【第33夜】
救世計画、動く
<PART−12>
禁断の場所
〜翔真・弓・アドノレ(2)〜
ボロボロのマントを纏ったそれは、人間と物体の中間のような何かの姿を呈している。
手足には半ば風化した包帯か布のようなものが巻かれ、その内側は詳らかでないが、
ローブの内側、あるいは巻かれた布の隙間と、青白い光が時々漏れ出ていた。
『――――――――――――』
弓 >「何アレ」
沙弥 >「どうしたの、ゆみちゃん…?」
翔真 >「何か見付かったのか?」
ナイトメアの声 >『どうした。何があった…?』
弓 >「……(アイコンタクトで、上、上と)」
アドノレ >「第一種接近遭遇というやつだ」
翔真 >「?」上方を確認してみます、見えますかね?
GM >うん。あちらも陽炎のようなエフェクトと共に空間の湾曲を解いたので、見る事が出来る。
沙弥 >「えぇっと……ぁ(言われたので判明)」
??? >『――――――――――――――』
GM >その目は煌々と橙色の光を放っている。さながら“本気を出した時のそら”のように。それは人間の顔をしているように見えるが、あるいはそう象った石像のようにも見える。肌色ではあるものの、どこか金属色を帯びたところがあるからかもしれない。
アメジスト >青白い光と聞いてウンクルンクル? とおもったけど、“天意虚空”の影響が強く出ると、そらちゃんも青白い光を纏うのでなんとも言えない。
弓 >「(これが、そらの、本来の姿だったのかしら…?)」
翔真 >………あれ?ひょっとしたら今回隕石で落ちてきたのがこの子か?
GM >今のところ、それはそれ以上何かをしてくる様子は見えない……そう、今のところは。
アドノレ >「(何が起きるか、いや、何を選ぶか見に来たのか?)」
??? >『――――――――――――――』
ナイトメアの声 >『……むう。俺も確認したが、そいつが一体何者なのか、情報が少なすぎて皆目分からん』
沙弥 >「……とにかく、あのゲートを開けばいいのかな…?」
翔真 >「直接上に居る“彼女”に確認を取ってみると言う手段も有るが………下手な接触は危険か。」
アドノレ >「いや、有りだと思うぞ」
弓 >「ま、開けよーとすれば、リアクションあるかもしれないしね」
沙弥 >「……やってみる?」
??? >『――――――――――――――』
GM >という訳で選択肢がふたつ。「フラグメントを使ってゲートを開ける」「謎の人物に接触をとる」…もちろん、それ以外の選択肢をとる事も可能だ。例えば、声だけ関与しているドリームマンに何かしてもらうとか。
翔真 >ドリームマンの負担は増やしたくないかな、維持限界が近付くのは避けたい(苦笑)
ナイトメア >情報収集くらいなら構わんぞ?
翔真 >感謝(^^ゝ
アメジスト >今のところ敵意なし、興味ありってところかなぁ……そらちゃんの例もあるし、コミュニケーションを欲してる可能性もないとはいえないかな。
GM >フラグメントを手にゲートを開かんとする場合は敏捷度ジャッジが、頭上の人物と会話を試みる場合は知力および信仰心ジャッジが必要となります。
弓 >開けてみようかとも思ったのだけど、しょーまくんがそうするなら、そっちでもOKですにゃ
翔真 >対話の可能性が有るのならまず試してみるのも有りじゃないかと愚考する(苦笑)
弓 >こっちも会話のとっかかりにしようかな、くらいだったので、どうぞどうぞ(笑)
翔真 >とはいえ、知力も信仰心も両方ともアウトォー!(爆死)これはアドノレの分野だったか(^^;
沙弥 >知力と信仰は両方とも9スタートなの。それに、ここでわたしが出しゃばるのは何か違うものね(^^;
アドノレ >OK、では声を掛けてみるかな
翔真 >「『聞きたい事が有る、話を聞いてくれないか?』と接触を試みたいと俺は思うが、ゲートを開ける方を優先するか?」
弓 >「ええ、そういう事なら……正確には、開けようとした時の反応を見てみようかとも思ってたんだけどね」
アドノレ >「こちらに呼んでみてかまわんか?」
弓 >「ん、OKよ」
翔真 >「………済まん、アドノレ頼む。どうも宜しく無い気配がする(^^;」
アメジスト >……その場にいられないことがちょっと悔しい(^^;
弓 >い、いちおう、応援はする!(笑)
アドノレ >そういえばプラーナ乗っけて良いものか?
GM >おまかせします(笑)
アドノレ >「そこの御仁。何を知りたいのか知らんが、どうせならもっと近くで観察してみんかね」
??? >『――――――――――――――』
アドノレ >知力で22、信仰心で17……だがここで《運命改変》の出目−1でクリティカル。更にまわして2C38
アメジスト >アドノレさん絶好調(^^;
翔真 >マジでアドノレが本気を出している(・・;
アドノレ >うまくのったな(笑)
GM >スーパーアドノレタイム発動(笑)
その呼びかけの後訪れる、しばしの沈黙……それは数分の事だったかもしれないし、
数秒の事だったかもしれない。あるいは数時間の事だったのかもしれない。
……ともあれ、そいつは降り立った。凄まじい地響きと震動、それに砂煙を伴って。
翔真 >お、おぅ………(’’;
アメジスト >さながら隕石の落着のように?
GM >そうそう。まあ、往々にして大質量のものが地面に落ちると、そんな感じですよな(爆)
沙弥 >「ゎぷっ…」
弓 >「降り立つだけで演出が入るとは……」
アドノレ >「んーむ……」
翔真 >さり気無く沙弥嬢の前に立って庇うようにしましょう(ぁ
GM >衝撃と砂煙の向こうにローブが靡き、そいつの随所から漏れた光もまた垣間見える。そして砂煙が徐々に晴れんとする中、そいつは一歩一歩と、重金属の足音を反響音と唱和させるかのように、不気味に響かせながら、近付いてくる…
弓 >ああ、影月さんみたいな(笑)
アメジスト >ターミネーターですか(汗)
??? >『――――――――――――――』
沙弥 >「………」翔真くんの陰で、いつでも構えられるように。
GM >一歩、また一歩と歩み寄り、彼我の距離はいまや交戦可能域内。
アドノレ >『おいっす』とばかりに手を挙げる
GM >ではここで全員精神力ジャッジ、アドノレは+2で!
翔真 >ぐ、低い。14です。
弓 >おおっと☆ いちおう10はあるけど……20っと
沙弥 >うん、よし。27っ
アドノレ >シーン二回目の《運命改変》で出目+1。むりやり回して1C25
サクラ >おぉ…
GM >すると……全員の意識に、生理的に不快な感じのする音が響き渡ったが、ひとまず耐える事は出来る。ただし、翔真だけMPに19ダメージになるけども(爆)
翔真 >了解ー、結構重いぜ(^^;
GM >それでもまだマシな方。もしFしてたら、即時昏倒してたって感じだからね(^^;
弓 >「うわ、っと………こっちに敵意はない、んだけど……!」
アドノレ >「む〜ん」ソナーのようなもので探られてる?
翔真 >「この響きは正直苦手と言わざるを得ない(汗)」
ナイトメアの声 >『凄まじい精神波だ……危うくリンクが切れかけるところだったぞ』
GM >そして、アドノレ…ボーダーは20、目標値はちょうど25なんだけど、Cした分も加味しておまけしておこう。その波動の意味するところは、どうやら“言葉”であるようだ。脳量子波
弓 >「にしても波長、違いすぎるっ……」
沙弥 >「くっ……何かを、伝えようとしているのは確かなんだけど…大丈夫?(と、翔真くんに)」
翔真 >「何とか、もう暫くは持つ。とにかくコミュニケーションを取るなら言葉を何とかしないとな。」
弓 >「コレ、で何とかなるかしら? いつもみたいに」 っ[ふらぐめんと]
GM >それについてなんだけど、どうやらこちら側で解析するには0−Phoneの《エスポラント》が必要な感じだね。
翔真 >あ、ちゃんと拾えるのか。なら何とかなるか?
サクラ >寧ろ翻訳できちゃう《エスポラント》マジパネェ(^^;
アドノレ >「解析にはちょっとしたツールが必要になるということか」
沙弥 >「そのツールは、あるのかな…?」
アドノレ >では早速0−Phone取り出してみるべし
GM >うむ。アドノレ、その画面にはこう表示されている。『カ ノ モ ニ ナ』…どうやら逆書きのようだが、次からは普通に表示する事にしよう。
サクラ >ふーあーゆー(お前は誰だ)? って、事かー
アメジスト >何者か、かぁ……なんとも答えにくい問いよねー
アドノレ >皆にも見せてみる
沙弥 >「(よみよみ)……今のは、問いかけ…?」
GM >君達の反応を見て、あちらは既に歩みを止め、まるで更にこちらの様子を窺っているようにも見えるね。
弓 >「こっちの言葉は通じるのかしら?」
翔真 >「向こうにも0−Phoneを1つ渡して会話出来るようにするか、せめて画面を見れるようにして貰うか。」渡しに行くなら俺が立候補しよう。
アドノレ >「試すのがはやかろう。返事がきっついのを覚悟してな」どうぞ
翔真 >「了解だ、余り待たせるのも悪い。迅速に対処しよう。」精神力一番低いけどな!(爆)
沙弥 >「気をつけてね…」
GM >了解。翔真は1回失敗してるので、再び精神力ジャッジ(リロール)をしていただくとしよう。
翔真 >了解。リロール分プラーナを1点消費した上で、今度はプラーナ7点を更に加えて……23です。
GM >ふむ、すると…再び『ナ ニ モ ノ カ』と問いかけがあるが、今度は誰もダメージを受けずに済む。そのまま、翔真はそいつの眼前に立つ事ができた。
翔真 >『この精神世界の主の関係者、友人だ。』と返して見ます。
??? >『――――――――――――――』
GM >そいつは、表情ひとつ変える事なく目の前の翔真と、その背後の一同を凝視しているようだ。さながら金属で出来た人形のような感だが、よく見るとそれは有機物と無機物が脈絡もなく一体化しているようにも見えた。
翔真 >「(気合を入れて臨んでようやくか、中々ハードだ(苦笑))」
GM >ややあって、再び画面に表示が走る。『イ カ ナ ル ヨ ウ カ』
翔真 >「(何と言うか、解釈に困る様相だな。さてこれからどうしたものか)」
弓 >「み、耳が……」
アドノレ >「声のトーンを落とせるか聞いてみたらどうだ?」
弓 >「そうね。フラグメント経由で会話したほうがいいのかしら……」
沙弥 >「大丈夫、かな……無理はしないように、ね」
ナイトメアの声 >『うむ……俺もこのドリーム空間を維持するので精一杯だ。くれぐれも下手は打ってくれるなよ』
翔真 >「この世界の主が落ちて来た隕石と接触したら変調を来たした。その原因と対処法を探して来たのだが………まず此方とのコミュニケーションを取り易い形に変えて貰えないだろうか、この方法だとかなり辛い上に効率が良くない(^^;」
??? >『――――――――――――――』
翔真 >「そちらには申し訳無いが、現状でそちらの方式に合わせられる装備が殆ど無くこれも緊急措置的なものだ、どれだけ持つのか皆目見当が付かない。面倒を掛けるがどうかお願いしたい(礼)」
GM >その時。ボロボロのローブのような何かの内側から、そいつは手のような何かを出した。それはあちらこちらで金属の光沢を放ち、また指先にはレンズのような何かが付いているようにも見える。
翔真 >指先に?ともかく受け取れるなら受け取ってみましょう。
GM >むしろそれは、すべての指先から直に生えている、と言う感じだね。とりあえず、差し出されたのは…多分、人差し指だ。触ってみる?(YES/NO)
翔真 >了解、ではYESで。手持ちのアイテムで何か良いのが無いかとは思ってましたが(^^;
GM >では…指先同士が触れた一瞬、そこから光が発して……翔真は、さながらそいつの中に飲み込まれるような感触を受ける。E.T.
翔真 >そう言う類かー!まぁ頭の中スキャンされるとかは覚悟してたけれど(苦笑)
GM >どこまでも続くトンネルのような空間の中を、ひたすら抜けていくような感触の後…翔真の視界は、元の光景を取り戻した。どのくらいの時間が過ぎ去ったのか、いまいち自覚出来ない感じだ。
翔真 >「っ………今のは?」接触した指を離さない様に全力で意識します。
アメジスト >翔真さんの知識を基にして、言語やなんか習得してくるかな?
??? >『――――――――――――――a、A、αァ、ア…コレデ、ヨイノカ』
弓 >「Σ( ̄□ ̄; すごっ」
アドノレ >「これでだいぶ話しやすくなったな」
??? >『ナニモノカハ ワカッタ。ナニヲシニキタノカモ ワカッタ』
翔真 >「済まない、助かる。それで、その目的の上で探索中に貴女と接触した。何らかの情報が得られないかとこうして話し掛けた次第だ。」
??? >『ワタシハ コノトビラノ シュゴシャ。ナマエハ ソンザイシナイ ―――モシカシタラ アッタノカモシレナイガ トオイムカシノコトダ。ゲンザイハ ベンギジョウ ユニット“J003”ト ヨバレテイル』
弓 >「おお」
J003 >『―――オマエタチガ サガシテイル 《PRIME》ハ タシカニ コノオクニ イル』
沙弥 >「“天意虚空”の事かな…?」
J003 >『ソウトモ ヨバレル。―――《PRIME》ハ インフィニオン104ヲ カイシュウシ コレマデニエラレタ ソウゴウジョウホウヲ カイセキシテイル』
翔真 >「………実家から呼び出しと迎えが来たような物か。」
アドノレ >「奥に行くための条件は有るか?」
J003 >『―――ホンライハ ソノ“フラグメント”ガ カギトナル。タダシ ハンテンシタ“フラグメント”ニオイテモ ソレハ ドウヨウデアリ ソノタメニワタシガ ココニイル』
沙弥 >「“反転したフラグメント”……それって」
翔真 >「………”獣の欠片”の状態か、冥魔のエヴォリューションコアを持つ物が来た場合の安全装置と言う訳か。」
J003 >『ソノトオリ。“フラグメント”ノホンシツハ ツネニドウイツデアリ 《PRIME》ハ クベツヲ オコナワナイ』
弓 >「なるほど。じゃあ私達は通してもらえるのかしら?」
J003 >『―――コノサキハ ホンライ ヒトガユクベキ トコロデハナイ。シカシ オマエタチガモトメルモノヲ カエスコトハ デキル』
翔真 >「往くべきでなく、返してくれるのなら無理に進もうとは思わない………少なくとも今は。」
弓 >「まあ、それで帰るよーなら、ここの2〜3カ所前で帰ってるわね」
沙弥 >「わたしたちは、そらちゃんが元通りに戻ればそれでいいんだものね(頷き)」
アドノレ >「んむ。リスクがてんこ盛りなのは今に始まった事ではない」
J003 >『ユクコトハ デキルダロウ。―――シカシ ソノサキノアンゼンハ ヤクソクデキナイ』指を天に差し上げる。と、指先に光が宿る。
翔真 >気にはしつつ視線を上に上げてみましょう。
GM >一瞬閃光が走り、一同のずっと後方にいるものへと炸裂する。不可解な事だが、その閃光は曲がって飛んでいた。
ナニモノカ >「ギュ、ゲヒッ……ギチュッ(消滅)」徐々に消え去っていくその姿は、明らかに冥魔の特徴を有している。
アドノレ >「話の続きはアレをかたずけてからになるか」
J003 >『―――アノテイドノモノナラバ ココニハフツウニ ソンザイスル』
アドノレ >「ここに来る術を持っているものが多数存在するのか」
J003 >『アレラハタダソンザイスルダケデ ココヲヒラクダケノ イシヲモタナイ。イシヲモツ ヒトガココニイルカラ コウシタマデ』
沙弥 >「……そうか。あの人がここを守っているのは…『Eコアを帯びた人間』とか『Eコアである冥魔』を通さないため、なのかな」
翔真 >「恐らくな、『全知全能』、もしくはそれに限りなく近い存在に接触出来るのなら、それを望む者が居てもおかしくは無いだろうし。」
J003 >『ソウダ。コノサキノモノヲ ムリニウゴカセバ ――― スベテガ ショウメツスルコトニ ナル。ワタシハソレヲ スデニミタ。 ―――ソシテ ニドミルヒツヨウヲ ミトメナイ』
翔真 >「見ずに済むのならそれが良いのには同意する(苦笑)ともあれ、俺達が『そら』と呼んでいる彼女を無事に返してくれればそれで良い。」
弓 >「うん。あたしもそうね」
J003 >『―――リカイスル。《PRIME》ノカイセキハ オワッテイナイガ インフィニオン104のニンムハ スデニカンリョウ シテイル』
翔真 >「インフィニオン、か………出来れば彼女個人の名前で呼んで貰いたいが、個体での認識が情報伝達の阻害になる可能性が否定出来ない故の措置かもしれないのか………」
サクラ >…インフィニオンとか、識別番号とか表現してるけど。多分、翔真さんから得た知識でかなり無理矢理に翻訳してるんだろうなぁ、とは(^^;
弓 >「……任務?」
J003 >『《PRIME》ヘノ セカイジョウセイノホウコク オヨビ ハンテンシタ“フラグメント”ノジョウカトカイシュウ。コウシャハ コレヨリキドウスル インフィニオン105ニヒキツガレ ケイゾクサレル』
翔真 >「『そら』はその為の能力を失うのか?」
J003 >『ホンライナラバ ソウナル。シカシゲンザイ インフィニオン104ノオコナッタショリガゲンインデ レイガイジコウガオコッテイル』
弓 >「うん、それが、そらの任務なら…………って、え?例外?」
J003 >『―――インフィニオン104ハ インフィニオン105ノ ドウカヲ ハカッテイル』
沙弥 >「同化を図ってる?……って、どういう事なのかな」
J003 >『―――ホンライインフィニオンハ 《PRIME》ノドローンデアリ ニンムヲオエタアトハ キノウヲテイシシ セカイニドウカシテ ショウメツスルコトニナッテイル』
翔真 >「なっ………いやまさか俺達と一緒に居続けるためと、冥間達と戦う事を次の者に押し付けない為か?」
アメジスト >自分の稼動期間を延ばす気か。無茶するなぁ……そらちゃんってば(汗)
弓 >Σ( ̄□ ̄;「まったく、あの子は……いつのまに……」
沙弥 >「そうか。わたしたちがそらちゃんを通じて“進化”してきたように、そらちゃんも皆を通じて“進化”した……って考えれば、無理もない話なのかもね(、、)」
弓 >「進化、ってことだから、喜んでいいと思うわよ。 いい方向に、変わっていけるといいわね」
翔真 >『そうだな(俺の言った事を覚えてくれていた様だな、嬉しい事だ(フッ))」
沙弥 >「(ふたりに頷き)」
アドノレ >「ふむ。で、それが許されるのかどうかで例外となった……と?」
J003 >『ソノトオリ。コレハ インフィニオンシステムノ コウセイイライ ゲンザイマデニハッセイシナカッタ ジタイデアル。―――ソコデ コレマデニインフィニオン104ガ ニュウシュシタセカイノジョウホウヲ セイサスルヒツヨウガショウジテ ショリノチエンガ ハッセイシタ』
アメジスト >要するに既定外のコマンドが入力されたので現在処理オチ中、と(^^;
弓 >ああ、そういう風に言われるとリセットしたくなる(爆笑)
アメジスト >でもこれって、そらちゃんが自分の意思で自分の望むことをしたってことだよね? 人の意思を反映したのとはちょっとちがって。
J003 >『(顔を上げて、目と思しき部分を強く点滅させる)―――“エヴォリューショナー”タチノ ホンイキヘノトウタツ オヨビニュウシュジョウホウニカンガミ ユニットJ003ヨリ 《PRIME》ヘグシン。インフィニオン104ノ ジョウケンツキリリースヲヨウセイスル』
翔真 >「(俺達に聞かせる為に解り易い言語にして聞かせてくれているのだろうな(苦笑))」
J003 >『ヘントウ・ショウニン。セッテイジョウケン―――セカイジョウセイノ サイカクニン。ヒツヨウヲミトメタバアイ インフィニオン105ノリリースニヨル ジュウライカツドウノケイゾク ―――アルイハ ゼンインフィニオンノリリース オヨビ クチクコウドウ』
弓 >「む、う?」
サクラ >……それって、世界丸ごと消毒とか言わんか(汗)
アメジスト >うん、そう聞こえた(汗)
J003 >『コウシャノオプションガ トラレタバアイ ユニットJ003ハ ゼンショリノシキケンヲ 《PRIME》ノダイコウトシテ コウシスルモノトスル―――』
翔真 >過去に送られて来た全ユニットを再起動して殲滅活動か、世界も残らんな……『ケイオティックシュトローム』×105 冥魔も侵魔も人間も世界も死ぬ(苦笑)
アドノレ >「デストピアばりの世界になるな」
弓 >「おーるおあなっしんぐ、ねぇ……ホント」
アメジスト >今後の展開によってはカタストロフ。そう言われた気がしました(−−;
J003 >『ナオ ジョウケンノハンダンハ インフィニオン104ノニュウシュシタ ツイカジョウホウニモトヅキ 《PRIME》ガオコナウモノトスル―――』
アドノレ >世界は常に崩壊の危機に瀕している?
サクラ >なんだ、いつもの事じゃないですか(ぁ
翔真 >この世界だけでなく平行世界丸ごと潰されそうですけれどね!
アメジスト >むしろ、より深刻かつ明確な破局の図が見えたというのではないでせうか。解決の糸口が見えたらその向こうに深淵が口をあけていた……みたいな気分?(苦笑)
PREVIOUS CHAPTER |
NEXT CHAPTER |
NEXT CHAPTER(A&S−SIDE) |