【第18夜】
機・神・激・震
<PART−21>
想いを乗せて、今…来臨するもの
MMボルマンを中心に無数の屍が渦を巻く・・・アドノレはその瘴気に、獣声にも似た呻きを漏らす。
そして、吹き荒れた嵐の中から…紅金色の巨大なシルエットが姿を現した。
そう、これぞ魔力と科学の偉大なる結晶「鬼械神」!
そして…この姿こそ、ゲルマン最強の鬼械神と謳われた…
−【血染めの神剣】ヴァルムンク−
アドノレ >「ぬぐぅぁ〜っ」
ヴァルムンク >「・・・・・・さあ、望みどおり駆逐してやろう!!」
弓 >「…そのナリでジークフリートを気取るつもり?…なるほど、それでSeyfried…ザイフリートか…」
司 >「この身は盾となるべく鍛え上げてきたもの。たとえどのような剣であろうとうとも、そうやすやすと打ち砕けると思うな!」
アドノレ >魔法封じに来たは良いが耐え切れるかどうかが問題だ(^^ゞ
弓 >誰かMPダメージ技もってない?
鋼地 >MPダメージはないっす(汗)
司 >あったら使ってる(笑)
翔真 >手練じゃなくて霊破斬取っておくべきだったか〜(苦笑)
弓 >でも、魔導書の魔導力ぶん防御とか攻撃あがってるし…命中はCLぶんあがるし…誰だ、こんな特殊能力にしたやつ(笑)
その直後、突っ込まれまくる弓だった(笑)
GM >そして、鋼地は聞く・・・『大樹』の慟哭にも似た鳴動と、そして強烈な揺れを。しかしそれは、不可解にも・・・目前に聳える鬼械神のものではない・・・!?
鋼地 >「…………もう俺はお前を止めねぇ……いくらでもサポートしてやる……だから……………………『頑張れ』沙弥!!」
アドノレ >「寝た子を叩き起こすような真似をしおって」アドノレが立ち直った時にはいつもの如く別人へと変貌していた
弓 >そしてふと思う…あれ?これって、倒したらいいよって言っちゃった私ってば…ブリュンヒルデの二の舞してる?(爆)
翔真 >ではこっちはハゲネになれば良いのだろうか(笑)
司 >大丈夫大丈夫、命をかけて守るから(笑)
鋼地 >では…………うん。ノーリーズンはもう一回いけますよ(笑) 翔真さんに『瞑想』でMP転送(笑)
翔真 >感謝です(^^
鋼地 >「……翔真さん……もう少し……」
翔真 >「あぁ……奴を近寄らせるものか。」ヴァルムンクの攻撃を凌がなきゃ(^^;
味方陣営 | (空白7Sq) | 交戦区域 |
ヴァルムンクは早速その圧倒的な力を振るい始める…
その頭部から光子光線を弓に放ち、手にした剣で翔真を、司を、アドノレを強襲する。
光子光線こそ回避したものの、巨大な剣の乱舞を受けたウィザード達。
事前に張っておいたレイバリアと、司のレイシールドでどうにか耐え抜く…。
弓 >「………ああ、私はやっぱりどうかしてる……こんなのは、私の仕事じゃない。……」避けて呟きながら、ヴォイド・インターセプト!
司 >「助かります(微笑)」>弓
翔真 >一か八かで受けます………何とか立っている(−−;
アドノレ >ファンブルで派手に直撃
司 >なので、アドノレさんにアースシールドです「金剛よ、阻め!」
アドノレ >「ぬぐっ、世話になる」
鋼地 >……司さんに相当恨みがあるようで……って言うか支援側を落とそうとする辺りうまいのぉ(汗)
ヴァルムンク >「さすがに一撃はしのいだか。だが・・・奇跡は二度は起こらんのだよ」
翔真 >「奇跡が必要か?………なら、起こしてやるさ。」
弓 >「……(翔真の声に頷いて)……そうね、1度で十分だわ。……お前を倒すという、奇跡なら。」
司 >「今のを『奇跡』だと考えてるようでは…」
アドノレ >「この世界の運行そのものが奇跡のオンパレードだという事を理解してないようだな」
ヴァルムンク >「何とでも言うがいい。このゲルマン最強の鬼械神…ヴァルムンクを見た以上、お前達が生きて帰れる確率は…皆無だ」
アドノレ >「神と名が付く以上人に駆逐される運命にある」
翔真 >「0すらも覆す、それが奇跡の基本だ………いくぞ!」
弓 >「…………そら……さや………怜のお姉さん…………私に………力を………」
ヴァルムンク >「哀れな・・・ならば掛かってくるが良い。1匹残らず擂り潰してくれよう」
鋼地 >「……みんな……頑張れ…………みんな……頑張れ……!!」(一人後ろのほうで)
翔真 >「今日は弓ちゃんに合わせる………好きに行ってくれ(フッ)」
弓 >「………そう……“私”…蒼き魔の弓は、ヒトの作り出した兵器…世界が望んだ勇者でもなければ、世界そのものの欠片でもない……だけど……“私”と“右腕”の…存在価値は、まさに神殺しのためにある………」
ふわり、と静かに傷ついた翼を広げ…そして、どこか厳然した空気を漂わせながら。
弓は、今一度自らの右腕を振り抜いた。
「……“神貫く死棘の小枝(ミスティルテイン)”…!」
翔真と弓の、残された力を振り絞った全力攻撃が次々とヴァルムンクを捉える。
だが…幾多もの侵魔を葬ったその攻撃を受けたにも関わらず、
紅金色の鬼械神はなお不敵不動の構えを崩さない。
ヴァルムンク >「・・・・・・・・・・・・・・努力は認めよう・・・」
翔真 >「チッ………舐めているのか……」
弓 >「………………は……はぁ…………はぁ………………さすが……ね……」
司 >自分にできるのは時間稼ぎのみ…ブリスアウトを発動します(笑)
アドノレ >ヴァルムンクに強化リラックスいってみるぞ。ホントはもっと早めに掛からねば意味が無いのだが闘気全部引っ張ってきても勝算がいまいちだったり
GM >では、ザイフリートはMP回復だ(笑)
司 >鬼械神、MP消費が激しいからなぁ(笑)
弓 >クラス的にはザイフリのMPのが多そうだけど、単純にGL差で負けるかな。…きっと、ヘッシュとヴォスフィで…あと1Rもたないだろう、お前のMP(笑)
「消え失せよ!」
アドノレの一喝で、ヴァルムンクを包んでいた闇と水の障壁が消滅する。
そして司の、最後の魔力を使用したブリスアウトがウィザード達に活力を与える。
だが…いまだヴァルムンクとの戦闘力差は、圧倒的なものであった。
その時…鋼地の0−Phoneから…『サーシャ=クラスヴィンカヤ』だったものの声が聞こえてくる。
『ねえ、どうして《あの娘》を呼ばないの・・・?』
鋼地 >「え? あの娘をよぶって……でも……ここはそらさんの心の中だし……どう呼べばいいか……」
サーシャ >『ここは、すべての《彼女》が眠る場所・・・不可能なんてない。問題は・・・あなたが誰を選ぶか。私には選ぶ事が出来ないから…あなたが選んで』
鋼地 >「……………………その答えは……もう…………決まってるさ…………」
サーシャ >『では選びなさい、未来の命運を・・・心してね』
鋼地 >「……この選択が正解かなんてわからない……もしかしたら、『彼女』に嫌われてしまうかもしれない……」
「……俺は『間宮 満照』……『杉崎 沙弥』を一番大切に思っている男……」
「……僕は『蟻塚 鋼地』……ロンギヌスメンバー『神霊を纏いし者』……世界を守る、神の槍の一つ……」
「……だけど……『僕』の行きたい未来は……その二人のどちらの道でもない……!」
「……だから……僕は……僕は! 『間宮 満照』も、『蟻塚 鋼地』も昇華する!!」
「……僕が選びたいのは……僕の一番大切な人は……!!」
「……お願い! 届いて!! 僕の思い……僕の全てよ!!!」
その時・・・ボルマンが嘯いたこの『ヴァルハラ』が、翠碧色の輝きに包まれた。
「そらさん! 力を貸して!! ここに『生きる』全ての『トモダチ』のために!!!
僕と君の未来のために!!!!」
積み重なる屍が次々と…光でも闇でもない、粒子へと変じていく。
まるで、存在そのものを昇華するかのように…
鋼地の、『大樹』の、一同の、そしてヴァルムンクの足元からも。
「僕は…貴方が好きだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
それらは集中した一点で、竜巻と共に再構成を開始する…。
鋼地 >「そらさん! そらさん!! そらさん!!!」
アドノレ >「んぬぬぬぬぅっ」 舞い散る粒子に抵抗の素振りを見せる
ヴァルムンク >「なっ・・・何事か!?」
弓 >「……(血だらけのまま、地面の屍に膝をつきながらも、にやりと哂って)…ナニゴト?………さっきアナタが自分で言ってたじゃない………………」
更に舞い散る粒子が、『ヴァルハラ』に眠っていた屍達の思いを乗せて…
今、世界の守り手達に宿っていく。
「………………………これが、奇跡、よ…」
GM >という訳で、ここで全員プラーナ全快ね(笑)
弓 >わぁいー(笑)
司 >「これならば・・・いける!!」プラーナタンク、復活…これで投げまくられる(爆)
そして、竜巻が晴れた時…そこには、翠碧の髪を靡かせた少女が佇んでいた。
いまひとりの仲間。勝利の鍵。そしておそらくは、それ以上の意味を持ったもの。
そら(?) >「・・・・・・・・・・・・・・・・・お待たせ。わたしは、ここだよ」
鋼地 >「……急に呼び出してごめんね……?……それと…………来てくれてありがとう(笑顔)」
翔真 >「(馬鹿野郎………何故、そこで呼んでしまうんだ………(奥歯を噛む))」
そら(?) >「・・・・・・うん。・・・やっつけよう、みんな」
翔真 >「………お前の助力まで得て、倒せない様な恥ずかしい真似は出来ん。」
鋼地 >「うぅん、そうじゃない……やっつけるんじゃなくって……『救う』んだ……皆を。『生命』を。」
アドノレ >「時を止められし地の残り火が望むは滅びか…世界はまだ定まらず混沌のままに在り。」アドノレの内側から二つの気配がぶつかりあいまた一つに戻る
そら(?) >「・・・・・・『わたしたち』は世界そのもの・・・破壊も、救済も、創造も・・・すべては調和のもとに。そのために必要な事を・・・まず、はじめるね」
鋼地 >「うん。手伝うよ。いや……手伝わせてほしい。君の隣で、ずっと一緒に……『俺』達は過去。『私』たちは現在。そして……『僕』たちは未来。さぁ、奏でよう……『絆』とともに……調律の詩を。」
司 >「・・・ご助力、感謝します」
弓 >「…………できれば自力でなんとかしたかったわね…」
翔真 >「と言うより………あいつの手を煩わせたくは無かった。」
弓 >「……ここで負けちゃうと、余計危ないもんね…ハイリスクハイリターン………(−−;」
司 >「とはいえ、負けるわけにはいきませんし。今は目前の相手に専念を」>翔真さん&弓
ヴァルムンク >「・・・フン。大山鳴動して鼠一匹。ウィザード1人増えたところで・・・同じ事よ」
司 >「ならば、何度でも答えましょう。盾たるこの身、やすやすと打ち砕けると思わないでください」
アドノレ >「新たなる流れを感じ取れぬままに大いなる流れに飲み込まれるがいい」
鋼地 >しかし……これはもう、前に出るしかないですよねぇ(笑)
司 >ですね(笑)
翔真 >「………リターンの分、リスクは自分達で何とかしないとな。必ず倒す、それしかない!」
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