【第18夜】
機・神・激・震

<PART−24>



善後策、そのための討論



GM >という訳で、一同を出迎えたのは真魅と華恋の両名だ。おそらく他の面々は、まだ外なのだろう・・・
真魅 >「・・・っと。ひとまずこちらはこれで終了・・・ね」
鋼地 >「…………戻りました。」
弓 >「………この礼は、いずれするわ……」
華恋 >「おつかれさまです^^」
司 >「急ですみませんが、外はどうなったんですか?」
アドノレ >「外は外で忙しくなってそうな気配だったが」
翔真 >「………中であった事の説明をし、外であった事を聞く時間の猶予は有るのか?」
真魅 >「さっき通話したとおりね。表はG6の連中がずらり・・・そこの大司教さんはリーダーと話をするつもりらしいけど」
華恋 >「ええ。少なくとも、新帝国と違ってまともな話は出来そうですしね。念のために尽さんと微さんには、外に詰めていただいていますが」
鋼地 >「G6か……」
司 >「これだけ堂々と動いてるとなると、日本政府には話を通してるみたいですね(苦笑)」
華恋 >「ええ。ただし…彼らがここに直接手を下すには、少なくともあとふたりほど話を通さなければならない相手がいますけどね(くす)」
翔真 >そらの様子を伺います。
GM >【そら】は眠り続けている・・・当然ながら『絶対神算の頭脳』も、いまだ切り離されたままだ。
弓 >「………話が通じるなら、やってみればいい。………決裂したら、その時は……(くすくす)……楽しそうね。」
司 >「頼みますからやめてくださいよ(溜息)」
翔真 >「………自分絡みの事で、ウィザード同士が傷付け合ったりしたらそらが悲しむと思うぞ(苦笑)」
真魅 >「・・・で、連中のリーダーっていうのはもう来ているのかしら」
華恋 >「ええ、那奈さんがおもてなししているはずです」
司 >「それでも余り時間は無いですね。お二人に負担を掛けすぎるわけにも行かないですし」
真魅 >「ともかく・・・そっちで起きた状況は、あなた達で話しておいてくれると助かるわね。出来ればって希望だけど」
翔真 >「了解した。」華恋嬢に中であった事を話します。
華恋 >「・・・なるほど」話を聞きます。
司 >では翔真さんが中であったことを説明してる間に、内調退魔課に連絡を取りたいです。G6が日本で活動する名目が知りたいので…
GM >ああ、それなら簡単だ。「国家の軍事的重要物を強奪して逃亡した政治犯の身柄確保、および物品の回収」との事だ。これを受けて、警察は周囲で騒ぎが起こらないように動いているようだね。
司 >・・・似顔絵等あったらピグマリオンに転送してもらうよう頼んでみますが(笑)
GM >ああ、それはOK〜。ぶっちゃけボルマンなんだけどね(笑)ちなみにG6的に新帝国は「旧第三帝国の名の下に活動する反社会的テロリスト」という位置づけだ。
司 >鋼地さんの顔写真出されたらどうしようかと思ったんですが(笑)。やったことってぶっちゃけ盗掘だし(笑)
鋼地 >こっちの顔写真出されたら……随分事が楽に運ぶんですけどねぇ(苦笑)
司 >とりあえずG6の(表向きの)名目は全員に知らせますね
華恋 >「…さて。あまりあちらをお待たせする訳にはいかないですね。閑静な住宅地が台無しになってしまいます」
鋼地 >交渉って華恋さんがするんじゃなかったのかっ(汗)
GM >いやいや。華恋がいたから交渉が出来るようになっただけの話…じゃなきゃとっくに突入されてる(爆)
翔真 >「現状でこのまま頭部を繋げる訳にも行かん、だからといって渡す事など論外だ………大人しく帰ってくれる訳も無いだろうがな(嘆息)」
アドノレ >「米から横槍入れる事も不可能では無いと思うが、見返りを要求されるのでお勧めできぬな」
弓 >「………閑静な住宅街が、阿鼻叫喚の地獄絵図… (うずうず)」
翔真 >「映画だけで勘弁してほしいぞ(苦笑)」
司 >「物騒な方面に行かないですむ方法を考えてくださいよ(溜息)」
アドノレ >「流石の絶滅社も渋い顔するだろ」
弓 >「むー… じゃあとっとと交渉でもなんでもすれば?… たぶん、一番事情知ってるのは君らなんでしょ?」
華恋 >「ともかく・・・彼らの言う物品らしきものがあればよいのですが」
翔真 >「っと………そう言えばザイフリートも大怪我したままだったな。彼を魔道書のまま差し出すならある程度交渉の持っていき様は有ると思うが………心情的に少々辛い所か?(苦笑)」
アドノレ >「外部に知らせてない物品の詳細が何かで方針が変わるな」
華恋 >「もう少し詳細な話を聞いてきますね・・・できれば、早いうちの結論を^^」
鋼地 >「……華恋さん……一つ……いいですか……?」
華恋 >「・・・何かしら?」
鋼地 > 「お前さん、随分変わったな(しれっと)」(爆)
華恋 >「人は移ろうものです(くす)」
アドノレ >「亀の甲より年の功」(ぼそっ)
鋼地 >「いや移ろい過ぎだろうよ…………まぁ、良いけど……(溜息)」
アドノレ >「優秀な猫の一個大隊も抱えねば立派な淑女にはなれぬというところだ」(笑)
鋼地 >「何匹猫かぶってんだよ!? 多すぎだろそれはぁっ!!(思わず間宮君ツッコミ)」

華恋はひとまず部屋を離れ、後には一同が残された。

司 >「とりあえず・・・皆さん、頭を渡すつもりは無いんですよね?」
翔真 >「少なくとも俺はそのつもりだ。目的のための手段を調べられるようだからな。」
アドノレ >「脳味噌が目的と知らされてたら小細工で引き取らせる事は難しいから持ち逃げ。ボルマンの持つ何かとしか知らされて無いなら魔導書を渡して白を切る・・・というところかな」
弓 >「今回の私は、きみらにつきあってるだけ。…だから、結論はキミらにまかせるよ。」
真魅 >「まあ、私としては・・・その頭が何であれ、勇ちゃんの判断を信じたいところね」
アドノレ >「恋する漢女としてはか?」(笑)
真魅 >「私は姉よ(くす)詳しく話は聞いてないけど、勇ちゃんはそういう事で判断を間違えた事はないし、その判断から来る願いをかなえてあげたいだけなのよね」
鋼地 >「……僕はその勇士郎さんが余りよく思ってない『ロンギヌス・メンバー』みたいですけどね(苦笑) 今の行動からすると除名されるかもですが(苦笑)」
真魅 >「それはちょっと語弊があるわね・・・あの子だってもともとはロンギヌスよ?ある意味、あなた以上にね…」
スーティ >ちゃんと自分の行動に責任を持って、世界が救われれば除名なんてしませんよ〜。……もちろん、自分の行動に責任をとって、お仕置き受けて頂きますけど(微笑)
鋼地 >「……何か知ってるんですか? 僕のこと?」
真魅 >「・・・・・・あなたの事はよく知らないけど、現メンバーとの付き合いはあるわよ」
鋼地 >「……今度紹介してください。その人。」
スーティ >えー、私は私はー?(笑)
鋼地 >もう知り合いでしょっ(笑)
真魅 >「…女の子じゃないわよ(くす)それに、今はあなたの自分探しをしてる場合でもないでしょ?」
鋼地 >「そうですね……対処はアドノレさんの案でいいかと思います。問題は前者の場合……どうやってG6をまくかですね……(考)」
アドノレ >表立って交渉する(ふり)メンバーがいて、俺様がその辺でこれ見よがしにゾーンジェネレイターの結界を張って中に篭る。探査に引っかかって包囲される事を期待して、その間に別働隊にトンズラしてもらう
翔真 >「…………外見を把握していないなら、そこに居るインフィナイトの予備パーツででも模造品を作れないか?」
鋼地 >「……正直わかりません……やってみないことには。」
翔真 >「少なくとも外観は酷似している。髪の色くらいなら何とかなるか、押し通す事もそれほど難しくは無いかと思うが……」

ここで、しばしPLレベルの会話に目を向けてみよう。

鋼地 >では、決をとってみましょうか……繋げると持ち逃げする、どちらにしますか?
アドノレ >接続してしまってもかまわないに一票入れてしまう
弓 >司とこーぢPONに委任。 今回の「依頼者」はある意味2人だからね
司 >今つなげるのに不安は残るけど、G6を誤魔化しきるのが難しいと思うのでつなげるに1票…こっちは頭の確保にはそんなに乗り気じゃないんだけどね(苦笑)。ある意味、そらと共にあるほうが安全だとは思ってるけど(笑)
翔真 >自分は持ち逃げに1票。
鋼地 >っとなるとこの場合……現状では『頭脳を接続する時間と方法』『持ち逃げする際の退路があるか』を両方調べていった方がよさそうですね。
司 >どちらの場合も、とりあえずダミーは用意しますか?
翔真 >可能であれば。手は打っておくに越した事は無いと思うので。
司 >外見だけ見えれば、見せつつ交渉。渡す羽目になったら逃げるなり、繋げたりする時間稼ぎに使うつもり
アドノレ >うむ。金塊の入ってた如何にもなケースを持ってゾーンジェネレイターで篭ってみる作戦はどうする?
翔真 >10分程度しかもたないから………少々難しいところでしょうか(−−;
鋼地 >篭城戦は向こうの方が兵糧が豊富なので不利かと(汗) それを囮にするにしても、その囮の身が保証できないので(苦笑)
アドノレ >一番胡散臭い俺様が独逸の秘密兵器を私有化すべくといふシナリオ
司 >洒落を理解してくれなかったら、蜂の巣にされそうなんですが(^^;
鋼地 >……では……インフィナイト予備パーツで、そらりんのダミーを用意する、でOKです?
翔真 >華恋嬢の許可を貰った上でよろしくです(^^

そこに、華恋が戻ってきた。どうやら廊下で那奈と話していたようである。

華恋 >「・・・ただいま^^」
司 >「お疲れさまです。G6の方はどんな感じですか?」
華恋 >「とりあえず彼らが求めてきているのは…ボルマンがベルリンから持ち逃げした『絶対神算の頭脳』ですね。戦後ずっと探していて、場所の目鼻をつけたところだったようです。それで、バルト海に乗り込んでみたら…新帝国軍に混じって、正体不明のウィザードが活動していた…と」
真魅 >「まあ、少なくともあなた達が『頭脳』をめぐって、バルト海でボルマン達とやりあったのは事実よね・・・」
翔真 >「その足でここに来てしまったからな………そのままトレースされて華恋嬢にも迷惑をかける事になってしまったと言う訳か(嘆息)」
司 >「ふむ・・・となると、ただ無いと言っても引かないか…。頭脳を接続するのにはどれくらい時間がかかりますか?」
華恋 >「…やってみない事にはなんともいえません。ここはインフィナイトの整備施設で、『ツングースカの少女』は規格外ですから」
鋼地 >「今、ここってG6の皆さんに囲まれてるんですか?」
華恋 >「相手は6柱の巫女、エレーナさんを筆頭に強化人間エージェントが30名ほど・・・見たところ、いずれもストロングホールド型の箒を所持していましたね」
鋼地 >「なるほど……まぁ、ないとは思いますけど……ここから相手を巻くように出られる抜け道みたいのあります?」
華恋 >「・・・ここは忍者屋敷ではありません(苦笑)」
鋼地 >「こんな施設がある家もそうありません(苦笑) 変なこと聞いてすみませんでした(陳謝)」
華恋 >「いっておきますけど、この『施設』は公式には存在してませんからね・・・(苦笑)」
鋼地 >「まぁ、そうでしょうね……」
弓 >「公式に存在しないってことは、地図上から消されても文句は言えないってことよ。…怒らせる前に、きちんと話をしたら?」
司 >「そういえば・・・」アリクスの外見を説明。きているメンバーにいるかどうかを尋ねます
華恋 >「・・・お知り合い?」
司 >「事件の発端になった少女の姉です。伝えなければならないことがあるので…」リボンを取り出す
華恋 >「そう・・・それは伝えてあげた方が良いですね」
鋼地 >「……あ、えっと……先ほど皆さんと話したんですが……そこの(インフィナイト予備パーツをさして)予備パーツでそらさんのダミーを用意しようって案が出てまして……」>華恋さん
華恋 >「05を?……難しい問題ですね。これはインフィナイトの元設計を、最新技術で作り直したテストヘッドですから…」
鋼地 >「まぁ、『頭脳』をごまかせればいい程度と考えておりますけど……」
華恋 >「…父様の残したインフィナイトの設計を、『誤魔化せればいい』程度の考えで、外部に流出させよ、と?」
アドノレ >「誤魔化した時点でG6とは敵対関係になる事を覚悟せんといかんぞ。騙されたと気づいて喜ぶ者もおらんからな」
弓 >アドのいうとおりだね。とゆーか、直接話もしてない相手を、見た目と小手先で誤魔化してどうにかなると本気で思える?
アドノレ >ちなみに、国家規模の組織に温情を期待する方が無茶だといふ考えなので渡さない方策に走ってる
翔真 >「外観で騙せるダミーが欲しいだけだったのだが………そういう事になるなら流石に出来んよ。」
司 >「それなら・・・いっそ証拠隠滅が早いかな(苦笑)」
弓 >「………とっとと繋いじゃえば?……んで責任はボルマンにおっかぶせればいいじゃない。」
翔真 >「…………接続してしまえば、確かに有る意味証拠隠滅にもなるだろう(苦笑)」
司 >「なら、その方法で行きますか?」
真魅 >「まずは話し合いのテーブルにつくべきじゃないかしら…いつまでも待ってくれる相手でなし」
翔真 >「………了解だ。」
司 >「ですね…。何故あそこにいたのか、話さないとならないですし」
真魅 >「私はここで関わっただけだし、後は任せるわ」
華恋 >「…接続が必要なら、私がやっておきましょう…この中で機械に通じているのは、私だけでしょうから」
弓 >「……いちおう、ドクから自分のメンテくらいはできるように教えてもらってる……手伝いくらいはできる…。……操作はパスだけど。」
華恋 >「そうですね…弓さんは『右腕』の件で関わってるから、決して無縁ではないでしょう。お手伝いをお願いしてよいですか?」
弓 >「…うん。……リンクで安定化もできると思うし。」
華恋 >「では、お願いしますね^^」
真魅 >「じゃ、私も大司教様に付き合いましょ。万一の時はまた『歩いて』みるわ」
弓 >とゆーわけで、いってきたまい男の子ズ(笑) ぶっちゃけ、絶滅社のエージェントが出るわけいかんしな!(笑)
司 >本当は司もまずいんだけどね(苦笑)
翔真 >「陣内、蟻塚………勘繰り過ぎかも知れんが、アリクス嬢に気をつけておいてくれ。」
司 >ちょっと息を吐いて「可能性は否定できませんね」PLは一発もらう覚悟は完了してますけどね(爆)
鋼地 >「…………了解です(ちらりと司さんを見つつ)」
司 >「では、行きましょうか」リボンはとりあえず月衣の中にしまっておきます
鋼地 >「了解です。」

かくして、一同はエレーナの待つ客間に向かう。
ここで再び、PLレベルの会話に目を向けてみよう…

アドノレ >交渉の前に絶対条件だけ確認するぞ。繋げてしまって、頭脳は見付からなかったで通すのか、全部暴露するつもりなのか。証拠が無ければ追及は困難だろうという発想で繋げてしまえと言ってるのだが
司 >物的証拠は無いはずなので、押さえられる前につなげてしまえに賛成
翔真 >個人的には今繋げてしまうのには反対。ただその場合の明確な解決策がまだ出ないので保留。
アドノレ >解決策を後回しにした所で、交渉のおとしどころは?
翔真 >ザイフリートと潜水艦の中で手に入れた物品の一部を証拠品として譲渡する事で持ちかける、くらいですか。今のとこ考え得るのは。
アドノレ >頭脳についてのコメントを求められた時に知ってると答えるのか知らないと答えるのかが最重要。相手はそれが目的で動いてるから、その質問は必ず出る
翔真 >持って帰って来た物の中に目録が有った筈なので、そこに書かれている物品は発見されていませんので”知らない”と答えて疑われる余地は無いと思いますが…
鋼地 >私も『知らない』派でしょうか……
司 >目録は帝国兵から奪ったものなので、G6も入手してると思うんですよね…
鋼地 >……ん? いや、待て……G6のスポンサーにアンゼさんがいるなら私は『知らない』と答えられないぞ(汗)
アドノレ >知らないと答えて見付かったら問答無用になるので、交渉するなら知ってるに一票。だからこそ繋げるを推してるのだが(^^;
司 >自分は知ってると答えた上で、第三帝国のちょっかいのせいで渡せる状態でなくなったと責任を押し付ける(ぁ
鋼地 >司さん案が安牌でしょうかね……
アドノレ >頭脳は在ったが第三帝国とのいざこざで回収不能の線で証言。話をしてる間に接続…が決定稿でよろしいのかな?
翔真 >ん、では接続・知ってる派多数という事でそれでOK。
弓 >任せた!

客間では…エレーナが座ったまま、不動の姿勢で待っていた。

エレーナ >「待っていた・・・君たちか、新帝国とやりあっていたウィザードというのは」
翔真 >軽く目礼。
鋼地 >「……(礼)」
司 >「お待たせしてしまってすみません(ペコリ)」
アドノレ >「うむ」
エレーナ >「構わない。私はエレーナ=ツヴァイト…G6特務部隊隊長を勤めている。私がここに来た理由は、とうに存じ上げているとは思うが」
アドノレ >「我等の拾った品を巻き上げに来たといったところか」
司 >そういえば、部屋の中にはエレーナだけですか?
GM >エレーナだけだね。あとは外で待ってる(笑)
エレーナ >「単刀直入に聞こう。『絶対神算の頭脳』がどこにあるかを知りたい」
翔真 >「……………(嘆息)」
司 >「何故俺たちがあそこにいたのか、は問わないんですね(苦笑)」
エレーナ >「それは確認済みの事項だからだ。それに、ボルマンが直接動く事などそうあるものではない。ならば奴らの動きの先にある場所にこそ鍵がある、そう判断した」
アドノレ >「そんな品が有るらしいとは知ってるが、ソレはどんな形状をしてるのだ」
エレーナ >「残されていた資料によれば、『人間の頭』…との事だ。にわかには信じられんが」
アドノレ >目録もってる者を突付いてそれを出す
翔真 >あ…………弓ちゃんだ(汗)
弓 >委任した時に預けておくよ。司にでも(笑)
司 >では、自分から渡したということで(笑)
エレーナ >「・・・(目録を見て)どうやら、裏付けはとれたようだな。諸君がこれに関わっているなら、『頭脳』のありかも知っているだろう」
アドノレ >「奴等を相手にして全部持ち出すのは不可能だろう。時間も足りなかったし、室内でも派手にぶちかました」
エレーナ >「事は世界そのものの存続にも関わる。協力してもらえると、助かるのだが」
司 >「それほどのものなんですか?」
エレーナ >「当然だ。第三帝国の時代においてさえ、ジェット戦闘機やロケット兵器を生み出したとされる品だ…今の技術ともなれば、それ以上のものが出来てもおかしくはない。新帝国に、そのようなものを渡すわけには行かないのだ」
アドノレ >「う〜む。しくじったか」
エレーナ >「…?」
アドノレ >「回収できた中にはそんなモノは混じってない」
エレーナ >「…まさか、新帝国に渡ったのか、あれが…!?(最悪の事態だとでもいわんばかりの硬い表情)」
アドノレ >「ドサクサに紛れて転がったのか、戦闘に巻き込まれて吹っ飛んだのか、敵の手に渡ったのか確認のしようが無い」
エレーナ >「……そうか…ボルマンは抜け目のない男だ。奴らの手に渡った可能性があるな…それで、他には本当に何もなかったのか…?」
アドノレ >「全部押収するつもりか?」
エレーナ >「ボルマンが秘匿していたのは、本来わが国の所有物だからな」
アドノレ >「俺様とて慈善事業で喧嘩売って歩いてるわけではないのだ・・・せめてそちらで買取ぐらいにならんのか」
エレーナ >「もともと我々の所有物であるものを、諸君が発見者だからといってなぜわざわざ買わなければならない?」
アドノレ >「第三帝国の手に渡った時点で所有権は失われてると思うが」
エレーナ >「よくよく言っておく。ここが杉崎大司教の私邸でなければ、我々は諸君の身柄を拘束し尋問することも可能だ」
翔真 >「…………」
弓 >そこらへんで折れておくのが良いかの(笑)
アドノレ >ん。みえみえの一芝居をうってそうするつもりだった
司 >金も刻印等があったら売ったらばれるしなぁ…(笑)
アドノレ >怪しい装備品の数々をしぶしぶ出す。まだ何か有りそうな気配をわざと残して、さらに追及が入れば最後に金を出す
GM >っと、ここで確認事項〜。ザイフリートはどうする?
アドノレ >あれも基本は引渡しで動いてかまわない?
翔真 >元々引き渡すつもりでしたのでOKです。
鋼地 >OKだと思いますー。
アドノレ >でも、撤退させた事は知らないのか…では「これはそちらの物では無い筈だよな」ザイフリート片手に。無知なまま通してみる
GM >エレーナはそれを見るや顔色を変える・・・「…なるほど、『ニーベルンゲンの歌』か…」
弓 >ああああ、見せちゃった>< ザイフリートは、頭脳がどうなったか知ってるからまずいにょ〜><
司 >あ゛・・・忘れてた><
鋼地 >何か考えがあるものと思ってOKと答えました。
アドノレ >をぉっ(^^;;
弓 >人化できるっちゅーこと、すっかり忘れてたな(笑)
司 >きれーさっぱり頭から抜けとった(^^;
翔真 >………それより重症状態で意識が有った事の方を忘れていたのが痛い(−−;
司 >うちら、ザイフリートのいる場所で話し合ってましたな(^^;
鋼地 >重傷状態になる前からここに頭脳があるのは知っていると思うんですが(笑)
司 >いいや、うちらが隠す気満々だったことがばれるのがより痛い(笑)
鋼地 >……あれー? ま、まぁ、出してしまったものは仕方ない(笑)
エレーナ >「…諸君は知らないと思うが、これはもともとバイエルンのバイロイト祝祭劇場に安置されていたものだ。第三帝国に接収された後、戦後捜索対象になっていたものでな…」
アドノレ >「目録に載ってないなら相場はいくらくらいだ」
司 >バイエルンに古くから伝わる《力ある魔導書》って、ザイフリートのことだと思ったんだけど?
翔真 >同じく……まぁ題名まで書いては居なかったけど
エレーナ >「まだ取引を持ちかけるつもりか」
アドノレ >「無料奉仕でもなければ公務員でもない。この手の活動で飯食ってるならただ働きは忌避すべきだろうが。流石に第三帝国に売りつけるほど腐ってはいないが」
弓 >えー… 日本が戦争による文化財の接収に関する国際法を締結したのはなんと2003年でありー これはナチス自身が自国から接収したもので戦争押収物にはあたらない、と(笑)
GM >まあ、それ以上にザイフリートをバイロイトに戻さなきゃならない理由が、G6的にはあるんだけどね(笑)

それはまた別のややっこしい話になるので、ここではひとまず割愛(爆)

エレーナ >「では、諸君はなぜわが国の領内に不法侵入し、これらの品を手に入れたのか?」
アドノレ >「お尋ね者になってまで金に執着するつもりも無いが法に触れない程度に儲けでも無いとやってられんわ」
エレーナ >「儲けのためだけにか・・・不可解な」
翔真 >「手に入れたのは偶然だ、それに関しては他に言い様が無い。」
アドノレ >「民間人の協力で捜索は完了した・・・という話になるのか」
エレーナ >「ともあれ、この魔導書は…本来あるべき場所に封印するのがよいと考える。これを放置しておくのはあまりに危険だ」
アドノレ >しぶしぶと置く

ともあれ、これで魔導書『ニーベルンゲンの歌』は、G6の手に渡る事に…


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