【第18夜】
機・神・激・震

<PART−17>



インナースペース



鋼地 >インナースペース=中心領域と即時変換されるダメPLですが(笑)
翔真 >それは”イナースフィア”(苦笑)

真魅の手で、《絶対神算の頭脳》へと送り込まれた我らがウィザード達
そこは見渡す限り、銀と黒で構成された空間だった。

翔真 >銀はともかく………黒?
GM >黒い部分は断続的に明滅し、明るくなったときだけ、その内部を何かが流れているらしいという事が理解できる。
鋼地 >「……ここが……この子の……心の中…………」
アドノレ >「人の心は深みにいくほど隠しておきたいもの、正視に絶えぬものが…と言いたい所だが今回はその例が当てはまりそうに無いな」
弓 >「…銀がイチ…黒がゼロ…ってことなのかしら…」
GM >周囲がおぼろげに明るいおかげで、今の居場所が、溝の中めいた場所であることも分かる…それは一定の高さまでで、そこから上はおぼろげに明るい灰色の雲海のようだ。
翔真 >「………コアを目指すべきなのだろう。各自警戒を密に、急ぐぞ。」
司 >「問題はそれがどこにあるかということですが…」周囲を見渡しつつ
翔真 >「弓ちゃんの言う通り、もしデジタル的に処理されているのなら………トラップやファイヤーウォールの類も有るかも知れん。」
アドノレ >「全てを知りうる知能が全てを記憶していたという話になれば、それはそれでとんでもないモノが出てきそうだ」
GM >今のところ、周囲には怪しいものはなさげに見える・・・音もほとんど聞こえてこないようだ。例外があるとするなら、それは皆が発する音のみ。
弓 >「…あくまで仮定のハナシよ。正直、これが“絶対神算”って呼ばれてて、すくなくともこの地球上の産物じゃないっていうなら……2進数なんてチャチな処理体系だとは思えない…。…その処理速度も、構造(ストラクチャー)も何もかもが未知。そう思っておくしかないわね。」
翔真 >「確かにな(苦笑)了解した。」
鋼地 >「……何か……中心に繋がる何かがあれば……」
弓 >「…ここが“そら”の中なら…ある程度道はわかると思うんだけど…違うから…」
翔真 >「どちらにせよ進んで見るしか有るまい、何らかの情報が入るまでは動く以外の手段が無い。」
司 >「‘何か’が流れて行く先に何かあるのかもしれませんね」
アドノレ >「或いは道など最初から無く、行きたいと願う事で辿り着くパターンもあるな。とりあえず意識するのは深奥としておくか」
鋼地 >「……まずは……辿れるもの探し……でしょうか……?」
翔真 >「………そうだな、何でも良い。手掛かりになりそうな物を探してみよう。」
鋼地 >「……………了解です。『イサーク』、『イシュマエル』……行くよ……」
GM >さて…皆が今立っている溝のような構造は、見えている範囲だけでも、途中で無数に枝分かれしているらしい事が分かる。
翔真 >前と後ろと言うか、枝分かれして居る場所までは2方向しか行く道は無いのですか?
GM >そうだね。ただし、分岐している箇所は1箇所だけでなく、どうやら無数にある感じだ。
アドノレ >立ち止まり、目を瞑り、なんらかの流れを掴めないかと試してみる

アドノレは・・・漠然と、あまりにも漠然とだが、
遠くで軍靴の音が響いているのを知覚した。それも、数多くの。

アドノレ >「全てを蹂躙する軍靴の音。葬り去られた筈の忌まわしきモノの尖兵が群れをなしておるわ」
弓 >「…ん…ヤバそうだったら、引き戻してね」ちょっと、右手を伸ばして、ぺかぺかしてる壁に触ってみる
司 >「思い切ったことをしますね(苦笑)」待機しつつ、弓が触った壁周辺を観察しておきます
翔真 >む、では万が一の為に弓ちゃんの様子に注視して待機だ(^^;

弓が触れた壁面には、まるで液体の表面に手を付いたときのように、波紋が浮き上がっている。
右腕を介して彼女へと流れ込む、有象無象の《情報》…あまりの膨大さと無節操さに目がくらくらしてくるが…

弓 >「くああっ…ああああっ…やっぱり…この光は…情報の…流れ…ッ!!!げほっ…」
GM >ただ、細い蜘蛛糸のように伸びているようにも、そこに流れているようにも見える、銀でも黒でもない流れを掴み取る事は出来た。
弓 >絞り込む…コアへの道の情報に…翼開いてものすごい勢いで排熱しながらの演出で!
鋼地 >月光蝶である?(違)
翔真 >「これはっ……大丈夫なのか?(汗)」
司 >やばそうだったら、火傷しようと掴んで壁から引き離す(笑)
??? >『・・・えますか・・・・・・聞こえますか・・・?』それは弓にとって、ひどく聞き覚えのある何かの声だった。
弓 >「…く…はぁっ…げほっ…はやく…用件…いいなさいよ…っ!!!…(翼から排気される蒸気がどんどん熱くなってきてる)」 まだいける(笑)
司 >「・・・」いつでも捕まえられるように身構えてます
GM >『よく・・・見つけられましたね・・・』弓の0−Phoneが勝手に起動して、声がそこから流れ出す。『もう、離しても大丈夫・・・』
弓 >「くはぁっ!!!!」ばさっ、と後ろに倒れこむようにして離れる…手をついた床がじゅぅぅぅ、と音を立てるほどに(笑)
鋼地 >「!?……ここはある意味フォートレス……ってことは……」
アドノレ >「そらが関わると後先考えずに無茶をしおるな。相変わらず」
弓 >「…ごめ…ちょっと持てないわ、よろしく…(かしゃん、と袖口から月衣を展開して、0−Phoneを滑り落とす)」
翔真 >「陣内、念の為診てやってくれ。」落ちた弓ちゃんの0ーPhoneを拾い上げましょう。
司 >「大丈夫ですか?、っと」近寄って右手を見させてもらいますね
弓 >「触らないほうがいいわ…今の私、体温100度こえちゃってるから…はぁ…さすがにキツ…」しゅるしゅる、ぬぎぬぎ(ぉぃ
司 >「人前で気軽に脱がないでください(溜息)」パッと怪我等が無いかだけ見てとってそっぽを向く(笑)
弓 >「しょうがないじゃない…この下着っていうか…戦闘服、排熱悪いんだもん…」
アドノレ >常時晒している衣服は下着とは言わん。それでは風流を解せぬやつめ(。。)★\
弓 >今、そっちのチャックあけてるから、全開なのだよ?
司 >「ふぅ・・・(溜息)」
弓 >「…………はじめてこの服(ゴスロリ)の排熱効率の悪さ、実感しかかも…」
司 >「そもそも誰の趣味なんですか、その格好は」
アドノレ >「開発メンバーの一人…だと思うぞ。名前は伏せるが」(笑)
弓 >「昔のドクとその部下だったおねーさんがくれた。自分で選ぶの面倒だったから。」
鋼地 >「……僕は『蟻塚 鋼地』です……あなたは……?」>0−Phone
??? >『わたしに名前は存在しないの。ずっと前にはあったけど…もう、意味がなくなったから』
鋼地 >「……そうですか……なんとお呼びすればいいのかわかりませんが…………あなたはここの子(絶対神算の頭脳)と何か関係が……?」
アドノレ >「ならばもう一度意味を持たせればよい。名付け親志願者ならいくらでも出てくるぞ」
GM >それは【そら】の声にも聞こえ、弓や翔真、鋼地にはまた別の声にも聞こえ、それ以外の声にも聞こえる・・・
弓 >「・・・・・ていうか・・・この声って・・・聞き覚えあるかも・・・(胸元全開)」
翔真 >心の中で血涙を流しながら視線を逸らそう(爆)
アドノレ >隠してないものは見て良いものだ(笑)
??? >『ここは《絶対神算の頭脳》内部、無限情報の回廊…《頭脳》が蓄えてきた無数の知識が存在する場所』
司 >「紫苑、どこから繋いでるか解析でいないか?」BBパック搭載(笑)
GM >BBパックでの情報によれば『空間内部』との事だ…
翔真 >「………とりあえず、現在ここがどうなっているのか把握してるのか?」
??? >『ここには無数の知識が、絶え間なく循環しているけれど・・・それ自体は必要とされない限り、まったく無意味な情報でしかない訳』
弓 >「………要するに…この中にいる以上、私たちも“情報の一部”とも言えるから…アクセスすること自体は可能なのよ。…ものすごい消耗したけどね。」
鋼地 >「……それでも……僕達はたどり着かなきゃならない……必ず……!」
??? >『情報の絶対量が多いんだもの・・・海に角砂糖を落とすのと同じくらいに。でも、頑張れば不可能じゃないのは分かったでしょう』
弓 >「…どっちかというと、海の中から特定の1匹の魚を釣り上げるカンジね……」

??? >『ここはこの通り入り組んでいるけれど、目的があって求めている者にとっては・・・さほど意味がないの。もっとも、決して楽ではないのは今見たとおりだけど』
鋼地 >「……つまり……強く願えば……目的地にたどり着けると……?」
弓 >「…今時のパソコンでさえ数GHz…ナノセカンド以下であの狭い筐体の中を情報が飛びまくってるわけで…距離って概念はあんまり意味ないってことね。」

司 >「求めれば答えが得られる、ということですか」
弓 >「……つまり、アナタ…コアそのものっていう魚を釣り上げる情報…というか命令(コマンド)を打ち込む。」
??? >『それ自体には成功しているけれど、いってみれば・・・巻き上げる釣り糸が法外に長いという事くらいかな』
鋼地 >「……それでも、辿り寄せないといけないんですよ……」
司 >「手段がわかってるなら、後は実践あるのみです(苦笑)」
アドノレ >「元より相容れぬ相手と判っておるから敵を意識するのも手ではあるが…。手法として美しくないな」
鋼地 >「……もし知ってるなら教えてください……第三帝国のエミュレイター達は何処を目指してるんですか?」
??? >『彼らにとってこの場所は、あくまで中継点に過ぎなくて・・・本当の目的は、別の箇所にあるの』
鋼地 >「!?……ってことは……あの人達の真の狙いは……」
翔真 >「“絶対神算の頭脳“を介して“心臓“を狙って居ると………?」
GM >『そこまで分かっていれば、話は早くないかな・・・?』
鋼地 >「…………………………………………」
??? >『でも。確かに《帝国軍》は過去の知識というアドバンテージがあるけど、いちおう切り離されているだけに、まだ目的は達してはいないみたい』
鋼地 >「……それなら、こちらにもまだ可能性は残されてますね……」
弓 >「…………つまり…この右上にフルプラーナぶちこんで、ひっこぬけ、と(微笑)」
司 >「一人でやろうとしないでくださいよ…(溜息) 俺たちにも手伝わせてください」
??? >『まずは求める事…そうすれば回廊は自然に導くから。その触媒はここにあるから、今度はさっきみたいな無理をしなくてもいいからね』ぶっちゃけると、0−PhoneとBBパック(笑)
弓 >「…………………………むぅ…いらないみたい」
アドノレ >(ぼそっ)「痛みを喜ぶくちか?」
弓 >「キライじゃないわよ?(艶微笑)」 や、ほら、もともとそーゆーコですよ?
鋼地 >「わかりました……皆さん……よろしいですか……?」
翔真 >「…………」(頷く)
アドノレ >「何をいまさら」(笑)
司 >「ここで躊躇う理由などないです」
鋼地 >「……弓さん……ちょっとこの0−Phoneいじります……『イシュマエル』……サポート任せるよ……(0-PhoneとBBパック、ピグマリオンと『イシュマエル』を接続。皆さんの0−Phoneとの簡易ネットワークを形成)」
弓 >「…任せる。」服着なおし着なおし
鋼地 >「……霊子ネットワーク形成……完了……データリンク……完了……各種システム……オールグリーン……確立共鳴場……形成準備完了……(カタカタと無心に操作)」
アドノレ >「むかつく男の顔を念じるより美人であろう女の事を考える方が気合が入るだろ」(翔真と司を見る)
翔真 >「………否定は出来ん(苦笑)」
司 >「人をどんな目で見てるんですか(苦笑)」
アドノレ >「付き合いが短いので人づてのままに」
鋼地 >「……全準備完了しました……目的地を……!」
司 >「まずは頭脳の中枢に。そこを奴らに制圧させるわけにはいきませんから」
弓 >「…………………全員の思考がバラバラだと意味がない。はやくきめて。」
翔真 >「先に自分の意見を言わずにその言い方はズルくないか?(苦笑)………俺は『彼女その物の中枢』を思い浮かべてしまったが。」
弓 >「私もそっちだけどね。敵さんがどっちを目的にしてるか…それ次第だけど。…アナタは、敵がどっちに向かってるか、わかんない?」
??? >『ごめん、わたしは今《ここにいる》から・・・』
弓 >「…わかった。いま、会いにいくわ。」
鋼地 >「……ここの中枢でいいですね……?」
司 >「では、そちらに…」
翔真 >弓ちゃんの台詞への答えが気になりますが……指示が先ですね(苦笑)
アドノレ >プラーナを少しづつ高めていって、ある一点を超えた所で気配が転じる

一同は念を込める…あるものはプラーナを込めて、あるものはそのまま。
すると、それまでなんともなかった周囲の様子が変化する。明滅が早くなり・・・フロア全体が移動を開始する。

アドノレが、その刹那に感じたのは「世界」そのもの。
何もない暗闇の中で、様々な意思を持ついくつもの存在が共存している。
それは周囲の空間に波紋を広げ、世界を形作っていく…そんなビジョンを、アドノレは受け取った。

アドノレ >「調和こそが世界の意思ということか」とポツリと呟く
弓 >さすが裏アド!!!
翔真 >ダイス神の思し召し(笑)
鋼地 >もっそい頑張って達成値一番とろうと想ったのに(爆)
アドノレ >個として意識を持ちながら名を持たぬ彼女を見定めようと思ってふるぱわー

そして、一同は行き止まりに達する・・・

鋼地 >「…………転移、完了したみたいです……」
司 >「ここが・・・」周囲を観察してます
アドノレ >しゅわしゅわと溜め込んだ力を解放して元に戻る
弓 >「・・・・・・・・・・・・ここ・・・」
翔真 >「………居るのか、彼女が……。」周囲を警戒しつつ見渡してみます。
GM >そこは周囲を見る限り断面を内側から見たような状態になっていて、一同のいる床の先には闇…いや、何もない空間が広がっている。
鋼地 >「(カタカタと後処理)……弓さん、これ……お返ししますね(0−Phoneを渡す)」
弓 >「え?…あ、うん…」
GM >一同の足元の「断面」から・・・薄い緑色の光が断続的に、細々と「無」の中を走っている。それはまるで、断崖絶壁の間に渡された「橋」の様に。
弓 >「…緑…色?…無色じゃ………ない?」
司 >「これは・・・」一応触れて確認しようとしますが
GM >触れてみると、その場所だけが実体を持つ場所のようだ。
司 >「いけそうですね。導いてくれているのかも」
翔真 >「………行こう。」
鋼地 >「…………ええ、行きましょう……」
弓 >「…………(こく)」

ゆっくりと、何もない空間に通った「道」を歩いていく。
手を伸ばせば、未来永劫吸い込まれてしまいそうなくらいの闇が、周囲には広がっている。

鋼地 >「…………(無言でゆっくりと先頭を歩いていく……『彼女』が導いてくれたであろう……この道を……)」
アドノレ >線を辿るように歩く
翔真 >アドノレに遅れない様に自分も歩き出します。
司 >「・・・(この先に・・・)」周囲を警戒しつつ進みます。殿かな?
GM >進んでいくうちに、前方から・・・緑がかった、灰色の光が見えてくる。
鋼地 >「……もうすぐ……着く…………」
アドノレ >「そろそろお出迎えか?」
弓 >「…………………」

そして、暗闇が・・・晴れた。
そこは、一面どす黒い何かがうず高く積み上げられた場所だった。

鋼地 >「……ここは……?」
司 >「これは・・・」
GM >周囲には、錆のような臭いが充満している。近づいてみると分かるけど、うず高く積み上げられているのはいずれも・・・骸だ。
アドノレ >「なにやら剣呑な雰囲気のような」
GM >翔真と弓は、その場所にどことなく見覚えがある・・・。
翔真 >「…………」
弓 >「…………………………ここも、なのね(ぼそ)」
鋼地 >「……………………奥へ……」
翔真 >「行くしか有るまい。」
GM >どこまでも広がる死骸の海・・・踏みしめるだけでいやな音を立てる屍の上を歩く事になる。
鋼地 >無言で歩く。やはり先頭で。

歩いていくその果てに、見えてきたのは巨大な『柱』のようなもの。
名状しがたい色をしたそれは『生命の樹』のようにも、『生贄の磔台』のようにも見えた。

鋼地 >「……」大樹に近づいてみます。
GM >「それ」は、絶えず脈動を続けている・・・まるで、生きているかのように。
弓 >「……………会いに来たわ………あなた、に……。」
翔真 >見上げてみる。
GM >そして、その時0−Phoneから声が聞こえる。『ここが《無限の心臓》への回廊…だけど、今は一番問題の大きい場所』
翔真 >「敢えて聞くが……その理由は?」
??? >『ここで、ふたつの強力な思念が、互いを相殺しあってるから』
アドノレ >「いろんな意味で大当たりだな」
翔真 >「そうか、未だに続いて居るのだな……。」
弓 >そっと手を出して…翼を広げて浮かぶ。「…………そうね……あのときから………変わってない」
翔真 >「(頭を振って)感傷に浸って居る暇は無い、今はまずどうするかだ。」
弓 >「……(こくん、と頷いて)…………………右腕のお礼、まずは言わせてよ………」
??? >『どうすればいいかは任せる・・・ただ、気をつけて』
翔真 >「1つ手を間違えば、封じられて居るものが解き放たれる可能性も有る………そう認識しておく。」
鋼地 >「…………(……いるんだろう……?……沙弥……)」……大樹に『瞑想』でアクセスしてみたい(ぼそっ)
アドノレ >領域作成をするとまた何かしでかしてしまいそうだが…やってみたい(笑)
翔真 >「時間が無いので予め言っておくぞ。『絶対神算の頭脳』の助力が有れば、心臓に居る全員を安全に分離する方法を得られないかと考えていた。」
弓 >「…………そうね。…これ以上、混ざるのは…………」
??? >『・・・え? そうだったの・・・?でも、《頭脳》はさっき、通過してきちゃったじゃない・・・?』
翔真 >「こっちを抑えられては元も子も無いのでやむを得なかった(苦笑)」
弓 >「…………そっか……アイツらが、頭脳を手に入れる前に……ここをなんとかしないと……!」
翔真 >「沙弥嬢を分離させた上で、身体になる物を用意できれば暫定的な彼女の復活と言うのも有るが、それをする為にはマリキュレイターをどうにかしなくてはならん。」
アドノレ >「お主には意味が無くても敢えて聞きたい。かってはなんと呼ばれていたのだ?」>声
??? >『わたし・・・?そうね。以前の名前はサーシャ=クラスヴィンカヤ。わたしは人間の身体を失ったけど・・・光子生命体として再構成された訳。だから、今は名前を持ってないし・・・意味もない』
鋼地 >「意味がねぇ名前なんて……存在しねぇよ……(ぼそっ)」
アドノレ >「肉体の有無は関係なく、個として存在したらやはり名は要ると思うのだがな」
弓 >「…ツングースカの少女…それが今の彼女の名前、よ。」
アドノレ >「なるほど」
鋼地 >「…………あいつと話をする……それでいいな?」
翔真 >「いきなり沙弥嬢と話してどうする?何か考えが有るのか?」
鋼地 >「…………考えがねぇ訳じゃねぇが……お前さん達の考えのほうが正解だろうな……」
弓 >「…聞こえる?…貴女たちの力を借りたいの…!もう、そらは…マリキュレイターじゃない!だから…………00をとめるために…皆の力を…貸してほしいの。……もう……こんなところに、いてほしくない!」

その時、『大樹』から声は響いた…。


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