【第20夜】
横須賀の最も長い夜

<PART−16>



ガイア世界の人々
〜そして、幕間の陰謀〜



ウィザードたちが移動を開始したのと、ちょうど同じ頃…。
元の世界に属する、とある月匣の中。
その外見はどこか地下牢を思わせる、石組みの部屋だった。
ただ、そのあちこちを、肉色の蔓のようなものが覆っている。
よく見れば、それらはどくどくと脈動していた。

まったく同じ姿に、異なる赤青の色を持つ2人の少女が、使い魔からの報告を聞いていた。


「…ふぅん」「…ふぅん」「パー子は負けたのね」「パー子は負けたのね」
まったく同じ姿勢…両腕を組み、やや不機嫌な面持ちで、2人の少女はまったく同じタイミング、
まったく同じ声で、まったく同じ言葉をしゃべっていた。

「どうしようか?」「どうしようか?」
これまたまったく同じ、当惑気味の表情で以下省略。
そこに、軍服を纏った男装の麗人が現れた。

「カミーユ=カイムン」「カミーユ=カイムン」
2人の少女が、麗人の名を呼ぶ。

「ヴォリンにヴェレン…贄たちの様子はどうだい」
「見ての通りね。おとなしいものよ」「見ての通りね。おとなしいものよ」
2人の少女…ヴォリン=テースとヴェレン=トースは、脇に目をやった。

その場所、冷たい石組みの壁面には…

少女ウィザードたちが、いずれも無力・無防備な姿で肉色の蔓に繋がれていた。
魔王たちの意図する計画において何らかの役割を演じるために、
その力と意識を封じられ、囚われの身となった少女達。
更に、その片隅に…彼女達よりいくらか幼い、銀髪の少女が同じようにして繋がれていた。

「ほほう。これはナターシャ…元・第一柱の巫女か」
ナターシャ…かつて魔王アスモデートが策謀した「六柱の巫女」事件の関係者の1人である。
「さっき入ったの」「さっき入ったの」
相変わらずの口調で、双子魔王。
「すると、ピュセル=ポセルは義務を果たしたか…その割には、当人の姿が見えないが?」
「逃亡中よ」「逃亡中よ」

ナターシャを捕らえた北の魔王ピュセル=ポセルは、神聖護世騎士団の猛追撃を受け、
やむなく防戦する一方、使い魔をもって、彼女を双子魔王の元へと送ったのだった。

「なるほどね…それに、もう1人足りないようだが?」
「パー子は失敗よ。さっき報告があったわ」「パー子は失敗よ。さっき報告があったわ」

「そうか…まあ、パーズ=スーごときにあまり期待はしてなかったがね」
男装の麗人には、さしたる感慨もない。既にその脳裏には、次なる思惑が浮上していた。

「(とりあえず、次善の策は期せずして潰されたな…平行世界ガイア、甘く見過ぎたか。
しかしこうなると、いよいよマンモンの奴次第となるところだが、はてさて…)」

◆ ◆ ◆

さて。ガイアに降り立ったウィザードたちは、夜の帳が下りた秋葉原駅前に降り立っていた。

GM >秋葉原の夜は早い・・・だいたい20時には、主だった店はほとんど閉まってしまう。一同が滑り込んだのは、その少し前だ・・・
弓 >一部のお店は0時にあおて(笑)
GM >うむ、裏通りとかね(笑)
アドノレ >思わず値段のチェックをしてしまふとか
鋼地 >「……(……秋葉原か……向こうの世界でもあんまり来てねぇな……)」(周囲を見渡しつつ)
アドノレ >悪意の視線を感じる度にカメラ目線でぽ〜ぢんぐ
紗耶 >「じゃ、これから赤羽神社にいくよー。くれはさんなら、レンさまの居場所を知ってると思うの^^」
翔真 >「赤羽神社の”くれは”さん?………なるほど、知り合いなのはこちらでも同じなのか。了解した。」
鋼地 >「あいよ。」
翔真 >「………夜に訪問か、事態が事態であるから納得してもらえれば良いのだが(苦笑)」
司 >「と、なるとこっちになるんですか?」自分の世界の赤羽神社のほうを示す(笑)
紗耶 >「? よく知ってるね〜^^」>つかにい
司 >「一応、ね(苦笑)」内心「(どのような方が出迎えてくれるのやら…)」(ぁ
鋼地 >こっちのくれはさんマッチョダンディじゃなかった?(ぉ
紗耶 >「知ってるなら、まぁいいかぁ(笑)それじゃあ、行っくよー☆」てってってー☆
司 >今の時間帯なら、人にぶつかったりはしないか。おとなしくついていきます
鋼地 >「走るな。転ぶぞ。」(ぁ
紗耶 >「・・・きゃう☆(こけっ」
鋼地 >「マジでこけんなよ!? 何処のギャグ漫画だっ!!……ったく……ほれ。」(手を差し出して)
アドノレ >「お約束。それは世界結界の示す黄金率。世界に愛される者ほど是に抗えない・・・と誰かが言ってたぞ」>鋼地
鋼地 >「変な心理だなおひ。」
紗耶 >「うー・・・ごめんね、ごめんねー・・・(^^;」>みつにい
鋼地 >「いや、デフォルト設定と認識してるから問題ない。怪我はねぇか?」
紗耶 >「うん、あたしはぜんぜんだいじょーぶっ^^」

そして、赤羽神社。そのたたずまいは、『こちら側』の世界とほとんど変わらない。
ただひとつ、境内から漂う雰囲気をのぞいては…

GM >境内にいたる長い階段を歩いている間、境内のほうから響き続けるのは野太い掛け声。
翔真 >「………こんな時間に参拝客か?それともこちら側のご同輩か……」
司 >「組み打ちでもしてるのかな?」
GM >そして、長い石段を登りきったその先、境内では・・・

身長2メートルを超えるどこの空手家ですかといわんばかりに鍛え上げられた肉体を
もろ肌脱いだ黒髪姫カットの男が、積まれた瓦に向かって男を磨いている。

翔真 >「………………………何、だと?(汗)」
鋼地 >「…………なぁ……なんだあのツッコミどころ満載の存在は。」(ぁ
アドノレ >対抗してはげヅラでも磨くか(笑)
紗耶 >「あ、くれはさんだ・・・くれはさーんっ^^」
『くれは』 >「ぬお?おお、お主は・・・横須賀の森沢君ではないか!いやぁ元気だったか?」
鋼地 >「ってアレがくれはさん!? 失礼だがくれはって野郎に付ける名前なのか!?」
弓 >「…………ここまで違うのかー…」
司 >「・・・この世界の自分と会うのが怖くなりましたね」(ぁ
翔真 >「う………想像するのすら怖くなったぞ(−−;」
鋼地 >「……俺はこっちの世界だとどっちなんだろうな……」
アドノレ >「ドッペルごっこは無理そうだな」
鋼地 >「ごっこじゃねぇよったく……」
大男 >「・・・ぬお?これは見かけぬ御客人・・・私は当神社にて神職をあずかる『赤羽 呉覇』・・・こたびは、いかなるご用件ですかな?」
鋼地 >「ああ、わざわざどーも。俺は『間宮 満照』だ。」
司 >「お初お目にかかります。俺は陣内司といいます。実は・・・」
翔真 >「………夜分に申し訳無い、貴……殿が『柊 レン』の知り合いと聞きその所在を伺いたく……。」
紗耶 >「あのね、そのね・・・・・・あんちょくまほー、かくかくしかじかっ!!」
鋼地 >「お前も覚えたんかそれ!? っつーか最近多くね!?」
呉覇 >「ふむふむ。柊を探しておるのかぁ・・・最近多いようだな」
翔真 >「多い…?」
司 >「俺達の前にも誰か来たんですか?」
呉覇 >「うむ。サイモン=マーガスとかいう輩がな。あの時はひどい目にあったものだ・・・」

くどいようだが「愚者の楽園」参照である。

呉覇 >「それはさておき、柊の事なら・・・いつものように体調を崩してな、離れで寝ておるぞ」
弓 >「Σ( ̄□ ̄; 手間が省けて結構なことだけど…」
司 >「今訪ねても大丈夫ですか?」
呉覇 >「なぁに、いつもの事だ。気にするでない」
紗耶 >「そういえば聞いたことがあるよ〜・・・レンさまは病弱だって」
翔真 >「こちらの柊は体が弱いのか………無理をさせてしまう事になり兼ねんのは心苦しい……。」
鋼地 >「……病気持ちかなんかか。」(汗)
アドノレ >「持病の癪か。それとも吐血して袖口でぬぐうのか?」
呉覇 >「うむ、詳細はわからんが、実にバラエティに富んでいるぞ」
鋼地 >「症候群系か……」←今ではすっかり良くなった元病気持ち(笑)
翔真 >「………いきなり胡散臭くなって気がしないでもないが、会わせて頂こう。」
呉覇 >「うむ。ではついてくるのだぞ・・・」ずんずん境内を歩いていく(笑)
弓 >「…(いやなよかん)」
司 >「強い力を持つことの‘代償’なのかもしれませんね…」ライフパスで考えると、かなりの確立では持病持ちになるし(ぁ
鋼地 >「……代償……ね…………」
翔真 >「………そうだとしたら、当人には良い迷惑だろうな。行くぞ。」
司 >「まずはあって話さないといけませんしね」言いつつついていきます
鋼地 >「……(……俺の病気は……代償だったのか……?……)」
GM >そして、赤羽神社の離れ・・・事もあろうに呉覇は「おぉーい、柊ぃ!!」と大音声で呼ばわりながら、障子を開ける(ぁ
司 >まてや(笑)
翔真 >良いのかそれで(汗)
鋼地 >「病人ねてんのにいいのかそんなんで。」(さすがに叫ぶツッコミはしない(笑))
GM >この2人は幼馴染だから、これでいいのだ(笑)その向こうには・・・1人の美少年?が寝床についていた!

レン >「・・・・・・騒々しいよ、呉覇・・・いったい何の騒ぎ?」むくりと上半身だけ起きる。胸が・・・ある。
呉覇 >「ぬおお、騒ぎも何も・・・お前に客人だぞ」
鋼地 >「……あー、すまん。俺、外いる。さすがに女が寝てる部屋覗くわけにゃいかん。」
翔真 >「………性別は逆なのか、なるほど。」
アドノレ >「…」このネタは使えるな。顔写真は抑えとくか
翔真 >「……俺も外で待つ、弓ちゃん、森沢嬢……済まないが頼む。」
弓 >「……………って、ちょっと…私がやるの?…柄じゃないんだけど?…」
翔真 >「蟻塚の言うとおり婦女子の寝所に押しかける訳には行くまい?(苦笑)」
鋼地 >こっちでは間宮で通してるのにぃ(笑)
翔真 >悪いが解ってて言っている(苦笑)
鋼地 >な、なんだってー(笑) 真意はわかりませんが降られたら乗るのが我が家の教え(何)
紗耶 >「・・・ありづか?(’’」
鋼地 >「あー、その件については落ち着いたら話してやる。」
翔真 >「説明は後でな(フッ)」
紗耶 >「あ、うん・・・レンさま、だいじょうぶ?」
レン >「やぁ・・・誰かと思えば、さぁやじゃないか。それに・・・キミたちは?」
アドノレ >「俺様の名はアドノレ。お初にお目にかかるが、なんぞ気を回してる連中が多いので、面会に支度時間が要るだろうか?」
レン >「いや、大丈夫だ。寝てたら結構よくなったよ」胸元ボタンをとめつつ。
紗耶 >「よかった・・・レンさま^^」横にちょこんと座ってる(笑)
弓 >「…あー…ええと、貴女が前にこっちに来たでしょ?その世界のモノデス、コンニチワハジメマシテ。」
レン >「・・・こっち、の世界?・・・もしかして、蓮司くんの?」
弓 >「ええ、そう。…で、ね、まぁいろいろあって、貴女の力を借りたいわけ。かくかくしかじか…と。」
レン >「そうか・・・でも、ボクはアンゼロット様に忠誠を誓った身。アンゼロット様の許可なくして、動くことは許されないんだ・・・」
翔真 >「ではアンゼロットの許可を取れば良い、と受け取って良いのか?」
レン >「うん。アンゼロット様のご命令なら、ボクは喜んで従うよ」
弓 >「………………………………………こっちの柊はえらく素直ね…アンゼロットに対して…。(びっくり)」
翔真 >「彼女がそういう性格なのか、もしくはこっちのアンゼロットはそう言わせるだけの人物なのか……(苦笑)」
鋼地 >「……コメントは控えておく。」(苦笑)
弓 >「………………ものすごーく会って見たいわね…ホント。」
アドノレ >「会って無事に済むならばな」
翔真 >「………最悪さっき弓ちゃんが見つけた物を取引材料にすれば、無事に帰る位は出来ると思う。」
レン >「・・・・・・蓮司くんの方のアンゼロット様にも会ったけど、ちょっとね・・・」
鋼地 >「……やっぱちがうんか?」
レン >「・・・・・・どうしたの?なんだか皆、微妙な顔をしてるようだけど・・・」
鋼地 >「……ああ、いや……さほど気にしないでくれ……」(乾笑)
翔真 >「まぁ………俺達はこっち側のアンゼロットに対しては色々とあったのでね(苦笑)」
レン >「・・・微妙にわかるような、わからないような・・・(^^;」
翔真 >「となると………こちらのアンゼロットに面会を申し込まないとならんが、どうやって連絡を取れば良いのやら。」
レン >「大丈夫、アンゼロットさまの番号は知ってるんだ」0−Phoneを取り出す。
弓 >「ありがとう。お願いできる?」
レン >「ああ、ちょっと待ってね…(0−Phone操作)…もしもし、柊です。アンゼロット様をお願いします」
翔真 >「申し訳無い。」

レンは、しばらく話し込んでいたが・・・0−Phoneを閉じて、一同に向き直る。

翔真 >「…………結果は、何と?」
レン >「アンゼロット様がお会いになるそうだよ。いちおう、準備はしておいてね・・・」
司 >「ここで、ですか?」
レン >「いや…これからアンゼロット様の御殿に行くんだよ。だから・・・ね」立ち上がって装備整え。
弓 >「ありがとう…準備っていうと・・・…………………………着替えね…。」
紗耶 >「ん・・・さっき買っとけばよかったかな(。。」

鋼地 >「……(……こっちのアンゼロットに会うことになるとはな…………)」
GM >すると、程なく・・・境内の一角に、おもむろにドアが現れる。
紗耶 >「わぁ(@@」
アドノレ >思わず身構える
呉覇 >「ぬおお、あれこそアンゼロット御殿への次元扉・・・」
翔真 >「………迅速だな(フッ)」
弓 >「……………………………UFOキャッチャーで釣られるよりマシよね…はるかに…(ぼそっ)」
レン >「さあ、行くよ・・・アンゼロット様に、くれぐれも失礼のないように」
紗耶 >「はぁ〜い、レンさま^^」
司 >「行きますか」
翔真 >「迎えが来てしまっては着替える時間は残念だが無いだろう、行くしかない(苦笑)」
弓 >「はぁ…しかたないわねぇ…」
鋼地 >「…………(無言でついていく)」

レンの先導で、光の扉をくぐる一同。その先には…幻想的な光景が広がっていた。
地中海沿岸を思わせる地形。あちこちに並ぶ、ギリシャ風の石柱や彫刻…

鋼地 >この子の実家(アンゼ城)とは違うです?
GM >うむ。アンゼロット城は中世城砦風だったけど、こちらはギリシャ風の御殿なのだ(笑)
鋼地 >「……随分毛色が違うな……『こっち』は……」(周囲を観察しつつ)
司 >「・・・・・・変な仕掛けは無しか」(ぁ
アドノレ >とりあえず警戒してみる

そして、陽光をいっぱいに浴びた中庭で一同を待っているのが・・・金髪に赤銅色の肌の美少女。
その姿を見るや、レンはささっとかしずき・・・その横に、紗耶がちょこん、と控える。

美少女 >「はじめまして、異世界のウィザードたち。私が『輝ける黄金』アンゼロットです」
司 >「はじめまして。俺は陣内司といいます。お見知りおきを(ペコリ)」
アドノレ >「俺様はアドノレ。お初にお目にかかる」
鋼地 >「……あんたが……『こっち』のアンゼロットか…………」
翔真 >「お初にお目に掛かる、自分は相羽 翔真。突然の訪問をお許し頂き、感謝致します。」
弓 >「………………………………負けたわね(ぼそっ)」
アンゼロット >「・・・だいたいの話は、そこのレンよりかくかくしかじかで聞きました」
鋼地 >「マヂで便利だなおひ。」
翔真 >「………(普及率は高いらしい(^^;)」
アンゼロット >「・・・他の守護者はどうだかわかりませんが、少なくともこの私は・・・『ひとつの平行世界の危機』は『われわれの世界の危機』でもあると認識しています」
翔真 >イカン、マジで立派な人だ(爆)
鋼地 >弁護人にしたい(ぁ
GM >このアンゼは、サイモンの事件の際にいろいろと教訓を学んだのです(笑)
アンゼロット >「・・・その危機の打開のために、レンの力が必要でしたら・・・このわたくしの名において許可しましょう」
翔真 >「………ありがとう御座います。」(深々と礼)
レン >「あの、アンゼロット様・・・」
アンゼロット >「なお、レン・・・例によって拒否権はありませんから、そのつもりで」
レン >「(やっぱりー、という表情)」
アドノレ >「うむうむ。やはりそうでなくては」
司 >「面倒をおかけしてすみません。ですが・・・あなたの力が必要なんです」>レン
レン >「アンゼロット様のご命令ならば、ボクは従います・・・それが世界にとっては正しいことなのだから」
アンゼロット >「それでこそ、勇者です・・・」
弓 >「……………………お、オトナね……ていうか…交換しない?…」(笑)
アンゼロット >「それは不可能です(爽)」
鋼地 >「……似てねぇと同時に似てる……」
翔真 >「『柊』と言う人物に対しての態度は共通するものが有るが………こちらのアンゼロット『様』の方が懐が広い様だ(フッ)」
司 >「(似通ってるところもあるのか・・・)」

翔真 >「(そして服装の違いも”胸”の差から来ているんだろうな………)」(ぁ
アンゼロット >「・・・ところで、レンはともかくとして・・・皆様はお疲れのようですね」
紗耶 >「あ、あの・・・あたしは、だいじょーぶなんですけど・・・みんなが、たいへんで・・・」
翔真 >「流石に……向こうの世界からこっちの世界に来てまで、結果魔王3体と連戦でしたので……お見苦しい様相になっている事はご容赦頂きたく。」
アドノレ >「疲労が見受けられるのは修行不足というやつだな」
アンゼロット >「あら・・・そういえば、魔王パーズ=スーがこの世界に侵入した旨通報がありましたが・・・皆さんが倒されたのですね」
アドノレ >「倒したというかモノのついでに撥ねたというか」
司 >「降りかかる火の粉を払ったというのが正確ですね」
翔真 >「聊か成り行きの感は否めませんが………結果的には、だな(苦笑)」
アンゼロット >「それはそれは、お疲れ様です・・・さあ、まずはコーヒーでも飲んでひと息つきましょう」

鋼地 >「『こっち』のあんたはコーヒー派か。」(笑)
弓 >(このコーヒーはだいじょぶでしょうね…) どきどき(笑)
鋼地 >「……」(コーヒーに口をつける)
GM >コーヒーは普通に美味しい。ちなみに、当然レベルは下がらない(笑)
翔真 >出されたなら失礼の無い様に頂きましょう(^^
アドノレ >プラーナを開放しながら飲食するのは大変失礼な行為です(笑)
弓 >「…………………………………ああ、そうそう。こんなメモひろったんだけど…(ぴら)」
アンゼロット >「・・・あら。それは・・・?」
弓 >「…佃煮娘がもってたメモよ。」
アンゼロット >「では、拝見させていただきましょう・・・(チェック)・・・なるほど。そういえば、最近魔王たちに気になる動きがある、という情報も、いちおう寄せられていましたが・・・」
紗耶 >「えぇと・・・あたしが魔王に狙われました・・・」
レン >「それは本当かい、さぁや!?・・・さっきの話にはなかったけど・・・」
紗耶 >「・・・レンさまを心配させたくなくて・・・それに、おにーちゃん達のおかげであたしは無事でしたし^^」
アンゼロット >「こちらにパーズ=スーをよこしにかかる程、大きな計画・・・おそらく双子魔王も、真の黒幕ではないとすれば・・・(コーヒーひと口)」
司 >「全てを企んだ者がいるか…。相手の目的をはっきりさせないと、効果的な対策が取れませんね・・・」
アンゼロット >「・・・(カップを置いて)いいでしょう。レンには改めて、あちらの世界の皆さんの手助けをしてもらうとして・・・森沢紗耶の身柄は、このわたくしが暫時預かりましょう」
弓 >「………(い、いいひとだ!Σ( ̄□ ̄;)」
司 >「お心遣い、感謝いたします(ペコリ)」
翔真 >「………重ね重ね、ありがとう御座います。」
アンゼロット >「裏界6魔将といえば、裏界皇帝シャイマールの引退と共に、すべて引退したはず。その彼らの名が出る以上、おそらく後ろにいるのはルイ=サイファーやベール=ゼファーではないでしょうが・・・レン、そのあたりの調査も合わせてお願いします」
レン >「はい、アンゼロット様」
弓 >「……………………………」
司 >「(・・・俺達の世界のアンゼロットは、ある意味不器用なのかもしれないな)」
アンゼロット >「あちらの世界への回廊は、はやくとも明日中には手配させましょう・・・ただし、あちらの世界結界に今ただならぬ事態が起きていて、特異点の確定に手間がかかる事はご理解くださいね」
弓 >「ありがとうございます。…正直、ここまでしてもらえるとは思ってなかったので…」
アンゼロット >「いいえ。皆さんの世界には・・・特にサイモン=マーガスの件で、大きな借りがあるのです」
弓 >「そう…ともかく、礼は言わせて。ありがとう…」
翔真 >柊 蓮司の頑張った結果を食いつぶしているのだろうか(^^;
司 >「重ね重ねご迷惑をおかけします(ペコリ)」
鋼地 >「…………」
翔真 >「そこまで骨を折って下さるとは………この一件が終わった後、機会が有れば御礼をしたい所です(苦笑)」
アンゼロット >「それならこの世界にとどまって・・・(ゴホンゴホン!)・・・いえ、なんでもありません」
翔真 >「………体が空いていれば手伝いくらいは(フッ)」
アドノレ >「差し支えなければ聞きたいのだが、各界の守護者を名乗る者はその外に対してどの程度の影響力を持ってるのだろうか?」
アンゼロット >「それは、ケースバイケースといわざるを得ませんね・・・少なくとも、他世界への回廊を開くのが最大限で、直接干渉ができるほどではありません」
アドノレ >「では互いの行動に干渉することは。たとえば、魔王のように顔をつき合わせて協定を結ぶとか」
アンゼロット >「ないとは言い切れませんね・・・もっとも、それは『世界防衛のため』という一義につきますが」
アドノレ >(いざとなったら他所に亡命という手もあるのか)
アンゼロット >「ともあれ、回廊を構築できるまでは疲れをとる事を考えてください・・・内部にいろいろと取り揃えていますので」
アドノレ >「恩に着る。いずれ縁があればこの借りを返そう」
司 >「彼女は必ず守り抜きますので、ご安心を」

ガイアのアンゼロットは、一同を御殿の奥へと招待する…そこは、和風にしつらえられていた。

アドノレ >「良い趣味をしてるようだな」
紗耶 >「ぅわー・・・温泉もあるよぉ(’’;」
レン >「あの温泉はボクもよく使うんだ・・・疲れがよく取れるよ」
アンゼロット >「(にっこり)続報が入るまでは、こちらでゆっくりしていってください」
翔真 >「世話になる………本当に、感謝の言葉も無い。」
司 >「この借りはいつか・・・」オクタ経由すれば、これないこともないだろうし(笑)
翔真 >陣内君と二人で飯でも作るか?少しでも恩返しと言うのも含んで(笑)
司 >それもいいですね(笑)
弓 >「…………いいのかしら…こんなにくつろいで(−−;」
司 >「休むことも、大事な仕事ですよ(クスッ)。とりあえず、今はね・・・」
翔真 >「助力して貰うが、レン嬢を必ず安全にこちらの世界に返さないとならんのだし。回復しておくに越した事は有るまい(苦笑)」
弓 >「……………そうね…さすがに……疲れた……(ぱた)」
紗耶 >「ね、ね!早速入ってきていい・・・?(’’」
アンゼロット >「・・・ええ(にっこり)」
翔真 >「滅多に無い機会だ、堪能して来ると良い(フッ)」>森沢嬢
紗耶 >「うん、わかったっ!」だーっと温泉へ走っていく(ぁ
司 >「紗耶さん、着替えも持っていかないと駄目ですよ」
紗耶 >「レンさまも、ゆみさまもー・・・みんなも一緒にはいろーよっ^^」脱衣済み(ぁ
翔真 >無茶言わないでくれ〜(^^; さぁやだけでもピンチなのに弓ちゃんやレン嬢が一緒だと間違いなく俺の理性はリミットブレイク(ぁ
司 >「それはまずいでしょう(苦笑)。あなた方が入ってる間に、食事の準備をしておきますよ」>紗耶
レン >「ボクはさぁやと一緒するよ・・・これから世界を渡るんだ、寝てばかりもいられないさ」
翔真 >(目隠しして)「気持ちだけ貰っておく、行ってこい(苦笑)」>森沢嬢
紗耶 >「はぁーい!!(^▽^)」引っ込みまぁす(笑)
鋼地 >「……悪いんだが……後で少し、時間くれねぇか?」
アンゼロット >「ええ、かまいませんよ」
鋼地 >「助かる。」
アンゼロット >「それでは・・・またのちほど」

アンゼロットは、その言葉を最後に場を離れる・・・おそらく次の行動をとるためだろう。
この迅速さは、さすがアンゼロットというべきか。

弓 >「………あー…お風呂…はいらないと…………でも、眠い……(ぱた)」
司 >「せめて服は着替えないとしわになりますよ(苦笑)」
弓 >「…………わかってる……わよ………(ごろーん、と隅っこで丸くなって寝ッ転がったまま…ぬぎぬぎ、ぽい、ぬぎぬぎ、ぽい)」
翔真 >いーなープリンス(ぁ
鋼地 >兄妹(姉弟?)ですから(何)
司 >「やれやれ・・・風邪引かないように(苦笑)」
弓 >「……………………………zzz……」
アドノレ >タオルケット被せとく>弓
翔真 >「………身内には厳しい様だが、どちらかと言えば人情肌なのか?『輝ける黄金』殿は(フッ)」
レン >「ボクにとっては、唯一無二のお方だから・・・それじゃあ、また」さぁやを追いかける(笑)
翔真 >ツッコミまくりでそのうち温泉が血(レンの吐血)で染まらないかが心配(爆)
アドノレ >「必要とあらば冷酷になれてもそれを維持し続ける必要は無いという事だろうか」
翔真 >「あぁ………敵に回るには惜しい人だ(苦笑)」
アドノレ >「なれば我等としては恩を売るだけの価値を見せておくが得策」
司 >「俺達の世界のアンゼロットは、気を張りすぎてるのかもしれませんね(苦笑)」
翔真 >「何か昔手痛い目に遭ったりしたのかもな。」
アドノレ >「ツンだけでなくデレをマスターしないと世界を狙えないのである」
司 >「どこを狙うというんですか(苦笑)」
弓 >「………………………………zzz……」
鋼地 >「……(……もう少し……待ったほうがいいか……)」(廊下のほうに視線を向け少し考えた後、窓から外に視線を向ける)
アドノレ >寝こける弓と悪の字を背負うアドノレが二人きり(笑)
司 >剥いて風呂に放り込んでやろうか…(笑)
翔真 >それは考えたけど、やったら後で確実に「神刺し貫く〜」を食らう(爆)
弓 >疲れてるんだから独りで寝せれ!(笑)
司 >「とりあえず・・・何をつくろうかな」台所に
翔真 >「陣内、俺にも手伝わせてくれ。」後に続く
鋼地 >「……(……皆が休んでる間に……『味方』をつくる…………僕の目的のためにも。)」無言で目を瞑り、計画を練る……『蟻塚 鋼地』として。


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