【第19夜】
狂気が遺したもの
<PART−20>
アルヴァス=トゥール
一同は熱を孕んだ岩で出来た階段を昇り、焔で出来た鳥居をくぐる。
そして、境内・・・社殿は大きく開かれ、その中央に忽然と黒い影が浮かんでいる。
そら >「・・・・・・・発見」
翔真 >「………」注視します。
尽 >「・・・こんな場所にいたか(ははっ)」 警戒強めつつ
司 >伏兵を警戒…
GM >その人物は左右に稚児らしきものを従えた、巫女服の女性だ・・・年の頃は20代半ば。そして・・・月衣から取り出したのは、鞘に収められた大振りな刀。
弓 >「……………………誰?こいつ…」
GM >その女性は静かに立ち上がる。一同を認めた眼差しが、ぐるりと一巡する・・・
アドノレ >見つめられるとぽーぢんぐする
女性 >「ウィザードか…ここまで来たという事は相当できるようだな」
翔真 >「お褒めに与り光栄だ(フッ)そうであれば良いのだがね。」
アドノレ >「世渡り上手といってくれ。凄い貧乏くじだぞ」(ニヤソ)
司 >「・・・」何と無く目を放せなくなる
GM >そしてその顔を・・・ 司はどこかで見たような 気がする
司 >「あなたは・・・」
翔真 >「御初にお目に掛かる、相羽 翔真だ。勝手に入ってなんだが………どちら様で?(苦笑)」
アドノレ >「悪党に名乗る名は無いが、美人に隠す名も無いといったところか」(笑)
翔真 >「そう言う事にしといてくれ(笑)」
女性 >「それに・・・・・・我が因縁の相手まで一緒とは、面白い取り合わせだ」
翔真 >「因縁の相手……?」視線を追ってみよう
司 >「ここを形作ったことにも関係があるんですか?」
弓 >「……………因縁………陣内…“また”なの?」(笑)
司 >「・・・人をなんだと思ってるんですか(−−;」
尽 >「・・・言葉の通りだろう(苦笑)」ぼそ
アドノレ >「お約束は大事だということだな」
GM >女性の眼差しは・・・【そら】に向いている。「【翠碧の破壊者】か…久しいな。もっとも貴様は憶えておるまいが…」
そら >「・・・・・・・・・わたしはインフィナイト、そら・・・魔王アルヴァス=トゥールを確認しました」
女性 >「こうしてマンモンの信奉者を狩り続けていれば、いずれは貴様が出てくると踏んでいた。予想は見事に当たったようだな」
尽 >「・・・(そらちゃん・・・いや、インフィナイトか?)」 ・・・
女性 >「それに・・・・・・お前たちの中から、懐かしい気を感じる・・・お前たちは本当に面白い」
翔真 >「………そっちの方にも何らかの縁が有るようだが?(フッ)」
司 >「・・・この場所を選んだこと、そしてその姿であることと、なにか関係があるんですか?」
女性 >「……人なりし者の記憶がそうさせたのだ、他意はない…さすがにずっと昔では、この顔の記憶などないということか」
アドノレ >そんな昔の事は忘れた(笑)
司 >「ですが、今の会話で何と無くあなたが誰の姿を取ってるかは見当がつきましたよ」
翔真 >「………(縁者と同じ姿とでも?)」
女性 >「いかにも、我が名は魔王アルヴァス=トゥール…そして今ひとつの名を『陣内
静香』。かつて、お前たちふたりを世に生み出した者だ」
弓 >「…………………………………ッ…」
司 >「(ぎりっ)」
尽 >「・・・・・・」 二人の顔を窺う・・・それと彼女の連れている稚児の顔をよく観察します。
GM >稚児の顔は・・・小さくしたら 司と弓に よく似ている(爆)
尽 >了解。言うことに間違いはない・・・か。 しかし、真実はどこにあるのだろう・・
アルヴァス >「姿をとったのではない…といっても信じてはもらえまい。すべては【翠碧の破壊者】がなした事」
司 >「どういうことですか」押し殺したような声で
アルヴァス >「……とぼけるな。お前たちは既に、答えを知っているのではないのか。そこに最大にして不動の証拠を抱えていながら」
弓 >「…………ぅ…………」
司 >「・・・・・・・・・それは・・・」
翔真 >「………」ちらりとそらに視線を向ける
そら >「・・・・・・・・・・・・・わたしは・・・」
アルヴァス >「そこにいるのは、我ら裏界最大最悪の敵にしてお前たち世界の最大最悪の敵。いわば存在してはならぬ存在…我は19年前、確かにそう学んだ。その時の戦いを【関東異界大戦】と、お前たちは呼ぶ」
弓 >「…………………どいつもこいつも……勝手な…ことを………(ぎりっ)!」
司 >「・・・・・・・・・」無言で話を聞く姿勢。弓が身を乗り出そうとするなら手でさえぎります
尽 >「さて・・・敵…敵と皆そういうが・・・今の彼女が本当にそうなのかね・・・それがはっきりするまでは、俺にはどうしても・・・彼女を脅威だとは思えねぇ・・・」
翔真 >「今ここに居るのはこの世界がここに居て良いと認めたからだろう、俺はそう信じるし彼女が望まない限り敵にもならない。」
アドノレ >「昔話をするつもりならもう少し解説が欲しい所だ」
翔真 >「それに先程お前が言った事、19年前その『翠碧の破壊者』というのはお前に何をしたんだ?」
司 >「あなたの口から、あなたの『真実』を教えていただけませんか?」
アルヴァス >「ならば言おう・・・我らはな、『滅ぼされた』のだ・・・【そいつ】の引き起こした大破壊の中で」
尽 >「・・・(我ら・・・?)」
そら >「・・・・・・・・・・・また、過去がやってくる・・・殺されたものから、殺したものへ・・・」
弓 >「そら、アナタも……もう終わったようなコトのような喋り方は……止めて。」
司 >「『滅んだ』・・・だけどそれで『終わった』わけではなかったんですね」
アルヴァス >「・・・アルヴァス=トゥールとしても、陣内 静香としても・・・生き延びるにはこれしかなかった。そして・・・受けた傷を癒しきるには、更に時間を要した」
尽 >「魔王とウィザードの融合・・・?・・・」
翔真 >「………利害が一致した……と言う事だな(嘆息)」
司 >「そして、今、『滅ぼすため』に動き始めたと」
アルヴァス「その通り。そして我らが滅ぼすのは、もはや意に沿わぬ信奉者でも、小物の侵魔でもない」
「すべての世界に破滅を呼びし究極の災厄!!貴様を滅ぼす事だ…【ザ=マリキュレイター】」
弓 >「……………………なるほど…世界はどこまでも底意地が悪いのね。」
司 >「世界はただそこに存在するだけですよ。そこには善意も悪意もありません」
翔真 >「幸福に至るまでは試練が付き物………まぁ事が事だし止むを得んと言う所か(苦笑)」
アドノレ >「殺られたから殺りかえす。判り易い理屈だが、力を持つ者は何をしても構わぬというのが魔王と呼ばれるモノ達の間で好まれる理屈ではないのか」
アルヴァス >「その通り。故にお前たちは絶好の機会を招いてくれた…この世界と裏界とを、ともに救う絶好の機会を」
アドノレ >「もっともらしく語ったところで今も昔も気分のままに暴れてるだけではないか」
アルヴァス >「ではお前たちはどうだ。そのようなものを手元に置いて…」
翔真 >「安易にモノ扱いするな。彼女はれっきとした一個の存在だ。」
アドノレ >「気に入ればいぢる手を貸すし、気に食わねば潰す。判り易かろう」
アルヴァス >「だからこそ危険だとなぜ悟らない・・・それとも既に酔いしれているのか。それが与えてくれる力とやらに」
尽 >「・・・誰も彼もそう言うね(苦笑)」
弓 >「………そらは危険ね。で、それがどうしたの?」
司 >「俺達も世界を滅ぼしたくはないですから、その手段を探しているところです」
弓 >「………ハッキリしなさいよ………貴女、ワタシに何を望んでるのよ。」
アルヴァス >「・・・いまや我はお前たちと争うために来たのではない。世界を救うために来たのだ。お前たちと同じように・・・ならば、共に戦え。本当の敵を滅ぼすために」
弓 >「…回復で寝すぎてボケた?…私達はね、もうそんな台詞は何百回と…聞き飽きてるのよ!!!!!!!!」
翔真 >「俺も何度目だか解らんが言わせて貰う、誰かの犠牲の上で世界を救うなどお断りだ。」
司 >「親不孝者、と言われるでしょうけど(苦笑)…危険だから排除するというやり方では、俺は俺自身が許せなくなる。それに・・・あの人と真っ直ぐ向き合うこともできなくなるから」
尽 >「そうだな・・・危険だから破壊する。で世界が救えれば、誰も苦労しねー(苦笑)」
アドノレ >「世界の命運なぞ知ったことか。なぜなら俺様は基本的に悪なのだからな」
司 >「俺も、俺の道を進ませてもらいます。彼女もまた『護るべき者』ですから」
アルヴァス >「・・・・・・我ら裏界魔王の究極の目的は、この世界のプラーナを得る事だ・・・だが【そいつ】の意図するものは純然たる破壊。後には何も残らない」
アドノレ >「この程度で滅びるならそれもまた一興。だが、この者等は滅びるつもりは無さそうだぞ」
尽 >「貴女達のやり方で、本当に世界が救えるのか? そらちゃんを破壊すれば、それで本当に終わりだと思っているのか?」
翔真 >「そのやり方で終わらない事は先程そらが言っていた事で証明されているのに、気付かないのか………(嘆息)」
アルヴァス >「・・・そして、我はお前たちを、これ以上危険に置きたくはない・・・・・・世界の守り手だった者としても、ひとりの母親としても」
弓 >「……これ以上危険に置きたくない…?……1人の母親?…世界の護り手…?……はっ!……昔の私はね!世界で一番アンタらが大嫌いだったわよ!…今の私もね!だから………ッ」
「お断りよ!」
アルヴァス >「・・・・・・?・・・・・・・・・そうか、あえて世界に滅びを呼び込むか・・・・・・道を誤ったな」
尽 >「弓ちゃんの選んだ道が滅びを呼ぶものなら、そうだろうな。しかし・・・」
翔真 >「お前が知っている『翠碧の破壊者』の破壊者と彼女は全く同じと言うわけではない、新たな要素が加わればそれはまた違う結果を導く可能性も有るのだぞ?お前の急ぐ一矢でそれこそ『破壊者』として呼び起こしてしまっては意味が無いだろう。」
アルヴァス >「人類は既に、そいつを利用して二度も誤った。それが最大の証拠だ…三度目を起こさせはしない。断じて」
弓 >「……それで滅びるなら、それはそらを利用しようとした人類の責任よ。…」
アルヴァス >「お前たちはそれで済むかも知れない。だが犠牲になるのは・・・何も知らない多数の命だ。かつてのお前たちと同じような」
翔真 >「………そこまで想えるのなら、何故そらをその中に含んでやれない?人だけで駄目ならお前も一緒に力を尽くしてくれれば今度こそ違う結果を導けるかも知れんだろう。」
司 >「1つ忘れないでください・・・。ヒトは過去の経験から学ぶこともできるんですよ」
尽 >「俺達とて危険を認識している。 三度目の危険を起こそうとしているのは、貴女達かも知れないのだぞ?」
アルヴァス >「だが、学んだ経験を忘れる事も出来る。今我が目前でそいつが動いているのが、その最大の証拠だ。そいつは、おまえ達が思いを寄せるようなものなどではない。この世界に存在してよいものでもない」
翔真 >「無為な闘争を望まぬのなら、もう少し見定めてみてはどうだ?再会していきなり自分の子供達と戦わなくてはならないと言うのも流石にどうかと思うぞ。」
アルヴァス >「・・・確かに、無為なる闘争は我が望む所ではない。しかしあくまでお前達がそれを望むというならば、仕方あるまい」
アルヴァス=トゥールは刀を抜いた…その周囲に焔が巻き起こり、
その中から同じ色の肌を持つ魔物たちが、次々と現れる。
更に、稚児の2人はアルヴァスを守るように、刀を抜いて浮き上がった。
「我はただ、目的を果たすのみ・・・戦いを挑むのはお前たちの勝手だ。
ただし、只で済むと思うな・・・たとえ、我が子らであったとしても」
尽 >「どうしてもやるのか? ・・・できれば俺等が失敗したときにしてくれると助かるんだが。」
アルヴァス >「失敗するのが明白な事を、待ってやる事は出来ない。それは世界の破滅を意味するからだ」
翔真 >「魔王でもあるお前が、世界の滅びを憂うなら協力できる筈だ。当座の目的が一致している状況は先程お前が言っていた大戦の時と似たようなものだと思うが?」
そら >「・・・・・・わたしがこれまで得てきた情報が正しいなら、アルヴァス=トゥールが偽りを言っている可能性はゼロです」
弓 >「…知ってるわよ、そんなこと。……もう、何十回聞いて、何回確かめたと思ってるのよ。」
アドノレ >「正確な情報を元にしても計算式が違えば結果が違うのは当然のこと。弓とアルヴァスは異なる未来を見ておるのだ」
司 >「それでも、ここで引くようでは、今まで来た意味がないですから・・・」
そら >「・・・けれど、わたしは存在しなくてはなりません・・・ともだちの、みんなのために」
尽 >「そうあってもらわなくちゃ困る(ははっ)」
翔真 >「………自分の意思で『存在したい』と言ってくれる様になると喜ばしいのだがな(苦笑)」
そら >「わたしは・・・みんなの信じる意思に・・・応えるよ」
尽 >「堂々巡りになるが、一応確認しておこう。貴女達は成功する目論見があるのか?」
アルヴァス >「過去に失敗を重ね、今なお大きな間違いを踏むお前たちよりも、我が手は確実だ。【翠眼の破壊者】に意思が宿り…完全に呼び覚まされる前に・・・・・・狩り落とす」
翔真 >「俺達を今まで失敗して来た奴らと同じ様に見られているって言うのが、いま一つ癪では有るが(苦笑)」
尽 >「そう言うならやるしかねー・・・と言いたいところだが、そうもいかねーな。どうしても退けないのか?」
アルヴァス >「・・・くどい」
弓 >「あんたこそ!」
尽 >「ははっ、悪かったな・・・しかし、そらちゃんがああ言ってくれてる以上、俺等も退けねーな。」 ようやく構え。
翔真 >「………ここまで気が乗らない戦いも久しぶりだ。だが俺も惚れた女が黙って殺されるのを見過ごすわけには行かない。」
アルヴァス >「(小声で)・・・・・・・・・・・今こそ私は、あなた達を護る」
味方後衛 | 味方前衛 | 敵陣営 |
さぁ、戦いだ。しかしこれは、ウィザード達にとって厳しい戦いであった。
なにしろ、相手は魔王アルヴァス=トゥール…しかも、弓と司の母・静香でもある。
先手を取りつつも、攻勢に転じられない翔真をよそ目に、
アルヴァスは「ディスチャージ」でそらを攻撃する…!!
そら >「・・・・・・・Evolution・・・っ」
尽 >なるほど、一点撃破で来るか。理には適ってるな・・・
司 >「盾よ、来たれ」レイシールドです
そら >「・・・ごめんなさい・・・」ダメージは僅かです。
GM >やはりこのレベルになるとディスチャージも削りですな(^^;
翔真 >「………俺達が戦ってもお互いにとって意味が無い、むしろ他の誰かが影でほくそ笑んでいる可能性だって有り得る。どうしても避け得ないのか……?」
翔真はプラーナを回復すべく、魔石U1を使おうとするが…
翔真 >ここでファンブルかよっ!?やはり気が乗らないからか(−−;
尽 >翔真君…そこまで気が乗らないか(苦笑)
翔真 >戦う理由が、少なくとも現状ではアルヴァス=トゥールとさえ有りませんからのぅ(^^;
尽 >確かにその通り。それでもそらちゃんに手出しさせるわけにはいかねーからなぁ・・・
弓 >うーん…何をすればいいかわからない…
尽 >親子喧嘩するかどうかって気もするけどなぁ・・・ 俺もどうしたものだかわからん
アドノレ >話し合いのテーブルについても構わんと思わせるだけの興味を引かせねばならんと思うが、具体的には…
尽 >実力を示すには、武器落としとか出来れば良いのかも知れないが・・・
翔真 >刀拳魔断は持っていないからなぁ(−−;
アドノレ >アルヴァスの実力を見てみませう
アドノレと司は、それぞれアルヴァスと稚児をアナライズする。
【焔の処刑者】アルヴァス=トゥール L??/魔術師・陰陽師+鬼・魔剣使い |
稚児(強化式神) L2+5/クリーチャー(式神) |
魔導契約・オーバーロード・超魔導1・符術・式神5 反鏡符・絶技符・護法童子・式神爆符 覚醒・鬼の剛腕・跳躍・イレイズ1 魔器所持・なぎ払い・刀拳魔断・霊破斬 コンビネーション・金剛剣・魔技・属性耐性(火) 魔法…冥6火6 典型的魔剣使いタイプ (命中と攻撃は高め、防御力はやや低め) |
「強化式符」で強化された式神 |
司 >式神か…先に宣言しておこう…。自分は次の行動で突っ込んで接近戦を挑みます。あとは攻防しながら語る予定…
アドノレ >すると、収束+ミスティフォッグとかは無粋な介入になってしまうか?
司 >あったほうが嬉しいかなぁ。素では押し切られるかも(爆)
翔真 >「くそっ、どうにかならんのか……」
アドノレ >「多少好戦的な説得としてはこちらの実力を評価させた上で、いざという時に落とし前をつける誓約をするという手がある」
尽 >「そりゃ、手としてはアリだろうが・・・どうやって納得させるかだな。結局は(ははっ)」
翔真 >「万が一の時は俺達の手でと………しかし(苦渋)」
アドノレ >「平和的解決を希望するとしてもそれならそれで別な方法で覚悟の程を見せねばなるまい」
司 >「‘陣内’も‘神代’と同じく武門の一派ではありますがね(苦笑)」
その時…弓は攻撃を放棄し、そらを庇う様に…両手を広げて、立った。
そら >「弓ちゃん・・・・・・どうして」
弓 >「……そらは、友達だから。…それだけ。」
そら >「弓ちゃん・・・あのひとは、弓ちゃんのママさん・・・だよね」
弓 >「……………………知らない。…顔なんて、覚えてないもの。」
そら >「・・・・・・あのひとは人間だから・・・わたしは手を挙げる事が出来ない・・・でも、魔王でもあるから・・・倒さなくては、いけない・・・」
アドノレ >「『しなければいけないから』ではなくて、『したくないから』で動いてもバチは当たらぬと思うぞ」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・・・・・・・わたしに、できるのは・・・」
弓 >「私だってどうしたらいいかわからないのよ!…だから私に聞かないで!」
アドノレ >「迷え迷え若人。理性も感情も己の物だ」
アルヴァス >「・・・・・・ならば、我が道を示してやらねばならぬか・・・?」
司 >「俺が行きます」静かな声で>そら
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・」
尽 >「・・・こんなに気がのらねー戦いも珍しいもんだな(ははっ)」
翔真 >「まったくだ……。」
尽はアームドシェルを展開し、Vユニットとドラゴニックの混合したようなスタイルとなった。
そして、前進した翔真は焔の眷属だけに「大斬覇」を仕掛ける。
そして、弓の0−Phoneに着信が入った…
弓 >「……こんなときに……なによ、もう!」
GM >電話の声は真白だ・・・「・・・・・・・・・天緒だ・・・何か、あったのか」
尽 >あちらも重要なんだよな・・・良い知らせを望むが・・・
弓 >「…………交戦中よ。そっちは?」
真白 >「・・・・・・コスの研究室内・・・・・・不審な構造物を、発見した。隠し部屋の可能性、大・・・」
弓 >「…そう。そっちは任せる。」
真白 >「了解・・・これから潜入してみる・・・例のものが見つかったら、また繋ぐ・・・・・・それまで、時間を稼いで欲しい・・・」
弓 >「…………………わかった」
尽 >まだまだ時間稼ぎの必要はあるのか。了解
司 >「言葉だけでは、意思を変えることができないのなら・・・」
司は一歩前進し、片手で短刀を抜き放つ。
その行く手には、稚児を従え大きく跳躍してくる魔王・アルヴァス。
その姿を見据えて、司は言い放った。
「今まで俺が積み上げてきた全てをもって、あなたを止める」
「・・・我とあくまで戦うか・・・だが、我が目的はあくまでひとつ」
従ってきた焔の眷属が、翔真と司に襲い掛かる。だが…
「金剛よ、阻め!」張られたアースシールドを前に、
焔の眷族の攻撃はほとんど通用しない。
アルヴァス >「マリキュレイターよ・・・貴様さえ倒せれば、我はそれで構わぬっ」
弓 >「……そら…全力で、こいつから離れて!」
そら >「・・・・・・・・・・・・っ」
アドノレ >「親子で殴り合う時は多少の手加減を忘れんように」
そらがウィングを展開しようとするが…その動きが一瞬遅れる。
そのそらをフォローするかのように、弓は式神稚児の1体を殴り落していた。
弓と同じ顔をした式神稚児は、手にした刀で防がんとしたものの…
弓の力は、遥かに強かったのだ。
更に翔真が天津大鋼を一閃させ、焔の眷属を全滅へと追いやる。
翔真 >「ふぅ……」
尽 >「命よ。炎の力もて燃え上がれ。」スタイルチェンジで魔導力を上げつつ、翔真君にリザレクションフレイム。
翔真 >感謝です(^^ゝ
アドノレ >「もう少し気長に構える事はできんかね」いつもの如くぽーぢんぐ(汗たりたり)
そして、その間にアドノレが動く…収束した「ミスティフォッグ」を、アルヴァスに仕掛ける!
アルヴァス >「むっ・・・・・・なるほど、あくまで邪魔するというのか・・・」
アドノレ >汗が蒸発してモヤモヤした物をさるがコネコネと(。。)★\<収束
アルヴァス >「ならばこのまま、素手で引き裂いてくれよう。さあ、選ぶがよい・・・そいつを我に倒させるか、我を倒すか・・・」
弓 >「……………ここは、通さない。…」
アルヴァス >「・・・・・・・・・今の“私”を止められるのは、あなた達だけ・・・」
アドノレ >ぴくぴくと耳が動く
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