【第34夜】
覇界大侵攻
<PART−02>
波乱の予兆
ディガイディスに覇界され、完全に静止した“主八界”……
色を失った数々の世界を眼下に、しかしながら彼はおおいに不満げのようである。
「……やはり足りない。この程度の世界じゃ、いくつあっても
「あら。やっぱりダメだったのですね……大丈夫だと思ったのですけど」
「……まあ、いつもの事か。どうする、ディガイディス?」
「……異世界の力は充分喰った。そろそろ、ヤツらと決着を付けに行くぞ」
「その言葉を待ってたよ……“あいつら”はどうする?」
「ほっとけ。どうせすぐ追いつくだろう」「そうですね、行きましょうか」
虚空を見詰めるディガイディス。その先にあるのは唯一残った“第八世界”。
言うまでもなき、我らのファー=ジ=アースであった……。
◆ ◆ ◆
さてその頃。冥魔狩りミッションを続けるイレギュラーズは、
なおもヴェズルフォルニルに乗って無限平行世界を巡航していた。
空 >「一狼くん、交代時間だからそろそろ代わるね」
一狼 >「あ、了解。蒼魔さん、俺休憩入ります」
弓 >「ん、りょうかい」
ノーチェ >「(ふわぁ〜)今のところ、目立った反応はないでありますなあ…」
弓 >「冥魔も相当数減ってるはずよ。平和なのはいい事だわ。」
真白 >「……現在確認されている冥魔王のうち、
翔真 >状況的に一番警戒したくなるのは現状だとリウフンシャンだよなぁ(^^;
アメジスト >居場所が概ねわかっている上に、冷静な思考力保ってますしねぇ…
弓 >「そうねぇ……力押しタイプはもうほとんど残ってないし、むしろ絡め手タイプが多いのが、厄介よねぇ」
真白 >「(こくり)確かに現状では、アクティブな状態の冥魔王は確認されてない……」
ノーチェ >「甘いでありますよ真白どの。もうひとり厄介な
サクラ >マンモンかー(^^;
真白 >「そこは、おおいに疑問……かも」
空 >「絡め手タイプっていうと、セオキルスみたいなの…でしょうか(首かしげ)」
弓 >「めんどくさい(ごろん)」
空 >「ああっ、弓さんっ…(^^;」
GM >実は、ちひろが翔真に言ってた「ハリウッドでの丁々発止」の件は、まだ伝わってないのだった(笑)
翔真 >なるほど、外界に居ると情報伝達の速度もまた違ってくるのは致し方有りませんな(^^;
GM >で、今思ったけどどこに寝てるんだろう…艦内に寝椅子があるのかな(笑)
弓 >え、いや、普通のシートの上に、まるまって(笑)
GM >せまそう(笑)
アメジスト >長期任務があるとなればアメニティユニットあたりを設置するんじゃないでしょうか?
GM >うん、艦長席のあたりに寝椅子でもあるのかなと思ってた!(笑)
翔真 >まぁ比較的小柄な弓ちゃんなら丸まればなんとかシートの上でも寝られるかも(苦笑)
弓 >普通に艦長席の上で、膝抱えて、ふて寝のぽーず(笑)
翔真 >ヴィクトリカのAAでそれっぽいのが有った様な気がした(笑)
GM >むしろコンゴウさんか。コンゴウさんなのか。(笑)
ノーチェ >「相変わらずでありますなあ(^△^;…………ん?(レーダースクリーンを見つつ)少し遠いでありますが、距離6万にワープアウト反応でありますな」
弓 >そしてもぞもぞ起きる 「めんどくさいその2……ねぇ(はふ) とはいえ、こんな所でワープアウト反応ってことは、間違いなくやっかいごとよねえ」
ノーチェ >「方位は右前方20度、上下角+35度。Dアース付近でありますな……っと、識別信号も確認しましたであります」
弓 >「識別信号あり?」
空 >「え、どれどれ見せて…えぇっと、世界魔術協会所属、古代戦艦“レーヴァテイン”……まさか!」
サクラ >ぶふ(汗)
翔真 >IFF確認出来たのか?船籍照合も出来れば割と簡単に身元割れそうだが………って!?
弓 >(三ω三.) レバ剣げっと!
翔真 >いや、あれ厳密に言えば多分柊の物扱いだから(^^;
ノーチェ >「味方、でありますなぁ……っと、ちょっとお待ちを。様子がおかしいであります…あっ」
真白 >「どうした…?」
ノーチェ >「レーヴァテインの識別信号が、消えたであります……」
弓 >「んー?またまたご冗談を」AA略(ぇ
真白 >「……不可解。レーヴァテインは、フレースヴェルグに匹敵し得る戦闘力を持っているはず……」
サクラ >てかガチの神造戦艦だからのー……
アメジスト >識別信号が突然消えたらそういう反応にもなるわなぁ……(−−;
翔真 >轟沈とかしたならその状況なり痕跡を探知出来るだろうが、恐らく一番有り得そうなのは極短時間だけこの時空間に転移して来て、また再度移動したのかと推測する。
アメジスト >それが事の真実だとは思いますが、識別信号の消失と聞いて真っ先に想像するのは轟沈ないし大破ですしねぇ…
ノーチェ >「いえいえ、識別信号は確かにレーヴァテインのものでありましたよ!?('△';」
弓 >「……識別信号だけならともかく、アレを偽造できるとは思いにくいし……」
空 >「……どうしましょうか」
弓 >「最大限警戒しつつ、該当座標へ急行しなさい。痕跡だけでも拾うわよぉ」
真白 >「了解。Dアースが近いという事は、サクラ=ヴァンスタイン達にも知らせておくべきだろうか…?」
弓 >「そうね、そっちもお願い。真白、操縦よろしく。空、悪いけど、エリスを起こして事情説明、そのあとノーチェと分担して……そうね、Dアースと赤羽くれは、この2カ所にだけ連絡。 まだ情報が少ないから、知らせる相手は限定していきましょう」
空 >「わかりました!!」
弓 >「ふぁ……ん(小さなアクビひとつして)…で、私は先行するとしましょうか」
GM >おお、急速先行するのね了解(笑)
かくて、ヴェズルフォルニルはDアース周辺界域に舵をとる。
レーヴァテインのものらしき、不可解な反応を求めて…
大型戦艦フォーリナー。レーヴァテインやフレースヴェルグと並ぶ、
この世界では屈指の巨大戦艦である。
今、アムはその艦橋のオブザーバー席に座っていた。
GM >ちなみに現在この大戦艦は、9隻のK級護衛艦に警護されつつ、ヴェズルフォルニルとは別の界域を巡航している。
アメジスト >とりあえず、艦長とは予定される調査の行程確認と、もしもの時の対処法のすりあわせをしておかないとなぁ
GM >うむ。本来指揮をとるべき三中田司令は宇宙放射線病で入院してるので、代役の艦長がいます(笑)
サクラ >……宇宙線被爆は割りと洒落になってない(汗
翔真 >月衣纏っているウィザードが掛かる訳ないだろうとツッコミたい、ツッコミたい(ぁ
アメジスト >艦の運営やなんかは、専門家にお任せしましょう。私は門外漢だし
GM >うむ。で、手元にあるファイルは、現在までに知られているメイオルティスについてのものだ。
アメジスト >確認しつつ「この艦の索敵範囲がメイオルティスのそれに勝っていればいいんですけど……(ぽつり」
GM >うむ。フォーリナーは世界魔術協会が現在保有する中では最強のフネではあるが…アム、それは比較対象があまりに悪すぎるよ(笑)
アメジスト >あれ? メイオルティス単体の索敵範囲に負けます?(汗)
GM >いや、どこぞのにゃんこんとこの船の基準(笑)侵魔や冥魔がいれば確実に発見できる食いしん坊がいる船と、普通の船を一緒にしてはいかーん(ぁ
アメジスト >さすがにフレースヴェルグの特異性は理解してます。あれと比べたらかわいそうだ(笑)
弓 >フレースヴェルグの索敵=そらの食欲、ヴェズの索敵=ノーチェ&エリス
GM >だいたいあってる!(笑)
アメジスト >(笑)
サクラ >はっはっは(笑)
アドノレ >空の食欲魔神…
翔真 >本能と理性&知恵って言う風にも見えなくも無い(苦笑)
アメジスト >まあ索敵範囲という言い方はふさわしくなかった。観測距離というほうが正しいかな?
GM >はっはっは(笑)そういう異常な底上げ補正があるフレースヴェルグに比べれば、確かにフォーリナーのレーダーでは聊か心許ないと思えてしまうのも仕方がないっちゃ仕方がないのだが……ぶっちゃけ双眼鏡とフェーズドアレイレーダーを比べるようなもんだよ!(笑)
サクラ >フォーリナーが双眼鏡レベルなのか(愕然)
そら >にゃんこ えらーい(o^'ヮ')9
翔真 >そしてそらにゃんこはめでるのだ☆ (o^'ヮ')o \(^^ ) にゃんこ かぁいいー♪
アメジスト >いや、だから(^^; どちらかというとメイオの背景がスポーンと抜けてるんですってば(^^;
GM >おお、では話を戻そう。彼女の戦闘能力については既に戦った事もあるのでおわかりだろうが、彼女には冥刻四天王と呼ばれる部下が存在する。セオキルス、レオガルス、ロナミルス、そしてフェルミナス。
アメジスト >シティの森で戦ってたあれらですね……
翔真 >準魔王級と言うよりは十分強いのが困りモノな相手だったなぁ(−−;
GM >これら四天王の能力に加え、古代神と呼ばれる存在の能力を操るメイオルティス。その実力は、裏界最強のシャイマールと同等である…と言われていた。
アメジスト >でもメイオって、ベール=ゼファーのことしか頭にないイメージ強くて(苦笑)
GM >うん。メイオルティスはベール=ゼファーに殊更強い執着を持っていた…それが故に、それ以外の部分にはかなり隙が多かったのも確かだし、そこを掬われる形でそらに喰われたのだったね。サクラ経由で(笑)
翔真 >砦シリーズの裏の暗躍も完全に後付だからなぁ、全体的に見ればかなり迂遠な計画も出来る策略家の側面にも見えなくは無いけれど、後付けって事でインスタント感がどうにも(^^;
GM >まあ、そのあたりも結局のところ「ベルを引っ張り出すための手段」だった節が強いからねぇ……で、彼女はラビリンスシティとその周辺、及びラース=フェリア界隈での活動が確認されており、つまり人界にある世界結界を超えてきては いない。
翔真 >因果律的にも此方に来た事が無い扱いなら、どっかで入れ替え的な裏技も通用しないか。
アメジスト >そうなると、もしメイオだとしたら「どうやってこちらにきたのか」って問題もあるのか?
GM >ただし、ラビリンスシティには来てるから、そっち経由で行く事は出来るだろうけどね〜
アメジスト >あーシティ経由かぁ……それなら(汗)
サクラ >……今思ったんだけど、四天王のうちに擬態能力が有るのもいたよね…?
翔真 >セオキルスでしたな、確か。
GM >ちなみにフェルミナスにもいちおう変身能力はある。けど、セオキルスには遠く及ばないらしい(笑)
サクラ >個人的にはセオが怪しいかな、と踏んでる。流石に、あの一撃でメイオが生き延びてるとはちょっと考えにくい。……これで、「別の時間軸からきたメイオ」という可能性持ち出されると辛いけど(^^;
GM >ああ、時間移動……それはロナミルスの能力だけど、非常に欠点が多いというね……具体的には、自分に残ってるリソースの分いっぱい、無作為な時間軸にしか転移できないシロモノ(笑)
アメジスト >向こうに先に気づかれますっていっても、確認しないで逃げるわけにもいかないんだし……改めてみても、搦め手系の能力の多い厄介な連中ですな(汗)
翔真 >複合、と言う可能性も有りそうですね。一人で厳しいなら二人、三人の能力を掛け合わせてより実物に近づけているのかも知れないかと。
サクラ >それも否定は出来ませんねー。どっちにしろ厄介…
アメジスト >実際合体してましたしねぇ あの連中(^^;
GM >おっと、合体してたのはセムヤザス(第30夜登場)の事じゃないかな?あれは四天王のうち、フェルミナス以外の3人の能力を掛け合わせた存在だったね。そして、あの頃フェルミナスはまだ発表されてなかった……というメタ発言(笑)
アメジスト >ああ、あくまで能力の掛け合わせか。失礼(陳謝)
GM >と、こんな情報が何故ノージャッジで知れてるかといえばもちろん手元の資料が分厚いせいだ。航行している時間で見て行く事が出来るというね(笑)
アメジスト >わお(汗)分厚い資料と格闘しつつ、今後の作業手順を確認しているわけですね
GM >うむうむ。という訳で、ここで残った連中の能力についておさらいしておこう……まずセオキルス、こいつは既に交戦済みだし、もう説明の必要はないよね(笑)
アメジスト >はい。
GM >続いてレオガルス。実はコイツも公式リプレイ上で何度もサクラと「ファイアフライ」が交戦してるので、ロンギヌスの方でかなり資料が集まってる(笑)思考操作能力の持ち主だ。
アメジスト >アムにとって交戦経験はないけど、データはそれなりにある、と。
GM >うむ。それからロナミルス、これも既に別口で交戦記録が残ってるんだけど、前述した能力の他に分身の術を持っている。噂によると、これは冥魔王エンダース直伝…らしい。
アメジスト >幹部クラスなんだから当然といえば当然ですが、厄介な能力持ってるなぁ
GM >で、フェルミナス。こいつはデータがいまいち少ないのだけど、メイオルティスの防御面を一手に担う冥魔将とのことだ。具体的にはあの無敵障壁……ただしメイオが使った時は、翔真にバッサリ斬られたけどね!(笑)
翔真 >魔剣使いの面目躍如だったな(フッ)
サクラ >MASTERSは規格外だから……(ほろり)
アメジスト >……こうして改めてみると、まともにやりあうべき相手じゃないとしか言いようがない。
GM >さて。「まもなく、報告のあった界域に入ります」と、ロンギヌス航界士が艦長に報告する。その前方には、無数のデブリが散らばっていた……何かの予兆であるかのように。
アメジスト >「いよいよですか。しかしずいぶんデブリの多い宙域ですね。警戒を強めてください。もしも目標が真実メイオルティスなら、すでにこちらの接近に気付いているかもしれません」
艦長 >「(アムに頷き)総員、第一種警戒態勢。
翔真 >良い判断だ、指示も悪くない。
GM >こういう条件の悪い界域では、砲雷撃よりも艦載箒による戦闘の方が効果を挙げやすいからね。運用数では流石に空母には及ばないにしても、だ。
サクラ >海の戦いでも空母の出現により、大艦巨砲主義も水雷戦隊も駆逐されましたからのー
弓 >まあ、その空母は戦艦と潜水艦にフルボッコされて……(笑)
GM >で、アムにはいくつか選択肢がある。このまま書類仕事を続けるか、警戒に協力するか…あるいは、何か別の行動をとるか、だ。
アメジスト >基本は警戒に協力ですね。即応できないと相手が相手なので致命傷になりかねないので。
GM >OK、じゃあレーダー協力ってことでいっちょ知覚力ジャッジ、+5でいってみようか!
アメジスト >はーい。対抗で《顕正符》9+P3入れて……37です。EEは有効でしょうか?
GM >ああ、今回はレーダー越しだからなしでー……と、そういう訳で。普通のウィザードが相手にするにはチト荷が重たいであろうその冥刻四天王が、全員レーダー上の反応として現れているんだな、これが。
アメジスト >って、この界域に全部いるのん!?
GM >うん全員。少なくとも、レーダーはそう言ってるね。
弓 >見れば見るほど残メン臭が…(笑)
GM >そして。実はその奥にもうひとつ 反応があるんです ヨ…“メイオルティスの反応”が(ぁ
サクラ >( □) ・ ・
アドノレ >真っ先に気づきたくない何かに気づいてしまうホラーのヒロインフラグ(違)
艦長 >「どうでしたかな…?」
アメジスト >「やれやれ。冥刻四天王がそろい踏みみたい。それにこの反応は、まさかとは思ったけど……」
翔真 >………何故だろう、全く理由が無いんだが以前ほど脅威を感じない。と言うか本当に“俺達が知っているメイオルティス”なのか?
アドノレ >再生怪人は戦力低下がお約束で、さらに惨い時はモブ扱いされてしまふのだ
翔真 >ここだと更に強化されていてもおかしくないんですけれどね!(苦笑)
アドノレ >おそろしやおそろしや
GM >少なくともレーダーの反応は、そう言っている。で…哨戒箒部隊からも報告がある。『我、冥刻四天王およびメイオルティスを見ゆ』……と。
艦長 >「第一級戦闘態勢!」
アメジスト >わーお。主目的は情報収集じゃなかったの(^^; 「逸って仕掛けないように。相手の戦闘能力は強大です」
艦長 >「該当界域に向け砲撃の後、
翔真 >あ。機動力で劣るとは言え戦端切ってしまうのは悪手に思えるのけれど………あーそっか、全うにやっても不利なのは明らか、それなら先制攻撃によるワンチャンを狙うしかないのが消去法的に出た結果か(−−;
GM >少なくとも戦闘データはとらにゃならないからね。他のメンバーがいない以上、まともにぶつかっても勝ち目はないと踏んだんだ。デブリが多い分、隠蔽行動には向いてるしね。
アメジスト >「…………相手の出方次第だけど、もしものときはフォーリナーはすぐに戦闘界域からさがって情報の収集をお願いします」
艦長 >「(いったん向き直り)すべて、わかっていますとも。……相手は冥魔将が多い!出てくる雑魚は、可能な限り砲撃で抑えろ!!」
翔真 >うわー、これ凄まじく生還率低い作戦部隊じゃないですか(汗)
サクラ >決死隊なぁ、実質……
翔真 >データ収集の重要性もあるのは確かですが、物凄い貧乏籤引かされてますね今回のフォーリナー(−−; サクラの言う通りもはや決死隊と言っても良いレベル(汗)
アメジスト >実質威力偵察だし(^^;
GM >と、艦長が最悪の状況下でベストを尽くすべく号令を下している間にも、メイオが従える四天王たちから次々と、冥魔の軍団が現れる。……ほら、あいつら全員冥魔将クラスだから(爆)
アメジスト >「……っ、箒騎士団、四天王が冥魔を量産中です。対処に当たってください」
艦長 >「
アメジスト >「艦長、データ収集の上、本部に連絡を。」
艦長 >「既にやっていますよ。MASTERS全員が揃ってでもいなきゃ、あんなものに正面から対処するのは不可能ですからな……」
アメジスト >「ええ。とりあえず私も直援で、抜けてくる冥魔の迎撃に当たります。艦隊の指揮、お願いします!」
艦長 >「ええ。あなたはオブザーバーなのですからな。どうかお気をつけて…!!」
GM >という訳で、出てきた冥魔どもをいったん砲撃で削った後、箒騎士団で牽制しつつ敵のデータを可能な限り集めに掛かろうとしている訳だが…うむ。当然、その攻撃を抜けてくる連中もいる訳だ。そんな中で、アムは「フォーリナー」の甲板上に出る事になる。
アメジスト >「……本物にせよ、偽者にせよ、あんなのにまた会いたくなんてなかったわよ(ボソリ)」
……かくして砲火の入り混じる中、アムはその渦中へと飛び込んでいくのだった。
果たして、その運命やいかに……?
◆ ◆ ◆
さて。ちひろを伴い、月匣の出現地点に向かった翔真だったが…
ちひろ >「あっち、ですね……!」
GM >と進んだ先は……あれ?この界隈はアドノレ邸が近いぞ(笑)そして、その途中にはなんだかクリーチャーの群れが屯していたり。
サクラ >あぁ、そう繋がるのか
アメジスト >ここでリンクするのか(^^)
アドノレ >ちょっと高い位置(電柱の上)にいる誰かが見える?
GM >ルーラーと思しきものを翔真の視点から見るには、目の前の有象無象が邪魔ですな(笑)
翔真 >じゃあアドノレにも連絡を入れてみましょう、簡潔にメールででも。『紅月を確認した、手が空いているのなら念の為助力を頼みたい。今町とそちらの自宅の近くにいる。』
GM >はーい。しかしおやくそくどおり、アドノレは既に月匣内なので まともに通じません(^^;
アドノレ >忘れたころにやってくるメール
翔真 >通じないのなら月匣内かこの世界の外に行ったかと言う事だから、BBパックを起動してもう一度試してみます。駄目だったら自力での突入を試みる。
GM >おお。BBパックがあるなら、アドノレとは通話出来るね。
アドノレ >すると普通にメールが来たのか
GM >うん。現在目の前ったら、ひっじょーに取り込み中なんだが(笑)
アドノレ >何かプルプル振動してるが後回しにせざるをえなかった
翔真 >まぁ状況的に仕方ない(苦笑)
アメジスト >……《大斬覇》の余波で電柱が揺れてベルが落ちたとか言うオチがあるのかと妄想してた(笑)
ちひろ >「ちょっと、数が多いかな……道を作りますね、相羽先生!」
翔真 >「軽くで良いぞ、余り負担を抱えるべきではないからな、そちらは。」
ちひろ >「そうは言われても、わたしは戦術級魔術師…ですからねっ(くすっ)それじゃあ、リクエストに従いまして〜……(たゆんっ☆)《FINAL NIGHT》!!」
GM >後にその光景を見た者は証言する。……その破壊力は いろんな意味で アレだった(ぁ
翔真 >「………本当に従っているのか疑問を挟みたくなる名称だな(苦笑)」
ちひろ >これでもタイダル2連+ギガントプレスの《多重発動》よりは抑えてます(笑)
翔真 >単発だから確かに抑えていると言えば抑えているのは理解しましたが、なんともはや(苦笑)
同じ頃、アドノレ邸前では……現れた2人の魔王に、
ウィザード達とベルが相対していた!!
ベル >「アル=ベルィ……それに、アリー=エデュ。あんたらも、懲りないわね……!」
アドノレ >「おまえもな」
豪壮な魔王→アル >「ふっふっふ。あんたが面白そうな事をしてるのを、黙って見過ごすこのアル=ベルィ様ではないわよ!」
女子高生風魔王→アリー >「キャハ♪魔王戦争の時は一本取られちゃったケド、あんたの月匣はあたし達がゲットしちゃったのだ。理由はよくわかんないけどそうなのだ〜」
サクラ >アル=ベリィはベリアルとして……アリー=エデュは何が元ネタの悪魔だろう?
GM >ちなみにアリー=エデュはNW2「ファイナル=カウントダウン」の付属シナリオに登場した魔王でしてな(笑)
ベル >「くっ。こんな事態予測して……うぷっ」←突如、前のめりに俯く(ぁ
アル >「?……まあ、いいか(’’)」ベルがおもむろに道路端へ這いこむのを見やりつつ(ぁ
アリー >「キャハハハハハ!地を這いずり回る蝿の女王とか、チョーウケルんですけど〜?」
弓 >ちょっとうまいな、おもった(笑)
Dr.クロノス >「む?ベルは一体何をやっているのだ…?」
ヴェーダ >「さあな(肩すくめ)…ともあれ、目の前に対処すべき魔王級が2体、か」
ベル >「(名状しがたい効果音と【しばらくお待ち下さい】の画面表示)」
サクラ >………まさか、ね?
翔真 >………え、マジで?
アドノレ >「ん〜。マーライオン?ともかく、しばらく戦線復帰は無理そうだな」
愛美 >「あ……わたし、ベルさんを手伝ってきますね」
アドノレ >「任せた。念のために名状しがたい色のジャージを用意してやれ」
愛美 >「んもう、こんな時に(くすくす)わかりましたっ」
アメジスト >……名状しがたい芋ジャージ……(苦笑)
アル >「さて。ベール=ゼファーが態々集めてくれたこの軍団……今日からはこのあたしの軍団として使ってあげるから、ありがたく思う事ね!」
サクラ >A「え、ちょ」B「この展開は予測不可能回避不可」C「そして逆らわんほうが良さそうね(汗)」
アドノレ >頭をぶちのめさなくてもリーダー交代は可能なのか?
GM >なにせ、そのルーラーなはずのベルが今回、すっかり無力化されてるっぽいからねぇ……(笑)
アリー >「(スマホから顔上げて)えー、ちょっと待つし!あたしらの軍団でしょ?」
アル >「あー、はいはい。アンタもあんな“魔王戦争”なんて茶番に出てたんだもんねぇ。じゃあ、メル友のよしみで2割!」
翔真 >メル友かよ!?魔王何やってんの!?
アメジスト >……メル友て(==;
アリー >「ちょ、ひどっ!?せめて4割!」
アル >「だってあたし“だいまおう”だもん☆でも、“だいまおう”は懐の広いところを見せて、情け深くも3割にオマケしてあげるわ!」
GM >……と、魔王2人が益体もない言い争いをしている間に、愛美がベルを拾って戻ってくる。
Dr.クロノス >「おお。戻ってきた戻ってきた」
愛美 >「よいしょっと。ベルさんには、すぐに看護が必要です……」
アドノレ >「んむ。善きにはからへ」
翔真 >理由を確認してほしい(苦笑)
アリー >「くっ、何時の間にベルちゃんめ……まぁ、しょうがないかぁ。3割で妥協するわよ、3割で」
アル >「わかればよろしい♪さてウィザードども…この圧倒的な軍団を前に、まさかその程度の人数で何とか出来るとか思ってないでしょうね?」
アドノレ >「色々とフラグだと思うぞ」
ヴェーダ >「ふむ。楽勝モードで蹴散らしていくには、少々数が多いようだが……」
アドノレ >その間に愛美に“体重が増えた?”という言い方をしてみる(笑)
愛美 >「はいっ。わたしの見立てでは……」
ちょうどその時だった。ちひろの《FINAL NIGHT》が月匣内で炸裂し、
轟音と共に大軍団の一角が、あっさりと崩れたのは。
アル&アリー >「……ぇ゛」鳩が豆鉄砲食らったような表情(ぁ
Dr.クロノス >「…んむ?今度は何だ?」
翔真 >………あれ?ちひろんの攻撃に月匣の壁の破砕能力が付加されているの?
GM >ああ、それはね…本来のルーラーであるベルが管理能力を失った時、次にアル&アリーがそれを掌握するまでの間にちょっとタイムラグが生じるでしょう。
ちひろ >はい。その間に月匣の壁が弱まって入れるようになってたんです。それで、向こうが見えてたんですね……で、容赦なく一発入れました(ぺこり)
翔真 >お疲れ様(^^)ちょっと思いっきり邪悪な笑みを浮かべて「祭りの場所はココか……?」と言いながら登場したくなったのは黙っておく(ぁ
アメジスト >なるほど。しかしさすが詠唱18カウント、このタイミングでくるか(^^;
ちひろ >正確には、このGL33時点で5カウントにまで短縮してます(笑)
ヴェーダ >「櫻小路ちひろ、か……相変わらずとんでもない馬鹿魔力だ」
愛美 >「それに、相羽先生も…!!」
翔真 >「済まん、遅くなったが………まだ何とかなりそうだな。」
アドノレ >「この主人公的タイミングは流石と言う他に無いな」
ベル >「うっ、ちょ、このちびっこ、手ぇ離さないでっ…(うっ!えれえれえれ)」
アドノレ >「もっともコレはヒロインの座を放逐されてるようだが」 ベルを見下ろしつつ
翔真 >「ベルがそのコスで居るのにその絵面は………聊か同情を禁じ得ん(嘆息)」
ベル >「う、うっさいわねほっといてちょ……うッ」
愛美 >「はいはい、暴れないでくださいね〜」と、ベルさん抱えて邸内に退避〜(笑)
Dr.クロノス >「何はともあれ助かった。有象無象の相手は、我々が引き受けよう」
ヴェーダ >「ふむ。私も任務と行き掛かり上協力させてもらうとしようか」
ちひろ >「共同戦線、ですね!」
アドノレ >「では、仕切り直しで」(引っ込んだ方見て)
翔真 >「了解した。宜しく頼む。」
アル >「くっ。瑣末な取り引きにちょっと時間を食いすぎたわね!まあ、まだ誤差の範疇内だわ!」
アリー >「(スマホいじりいじり)ま、あっちが増えた分、こっちもちょっとは応援呼ばないと〜ってカンジ?」
翔真 >「さて、魔王二柱か。対冥魔王戦チームでも有るが元対魔王戦チームでもあった。仕事をこなすとしようか(フッ)」
ちひろとヴェーダ&クロノスが、それぞれ翔真とアドノレの横で大群に相対する。
戦いは、まさに始まろうとしていた……!!
さてその頃。単身、ヴェズルフォルニルを飛び立った弓は、
レーヴァテインが瞬間的に出現したと思われるポイントに向かっていた。
翔真 >そっちも気になる状況ですなぁ(−−;
GM >しばらくの間は、特に何もない虚空を飛ぶ事になる訳だが…ちょっと知覚力ジャッジ、いってみようか!
弓 >ぱたぱた アイテムおけ?
GM >もちOK!
弓 >それじゃあ15スタートで……クリティカル(ドヤッ)……調子にのったら反動(ピンゾロ)が (´・ω・`) 27
翔真 >素晴らしい。オチまで付いてる(^^;
GM >いきなりクリティカルか!そいつは追加情報を出さねばならん(笑)けど、まずは基礎情報から。
……それは、確かにレーヴァテインだった。
ただし、それは現在「航行している」というよりも「漂流している」というほうが適切な状態である。
艦体のあちこちが大きく破壊されたその姿は、もはや巨大なスクラップと言っていい惨状であった。
弓 >っ|修復|
サクラ >……神造戦艦の修理コストとか入渠時間とか考えたくないなぁ(現実逃避)
弓 >「 (´・ω・`) とりあえず曳航していけるかしら、これ…… 」
GM >曳航していくにはちょっと巨大すぎるなあ(笑)ヴェズルフォルニルを使えばやっと、ってところかな。で、更にCした分の追加情報だが……その巨体の表面でいくつか、何かちらちらと動くものがある。強化された視覚は、その正体を的確に捉えた……冥魔だ。
弓 >「ち…………これは、このまま沈めるべきかしら」
翔真 >沈めたらアカーン!?(汗)
GM >幸いにして、艦上の冥魔どもはまだ弓の接近に気付いていない、というかヤツらにとっちゃどう足掻いてもまだ射程外なのだが(笑)沖田戦法よろしく正面から食い破ってもいいし、あえてやり過ごし艦内に潜り込んでもいいだろう。
弓 >「…まだ外周にとりついてるってことは、中は生きてる可能性がワンチャンある……か。少なくとも、コイツらが狙ってるナニカが中にあるかもしれないわね……(しばし考え)」 といっても、増えやすい冥魔とは相性悪いんですよねぇ、私 (´・ω・`)
翔真 >広域殲滅用の弾丸はまだ俺が持っている所ですしねぇ(^^;
弓 >「いずれにしても、コイツらがレーヴァテインを沈められるとは思えないから……ここまで損傷した理由は別よね」
GM >冥魔たちはなおもレーヴァテイン艦上を徘徊している。確かに、何かを探している風に見えなくもない。
弓 >では欠片通信で『エリス、もう起きてる?』
エリス >『はいっ。こちらエリス、よく聞こえます』
弓 >『レーヴァテインは……大破してるっぽいわ。ヴェズじゃ曳航するのもギリギリだし、なにより装甲表面に冥魔がとりついてるわ』
エリス >『そうでしたか……さしあたりどうしましょうか。総員起こし済みですけど』
弓 >『現時点の戦力じゃちょっと厳しいし、状況をDアースと赤羽くれはに至急伝えて。 ここまでレーヴァテインを破壊した大ボスが来るかもしれないから、ヴェズは十分に距離をとって隠れてなさい』
エリス >『はい。その方がよさそうですね…弓さんは、どうしますか?』
弓 >『私はちょっと中見てくるわ』
エリス >『わかりました、どうかお気を付けて……支援砲撃が必要になったら、いつでもどうぞ』
GM >では…潜入オプションですな。となれば、敏捷度でこっちの知覚力(複数いるのでジャッジします)と対抗ジャッジですね。
弓 >素のはそう高くはないのですよねー (´・ω・`) プラーナ使うとバレる?
GM >あ、敏捷度は箒のでOK。プラーナは…世界結界の外だし、プラーナ目的の侵魔相手ではないので、解放値の1/3まで使って構わない。
弓 >じゃあ、箒30のP10点くらいは使っておいて……合計50で、ひゅーん
GM >こっちは知覚が……うわクリティカル!?だがP10点分が幸いして、発見されなかった!(達成値…40)
翔真 >クリティカルは流石にヤバかった(汗)
GM >という訳で、冥魔どもの目をかいくぐり、弓はレーヴァテイン艦内に入り込む事が出来る。
弓 >_| ̄ ̄|_ < ひさしぶりね、これも
サクラ >ぶは(笑)
アメジスト >すねぇぇく!(笑)
GM >さて、どこから潜り込むかだけど……甲板側は冥魔どもの目があるので、自然それ以外って事になるね。
弓 >搬入ハッチとかですかね。 反対側からかなー
GM >うむり、ちょうど下面に艦載機発進口なんてものがあるかな。開放された状態で破壊されてるけどね!
翔真 >そう言えば有ったな、管理制御ユニットが艦載機だと言い張っていた時期も有ったし(苦笑)
サクラ >アレは正直無理があったなぁ(笑)
GM >うむ。今の艦載機はその制御ユニットであるところのヴィオレットを模したドローンなんだけど、これも戦いの結果なのか根こそぎ破壊されている。
翔真 >そして宇宙にダンボール………あ、レーヴァテインなら積んでいてもおかしくないのか(苦笑)
アメジスト >……実際のところ、食料なんかも積んでるはずだからあってもおかしくはないけど……(笑)
弓 >ダンボールは砂漠でも海でもおkだから!(笑)
GM >なにしろ柊の私物扱いだからね、そこらにひょこっとあってもおかしくない(笑)
アドノレ >世界結界の影響を受ける段ボール。例え不自然な場所にあっても風景に溶け込む
弓 >「なるほど、レーヴァテイン = レ級ってことね。 艦載機ハッチから入りましょうか」
サクラ >弓さん(PC)も提督やってるのか(ぁ
GM >となると、自然艦内通路を通っていく事になるのだけど、さしあたり生存者を探すのだね〜?
弓 >まあ、死体とか荷物も興味はありますが(笑)生きてそうな区画目指していけば、自然とどっちかにはあたるかなーっと
GM >ああ、もともとレーヴァテインはヴィオレットだけで制御できるし、そもそも晶の魔剣をキーにしないといけないので、必然的に柊も乗らないと稼動できない。柊の“ワイヴァーン”は作り変えちゃったからね(笑)
翔真 >明らかにレーヴァテインの事考えていなかったと思う(苦笑)
GM >だってこんなグレーゾーンなもん、ウチなら兎も角今のNW公式で適切に運用できるものかと(笑)
サクラ >ぶっちゃけ一発ネタクロスオーバーだったし……(ぁ
アメジスト >そのあたりうやむやになってたんですね(^^;
サクラ >そんな彼女も、大ラグナロクで新たな世界の向こう側に旅立ってしまった訳ですが……あれ?今言及があったって事は、ヴィオレットさんこっちに残留?
GM >うん。大ラグナロクの件は、このお話の後の時間軸になるだろうからね〜。微妙な世界線の変化ってヤツだ(笑)
サクラ >そうだったんだ!?
GM >うん(笑)さて…そんなこんなで艦内通路を探索していく訳だけど……これは幸運度ジャッジでいってみようかな。
弓 >((( _|Amazon|_ こううんどー…プラーナ入れるのはなんかオカシイし、素で22ですね (´・ω・`)
GM >らじゃ!ひとまず最悪の事態…冥魔との遭遇はひとまず避ける事が出来るね。ただ、ダンボール越しなので生存者の探索はそれなりに困難を極める…のだろうか(笑)
アドノレ >利用しようとして先客に気づくとか(笑)
GM >そういえば、ここで根本的な問題を思い出したのだった。レーヴァテイン艦内には入った事あったっけ…?(笑)
翔真 >俺達は誰か入った事有ったか?個人的には覚えが無い。
弓 >んーー……レヴァ艦はどうだっけ……(笑)
サクラ >自分は無いですねー
GM >……そう。皆で立ち入った事があるのは、ちょうど今アムが乗り込んでるところの戦艦「フォーリナー」の方だったね。
弓 >たしかに異世界技術てんこもりでしょうけど、それでも、そこまで大きく構造が違ってたりはしないでしょうし(笑)
翔真 >そう言えばレーヴァテインも人型への可変機構を備えていた筈だから………ある意味フレースヴェルグに近い構造をしている可能性も有る、か?(−−;
GM >まあ、普段乗ってるフレースヴェルグ自体がどこぞのにゃんこのせいで変態技術の塊と化してるんだけども(ぁ
そら >(TE☆HE☆PE☆RO♪)
弓 >案内板とか通路の構造から、だいたいの方向で、艦橋か、船長室あたりを目指しますよ(笑)
GM >OK、となればブリッジだね〜。案内板は普通にあるので、行く事は出来る。ただ、その内部の光景は実に凄惨なものだった……
弓 >_|とらのあな|_ ミ (*おおっと*)柊の卒業証書がボロボロに……
GM >正面、窓だった部分には巨大な破口。内部は何かが荒れ狂ったかのように破壊されており、中央には何者かが立っている。その手前には…四肢を寸断されたヴィオレットが転がっている。既に機能が停止しているのか、身動きひとつない。
アメジスト >うわぁ(汗)……しかし、そんな光景に音もなく這いこむダンボールか……なんというか、シュール……(苦笑)
弓 >違った (´・ω・`)
GM >まあぶっちゃけ、アイツには《クローン》があるので、次のシーンなりシナリオで復活してるでしょう(笑)
弓 >立ってるのは誰かなー? (´・ω・`)
「……ここにあるのは、これだけかぁ……」
それは、黒金の甲冑に身を包んだ青年だった。
彼は、既に動かなくなったヴィオレットを、どこか寂しげな眼差しで見ているようだ。
弓 >……誰だ? (´・ω・`)
翔真 >誰だっけ?
GM >はて?少なくとも、初めて見る顔だね。
サクラ >……“夏みかん”と“怪盗”ときて、“黒金の甲冑”か。小野寺ユウスケは好きだったよ(遠い眼)
翔真 >ライジングアルティメットの彼か(苦笑)悪い人ではないのだが微妙な残念感が拭えない人だったイメージが(ぁ
GM >青年は、ブリッジの破口から見えるようになったDアースに視線を向ける。それも、どことなく懐かしいものを見るような眼差しに、見えた。
サクラ >何だろう、GMの説明が意味深だ(笑)
弓 >_|楽天|_ 。o (誰かしら、こいつ)
青年? >「……さて。この大きな廃墟にはもう何もないみたいだし、そろそろ行こうかな」
GM >その場に隠れている弓の事を知るか知らずか。甲冑の青年は、破口の方向に歩いていく……箒を取り出して。特に何もしなければ、青年は箒に搭乗してその場から離れていくね。
サクラ >お? おぉー?(@@;
翔真 >ウィザードでは有る様だが、艦の周囲に冥魔?が居るのにこの動向は、どうにもおかしいと言うか怪しいと言うか。
GM >ちなみにその目的地は……Dアースでは、ない。
弓 >……え、これ、いいのかな……ちょっとGMに確認したいのですが……ここで使うのはもったいないよーな気もするんですが(笑) 《デジャ=ヴュ》、で「こいつだれ?」はアリ?
GM >おお。そうきましたか〜…では。弓のヴィジョンに映った物を順を追って見ていこう。まずは「かの大崩壊前のDアース」と、そこに赴任した「ロンギヌスの戦士」。
弓 >あああ、やはりDアースのロンギヌスか。服のカンジというか、雰囲気的にコイズミ系かな、という印象はあったけど(笑)
GM >続いてめまぐるしく視点が変わり、激戦の光景。その果てに現れた男の、闇に包まれた邪悪な笑顔……ビジョンで示されるのは、そこまでだ。
サクラ >うわー……
アメジスト >なるほど……
弓 >(Dアースのロンギヌス?……にしては、最後のアレは……) なら、ちょっかいださずに、見送ろうかな
GM >では……青年はその場を去ったが、問題がひとつ。今の一部始終、冥魔側からは見えてたみたいで、青年が出て行ったその破口から、ヤツらが次々と侵入してくる。
弓 >(冥魔が邪魔してないってことは………)
GM >しかも、あろう事か。その先頭に立っているのは……魔剣を手にした柊 蓮司。
サクラ >……え、えぇー!?Σ(@@;
アメジスト >なんですと!?
弓 >「……………………ないわー」たぶんこの後、ノーチェ、エリス、弓、くれはの4人同時に、同じ台詞の大合唱だろうな(笑)
サクラ >あれか、眼から光が消えて不敵な笑みでも浮かべてるのか(現実逃避PART2)
翔真 >乗っ取られたと言うか、身体使われているのかな。
アメジスト >冥魔が偽装している可能性は……魔剣持ってるってことは……苦しいか?(汗)
弓 >いやあ、普通に偽物じゃないですかねぇ。剣だって似たようなの何本もあるし。
GM >そういえばブリッジにはレーヴァテイン起動用に晶の魔剣があったはずなんだけど、その魔剣は今この柊が持っているんだ。で、その間にも冥魔たちが次々入って来る訳だが…
弓 >「(ふぅん……成程ね。私のことはバレてるぽいか。じゃここは脱出させてもらいましょうかね。できれば、ヴィオレットかメモリーくらい回収していきたいけど)」とゆ訳で、とっとと逃げますー。
GM >ほいさ。今がダンボールの中だから…逃げる場合は敏捷度(素)とこっちの知覚力で対抗ジャッジだね。あと、そこに転がってるヴィオレットを回収していく場合は強行突破ルートになるし、他に何かするなら提案してくれればOK。
弓 >じゃ、強行突破で(笑)そのまま抱えて飛び出る予定ですけどね (´・ω・`) これは《デジャ=ヴュ》使ったかいがあったかな?
GM >うん、少なくとも重要な手掛かりは得られたからね。元ロンギヌスっぽいって事は、くれはに聞けば分かるんじゃないかな。という訳で!
機能停止して動かないヴィオレットを挟み、弓と冥魔達の戦いが始まろうとしていた。
◆ ◆ ◆
一方、Dアース・輝明学園新秋葉原校。
ホームルームの後は、もう放課後。校内では、様々な部活の勧誘が始まっている訳だが…
サクラ >まぁロンギヌスの仕事があるので帰宅部確定な訳ですが(笑) ……ここで月光部染みた部活があったら笑う(ぁ
アメジスト >あってもおかしくはないと思いますが。次代の世界の守り手を育てるという名目で
GM >くれはのいない天文部ならあるよ(笑)ともあれヴァンスタイン家の血の宿命(何)が顕著に出てきたサクラと、はなっから格好のおかしいイークオルス。うむ、よく目立つなぁ(笑)
サクラ >見た目コーカソイドの金髪ツインテ巨乳だからなぁ(爆)
イークオルス >「ふむ。貴様、寄って行かないのか?何やら賑やかなようだが」
サクラ >「ふぇ? あー、えっと、その…アルバイトがあるから。一応、一人暮らしだし(たはは)」 我ながら苦しい言い訳だ(笑)
イークオルス >「……アルバイト?アルバイトとは……何だ?」ドヤ顔が一瞬にして真顔になった(ぁ
サクラ >「え、そこから?(ど、どうしよう。ここで説明し始めるとどっかでボロが出る…!)」 焦る16歳(ぁ
イークオルス >「うむ。私はそのアルバイトとやらが何を意味するのか、さっぱり知らんのだ」
翔真 >トッ○ュウジャーの闇の皇帝を微妙に思い出す(笑)
アメジスト >私はどこぞの金ぴか英雄王を思い出しました(苦笑)
アドノレ >民明書房的アルバイトをひねり出そうとしてネタが出ない(笑)
サクラ >「あー、うん、なるほど…。まぁ簡単に言うと、ある程度決まった期間の間に働いてお金を貰う事…って、言い方で良いのかな?」
イークオルス >「ほうほう、そのようなものがあるとはな」
サクラ >「…あ、一応アルバイトの事は秘密にしておいてくれると助かるかな(微苦笑しつつ)」
イークオルス >「秘密か……なるほど、ではそのようにしておこう。それで、貴様にもうひとつ聞いておきたい事があるのだが」
サクラ >「ん、なに?」
イークオルス >「今、貴様は“お金”と言っていたが、そのお金……とは、何だ?」
サクラ >「………あー、うん、御免。一つ聞いて良い?」
イークオルス >「何かね?」
サクラ >「イークオルス君は、どこかの国の王族とか貴族だったり? それとも……」 エミュレイターか?と言外ににじませ
イークオルス >「フン、そんな事か……」
GM >と、イークオルスが次の言葉を発する前に、サクラの0−Phoneに着信がある。
サクラ >「(着メロ >そらにうっかんだー♪)あ、ちょっと御免ね」 と、一言謝罪しつつ電話の主を確認
イークオルス >「ん?…ああ」
GM >出所は神王国騎士団司令部、要するにDアースの世界魔術協会。内容は、先に弓から発した情報の通りだ。弓からエリス、騎士団を経由してサクラという情報の流れである。
弓 >ありがとん ノ
サクラ >「(内容を見て、さっと血の気が引く)」 私への指示はありますか?
GM >うん、現在動ける「ファイアフライ」メンバーは現地付近に展開し、可能であれば現在「イレギュラーズ」が行っている救難活動の補佐を行って欲しい……という事だね。
サクラ >……そして誰も着信音に突っ込んでくれなかったか(ぁ
弓 >もう懐かしいレベルですな(笑)
翔真 >正直解からなかった、スマン(^^;
アドノレ >んむ。同じく
GM >ああ、もう7年も前なのか…アニメ版のOPよ(笑)
アメジスト >あー……なるほど。私はその手のネタはまるっきり疎いので(苦笑)
サクラ >「つきのいざない」まで入れた方が良かったか(笑)
イークオルス >「……何をしているのだ?」
サクラ >「うん、バイト先から連絡があって。……“色々と面倒なこと”になってるみたいで(たはは)」
イークオルス >「そうなのか。ふむ……アルバイト、というのも、面倒なものなのだな」
サクラ >「そんな訳で、ちょっと行って来るね。それじゃ、また明日学校で!」 と、言いつつ駆け出しましょう。緊急事態じゃ
イークオルス >「ああ。またな……」
サクラ >正直この子の態度やら言動は気にはなってるんだけど…。流石に今は優先順位は低いといわざるを得ないな
GM >駆け出すサクラを見送るイークオルス。やがて、ポツリと独りごちる。「……さて、そろそろこっちも動くとするか」
サクラ >……あっれー?(汗)
弓 >外れたら恥ずかしいので、予想はしばらくだまっておこう(笑)
イークオルスの怪しい挙動はともあれ、
こうしてサクラはレーヴァテイン遭難地点へと向かう事になる…!!
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