【第19夜】
狂気が遺したもの
<PART−16>
レオン=クロイツ
かくして、一同は丈によって紹介されたレオン=クロイツとの会見に臨む。
ドイツ人にしては背が低く、薄くなり始めたグレーの髪に、どこか少年のような青い瞳を持つ
60代前半の白衣の男とは、コスモガード連盟本部の会議室で会う事になる…。
尽 >かなりのお歳ではないですか(笑) 元気だなぁ〜
翔真 >サイボーグGちゃん(違)
レオン >「ようこそ、ワシがレオン=クロイツじゃ。実は丈めから話は聞いておったのじゃが、名前までは聞けんでな…」
尽 >「・・・申し訳ありません。」 流石は章の友達、すっとこだ(笑)
アドノレ >どういう繋がりかたでレオンに辿り着いたのかくらいは簡潔に話しておかんとな。調査対象があって、その為の情報を辿った結果としてレオンに辿り着いたと話すのだから知りたいネタも説明すると
翔真 >「不躾で済まない、貴方に幾つか伺いたい事が有って来た。」
レオン >「ふむふむ・・・どのような? ロートワングの資料とかだったら、いちおう網羅はしておるが」
一同は、レオンと会見するまでの間の経緯を話した。
翔真 >「それから、大滝 英雄氏の事を幾つか……」
レオン >「おうおう、丈めを元々造った男じゃな。ワシの親父とは親友じゃったが…」
翔真 >「シベリアで亡くなったと聞いています。『シベリア拘留』とか言うものが原因だったとか……」
レオン >「そう、シベリアでな…じゃが、実はそのシベリアで処刑される前に、大滝と親父は『あるもの』を動かせるようにするよう命令されたらしい」
尽 >「・・・」 とりあえず聞きモード
翔真 >「それは……?」
レオン >「親父の話じゃあ、それは『ツングースカの少女』というアーティファクトでな」
尽 >「・・・やはり(溜息)」ぼそ
翔真 >「っ………実行できなかったと言う事ですが…失敗したのか、それとも動かさない理由が有ったのかどちらかはご存知で?」
レオン >「その時はもうバラバラ。しかも、頭と片手がないんじゃあ動かしようもないわい。」
翔真 >「そうですか……。」
尽 >「・・・何故バラバラになっていたかは、御存知ありませんか?」
レオン >「ワシにもさっぱりじゃ」
尽 >「・・・そうですか。」 流石に知らないかぁ
ちなみに、欠損部分は既に第三帝国に奪取されていた。
この後、冷戦の折に胴体と両脚も米国に奪われる事になるのだが…。
レオン >「結局西側に脱出できた親父は、大滝の遺言で師匠のロートワングについての資料をあつめた」
翔真 >「それで収集した結果は……?」
レオン >「…ロートワングもまた『ツングースカの少女』を知っておってな。そこから技術を学んで造ったのが『マリア』な訳じゃが…大滝と親父はその技術をなかなか教えてもらえんでな、丈を造る時にかなり梃子摺ったらしいわい」
尽 >「? 仰る意味がよくわからないのですが・・・」
アドノレ >「魅せられていたのなら、ソレを独占したいと考えるだろう。故に他者には譲らぬということではないか…それでも全てを握り潰さなかったのは研究者としての性というものか」
レオン >「今でさえとんでもないシロモノと言われる『ツングースカ』じゃ。増して80年前なら、何をかいわんやじゃな」
尽 >「あまりにもオーバーテクノロジーであったと言うことですね・・・」
翔真 >「ところで、大滝氏の弟子であった真伏 慎司と言う方はご存知か?」
レオン >「おうおう、サン=ジェルマンを通して何度かな。ロートワングの資料を提供してやった事がある」
翔真 >「!……貴方はサン=ジェルマン氏とも面識が有るのか?」
レオン >「そりゃあ、オクタヘドロンの代理人じゃからな」
司 >「(なるほど・・・)」
尽 >思ったより話が早そうだ・・・
翔真 >「………そうですか。(考えてみれば確かにそういう可能性も有ったと言う事か)」
レオン >「で、それが何か?」
翔真 >「聞きたい事と、場合によっては頼みたい事が有ります。」
レオン >「ほうほう…何じゃな?」
翔真 >「………人造人間の体が必要になって来るかも知れません。その上で霊的存在の付与の様に移植処置もお願いする可能性が有ります。」
レオン >「霊的存在の移植、とな…確かにそれはワシも試した事はある。もっともサン=ジェルマンからの受け売りじゃが」
翔真 >「人道的問題等色々言われる事は有るでしょうが、それでも必要であれば何としても用意したいのです。」
尽 >「・・・(人道ねぇ・・・)」
翔真 >「………サン=ジェルマン氏に会うにはどうすれば良いのか、ご存知なら教えて頂きたい(頭を下げる)」
レオン >「よし、ならサン=ジェルマンにはワシが話をしておくとしよう。じゃが、その前にいくつか疑問があるのぉ」
翔真 >「はい。可能な限り答えさせて頂きます。」
尽 >「協力願っているのはこちらですから・・・」
レオン >「まずは、じゃ。そこまでしてタマシイのより所を作るのなら、機械人間ではなくホムンクルス…更に言えばクローンの方が、より確実なのではないのかの?」
弓 >「…たしかにそうよね。」
翔真 >弓ちゃん何時の間に(苦笑)
尽 >あ、そういえば、弓ちゃんは留守番してたのでは(笑)
弓 >0−Phoneで!(笑)
翔真 >「可能ならそうしたいのが本音です。しかし現状ではそれが難しい状況にあります。」
レオン >「・・・ふむ、そうであろうのぅ。第一、クローンによる再生は銀河連邦でも特例を除いて、基本的にはご法度じゃ」
尽 >「まあ、そうなのでしょうね・・・」
レオン >「もちろん、臓器などの部分再生は認められておるし、特例が認められれば完全再生も不可能ではない…もっとも、銀河連邦に完全批准しておらんこの地球で、どこまでその法が通じるかは微妙なところじゃが」
弓 >(法律はどうでもいいし(ぉぃ))
尽 >クローンOKでホムンクルスOKってのも妙な話だと思うが・・・。
GM >ホムンクルスは別物と言う判断がなされているのです(笑)そもそも、記憶の完全転送と言うのは銀河連邦でもほぼ不可能とされていまーす。
翔真 >それは初耳〜(苦笑)
尽 >細胞的クローニングは可能で、記憶的魂的クローニングは不可能、と考えればいいでしょうか?
GM >そういう事〜。もちろん、事前にデータを用意するなどすれば擬似再現は可能なんだけどね。それはどうしても、本人ではありえなくなるわけで。
翔真 >脳神経の複製は出来てもそのシナプス結合のパターンはコピー出来ないとも言えるのかな?
弓 >100%にはならない、と。まぁ、第3魔法になるくらいだしな(笑)
GM >基本的にガジェットなのですよ、スペオペ的に言うとね(笑)D=G制御用の沙弥クローンが、沙弥の記憶を与えられたとしても沙弥にはなり得ず、マリキュレイターになってしまったのがその証拠〜
尽 >ま、遺伝的クローンが同一存在になり得ないのは、双子という存在を見れば判るわけで・・・発生学的問題やら霊魂の存在やら有るんだろうな。
翔真 >「なによりクロ−ンを生み出すのに必要な元となる組織が手に入るかどうかが、正直今厳しい所です…ですが、もし手に入った時にも優秀な人造人間の研究者の方の協力はやはり必要になります。先程申し上げた通り霊的存在の付与と同じ様な移植処置が必要となる可能性が高いからです。」
レオン >「ふむ。それが何故かを聞きたいところなのじゃが・・・そもそも、その『身体』にどこから、何を移植するのじゃな?」
翔真 >「………それに関しては、基本的にここに居る者以外に聞かれると大事になります。漏れる事が決して無いと言う状況でなければ博士にも類が及ぶ危険が有りますので迂闊には言えません(視線を落とす)」
弓 >「……ひとつ確認をしたい」0−Phoneで質問だけさせてー(笑)そらを会わせるわけにはいかないから!><
翔真 >ラジャ(笑)盗聴防止装置を起動させておくよ〜(^^ゝ
レオン >「うむ、何じゃなお嬢ちゃん?」
弓 >「クローンによる、『完全な複製』が不可能なのは、同じ魂を『2つ創る事ができない』からで… 『完全に複製された肉体』に『魂を移植』すれば、可能?」
レオン >「うむ、一般的には不可能とされておるし、ワシらの間でも公然の秘密とされておるのじゃが、ごくごく僅かな例がないではない。ただし…きわめて低い確率になるのぉ」
弓 >「…ありがとう。 ごめんなさい、電話越しで。 (それなら、可能性はある。あとは細胞の確保か)」
GM >ルール的解釈で行くと、転生者の「魂の共有」、人造人間の「クローン」、大いなる者の「小さな奇跡」(笑)
翔真 >これは……今回の1件にカタを付けられるまでアドノレの奇跡を残しておけるように立ち回らねばならぬと言う事か(爆)
弓 >アドの奇跡は使いきってるにょ(笑)
尽 >忘れるなよ翔真君(苦笑)
翔真 >しまった〜(^^;
弓 >とーぜん、杏の字はいなくて、ありすはもっと危険(笑)
翔真 >リカルドに頼れるかも正に神のみぞ知ると(笑)
弓 >あとはもー異世界クラスのアイテムだな(笑)
司 >まぁ、そらも持ってるが(笑)
弓 >この場合、そら本人の「奇跡」を使うのはちと危険ー(−−;
尽 >「もう少し言えば、その移植元が人造人間的存在なのです。」
レオン >「ふむ、人造人間とな…それは非常に興味深い(キラン)」
司 >あ、釣れた(待
翔真 >「貴方の様な優秀な研究者にも協力して頂ければ確かにこちらとしても有りがたいが………かなり危険な事になる可能性も有ります。その事は認識しておいて下さい。」
レオン >「いやいや。ワシも少し興味が出てきたところじゃ。そこまでして隠さねばならん人造人間的存在というと…もしやアレか?『ツングースカの少女』」
翔真 >「……………」じっと見返すのみ
尽 >「ははっ・・・翔真君、どうする?(苦笑)」俺としては、協力してくれる技術者に隠してもしょうがないと思うけど・・・皆の判断は重視するよ。
司 >肯定せず、だけど否定せずでもいいと思う
翔真 >沈黙は肯定と受け取れると言う事を認識した上での反応をしたつもりです(苦笑)
弓 >卑怯な手段を使えば、そこはニヤリと笑って反応をまつ(笑)
翔真 >「これだけの一件、ノーリスクで片付くとは思っていませんよ(苦笑)」
尽 >「いや、俺が言っているのは、俺等のリスクじゃなくて・・・協力してくれる人たちのリスクがね、どうするかって話(ははっ)」
翔真 >「”仮に”それに近いか準ずるほどのものだったとしたら、貴方はそれに関わるリスクを許容出来ますか?」>レオン
レオン >「うむ、科学者としておおいに興味をそそられる話じゃ(きっぱり)」
司 >「(こういうのがやっぱり多いのか…)」
弓 >「………ドクといい、この人といい……科学者って…_| ̄|○」
アドノレ >弓の常識ではドクが科学者のデフォルトでは無いのか?
尽 >っていうか、弓ちゃん・・・怜も割とそのタイプだと思うよ?(笑)
弓 >怜、ドク、りかるどせんせ…………………………………………………おお、ぴたり(ぽむ)
翔真 >「今ならまだ間に合います。サン=ジェルマン氏に紹介して頂ければそれ以上のかかわりは持たなくて済みますが……そうですか。」
レオン >「ロートワングに『マリア』を作らせた『ツングースカの少女』…その何たるかを、ワシも是非見てみたいのじゃ」
アドノレ >「科学に魂を売り渡してこそ一流の科学者だとか。ウソかホントカは知らぬが」
翔真 >「反対意見や許容出来ない部分が有ったら言ってくれ。」
尽 >「や、俺は協力してくれる人の、意思確認が出来ればOK。」
司 >「・・・もう止まらなさそうなんですが」
レオン >「・・・まず、この地球上でのクローン再生については先に言った通りじゃ。まあ・・・連邦のしかるべきお偉いさんに話だけ通しておけばよかろうの」
翔真 >「あの、その件の組織には何と言って話を通されるおつもりですか?」
レオン >「おぉ。まあひとまずはクローンに関する届出をするのじゃよ。非合法でやると後々厄介になりそうじゃからの」
翔真 >「あまり大事にならない様に、出来るだけ彼女を仄めかす様な事は言わないでおいて頂けるとありがたいです……(−−;」
レオン >「うむうむ、言わんとする事はよぉわかっとるわい」
尽 >ふむ、レオン氏は”当たり”っぽいな(嬉)
アドノレ >「必要最低限はともかくとして、終わった後のデータ公開はこちらの判断に委ねさせてもらいたい」
弓 >「………心配ない。……こういうところはね、『研究のため』っていえば、あらゆる秘密と予算がまかりとおるのよ。」
尽 >「研究費の詳細は書かないのが常識らしいしなぁ(笑)」 というか、書きようがないというか(笑)
翔真 >「………怖い世界だな(^^;」
レオン >「ワシとしては技術のフィードバックが欲しいだけじゃな。丈やら豪やらがアップデートしたいそうじゃからの。ひとまず連絡をとってくるぞい」
アドノレ >「利権が欲しくてデータの秘匿をしてるわけでは無いからな。入手経路不明のデータを何処にどう使おうと足がつかなければ構わぬ…よな?」>ALL
弓 >「危険すぎるモノじゃなければね。」
尽 >「漏れないに越した事はねーが・・・入手経路不明なら、最低限の条件は満たしてるな。」
翔真 >「まぁ………どこかの誰かが言っていたが、隠しているから知りたがると言うものなので、しれっと使っていれば意外と気付かないものらしいな。そういうのは(嘆息)」
アドノレ >「量産されるようなとこは困るから個人使用の範囲内でとつけておくか」
GM >さて、ここで問題です。現時点の、銀河連邦警察機構異星文明管理局太陽系支部長代理といえば誰でしょう?
翔真 >代理?………誰だろう?(・・;
アドノレ >うちぅ刑事
ジョニー >へーちょ(笑)
翔真 >やっぱりかーーーーーーっ!!(爆笑)
ジョニー >(;゚ヮ゚)(;^∀^) 「呼ばれたような予感がする」(xA。彡)[段差] (笑)
尽 >予感、どころではない気がする(笑)
司 >支部長代理と言うか・・・そもそも太陽系にいるのってジョニーさんしかいないんじゃ?
ジョニー >駐在さんとたいして変わらないかもしれない(笑)
尽 >まあ、一人支部長って事は・・・・・・(笑)
GM >まあ、ジョニーは有事の際には銀河連邦警察の要人としてコスモガードを指揮できる立場だからね(笑)
ジョニー >見習いで祐斗君が一応(笑)
式丞 祐斗…鎌倉編PC欄を参照。
弓 >問題は、個人として、公的な立場のじょにーにそーゆーお願いをしていいものか
翔真 >いや、交渉するのが博士ならそれは私信にはならない(爆)
レオン >「おぉ、コスモガードのレオン=クロイツじゃ…サワダ支部長代理に取りついでもらいたい」etcetc(笑)
尽 >「・・・いま、サワダ・・・って聞こえたような気が・・・」 (笑)
アドノレ >奴だったかという顔をするが知ってても止める気なし(笑)
司 >「(・・・サワダ?まさかねぇ)」
翔真 >「………まさか、な(苦笑)」
尽 >「ここ最近会ってねーけど・・・出世したとかな?(笑)」
翔真 >「もし想像通りなら………意外に世の中は狭いと実感してしまう(^^;」
レオン >「おぉ〜ジョニーかぁ?プラネスーツの調子はどうじゃなぁ?まさか錆を増やしちゃおらんじゃろぉなぁ?」なんて世間話も交えながら(笑)
尽 >「ははっ・・・どうやら間違いなさそうだ(苦笑)」
司 >「世間って狭いですね…」
弓 >あれつくったのこいつかあああああああああああああああ
GM >ガルバリオンの纏うプラネスーツのメンテナンスで、ドロレスの手に負えない部分はレオンがやってるのだ・・・ただし、基本的にはドロレスだけでなんとかなってしまうので、1年に1度くらいですんでしまうぞ!(笑)
ジョニー >〆(・_・彡)「書類書類と」(笑
尽 >後で連絡するかな?(笑)
ジョニー >まあ、通信は自宅でも出来るし(笑
GM >これで銀河連邦が初公認した地球製完全クローン=杉崎沙弥という公式記録が(ぁ
尽 >とすると、認可者としてジョニさんの名前も、地球史に永遠に残るわけだ(笑)
ジョニー >HAHAHAHAHAHA………Σ(´Д`彡)(笑
GM >そうこうするうちに、レオンは通話を終える…「うむ、ひとまず認可は取ってきたぞい」
翔真 >「御苦労様でした………ありがとう御座います(礼)」
レオン >「まあ・・・コスとトリニティのおかげで、地球での法適用は微妙になっておるからの。今のうちなら大丈夫という事じゃろう(笑)」
アドノレ >「『今のうちなら』ってところがミソだな」
尽 >「わざわざ申し訳ない。」 いや、ホントに(笑)
GM >なにやら『どさくさ紛れ』とか『やったもの勝ち』とか、そういうニュアンスがなくもないが、まぁ今回のはお墨付きを貰ったので後年の目から見ても合法と言う形になるのだろう(笑)
尽 >正しく、今の内(笑)
レオン >「ついては・・・その『彼女』にも会っておきたいところじゃが?」
翔真 >「サン=ジェルマン氏とも連絡が付くなら併せてお願いしたい所ですが………『彼女』に聞いてみま……」
弓 >@0−Phone 「つれていきましょうか?」
レオン >「おぉ。そういう事で『ツングースカの少女』が先じゃ(きっぱり)」
尽 >「・・・でしょうねぇ(苦笑)」
翔真 >「と言う事だ……お願いする(苦笑)。」
弓 >「……………(ため息)はいはい。 そら、いくわよ。」
そら >「(まふ♪)」
アドノレ >噂の彼女を初めてみた瞬間が『まぐ』だったり
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