【第19夜】
狂気が遺したもの
<PART−25>
帰還、そして
さて。おやっさんとの交信も終わり、あとは日本に帰り着くだけとなった一行は…
翔真 >絶滅社の方には弓ちゃんから報告を頼みますかね。フレースヴェルグの格納庫は絶滅社の息が掛かった所を借りていますし。
尽 >機内で報告書書いてます・・・ 禁煙でなければ(ホムンクルス用)煙草も欲しいところ(笑)
翔真 >パワーユニットを使用するのでその間は稼動できなくなるし……下手に勘繰られない様に報告してくれるとありがたい(苦笑)
司 >・・・こちらは途中で弓と見張りを交代するくらいかな…。弓も看病せい(笑)
弓 >ぜったいにおことわりだ!!(笑)
司 >しょうがないなぁ…。その辺の掛け合いをするときに弓をからかうくらいにしてお来ましょう。母親の部屋から見える位置で(笑)
そら >じゃあ、わたしは弓ちゃんの代理になるのかな?
翔真 >操縦はお願いするよ(^^
そら >オートで飛ばしています^^
翔真 >了解、有難う(^^…あ、アドノレにクドラクに連絡とって貰って瑠那がどうなったかも聞いておいて貰えるとありがたいかも(・・;
アドノレ >病院の重要度が増していくのぉ
翔真 >俺もコネを取っておくべきかな(苦笑)
GM >瑠那に関しては…クドラクからは「あれなら無駄に元気だが、まだエミュレイターだった時の癖が抜けきっていないようだ。もう少し時間を貰ってもいいか」との事。
アドノレ >「無駄に元気なのは素だから治らんとのと違うか?」と言いつつ治療は全面的に任せるし
GM >クドラクからは「まあな。だがいきなり禁断症状を起こされても困るだろう」ともいっておく(笑)一方、七瀬博士は…救出時には自我喪失状態にあったそうで、復帰にはもうちょっと時間がかかるようだ。
尽 >むう、それは残念。だが無理はさせられねー。
翔真 >とりあえず自分に思いつく事はこれくらい、あとはおやっさんに直接会った時にハードディスクの事を報告します。
尽 >その辺は解析しないとな。七瀬博士に頼むのが早そうだ。
そして、アメニティユニット内…くつろぎの四畳半が、静香の部屋になっていた。
静香@療養中 >「・・・・・・時は、すっかり移ろったわね・・・」
そら >「変わったものもあります。変わらなかったものもあります。わたしは、その両方です」
静香@療養中 >「・・・その顔に言われると説得力が・・・ないのよね(苦笑)」
そら >「・・・・・・・そうかも知れません。わたしの顔は・・・沙弥と、同じ顔ですから・・・」
静香@療養中 >「そうね・・・私もあなたも時代に取り残された存在・・・でも、生きていかなければならないのよね」
そら >「・・・・・・その・・・しずか、さん・・・ふたりの、こと・・・」
静香@療養中 >「・・・・・・気になるかしら・・・もちろん、親だから気にはかけるわ。でも・・・私は何ひとつ強制はしないつもりよ」
尽 >あ、静香さんとそらちゃんの話、聞いちゃって良いですのかな??
GM >聞きたければどうぞ(笑)
司 >自分も聞いておくべきだった…(^^;
尽 >書類打ちの功名としておこう(笑)
翔真 >聞きたいのは山々でしたが、鈴なりになっては美しくないかと(苦笑)
アドノレ >鈴なりの挙句に崩れて突入すれば美しくなる((笑)
尽 >美しきお約束の世界♪
静香@療養中 >「・・・・・・・・・あの子達は、それぞれの人生を選び掴み取った・・・私はその選択を尊重したいのよ。」
そら >「・・・・・・・選択を尊重・・・」
司 >ではこそっと…。話してるところにきて思わず隠れて聞いていよう(笑)
翔真 >ではブリッジは静まり返って皆聞くとはなしに聞いていると(笑)
尽 >俺はデスク借りて作業してるから近いかも(笑)
GM >っ『伝声管が開きっぱなし』
弓 >「………………………………………………」きこえてないふり
静香@療養中 >「・・・・・・・・・それと、あなたにお礼を言わなければね。あの子達に会わせてくれたお礼を・・・もし、あなたが杉崎沙弥ならば、だけど」
そら >「うん・・・・・・沙弥にも聞こえているよ。とても・・・うれしいって。だけど、わたしはマリキュレイター・・・あなたに限らず、たくさんの人々の絆を壊した・・・」
静香@療養中 >「それ以上言わなくていいわ・・・・・・・・・あの子達が生きていてくれるだけで、私はうれしいの」
翔真 >「…………(母親、か)」
弓 >「……………………………(なにもきこえない、なにもきこえない、なにもきこえない、)」
尽 >割り込むべきかどうかびみょーだなー(苦笑) ま、黙ってぱこぱことキーボードに向かってようかな。
そら >「・・・うん」
司 >そろそろ頃合かな…。話が途切れたなら、お茶の用意をして4畳半に入るけど
静香@療養中 >「・・・・・・あら・・・司、ありがとうね・・・」
司 >「お茶の準備してきました。蓮石さんも飲みませんか?」
尽 >「お、さんきゅー、ちょうど欲しかったんだ(ははっ)」かかかか、ぱこぱこぱこ・・・(ぉ
翔真 >弓兵の人になる日も近そうだ……(ぁ
司 >「色々とお茶請けもあったから、用意してみたのでどうぞ(ニッコリ)」
アドノレ ><ぼそっ>「なんか妙に板についてるのは気のせいか?」</ぼそっ>
司 >「修行と証して色々やらされましたから…(ちょっと遠い目)」
アドノレ >婿入り修行(。。)\★どばきっ
尽 >ごっきゅごっきゅ「はー、一息つくねぇ(笑)」 お茶一気飲みするな(笑)
司 >「母さんもゆっくりと休んでくださいね(微笑)」
静香@療養中 >「・・・・・・・・・ごめんね・・・それでは、少し休むわね」
そら >「・・・・・・・・・・・わたしは、行くね・・・」
尽 >「母親ってのは、良いもんらしいですね(ははっ) 人造人間の俺には、良くわかりませんがね。」
GM >静香は眠りに落ちる・・・魔王から分離されたとはいえ、やはり相当衰弱していたようだ。
尽 >「俺の義弟が、そんなこと話してましたよ・・・ って、寝ちゃったかな、おやすみなさい。」
司 >では布団をかけつつ「何かできる、というのも嬉しいから…もう少し頼ってくれると嬉しいんだけどな(微苦笑)」
尽 >「・・・何か、そんなことばっかり言ってるな、司君は(ははっ)」
司 >「確かにそうかもしれませんね(苦笑)。ですけど、自分だけで抱え込もうとする人が多いもので」
尽 >「で、その司君自身も、あんまり抱え込まないようになー 頼れる連中は結構いるぜ?(ははっ)」
司 >「たまってきたら、回りに振るようにしますよ(苦笑)」
尽 >「そうしてくれ(ははっ) 微さんのためにもな(爆)」 これが言いたかっただけかも知れない(ぉぃ
司 >「そう来ましたか(苦笑) できる限り気をつけます(微笑)」
翔真 >「………(嘆息)」一息ついて周囲警戒に移行
やがて、フレースヴェルグは横須賀へと到着する。
そら >「横須賀に到着・・・着艦態勢に入ります」
翔真 >「了解。ご苦労だったな、有難う(フッ)」頭撫で
そら >「・・・・・・・・・・・ん・・・(///)」
弓 >「…………………………やっとついた…」
そら >「・・・・・・巡航速度・・・少し落ちていたから・・・ごめんね、弓ちゃん・・・」
尽 >「おおけー着いたか、こっちも何とか終わったぜ。」
アドノレ >「次は添乗員の基礎知識でも覚えるか?」
尽 >「で、スチュワーデスの服も着せるのか?(笑)」
アドノレ >「俺様はどちらでもよいが、喜ぶ者はおる筈だぞ」(笑)
尽 >「なるほど。」 ちらっと翔真君を見る(笑)
翔真 >「一見の価値は有ると思う、だが衣装に変な拘りは無いつもりだ(苦笑)」
GM >それから、持ち帰ったハードディスクを調べる仕事も残ってたね(笑)
尽 >そうですねー どこに持って行くかな? とりあえずおやっさん?
翔真 >ですね、報告もしなければなりませんし。
そら >「こっちは全部終わったので・・・いつものところに行きます」
翔真 >「いつもの所……墓の所か、それともメンテナンスで華恋嬢の所か……?まぁ邪魔しない様に心掛ける(苦笑)」
そら >「・・・沙弥と、おはなししてくるの・・・」
弓 >「…………………わかった。…一緒にいく?1人になりたい?」
そら >「弓ちゃんがいいなら、いいよ^^」
翔真 >「そうか………その後で気が向いたら俺の家に来ると良い。マティニヨンで気晴らしを邪魔した詫びをしよう(フッ)」
司 >「夕食、神社で食べるなら早めに連絡をお願いしますね。そのときは、弓も一緒にどうぞ(ニッコリ)」
そら >「・・・・・・うん・・・(にこ)」>翔真さん&司さん
弓 >「…………じゃ、一緒に行く。晩御飯は絶対いかない(ぷい)」
司 >「残念。まぁ、気が向いたら遊びに来てください(クスッ)……(ここから小声で)あと・・・そらさんをよろしくお願いします」
弓 >「…………………(こくん)」>司 後半にのみ(笑)
尽 >「またあとでなー(ははっ)」>そらちゃん、弓ちゃん
アドノレ >「ひとまずはさらばだ」
翔真 >「来る時は一度連絡をくれ……また後でな。」
そら >「うん・・・・・・また、ね^^」
そらは、MonAmiへと向かう一同と別れ、弓と共に立ち去った。
どことなく、足取りの重いままに。
尽 >記憶に止めておこう。
翔真 >行きたいが我慢………今回は弓ちゃんにお任せ(^^;
アドノレ >「背中で語れる漢女になる日も近いな」と茶化しつつ目は笑ってない
弓 >「……………………まだ、何か気にしてるの?」 歩きながら、道中聞いてみよう
そら >「・・・・・・うん・・・・・・」
弓 >「……………言ってみたら?…スッキリするわよ。」
そら >「・・・・・・沙弥のしたことが、正しかったのかどうか・・・」
弓 >「…バカね(くす)」
そら >「・・・・・・・・・ばか・・・?(’’」
弓 >「うん、そんなこと考えるのは、おおばかよ?」
そら >「・・・・・・・おおばか・・・(、、」
弓 >「今回のことはお芝居だったけど……私が悪かったって言って…翔真が正しかったって言ったらどうする?」
そら >「・・・わからない・・・わたしは、ふたりとも・・・力になりたいから」
弓 >「…今はこの国、表向きは平和よね。……でも、ほんの50年も前は、人間同士が戦って、殺しあうのが当たり前だった。……たった半世紀のあいだに、価値観なんて逆転するものよ。…もう半世紀後には、また戦争で殺しあいが起こってるかもしれない。」
そら >「・・・・・・・・・・・・・『沙弥』と『マリキュレイター』のように・・・?」
弓 >「そういうこと。………結局ね、そら。……あなたが、納得するかどうかよ。…正しいか、悪いかなんてのは、その時その時で違うもの。大事なのは…うーん…後悔っていうと違うわね………自分で飲み込めるかどうか、かな?」
そら >「・・・・・・インフィナイトだった時のわたしにとっては・・・構造はとても単純だったの。エミュレイターを倒す事・・・そのためにウィザードに助力すること。それが決まりごとだったから」
弓 >「まずくても、苦くても、飲み込んで、栄養にできるなら、いいんじゃない?……緋室の料理だって、泣きながら食べてくれるヒトがいるくらいだしね。…(くすっ)…きっと世界に1人くらいは必ず信じてくれるヒトがいるわ。大事なのは、それに甘えて、過信しないこと。……自分の決まりは自分で決める。それでいいのよ」
そら >「・・・弓ちゃんは?」
弓 >「…私も、貴女と同じ。………任務が全てだった時があったわ。」
そら >「・・・そうだね・・・わたしは、知っているから」
弓 >「…………(こつこつ、よ指先で頭つついて)……ココいじられて、ね…今でも、もう、何が本当で何が嘘なのか、はっきりと確信はできない。………でも、私も、真白も、緋室も……変わった、と思う。………………」
そら >「・・・じゃあ、これからはじめよう。わたしも、これからはじめる・・・弓ちゃんも、これからはじめる。だって、わたしたちは今・・・ここにいるのだもの」
弓 >「…言われるまでもないわ(にこ)…言ったでしょ?自分の決まりは自分で決めるってね。………私は、もう過去がわからないから……だから、永遠の未来を望んだのよ。…例えそれが戦いの永遠であってもね。」
尽 >うううう、最初を思えば、涙無しには聞かれんな(何)
弓 >そして英霊に(笑)
司 >なるな(笑)
尽 >俺の目が赤いウチはさせんぞー(笑)
そら >「・・・わたしは・・・願うだけで、この世界を消し去る事も出来るものだとわかった・・・だから、【わたし】には心がなかったんだと結論できる・・・その心、が・・・破壊を求めればいいだけだから」
弓 >「…心が無い方が危ないと私は思うけどね。…心がないってことは、抵抗できないってこと。……核ミサイルのボタンでしかない。…でも、心があれば…押すか、押さないか……迷うことはできるわ。」
そら >「・・・・・・迷う、こと・・・・・・わたしは、今までこのような事はなかったけれど・・・これが『迷う』ということ・・・」
弓 >「……それでも、押すというなら、それは貴女が考えて、迷った末の結論なんだから…自分でその結果を飲み込めるなら、いいと思うわ。……もちろん、反対するヒトは全力で止めるでしょうけどね。…たぶん、私も。」
そら >「わたしは、弓ちゃんたちを悲しませることは望まないよ」
弓 >「……ま…ちょっと考えてみてなさいよ。……私達がこうして、必死で戦って…エミュレイターから…世界の裏側から護ってる時にさ…。…貴女は、望むだけで世界を滅ぼせるというけれど…………………この世界に、世界の表側に……同じような人間が、何人いると思う?」
そら >「・・・人は・・・あまりにも、力を・・・望みすぎる・・・」
弓 >「………核ミサイルのボタンを押せる人間なら、100人くらいいるんじゃないかしら?(くす)」
そら >「・・・わたしは・・・・・・それでも、この世界を壊さない・・・この世界には、たくさんの命が輝いているから・・・わたしは、たくさんの人にそう教えられた」
弓 >「………でもね、そうやって…世界を尊いと思える貴女はきっとだいじょうぶだと、思うわ。」
そら >「・・・・・・沙弥は・・・わたしに、これを・・・教えたかったのかな」
弓 >ここで立ち止まって、最後の10mはそらに1人で歩かせて、見送ろう(笑)
そら >「・・・・・・沙弥、これでよかったんだよね・・・?」
そらは、今までに蓄積された「記憶」を、「意識」の中に「再生」していた。
楠ヶ浦学園の校庭で、転び掛けた沙弥を助け上げたその時の事を。
沙弥 >「…ありがとうそらちゃん、優しくしてくれて」 そら >「わたしの行動はすべてプログラムです。マスターの保護は当然の行為です」 沙弥 >「…うーん…そうじゃなくって…わたしだけじゃなくって、困った人を助ける事はとっても大事な事なの。それはね、ぷろぐらむっていうものなんかは関係ないんだよ」 そら >「では、どうすればいいのですか」 沙弥 >「今に解ると思うよ。だって、そらちゃんには心があるんだもの」 そら >「こころ…?」 沙弥 >「うん。わたしもそう言われたよ…わたしも、『人間じゃない』って言われて…だけど、『沙弥は人間なんだ、俺たちと一緒にいていいんだ』っていってくれた人がいて、とても嬉しかったんだよ」 そら >「…………」 沙弥 >「そらちゃんもおんなじ。そらちゃんはわたしよりずっと凄いんだから、そらちゃんにだってわかるはずだよ」 そら >「………理解が出来ません」 沙弥 >「…じゃあ、わかるまで一緒にがんばろう。そうすれば、きっとわかるようになるよっ^^」 そら >「……………はい」 |
…今なら、そらにもその意味が理解できる。確かに、あまりにも多くの回り道をしてしまったし、
目の前に今、たいせつな「沙弥」はいない。それでも…
目の前となった「沙弥の墓所」へと歩きかけ、そして振り向く。
…そこには今、たいせつな「友」のひとりがいる。
そら >「・・・・・・弓ちゃん」
弓 >「………………………ん?」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう^^」
弓 >「…ふ、ふんっ……(///)’’’」 ぷいっ
そら >「・・・・・・・当たり前の事をしているだけだよ^^」
弓 >「……………………………あー、もう………はいはい…どういたしまして(ぽふぽふくしゃくしゃなでなで)………私も、ありがと…」
そら >「・・・おぼえてる、弓ちゃん?・・・もう何年も前のこと。ひとりでいたわたしを・・・弓ちゃんは部屋にとめてくれた。その時から・・・わたしはあなたに教えられていたのです」
弓 >「………………きまぐれよ…(///)」
そら >「今のわたしが存在するための第一歩は・・・弓ちゃんが踏ませてくれたのです」
弓 >「………その私は貴方のせいで一度死にかけて……そして貴方のおかげで助かって(くす)……不思議ね。」
そら >「・・・・うん。でも・・・わたしは今、弓ちゃんと・・・ほんとうの意味で、ともだちになろうと思うの」
弓 >「……………そっか。」
そら >「わたしは今まで・・・機械だったから、この言葉を言う事が出来なかった。だけど、皆にもらった心がそう願うの・・・」
弓 >「……………遅いのよ、ばぁか…(ぷい、と照れくさそうに、真っ赤になった顔を背けるが…ちょっと微笑んでる)」
そら >「はい。わたしは・・・ばか、です^^」
弓 >「……………………………私も、か…(くす)……ほら、行きましょ。」
そら >「・・・うん^^」
尽 >そらちゃんも真に目覚めたな・・・ゲストに来た甲斐があったな、本当に。
翔真 >感涙(TT
尽 >弓ちゃんのツンデレも沢山見られたしな(煽ったし)
弓 >煽られまくった(笑)…おぼえてろー!うわぁぁぁぁん!><
…2人が「沙弥の墓所」で、続くひと時を過ごすその間に。
ウィザード達は、疑惑の詰まったハードディスクを携えてMonAmiを訪れていた。
解析の結果、彼らが見出したのは…奇妙な文字列で構成されたデータであった。
…いや、そのデータを用意するためだけに、このハードディスクが用意されたのだろうか。
司 >「文字列ですか…?」
アドノレ >「うむ。この法則が何かを理解しないといかんという事だな」
翔真 >「……下手に読み出すと、それで何かが発動するなんて事は無いだろうか?」
アドノレ >「繋いでいた場所を考えると攻撃的な仕掛けよりも、自壊系の仕掛けのが確率が高そうな気がする。仕掛けて有ればの話だが」
尽 >「文字列ねぇ・・・そう言うの詳しいのって、誰かいたかな。」 HD分析に参加。
翔真 >「………アドノレ以外では、後はもうリカルドか涼夜くらいしか俺は思いつかない(渋面)」
アドノレ >「いずれは専門家が到着する予定ではあるのだがな」
翔真 >「読み出し用のキープログラムでも有ると言うなら、それ抜きでやるのはかなり面倒になるだろう。」
尽 >「まあ、その場合は心当たりがないでもないな・・・あまり使いたくはないが。」 地下施設のデータバンクとか俺のデータバンクとか。
司 >何語かわかりますか?
GM >OKOK〜。どうやらウィルスとかの類ではないようだ。むしろ・・・構造体か何かの計算式のようだね。
司 >・・・専門知識がないと無理っぽいですね(^^;
尽 >まあ、内容が何であるかぐらいはアレ使えばわかるんだが・・・最後の武器で。 とりあえずおやっさんに聞いてみない?
翔真 >ですね、後はやよいさんにも。薬の構造式とかだったら解るかも知れませんし(苦笑)
司 >「せめて、何の分野かはわかりませんか?」建築物か、生命工学か、機械関係か・・・
おやっさん >「…専門家が残した手がかりといえば、ここにあるのは椎果くんから預かったプラントのDVDくらいだが」
尽 >MonAmiでDVDを観ると、いろいろな事が思い出されるなぁ・・・
司 >「まずはこっちも調べてみますか」
翔真 >「そうだな…おやっさん、そっちも調べさせてもらえませんか?今は何でも手掛かりが欲しいですし。」
尽 >「そうですね。そっちが何かの参考になれば・・・」
アドノレ >「んむ」
おやっさん >「・・・やよい、頼む(−−;」
やよいさん >「・・・仕方ありませんわねぇ・・・^^」
翔真 >「……何か問題でも?(・・;」
やよいさん >「皆さんは、こういう時困らないように・・・以前、こんな事を言った覚えもありましたわね?^^」
翔真 >「…………(汗)」
やよいさん >「このDVDには、コスの拠点の記録だけではなく・・・彼のクローンの製法も記録されていますの。むしろ、こちらがメインかしら・・・それで、このデータを参照させてみると・・・」
そこには、DVDによって暗号化を解かれたハードディスクのデータ・・・
クローン用の構造式が表示されていた。
やよいさん >「…ビンゴ、ですわ♪」
尽 >「え、何です?」
やよいさん >「プロフェッサー=コスがどうなったかについての答えが、ここに出ていますの^^」
翔真 >「……その内容は?」
やよいさん >「椎果さんが取ってきた、この『生成プログラム』を参照した結果なのですけど・・・コスは『ウィザード』を作っていたようですわね。それも、とても強力な」
尽 >「やよいさん、もったい付けないでくださいよ(苦笑)」
やよいさん >「・・・皆さんが回収してきたのは、コスの『新しい身体』のデータですわ」
尽 >「なるほど・・・」
翔真 >「やはり体を乗り換えるために脳を抜き出したのか………。」
アドノレ >「齢を重ねた脳と新品の体の相性はあまり良くない筈なのだが、技術は向上しつづけるという事か」
おやっさん >「そういう事になるだろう。特にコスのような『倫理』を無視し続けられる人種にとってはな…」
司 >「そこまで研究が進んでたんですか…」
やよいさん >「・・・N2を生み出した技術に、大戦前ですら遺伝子改造を可能としていたことを考えると・・・それ以上の事が出来ていてもおかしくはないですわ」
尽 >「しかしそうなると・・・あの場所に脳が無かったのは気になるな・・・」ぼそ
おやっさん >「おそらく、コス自身が外に出る訳には行かなかったのだろう…あれほどの人物の挙動は、嫌が応にも目立つからな」
翔真 >「と、それでその体はどの様なものになっているのですか?」
やよいさん >「彼はこれまでに手に入れた最強の人間の遺伝子を改造して、自分に合うよう調整していましたのよ」
尽 >「・・・悪趣味な」 吐き捨てるように
翔真 >「………一体何が目的でそんな事をしていたのでしょうかね……。」ハイブリッドヒューマンかスーパーコーディネイターと言うところですか(笑)
やよいさん >「主な理由は延命でしょうね・・・脳をどうしているかは、もう少し調べないとなりませんけど」
司 >「となると…マンモンとともに機会を狙ってる可能性もあるということですか・・・」
翔真 >「ウィザードの能力を備えた体を作れる………魔王の依代としても一役買えそうですね(嘆息)」
尽 >「言いたくはないが、前例があるしな(苦笑)」
やよいさん >「ありえる話ですわ・・・ウィザードの能力を与えた理由も、調べてみませんとね」
尽 >「そうですね。」 今回終わったら、次はそれだな。
司 >「杉崎さんや露木さんには悪いですが…しばらくは警護を強めた方がいいかもしれませんね」
尽 >「全くだ・・・次から次へと・・・」
アドノレ >「外つ国の大物が次から次へと忙しい事だ」
司 >「この国にすまう八百万の神々の力を借りる者としては、盛大に迎えてあげないといけませんね(クスッ)」
おやっさん >「・・・マスターソン達にも話をしておかんとな・・・BMKの動きを掴んでおかねばならん」
尽 >「お願いします。」
やよいさん >「とにかく、気をつけないといけませんわね・・・嫌な予感がしますわ」
翔真 >「やよいさんの予測等はよく当るので、そう言われると怖いですね(苦笑)」
アドノレ >「予感は前兆。それを取り越し苦労にするのがお主の役目だろう」
翔真 >「そうだな、それくらいの甲斐性は見せないとな(苦笑)」後は安直魔法”かくかくしかじか”を用いて一通りの事を報告でしょうか(笑)
尽 >つ 準備済み安直報告書「かくかくしかじか」(笑)
翔真 >素晴らしいっ(笑)
GM >うむ、無問題(笑)
尽 >「(小声で)華恋ちゃんは既に二度狙われてますからね・・・更に警戒を強めましょう。」>やよいさん
やよいさん >「・・・あの子については少し気にかかっていることもありますから、それとなく調べておきましょう・・・(小声)」>尽さん
尽 >「俺が言えた義理じゃないのはわかってますが・・・お願いします(小声)」>やよいさん
そんなこんなで…警戒を深めるさなか、マリキュレイター問題の解決策が講じられていく事になる。
続く3ヶ月の間に、移動クローンプラントのサルベージ、レオン博士の来日、
怜&リカルドによる設備整備。着々と、計画の準備は整えられていった…
尽 >これが根源的解決の一つになればいいが・・・(問題は妨害か)
翔真 >全部斬り払うのみ、です。
司 >事を考えると・・・内調は動かせないな。個人のコネに頼るか・・・
尽 >俺の炎は、善き意志に力を貸すだろう。これからもな…時には悪にも貸すだろう。悪にもいろいろ居るしな(笑)
アドノレ >へっぷし(笑)
弓 >私は英霊として、後始末に(笑)
司 >何が起こるにしろ、やるべきことを把握し、確実にこなす。それがプロと言うもの…
だが、世界は更に、
予想だにもせぬ運命へと動いていく事になる…。
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