【第24夜】
選び取られる道

<PART−02>



安藤来栖
〜『地図にない島』へ〜



GM >では、諸々の手続きを済ませたところで・・・転送いきますよ〜。
エリス >了解であります(><
アドノレ >あらほらさっさ〜
司 >了解です
翔真 >了解です。
GM >では、一瞬にして『地図にない島』に到着だ…さすが転送ゲートである(笑)
翔真 >そらに連絡入れます、GPSで座標確認してもらうので
そら >はぁいー^^ ただ、到着は遅れるのでよろしくなの〜><
翔真 >了解、到着近くになったらメールでも連絡おくれ〜みんな驚くといけないし(^^
そら >わかりました〜^^
GM >…さて、そこで待っているのは…妙にしょげ返った少女が1人と、無言で立ってる男性が1人。


「はぁ〜・・・あれ?も、もしかして応援のウィザードさん達ですかっ!?」
「・・・・・・どうやらそのようですね、翠」

弓 >「……………あら?先客?」
エリス >「はじめまして」(ぺこり
アドノレ >「応援するだけかもしれないウィザードだ」
司 >「あなたたちが先に派遣されてた方ですか?」>二人
少女 >「あ、はいっ、はじめましてっ!真壁翠ですっ!清純派ですっ!!」
青年 >「・・・・・・羽戒時雨です。やはりアンゼロット城からいらっしゃったのですね」
司 >「はじめまして、陣内司です」>翠&時雨
エリス >「志宝 エリスです。 よろしくお願いします」(^-^
弓 >「………蒼魔よ。」
アドノレ >「アドノレである。清純派は自分で口にすると逆効果だぞ」
翔真 >「相羽 翔真だ。アンゼロットから状況がはかばかしく無いとは聞いているが……?」
翠 >「・・・そうなんですっ!!あらゆる手を尽くして説得を試みたんですけどっ、これがもうノーリアクションでっ・・・さすがの清純派の私も、やはりあの手を使わざるをえないのかといろいろ悩んでるところですっ!!」
時雨 >「・・・翠、それはいけない・・・それだけは」
エリス >「ええと……」(^^;
翠 >「かくなる上はっ・・・い、色仕掛けで・・・って、仮にも清純派の私がそのような事できるはずもなくっ!!(いやんいやん)」><;;
アドノレ >頭の先からつま先までみて「ふっ」と視線をそらしてあげやう<色仕掛け
GM >でも、なんだかぷるんぷるんしてるし(笑)
司 >Aカップ同盟をを敵に回してたはず(笑)
翔真 >あかりんが”大きい”って言う位ですからなぁ(爆)
司 >くれはは脱退したっぽいけど(爆)
弓 >石田ネコミミひろゆき補正(笑)
GM >いや…むしろアニメ補正でしょう、あれは(笑)
翔真 >アニメ版では”最低でもD”は確実と巷でよく言われている(ぁ

というか、某メガミマガジンのアレは…どう考えても卒業後の夏であろう。海だし、水着だし(笑)

司 >「とりあえず、持っているという人のことについて教えていただけませんか?」>翠
時雨 >「・・・・・・では、代わりまして僭越ながらこの私が。問題の人物の名前は『安藤 来栖(あんどう くるす)』…元ロンギヌスメンバーです」
翔真 >「元?……宝玉の守護の任に就くので退いたのか……」
時雨 >「いえ、それが・・・安藤は、ロンギヌスを脱退しているのです」
アドノレ >「確保する側から寝返って守護についたとか?」
エリス >「色々込み入った事情がある、みたいですね」(・・;
翔真 >「……詳しく伺おう。」
時雨 >「先頃、南米で信頼の宝玉争奪戦がありました。皆さんがちょうど、新帝国と争っていた間の事です…その指揮を取っていたのが、安藤だったのですが、彼は持ち帰った宝玉をアンゼロット様に引き渡さず、そのまま出奔してしまいました」
弓 >「………………何か理由があった、か」
司 >「その理由はご存知なのですか?」
時雨 >「・・・私には、なんとも。ただ、彼とは以前若干面識があるのですが・・・確か将来を誓い合った相手がいた、ような」
エリス >「ええと、疑問を抱くところはそこ、なんですか? 確かに気になりますけど」(・-・;
翔真 >「……その人のために信頼の宝玉の力が必要になった、そんな所か?だとすると交渉は難しそうだな。」
時雨 >「本来ならばロンギヌス道不覚悟につき軍法会議、となるところなのですが…アンゼロット様は、僅かに宝玉の探索をのみお命じになりまして」
アドノレ >「ロンギヌス…道なのか?」
時雨 >「ようやくこの島を発見しはしたものの、私にもこの翠にも、満足に口もきいてくれない始末でして…そこで、一旦城に戻って態勢を整えようと考えていた矢先に、皆さんがいらっしゃったという訳です」
翠 >「説得っていうから、もっと簡単に済むと思ってたんですけど・・・なかなかの強敵です、はいっ」
エリス >「なんだか、お話しにくそうな方ですね」(・-・;
翔真 >「了解した、とりあえず交渉役を代わろう。宝玉関連で少し前進した事も有るのでそれを交渉材料に用いてみる。」
司 >「ひとまず直接会ってどのような方かを確認しましょう」
アドノレ >「無視しても攻撃に出ないなら、まだ話をする余地はありそうだな」
弓 >「まかせたー」(←ぉぃ)
時雨 >「頼みます。それと引っかかったのが、もうひとつ…私が会った頃に比べると、安藤が妙に歳をとっているのです。最後に会ってから、3年もたっていないはずなのに・・・30年は歳をとったような感じでした」
弓 >「………それだけ激しい戦場だった、ってことかしら」
時雨 >「宝玉絡みで何かあったんだとは思いますが、私には何も語らずじまいでした…」
司 >「ひょっとして…」ちょっと考え中
翔真 >「………この島、時間の流れが速いんじゃ無いだろうな(滝汗)」またアポがぁぁぁぁっ(悶絶)
司 >「お二人がこの島に来てから、何日くらい過ごしましたか?」翔真さんの台詞を受けて>時雨
時雨 >「そうですね、優に一週間は…」
司 >「今日は○○日なんですが・・・」という事でずれがないかを確認してみます
GM >うん、日程のズレはないようだ…
司 >ひとまずは安心っと
翠 >「でも不思議と、食べるものには困りませんでしたっ!しかも、温泉まであったんですよ!」
アドノレ >「信頼の宝玉が逆作用すれば不信になるな」(ぼそっ)
翔真 >「……当たらずとも遠からず、かもしれん(嘆息)」
弓 >「まぁ、問答無用で攻撃してくるわけじゃないみたいだし、まずは話してみましょ。」
時雨 >「ともかく、私達は一度城に戻ってみます…」
翠 >「でも、せめてもう1回あの温泉に入ってみたいような…はぅ!なんでもありませんっ!清純派です!!」
時雨 >「はいはい。私達は引き上げますよ、翠・・・」首根っこつかみそうな勢い?(ぇー
エリス >「なんでそんなに…… とと、ありがとうございました」(>-<
司 >「お疲れ様でした。ゆっくりと休まれてくださいね」
翔真 >「ご苦労だった、戻ったら休んでくれ(フッ)」
アドノレ >「さらばである。自称清純派と時雨」
翠 >「よ、よろしくおねがいしまぁすっ><」

かくして翠と時雨は去り、一同は安藤に会うべく移動を開始する…。

GM >という訳で。この場所から、安藤が住んでいる小屋までは・・・実はそう迷うほどの距離ではないんだ。
翔真 >で、これから安藤氏を説得に向かうと。
弓 >任せたっ(笑)
エリス >説得は上手くいくんでしょうか(@@
翔真 >上手くいかせないとならないのだ、魔王陣営に場所が知れたらそれこそ面倒な事になるしな(^^;
エリス >わかりました。できる範囲でお手伝いします(><
翔真 >宜しく頼む、説得の鍵を握るのは恐らくそちらだろうからな(^^
GM >一同が降り立った場所が、実は島を一望出来る岩山のあたり・・・南の方を見れば日本も見える(笑)んだけど、ここからなら安藤の小屋も見えるんだ(笑)
エリス >ち、近いですねΣ(・・
司 >近いなぁ(笑)
GM >この岩山を降りて、森の中を少し進むとその小屋に着くようだ。
アドノレ >では正面から堂々とふんぞり返って(笑)
GM >そうそう。野道は小屋行きのと、もうひとつ他にも岩山の麓まで延びていて・・・その先は、なんだか湯気に覆われている。そういえば、冬だというのになんだか暖かいような気もするね。
エリス >「なんだか暖かいですね。 南の方、なんでしょうか?」(・・
翔真 >「……何か有るのか?」
弓 >「………若干の硫黄…と…鉱物の錆びたニオイ……」
翔真 >「普通に聞けば火薬関連を想像するが、この場合だと………温泉?」
エリス >「温泉、ですか?」
弓 >「…(こくん)…たぶん、ね。…」
司 >「そうですね・・・九州で時々あった匂いです」
翔真 >「なるほど、小屋で過ごして風呂は温泉か………存外優雅な生活をしているのかもな(フッ)」
弓 >1週間くらい滞在したいですな、PLは!(笑)
GM >その他の場所は・・・森あり滝あり砂浜あり、自然環境に恵まれているようだ。
エリス >「なんだか、暮らしやすそうな所ですね(きょろきょろ)」
アドノレ >小屋の方は?
GM >ああ、小屋はさすがにここからだと「見えるだけ」だね。ちなみに、小屋の周囲には農園が点在しているのが見える・・・
アドノレ >「期間があったにしても随分と手慣れておるな」
弓 >まぁ、挨拶に行くのが筋かなぁ?
エリス >「とと、まずはご挨拶に行く、んでしたっけ?」(><;
翔真 >「あぁ、ひょっとしたら向こうは既に気付いているかも知れんが。」反対意見も無い様なら小屋に向かいましょう。一応念のために周囲に気は配っておきます。
アドノレ >「説得役が張り付いていたからまったく気づいてないという事もあるまい。無視してるか隠れてるかはまでは判らんが」
司 >「そうですね。のんびりしていてもしょうがないですし行きましょう」
エリス >「はい」〜♪(^^

かくして、一同は小屋の前に到着する。
そこは、なんとも和風情緒漂う農家の趣を持っていた。

翔真 >玄関らしきものが目に入ればそちらへ、無ければここから声を掛けましょうか。
GM >玄関・・・うん、それらしい木戸が目の前にあるね。
エリス >「え、ええと……安藤さんはいらっしゃいますかー!」(>□<
GM >返事は・・・・・・・・・・・・・沈黙。
翔真 >「………留守、と言う事は無いと思うが。手が離せない状況なのか?」
弓 >「この島を留守ってことはないでしょう。」
司 >「いない…ということは無いと思いますが」人の気配はありますか?
GM >ざっと気配を探ってみるに、中に人がいるのは確実だと思われる・・・出られない理由でもあるのか、あるいはいないふりをしているのかのどっちかってところだろうか・・・?
司 >「留守ではないようですね。前に担当した二人が苦労した理由はこれですか」
エリス >「……でも、返事は聞こえませんね」(・・ ((ふえ〜ん(/-T)
翔真 >「……先程の二人が余程無茶な事はしていないと思うが、流石にあまりいい気はしていないのかも知れん(苦笑)」
アドノレ >「手荒にするつもりが無いなら一方的に喋って気を引けるか試してみるか」
弓 >「………」
エリス >「家の辺りを見て回ってみませんか? ちょっと離れているのかもしれませんし……」
司 >「いえ、中に人の気配があります」
翔真 >「……もう一度だけ声を掛けてみる。それで駄目なら裏に回るなりしてみよう。」
エリス >「あれ、れ? あ、はい」(・-・;
弓 >「………(=〜=)〜@@@ こういうのは苦手だ…任せるわ。」
アドノレ >「たのも〜」
翔真 > 「横須賀ウィザードユニオン所属 相羽 翔真、信頼の宝玉に関する事で御話と頼みが有って来た。安藤殿、居られるなら出て来て頂け無いだろうか?」

すると・・・永遠にも等しく感じられる数瞬の後、木戸が僅かに開かれる。
実は、このあたりは幸運度ジャッジで判定していたのだが、成功したのは翔真だけであった。

エリス >「!」((Σ(・・ (咄嗟に後ずさる
木戸の向こうの男性 >「・・・・・・・・・・・・アンゼロットの使いか」
翔真 >「そうでも有るが、それだけと言う訳でも無い(苦笑)安藤殿、まず話を聞いて貰えないだろうか。」
エリス >「〜」(>< (今は黙って聞いておくことにしたらしい
木戸の向こうの安藤 >「・・・・・・信頼の宝玉、といったな」
翔真 >「あぁ。貴方が入手し、そのまま持って行ったと聞いている。」
木戸の向こうの安藤 >「・・・・・・アンゼロットか、その手の者から聞いたのだな」その声音に、やや苦笑混じりのものが感じられる。
翔真 >「つい先程だがな(苦笑)理由等に関しては……必要が有れば聞かせて貰いたいが、先にこちらの頼みに対しての返答如何なので、今の所無理に聞こうという気は無い。」
木戸の向こうの安藤 >「・・・すまんが、帰ってくれ・・・語る事など何もない」

にべもなく言い放ち、木戸を閉めんとする安藤。

翔真 >木戸に手を掛けて阻止します(苦笑)「こちらからの話と言うのは、”七つの宝玉を統御する者が現れた。そしてその人物は七つの宝玉を必要としている。”よって信頼の宝玉を譲ってもらいたいと言う事だ。」
アドノレ >えげつない訪問販売のように靴を挟む(笑)
木戸の向こうの安藤 >「ここは、私の家だ・・・勝手な事はやめてもらおうか」
翔真 >「勿論”ハイそうですか”と簡単に聞いてくれるとは思っていない(苦笑)………だから教えて欲しい、何をどうすれば信頼の宝玉を譲って貰えるかを。」
弓 >「………別に私達、アンゼロットの部下じゃないから、”あの女が気に入らない”とかでもキニシナイわよー?」
木戸の向こうの安藤 >「・・・確かに、アンゼロットは気に入らん。だが、あれを持ち出す気はない」
翔真 >「奇遇だな、俺もだ(フッ)だからアンゼロットの鼻を明かしたいと言う提案なら喜んで乗ってやりたいが。」
木戸の向こうの安藤 >「・・・・・・とにかく、帰ってくれ。あんなものは、このまま眠らせておくがよいのだ」
翔真 >「ならその理由を正当な継承者に納得行くように説明して見せろ。それが出来なければ俺達も引き下がれん。」
アドノレ >「強すぎる力はろくでもない事に繋がるという意識は判るが、まぁ話を聞け。そのまま放置されるとも思ってないだろう」足をはずす
木戸の向こうの安藤 >「・・・いきなりやって来て、信頼しろも何もあるまい」
翔真 >「正論だ(苦笑)だが宝玉の事に関しては信頼せざるを得ない証拠を彼女は持っている……それを見て、彼女から話を聞いてから考えてくれ。」
エリス >「……あ、あうあう」(@-@ (そろそろ何か言わないと、と思って考えている
翔真 >「(視線を向けて)志宝嬢、頼む。」
エリス >「は、はいっ!」Σ(@@
木戸の向こうの安藤 >「・・・いいだろう。だが、私にもこれから、やらねばならない事がある。だから、少しだけだ」

少しだけ、木戸が開かれた。

エリス >「あの、ええと、そのー……一つはここに、他のものは皆が探して、います」(・・;
木戸の隙間から安藤 >「・・・・・・(エリスに視線を向けている)」
翔真 >表現が微妙に変わった(苦笑)
エリス >「わたしの友達も、世界を守るために戦っているんです。 そのために……信頼の宝玉を、貸していただけないでしょうか?」(><; (証拠です、というように 慈愛の宝玉とブレスレットを見せて
木戸の隙間から安藤 >「・・・(永遠にも等しく感じられる数瞬の間)・・・・・・ひとつだけ、聞いても構わんか」
エリス >「(少し虚を突かれたように) ええと……はい。」
木戸の隙間から安藤 >「・・・・・・お前は、何のためにそこまでしている」
エリス >「わたしを助けてくれた人たちのため、です。 その人たちの、力になりたいんです」(><
木戸の隙間から安藤 >「・・・・・・他の者達にしても、そうだ・・・・・・何のために、そこまでしている」
翔真 >「戦友に頼まれたのと………惚れた女達のため、だろうな。俺は(フッ)」
司 >「質問が漠然としていますが……今回の事で言うなら、請われた助けを断ることが間違いだと思ったからです」
アドノレ >「くだらぬ物も多いが、それ以上に『今』が気に入ってるのでな。崩壊がくるまで指を咥えて待つつもりは無い」
弓 >「……私にはみんなのような理由はないけどね。……強いて言えば……憎いから、かしらね(ぽそ)」
アドノレ >「ちなみにアンゼロットは結構気に喰わないぞ」(笑)
木戸の隙間から安藤 >「・・・・・・(かなりの間をおいて)・・・・・お前達は、今まであの女が寄越した連中に比べると、少し違うようだな」
エリス >「それじゃあ?」(o>▽<)o
弓 >「……結論を急がないの。」
エリス >「あ、はい。 すみません」(、、;(汗っ
木戸の隙間から安藤 >「・・・話の続きは、裏庭でだ。こんなところで話をしていても、落ち着くまい」
翔真 >「承知した……感謝する。」
エリス >「ありがとうございます!」(>▽<
司 >「わかりました。ありがとうございます」
木戸を閉めぎわに安藤 >「・・・・・・聞くだけかも知れんからな」
弓 >「まずは話を聞いてくれるだけ、よしとしましょ」>エリス
エリス >「でも一歩前進、です♪」(^^
アドノレ >「んむ」
GM >木戸は再び閉ざされる。足音が聞こえるが、おそらく裏庭に回ったのだろう・・・
翔真 >閉め際の台詞に苦笑しつつ裏庭に回りましょう。
司 >では移動しまーす
エリス >と、皆さんに続きます。
弓 >殿で(笑)

GM >さて、裏庭・・・どうやら薪割り場になっているようだ。あと、一角には干物になる途中の魚が台の上に並べられている。
翔真 >「……良い空気と日が有るから出来る品だな……少し羨ましい(苦笑)」
GM >小屋のこちら側には縁側があって、その上に・・・60近い初老の男が、どっかりと腰を下ろしている。
アドノレ >前任の二人組みが様子を伺ってたりしないか周囲の確認を
GM >周囲には、一同以外の人気はひとまず感じられない・・・他に物音といえば、風に揺れる草木の音と滝の音、遠く聞こえる漣、あとは鳥のさえずりくらいだろうか。
初老の男 >「・・・・・・その人数で来るとは思ってもいなかったからな。何もないところだが、そこは勘弁してもらおう」
エリス >「いいえ。 改めましてこんにちは。志宝 エリスです」(ぺこり
司 >「大人数でやって来たのは我々のほうですから。非礼をお詫びします」(ペコリ
翔真 >(向き直り)「お気遣い悼み入る。改めて……相羽 翔真だ(会釈)」
初老の男 >「すでに話は聞いているだろうが、私が安藤 来栖だ・・・」
アドノレ >「アドノレだ。おやつは持参で来てるので心配無用」(C魔石を摘む)
司 >「自分は神代家に仕えています陣内 司です。」
弓 >「絶滅社、蒼魔 弓…」
安藤 >「『信頼の宝玉』についてだったな。アンゼロットがアレを探している事は、私もよく知っている………事実、私もロンギヌスの1人だったからな」
エリス >「(うんうん、と頷く)」
翔真 >頷いて続きを待つ
安藤 >「………だが、今ならば分かる。アレはアンゼロットの手にも、エミュレイターの手にも渡らせないまま、静かに眠らせておくべきものだとな……それが、一番正しいように思えるのだ」
アドノレ >「どっちも宝玉を使う事が前提になっとるだろうしなぁ」(ぼそっ)
エリス >「何故、ですか?」
安藤 >「私も、他の連中のように、かつてはアンゼロットの下で『世界を守る』事に些かの疑問すらも抱いていなかった・・・・・・だが、もし『世界』と『たいせつなもの』を天秤に掛けられるとして・・・お前達は、どちらを選ぶ?」
エリス >「ええと、それは、ええと……」(、、; (皆さんの方をちらっと見る
弓 >(なるほどね、こりゃアンゼロットの部下じゃダメなわけだ………)
安藤 >「選べないか、娘・・・無理もない話だ。おそらくお前には、戦った経験もあるまい」>エリス
エリス >「……はい」(、、;
アドノレ >「全てを独り占めする。天秤をぶちこわしてもな。何故なら俺様が悪だからだ」(ふんぞり返る)
翔真 >「両方だな、モノにも拠るが。諦めが悪くてね(苦笑)」
司 >「そうならないよう策を弄する、というのが自分のやり方ですね(苦笑)」
弓 >「………あー、エリス。私を含めてコイツらのは参考にしちゃダメよ。」
エリス >「え、えと、はい。 でも……皆さん、すごいです」(><
司 >「何しろ、真っ先に選んだら、相手を悲しませるだけの選択ですから(苦笑)」(小声)
安藤 >「・・・両方選べるならば、それが一番良いのかも知れん。それで悪い事が起きなければ、それは『悪』ではない・・・」
弓 >「(ま…私はきっと、『たいせつなモノ』を選んじゃうわね、…………強化人間としては、不良品もいい所だわ。)」
安藤 >「だが・・・選ぶ前に、結果を押し付けられる事もある。それも、望みすらしないものをな・・・・・・」
翔真 >「……選んでも、望まなかった方を押し付けられる事も有る……ともあれ、続きを伺おう。」
安藤 >「・・・そうだ。南米でアレを手に入れた時の、私がまさにそうだった・・・この先を、聞くか?」
エリス >「お願い、します(少し神妙になって話に耳を傾ける)」
安藤 >「・・・ほんの少し前の事だが、もう何十年も前の事のようにも感じられる。だが、その時起きた事は昨日の事のように思い出せる。いや、記憶から消す事など出来はしない(苦虫を噛み潰すような顔)」
司 >「……」無言で続きを待ちます
安藤 >「あの時、私はアンゼロットの命令で・・・新帝国の基地に秘匿されていたアレを手に入れるため、行動していた」

安藤は、ぽつりぽつりと語る。
「主な基地を叩かれたとはいえ、抵抗は激しく・・・ついに我々は月匣の中で、進退極まってしまった」
「その時、アンゼロットは撤退の手立てを講じたが・・・許されたのはただ1人。アレを持っていた者だけだった」

安藤 >「・・・そして、策は実行された。その結果、アレを持っていた1人だけが生き残り、他の者は・・・悉く、見殺しにされた」
弓 >「………………………」
安藤 >「・・・(声を落として)・・・・・・私が将来を誓い合っていた・・・相棒も含めて、な」
エリス >「……」(、、(黙って、うつむく
翔真 >(暫し目を閉じる)
アドノレ >(とてもらしい結末だな)
安藤 >「アンゼロットは、アレの入手を優先するために・・・それ以外のものを、悉く切り捨てたのだ。すべては『世界のために』」
エリス >「そんなのって……酷すぎ、ます」(、、(ぽつり
安藤 >「・・・そうだ・・・私は『たいせつなもの』を選びたかった。だが、現実にはその余地さえ与えられなかった・・・だから私は思うのだ。お前達は、幸せだと」
エリス >「仲間を、たくさん……」
安藤 >「・・・そして、私はアレをこの島に封じた。もうひとつの相棒と共に・・・『もう二度と争い事に巻き込まれないように』と願いながら」

そこまで言って、安藤は咳き込んだ。

エリス >「……ってわわわわ、大丈夫ですか?」(@-@
翔真 >「……病んでいるのか?いや、言い方が悪かったな……何か患っているのか?」
安藤 >「・・・・・・・・・・・気にする事はない。アレを封じた代償に・・・寿命を奪われた、とでも言うべきかな」
司 >「・・・(外見はそのためか…)」
アドノレ >「どの程度持ちこたえられると踏んでいる?色々な意味で」
安藤 >「おそらく、この身が滅んだ後も・・・この想いは島と共に残り、アレを守っていくだろう」
エリス >「う、うーん」(、、;
翔真 >「そこまでして………なるほど、覚悟の程は解った。」
弓 >「………(ふるふる、と首を振って、黙る)……やめておきましょう。…私では、貴方の心は動かせそうにないわ。」動かせそうな気もするけど、正反対の方向へ行きそうなので自重ともいう
翔真 >えー(笑)
エリス >動かせそうならってそっちなのですかっ(/-;)
弓 >PLはともかくPC弓はこういう説得に向かないんだっ(笑)
エリス >な、なるほどです。
安藤 >「ロンギヌスの記録で読んだが、すべての争いは宝玉あってのものという・・・宝玉を必要としない平和な世界こそが、私の願いなのだ」
アドノレ >「色々と調べたようだな。宝玉を破壊する方法なんぞは見つからなかったか?」
安藤 >「・・・それは難しい質問だな。なにしろ、その事例を私は知らんのだ」

希望の宝玉の件(RFS)、そして節制の宝玉の件(本編第23夜)も、
実を言えば安藤が出奔した後の事である。

翔真 >完全な破壊は出来ないみたいですしねぇ。細かく砕けても破片さえ集めればしっかり再生しますし(^^;
GM >むしろ、より厄介になるという事は既に経験済みだよね(笑)
アドノレ >「何せ勇者の元締めと魔王陣営が血眼の品だ。無いとも言われても納得がいってしまうしな」
司 >「破壊しても、かえって暴走しそうな気がします(苦笑)」
安藤 >「だから、アンゼロット城にあった封印術式を持ち出して使ったのだが・・・不得手な事をするものではなかったかも知れんな(咳き込みつつ)」
翔真 >「…………封印術式を解除すれば、それに費やした寿命と言うか、恐らくは貴方のプラーナは元に戻るのか?」
安藤 >「分からん。だが、時は戻らないと見ていいのだろう・・・私も、この結果には納得している」
翔真 >「そうか……」
GM >うむ。なにしろ30年は歳をとらされてるからね(笑)
翔真 >……実年齢は30前後ですか、あまり離れて無いなぁ(^^;
安藤 >「私の話は、こんなところだ・・・納得してもらえれば幸いだ」
アドノレ >「一応言っておくと、封印が適わなければ次に妥当なのは制御する器とセットにして保管する事だと思うのが俺様の私見だ」
エリス >「う、う〜ん」(@@ (色々考えている
安藤 >「娘よ・・・宝玉を求めるのならばそれも構わん。だが・・・まずはしかるべき意思を持つ事だ。それを忘れるな」
エリス >「……はい」(><
アドノレ >「即座に敵に奪われるわけでなし。力づくにしたければ他のチームを遣してくれと報告しておくか。どちらの陣営が強奪するよりもこのまま渡してもらった方が後がスムーズなんだが、封印に自信があるようだしな」
GM >で、その時・・・翔真の0−Phoneに着信が入る。
翔真 >「……ん?失礼……」0−Phoneを取ります。
GM >安藤は、別に翔真を咎めません(笑)
そら >『もしもーし・・・しょーくん、きこえますかぁー?』
翔真 >「あぁ、聞こえる。頼んでおいた通り到着したから連絡を入れてくれたんだな(^^」
そら >『にゃー、そうなんだけど・・・』
翔真 >「………何か有ったのか?」

その時…島上空の天気が、急変した。
晴れ渡っていた空に、遠雷の響きを従えて、赤黒い暗雲が立ち込める…
その状況に、いち早く気付いたのは弓、ついでアドノレだった。

ちなみに、一連の状況は知覚力ジャッジの結果である。この時、安藤も振っているのだが…

GM >ぐ、安藤・・・咳き込んだか(^^;
エリス >安藤さんが咳き込んだのに気を取られたようです(o_ _)o
司 >ファンブった…エリスと一緒に安藤を心配してるらしい(笑)
エリス >「あれ。 天気が……」(’’
安藤 >「む・・・雨か(咳)」
エリス >「みたいで、すね?」(・・?
司 >「大丈夫ですか?」
弓 >「………………………残念だけど、あなたの言うとおりみたいね。」<不得手な事>安藤
アドノレ >「空が荒れてきたぞ。血なまぐさい風が吹きそうな程に」
そら >『うん・・・おそらに、げっこうがでてきてるのー。すぐにいくからねっ』>しょーくん
翔真 >「っ!解った、済まないが頼む。」
そら >『・・・うんっ!!』
弓 >「………選ぶ余地がないわね、これは(苦笑)……もっとも、ここから先はまだ選べそうね。」
司 >安藤の様子を伺っててまだ気がついてない(笑)
翔真 >「そらから連絡だ、上空に月匣が出来ている……」>ALL
エリス >「げ、月匣?」(・・;
司 >「!!」すぐに上を向いてエリスをかばう位置に(ぁ
安藤 >「月匣だとっ・・・」と上空を見たその表情が、硬直する。

紅黒雲は稲妻を走らせながら急速に島の上空を覆い、その雲間から覗くのは…紅月。
更に、次々と舞い降りてきたものがある。
獣の姿をした、2匹のもの…それに守られた、1人の人影。

安藤 >「風魔に、雷魔……いかん。まさかあいつらが相手とは…な」
翔真 >「知っているのか?安藤殿?」オヤクソク(爆)
安藤 >「風魔と雷魔は、かつて私達が遅れをとった問題の相手だ…それに、あれは…!!」その目が、はっきりと見開かれる。
司 >「…知っている相手、のようですね」安藤の様子を見て
安藤 >「そんな、莫迦な……だが、間違いない。あれは…っ」
エリス >「っ〜」Σ(@@ (急な展開に、陣内さんの後ろに隠れるのが精一杯
翔真 >「こっちにエミュレイターが来ている、済まんが切るぞ……気をつけてくれ。」通話終了>そら
そら >『・・・わかったっ!!』みんなの後方上空から、フレースヴェルグで駆けつけます!
GM >安藤は、舞い降りてきた人影・・・女性に向かって、こう叫ぶ。「ユウ」と!!
弓 >「……………ユウ?」
安藤 >「ああ、さっきも言っただろう……私の、かつての相棒の名だ(沈痛な面持ち)」
エリス >「そんな! 安藤さんのお友達が、なんで」
アドノレ >「さっそく一波乱だな。ネチネチとゆさぶりを掛けてくるのが目的だろうが果たして正体は…」戦闘準備しつつ
司 >「……(まずはどんな状態にされてるか調べるしかないか)」
翔真 >「……憑依されているかどうかを見極めた上で対応だな。他2体のクリーチャーもそれと関連が無ければ全力で屠る。」
弓 >「司、2人を任せたわよっ!」
司 >「エリスさんは俺の後ろに」言いつつ、安藤もかばえる位置に移動します(笑)
翔真 >(0−Phone仕舞い)「………一筋縄ではいかなそうだ。」
エリス >「(今回は、逃げない。おじさま、見守っていてください)」(><


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