【第27夜】
オーヴァー=ケイオス

<PART−24>



意外なる再会
〜「MASTERS」 in ラビリンスシティ〜



かくして、問題の「ラビリンスシティ」に到達したウィザード達。
無限平行世界の一角にあって、そこは大きな水の半球の上に、
ごちゃっとした街の目立つ小さな島が浮いているように見えた…

GM >で、フレースヴェルグ自体は誘導を受けて、シティの「港」に着水する訳だ。他にも様々な船が入港していて、本当に賑やかな感じだね。
アメジスト >「とりあえず、代表の言っていた支部につなぎをとってみませんか? もしかしたら何か情報があるかもしれませんし……」
翔真 >「そうだな、何処を探せば良いか細かい指針や目処は立っていない訳だし、情報を集める意味でも支部に顔を出してみるのは悪くないだろう。」
そら >「えーっとね、港から言ってきてるんだけど、船の武器を封印してほしいんだって」
アメジスト >「……緩衝地帯という性質上、先方がそう言ってくるのは当然でしょうね」
アドノレ >「その辺は指示通りにせんとな」
翔真 >「中立都市の港では良くある措置だな、了解したと言う他有るまい。そらは大丈夫か?」
そら >「うん、わたしは大丈夫!」(o'ヮ')o
弓 >「まー、しょうがないわね」
司 >「今から余計な騒動を起こすわけにはいきませんしね」
翔真 >「では了解した旨を伝えて封印措置を受けてくれ。念の為変な細工がされないかは警戒しておくように。」
そら >「はぁーい☆」(o'ヮ')o
GM >と言う訳で、港でフレースヴェルグの武装を封印していると、世界魔術協会の検察官がやってきたりする訳だ。
翔真 >「丁度良い、あの検察官から渡りをつけてもらおう。」
そら >「はぁーい!」
アメジスト >「……魔術協会の支部の方ですね。急の訪問になってしまったことをお詫びします」


「いいえ…これで、措置は完了ですね。お疲れ様です」

翔真 >「……って、何ぃっ!?」
アメジスト >「きゃ!? ……ど、どうしたんですか? いきなり(汗」 大声に驚き
そら >「……ふみゅう?」
検察官 >「…あれ、翔真さん?……奇遇ですね」タクトで頭ぽりぽり
弓 >Σ(´д`;
アドノレ >「これはまた懐かしい顔が」
翔真 >「(目を擦って)………見間違いじゃない、か?全く、こんな所で会うとは思ってなかったぞ(苦笑)」
検察官 >「弓さんに、アドノレさんも。暫くぶりです」
アメジスト >「……お知り合い、なんですか?」 双方の顔をいったりきたり
翔真 >「昔一緒に行動していた仲間だった。色々有ってな(苦笑)」
アメジスト >「そうだったんですか……偶然ってあるんですね。あ、申し遅れました。一応本部所属のアメジスト・マンスフィールドといいます。よろしくお願いします」
司 >「お名前はお聞きしてます。俺は陣内 司です」
検察官 >「ああ、こちらこそ申し遅れました。世界魔術協会ラビリンスシティ支部・港湾管理局検察官の綾瀬 響です(礼)」>アム、司
そら >「どうしたの?どうしたの〜?」ぽてぽてぽてぽて
翔真 >「そら、綾瀬だ(フッ)」
響 >「えっ、このちっちゃな子が…あのそらさんですか?(^^;」
そら >「にゃ〜。おひさしにゃんこさん なの!」(o'ヮ')b
響 >「……にゃんこさん、って…(^^;」
GM >説明しよう。確かに響はMASTERSの初期メンバーだったのだが、あまりに初期過ぎてちっちゃくなった後のそらに会った事がないのである(笑)
アメジスト >ああ、だから「あの」なんですね(納得)
響 >「3年ほど前、協会に言われてこっちに異動になりましてね。いやあ、懐かしいなあ…」
弓 >「まー、あたしとアドは外見全然変わってないしねー(あはは)」
アドノレ >ヅラの光に磨きが掛かったぞ
翔真 >「俺もそれ程変わっているとは思わんが(苦笑)」
アドノレ >「多少は融通の利きそうな担当者がいるのは幸いか」
アメジスト >「では、私にとっては先輩ということになりますね。改めてよろしくお願いします(礼)」
翔真 >「ともあれ、代表代行の赤羽嬢からの依頼も有り行方不明者の捜索をしている。支部で情報を提供して貰えるとありがたい。」
響 >「ええ。ともかく、ようこそラビリンスシティへ。支部まで、このボクがご案内させていただきますよ」
司 >「助かります」

いまや検察官となった響は、一同を港から協会支部まで案内してくれる。
港から見えるのは、所謂ファンタジー世界の街並みもかくやという混沌とした佇まい。
何故か存在する木造校舎の輝明学園には、散らない大桜が満開状態。
このあたりからも、この街が「普通」でない事は容易に窺える。

翔真 >告白イベントが毎日起きていなければ良いが(ぁ)…一応テスラ嬢やスルガが居ないか周囲に気は配っておきます。
アメジスト >皆の話を聞くとはなしに聞きながら、周囲の様子を興味深げに見つつついていきます
司 >「なかなかすごい光景ですね」 周囲を軽く見回しつつ
響 >「ええ。裏界魔王達がウィザードの街への受け入れを決めてから、いろいろありましてね。このあたりは『迷宮街』って呼ばれてます」
弓 >「……漫画版だと主人公すらあっさり死ぬ和風Wizね」(←ちげぇ)
アドノレ >「そんで、これからこの辺りをうろつくわけだが、注意事項と最近のネタで面白いのがあれば聞いておくぞ」
響 >「そうですねぇ…ええっと、いちおう『迷宮街』は協会と裏界帝国との取り決めで、戦闘禁止区域に指定されています」
アドノレ >「戦闘禁止はどの程度遵守されてる?酔っ払いの乱闘程度は見逃すとかちょいと小突いただけでも官憲がくるとか」
響 >「ケースバイケースですねぇ(肩すくめつつもあっさり)まあ、小競り合いくらいなら何度も見かけますよ。ほら」
GM >と、街の一角でいかにもエミュレイター同士が喧嘩しているのが見えるわけだ(笑)
アドノレ >「禁じていても馬鹿は何処にでも現れるということかのぉ」
アメジスト >「ああいった小競り合いもですが、揉め事の解決はどういう形でおこなわれているんですか?」ファンタジーなら衛兵がぞろぞろきそうなものですが(笑)
響 >「もし、ああしたトラブルが起きた場合は、『こちら側』が原因でしたら支部の方に。『あちら側』が原因ですと……あの『金色の魔王の宮殿』に、それぞれ届け出る決まりになっています」

響が示した方角には、あからさまに目立つ造りの宮殿が聳え立っていた。

アメジスト >「金色の魔王の……」 遠目に見やりつつ
翔真 >「………ルー=サイファー、本当に復活したのだな。」
響 >「うーん、それが…今は魔王エイミーが城代として取り仕切っているのですよね」タクトで頭をぽりぽり
翔真 >「む、そうなるとやはりまだ本格的に活動出来るほどには回復していないと見るべきか……まぁ今は直接関わって来なければ気にする事では無いだろうが(嘆息)」
響 >「ともかく、そうして届出があったりした場合…」

…と言っている間に、侵魔同士の小競り合いを拳ひとつで黙らせたものがいる。
「オラオラ、お前ら何やってん。ここで争い事は許さんけんね!」

そら >「あれ?マルコだ(’’)」
翔真 >「何?………む、本当にマルコの様だな。」犬と言ってはいけない、絶対にどんな小声でも聞きつけそうな気がする(笑)
GM >セーラー犬耳…もとい魔王マルコは、2匹の侵魔をあっという間に殴り落として引きずってった(笑)
アメジスト >「うわぁ……揉め事解決に魔王が出張ってくるとは……(汗)」
響 >「…まあ、あんな具合です(苦笑)今回は『あちら側』の問題でしたし、妥当なところでしょう」
弓 >(そらりんの首ねっこつまみつつ)「まあ、向こうから喧嘩売られない限りは、目立つ行動は控えるということで」
そら >(o'ヮ')o たっべあるきっ たっべあるきっ♪(ぷら〜ん)
アメジスト >食べ歩きって……(^^;
翔真 >………対象が魔王とか冥魔で無ければ平和な台詞なんだがなぁ(苦笑)
アメジスト >ですねぇ……いっそアリアのように自分を誤魔化せれば楽なのに……(苦笑)
弓 >食うな。おなか壊す(笑)
翔真 >そう言う問題か!?(爆)
アメジスト >おなか壊すですむなら、いっそその方が脅威という気が……(笑)
そら >よくかんでたべればいいんだよね。わかります!(o'ヮ')o
翔真 >全然解ってなーいっ!?(爆笑)
アドノレ >まずはおいしいのか聞いておきたい
そら >おいしいよ!(o'ヮ')o アスモデートは ごちそうさまでした!
翔真 >………七罰の悪魔ですらその扱いか、恐るべし(^^;
響 >「……そういえば、凛さんや可憐さんは元気ですか?お姿が見えないようですけど…」
そら >「げんきにしてるよ!」(o'ヮ')o
翔真 >「凛は数年前から実家の方に戻って活動している、向こうで色々と大変らしい。可憐嬢はアンゼロット指揮下になって働いている筈だが、知らなかったのか?」
響 >「そうだったんですか。確かにボクがこっちに赴任したのはアンゼロットさんの計らいによるものですけど、可憐さんにはお会いしてなかったなぁ…(苦笑)」タクトで頭をぽりぽり
翔真 >………言えない、色々と問題を起こしたから有る意味危険地で僻地でも有るここへ送られたんじゃ無いかと疑っているなんて言えない(爆)
弓 >性格的に無難だからというのもあると・・・…思いましょう(笑)
翔真 >「そうか。可憐嬢はアンゼロット城内で会ったと、言うか………会敵したな。あの時彼女は操られていた状態だったが(苦笑)」マジカルウォーフェアの時ね(^^;
響 >「そんな事件があったなんて知りませんでしたよ、ボクは(苦笑)」
アメジスト >とりあえず固有名詞とか気になることはあるけれど、プライベートなこともあるのだろうと思って聞かない。一時的に同行させてもらってる身としてはあまり突っ込んだことを聞くのは失礼だと思っている(笑)
翔真 >「今出た3人も昔一緒に行動していた面子だ。それぞれ事情が有って今は別れて活動しているがな。」一応簡単にフォローを>アメジスト嬢
アメジスト >「へぇ……、どうしてもそういうことは避けられませんからね。……そういえば、皆さんはご一緒に行動するようになってもう長いんですか?」 周囲を一応警戒しつつ
翔真 >「俺達は行動を始めてからもう7年になるか?色々と有ったのは確かだよ。」
アメジスト >「7年ですか……その頃は……」 コンロンで修行中、というかほとんど丁稚状態(笑)
そら >「うん。いっぱいいっぱい おさんぽしたよ!」(o'ヮ')o
アメジスト >「おさんぽ……ですか?」 きっと想像もしないようなとんでもないところもそらさんにはお散歩ですんじゃうんだろうなーとか思いつつ(笑)
アドノレ >「心配せずともお主も古株に劣らずいぢりがいのあるキャラだ」>アメジスト
アメジスト >「いや、そういうことは気にしてませんから! って言うか、私っていぢりがいのあるキャラクターなんですか!?」
アドノレ >「ふぉっふぉっふぉっふぉ」
響 >「…さて、そろそろ着きますよ。こちらです」

……そこは明らかに、ステロタイプな「冒険者の店」風建物だった。

アメジスト >「……なんて趣味的な……」
翔真 >「フライングポニー亭を思い出すな(フッ)」
そら >「うん!マティニヨンのお店も そうだったね!」(o'ヮ')o
翔真 >「確かに、そう言う趣は有ったな(^^」
GM >「店内」に入ると…調度品はクラシックだが、確かに世界魔術協会の支部としての機能を果たせるようになっているようだ。
アメジスト >「はぁ〜……」 店内を見渡してほぅと溜息をつき(笑)
響 >「以前からあった建物を転用しています。まあ、流石に酒場はないですけどね(苦笑)」タクトで頭をこりこり
司 >「いえいえ、いい趣味です」調度品等を見つつ
弓 >「でも、こういう雰囲気は悪くないわね〜(北海道片付いたら、こっちに遊びにくるのもいいかしら)」
翔真 >「仕事場で酒かっ食らうのもどうかと思うしな(フッ)さて、支部長でも居れば挨拶をして、それから情報を集めさせてもらおうと思うが?」
アメジスト >「あ、と、そうでしたね。私としたことが……」 この台詞は何かまずいような気がする、何故だろう(苦笑)
響 >「はい。じゃあ、僕は業務に戻りますからこれで(礼)受付はあちらですので、ご自由にどうぞ」
アメジスト >「ありがとうございました(礼)」 >響さん
司 >「色々ありがとうございます(礼)」>響
翔真 >「世話になった、感謝する。頑張ってくれ。」>綾瀬
響 >「いつもは、港の方にいます。0−Phoneの番号も変えてませんから、もし何かあったら連絡してくださいね」
アドノレ >「んむ」
そら >「またね〜☆」

響は恭しく一礼すると、踵を返して雑踏の中へと消えていった。

アメジスト >「さて、それでは……」 カウンターにいって「失礼、支部長さんはおられますか?」 まずは顔つなぎ(^^;
GM >うむ。アムの申請を受けて、その支部長がお出ましだ(笑)


「世界魔術協会ラビリンスシティ支部長…イーグレットだ」

アメジスト >「お初にお目にかかります。本部所属のアメジスト・マンスフィールドと申します。お呼びだてして申し訳ありません(礼)」
翔真 >「横須賀WU所属、絶滅社管理対魔王戦チーム『MASTERS』相羽 翔真だ。」
司 >「はじめまして。陣内 司と申します(ペコリ)」
そら >「そらにゃん です!」(o'ヮ')o
アドノレ >「俺様の名はアドノレだ」
弓 >(ぺこ)
イーグレット >「いや、構わん。赤羽代表代行から、だいたいの話は聞いている」

実は、ここにいる面々。アムを除いて、イーグレットとは初対面ではない。
何を隠そう、かつて第24夜のアンゼロット城戦で遭遇してはいたのだが、
その時イーグレットは魔王フォルネー=ルシウスに操られていた
ロンギヌスの1人という扱いだったため、一切覚えていないのである。

アメジスト >「ご存知とは思いますが、今回は人を探しに来たのですが、なにぶん不慣れな土地ですので、皆様にご助力をお願いしたくご挨拶に参りました」
イーグレット >「ロンギヌス=スルガ並びにテスラ=陽炎=フラメルの行方を追っているそうだな…可能な限り協力させていただこう」
アメジスト >「ありがとうございます」
翔真 >「助かる(礼)それで早速だが、テスラ嬢とスルガについて情報が何か来ていないか確認させて貰いたい。」
イーグレット >「ああ。確かにこちらでも、アンゼロット城からの直通ワールドゲートの使用は確認している。転送先はそこの輝明学園だが、城から情報提供を受けてGPSをトレースした結果、少なくともロンギヌス=スルガの移動先は確認できた」
翔真 >「追跡出来たのは何処まで?」
イーグレット >「ああ。迷宮街のはずれでな…(迷宮街地図の、南の一点を指す)ここで、足取りは途絶えている」
翔真 >位置確認。地図を0−Phoneのカメラで撮ってピグマリオンに移しておきます。
アメジスト >こちらも地図を取り込んで位置をチェック。周辺にはどんな施設がありますか?
翔真 >「(操作をしつつ)………その途絶えた場所の近辺には何が有るか解るか?」
GM >周囲は…他の地域と同じく、乱雑に建物が並んでいるね。居住区の中のようだ。
弓 >「あ、ついでにわたしにも地図データちょーだい」
アメジスト >「あ、はい」転送します>弓さん
司 >「……ここいらで性質が悪い連中などがいますか?」
アドノレ >「誰かが仕切ってるかどうかというのもあるな」
イーグレット >「ふむ。俺も赴任したてで、詳細はまだ知らんのだが…少なくとも迷宮街の中には属しているから、不戦協定の及ぶ範囲内と考えていいだろう。そういえば、綾瀬から話は聞いていなかったか」
翔真 >「不戦協定の話は聞いた、迷宮街に関しても簡単には説明を受けたが、何か有るのか?」
イーグレット >「いや、それなら構わない。ただ……君達の場合立場が立場だからな、肩書きだけ見てみだりに仕掛けてくる輩もいるかも知れん。その点には、気をつけてもらいたいという事だ」
アメジスト >「……確かに。ご忠告ありがとうございます」
GM >『まあ、性質の良し悪しなんて、ここじゃ似たようなもんじゃないかしら?』と、ベルがアムの中でぼそりと(笑)
アメジスト >(そうかもしれないけど、ずいぶん率直な意見ね(苦笑) 他の人に声が聞えなくてよかったと思いつつ
翔真 >「了解した、忠告悼みいる(礼)………まぁ俺達でも柊 蓮司ほどではない。大丈夫さ(フッ)」
イーグレット >「…すぐに向かうのだな?」
翔真 >「当然だ、事態は一刻を争う。」モミアゲは長くならない(何
イーグレット >「そうか…件の界隈をもう少し詳しく調べたいという事なら、そこの書棚をあたるといいだろう。過去の記録が残っている」
翔真 >時間が惜しいが事前情報は出来るだけ集めておくべきか。書棚を漁りましょうか。
イーグレット >「それと、買い物に関してはここではなく、オクタヘドロンが取り仕切っている。支社があるから、そちらをあたるといい」
弓 >「どうもー♪」
アメジスト >さすがというべきかしら(^^;
翔真 >幸い文献研究には強そうなアム嬢も居る、陣内君も神社での書類整理は慣れているだろうから期待している!(ぁ
アメジスト >うわお、プレッシャー(苦笑)では、調べてみましょうかね…34です。
司 >素の能力値は低いんですけどね〜(笑)…惜しい。もうちょっとでCだったけど17です
アドノレ >「家捜しと要領は変わらんから任せておけ」33
翔真 >そして自分で言った手前努力はして見よう(爆)知力1桁〜9です(苦笑)
弓 >ぷるぷる。しょーまくんと同じ(笑)
翔真 >…同志よ(ぁ
GM >どうしよう(笑)…翔真と弓は、まさにその状態。やっとの事で場所だけ割り出せた、大体そんな感じ。で、司は…『迷宮街にはこれといって番地指定が存在しない』って事を理解した。
翔真 >「済まない、一応俺も調べてみるが(目を通して)………俺には厳しそうだ(渋面)」
司 >「これはわかりにくいですね……」調べつつ
アメジスト >「とりあえず、それらしい記述をあたってみますね」
GM >で、アドノレ&アム。示された建物について、気になる著述を見つけ出した。この建物の歴史は、どうやら周辺の建物よりもずっと古いようだ……人呼んで「フラメル邸」。
アメジスト >「うん……? これは……」
GM >最新の地図には記されていなかったので解らなかったのだが、過去の記録を紐解いた結果、以前はそう呼ばれていた事がわかった次第だ。
アメジスト >「フラメル邸……フラメルって言えば……テスラさんの……」
弓 >「へ?」
アメジスト >「こちらの記述に、その建物がフラメル邸と呼ばれていると書かれています。偶然ではないでしょうね……」
GM >ちなみに、この地図には最近閲覧された形跡がある。具体的には不戦協定の直後、輝明学園ラビリンスシティ校設立くらいの頃だね。
アドノレ >「資料閲覧の痕跡があるぞ」
イーグレット >「そういえば、少し前にその地図を閲覧していた者がいたな。輝明学園の教師だったか、何かを調べていたようだが」
翔真 >「教師?どの様な風体だったか、それと名前でも解れば良いが?」
司 >「輝明学園の方がですか? お名前などはわかりますか?」
イーグレット >「ああ…ヴィヴィという女性だったな。ここの輝明学園の、事実上の設立者というべきか」
アメジスト >「ヴィヴィ……」 データベースにあるかしら? 輝明学園かフラメル関係のほうから調べたらでてくるかも?
弓 >コーメイの師匠さんかぁ…
GM >うむ。スクールメイズで出会った錬金術師・亜門光明。彼女の師匠が、ヴィヴィ先生と呼ばれていたね。
司 >「ふむ……」ひとまず情報を聞きつつ
アメジスト >「どうやらその人の残した痕跡みたいですね、これは。それにしても、一体何故……?」
イーグレット >「そもそもここの輝明学園は、秋葉原から移築してきたものだという」
翔真 >「秋葉原から、移築?」
イーグレット >「そうだ。協定を結んだ直後あたりにな。向こうとも繋がっているらしいが、生徒ではないから良く知らん」
翔真 >なんだか重要な事を聞いた気がする。ヴィヴィ女史に関しては記憶に留めて置くとして、スクールメイズの管理者が何しに来てるのだろう?
アメジスト >もしかしたら光明さんを通して、アポとってもらうことが必要になるかもしれませんね。
弓 >電話通じるなら直接聞くのがはやいかも(笑)
翔真 >「………数度しか足を運んだ事が無いのだが、あそこは旧校舎の方が色々と拙い物を抱え込んでいた気がするのだが、気のせいだったか?………まぁとりあえず今はそこは良いとしようか。」
GM >じゃあ、アム…もっぺん知力ジャッジをどうぞ!
アメジスト >……ここでプラーナ使うって、不自然とは見られないかしら?(汗)
GM >いや、ここは世界結界の外。しかも建物の中だから、プラーナの使用は特に問題ない(笑)
翔真 >気合いを入れて文献に目を通すのです(笑)
アメジスト >了解。さっきと同じでP7点使用…クリティカル。49です
>おお〜
そら >やったねあむにゃん!(o'ヮ')o
翔真 >素晴らしい、お見事ですよー(^^
アドノレ >気合かのぉ
GM >おお。じゃあ追加情報を出そう…

輝明学園ラビリンスシティ校は、秋葉原校旧校舎と同じ構造で建造されている。
この両者が接続されている事は既に知られているのだが、
この構造を実現するにあたり参考にした事例が存在すると言う。
13世紀初頭に、ニコラ=フラメルという錬金術師が建てたとされる建物が
パリに現存するのだが、これと同じ構造の建物がラビリンスシティにも存在するのだ。

翔真 >同期存在、並列存在とかそう言うのだろうか?
GM >その通り。複数の平行世界間で同じ形状の建物を作る事で、空間に同期をとって接続すると言う方式だ。
アメジスト >それがフラメル邸……?
GM >ざっつらいと(笑)と言う訳で、ヴィヴィ先生が輝明学園ラビリンスシティ校を設立する際、その構造の参考としてフラメル邸を調査したという事があったわけだ。
アドノレ >あっちこっちの異世界に塔を建てるという野望?(笑)
アメジスト >とりあえず、わかったことを端末に入力ー メモメモ(^^;

ちなみにパリの建物は現在レストランとして有名だが、これは余談(笑)

アメジスト >「なるほど……あの今、少し調べてみたんですけど、ヴィヴィ女史の目的はこれだったんじゃないでしょうか?」 と説明をこれこれしかじか
翔真 >「(説明拝聴)………なるほど、確かに考えられる話だ。スルガの足取りからも鑑みて俺達もそこへ向かってみるべきかな。」
イーグレット >「参考になったか…?」
翔真 >「あぁ、助かった。感謝する。」
アメジスト >「はい、とても参考になりました。ありがとうございます(礼)」
アドノレ >「資料の保存状態が良くて手間が省けたぞ」
イーグレット >「いや、役に立ったようで何よりだ」
アメジスト >「ただ、この記述にも、【こちら】のフラメル邸が現在どうなっているのかは記されていません。その辺りに、スルガさんの目的があるのかも……」
司 >「とりあえずは行ってみましょう。古い魔術師の工房ですから、色々と仕掛けがあるかもしれませんし」
翔真 >「13世紀の錬金術士の家か………本格的だろうな、気合を入れて掛からねばならんだろう(苦笑)」
そら >「そうだね。それじゃあ、しゅっぱーつかな?」
アメジスト >「ええ、場所が場所ですし、注意していきましょう」
弓 >「おっけー」
司 >「(そもそも、何のためにここに館を構えようとしたのかがわからないからな……。注意せねば)」
アメジスト >「それでは失礼いたします。色々とありがとうございました(礼)」
司 >「ありがとうございました。それでは行ってきます(ぺこり)」
イーグレット >「ああ。何かあったら連絡するようにな」連絡先を教えておきましょう。
アドノレ >「ではさらばだ」
そら >「またなの〜^^」
アメジスト >「ニコラ=フラメルの館、か……」


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