【第27夜】
オーヴァー=ケイオス
<PART−34>
新たなる仲間、そして力
その場の沈黙を破ったのは、くれはだった。
くれは >「うーん……アムちゃん、今後も予定あいてる?」
アメジスト >「は? 予定、ですか? ええ、まあ本国に戻ったら新しい研究を開始するくらいですから、特段予定は入っていませんが」
くれは >「それじゃあ…これからは、その研究続けながらでいいから、みんなに協力してもらえるかな」
アメジスト >「わ、私がですか!? はぁ、私でお役に立つなら……。あ、もちろん皆さんにご許可いただければ、ですけど(汗)」
くれは >「これからの事を考えると、皆には魔王よりも、むしろ冥魔とやりあう事の方が多くなってくると思うんだよね」
翔真 >「柊の様に魔王に顔が利く奴等も幾らかは揃って来て居るしな………俺達も”対魔王戦チーム”から”対冥魔(王)戦チーム”に変わると言うのならそれは構わない。」
くれは >「うん。その時に、メイオルティスとの対戦経験が、多分大きなアドバンテージになってくるんじゃないかと思うのよ」
アメジスト >「……なるほど。交戦経験の有無は大きいかもしれませんね」
くれは >「皆にも、お願いしちゃっていいかな……正直、裏界魔王は状況次第でどうにでもなる事が多くなってきたみたいだし」
アドノレ >「運が悪ければ否応無く。どっちのかは触れん方向でな」
翔真 >「アメジスト嬢の助力を得られるのは有り難い。今回もとても助かった、これからも力を貸してくれるのなら断るどころか寧ろ頼みたい位だ(フッ)」
アメジスト >「えと……、それでは拝命いたします。皆さん、未熟者ですが、改めてよろしくお願いします!」
弓 >「んにゃ、こっちこそよろしくー(なでなで)」
アドノレ >「んむ。苦しゅうない」
翔真 >「こちらこそ宜しく頼む、既に世話になりっぱなしだが(フッ)」
司 >「よろしくお願いしますね」
そら >「よろしくね、あむにゃん!!」
アメジスト >「はい、がんばります(にこっ)」
マユリ >「くれはさぁ〜ん…酷いですよぉ、わたしじゃなくてアムさんなんですかぁ?」
翔真 >「ただ、弓ちゃんの絡みから絶滅社とも話を付けておいてくれると助かる(苦笑)手間を増やして悪いと思うが(^^;」
弓 >「今は横須賀に出向扱いだったかな?学園にもそのまま付いてるけどね」
くれは >「了解。学園には横須賀WUの絡みで連絡が行くだろうし、元々MASTERSは絶滅社付だったもんね。それとマユリん、もう決まった話なんで諦めてちょうだい(笑)」
マユリ >「うー…皆さん、アムさんの事よろしくお願いしますねっ!ちょっと口数は多いですけど、いい人ですから!」
アメジスト >「……誰のせいで口やかましくなってるのか判っていってるのかしらね、この子は(ピコンッ)」←軽くピコハンで叩き
マユリ >「あたっ!?☆ そ、そんなものどこで調達したんですかいつの間に!?」
アメジスト >「どこででもいいでしょう。拳骨で殴られるよりは(苦笑)」
マユリ >「それは勘弁してくださいっ。脳細胞の数が減っちゃうじゃないですかっ!」
くれは >「……あー、まゆりん。お取り込み中悪いんだけど、報告する事があったんじゃなかったかしら?」
マユリ >「ああっと、はいはいっ。ええと、命さんとあかりん、快方に向かってるそうですっ」
弓 >「そう、よかった‥・・・」
翔真 >「そうか、それは何よりだ。下手な後遺症も残らないので有れば問題ない。」
くれは >「そっか…じゃあ、2人はそっとしといて大丈夫かな」
マユリ >「あと、秋葉原の翠ちゃんからで、欠片の被害者が全員回復したという話を受けてきました。星さんも一緒ですっ」
司 >「それは何よりでした」
翔真 >「秋葉原の方も何とか丸く収まりつつあるか………彼女にも礼を言っておかんとな。」
アメジスト >「本当によかった。……あなたにとってもね。戦友が無事でよかったじゃない(くすっ)」
マユリ >「実はさっき様子見に行ったんですけど、あかりんに追い返されちゃって(てへ)」
アメジスト >「マユリったら……少しは空気を読みなさいっての(汗)」
弓 >「ふたりっきりにさせてあげなさいよ…」
くれは >「マユリん…いつか馬に蹴られるわよ(遠い目)」
マユリ >「だいじょーぶですっ!死亡フラグからの復帰には、定評がありますからっ」(何
翔真 >「………誇って良い事なのか、それは?(・・;」
GM >そうそう。更に、時を同じくして翔真の0−Phoneに、留守電のメールが入ってくるね。
翔真 >了解、確認して見ます。
GM >送信者は若葉。内容は『風祭鈴音、本復。彼女を連れて横須賀に帰ります』との事だ。
翔真 >『了解、感謝する。気を付けて帰って来る様に。』と返信。大事な事なので私用文は含めない(笑)
そら >「ん、翔君なにがあったのー?」
翔真 >「(0−Phone閉じつつ)風祭 鈴音嬢も回復したそうだ。これから若葉が横須賀に連れて帰ると今連絡が入った。」
アメジスト >「そうですか……それは何よりです」
弓 >「ああ、それはなによりね」
くれは >「そうなんだ…ベルの気に当てられて何か起こるんじゃないかって思ったけど、考えすぎだったかな」
翔真 >「ウィザードとしての覚醒辺りを危惧していたが、何も無かったので有ればよかったと思う(安堵)」
アドノレ >運の悪さが伝染するとか(ぁ
アメジスト >「でも、記憶はどうなっているんでしょうね。基本的にはノウンマンなわけですから、もし記憶が残っているときついでしょうね……」
翔真 >「テスラ嬢に関しても、検診の結果待ちでは有るがイノセントになって居る事も含めてフォローを頼みたい。」
くれは >「…ひとまずは心配なさげな感じだったけど、念のためそれとなく調べとくよう言っとくね」
翔真 >「スルガなら、状況が落ち着き次第ニコラ=フラメル氏を探しに行くと言っていた。テスラ嬢のためにもその許可と捜索について多少のバックアップをしてやって貰えるとこちらとしてもありがたいのだが。」
アメジスト >「一応テスラさんについては、対外的なものと部外秘のものと、二種類報告を用意するつもりですが、それでかまいませんか?」
くれは >「そうね。彼女の今後については、スルガくんとも話し合ってみるわ」
翔真 >「………(報告書はアメジスト嬢とアドノレに任せられそうだ……助かる(苦笑))」
アメジスト >報告書の最後に私見として「テスラ=陽炎については今後の状態の確認、警護として、彼女との関係を鑑みるに大泉スルガを当てることが望ましいと思われる」との一文が添えられます(笑)
アドノレ >俺様は大概関係者専用版で書いてるが、政治的配慮が要りそうなのは別紙扱いにしとる
そら >「……でーきたっと☆」さっきから手の中で何かこねこねしてたようです(ぁ
弓 >「さっきから何やってんのよあんたは」
そら >「ん、あのね。さっき集めたフラグメントを、ちょっといじってたの…でね、あむにゃん。これ!」(*'ヮ')っ◆
アメジスト >「え? これ、私に? あ、でも……いいの?」
翔真 >「フラグメントの欠片を集積・精錬したのか………?」
そら >「うん。あむにゃん、持ってて! 今回、あむにゃんは獣の欠片のせいで、これ持てなかったし」
翔真 >「そうか、ご苦労様だ。」(^^っ^^なでなでなでなで☆
弓 >(*'-')っ
アメジスト >「……(わずかに躊躇して)ありがとう、そらさん(にこっ)」
GM >マユリがうらやましそうに アムを見ていました(笑)
翔真 >君がこれを持ったら今よりも10倍は忙しくなると思うぞ(苦笑)
アメジスト >「そんな目で見るんじゃないの。……マユリ、会えなくなるってわけじゃないけど、あんたもしっかりやりなさい。私がいないからって机とか散らかすんじゃないわよ?」
マユリ >「はーい。わたしだって、整理整頓くらいできますよーだ(笑)」
そら >「…でも、それだけじゃないんだよ☆(たったったーと、皆のところに駆け寄って)…これ、1個ずつとって!」>翔君、弓にゃん、アドさん、つかにぃ
翔真 >「ん?まだ何か有るのか………これは?」一つ手にとって見ますが?
アドノレ >「どれ」
司 >「これは?」 聞きつつ取ります
GM >小さな掌に乗った、4つの塊をそれぞれ取ると…それらが、まばゆい光を一瞬放って消えた。
弓 >「およ?」
翔真 >「今のは一体……?」
そら >「今さっきまでのお話聞いて、ちょっと思った事があったから…^^」
そう、それらはウィザード達の持つフラグメントに作用して、
潜在能力を向上させる効果を持っていたのだった!
GM >翔真の魔器所持が1レベル増えた! 司の神鎧の消費MPが−1された! アドノレの不老不死の回数が+1された! 弓の右腕がロングレンジライフルを同化した!
弓 >ブーッ!?(笑)「うわ、と、た……きゃっ(ずべしゃ)」
翔真 >「と、弓ちゃん?大丈夫か?」陣内君が助け起こそうとしているなら自重する(ぁ
司 >「この感じは……」弓だしいいかなぁ、とPL判断が(待
弓 >いやあ、たぶん助け起こせないと思います、重量的に(爆)
翔真 >それでも手は差し伸べるのが翔真クオリティです、はい(爆)
アメジスト >「弓さん? 皆さんも、いったい何が……?」
翔真 >「俺達の所有するフラグメントと反応してそれぞれの能力が増した、そんな所だ(苦笑)」
アドノレ >「ぱわぁ〜が漲っておる」(眩いばかりのぽーぢんぐ)
翔真 >「!………そらは、大丈夫なのか?無理をして消耗なり身を削る様な事にはなっていないのか?」
そら >「(首横に振って)今回は、フラグメントがいっぱい手に入ったから、その分^^」
GM >考えてもみよう。獣の欠片にあったルーの魔力が抜けたらどうなるか(笑)
アメジスト >そういえば、欠片を使うたびに緑の破片もパラパラ落ちてましたね…
翔真 >フラグメントの欠片ですな、それはもう(笑)「そうか……なら良いのだが、あまり心配させないでくれ(苦笑)」
弓 >「先に言いなさいっ!! 重量バランス狂いまくりじゃないの!(再計算しつつデッドウェイトをポイ捨て中)」>そら
そら >「うにゃんっ!?(o>ヮ<)oちょ、ちょっとくすぐったいぞ、とか言えば よかったの?(おろおろ)」
アメジスト >「……あの口調、アドノレさんの影響でてませんか?(汗」
アドノレ >「一日一悪。俺様の野望は日常にも微妙に影を落とすのだ」
翔真 >「………否定はし兼ねる(^^;」
弓 >「ふー……どうにか歩けるか……。本格的な調整はラボに戻らないとダメねぇ」
そら >「フラグメントは増えれば増えるほど、わたしの使える力も大きくなっていくの。だから、力ある冥魔を倒す事はわたしにとっても大事な事なんだよ」(弓にゃんを なでなでちぅ)
弓 >なでられちう(笑)
アメジスト >「なるほど。そういうことも出来るんですね……」
くれは >「うん。私達はもう見慣れちゃったけどね。この子たちが不思議な事をするのには(^^;」
翔真 >「俺達にも把握し切れていない事や不思議が一杯だ(苦笑)だからこそ面白いと思うのも否定は出来んがな(フッ)」
アメジスト >「不思議ですね。何故、とか、どうして、とか……みんな疑問が吹っ飛んじゃうくらい。でも、すごくそらさんらしいです(くすくす)」
マユリ >「だからこそ、次のミッションはご一緒したかったのですがっ…これはアムさんの仕事ですし、アムさんにお任せしちゃいますっ(笑)」
アメジスト >「ええ、あんたの仕事は私にはできないんだから……だからあんたらしくしっかりやりなさい。信じてるから(くすっ)」
翔真 >「ともあれ、これで報告は一通り済んだか?詳細な報告書に関してh先ほどアメジスト嬢が言っていた通りだし、良ければ回復や今回の関係各所への礼等を追々進めていこうと思う。」
くれは >「そうね。アゼルがくっついてた星さんも無事で、アムさんも影響は残ってないみたいだし、テスラちゃんの件も何とかなるなら、今回の件もひとまずは解決……かな」
弓 >「まー、ルーが復活しちゃったのは痛いと言えば痛いけど、好き勝手暴れまわってた雑魚は静かになるだろうし」
くれは >「確かに、有象無象のその他大勢魔王までもがしゃしゃり出てくる状況だったもんね、ちょっと前までは」
弓 >「ルー本人もすぐには活動できない、ベルとかも当分は大丈夫そうだし……しばらくは平和かしらねぇ」
アメジスト >「今後は小規模でも組織立った行動に変わってくるかもしれませんね」
翔真 >「そうだな。第一位の公爵が復帰したのだからそれなりに締め付けも厳しくなるだろう。回復の為に効率良くプラーナを改修させに掛る事も考えられるが。」
くれは >「その分、するべき事のウェイトそのものは重くなったとも考えられるわね。ともかく、気を抜かないで掛かってね」
翔真 >「ともあれ、まずはRupesからの支援の事から始まり、現地でのロンギヌスの協力でスルガの足取りも追って合流する事が出来た。まずそこから礼を言わせて貰う。」
くれは >「や、それはほら、皆に心置きなく頑張って欲しいっていう声が上がってたからだし(笑)」
翔真 >「ありがたい話だ、そう言ってくれた者達にも感謝をしていたと、何かの折に会う事が有れば伝えて欲しい(フッ)」
くれは >「ともかく、お疲れ様だよ。今回もプライズについてはいつも通り、必要経費含むって感じでひとつよろしくね」
翔真 >「了解だ、一部の物はこちらで処理しなければならない物も有るのでそうさせて貰えるとありがたい。」
アメジスト >「あ、そういえば代表。今後についてですが、有事の際に本国からこちら(宮殿)を経由して合流するという形になるんでしょうか?」
くれは >「んー…それもちょっと手間よね。よし、学園に話つけて留学生扱いって事にしちゃおうか?」
アメジスト >「学園? というとあの時いった輝明学園ですか?」
くれは >「ううん、彼らMASTERSの地元。横須賀だよ(くす)」
アメジスト >「横須賀、というと……ええと、たしか翔真さんが教鞭を取られているという、臥龍学園、でしたか」
くれは >「そう、臥龍学園。詳しい事は、翔真さんや皆に聞くといいと思うよ」
そら >「みんな、いろいろ教えてくれるよ!」(o'ヮ')b
司 >「俺は学園には余り顔を出しませんが、ユニオンに用件があれば力をお貸しできますので」
アメジスト >「わかりました。では近日中にしかるべき手続きをとって、横須賀に入ります。そういうことになりましたので、そちらについてもよろしくお願いします、皆さん」
翔真 >「心得た、その折には教師としても手助けさせてもらおう(笑)」
アドノレ >「覚悟して来るが良いぞ」
アメジスト >「はい、心しておきます(^^;」
くれは >「司さんには、ユニオンと皆との連絡役もしてもらう事になるから、ちょっと忙しくなると思うけどよろしくね」
司 >「尽力させていただきます」
アメジスト >「後程ユニオンの方にも伺いますので、総評殿にもそうお伝えください」
司 >「ええ、もちろん(ニコッ)」
GM >さて…くれはとの会見が済んだら、あとはもう様々な報告や後始末が残るだけなんだけど…ここはそれらを代表して、今回の事件で最大の渦中にあった1人の青年こと、スルガとのシーンに留めよう。
スルガは、律儀な事に医務室の待合スペースにいた。
横の椅子にはテスラが座って、チョココロネを頬張っている。
スルガ >「(一同に気付いて、まず礼)皆さん、お疲れ様でした。それに、ありがとうございます」
アメジスト >「スルガさんも、ご苦労様でした」
翔真 >「待たせたな、テスラ嬢の検診の結果はどうだった?」
スルガ >「お陰様で異常もなく、健康そのもので…ただ…(床に視線を落とす。その後を言いあぐねているようだ)」
テスラ >「もう力はない、でしょう?お医者様から聞いたから、もう知ってるってば」
翔真 >「その件に関しては俺にも責任が有る、済まなかった。」
アドノレ >「力なくば叶わぬ野望でも秘めていたか?」
テスラ >「ううん。それでね…(一同に向き直って、照れくさそうに)……ありがとう」今にも火が点きそうなくらい、真っ赤な顔で。
アドノレ >「くっ(やめるのだ。まっすぐな瞳で俺様を見るな)」じりじりとたじろぐ
弓 >(*'-')b
司 >「お気になさらず」
そら >「よかったね、みんな…^^」
翔真 >「記憶も残り、後遺症も無く、健康である上でその礼が聞けたのなら力を尽くした甲斐が有ったと言うものだ(フッ)」
アメジスト >「……どういたしまして。……(しゃがんで視線を合わせ)テスラちゃん、気分はどう? 辛かったりはしない?」
テスラ >「す、スルガが一緒にいてくれるから…だ、大丈夫だもんっ(///)」口許にチョココロネのチョコがついている(笑)
テスラ=陽炎=フラメル。彼女はシリアスな空気にとことん弱く、3分間しかシリアスモードを維持できないのだ(ぉ
翔真 >中の人のせいかーっ!?(爆)
アメジスト >「そっか。……よかった、あなたの元気な声が聞けて。それだけで、みんながんばった甲斐があったと思ってるよ」 優しく笑いかけて
テスラ >「……うん(///)」
スルガ >「本当に、皆さんには何度お礼をしてもし足りないくらいです」
アドノレ >「我等は我らの都合で動いた。その過程で誰が助かろうと些細なことだ」
翔真 >「スルガ、テスラ嬢と共に戦場に立つ事は適わなくなったが、代わりに彼女はイノセントとして生きて行く事が出来る様になった。護ってやるのは変わらないのだったら彼女の平穏の為にそれを受け入れてやれ。ウィザードでなくとも彼女はお前と共に有りたい様だしな(フッ)」
スルガ >「ええ…それで、これからの事ですけれど、代表に挨拶をしたら、マスターのラボに向かおうと思っています。マスターがいつお戻りになってもいいように、支度をしておきませんと」
翔真 >「そうか。後で赤羽代表が直接話を聞きに来るだろう、その折にニコラ=フラメル氏の捜索についての事も一応相談すると良い。」
テスラ >「スルガ、あたしお祖父様に会いたいっ」
スルガ >「ええ。それは、ひととおり事が落ち着いたら始めようと思います。君のためにも、それが一番だと思いますから」テスラを撫でつつ
アメジスト >「がんばってね。私も一応錬金術師だから、他の錬金術師から何か情報が聞けたら連絡するわ。だから、テスラちゃんもスルガさんと一緒に待ってて。ね?」
テスラ >「うん。力はなくなっちゃったけど、これからはいっぱいお薬を作る仕事をしようと思ってるの」
スルガ >「ええ。そして僕は、これから終生掛けてテスラを守る…それが僕の、変わらぬ使命ですから」
弓 >「ああ、暑い暑い(*'-')」
GM >スルガは弓の言葉に一瞬当惑した。もちろん、城内は空調が効いていて快適そのもの、なのだが…(笑)
アドノレ >「おやぢを尋ねて三千里。そして娘さんを私にくださいと」
翔真 >「確かに俺でもこの赤い糸とやらは斬れそうに無い(フッ)」
スルガ >「…!?そ、そういう訳ではありませんよ!?私は、その…」
司 >「人を想う気持ちは大切なものですよ(微笑)」
GM >目を白黒させたスルガは…当人も意識せずと、次の行動を取っていた……すなわち、テスラをお姫様抱っこしてのランナウェイ(ぁ
スルガ >「し、失礼いたしますぅーーーーーーー!?!?」どたどたどたどた
テスラ >「すっ、スルガっ…それ、なんだかはずかし…っ!?」←それ以上 いえない
翔真 >「まぁそう焦る事でもないだろう、テスラ嬢がもう少し大きくなってからの話だろうしな………って、少しからかい過ぎたか(苦笑)」見送りつつ(ぁ
アドノレ >「若いのぉ」
弓 >「人造人間だしねぇ」
アメジスト >「がんばってねー、二人ともー!」 手を振って見送り(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・σ('x'*)」
見た目には、下手すれば父娘にも見えかねない、そんな歳の差な2人。
けれど、その距離は今何よりも近く、その心は何よりも温かい。
その後、ラビリンスシティに店を構えた2人は、
やがて「魔王も来る薬屋」として評判になっていくのだが、それはずっと後の話。
翔真 >「さて、俺たちも一休みしよう。報告書の作成や関係各所への連絡等も有るが………その後でも罰は当たるまい(^^」
そら >「はーい…σ('x'*)」
翔真 >( ^^)ノ('x'*) なでりなでり(笑)
アメジスト >「じゃあお話聞かせてくれませんか?今までのこととか、皆さんのこととか……。好きなものとか、趣味とか……皆さんのこと、もっと知りたいんです(^^」
弓 >では、あむを誘拐して、今夜はガールズトークにゃー(じゅるり
翔真 >そこっ、効果音が何かおかしいからっ!(苦笑)
アメジスト >素直に拉致られます。 弓さんのこと警戒する理由ないもん(笑
弓 >もちろんそらりんも一緒だにゃー
そら >ゆみちゃ〜ん♪(まっふまっふ☆
翔真 >それにしても、ムツミ=アマミ………機会が有れば礼を言わんといかんなぁ(苦笑)
何はともあれ。世界を襲う新たな脅威を退けた「MASTERS」の戦士たちは、
フレースヴェルグで一路、横須賀へと戻っていく…
◆ ◆ ◆
そして、その頃……それは平行世界の狭間、無限の虚空での一幕。
どこまでも広がる黒い空間の中を、あてどもなく漂い続けるモノがひとつ。
「……あーあ、しくじっちゃったなぁ…」
……そう、冥魔王メイオルティスは生きていた。
フュージョンキャノンに半身を一発で消し飛ばされながらも、
こうしてあてどもなく虚空を彷徨いつつ、辛うじてここまで再生したのだ。
「あんな冥魔王がいるなんて、聞いてなかったよ…ベルちゃんったら、何でもあたしに内緒にしたがるんだから、もう…」
メイオルティスは、自分は他の冥魔王にやられたものだと思っている。
無論、実際【そら】が彼女の思っている通りの存在なのかどうかは、
誰にとってもいまだに判然とはしないのだが。
翔真 >………彼女の保有していたフラグメントがどうなったのかは気になるな……
GM >たくさん持ってたけど幾つもなくした、ってところかな(爆)
翔真 >なるほど、ラジャー(^^ゝ
再生に全ての力を注ぎ、今なお漂う冥魔王…そこに、通りすがった者がいる。
「ほう…まさか『冥刻王』ともあろう者が、あんな小さな世界ひとつ相手に、こうも不覚を取るとはな」
「なんだ、キミか…別に、呼んでなんかないよ」
壊れ果てた黒い甲冑姿と、引き裂かれた紅の翼。
そんなメイオルティスの惨状を、興味なさげに一瞥する「それ」は、続いて口を開く。
「…もういい、後はオレが引き受ける。お前はもう、ベルだけ追っていろ」
メイオルティスは、それに返して何かを言おうとしたが……『そいつ』の気配は、もうなかった。
弓 >…なんか来るぅ!?
翔真 >口調からエンダースさんかと思ってしまいましたが(笑)
「……いいよ。あたしには、時間がいっぱいあるんだ…身体を治して、絶対迎えに行くよ。ベルちゃん…」
メイオルティスは、虚空の只中でくすくすと笑う。
何を意味しての笑いなのか、それはおそらく誰にも解らない……そう、本人にさえも。
◆ ◆ ◆
かくして、人類・魔王両陣営を震撼させた冥魔王メイオルティスの侵攻は失敗に終わり、
世界にはまた、束の間の平穏が齎された。
だが、そのメイオルティスを退けて、新たなる脅威の影が迫る。
果たして、その正体は…?
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