ならば「勇者」として賞賛されるはずの者達だった。

だが、現実には…やがてその地に現れる事となる「ひとつの存在」をめぐって、
彼らの運命は…大きく狂わされていく。

野心を露わに、裏切った1人。その掌の上で争い、死んでいった2人。
残された1人は、汚名のうちに天寿を全うした…

そして、そのすべてを見届けたのは…ただひとつの存在のみ。

…それから、約100年。

今…再び運命の導きが、彼らとその名を継ぐ者たちを、
ひとつの「点」へと集めていく事になる。

そう…すべての運命が変容を遂げる、この街の上で。

GM >という訳で。冒頭のシーンは…宵闇の再開発地区。大財閥の手が入り、徐々に変容していくその街並み…しかし、いまだかつての営みを残す場所もまた存在する。
アドノレ >その辺をウロウロしてるで良いのかな
GM >そう…まさにその開発が進む中、この地の「主」は人知れず宵闇を闊歩していた。いつもの、再開発の風景を一瞥できる電柱の上でOKかな(笑)
アドノレ >「住民自ら変えていくならともかく、横槍で急激に変化していく景色…風情が無いのぉ」
翔真 >流石と言うか何と言うか…・・・(苦笑)
GM >…と。その視界の片隅に、アドノレは異常な気配を感じる。明らかに普通のものではない…ある意味自分に通じるともいえる、異能のなにか…。
アドノレ >「む?」
GM >それは、同じく地域を一瞥できる電柱の上に佇んでいた。年季の入った修道服を纏った、髭面の男…グィード=ボルジアにしては、やや雰囲気が異なるようだ。
弓 >「グィード・ボノレジアです。」(大嘘)
アドノレ >宵闇なら飛んでも構わぬか…ブラックスワンかむひぁ(笑)
GM >アドノレの命令に応え、スワンボートが上空に姿を現す(ぁ
アドノレ >つや消し黒のかっこいいパーツの勇姿・次元潜行ブラックスワンで顔を拝みに行く
GM >「それ」は、スワンボートを一瞥し…口元に不思議な笑みを浮かべた。「…時は、来たる」
アドノレ >スワンの頭の上に立ってポーヂング「ごきげんよう。旅の者よ」
GM >その瞳が、明らかに普通でない輝きを放つ。「そう、私は巡礼者…ゆえに深淵の集うこの地に来たる」

「我は風の声を聞く…今より先、この地におそるべき秘密が解き放たれると」

アドノレ >「恐るべき秘密?」頭の中を毒電波が飛び交うが割愛
謎の巡礼者 >「左様。そを求むは、失われた時の亡者ども・・・結果、もたらされるは混沌と破壊」
アドノレ >「勝手に壊されたら俺様の主が壊す分が無くなってしまうではないか。忌々しき事態」
GM >朗々と、詩でも吟じるかのように…独特の響きのある声で、異形の巡礼者は語る。「今より先…その幕開け。目のある者は見るが良い」

その時、位置的には男の遥か後方…
東京湾に面した横須賀の新たなランドマーク、ベイタワーの付近で爆発が起こった。
そして、その爆煙の陰から…忌まわしき、紅の月が姿を現す。

アドノレ >「おのれ、我等より先に観光名所を壊すとは何たる暴挙」と言って飛び出す前に巡礼者に「一つ聞く。巡礼者たるそなたは何を崇めてるのだ?」
GM >その爆発の一瞬の間に、巡礼者の姿はかき消えている…が、その声だけは漂ってくる。

「…『おおいなる力』…」

アドノレ >「ふむ」爆発地点に急行します
GM >了解。そして、この事態は…当然ながら、絶滅社やユニオンの関知する所ともなる…爆発が起きた時、絶滅社横須賀出張所で動けるメンバーは…弓だけであった。
弓 >「………出てもいいの?(くすくす)」動ける、というか…前回壊しすぎたので待機命令中(笑)
浦戸 >「ナイトメアは別件で出ている。緋室灯は調整中。動けるのはお前だけだからな」
弓 >「…やっとこの退屈から解放されるのね。(ん〜、とのびをして)……リリス、現場へ急行する。状況は追って知らせて。」
浦戸 >「良かろう。場所はベイタワー地区…見れば分かるな。爆発のあった辺りが月匣化していると、報告があった」
弓 >「…またあそこか…。……やっぱり、何かあるのかしらね……。」
浦戸 >「…任務内容は何時も通りだ。ふざけた真似をしくさるクソ侵魔どものケツをぶっ飛ばして来い…同業がいるかも知れんが、いつもどおり同士討ちにならん程度に適当に。以上」
弓 >「……はいはい。…じゃあ、リリス……出る。」ばさ、と翼を広げて、窓から(笑)
司 >そろそろ専用カタパルトが作られるかも(笑)
弓 >前はそうだったのよ。でも、翼が変わってVTOL、STOL発進が可能になったのだ(笑)
翔真 >フレースヴェルクにMDカタパルト装備の日も近い(笑)

一方、問題のベイタワーからはやや離れた逢守神社…
司はいつもの修練をしているさなかに、同神社の宮司代行・神代 慎から、
紅月の出現を知らされた。

司 >「なかなかの規模の月匣のようですね」
慎 >「本来ならば微を動かすべきなのですが、動かせない事情はご存知の通り。頼みましたよ」
司 >「分かりました。お任せを(一礼)」そして、移動を開始〜。移動中にユニオンに連絡を取って状況を確認しようとします
GM >では、ユニオンと連絡を取ろうとしたその矢先…前方に、ふらりと人影が現れる!
司 >「?!」箒で移動しよとするつもりだったので急停止。どんな方でしょう?
弓 >司の前に現れるってことは、女の子だよね(断言
司 >人をどういった目で見てるかよくわかったよ(笑)>弓
GM >2mを越す、しっかりとした体格…身に纏うのはロシア式のカソック…
司 >ピョートル?
GM >うむ。以前、八方守護陣の儀式(第2外伝)に参加していた司には分かる。明らかにこの大男、ピョートル以外の何者でもない(爆)
弓 >ちぇー
GM >しかし、その足取りはおぼつかず…司の姿を確認する間もあらばこそ、どうと倒れ伏す。
司 >それは支えますよ「一体どうしたんです?」パッと見て怪我の様子などを確認します
GM >ざっと見でも、派手にぶちのめされているのは明らか…戦闘能力はほぼ無力化されたといっていい。しかし、ピョートルは仮にも八方守護陣の地精であり、ロシアでも有数のウィザードであるはずだ…
司 >そして、周囲警戒。「ピョートルさんをここまで…。何者の仕業だ?」
ピョートル >「あいつだ…あいつが、現れた…皆にしらせ、なぃ…と(昏倒)」そして、ずっと先から走り去るバイクの音が。
弓 >バイクってことは…ひさびさのおにーちゃんかな
司 >「あいつ?」爆発のあったほうを見てピョートルに視線を戻す「とりあえず、安静にできるところに運ばないと」MonAmiと神社、どっちが近いですか?
GM >神社から移動中だったし、MonAmiの方が近いね…

一方その頃、アンゼロット城。自らの秘密を解き明かすべく乗り込んだ鋼地は、
数多くの秘密をアンゼロットから聞かされる事となった…。

鋼地 >「…………………………………………」
GM >アンゼロットは更に語る…「ときに。このような映像を入手したのですが…」
鋼地 >「…………えい……ぞう…………?(いまだショックを受けている)」

それはツァルガド戦の一幕…黒い逆十字の下で、
半壊した黒い教会の前に立つ巨大存在。それは…

『・・・インフィナイト、ナンバーワン^^』

鋼地 >「…………彼女が……何……?(少し目を細める……完全に我に帰った様子)」
アンゼロット >「…以前、あなたは彼女は危険な存在ではない、そう言いましたね…しかし、現実にこのような非常識を可能とするほど、彼女は強大な存在になってきています」
鋼地 >「…………だから…………?」
アンゼロット >「このまま行けば、遠からず彼女は『世界の危機、そのもの』となる危険性があります…」
鋼地 >「……それで……『今ならまだ間に合うから今のうちに対処する』っていうの……?」
アンゼロット >「…そこで、あらゆる可能性を検討した結果、監視役をひとり増やす事にしました。今頃、横須賀で活動を始めているでしょう」
鋼地 >「!?……守薙……先輩……ですか?」
アンゼロット >「彼はこの件で既に任命していますでしょう?ですから、彼以外に1名という事です」
鋼地 >「……そうですか…………どなたか教えていただけます……?」
アンゼロット >「そうですね、それは…」

さて、ベイタワーで爆発が起きたちょうどその時。
ちょうど翔真は喫茶店「MonAmi」の前にバイクを停めたところだった…

翔真 >気付けますか?
GM >うむ、もちろん翔真も気付く…それだけ派手な爆発だったからね。でも、その直後…翔真の傍らに、何かが落ちてきた(ぁ
翔真 >受け止める(爆)………人間大くらいまでだったらと言う前提で(^^;
GM >人間大の大きさの「それ」を受け止めると、夥しい量の血がべっとり。結果、周囲には血の香りが漂う…
翔真 >「っ!?おい、大丈夫か……?」声を掛けてみますけど、死体とかじゃ無ければ良いなぁ(^^;
GM >重傷を負ったその人物は、さすがにまだ死んではいないものの、既に行動できるだけの能力は失っているようだ…。


「ぐっ…」

司 >こっちこそ女性だと思ったのに(爆)
翔真 >Mon Amiに入れる訳にも行かない……窓越しに店の中に居る誰かを呼んで見たいですが……。
GM >その前に、往来から…翔真は、強い気配を感じ取る。
翔真 >気配を察知したならそちらを伺います。
GM >爆煙漂うベイタワーの方角に…その気配の主は佇んでいる。しかし、明らかに異常だったのはそのシルエット…いや、翔真はずっとずっと以前に、この異形のシルエットを見たことがある。纏っている者にこそ、見覚えはなかったが…。
翔真 >カニアーマー!?


「あらぁ…困ったわねぇ、一般ピープルを巻き込んじゃったかしらぁ?」

翔真 >「御心遣い光栄の至り………だが一般にしろそうで無いにしろ、只事では無い様だな(苦笑)」
カニアーマーの女 >「…あらぁ、そのコに喧嘩を売られたのは私の方よぉ?まあ、分からなくもないけど…今回は許してあげるって、伝えておいてくれると助かっちゃうんだけどぉ。私もぉ、こんな所で余計な騒ぎ広げたくないしぃ…おねぇさんのお・ね・が・い♪」
翔真 >「御願いとまで言われては、この場では断れん(苦笑)美人の頼みの1つくらいは請け負おう。ただその代わりと言う訳では無いが、貴方の名前を伺わせて頂きたい。」
カニアーマーの女 >「あらぁ…美人だなんて嬉しいわぁ。でもちょっと失礼よね…まあ、また会ったらその時でいいかしらねぇ。それじゃあ、お後はよろしくぅ♪」
翔真 >「………(嘆息)」
GM >往来へ去っていくカニアーマーの女…それと入れ替わりに、司が到着(笑)
司 >ピョートルを背負って到着(笑)
翔真 >「陣内君か、出来ればこいつを……の前にそっちもか(^^;」
GM >うむ、ピョートルは翔真もずっと以前に面識があったな、ほかならぬ本編で…
司 >手の中の人影を見て「流鏑馬さん!!」
翔真 >流鏑馬君かい(苦笑)……一応”元”とは言えロンギヌスメンバーだったから頼んだのかなぁ……?(^^;

「ブルー=アース」流鏑馬 勇士郎…
元「ロンヌギス」メンバーにして、秋葉原を舞台に活動中の転生者である。
その活躍はソースブック「ロンギヌス」所収のリプレイにてご覧いただきたい!

翔真 >「知り合いか?とにかく治療してやらんと不味い………おやっさんかやよいさんに奥を使わせてもらえる様に頼んできてくれ、俺はこの格好では入れん。」>陣内君
司 >「とりあえず、すぐに回復魔法をかけます。中へ」>翔真さん
翔真 >勇士郎のマントが血塗れで無ければそれで覆って行くんだけど(−−;
GM >もともと紅いよ(笑)
翔真 >そう言えばそうか(^^;
GM >で、更におやっさんが店の中から出てくる…
「やれやれ。月匣が出ているというのに何の騒ぎかねぇ」
司 >「すいません。奥を貸していただけませんか?」
翔真 >「おやっさん、済みません……この通り重傷者が居るので(汗)」
GM >しかし、そう言った矢先に怪我人2人を見て…顔色変えたおやっさん。「いや、ここは病院が先だな…ここは私達に任せて、君たちはあの月匣の方を頼む」
翔真 >「……解りました。済みませんがお願いします。」いい加減クドラクのコネ取っておけば良かった(汗)
司 >人目につかないなら、回復魔法をかけたいのですが…ブリスアウトなら1回ですむ(^^;
GM >うむ、ただここは月匣内じゃあないんだけどね(笑)
司 >説明を見る限り目立つのでかけないことにします(笑)
翔真 >陣内君を促しましょう、バイクの後ろに乗せても箒よりかは早いだろうし。
司 >「すいません。お願いします」弐式使えば早いですが、お言葉に甘えさせていただきます(笑)
翔真 >は、済まんです(−−;
司 >温存できるに越したことはないので助かります^^


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