【第20夜】
横須賀の最も長い夜

<PART−24>



和解の刻、そして…!



鋼地一世一代の賭け、それは!!

鋼地 >「ふふふふふ…………せいやっ!」マリキュレイターに向かってくすぐり攻撃開始(爆)
マリキュレイター >「ぬあっ!?・・・くっ、なにをするっ!?」
鋼地 >「うりうりうりうりほれほれほれほれ」(彼女の体のことは良く知っている。彼女の弱いところを徹底的にくすぐりまくる)
マリキュレイター >「くはっ・・・このっやめっ・・・ぶちころされたいかぁっ!?」
鋼地 >「そんなもんしらーん♪」(こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ)
翔真 >「…………蟻塚、それはセクハラと言わんか?」(・・;

そして、沙弥は…

沙弥 >「・・・おにいちゃんは、ああ言っていたけれど・・・わたしは・・・(一同を見回し)」
翔真 >「可愛い子だよ。今まで頑張ってきた分にプラスアルファで大事にしてあげたいね(^^」>沙弥
司 >「あなたの抱いた望み。それは全く正しい物だと思います。そして、それを信じられるあなたは強い方だと思いますよ…ただ、もうちょっと回りにも頼っていただければ嬉しいんですけどね(苦笑)」
翔真 >「あぁ、たまにはこっちの言う事も聞いてくれるともっと可愛げが有って良いんだが(苦笑)」
アドノレ >「人の強さは集団に起因する。個人の力には限界が有り、またそれに頼る事は望ましくない…世界の在り様を変えたいと強く願うなら、己が身を削るのではなく人心を掴む事を考える事だ」
弓 >「…普通に生きてれば、誰か10人くらいは自分の死を惜しんでくれるわ。……そのうち1人くらいは、墓に花を添えてくれるだろうし、もう1人くらいはありがとう、と言ってくれるでしょう。………でも、そんなのは当たり前のことで、特別なチカラなんていらない。だから、そのために頑張って、チカラを使うことは間違いだと思う。」
沙弥 >「・・・それじゃあ、わたしは・・・どうすれば、いい・・・かな・・・?」
弓 >「……貴女がチカラを持って生まれたコトは、幸いであり、あるいは不幸であると思うけど……誰かが転んで泣いてる時に…貴女は道路を壊して、その子を抱きかかえて歩こうとしてる。…それはやりすぎ。」
沙弥 >「そ、そんなこと・・・しないよ(’’」
弓 >「…してるのよ。……そっと手を差し伸べるよりも、時には、じっと見守って、立ち上がるのを待って…『がんばったね』って、頭を撫でてあげることのほうが、大事な時もあるのよ。」
沙弥 >「ん・・・・・・・なんとなく、わかったかも・・・(にこ)・・・」
弓 >「…手を差し伸べるほうがひどい怪我なのに、そんなことされたら… ………寝覚めが悪いわ(そっと、さやを抱き締め)。……ゆっくりでいいから…もうちょっと、回りを信じて見て欲しい。」
沙弥 >「・・・・・・その子が言うように、わたしの命は・・・もう、長くない・・・だから・・・ゎぷ」

弓が抱きしめた部分が、ぐずり・・・と潰れ、内側から茶色い液体が染み出してくる。
先ほど血が噴き出した方の肩から、腕がもげてぼとり…と落ちた。

弓 >「……長い、短いじゃないよ。……私は、貴女に、ずっと感謝してる。……でも……(そっと、その傷口を撫でて)…この怪我も、私のせいかもしれない、そう思ったら…………助かったのに…………嬉しくないの…。…喜べないの。」
翔真 >「………急いだ方が良さそうだな。」
弓 >「………だから、今度は私が徹底的にお節介焼くわよ?…貴女がイヤっつっても、ここから連れ出して……そんで説教の続きするっ!反論があるならその時聞くわ!」

マリキュレイター >「くあっ、やめ・・・っ、ははははははははっ!?」
鋼地 >「お〜お〜大分ほぐれてきたぞぉ〜? ん〜? ここかなぁ〜?」某ア○バ風(ぇ
翔真 >イカン、蟻塚君がどこぞのGSヨ○シマ君の様に見えてきた………(ぁ
アドノレ >揺らめく煩悩のオーラが見える?(笑)
翔真 >うむ(ぁ
マリキュレイター >「あひゃあっ・・・やめっ、やめてよぉにいちゃんっ・・・!?」
鋼地 >「(ぱっと攻撃をやめて抱きしめる)そうだ。お前には『笑うことができる』『泣くことができる』『願うことができる』……立派な『人間』じゃねぇか。」>自分の想い人
マリキュレイター(?) >「・・・っ、きさ・・・っ」
鋼地 >「口調がちがーう。まぁたくすぐられたいのかぁ?」(彼女の顔の正面に自分の顔を置き、彼女をじっと見つめる)
マリキュレイター(?) >「っ・・・・・・ちょ、調子に乗るな・・・って言っているんだ」
アドノレ >弱さも愚かさも人である証。つまり、バカップルも人である証なのか(。。)☆\
弓 >そろそろ名前つけてやれよー(笑)今がちゃんすだ>こーぢぽん(笑)
鋼地 >タイミングは計ってる(笑)
弓 >ていうか急げ>< こっちがもたない
司 >さて、沙弥は弓に、マリキュレイター(仮)は鋼地君に任せて・・・自分は1歩下がって周囲を警戒
鋼地 >「……で、だ。お前さんが『人間』であることはこれで証明できたよな?」
マリキュレイター(?) >「・・・だ、だからどうした・・・いまさらそれを証明して、何になる」
鋼地 >「俺はお前じゃないからお前の受けた苦しみも痛みも悲しみも、悔しいことにわかりきれない。だから……教えて欲しい……俺を……俺を信じて欲しいんだ…………『マキ』」
マリキュレイター(?) >「ま・・・き?」
鋼地 >「お前は『間』宮 満照の前ですげぇ『輝』いてた。だから『マキ』。ホワイトデーの3倍返しにしちゃぁ単純すぎか?」(頭をぽりぽり掻きつつ歯を見せるようににっと笑う)
沙弥 >「いい・・・なまえ、だね・・・」

数分に渡る沈黙の末…「彼女」は口を開いた。

マリキュレイター(?)→マキ >「・・・・・・・・・・・・・いいかも、しれない・・・」
鋼地 >「おぉ? そいつは良かった………………やっとお前に恩返しができた。(安堵の溜息)……つーことで沙弥、お前さんもちょっと来い。」(沙弥さんを手招き)
GM >沙弥の両足はあっさりと折れていて、もう歩くことが出来ない・・・
鋼地 >「って動けねぇっぽいな……」(マキさん連れて沙弥さんに近づく)
マキ >「・・・・・・・・・・・・・・・(むぅ、と沙弥を見つつ)」
アドノレ >トランキリティとキュアを掛けて良いかな?

GM >ああ、これは・・・沙弥が現状にある限り修復不能だ。魔法を使う分には構わないけどね。
アドノレ >「ホントに気休め程度ではあるが」魔法を使う
沙弥 >「さっき・・・わたしたちふたりが、似たもの同士・・・っていったよね」
弓 >「……………ええ、そっくりだ、貴女達。」
沙弥 >「わたしは・・・もう、動けない・・・だから・・・せめて、わたしのこころを・・・あの子に、残してあげたい」
弓 >「…………やだよっ…。…貴女の身体は…ちゃんと、外に用意してあるからっ。」
沙弥 >「・・・・・・たぶんそれは・・・まきちゃんの、・・・じゃないかな」
弓 >「…全員分っ!」
沙弥 >「・・・・・・・わたし・・・もう、たいしたことできないよ・・・いいの?」
弓 >「…もうじゅうぶんやってるからいいのっ!(そっと抱きかかえて、こーぢの傍へ)」
アドノレ >「これを癒そうと思うなら、奇跡を呼ぶくらいの願いが必要だな」
鋼地 >「ってい♪(沙弥さんにプラーナ譲渡)……『姉妹』同士、いいたい事も山ほどあんだろ。二人の身柄は俺が預かった。お互いにすっきりするまで離してやらん。」(ウィンク)>二人
弓 >「………よぉしっ!…時間がない……!…残り全員連れていくわよっ…!」
翔真 >「承知仕った。以後完遂までの一切の障害を斬り祓おう。」
弓 >「…怜のお姉さんとかもいるはずよねっ…!……急がないとっ…ごちゃごちゃしてる時間ないわよ!」
GM >で、この時に声が響くわけだ・・・『話は終わったか?』と。そして、警戒をしていた面子はすぐに気づく・・・前方の「回廊」に何者かがいる!
司 >00かな?
弓 >Dじゃないかな
ディー >「・・・どうやら、成功したようだな・・・意外ではあるが、いざ果たされれば驚くべき話でもない」
アドノレ >「良くも悪くも人の可能性は偉大だという事であろう」
ディー >「そういう事にしておく・・・俺は俺の目的を果たしに来ただけなのでな、別に邪魔をするつもりはない」
翔真 >「…(”俺が邪魔しなかったのだからお前達も邪魔するな”と言う事か)……まだ話を付けなきゃならん面子が居るが、彼女を先に分離させないと拙い様ではある。」
司 >「ええ。大団円まであと少しというところですね」言いつつも、ディーの挙動に集中
弓 >「……今までどこにいたのかしら…?…… …く… それよりも…他の皆は…どこに……」
ディー >「・・・言ったはずだ、俺もまた『天意虚空』であると・・・そんな顔をしなくとも、外の連中には何もしていない」
翔真 >「………中の誰かには何かしたとも聞こえるが?」
ディー >「考えすぎだ・・・そして、俺はお前達にも手を出すつもりはない。そちらが出すというのなら、話は別だがな」
弓 >「…………………………………………」
翔真 >「………そうか。少々言い過ぎた様だな、詫びておく。」
ディー >「・・・いや。そちらも時間がないのだろう?ならば、行くがよかろう」
翔真 >「沙弥嬢達は外に連れて行って………あとはサーシャ嬢とそら本人に会わんといかんが……別行動を取らざるを得んか。」
弓 >「……そうね。…さやだけでも、急がないと…マズい。」
鋼地 >「……なら、俺が二人を連れて戻る。お前さんたちはそらのほうにいってやってくれ。」
翔真 >「沙弥嬢は弓ちゃんに、マキ嬢は蟻塚に任せる。念の為陣内も二人についていってやってくれ。他の面子は残りの二人に接触だな。」
弓 >「…わかった!」
鋼地 >「ん、了解……(『イサーク』と『イシュマエル』をユナイト)……マキ、乗ってくれ。」
マキ >「・・・・・・・・今だけはね(むす)」
鋼地 >「……あいよ。『道中は任せておくれ』。」
マキ >「・・・・あたりまえだ(ぷいっ)」
司 >「・・・お気をつけくださいね」
翔真 >「ディー、出来れば同行を願えるか?D=Gを新帝国に渡してはお前の目的も果たせんだろう?」
ディー >「奴らなら、来ない。もうひとつ言えば・・・双月現象の方も、片がついたようだ。」
翔真 >「………来ない?『来れない』では無く来ないだと?……外で何が有ったんだ?」
ディー >「・・・0−Phoneでも使って、聞いたらどうだ?」
翔真 >「………現状で使えるのは驚きだ。行く道すがらで聞くとしよう、助言感謝する。」
ディー >「ひとつ忠告しておく・・・決め付ける前に、試すだけ試してみることだ・・・俺もそうするところだがな」
翔真 >「………先人の忠告、ありがたく胸に留めておく事にしよう(フッ)」

ディーは口元に笑みを浮かべ、一同の来た方向・・・
「大樹」へと姿を変じた構造体へと向かっていった。

GM >さて、そうしている間にも沙弥の「崩壊」はどんどん進んでいる・・・
アドノレ >「離れつつあるモノを留めておく必要はあるか?」
弓 >「………………真名を持って…私が願うっ…!…あと、少しだけ…少しだけ、時間をっ…!」
アドノレ >「よかろう、その願い聞き入れよう…世界に今暫しの猶予を願う」

アドノレの周囲に何かが集い…沙弥の「崩壊」がその速度を明らかに減じていく。
しかし、それも一時的なものに思われた…。

沙弥 >「・・・わたしも、変われるのかな・・・?」
司 >「変われますよ。あなたがそう望むのならば」
アドノレ >「そなたの周囲に信頼するに足る者が居るなら、願いを口にしてみるが良い。それは自らが思うより遥かに効率良く実現に近づく筈だ」
沙弥 >「・・・・・・・ありがとう、弓ちゃん・・・みんな・・・わたしは、しあわせだよ・・・(目を閉じる)」
鋼地 >「…………相羽……おこがましいとは思うが……『彼女を頼む』。」(この言葉が……決意。)
翔真 >頷いて応えておきましょう(^^
沙弥 >「すぅ・・・・・・・・すぅ・・・・・・・」(昏睡)
鋼地 >「……うし。んじゃいくか。各々の目的の元に……な。」
翔真 >「良し……では各自、速やかに行動開始。」
弓 >「……さんきゅっ!!!!…全力で飛ぶわよっ…………!」

かくして散開した一同は、それぞれの場所へと向かうことになる・・・

翔真 >「アドノレ、サーシャ嬢にも接触を持つべきだろうが、奴がやろうとしている事を知り得る限りで考えると現状ではディーを追うべきだと思う。何か反対意見等は有るか?」
アドノレ >「敵に勝てずとも負けない手法とは相手の意図を挫く事にある・・・だが、全てを望めば取りこぼす事になる。さて、お主の中での優先順位はどうなってる?」
翔真 >「………安全な分離が最優先だが『天意虚空』に接触しようとしている事を考えるとそらへの影響は免れ得ない。故にディーを追う事にする。」
アドノレ >反対はしない、生暖かく(?)見守る。歴史の交差点で家政婦アドノレは見たとかでも可
翔真 >ディーを追う事にします、意識を集中。
アドノレ >翔真の背を追うように
鋼地 >んー……こちらはいち早くさやむーの魂を何とかしないと……
弓 >とりあえず外にマキとさやを放り出しに行く?(笑)
司 >自分は先を急ぐ弓と鋼地の護衛…。周囲を警戒中だ〜

鋼地・弓・司は現世へと帰還するが…その時。
鋼地と弓の腕の中で、沙弥とマキの「身体」が霧散し…それぞれの手に、輝く何かが残される。

GM >鋼地の手には、太陽のように熱く赤みがかったもの。弓の手には・・・なかば灰化して弱々しく、それでいて確かな光を放つもの。
鋼地 >「!?……こいつは……核か…………?」
弓 >「………そうみたい…ね。…(きょろきょろ)…」はかせーずはどこに?
レオン博士 >「おぅ、戻ったようじゃな・・・む?人数が足らんようだが」すぐそこじゃ(笑)
弓 >「まだ中にいるのをサルベージに向かってるわ。」
HAL−9000 >「データバンクによれば、まだ3名が残留しています」
弓 >「………3名……翔真、アドと…あとはディー?ゼロ?」
瑠那 >「あんたらの中でいないのは・・・剣使いとモヒカンとあの化け物よね。あとは知らないわ」
弓 >「とりあえず、この2人をお願い!この2人はたぶん、同じベース素体でいいはずよ。」

レオン博士 >「2名じゃと?・・・待て待て、杉崎沙弥じゃあないのか?」
司 >「実は…」カクシカで、このメンバーが戻って来た理由を説明
鋼地 >その間に『瞑想』で核に意識を繋げてみます。『大丈夫なのか…?』
マキ(?) >『ああ、ほら・・・今までいたのは夢の世界だろ。わたし達の身体はとっくに消滅してるからな、こっちじゃこうなんだ』
鋼地 >『なるほどなぁ。ま、お前さんに支障がなさそうなんで一安心……していいんだよな?』
マキ(?) >『まあな。わたしはかまわない』
鋼地 >『……んじゃ、お前さんにゃ悪いが沙弥の方を何とかさせてもらうな。』

司から事情を聞いたレオン博士が、渋面に変わった。

レオン博士 >「・・・あちゃー・・・」
弓 >「あちゃー、とかいうな!なんとかしなさ…してください!“こんなこともあろうかと!”とか…ほら!」
レオン博士 >「・・・お前さんらは、『杉崎沙弥を連れて戻る』のが目的じゃったろうが。マリキュレイターまで連れてきてどうするんじゃい
弓 >「ふっ……私はともかく、砂糖より甘いこの連中に任せた時点で、こーなることくらい予想して欲しいわね。(とおいめ)」
レオン博士 >「考えなしに勝手な事をしおってか・・・今から2体目を作る余裕もなけりゃあ、設備もないぞ?」
弓 >「科学者なんだから不可能を可能にしてちょーだい。(きぱ)」
レオン博士 >「無茶を言うな、そもそもマリキュレイターがここにいる事自体計算外なんじゃ!」
皇子 >「・・・他に方法がなかったんだろう・・・なら、次の手を考えようじゃないか。失敗したら、その時はその時だ」
鋼地 >「…………今、マキと話してた。マキは今のところ大丈夫らしい。沙弥を優先させてやってくれ……マキのほうは、これから何とかする方法を探そうと思ってる。」
レオン博士 >「何も知らんと、簡単に言うでない。今でこそレンくんの柊力が効いとるが、切れたらどうなるか見当もつかんぞい!」
レン >「その時はもう一度使えば・・・」
レオン博士 >「(レンを遮って)いや・・・今までの記録でも明らかにされておるんじゃが、マリキュレイターに同じ手は二度と通じん」
鋼地 >「……あえて言う。安心しろ。そこらへんは全て俺が責任取る。つーかマキを否定すんな。ぶん殴るぞてめぇ」(ぁ>博士
レオン博士 >「ならばあえて聞くが、その言葉に偽りはないな?・・・最悪の事態が起きたら、必ず責任を取るのじゃぞ?」
鋼地 >「そんなもん背負えねぇで、こいつの手は引っ張ってこねぇ……頼む。マキを信じてやってくれ。」(深々と頭を下げる)
弓 >「いざとなったらこーぢPONの上司巻き込んで責任とってもらうとゆーことでひとつ(苦笑)」
アドノレ >代価は柊二号として歴史に名を刻むのか
鋼地 >いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(核爆)
レオン博士 >「ともかく・・・『杉崎沙弥』が先決じゃ。彼女のプラーナはどこじゃな?」
鋼地 >「沙弥のほうは……」(弓さんのほうを見る)
弓 >「………ここよ。………博士、くれぐれも、よろしく頼むわ…。私たちは、すぐもどらないと…!」
レオン博士 >「(『沙弥』を受け取り)・・・ふむ。プラーナがほとんど灰化している、これは不味い状況じゃな。いちおうベストは尽くしてみるが」
弓 >「…私のプラーナでいいなら、いくらでも渡すんだけど………」
レオン博士 >「そういう問題じゃあないんじゃよ。要するに・・・ここまでになるという事は、内包値レベルがほとんど残っとらんちゅう事じゃ。いくらプラーナを補給しても、これじゃあどうにもならん」
GM >要するに20年近くの間延々と生死判定を繰り返した結果、内包値が限りなくゼロに近づいているという事だね。
弓 >「……わかってる……。…だから…お願い…。助けてあげて…。」
鋼地 >「……プラーナは『存在する力』だ……あいつが存在することを望み、周りが存在して欲しいことを望めば……奇跡も起きるはずだ。」
レオン博士 >「試してはみる・・・じゃが、これはかなり成功率が低いぞ。それだけは覚えておいてくれい」
弓 >「………………………うん…。…私に、できることは…?」
司 >「俺にできることはないですか?せめて、支えるだけでも・・・」
鋼地 >「…………」(マキの核を胸に抱えながら、様子を見守る)
レオン博士 >「・・・うむ。まずはなんとかならんか、ひと通り調べてみるから手伝ってくれ」
弓 >「はい………!」
司 >「わかりました」
レオン博士 >「まずはプラーナのステータスチェックと、転送機の調整じゃ。少しのぶれも報告するんじゃぞ。プラーナの補給は必要じゃが、必要な時で構わん」
鋼地 >「んじゃ、俺は転送機側に回るわ。『イサーク』と『イシュマエル』がいれば機械関係はある程度何とかなるしな。」
司 >「俺は機械の扱いは得意ではありませんので…何かあったときは俺が出ますので、二人は作業に集中を」
鋼地 >「『ここは任せて〜』とか言ったら『倒せばいいだけのことだろ?』って言ってやるから安心しとけ。」(ぉ>司さん
司 >この姉弟、そろって勉強は苦手だからなぁ・・・(^^;
弓 >ちりょく…よん?(笑)しかし、機械を操作するとFするしにゃあ、弓…(笑) よんよりマシかぁ…
HAL−9000 >「数値レベルのサポートは、わたしが行います」
司 >「いざという時にプラーナを遅れますから、鋼地さん、プラーナチェックをお願いします」
鋼地 >「あいよ〜。『イシュマエル』、『イサーク』、こっちにこい。」
レオン博士 >「残った者は今までどおり、部屋の警備を頼む。他の連中にも外を見てもらっておるが、何が起こるか分からん状況じゃ」これにはレン、皇子、ソルトが頷く。

現実世界で準備が進む一方、インナースペースでは…翔真とアドノレが、もと来た道を引き返していた。
前方からはただならぬプレッシャー…突風にあおられるかのように引き戻されそうになるが、
アドノレのフォローもあって飛ばされずにすむ翔真である。

翔真 >「くっ……済まん、世話をかける。」
アドノレ >「借りれる手は借りておけ。己の力のみが頼みとなるその時のために」後ろでしっぽがたなびいている
翔真 >「あぁ……そうさせて貰う(苦笑)」

翔真とアドノレは・・・『大樹』の前に到着する。その前には・・・ディー。

アドノレ >「間に合ったのか?」
翔真 >「俺達がこうしているのだから、一応はそうなのだと思う。」大樹に何か目に付く様な特徴等は有りますか?
GM >大樹の姿に戻っているが・・・今は特に光などは放っていないようだ。あと、足元にあった亡骸の山も消えてなくなっている。そして・・・
ディー >「・・・・・・結局、追って来たという訳か」
翔真 >「別にお前に直ぐ手を出そうとかそう言う事じゃない。」
ディー >「俺は親切に説明をしたんだがな、それでもやってきたという事は・・・」
アドノレ >「好奇心猫を殺すとでも言うかね」
ディー >「・・・つまり、信用されていない」
翔真 >「違う。」
アドノレ >「行く末がどうであれ、人に聞かされるより自分で目にしたい。そう思うことはそれ程不自然ではあるまい」
ディー >「それなら、そこで見ていても悪いことはあるまい・・・何度でも言うが、俺はお前達の誰一人として害する気はない。邪魔をするなら別だがな」
翔真 >「解っている、再三再四そう説明は受けた。」
ディー >「ならば、何が不足だ」
翔真 >「サーシャを探さなかったのは…前回は向こうからのアプローチは有ったにもかかわらず、現状において未だに何の接触も図ってこない事から、こちらの意図を理解しても積極的に同行しようという意思は無いのだと判断した…妨害する意図も無ければ協力する意思も無い、そう言う事だと。」
ディー >「サーシャ=クラスヴィンカヤ・・・『スーパースパイ』か・・・確かに、ここにいるはずだが何も言ってきていない。おそらく反対する気はないんだろう」
翔真 >「となれば後はそらだ、勿論お前は彼女も破壊する意思は無いと言った事は覚えている。」
ディー >「ああ・・・『インフィナイト=イレギュラー』だな。ヤツも反応がないが、眠っているから当然だな」
翔真 >「しかし、現状で断片と密接な関係に有る事は間違いない。そうなるとお前の行動如何で事態がどう動くかは把握出来た方が良いと判断した。」
ディー >「ならばそれも安心しろ。理由はさっきも言った通りだ・・・これ以上何か疑問があるのか」
翔真 >「先程お前から受けた助言の通り、外部の状況を確認した上で次の行動に移るべきだと考えた。沙弥嬢とマキの状況次第では………」
ディー >「奴らはもうここにいないだろう。ならば、もう関係はないはずだ」
翔真 >「………最悪”そら” と ”天意虚空”の力を何とかして借りれないか、と言う事も考えている(嘆息)」
ディー >「・・・なるほど。ならば、その時にどうにかするがいいだろう・・・俺を引き止める理由にはならんな」
翔真 >「引き止めるかどうかは状況による。少なくとも俺個人の意見としては魔王達の攻勢が止んでからを待つべきだと思うのだが……ソレはさておき。」
ディー >「分からんヤツだ・・・魔王どもが出てきているから、俺が動く必要があるんじゃないか・・・・・・話は終わりか?」
翔真 >「ディー、聞きそびれていた事が有るのだが良いか?」
ディー >「・・・・・・そう長くは待てんぞ」
翔真 >「急ぐとする。お前の所持している『断片』の名前を全て教えてもらえるか?」
ディー >「・・・いいだろう。・・・『疾風の左脚』『迅雷の右脚』・・・・・・そして『守護の左腕』」
翔真 >「ふむ………解った、感謝する。後は……外の状況次第、と。」0−Phone取り出し。弓ちゃんにTEL
アドノレ >何が起きても対応できるようにじっと大樹とディーを見てる


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