【第18夜】
機・神・激・震

<PART−07>



ライバッハ邸、その正体



かくして、ライバッハ邸へと足を踏み入れたウィザード達…
扉は施錠されておらず、簡単に開いた。だが…

GM >その内部は、派手に散らかっているたとえば、食卓ではひっくり返されたコーンフレークの皿(牛乳入り)がテーブルに散乱。冷蔵庫も私室のクローゼットも開けっ放し。椅子も倒されまくり。
鋼地 >「……相当荒らされましたね……これは……(汗)」
翔真 >………猛烈に次元潜航しておきたくなった(爆)
弓 >「……明らかに、“何か”を探した痕跡ね。」
アドノレ >「捜し物は鍵だとして、血痕の類が無ければ姉は生きてる可能性も有るというところか」
司 >一応、中を調べさせてもらおうかな。荒らした奴らが見つけられなかった‘何か’があるかもしれないので
GM >ちなみに、この段階で・・・アリクス自身は妙齢の金髪美女であると判明した事もまた、補足しておこう!!(ぇ
翔真 >一度お目に掛かってみたいかも知れ無い(笑)

調査を続行するウィザードたち。どうやらライバッハ邸は多人数に押し入られたようであった。
だが、妙な部分も散見される…アリクスの部屋の扉に残る弾痕が、いずれも扉を貫通していない事実。
更に、ドアノブの破壊にも手間取った形跡が見受けられる…。

司 >「結界?」
そら >「扉の組成…特殊金属による装甲が施されています」
弓 >「…………………ふむ…」
翔真 >「……扉に装甲板を仕込んでいる家、か……。」
鋼地 >「……こうなることを事前に見越してた……ってことかな……」
GM >そして、アリクスの部屋もやはり荒らされているが、他の部屋と唯一違うのは…窓が開け放たれている事。その窓枠にも、弾痕が残されている…
鋼地 >「……脱出した……?」
アドノレ >「家を作る時点でそこまで考えてるなら、逃亡の準備くらいはしててもおかしくないな」
そら >「建造物のスキャンも完了…全体的に、構造が強化されています」
アドノレ >「スキャンしたなら構造はわかるだろ?」
そら >「・・・周囲の構造材には、最大厚2メートルのタングステン鉱板が仕込まれていました」
弓 >厚さ2mっΣ( ̄□ ̄;
司 >どこのシェルターですか、それは(^^;
鋼地 >どこの宇宙船の装甲板?(汗)
翔真 >「ふむ……元々こういう事態を想定して建てられた家なのかも知れんな……。」
司 >「狙われる可能性を自覚していたんですね…」
翔真 >と言うか、厚さ2mものタングステン鋼板を生成できる所に作られたのか、この家は(^^;
司 >この家設計したの一体誰なんだろう?
鋼地 >ドク?(蝶待)
GM >ちなみに、床に残った足跡から、侵入者達はこの窓から外に出たらしい事も解る。
弓 >「………何かあるとすればこの部屋か………あるいは、もう持って逃げた、か」
翔真 >「隠蔽してある扉か、部屋でも有りそうに思えるが……。」
鋼地 >「……捜してみますか?」
GM >と、そこでねこみみ弓が反応・・・クローゼットが開け放たれたその先に、鈍く光る何かが見えた。
弓 >「……(ぴこん、ぴくぴく)………ん?………(ごそごそごそ)」
GM >弓がクローゼットをかき回すと…奥が二重構造になっている事が判明する。その内側からは…戦闘服のスペアとか、アンチマテリアルライフルとか、箒用にしか見えない特殊弾とか、アサルトナイフとかがごろごろと(爆)
鋼地 >箒使いだったのか……
司 >つまり、一度逃げた後は戻ってきてないのか・・・
弓 >「…………ふぅん、結構いいモノおいてるじゃない」
GM >まあ、結論してしまうと…どうやらアリクス=ライバッハは、君達と「同じ側」の人物だったようだ(爆)
鋼地 >あ、ちなみに開け放たれた窓の向こうは森ですか?
GM >窓の向こう?今は外の森だね(笑)
翔真 >「姉妹揃ってウィザードか………こうなると姉の足取りも追わないと面倒になるかも知れん……特殊戦闘服のデザインや機構から何処の物か割り出せるか?」
GM >ちなみに、特殊戦闘服スペアの裏地に記された所属コードは「G6」と読める…
アドノレ >「G6に問い合わせは可能だと思うか?」
鋼地 >「まずはG6がなんなのか調べないと……」
そら >「わたしの記憶域には存在しません・・・」
アドノレ >「このノリならどこぞの特殊機関だと思うが」
弓 >「教えてもらえるかどうかは疑わしいわね。…社経由で聞いて見る?」
司 >「お願いできますか?」
翔真 >「当りでも付けられれば有り難い……頼めるか?」
司 >「どこかで聞いた覚えはあるのですが…内調の方に問い合わせてみますか」6柱の巫女事件で聞いたことくらいありそうなんだけどなぁ…
鋼地 >では、ネット等から調べて見ます〜。
GM >じぇんじぇんわかんなひ♪
鋼地 >あらま(笑)……他の人に期待して、ダメだったら強攻策だ(爆)
弓 >あかりんから聞いてませんか?(笑)
GM >そういえば、弓はちらりと灯から聞いた事がある…灯も属していた「六柱の巫女」の1人が、確かその名前の機関に属していたと。
弓 >「……………そういえば……聞いた事、あるけど……」
鋼地 >あぁ! 思い出した!!
GM >でもって、G6…統一ドイツの情報機関、もうひとつの顔は同国のウィザード機関。対外的な問題もあって、認識的には前者の形で通っている。
アドノレ >「すぐさまどうこうするような情報ではないな」
翔真 >「………つまり未だに帝国軍人の家系、と言う所か……?」
弓 >「そうね。身元がハッキリしただけで十分だわ。」
アドノレ >「どちらかといえば、鍵の存在を知ったら引渡しを要求してくる危険がある。ここはユニオンを通して遠まわしに情報の提供が認められるかを試しつつ、Uボートの捜索か」
GM >ちなみに、鋼地は調査が「妨害」されてるようにも思えた・・・
鋼地 >げ(汗)<妨害 こっち辿れないようにしておこう(大汗)
翔真 >結構硬そうですな……
アドノレ >調べた後に気づいても後の祭りとか言わんかね(笑)
鋼地 >ぎく(笑)
司 >だから穏便に情報得ようとしてたのに(笑)
鋼地 >いやぁ……あとでOS再インストールしとこ(笑)それともこの子だけ別行動して囮になる?(蝶待)
翔真 >戦力の分散は各個撃破の愚を犯す事になり兼ねません(^^;
そら >「…警戒、続行中…」
翔真 >「他に目星い物が無ければ移動するか……もう一度一通り調べてみるか?」
アドノレ >「成果としては十分だと思うぞ。もう一つの方に向かおう」
鋼地 >「そうですね……了解です。」
弓 >「…そうね。」
GM >その時だ・・・開いた窓から一陣の風が舞い込んだおかげで、散らばされた本棚からばさばさと書類が落ちる。そして、その中から出てきたデータカードが・・・てんてんと、アドノレの足元に。
アドノレ >「ん?何だこれは」拾った物は俺の物
GM >アドノレが拾い上げたそれは、ピグマリオン対応のデータカードだ・・・データカードの表面にはラベルのスペースがあるものだが、このカードには何も記されていない。
アドノレ >罠では無いと思うが自壊系のセキュリティに警戒しつつ中を覗くとしよう
司 >わりと長く家に居るから、調べてる間は外を警戒しておきます
アドノレ >さる「ぴぽっ♪」古いパソの電源を入れた時のような音
鋼地 >ぴぽざる!?(核爆)

それはG6の正式な資料ではなく、アリクスが個人的に記録したもののようであった。
元は紙媒体だったのだろうが?かつての第三帝国幹部と魔王との繋がり、
そしてその活動について記したものであった。
…当時は世界結界がまだ強固であり、魔王級エミュレイターといえど
(現在のようには)この世界に直接干渉できなかったため、
「信奉者」と呼ばれるものたちを利用して、間接的に世界結界の破壊を策謀していたのであった。

アドノレ >「公表されたら色々と問題が有りそうなネタだな」
翔真 >「………そのデータ、ここを襲撃した奴等は“見付けられなかった“のか、それとも“意図的に残しておいた”のか、どちらだと思う?」
弓 >「………どちらとも考えられるけど…ここを襲撃した犯人が特定できない以上、その推論は無意味ね。」
司 >「誰か増援が来ることを見越していたのなら、残しておいた可能性はありますが…今回はその可能性は少ないかと」
翔真 >「なるほど、済まなかった。」
GM >っそれによると…ルイ=サイファーは明らかにヒトラーを影響下においていたが、彼はどうやら「それ以外の何か」であったらしく、戦争に入ってからは些か持て余し気味であったようだ。それに伴い、帝国内でも勢力争いが始まっている…。
鋼地 >ベルとルー様は誰か分かります?
GM >ルイ=サイファー影響下として名前が挙がってるのは、ハインリッヒ=ヒムラーなどだ・・・一方、ベール=ゼファー影響下にはマルティン=ボルマンなどの名がある。
鋼地 >やっぱあのオッサンベルサイドか(苦笑)
GM >ちなみにヘルマン=ゲーリングに関しては・・・やはりというか当然というか、アー=マイ=モニカ/マンモンと繋がっていたようだ。
弓 >この時代から、萌えが普及していたのか(えー
アドノレ >「中身は、噂にはなってたが確証の無いデータ。だったわけだがこれは俺様が貰ってもかまわぬか?」
鋼地 >「……いいと想いますよ。」
翔真 >「俺は構わない、ただ悪用するな……と言っても無理か(苦笑)」>アドノレ
弓 >「(くす)…強請るなら、マージンよこしなさいよ?」>アド
アドノレ >「完全な秘匿ではなく、噂としては流れてたような中身なので一級の情報とは言い難い。だが関係者証言が絡んだ信憑性の高い情報。商売向きなネタだと踏んだ」
鋼地 >「……(……この情報は……アンゼさんはすでに知ってるだろうしね……)」
司 >「今回の件に関係ない範囲はコピーでいいので、いただきたいですけどね(苦笑)」
アドノレ >「それはかまわんし、提出データもコピーで渡す事になると思うぞ。隠さないと不味いネタがあった時の為に」
GM >そうそう、このデータカードには…ボルマンによる第三帝国の最高機密『絶対神算の頭脳』の持ち逃げ計画についても記されていた。例の「オデッサ」が作り上げたルートから、海路南米に持ち逃げしようと試みたものの、魔王経由で連合国に情報が漏れて、手配したUボートで運送中にバルト海で沈められた…との事。
翔真 >「(………小笠原に沈んで居るアレも確かUボートだった様な気がするが……?)」
アドノレ >沈没地点を割り出すのに役に立ちそうなネタは載ってる?
GM >うむ。大まかなものではあるものの、沈没予測海域も策定されている。大戦中ドイツ領だったデンマークから、一度バルト海に抜けた先のようだ。
アドノレ >「探索時間の削減が成ったな。ポイントが絞れるぞ」
翔真 >「有り難い(フッ)尾行や追跡に気を付けつつ速やかに向かうとしよう。」
鋼地 >「フレースヴェルグに着いたら座標軸もらえます?」
司 >「(あとは、アリクスさんが敵の手に落ちてないことを祈るのみか…)」
そら >「・・・・・・警告。レンジ3に隠蔽中の飛行物体察知」
弓 >「…ナイスよ、そら。……いくわよ、みんな。」
アドノレ >「そういう事ならさっさとずらかるぞ」
鋼地 >「!? 了解です。」むぅ。見事に逆探されたか(陳謝)
翔真 >「了解、速やかに撤収を。」
司 >「(こくん)」

そら >「レンジ2に接近・・・わかりました。退避指示により、隠蔽行動をとります。ステルスシェード・・・」

発見される前にと、どうにかその場から逃亡を図るウィザードたち…。

翔真 >見事にファンぶった(汗)ここは宝石砕いておきます(^^;
司 >しまった。エアダンスかければよかった(^^;
GM >OK、宝石を代償に翔真はその場からの脱出に成功するが・・・

かくして全員が脱出に成功したのだが、その時。
去り際に、アドノレはちらりと目撃した。GBUに乗った、妙齢の金髪美女を…。

アドノレ >家主が戻ってきたようだな
司 >そっちだったか…だけど、頭を渡すわけにもいかないからなぁ(^^;

GM >さて・・・次はバルト海へ向かうことになるけど、それまでにしておくことはあるかな?
鋼地 >こちらは逆探されてた時用にピグや箒のプログラム書き換えくらいですね(笑)
司 >MonAmiのおやっさんに経過報告かな。バルド海に向かってることを伝えて、D等のことで分かったことがあるなら知らせて欲しいと。
弓 >あ、私も社に報告と連絡をしておくー><
アドノレ >う〜む。ならば俺様はUボートに関してマニアックなデータを漁ってみるか。趣味人は何処にでもいるもんだ…予想ポイント周辺地図の方がついで(笑)
翔真 >頼まれて居た肝心な用を忘れて居ました(苦笑)そらに「少し良いか?」と手招きしてみます(^^
そら >「・・・・・・・・・・・?(’’)」弓さんにふにふにしてた手を離して。
翔真 >「済まない、そら宛ての伝言を預かっていた。」
そら >「・・・・・・・・・・・・・わたしに、伝言ですか?」
翔真 >「あぁ、『流鏑馬 勇士郎』と言う男からだ。内容は『今度こそ、ちゃんとやる・・・守りきるから』、と。」
そら >「・・・・・・・・・?・・・よくわかりませんが、承りました^^」
翔真 >「正確には『緑の髪の女の子に会ったら』と言う事だったのだが……俺の思い付く限り、その条件に当てはまるのがそらだけだったのでね(苦笑)」
そら >「インフィナイト00も、同じ髪の色です・・・」
弓 >「そうね。00も緑だわ。」
翔真 >「………彼女に会ったら同じ様に伝えるとしよう……(肩を竦めて)俺とした事があれ程の美人を忘れていたとは……不覚と言うしか無い(苦笑)」
GM >で、鋼地…とりあえず設定変更は完了したが・・・ふと、イシュマエル内に妙なプログラムがあったような気がした。
鋼地 >ふえ? スパムでも貰った?(汗) 慎重に解析できますか?
GM >どうやらシステムで保護されているようだ・・・
鋼地 >スパムがシステムで保護されてるわけがねー(笑) ブラックボックスだー(爆) また謎が増えたー(核爆)……えぇ、心に留めておきます。
GM >うむうむ。続いて弓…連絡の際に、メジャーから新しい情報を受け取る。「…例のDS戦団の話だが、第三帝国の残党と接触を図ったようだ」
弓 >「…………落ちたものね。とうとう雇い主にも見限られたのかしら。」
メジャー >「ベール=ゼファーの新しい企みである可能性も否定できん。ともあれ、遭遇の可能性が出てきたので警戒する事だな」
弓 >「………了解。そうね、できればこれを……最後にしてやるわ。」
メジャー >「それと、例の『リリム』だが・・・新型の箒をトリニティで受領したようだ。これもあわせて伝えておく」
弓 >「……………新型?」
メジャー >「スパイ衛星によればライオット=ゼロのようだが、非公式のオプションが実装されているとの事だ。もっとも、残念ながら直後に撃墜されたようだが」
アドノレ >ゴノレゴ並みの知覚力か
翔真 >ヤマテックの主人公並とも言える(笑)
弓 >「忠告どうも。気をつけるわ…こっちはオプション変わらないってのに…厄介ね。もう。」とりあえずかくかくしかじかで伝えておくー
翔真 >了解です。
司 >「噂では聞いたことがあります。全てのチェンジマイズアーマーの頂点に立つ物が存在すると」
弓 >これで、チェンジマイズアーマーH(ハヤテ)だったらGMを沈めてやる〜(笑)
翔真 >その前にM(ムラサメ)だったりして(笑)

意外と知られてないが、ムラサメライガー(とハヤテライガー)は完全新作で、ライガーゼロ系の金型転用ではなかったりするぞ。

アドノレ >「予算を気にせずに動けるのはうらやましい限りだ」
GM >更に、おやっさんからは・・・「ディーについての続報はないな・・・ただ、トリニティの絡みで妙な情報が入っているぞ」>司
司 >「トリニティにですか?」老師の顔が思い浮かぶなぁ(^^;
おやっさん >「そうだ・・・表向きは災害対策資材となっているが、その行き先は北極・・・それも、ロックラン事件の前後から何度も同じ取引がなされている事がわかった」
司 >「むしろ、厄災の種を運んでるんでしょうけどね(苦笑)」
おやっさん >「コンテナのディテールから間違いないと思われるが・・・その積荷は、例のフォモールの部品だよ」
司 >「全く厄介な・・・。近いですので気をつけておきます」
翔真 >問題が次から次へと山積みに………OTL
おやっさん >「・・・北極と言うのもおそらくはダミーの引渡し先だろう。十分注意してくれ」
司 >念のためバルト海近辺のトリニティの取引会社を調べておきたいけど、海外には伝手が少ないなぁ(^^;「分かりました」ということで、全員に伝達〜
翔真 >「……厄介な話だ(−−;」
GM >で、アドノレ…第二次大戦型のUボートは「UZC」と呼ばれ、その総生産数は優に700隻近く。そのほとんどが大西洋・地中海で活動しており、その最大の基地が、バルト海に面した港湾都市キール。
アドノレ >マップを出して、コンパスでUボートの航続距離で円を引いて、それっぽい書き込みを(笑)
GM >キール軍港からは、スエズ運河の次に長いといわれるキール運河が存在する。この運河を使って北海に抜け、そして大西洋上へと抜けるコースとなろうが・・・終戦間際にキール軍港は徹底的に破壊されたため、このオプションをとるのは危険だったと思われる…。
アドノレ >「いかんな、思わず要らん書き込みをしてしまった」妙にマニアックな知識を拾ってきたばかりなので作戦地図っぽい物が出来上がる…かも(笑)
GM >一連の交信が終了する頃には・・・アドノレ手製地図に記された、沈没予想地点上空に到達する。
アドノレ >沈没予想地点とお手製地図を睨む
鋼地 >「(カタカタカタ)…………(……?……なんだろう……このデータ……凄いプロテクトまでかかってる……)」
そら >「・・・指定地点上空に到達しました」
アドノレ >「んではぼちぼち潜るぞ。そのまえに周辺区域に妙なモノが飛んでないか確かめとけ」
翔真 >「正直水の中はあまり良い思い出が無いのだが(苦笑)………周囲を警戒しつつ潜航、かな。」


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