【第19夜】
狂気が遺したもの

<PART−11>



ふたりの【そら】



ひとまず、一同はフレースヴェルグへと移動する。

尽 >あーむらいざーかたかたかたかた・・・(・・・当方連れの人造人間が、姫による依頼を断りきれずに、逃走幇助した模様。但し後に同名は侵魔憑き状態のニコラス氏、及びDS戦団を名乗る一軍との戦闘にて功績大。断罪するに当たらず・・・っと。姫さんには悪いけどこんなもんか・・・)
GM >道中はそら、00共に押し黙ったままだ。ほっとくといつまでもこのまんまっぽい感じ(ぇ
尽 >二人にお見合いさせててもはじまらねーぞ〜 誰か司会進行するんだっ(笑)
司 >自分は何を聞けばいいのかもよくわかってない(^^;
そら >「・・・・・・・・・・(’’」
00 >「アークライン照準セット…断っておくが、おかしな行動があればいつでも撃ち抜くからそのつもりで」
弓 >「……………………………………はぁ…まったくもう、あんたたちは…」
翔真 >「弓ちゃんは着替えて来てもらって、その間に茶か……コーヒーでも淹れるか(苦笑)」アメニティユニットが今有るそうだし(笑)
00 >「……インフィナイトに、食事は必要ない…」
翔真 >「気分の問題だ(フッ)………飲みたくなったら手を付けてくれれば良い。」
アドノレ >自分用にアドビタンDを出す(笑)
尽 >俺は外で見張りに立っておくか・・・マティニヨンの人間が来ても問題だしな。何かあったら呼んでくれ〜って事で。茶は中からもらってきてずずずと飲みつつ(笑)
司 >「・・・」中にいるけど、尽さんがいるのと反対側の窓からちらちら外を警戒。
弓 >…んーー…ここはちょっぴりいつもと違う衣装で… ジーンズにさっきのYシャツで(笑) 「…尽、ありがとう。」
尽 >くすくす笑いつつ受け取り「・・・ど〜いたしまして。」
翔真 >「さて……話を始める前に、一つ質問が有る。」>00
00 >「(視線はそのまま)・・・なにか」
翔真 >「簡単な質問だ、答えてもらえると助かる。”憑かれしもの”となったウィザードがいた場合、それが魔剣使いや転生者だった時…その者達が所持する『魔器』や『遺産』はエミュレイターの影響、ないし汚染等を受けている場合は有ると思うか?」
00 >「可能性は否定しない。実害が発生した場合のみ、駆除すれば問題はない」
翔真 >「感謝する。では、一度君をアナライズさせてもらいたい。それが済めば早速話をしよう…理由や必要性に関しては、今君が自分で答えた内容そのものだ。これはこちらの安全を図るためだけでなく君自身の事も考えた上での要請だ。」
00 >「・・・・・・人による命令は、これを拒絶しない」
翔真 >と言うわけでアナライズさせてもらえる口実は作ったつもりです(^^;
アドノレ >「それでは俺様が」よっこいせっ、とさるを00の頭の上に載せる
翔真 >「頼む。」
アドノレ >数秒後に「ち〜ん♪」と調理用のタイマーの音と共に結果がでる

アナライズ結果はこうであった…

『インフィナイト00【そら】/GL可変・属性可変 対魔王級戦闘ツール(所持者 >杉崎沙弥)/現在正常に稼動中』

アドノレ >「なんというか、素直にいえば不確定といわんか?」さるを回収
00 >「…わたしの戦闘能力はフラグメントの所持者によって可変するからだ。当初からそういう仕様になっている」
尽 >ツールとしての人造人間を極めた形・・・か。
翔真 >「現状で、君のフラグメント所持者は?」>00
00 >「フラグメント所持者の守秘義務が発生する。回答は出来ない」
アドノレ >「現在は所有者とのリンクが不完全で自立行動中。つまりは御主自身の力の在り様ではないのか」
翔真 >「なるほど、もっともだ。」>アドノレ 「では今アドノレが言った事は正しいのか?」>00
00 >「自律行動はあくまで非常手段となる。その場合は、過去に運用された最高の能力環境で稼動する」
翔真 >「ふむ……。」
そら >「・・・・・・でも、『わたし』は・・・そんなに、強く・・・ないよ。ただ・・・みんなを、守らなくちゃいけない・・・それだけ・・・」
尽 >つっこみ所は、『わたし』の意味定義かな?
弓 >「……………………」
そら >「なのに・・・わたしは、・・・・・・・・・・『溺れて』しまった・・・それは、『みんな』を・・・裏切る行為・・・」
弓 >「まって、そら…。 あれは、あたしのせい…。 …私が、いけないの。」
そら >「・・・ちがう・・・わたしは・・・まだ、『わたし』をどう動かしていいのか・・・わからない、だけ・・・」
アドノレ >「裏切られたかどうかを定義するのは御主ではなく我等だ。早合点が過ぎるのではないか」
そら >「わたしは・・・『わたし』から選ばれたのに、・・・わたしの動かし方以外は、あまり分からない・・・」
翔真 >「………まだ慣れていない、もしくは統合し切れていないという事かも知れん、気に病むな。」>そら
弓 >「………………ううん、それでもやっぱり…よくない影響を与えちゃった、みたいね…」
アドノレ >「ええぃ。さっきからそこの二人。反省は必要だが後悔は不要。なぜなら全てが終わるにはまだ早すぎるからだ」>弓・そら
弓 >「う、はい…」
そら >「・・・・・・後悔・・・?」
アドノレ >「今に不満が有るなら変えてしまえば良い。御主にはそれだけの力が有る。違うか?」>弓
弓 >「……………わからないわ、そんなの。」
尽 >かたかた・・・「・・・よって、私は姫を誘拐せんとする犯人の背後関係をさらに調査するため、姫に協力した同名(そらと呼称する)と行動を共にする。以後連絡を密にすることを要望する。 っと。」報告をして、行動許可が出たら一度中に戻りますね〜
GM >了解・・・ひとまず上層部としては、マリウス=ド=グリモワルディ大公の裁可を仰ぐ形になっているようだ・・・まあ、子煩悩の大公のことだから、悪いようにはならない・・・はず(笑)
尽 >OK〜 そらちゃんが責任取らされる形にならなきゃいいんでw(姫さんに全部おっ被せちゃうけど〜)どっちかというと心配は・・・姫の受けるおしおき(笑)
アドノレ >おもちかえり〜
翔真 >…はっ!?(笑)
00 >「・・・マリキュレイターの活動が表面化した事を察知したので、わたしは行動を再開した。今回も同じことだ」
アドノレ >「参考までに聞いておくと、マリキュレイターの活動の痕跡はどのように捉えるのだ?」
00 >「わたしはD=Gのパワー供給で稼動している。マリキュレイターの活動時には特定の出力が見られるため、検知は容易となる」
アドノレ >(原理さえ判ればどこぞで装置を作ってもらう事も可能だな)
翔真 >「………とりあえず、エミュレイターの影響を受けていないのであれば問題は無い……協力感謝する、それでは早速話を始めよう。」
そら >「・・・それで、なにから話せばいい・・・かな」
翔真 >とりあえず、途中でそらが何か話を挟んで来なければ前回(第18夜)の一件を00に話しますね。
00 >「…………(事の次第を聞く)…そちらの【そら】の構造に不審点があったのはそのためか」
翔真 >「さて、ここまででそちらから質問等は有るか?」>00
00 >「わたしの質問は、限定的な部分に留まる。諸君は何故マリキュレイターが存在すると知りつつ、このような行動を取るのか」
翔真 >「その質問に関しての答えは、個々人で違うと思われるのでね………一概にどうとは言えん(苦笑)」>00
司 >「まずは理解したい・・・そう考えるからですかね」>00
アドノレ >「マリキュレイターにも可能性を見たいといったところか」
翔真 >「”護りあう”と約束した相手が居る、助けられる可能性が有る……俺としてはこんな所か主な理由は(フッ)」
00 >「それでは明確な理由にはならない。危険が存在するのを承知で何故看過するのか」
弓 >「………………たしかに、そのとおりかもしれない。…でもね、危険だから、で全ての希望を踏み潰すのは………やっぱり、歪んでると……今なら、私も思えるわ。」
アドノレ >「ハイリスクハイリターン。危険より大きな対価が予想されれば考慮の価値はある。それは、看過とは言わん」
翔真 >「原因が解っている病気みたいなものだからな、きちんと処置を行えば綺麗に治るだろ。」
尽 >「おう、今審議中だけど・・・何とか責任とかは負わなくて済みそうだぜ(ははっ)」入室しつつ>ALL
弓 >では、改めて… 「………そう、よかった。……ああ、これ、助かったわ。」コートかえす〜>尽
尽 >「どーいたしまして、お嬢様(笑)」 少々大げさに。
00 >「・・・・・・わたしは人を守るためのツール。人の側にリスクを要求する行為を推奨する事はできない」
弓 >「そうかしら?どっちがリスク高いか、もういちどよく考えてみてよ。」
翔真 >「一応確認しておくが、内部で得られた情報には『全員を安全に分離する方法』も有るそうだ。マリキュレイターを構成する要素の一つであるエミュレイターを分離する事も可能だと考えて間違いは有るまい…マリキュレイターの定義が『進化したエミュレイター』であるなら、その基となるエミュレイターを排除してしまえばマリキュレイターは存在できまい?(苦笑)」
尽 >「それに現在の所、その発現は見られつつもマリキュレイターは、そらちゃ・・・あ、こっち(00じゃない)のそらちゃんね(笑)の内部に収まっている。それだけでも今すぐ攻撃しない理由にはなると思うよ。」
弓 >「…このまま、そらがちゃんと1人のヒトとして活動し、ウィザード足り得れば、マリキュレイターの脅威がなくなると同時に、強大な戦力を手に入れることができる。…でも、今、戦闘をすれば…せっかく収まっているマリキュレイターとしての意識を刺激しかねないし、仮に倒したとして、暴走でもしたら世界道連れよ?」
尽 >「そうそう、弓ちゃんの意見に俺も賛成(ははっ)」 つか理想だ
00 >「わたしが知る限り、マリキュレイターは唯破壊のための存在だ・・・エミュレイターの場合、それはプラーナ取得と不可分のものだが、マリキュレイターにはそれがない。従って、破壊できる対象ならば相手が守護者だろうが魔王だろうが関係はない」
尽 >「・・んとまあ、確実に破壊できるんなら、それも有りだろうけどね(ははっ)俺個人の考えを言わせてもらえばね・・・あの時破壊不能だったマリキュレイターを、今の君一人でどうにかできるとは思えねーな。」>00
00 >「・・・わたしは、あの戦いの後に大幅な自己改造を行った。すべてはマリキュレイター殲滅のため・・・それが存在する限り、危険はいつでも存在し続けるからだ」
尽 >「メンテフリーとは言え・・・すげーな・・・」
弓 >「…(微笑)……それはこっちの“そら”も同じ。大幅な自己改造で、もうマリキュレイターじゃないのよ。」
00 >「では、先ほどのあれは何か」

弓 >「……………………(そっと、手を伸ばして、00の頬に触れて)…怖い?………こっちの“そら”が…怖い?………それとも、世界が危険に晒される“かもしれない”のが怖い…?それとも……………“マリキュレイター”がいなくなって、兵器としての、自分の存在意義がなくなるのが…………“怖い”?」
00 >「何を言わんとしているかは不明だが、わたしに『感情』は存在しない。事実とそれに即応するための行動計算があるのみ」
翔真 >「なるほど、ではそもそもの前提に問題が有った。情報不足していた為であるから君が悪い訳じゃない。だが誤った前提の基に行われた行為が正しいとなる事は稀だ。」
弓 >「翔真…公平を期すために言っておくと、それは私たちが『正しい』ことを前提にしてる。00が言うように、私たちが得た情報が間違っている可能性も、ゼロじゃない。 ………………でも、私は自分の記憶と感情を『信じて』るけどね。」
翔真 >「確かに………これは俺の失言だな(嘆息)」
尽 >「間違っていれば修正すれば良いだけさ(ははっ) それさえ忘れなきゃいい。」
弓 >「……さっきのは、私の感情に引きづられただけ。今のそらはまだ、赤ん坊同然だから………ね。」
そら >「・・・さっき、わたしが何を思考したのか・・・わたしは、今でもよくわからない・・・」
司 >「・・・その思考が、どこから来たものかはわからないんですか?」>そら
そら >「わたしの知識にはないの・・・『わたし』になら、あるかもしれないけれど」>司さん
司 >「確認したいんですが、あなたはさっきの思考に流されたくはないと考えてるんですよね?」
そら >「わからないの・・・どうすれば、いいの?・・・本当なら、それは『してはいけない事』のはず、なんだけど・・・」
司 >「今のところは、あなた自身がその考えに流されたくないと強く想うことが対処法だとは思いますが」(小さく溜息)
アドノレ >「過ぎ去った事を悔やんだ所で過去は変わらぬ。原因を究明し同じ過ちを繰り返さねば良い」>そら
そら >「『思う』ことが、よく分からない・・・わたしは『人』ではなく『物』だったから・・・」
アドノレ >「『私』という概念を持った時点で物の範囲を逸脱しておるよ」
00 >「・・・ひとつ出現した疑問がある。諸君はマリキュレイターの話を、誰から聞いた」
尽 >「とあるDVDの映像を見てね・・・それからいろいろ調べてるのさ(ははっ)」
00 >「少なくともわたしのように、直接遭遇したわけではあるまい・・・」
そら >「・・・・・・あるよ・・・わたしは『わたし』だから・・・みんなも、きっと見た事があるはずだよ・・・『わたし』を・・・」
アドノレ >「わからぬ」
弓 >「…………………たぶん、見てると、思う。」
司 >「・・・・・・(ないわけではない、が(苦笑))」
翔真 >「それは………直接は無い、と答えるのが一番正しいだろうか……。」
そら >「・・・『マリキュレイター』はね・・・『沙弥』と同じ顔・・・『インフィナイト』には、識別する手段がなかった・・・」
尽 >「同じなのは・・・顔だけじゃねーだろうしな・・・」
そら >「・・・だって、みんなが『マリキュレイター』と呼んでいるのは・・・・・・にんげん、だもの」
弓 >「……………………………………は?」
00 >「エミュレイター…もしくは憑依体であったなら、対処手段はいくらでもあった」
そら >「そう、今のわたしと同じ・・・生まれたばかりだったのに、大きな力を与えられて・・・・・・何をしていいか、わからなくなって・・・」
翔真 >「沙弥嬢も『マリキュレイターは自分のクローン』と言っていたしな……。」
尽 >「・・・(マリキュレイターはにんげん・・・か)」
そら >「今の『わたし』にならわかる・・・力と引き換えに与えられた『痛み』は・・・『与えた者』への『憎悪』に変わった・・・」
弓 >「………まぁ、その…赤ん坊は、泣くしか表現手段がなかった、と…。」
司 >「・・・・・・」<泣くしか
00 >「・・・言った筈だ。マリキュレイターは単なるエミュレイターとは違う、と」
そら >「エミュレイターじゃないから、プラーナを奪う必要がない・・・紅色の月を出す必要もないし、インフィナイトにも察知できない・・・」
尽 >「なるほどね・・・。」
アドノレ >「新説だな」
弓 >「……………まー…私にも、なんとなくわかるわ。」
00 >「大戦の際に紅月が現れたのは、混乱に乗じた裏界帝国からの攻撃のためだ・・・直接マリキュレイターとの関係はないが、公式見解ではマリキュレイターもエミュレイターの一種として扱われている」
尽 >「紅月は裏界からか・・・」 裏取るべきか
そら >「だから、守護者も魔王も関係ない・・・何も考えず、ただ破壊すればいい・・・」
翔真 >「……なるほど。解り易く、当たり前で、至極単純………。」
尽 >「無限の力を持つ、悪意のみの存在… とでも言うのか。」
司 >「悪意、とは違うかもしれません。周りの物全てが怖いから…だから、傷つけられる前に壊してしまおうとしてしまったのではないでしょうか」
弓 >「…たぶん、そうなんじゃないかな。………私にも、同じような時期があった。」
尽 >「・・・そうだと良いけどね。俺にも断言なんて、到底出来やしないし・・・」
アドノレ >「悪なんてモノは主観の問題だ」背中で悪を語る(ぽーぢんぐ)
弓 >「…………………説得力あるんだかないんだか…」>アド
司 >「恐怖を与える側になれば、その間だけは恐怖を忘れられるから」自分の手を見つつ
翔真 >「マリキュレイターとなっている彼女の怒りと憎しみをどうやって鎮めるか………基よりそれが出来るのが沙弥嬢だけなのか……」
司 >「その『マリキュレイター』の子本人だけでアレだけの力をふるえるんですか?」
そら >「・・・うん。だから今『沙弥』がここにいるの」
司 >「ひとつだけ聞いておきたいことがあるんですが…その子の名はなんと言うんですか?皆がつけた『マリキュレイター』ではなく、1人の人間としての名前は」
そら >「『沙弥』はもともと『部品』扱いだったの。『沙弥』が特別なだけ・・・『XC00386』に『沙弥』の名前を与えたのは・・・『沙弥』を最初に保護した、首藤さんだった」

首藤 真佐士…本編第2夜参照。

翔真 >「………彼か……まったく、本当にこう言う時に居てほしかったと思う(嘆息)」って俺が言ったら駄目か(苦笑)
そら >「『マリキュレイター』は…『S−07』と呼ばれてた…クローンである『沙弥』からの、7人目のクローン…」
司 >「そう・・・ですか」何か物持ってたら、握りつぶしてたな(苦笑)
尽 >「・・・」(番号に何の意味があるというのだ と思うよ全く)
翔真 >「名前を付けて呼んでやるとか………試してみるか、機会が有れば?(フッ)」
アドノレ >「いきなり知らぬ名で呼ばれた所で自分の名ときづかぬのと違うか?」
00 >「・・・もうひとつ、情報がある。マリキュレイターの能力は・・・沙弥には、効果を及ぼさなかった」
尽 >「?・・・どういう意味なのかよくわからねーが・・・」
翔真 >「マリキュレイターの能力?………破壊以外に何か?」
00 >「だから、沙弥には通じなかったといっている」
尽 >「その力が一切影響を及ぼさなかったと? 全てを破壊可能とさえ思える、あの力が?」
そら >「・・・みんなが映像で見た攻撃・・・あれを全部受けても、『沙弥』には傷ひとつつかなかったの」
弓 >「……だって、さやのクローンなんでしょ?………自分で自分を殴れないのと同じってことでしょ。」
アドノレ >「おぉ(ぽむ)自殺は可能でも手加減無しで力いっぱい殴るのは無理だな」
そら >「・・・『沙弥』はD=Gを制御するために選ばれた・・・そのクローンが『マリキュレイター』。同じ力を使えば・・・たとえ無意識でも、どちらがより効果を及ぼすかははっきりしてるよね」
翔真 >「………一応理屈は合うのか。」
弓 >「さやの方がオリジナルなわけだしね。」
そら >「・・・だから『沙弥』は考えた・・・自分が知った『世界への感謝』とか・・・『大好きって気持ち』とか・・・それを伝えられれば『マリキュレイター』も変えられるんじゃないかって・・・・・・・・・」
翔真 >「………蟻塚が居れば、彼女らしいと言うところか(苦笑)」
そら >「『沙弥』は・・・みんなが大好きだったから・・・みんなを守るために、『マリキュレイター』とトモダチになりにいったんだよ」
GM >だから、あの激戦の中で人助けをする余裕があったとなります(笑)
弓 >結局えみゅれいたーも沸いてるわけだしのう
そら >「・・・でも・・・自分がしたことは、誰も覚えていてくれなくてもいい。『沙弥』はそう言ってた・・・この世界がある事が、自分が生きてきた証だから・・・って」
司 >「全く、あの人は・・・(嘆息)」
尽 >「はあ(溜息)・・・全く、自分を大好きだった人のことも考えて欲しかったけどね・・・」
GM >まあ、『沙弥』はコスが作った初期の複製人間だったから…大戦が起きても起こらなくても、その寿命は僅かだったんだけどね(^^;
尽 >だからこそ、という思いも忘れないで欲しいので・・・
GM >きっと、それらすべてと目の前の事件の大きさを受け止めた上での決断だったんだろうね。もはやこの時点では推測にしかならないけれど、少なくともあの時沙弥が立ち上がらなかったら「世界」は存在していなかった…これは、動かせない事実だ。
そら >「だから・・・ゆみちゃんや司くんに、また会えたのかも・・・ね(にっこり)」
司 >「確かに一理ありますが…沙弥さんは純粋すぎですね(溜息)」
翔真 >「………(嘆息)」
00 >「だからわたしが護衛に付けられた・・・杉崎博士は、そう言っていた」
司 >(小声)「自分よりも明らかに上にあるものに手を差し伸べられても…それを素直につかむことができる人は、そうは多くないのですから」
弓 >「………………………」
00 >「だから連れ去られる危険性があるとも、博士は言っていたが」

弓 >「…蟻塚にちょっとだけ同情するわ(苦笑)」
そら >「・・・でも、鋼地さんは・・・みんなは、わたしを選んだ・・・『沙弥』でも『サーシャ』でもなく・・・より『わたし』を知っている人々ではなく、わたしが選ばれた。それが、みんなの出した答えだから・・・『わたし』は、わたしになった」
00 >「・・・だが、危険が去ったと言うには程遠いのが現状だ。では、どうするのか」
翔真 >「今俺達は沙弥嬢を分離させ、その後に移し変える体を得るために動いている。」
尽 >「マリキュレイターを分離排除できれば、それが一番だろうしな。」
00 >「・・・・・・それが可能であるなら反対はしない。既に知っての通り、人の判断はわたしの判断に優先する」
アドノレ >「(正確に言うと謀が面白そうだから一口のってるわけだがな)」アドノレは意味深な笑い
翔真 >「出来れば協力してもらえないか、それに………あまり良い言い方じゃないが、最悪の場合には君が最後の防衛ラインだ。」
00 >「反対はしないと言った。ただし協力するかどうかは状況による」
弓 >「………………………(微笑)」
翔真 >「今はそれでも十分だ、宜しくな(フッ)」
尽 >「当面、攻撃は控えてくれると助かるな(ははっ)」
翔真 >なんとなく手を差し出してみる。握手……無理かな?(ぁ

そら >まぐっ!!
翔真 >「握手、駄目か?……ってそらっ!?」
そら >「翔真さんはおいしいです(まぐまぐ♪)」
翔真 >「…………器用だな、そら(^^;」
そら >「・・・んー・・・『鍛えてます』(にっこり)」
翔真 >「そう言う所を鍛えても………はっ!?(頭ブンブン・笑)」
00 >「…(無表情のまま)諸君の行動を見届けてから、最終的行動は決定する。警告しておくが、攻撃そのものを撤回したわけではない」
アドノレ >「うむ。漢の生き様は背中で語るモノだ。しかと見届けるが良い」(ぽーぢんぐ)
00 >「・・・・・・今の『それ』は・・・どこか、沙弥に似ている・・・沙弥と同じ顔をしているからだろうか」
翔真 >「……それを言ったら君も同じじゃないのか?」
00 >「・・・・・・見て分からないか?わたしと沙弥の外見には共通点はない・・・わたしは『それ』と沙弥との共通点の話をしている」
翔真 >「ちょっと待ってくれ、君の外見は誰かがモチーフになっているとか、モデルが居るとかじゃないのか?」
00 >「・・・一度外見データが作り直された事はある。それ以前はこのような姿ではなかったが、現状で必要な情報とは判断しない」
翔真 >「………(フラグメント所持者との関係も有るかも知れんと……)済まない、色々と目新しい事や改めて確認出来た事があったのでな(^^;」
00 >「少なくとも、現状においては攻撃を保留・・・決定事項はそれだけだ(踵を返す)」
尽 >「もう行くのか・・・またな(ははっ)」
翔真 >「……これから何処へ?」
00 >「・・・・・・諸君の目に付かないところだ。ただし、わたしはいつでも見ている・・・」
アドノレ >「そんなに熱い視線で見られると…ぽーぢんぐしたくなるではないか」
翔真 >「一緒に来れば良いだろうに………と言っても監視も兼ねるとなればそうも行かんのか……またな、そらちゃん(苦笑)」
00 >「・・・マリキュレイターが復活した場合に備える必要があるからだ・・・それでは、またいつかどこかで」
司 >「それでは、また」
弓 >「………お茶くらい飲んでいけばいいのに。……またね。」
アドノレ >「さらばだ。運が悪ければまた御対面願おう」
そら >(まふまふ)


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