【第24夜】
選び取られる道
<PART−22>
最後の宝玉、その行方
ウィザード達が休息を取っていた頃。世界の守護者・アンゼロットは、
謁見の間の更にその奥で、何者かと会見していた。
ステンドグラスの奥に、シルエットだけ浮かぶその人物に、
彼女は恭しい態度で語っている。
「はい・・・裏界への反撃作戦の準備は全て整っております。あとは、最後の宝玉を手に入れるのみ」
ステンドグラスが僅かに煌く。それは、アンゼロットの報告に満足している風にも、
更なる指示を下している風にも感じられた。
そして、アンゼロットはその反応に対して、これまた恭しく従う。
「はい、仰せのままに……我が神よ」
ステンドグラスの気配が消えた。彼女が語っていた相手は、
守護者の上に立つ者…夢見る神の写し身『観察者』だったのであろうか。
踝を返し、ウィザード達との会見の場に向かうアンゼロットは、静かにこう呟く。
「残るは、希望の宝玉…」
◆ ◆ ◆
さて、着替えを終えたウィザード達は、アンゼロットのもとへ。
空中庭園の一角で、彼女は待っていた。
GM >玉座にはアンゼロット。左右にはコイズミを筆頭にロンギヌス達が並び、一同と同じ場所には数多くのウィザード達が集まっている。
エリス >「(きょときょと)」(・・三・・)
そら >(o^-^)o まふっ♪
エリス >「〜」(///;(あせあせ
アドノレ >「出陣の儀でも始まるのか?」ドジョウスクイセット〜♪
翔真 >そう言えば……フォーリナー艦隊も再編成しているのでしたな。それが見えるのかな?
GM >うん、実は空を見ると、青を基調としたカラーリングの護衛艦が多数見えるんだ。その中には、三中田司令が駆る「フォーリナー」の、ひときわ大きな姿もあるね。
エリス >って、なんだかすごいことになってますよΣ(−△−
GM >なお、周りは護衛艦カワタナ級でいっぱいです(笑)
司 >ちょ、それは(笑)
エリス >な、なんだか危ない香りがΣ(−△−
GM >そして、ウィザード達の中には、柊・くれは・灯に加えて、チハヤの姿もあるね。
エリス >「!」(o'▽')o>柊先輩たち
柊 >「よぉ、エリス・・・元気だったか?」
くれは >「エリスちゃん、それに皆も・・・しばらくぶり、だね^^」
エリス >「はい。 元気一杯です (^−^ 柊先輩たちも、大丈夫でしたか?」(・・;
灯 >「・・・こちらは問題なし・・・最大の懸案も、先ほど解決した」
チハヤ >「エリスさん、ご無沙汰しています。そちらの皆さんと、共に動かれていたのですね」
エリス >「うん。 宝玉も、あと一つまで集まったよ」(^^ >チハヤちゃん
チハヤ >「それは何よりです。私も柊先輩やくれは先輩、灯さんと一緒に、重要な任務を果たしてきました」
司 >「今ここにいるということは、例の件は無事に解決できたんですか?」魔剣の件ね>柊
柊 >「おう!(魔剣を示して)コイツもこの通りだぜ。俺達がいない間、エリスを守ってくれてサンキューな!」
アドノレ >「ぐーパンチで力一杯殴られる呪いは効果を発揮したか?」>柊
柊 >「・・・それはもういい・・・」orz
アドノレ >「うむ。しっかりと呪われたようだな」
このあたりの経緯は、特別編「蘇れ!神殺しの魔剣」でフォローされてるぞ!
翔真 >「ともあれ病み上がりなのは変わるまい。あまり無理はするなよ。」
くれは >「大丈夫、大丈夫!私達ならもう完全復活してるって!そうじゃなければ、ここにはいないものね(笑)」
弓 >「…じゃあ、任務交代、かしら?」
柊 >「いや、重要な事は全部そっちに任せちまったからな。今から交代だって言っても、ムシがよすぎるってもんだろ?」
司 >「柊さん、その件に関しては一つだけ訂正しておかないと」
柊 >「ん?どうした?」
司 >「エリスさんは護衛対象ではなく……俺たちと肩を並べて戦う仲間ですよ」もちろん柊たちも含めての仲間、です。最初、守ってくれとしか頼まれてないから(笑)
アンゼロット >「・・・・・・さて皆さん。そろそろ、よろしいでしょうか?^^」
弓 >「おっと…」
司 >「あ、すみません」>アンゼ
エリス >「(おっとっと) (深呼吸一つ) はい」
柊 >「・・・そうか。ま、そうだよな・・・っておわぁ!?(頭に金盥)」
アンゼロット >「話を聞かない柊さんはオシオキという事で、さっそく本題に入らせていただきますね^^」
エリス >「(ご、ごめんなさい柊先輩)」(>人<;
翔真 >「……(こっちが話している最中だったと言うのも有るが……済まん、柊)……あぁ、聞かせてもらおう。」
司 >「(すみません)」小さく手を上げて謝っておきます(笑)>柊
アドノレ >「んむ」(きりりっ)でもステータスおやぢ
アンゼロット >「皆さんの尽力で6つの宝玉は無事に集まり、残るはひとつ、希望の宝玉のみとなりました。そしてこのたび、ナイトメアたちの働きにより、その希望の宝玉の行方も判明いたしました」
エリス >「今度はどこにあったんですか?」
アンゼロット >「希望の宝玉は、太陽系第6惑星・土星にあります」
エリス >「土星、ですか?」(・・
司 >「土星、ですか」ぴんと来ない(笑)
アンゼロット >「ええ、リングで有名なあの土星です。宝玉は、そのリングの中にあるのです」
翔真 >「………蛍光灯の様な光の輪、か」
弓 >「…そりゃまた遠くて広いこと…」
アドノレ >BGMは『セガサターン、シロ!』(。。)☆\
柊 >「って・・・ど、土星?ちょっと待て、そいつぁ月どころの騒ぎじゃねぇぞアンゼロットォ!?」
司 >「……」輪の広さがわかってない(爆)
エリス >←広さなんて、ぜんっぜん把握してませんとも(o'▽')o(こら
司 >…移動中に知識を仕入れましょう、うん(笑)
弓 >「…土星が地球のおよそ9倍。…でもって、リングは厚さが100m〜数十km…外側に行くほど広がって、えらいことになってるわよ?」
エリス >「……わからないのは、いつも通り。 なら、やれます」><)
アンゼロット >「ご存知のように、最後に頼りになるのはエリスさんだけですが…すべての宝玉を手に入れた後、即座に裏界逆侵攻作戦…名づけて『オペレーション=レコンキスタ』を発動します」
翔真 >「七つ揃ってどうなるかも確認しないうちからか?………一度体勢を立て直してからの方が良いと思うが…」
アドノレ >「不確定要素が大き過ぎる気がするがそれでも強行する理由はあるのか?」
アンゼロット >「ええ。以前もお話したように『七つの宝玉』の力を用いて、裏界のエミュレイターどもを一匹残らず撃滅するのが、七つの宝玉探索ミッションの本来の目的ですから」
翔真 >「(そう聞くと、どうにもディーの野郎が出て来そうな気がしてならん。アレからアイツも何処で何をして居るのやら……)」
アドノレ >「七つ目を手に入れた時点でエリスも我々も継戦能力を失ってる事態は十分に考えられるが」
アンゼロット >「もし、普通に宝玉を探索して手に入れるだけでしたら、なにもフォーリナー艦隊を再編成したりはしません。ナイトメア達も先行していますし、更にここにいる皆さんの戦力が揃えば、問題はないと信じております」
翔真 >「……(艦隊の方を見て)今更言ってもどうにもならんか(嘆息)」
エリス >「どんな事でも、やらなきゃいけない事には変わりないんです。 なら……やるしかないんです」(ぐっ
翔真 >「解った。今更この事についてはとやかく言うまい、志宝嬢も覚悟を決めて居るのなら俺も尽力するのみ。」
アンゼロット >「それに、柊さんには何やら考えがあるみたいですし・・・」
柊 >「ああ。地球の外でだったら、『あいつ』を引っ張り出しても問題ないんじゃねぇかと思ったんだ。だから俺とくれは、灯、それにチハヤは途中で別行動になる」
エリス >「……」 (、、 (ちょっと寂しそう
柊 >「心配すんなって。むしろ、これで全部片が付くと思えば気も楽になるだろうが(笑)」
エリス >「そ、そうですよね。 柊先輩たちも、頑張ってください」(><;
柊 >「おぅ、まかせとけ」
弓 >「………ま……心配はしないわ。」
アドノレ >「腹マイトはせんようにな」(自爆技厳禁といいたいらしい)
柊 >「しねぇよっ!?単に、危なっかしくて宇宙でしか使えねぇような手段だってだけの事だ!」
司 >………柊、打ち出されるのか?(ぉぃ
アドノレ >「ロボに変形するのか」
翔真 >「切り札が有る様だな………了解した。志宝嬢の事は全力で助ける、そちらも気をつけてくれ。」
司 >「無茶はするな、とは言いません。ちゃんと帰ってこないとダメですよ」>柊
柊 >「ああ…俺がちょっとだけ、気苦労を背負うだけだからな!」
くれは >「・・・ひーらぎ、ホントにイヤならやめとけばいいのに(^^;」
アドノレ >「漢には墓穴を掘らなくてはならぬ時というものが存在するのだ」(うむうむ)
翔真 >「気苦労………柊、万が一の時はアンゼロットに報酬としてジンバブエの国籍を貰えるように頼んでおくと良い。あの国は一夫多妻制だ。」(爆)
柊 >「おそろしい事言うんじゃねぇえ!?」(爆)
くれは >「はわ(・・)」
エリス >(ひそやかに拳を握り締めるのでした/何)
チハヤ >「エリスさんたちも、どうか気をつけてくださいね。皆さんが、勝利の鍵なのですから」
エリス >「うん。 チハヤちゃんもね」(><
柊 >「ところで、土星までどうやって行くつもりなんだ?まさか、泳いで行けとは言わねぇよな?」
灯 >「また、シルバースターを使うの…?」
アンゼロット >「その必要はありません…ときに皆さん、頭上のフォーリナー艦隊が『現在航行中』だという事には、お気づきでしょうか?」
エリス >「?」(・・
翔真 >「何?と言う事は………」
司 >「……ひょっとして、この城もですか?」
アンゼロット >「正解♪このまま進めば、今からおおよそ1時間後、わたくし達は土星宙域に到達します^^」
超時空巨大要塞戦艦アンゼロット城。言うまでもなく、アニメ版からの出典である。
節制の宝玉編でちょっとだけ伏線は出したものの…いやぁ、長かった(笑)
柊・くれは・チハヤ・エリス >「えええー!?」Σ(−△−
柊 >「宮殿ごと移動してたのかよ…」
アドノレ >「手回しのよいことだ」
翔真 >トランスフォーメーションしそうな名前ですな、レーヴァティンと一緒に大型人型起動兵器が出てくるのかと(ぁ
アドノレ >アンゼロットが歌を歌ってでかるちゃぁ〜なのか?
翔真 >キャラソンは出なかった覚えが(ぁ
アンゼロット >「それでは、作戦の概要を説明しましょう。エリスさんが希望の宝玉を手に入れた直後、ロンギヌス魔導科学班が特殊魔法陣を展開します。エリスさんは即座にその中央で、ブルームを起動してください。それで、裏界への門が開くはずです」
エリス >「はいっ!」(o>-<)/
アンゼロット >「その後はフォーリナー艦隊、並びにこのアンゼロット城の全兵装を解放し、全力で敵を駆逐します…柊さん達も別件が済み次第、ただちに戦線に加わってください。世界の命運をかけての、総力戦です」
柊 >「ああ、そういう事ならもう行かなきゃな・・・行くぜくれは、灯、チハヤ!」
くれは >「りょーかいっ!」
灯 >「任務内容、再確認・・・目標地点、アステロイドベルト。目的、封印戦艦『レーヴァテイン』の起動・・・了解」
弓 >(=ω=.) レバ剣ひろた!
司 >柊、ガンバレ(^^;
翔真 >………合流したらレーヴァティン(人型モード)&フレースヴェルグ(そらりんSVモード)なんて事になったり(ぁ
弓 >ヴィオ参戦かぁー…大惨事の予感がしつつも、どきどきわくわく(笑)
翔真 >本体起動モードでの参戦希望(笑)アメリカンジョーク満載での登場は勘弁〜(ぁ
チハヤ >「それでは、またお会いいたしましょう!!」
柊 >「(去り際に)頑張れよ、エリス・・・!」
くれは >「皆で一緒に、世界を守ろうっ!」
エリス >「はい!」><)ノシ
司 >「落ちないようお気をつけて」(待>柊
柊 >「これ以上下がるものかよ!お前らも、エリスの事を頼んだぜ!!」
司 >「(こくり)」
翔真 >「あぁ、任せておけ(フッ)」
アドノレ >「運がわるければまた会おう」
GM >という訳で、柊たちはその場を去っていきました。
アンゼロット >「柊さんたちの発進後、全速前進。一気に土星宙域へ到達します」
ロンギヌス・コイズミ >「はい、アンゼロット様」
アンゼロット >「エリスさん、それに皆さんも探索の準備をしておいてください」
弓 >「…私らの方は・・・もう直ってるのかな?」
そら >「まだ、なおってなかったね(。。)」
エリス >「そらちゃん……」(、、
そら >「ん、わかってる。だいじょうぶだよ」o('▽'o)
エリス >「よしよし」^^)ノシ('▽'o)
ロンギヌス・コイズミ >「皆さんには今回に限り、スチールスター(オートモビルブルーム相当)をお貸しします。格納庫にございますので、到着後はご自由にお使いください」
司 >「ふむ…なら、俺は紫苑に乗って併走する事にしましょう。邪魔が入る可能性も高いので、直衛につきます」
弓 >「じゃあ私も飛んでよっと。…んー…どうせ宇宙じゃ走れないし、バイクは置いていくわね。」
翔真 >「了解した。」
アンゼロット >「そういえば、翠さんはどこで何をしているのでしょうか・・・?」
翠@プール >「はーいーれーなーいー(;;)」
翔真 >いや、ウォーク・オン・ザ・ウォーターは掛からないからは入れるってば(^^;
アドノレ >宇宙の意志で効果範囲がパワーアップした(笑)
さて、裏界では…リオン=グンタや数多くの魔王たちを従えて、
『蝿の女王』ベール=ゼファーが微笑んでいた。
「ふふふ…あんたの好きにはさせないわよ、アンゼロット。
最後の宝玉はこの私、ベール=ゼファーのものになると決まっているのだから。ね、リオン?」
「…私の書物には、そう書いてある…この戦いのさなか、希望の宝玉を手にするのは
ベール=ゼファー、あなたであると…」
その返事に、微笑みを返すベル。
「…最後のゲーム、楽しみましょう?アンゼロット…」
GM >という訳で、新生フォーリナー艦隊が土星に近づいたら、一同はアンゼロット城下部の格納庫に移動だね。待機スペースからは外の光景が見られたりする。
翔真 >コイズミからスチールスターを使う様に言われていたのだったな。
GM >うむ。以前フレースヴェルグで派手に突っ込んだその場所には、今「スチールスター」と呼ばれるスペースランチ型箒が数台並んでいる。他にも、巨大な砲台を思わせる箒があったりするね。
翔真 >アニメ版であかりんが使っていた奴ですな(^^
GM >うむ。ロングレンジブルーム、こちらではギガンティック=バスターだ。ロンギヌスの紋章が付いているところから、メンバー専用装備になっているらしい。
弓 >にゃあ。本来は私が操縦したほーがいいんだけどー…うーん
翔真 >弓ちゃんと陣内君が自前で随伴すると言う事でしたから、そうなるとスチールスターの操縦をするのは………俺?
そら >(o'▽')ノ ←
翔真 >やりたいのなら構わんぞ(^^
エリス >操縦方法が、はじめての人でも操縦できるのであれば、わたしでもできそうなのですが…… 多分、無理ですよね(、、;
弓 >できると思うし、練習させてあげたいのだけど…襲撃がなぁー
翔真 >テンペストを何度か使ったのだからそう難しくは有るまい。必要と有らばフォローもする、何事も意欲が大事(^^
アドノレ >さぁ、この元気になる薬をひっかけながら操縦席に(。。)☆\
エリス >元気になる薬?(・・
翔真 >ひっかける、と言う表現から察するに………酒だろうなぁ(苦笑)
アドノレ >酒だけど特別にアドD割で
エリス >じゃあ頑張って…… と言おうと思ったのですが、やっぱり、捜索に集中しないとマズイかもしれないので、他の方に任せたいです(><;
弓 >じゃあ、エリスと翔真に任せて、私は外でぱたぱた警戒かな
翔真 >む、確かに。では操縦は引き受けます。
エリス >ありがとうございます(>< では、相羽さんお願いします(><
翔真 >心得た、捜索頑張ってくれ(^^
エリス >「別な世界の次に、宇宙かぁ……」(、、(窓から外を見ている
そら >「えりちゃんは、宇宙ははじめて、だったっけ(^^)」
エリス >「うん。 ……でも、だいたいの人は宇宙出るのが始めてだと思うよ」(^^;
そら >「はーい。わたしは、なんどかありまーす^^」(まふっ)
アドノレ >「悪の下積みが長いとお星様になる経験の一つ二つはな」(笑)
翔真 >「確かに木星くらいまでは前に出た事も有ったな(苦笑)」
エリス >「う、う〜ん……って、もくせいですかっ」Σ(・・
翔真 >「平行世界に赴いて帰りは衛星軌道上と言う事も有った………なので確かに宇宙はそれなりに経験が有る。」
そら >「……(ぴくんっ)きたよ。かなり、大きい」
GM >その時、城内に警報が響き渡る…
『警告・・・わが艦隊後方に紅月出現!出現侵魔数、約30万!
フォーリナー艦隊全艦、180度回頭!ロンギヌス全メンバー、第一種戦闘配備!
なお、宝玉探索担当のウィザードは、ただちに探索に出てください!』
GM >ちなみにオペレーターを勤めるロンギヌス・コジマメの声だ。おんなじだけど、翠じゃない(笑)
エリス >「うわわわわわわ」(@@
翔真 >「む………やはりこの状況で何も起こらん訳が無いか……」
そら >「魔王級も、随分でてきてるよ。リオン=グンタ、カミーユ=カイムン、シアース=キアース、ブンブン=ヌー……ベール=ゼファーも、いる」
アドノレ >「護衛艦爆発の報はまだ来ないのか?」カワタナの艦名は世を忍ぶ仮の姿。その正体は敵の襲撃を知らせる哨戒艦だったのです
翔真 >ある種”漢探知”ですな、それは(^^;
GM >周囲が、にわかに慌ただしくなってきた・・・窓の外では、フォーリナー艦隊が順次、急速回頭しているのが見える。
翔真 >「先行しているとは言え油断は出来ん、急ぐぞ。」準備完了次第発艦します
そら >「うんっ!みんな、いこうっ」
エリス >「はいっ!」
弓 >「…先に出て、道をあける…」警戒〜
GM >格納庫のハッチが開き、緊急出動するロンギヌス00とシェノンが、あの砲撃箒に搭乗していくのが傍らで見えた。
アドノレ >飛び出す時の為にBJでも掛けてみようか。そして真空の中なのに爆発音。そうアポロの人達はウィザードだったのです…などと妙ちくりんなネタを
翔真 >月はとっくに通り越しているけどな(笑)
GM >そんな中、弓と司に左右をエスコートされて、スチールスターも発進だ。
翔真 >「MASTERS、出る………!」
アドノレ >「よきにはからへ」
そら >「ごぅごぅー!」
一同が宇宙に出ると、後方に180度転回するアンゼロット城とフォーリナー艦隊。
そしてその行く手には、紅月をバックにした巨大な要塞が立ちはだかる。
三角錐を逆さに立てたようなその要塞の周囲には、無数の霧のようなものが見えるのだが、
おそらくはその1点1点がすべて、エミュレイターなのだろう…。
弓 >「………ッ!?…でか…」
エリス >「すごい数です……」(・・;
そら >「宇宙は、世界結界の制約が少ないから・・・ああいう事も、平気で出来るの」
弓 >「…といっても、限界ギリギリでしょーけどね…。 こっちも、こんなの動かしてるわけだし。」
翔真 >「向こうも流石に本気になった様だな………今まで不可侵だった自分達の領地に入られるのは避けたいのも有るだろう。」
アドノレ >「第三勢力に横っ面叩かれ無ければよいがな」(ぼそっ)
翔真 >「………確かに、ディーの野郎共がこの期に及んで何の動きも無いのが気になる……」
その間にも、司令部に戻ったアンゼロットのもとに、
オペレーターたちからの報告がなされていた。
「エミュレイター反応、30万から更に増加…膨大な数です!」
「魔王級の反応、5、6…いや、もっと多い…これは!?
敵要塞らしきものの中枢に、膨大な魔力反応!桁外れです!」
「艦隊の射程距離に入ります!アンゼロット様、ご命令を!」
オペレーターの声に答え、アンゼロットは凛とした面持ちで命令を下す。
「全艦隊、並びにロンギヌス00は砲撃を開始…
敵をひとりたりとも、エリスさんに近づかせてはなりません!」
一方、その様子を見ていたベール=ゼファーは、相変わらず不気味な微笑を浮かべていた。
「ふぅん、面白い…一歩も引く気はないって訳ね…」
そして、彼女もまた、並み居る魔王たちに語る。
「いい?皆思う存分暴れてきていいわよ…なんだったら、アンゼロットの首をとってきて!」
かくして、フォーリナー艦隊と侵魔大要塞との間で、
激しい戦いの火蓋が切って落とされる。
翔真 >「始まったか………しかしここまで大攻勢だと別働隊の存在も十分考え得る。向こうより先に宝玉を回収するぞ、全員周囲に気を配ってくれ。」
エリス >「早く、見つけないと……」(こぶしをぎゅっと握って
弓 >「…………いくわよっ…」
エリス >「はいっ!」(o>-<)/
その時…弓が、前方の異変をすばやく察知した。
そら >「前の方にも、敵がいるの・・・」
エリス >「前にも?」(・・
弓 >「…いる…!…皆、気を付けて…既になんか戦闘中ぽい!」
翔真 >「先んじている奴等が居るとは………聊か面倒だな。」
アドノレ >「定石でいくなら探索方は戦闘を横目に前進あるのみなんだがな」
翔真 >「基本的にそのつもりだ、志宝嬢が宝玉の位置を見付けてくれればそちらへ向かう。」
弓 >「…そうね…気づかれない限りは迂回したいところだけど…。 エリス、あのあたりに反応、ある?」
エリス >「ま、まだ見つかりません……」(あせっ
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