【第18夜】
機・神・激・震

<PART−10>



Uボートからの脱出
〜そして、混戦の予兆〜



そして、移動する一同が選んだのは…予備魚雷格納庫であった。

翔真 >「(小さく)………こんな事を今更聞いても詮無い事だと思うが……一つ聞いても良いか?」>アドノレ&陣内君
司 >「?」
翔真 >「俺達はフリーデ嬢の身元を調べ、その姉で有るアリクス嬢がG6のウィザードであると言う事までは尽き止めたが……フリーデ嬢が今際の際に呼んだ『パパ』、彼女の父親について何か調べたか?(^^;」
アドノレ >「いたいけな少女がパパと呼んで男の顔を見つめたらアレだろう」(。。)★\どばきっ
翔真 >「む、確かにそれも有り得るが……(苦笑)」
GM >さて、問題の場所に到着なんだけど…弓は、その「格納庫」内部から、複数人の声が聞こえてくるのを察知した。
弓 >「………ん……声が聞こえる………」
GM >だが・・・時を同じくして、すぐ脇で音が響く。

アドノレ >「ふぇっくちん」

ご ん っ

弓 >「………あ…!」
アドノレ >しゃがみ込むと頭を抱えてうめいてる
司 >パイプで頭でも打ったのかな(笑)
GM >すると、弓が聞いた人の声が一斉に静かになる・・・
弓 >「………………………………気付かれた…(__;)」
司 >「いい音がしましたからね(苦笑)」
翔真 >「くっ、止むを得ん……ここから撤収だ。」
弓 >「それしかないか…あんぽんたんっ!」
アドノレ >胸をはって爽やかな笑いで応える(HAHAHAHA)
司 >「余裕ですねぇ(^^;」ちょっと呆れつつも格納庫の方警戒&箒の機首を反転させて逃亡準備
翔真 >「(“あんぽんたん“、ね………弓ちゃんの発言は偶に時代がかって居る気がするのだが……本当にどう言う教育だったんだ絶滅社?(^^;)」
アドノレ >「仲間を呼ばれる前にうって出るもありか」
GM >内部には複数の帝国兵がいて、何かを運び出している様子だ・・・司は一瞬だけど、その状況を見ることが出来た。
司 >「・・・放っておくのもまずいですね。何か運び出してるみたいです」
翔真 >「運び出している、となればそれなりに何か価値が有ると判断された物か………確かに放っておいて良いとは言い難い(渋面)」
アドノレ >「来る者拒まず去る者捕縛。逃げたいというなら追いたくならんか…ってなんか騒がしいぞ」

それは、付近に加えられた機関銃掃射によるものだった。
幸いにして命中するほどではないが…場所を策定されたという事でもあった。

司 >「敵はまだそんなに多くはないですね。この音で集まってくる前に殲滅できれば…」
そら >「インフォメーション・・・敵武装クリーチャー、数 >22・・・レギオン態2、個体2」
翔真 >「(嘆息)………逆境を乗り越えてこそ目的を得られる、と……。」天津大鋼を抜く。
弓 >「……ついでに、聞きだしましょうか。目的とか、いろいろと。」
翔真 >「こっちの準備は良いぞ、全員揃い次第仕掛けよう。」
アドノレ >簡易魔法と羽の具合を確かめ
司 >「準備OKですよ」言いつつ箒から飛び降り(笑)
弓 >「………元より準備万端…」
翔真 >「(全員見渡してから頷いて)仕掛ける………!」
弓 >「…術式選択…≪砲呪文≫!」

かくして、格納庫を守備していた帝国兵達と交戦状態に入った一同。
敵はMP40装備のクリーチャー兵士達に、MG42機関銃架。
しかし、所詮は歴戦のウィザードの敵ではなく、1分とたたずに全滅した…。

そら >「戦闘終了を確認・・・」
アドノレ >「ふぉ〜っふぉっふぉっふぉっふぉ」
翔真 >「済まん、助かった(苦笑)」>司、アドノレ
司 >「これが俺の役割ですから」
翔真 >「が………何時にも増して何と言うべきだろう(^^;」>アドノレ
アドノレ >「気にするな。世界は大いに理不尽なのだ」
弓 >「…………………………(むすー)」<あばれたりない(笑)
翔真 >「………魔石に変わる所を見ると、クリーチャーだったのか……?」
そら >「・・・・・・(しょんぼり)」
翔真 >「済まん………軽率な発言だった(頭下げ)」
そら >「・・・わたしは必要があったから、連絡しただけです^^」
翔真 >「せっかくの情報を認識していたのにも関わらず終った後ですっかり忘れて居る様では………素人じゃ有るまいに、叱責されて当然だ(嘆息)」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・」
翔真 >「なにより、そらに悲しい顔をさせてしまった事が1番自分を許せん理由だ(嘆息)失態の詫びに……そら、もしこれ以後俺に何かして欲しい事が有れば、可能な限りそれに応える。それで許してくれ(−−;」
アドノレ >「愛の奴隷というやつだな」(ぽむ)とそらに解説を入れる
翔真 >煤P□ ̄;
そら >「(にこにこなでなで)」
鋼地 >「……(……これは……持ち主の所に……戻してあげたい……)」
司 >「さて、こちらも調べておきますね」一体何を運び出そうとしてたのか、観察観察
GM >その場からは大多数のものが運び去られていて、残っていたものが・・・魔石U2が20個にMG42機関銃(ライトマシンガン)が2挺、あとのものはケースに収められていた金塊(総計200万v.)に、ジェットブーツが1セットだ。
弓 >「…………1人くらい生かしておく予定だったのに…(ごそごそ)………ん?……」
GM >更に、弓が見つけたのは…兵士どもが持っていた、全輸送品の目録だ。その内容は…

「海外活動用の資金として1億v.相当の金塊」
「バイエルンに古くから伝わる《力ある魔導書》」
「黄金拳銃」
「帝国強化兵装備一式(ジェットブーツ含む)」
「極秘個人飛行兵器《トリュプフューゲルU》」
「最高機密《絶対神算の頭脳》」

弓 >ばいえるんで有名な魔術書…?わからん…だが一億(きゅぴーん)……制服が買える
翔真 >ちょっと悄然としている(苦笑)
司 >1億v.相当の金って、一体総重量いくらになるんだか(苦笑)
弓 >・・・(ぽむ)・・・600kgか!?
鋼地 >約600ズッシリ(蝶待)
翔真 >何所のアースティアの単位ですか(笑)…そういえば、俺のジェットブーツって確か、小笠原セッションで出て来た旧ドイツ軍のUボートクリーチャーからGETしたモノだった筈ですけど……ひょっとして同型?(爆)
GM >翔真、正解(笑)ちなみにそれは第三帝国から日本に技術供与しようとしたブツだったりする(爆)
翔真 >ゴフッ(吐血&笑)
アドノレ >「これが一番のお宝かも知れぬ」(笑)<トリュプ
翔真 >試作型箒の類ですかな?
GM >翔真、それも正解(笑)第三帝国の決戦兵器として、ジェットブーツを装着しトリュプフューゲルUを持たせた強化人間による大反攻を予定していたものの・・・装備しか間に合わなかったらしい(ぁ
アドノレ >持ち帰ったら関係各部と協力して、セニョール飛行計画を(笑)
GM >トリュプフューゲルUそのものは・・・現在ある「箒」を当時の技術で作ろうとしてみました!的なシロモノ。当然設計はドク(笑)
弓 >「……………………設計図の筆跡に見覚えがある…_| ̄|○」
鋼地 >「……知ってるんですか……?」
弓 >「…………………当時はこんなの作ってたのね。…………」
GM >もちろん当時はまだ月衣反応式…現行の箒のドライブシステム…は実現していないから、ガンナーズブルームよりもずっと大きく、そしてエンジンが3つ(ぁ
弓 >ん?当時だと逆に、エンジンのない、純粋な「箒」のが主流だったんではないですかね?だから、魔術師とかしか飛べないとか(笑)
GM >そう、それが普通。だが、そこでドクはあえて「エンジンのある箒」を作ろうとしたのだった…ちなみに限界一杯まで財宝を運ぶため、このUボートは魚雷を2発しか乗せていかなかったらしい(笑)
司 >・・・そりゃ沈められるわ(^^;
翔真 >発射管空っぽかな?それともいざと言う時信管抜いてそこに詰め込んで捨てるつもりだったとか?(−−;
GM >純粋に積載量の問題(笑)Uボートはもともとそんな大型ではなかったので、財宝を詰め込むとなると余分なものは詰められなかったのだ(爆)
司 >「とりあえず、ここにあるものは持ち出しましょう。奴らに渡すわけにはいかないですし、いつまでもここにいる訳にもいきませんから」
弓 >「……………(こくん)」
翔真 >「っと、そうだな………出来ればここで先程の箱を開けてみたかったが、戦闘もしてしまったし悠長な真似は出来んか。」
アドノレ >「余禄としては十分だ」
鋼地 >「……そうですね……」
弓 >「(よかった、話題がそれた…)」ほっ
アドノレ >ほっと一息ついた後ろでニヤソとしてやる(笑)
そら >「・・・警戒続行中・・・敵性反応はなお増加中です」
翔真 >「各自で分担して回収、その上でもう一度通気口から離脱する、良いな?」
アドノレ >「うむ」
鋼地 >「……了解です(例の箱を心なしかきゅっと抱えつつ)」
弓 >「…ここからなら、バラストタンクの排水溝か、発射管の方が近いかも…」
アドノレ >地面に突き刺さってる(笑)
弓 >埋まってたから…発射管は無理か
翔真 >「ん………だがその二つとも行ってしまうと退路が艦の外にしか無い。どちらも開けられるのか解らない以上危険度は高いと思う。」
鋼地 >「……『トンネル』で無理矢理……という最終手段もありますが……?……」
翔真 >「強行手段は最後の手段だ、最初からアテにする訳にも行くまい(苦笑)」
弓 >「……じゃあ、このままハッチへ直行すればいい……。…ここに物資が集められてたってことは……運び出す出口がそばにある。…急ぎましょう。」
翔真 >「………持ち去られては不味い物が有るかも知れんが、行くなら出来るだけ接敵する機会が少ない方が良いだろう。戦闘を繰り返している間に運び去られてしまっては本末転倒だ。」
弓 >「……………面倒ね…(ぶー)」
司 >「ぶすくれないでください。むやみやたらに突っ込んでもしょうがないんですから(苦笑)」
翔真 >「通気口からハッチへ向かう事を推す、アドノレがルートを推測出来なければ強行突破としよう(苦笑)他に意見は?」
司 >「とくにないです」
鋼地 >「……それで良いかと想います。」
そら >「わたしは、皆さんの決定に従います^^」
アドノレ >「通気口からでかまわぬだろう。大体の方向さえあってれば問題あるまい。元より通常のUボートは通気口からの敵兵侵入を考慮に入れて設計されてないのだからな」
翔真 >「では頼む、上手く行ったら今度晩飯でも奢ろう(フッ)」

かくして、一同はアドノレの案内でUボートから無事脱出を果たす。だが…

GM >さて、ここで問題。皆さんはどーやって「この月匣」に入り込んだでしょうか?
翔真 >フォモールの開けたゲートで侵入、でしたか。
アドノレ >今はゲートが閉じているはずだが・・・
弓 >また開いたかな?
GM >弓の指摘どおり・・・さっき閉じたはずの、海へのゲートが再び開かれている。そして、問題その2・・・最初に皆がやり過ごした帝国兵は、さてどこに?
翔真 >Uボート内の月匣から荷物を運び出し………はっ!?(・・;
GM >うふふ(笑)そのゲートからは次々と帝国兵、そして・・・ひときわ大きな影が。
司 >そういえば、敵が増えてるっていってたっけ…開けて戦力を加えてるって気付くべきだったな(^^;
翔真 >あぁ、ゲートを開けられるフォモールが他にも居たのですな(−−;
GM >ぶっちゃけると・・・最初にやりすごした敵兵が、外でゲートの消失=異常事態に気づき、増援を要請したのでした(笑)
弓 >「……(ちょっと嬉しそう(笑))」
アドノレ >「ゲートを破壊した凶悪犯を捜索中だったか」
翔真 >「………脱出は厳しい様だな。」
弓 >「…だって、そらが反応増えてるって言ってたじゃない。(あっさりと)」
翔真 >「解っている、ただ思ったより早く数が増えたのでな(苦笑)」
弓 >「…どっちみち、ここって閉鎖空間だから、出口見張られたらいっしょだからね。」
そら >「インフォメーション・・・敵武装クリーチャー、レギオン態多数。大型自立機動兵器、4。識別名【スズキジロー】、1。」
翔真 >「了解した、有り難う(^^」
弓 >「……りょうか…………………………え?…今……なんて?」
アドノレ >独逸製ジロー。奴が三人居れば戦況は大きく変わったといふ
司 >江○島?!(待
GM >そして、問題のジローは・・・帝国将校の装備を纏って吼えている。「諸君 私は戦争が好きだ・・・」
翔真 >「魚雷の一発でも持って来て投げ込んでやろうかとも思ったが、時間も無いし不発の可能性も有るから止めておく(苦笑)…そら、フレースヴェルグがどうなっているか解るか?」

そら >「フレースヴェルグはまだ発見されていませんが、距離的に時間の問題です」
司 >「ふむ・・・」敵戦力と配置を確認して戦術組み立て中
弓 >「…………どうせ見つかるなら構わないわ。戦力として使っちゃいましょう。」
翔真 >「例のフレースヴェルグとの合体か………あまり見せたく無いが仕方有るまい(嘆息)。何にせよ時間を稼がないといかんな。」
ジロー >「諸君 私は戦争が大好きだ 殲滅戦が好きだ 電撃戦が好きだ 打撃戦が好きだ 防衛戦が好きだ 包囲戦が好きだ 突破戦が好きだ ベルたんが好きだ 退却戦が好きだ 掃討戦が好きだ 撤退戦が好きだ・・・(以下中略)
鋼地 >ベルたん戦と関係ねーYO!!(笑)
アドノレ >「そういえば弓にシバカレルのも好きだったな」(笑)
司 >「・・・相変わらずなようですね(苦笑)」
翔真 >「ステルスシェードを使ってもらえばこの短距離ならそうそうは見つかるまい、フレースヴェルグの稼動開始と同時に奇襲を掛けて戦力を減らしつつ時間を稼ぐ……と言う手でどうだ?」
鋼地 >「……異存はないです。」
そら >「わたしは・・・・かまいません」
アドノレ >「任せた」
司 >「異存はないですよ。ただ、蒼魔さんがやる気満々なので、先にある程度殲滅してしまいそうな気もしますが(苦笑)」
弓 >「…………むー…やっぱり、誰か魔法使いが知り合いに欲しい……(からっぽのままの呪文詠唱銃の弾丸みながら)」
翔真 >「………そう言えば大規模攻撃呪文の使い所か……。」
ジロー >「・・・人類の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ ロンギヌスに追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ・・・」
GM >将校ジローは演説を続けている・・・その間に、姿を消した【そら】が飛ぶ。
弓 >「………じゃあ、殲滅してあげるわよ、容赦なくね。………豚のような悲鳴をなさい(くすくすくす)」
ジロー >「・・・我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ侵魔兵に過ぎない だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している ならば我らは諸君と私で総力一億玉砕と一人の火の玉となる・・・」
鋼地 >それお前本人は一人分やん(笑)
司 >・・・止めるまで、延々と続けそうな気がした(笑)

だが、その時…大地から立ち上がるものがいた!
【そら】がフレースヴェルグと合体し、巨大化した姿である!

「フレースヴェルグ、SVフォーム・・・モードシフト。MEGA=LINKUP」

ジロー >「天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを・・・ぉおおぉ!?」
そら >「インフィナイト、ナンバーワ・・・っ」

だが、その言葉は最後まで続かなかった…
横殴りに弾き飛ばされる【そら】。そして現れた…灰色の巨大箒。
…そして、一同の目の前で、巨大箒は思わぬ変貌を遂げる…!

「ニーズホッグ、モードシフト・・・MEGA=LINK」

アドノレ >「むっ」
翔真 >しまったぁっ!!彼女も来ていたのか!(汗)
鋼地 >えっと……あの状況なら……いないわけないんだ…………

なんと、そこに立っていたのは…巨大な姿となった、インフィナイト00であった!
「WakeUp・・・Zero」

鋼地 >「……!?……00……やっぱり来やがったか……」
翔真 >「先程の同規模の反応と言うのは彼女だったのか!?………くそっ、最悪のタイミングだぞ……(汗)」
司 >「おとなしく外で待ってるような相手では無かったですか…」もう入ってきてるとは思わなかった(^^;
弓 >「………………闘うしかないのね…この二人は…」
アドノレ >「こちらがさっさと終わらせて支援に入るだけの事だ。とっととやるぞ」
司 >「確かに二人を戦わせ続けるのは得策ではないですね・・・。早急に前方の敵戦力を殲滅。その後、一気に振り切ることを考えましょう」
翔真 >「……だな、俺も全力で行く。」
ジロー >「ちょっと待てぇえぇ!?ここまでがんばって必死こいて演説してきたこの俺様の立場はぁああぁっ!?」
鋼地 >「観客に飽きられたんだろ(きぱ)」
ジロー >「(鋼地を視認)きっ貴様は・・・!!ゆ、許さん・・・許さんぞ!せっかく台本読んできたのにぃぃいぃ!そんなわけで全軍総突撃だぁあ!」
鋼地 >「……完全なやつあたりだな……まぁ、いい……こっちはそれどこじゃねぇしな……(……悪ぃが……俺は往生際が悪ぃぜ……00……)」
00 >「・・・・・勝負をつける・・・マリキュレイター」
そら >「・・・・・・・・・っ」
弓 >「…………………………(ぐっ)………………………1分で終わらせる…!」


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