【第35夜】
破滅への1minute

<PART−02>



異変の予兆



再び、アドノレ邸。ヴェーダの気がかりとは、
臥龍学園の職員会議でも噂されていた「行方不明事件」についてのものであった。

ヴェーダ >「(かくかくしかじか)…という事態が、最近頻発しているようなのだ。これがどうにも、私にはひっかかるところでな」
アドノレ >「ほぉ。勘かデータか、どっちだ」
ヴェーダ >「主に前者だな。後者としてはまだ確証が具体的に揃っている訳ではないので、何とも言えん」
愛美 >「侵魔の襲撃でイノセントが行方不明になるっていう事は、割と良くあるにしても…ですか?」
ヴェーダ >「そう。まだこの横須賀では、問題のそれが発生しているようには見えないがな」
アドノレ >「頭の隅にでもおいておこう。俺様はまだ学生だからな」(笑)
ヴェーダ >「10年以上学生を続けていられるのもまた驚きだな」(←わかっててわざと言ってるマン)
翔真 >弓ちゃんといいアドノレと言い、何時まで学生の籍を持ち続ける気なのだろう………(苦笑)
GM >そこはそれ、どっちも七不思議のひとつになってるっぽいし(ぁ
アドノレ >「そのうち適当な七不思議を撲滅して“歩く七不思議”として君臨する予定だ」
ヴェーダ >「いつぞやは三大七不思議百八選とか言っていたような気もするが、とりあえず置いておこうか(笑)ともあれ、あのIDOL計画にも少なからず首を突っ込んだ身としては副産物の可能性を否定できない以上、放置しておく訳にも行かなくてな」
アドノレ >「何かわかったら連絡するとしよう。もっともその時には事件の渦中で暴れてる可能性が高いが」
ヴェーダ >「うむ。私もしばらくこの地域に留まって、調査をして見る事にする」
GM >と、ここでアドノレ。ちょっと知覚力ジャッジをどうぞ!
アドノレ >21・アイテム抜きなら17
愛美 >「あ、ほらユウタ。あんまりあっちこっち行かないでねぇ〜(ぱたぱた)」15でした。
ヴェーダ >クリティカルである(ふふん)
GM >うむ、OK…じゃあ3人とも気付いたな。近くで月匣出現の気配を感じる。
愛美 >「この気配は…!」
ヴェーダ >「やれやれ。まさかとは思うが……」
アドノレ >「噂をすれば影が刺す。せっかくだから覗きに行くとしよう」
ヴェーダ >「ふむ。面白そうなので私も行かせてもらおう」三つの護衛団・ガルーダを呼びつつ(ぁ
アドノレ >「留守は任せる」 後は愛美に任せていそいそと野次馬に出かけるの図
愛美 >「はいはい(くすくす)いってらっしゃいませ^^」
GM >こうして、アドノレはヴェーダと共に行動を開始する……紅い月の出現地点は自宅からからほどなく近い、大楠山のようだ。当然、そう時間も掛からずに到着できる。
アドノレ >「さてさて、言ってる傍から事件に巻き込まれた生贄もとい主人公体質はどこだ?」 箒に次元先行つけて傍まで急行
GM >うむ。そこで2人は、奇妙な光景を見る事になる……

到着したそこは、山頂広場付近。大量に湧いた低レベル侵魔に囲まれて、
3〜4人の登山客と思われる人々が応戦していた。

ヴェーダ >「……やれやれ。先の見解を聊か修正する必要があるか…」
翔真 >………“応戦”?
GM >うん、応戦(ぁ
アメジスト >どういうこっちゃ?
サクラ >例の集団覚醒がここにも……?
アメジスト >どっちかというと、侵魔が弱体化してるようにも見えてしまうけど……(−−;
アドノレ >「ちょっと待て。普通に登山客に見えるが」世界結界の許容する常識が緩くなってる?
ヴェーダ >「……む?言われて見れば、確かに」
GM >顔ぶれは老若男女ばらばら。どこからどう考えても、ただの登山客の集まりにしか見えない。それがウィザードの力を振るって戦っているのだから、異様さ大爆発だ。
サクラ >うわぁ(^^;
翔真 >非現実との境界が緩くなった事が相対的に侵魔の脅威度を大幅に下げたと言う効果になっているのか?少なくともこの場面ではだが。
ヴェーダ >「見たところ、あの侵魔どもはこの私ならば一発で鎮圧出来る手合いばかりのようだが…どうする?」
アドノレ >「次元潜行のまま近づいて、こちらが見えてるかを探る。後に徒歩で応援に出てみるか」
ヴェーダ >「ふむ。ではとりあえず彼らのお手並み拝見としよう」
アドノレ >「駄目そうなら即座に介入の準備は怠らぬようにな」 常識が緩んでいて敵の存在に驚いてないだけなのか、0レベルとしてウィザード化してるのかはどうなってるでしょうか?
GM >うん、それではそのあたりを判断するためにも、ここで知力ジャッジを承認しよう!
アドノレ >……ふははははファンブル(笑)
アメジスト >ぬああ(汗)
サクラ >アイエエエ!?
翔真 >“私に良い考えがある”とか言い出さんだろうな(苦笑)
GM >をひ!?(笑)うん、まあ、その登山客たちだけど、ウィザードには違いないにしても、明らかにレベルの高そうな戦い方には見えない。強いて言えば…0レベル?(笑)
サクラ >てんてー、範囲攻撃持ってないとGL0のウィザードでモブ相手は普通に死ねると思います(白目)
GM >うん、まさしくサクラの言う通り。しかもこの面々、どうもほとんど互いの面識はなかったらしく「結果的に集まっている」ってだけの事で「仲間として連携が取れている」って訳ではない。
アドノレ >ヴェーダがいるから消さずとも解説が聞ける(と思う)のでそのまま
ヴェーダ >ではそのあたりをとうとうと語ってやろう(笑)ただし事前に「…で、何かわかった事があるかね?」と聞いてからだが(ぁ
アドノレ >「んむ、おおよそ素人の集団だな。放置すれば負けそうだ」と振らなくても判りそうな事を
ヴェーダ >「やれやれ。では当初の予定通り……(と、手を上げてから行く手を見て怪訝そうに)む?」
GM >そう。まさに、その時である…

侵魔どもの重囲に追い詰められていた登山客の1人が絶叫を上げると共に、
その場に集まっていた人間全員を巻き込んで、風の結界のようなものに包まれる。
その直後、彼らの足元に大きな穴が開き、彼らはその中へと勢い良く落ちた!!

サクラ >お、おぉ!?
翔真 >テレポートじゃない?
アドノレ >それは穴に一緒に飛び込みたいが即座に消えます?
GM >うん、流石にFが出てしまっててはね。普通の出目だったら、まだ目はあったと言っておこう(爆)
アメジスト >拉致の現場に居合わせた的な(^^;
GM >その代わり、アドノレには分かった事、そしてヴェーダが気付き得なかった事がある…
アドノレ >んぁ?
GM >あれは……《空間転移》と《小さな奇跡》のあわせ技じゃないか?って事だ。そしてその直後に、ヴェーダが侵魔どもを文字通り一撃で吹き飛ばす。
アドノレ >異世界テンプレ勇者召喚的な何かかな?
サクラ >あ、あー。メタい事言うと、「GM、《空間転移》の効果を《小さな奇跡》で変更できませんか!」 GM「んー、まぁ今回はOKとしておこう」 みたいな?(ぉ
GM >おういえ。まさにそれ(笑)
翔真 >おぉぅ(苦笑)
アドノレ >《空間転移》は他人をどうこうする技でなくて自分がどうにかする技だったな。んでは、戦闘が終わってから現場検証に行くとするか
ヴェーダ >「まあ、相手そのものは本当に大した事はなかったが…(晴れていく空を見上げつつ)あれは空間跳躍のように見えたが」
アドノレ >「あれは《奇跡》を利用した介入だったぞ。詳細が不明なのは変わらないが」
ヴェーダ >「そうか。どうにも魔法的見地からは解せん事だとは思っていたが……」
GM >誰も居なくなった山頂広場。果たして、残っているものがどこまであるか…確認するなら、幸運度(プライズ)ジャッジね!
アドノレ >くるくる回ったついでだから《運命改変(ぽちっとな)》……ぬぅ、ピンゾロ。36
GM >まず、その場に転がっていたのが魔石C(32)、魔力宝石(小)の冥1個、火・風4個、あと残る属性各2個ずつ。それと、さっきまで戦っていた登山客の荷物と思しきバックパックがひとつ、手に入った。
アドノレ >「緊急事態だからちょいと失礼して…」バックパックの検分をしてみようか
GM >うむ。バックパックの中だが…典型的な登山客の荷物であって、特別なものは素敵すぎるくらいに見当たらない。いちおう、身分証明は残ってるけど…彼らが何処に行ったか分からない事には、届出などの出しようもないだろうね。
アドノレ >「荷物からして元々のウィザードでは無い事の裏付けが取れたな。ユニオンに預けておいて、行方不明者捜索の折りに返却してもらうよう手配を頼むか。」
ヴェーダ >「うむ。そのあたりは地元人に任せるとしよう……さて、彼らはどこまで飛ばされたのやら」

◆ ◆ ◆

さて、その頃ヴェズルフォルニルでは…

ノーチェ >「ふむう。……さしあたり、アムどのあたりに確認してみるでありますか?」
空 >「私は、連絡をとるべきだと思う。もちろん弓さんの許可が前提だけど」
弓 >「ん、連絡はおっけー*'ワ')b」
ノーチェ >「了解であります!く('△')っ●(ぽちぽち)……ルシファーズ=サン、繋がったであります!もしもし、アム殿でありますか!こちらヴェズ…(舌噛んだ)」
翔真 >噛みのーちぇ、かわいい☆(可愛い)
アメジスト >「……大丈夫?」
ノーチェ >だめでふもんだいでふ(o>x<)o
翔真 >プルプルと震えてそう(ぁ
サクラ >やめてPLが萌え死ぬ!?(ぁ
アメジスト >むう、撫で回してやりたい(^^;
真白 >「ヴェスルフォルニル、イレギュラーズ……慌てなくていい、ノーチェ」
アドノレ >どこかでファンブルの気配が(笑)
アメジスト >「あらら(苦笑) それで、どうしたの、ノーチェさん。ココに連絡してくるだなんて珍しい」
真白 >「全然大丈夫、少し舌を噛んだだけ。少し確認しておくべき事があったので、連絡をしてみた……蒼魔、連絡がついた」
ノーチェ >ひー。ひー。ひーひーひー````(o>x<)o
翔真 >舌の状態がフレイムスタイルか(笑)
アメジスト >「確認しておくべきこと? 何かしら?」
真白 >「……長い発言は、得意じゃない……姫宮、まかせた」
空 >「あ、はーいっ(^^; 具体的にはですね、(かくかくしかじか)」

空が報告したのは、先の艦内での会話で弓がとった見解の事である。

アメジスト >えーとつまり、侵魔の出現傾向の変化と魔王の動静について、でいいのかな?
GM >そうそう、そんな感じ。ちなみにアムの後ろには丁度魔王もいるね!(笑)
弓 >「あたし、いらないんじゃないかしら、これ (´・ω・`) 」
真白 >「第一に、この中で一番戦闘力が高い……第二に、MASTERS案件が発生した場合、予め話を回しておく必要がある。第三に、アメジストもMASTERSの一員……必要ないという事は、ない」
弓 >「だといいのだけど」
翔真 >真白嬢が有能な弓ちゃんの秘書官と化しつつあるなぁ(苦笑) なおエリス嬢は弓ちゃんの生活を支える出来た妹枠(ぁ
アメジスト >「なるほど。それは確かに気になるわね。ちょっと待ってて。そういう状態に心当たりはないか確認してみるから」 あとは、システムに変調とかはないか?というあたりになると思うんだけど……
GM >で、ここでアムのシステムチェックの結果。確かに、今まで説明されてきたような現象はあちこちで発生しているね。ただ、あくまで世界結界の状況を確認しているだけだから、その場その場で何が起きているかまではうかがい知れない所だ。実際は、先にアドノレとヴェーダが見たような感じだったとしても……ね。
アメジスト >「ねえ、ウー。(かくかくしかじか)なのだけれど、侵魔の動きの変化に何か心当たりになりそうな事って、あるかしら?」
ウー=バル >「ん? そう言われても、ボクはここ最近ここから一歩も外に出てないからねぇ……そういう話なら、むしろシティにいる連中にあたってみるのがいいんじゃないかな?」
アメジスト >「確かに、ここ長い事裏界に戻ってなかったあなたに聞くのもどうか?という話よね。それじゃあ、あなたがどうとか言うことではなくて、こういう変化についてあなたは何か知っているかしらということなんだけど……」 過去の事例とかね。
ウー=バル >「昔のボクの事なら、基本的には一匹狼タイプだったからねえ。後ろに付いて来てる連中には、好きにやらせてたし……むしろこういう場合、好んで部下を使ってくるようなタイプの魔王にでも聞いた方が早いと思うよ?」
アメジスト >「なるほど。ありがとう(と、ウーに返しつつ)……うちの魔王殿はこういう変調には疎いみたい。確かにシステムのログにも傾向がやや変化しつつあるというデータが出てるわ」と、弓さん達に。
弓 >「魔王の方は別に期待はしてなかったから、いいのよぉ」
空 >「すると、実際何が起きてるのか知っておくべきかもですねえ……どうしましょう?」
アメジスト >「魔王殿によると、シティ在住のよく部下を使う傾向の強い魔王に聞いてみたほうがいいんじゃないかとのことなんだけど……」
弓 >「直接行ったところで、何が判るかってのはあるけど……まあ、アメジスト経由でアンゼロット城の方へは、調査依頼がいくでしょ」
アメジスト >「さすがにシステムのログにもデータが残るレベルで変調が出てるとなると、気にもなるわね。ええ、私から協会のほうに伝えて……あとはベール=ゼファーにも聞いてみるつもり」
空 >「ベール=ゼファーに?今のところ、そういう話は出てるんですか?」
GM >実際のところは出てないけど、空は知らないのでそう聞いている(笑)
アメジスト >「魔王が動いてる、という確定情報は出てないわ。もしそうならさすがに連絡の一つも来るでしょうし」
弓 >「今の段階では、やぶ蛇になりそうねぇ……」
アメジスト >「そこがネックですよね。この機に乗じて、なんて考えないとも限りませんし」
空 >「…あれ?弓さん、戦ってる方が書類仕事より楽だとか言ってたような…?(’’)」
弓 >「そうじゃないわよぉ? ……魔王連中はね、今は利害が一致してるから戦ってないってだけで、味方ってわけじゃないのよ (´・ω・`) 」
ウー=バル >「ボクはアメジストと仲睦まじく暮らしてるけどね?」いらんこといい(笑)
アメジスト >「あー……またそういうことを(−−;」
ウー=バル >「え。もしかして、仲良くないって言うのかい?(苦笑)」
アメジスト >「そうじゃなくて……今は通信中だから……」 背中を押して退場プリーズ
ウー=バル >「ノォゥ」 素直に退場(ぁ
弓 >「(あれもイマイチ信用できないしねぇ……)少なくとも、相手の発言が嘘かどうか判断できる程度の情報もなしに、魔王の言うことをアテにして動くのはちょっと危険が危ないわぁ」
空 >「それもそうでした(、、;」 ここにきて、圧倒的な経験差を痛感するのです(爆)
真白 >「(頷き)まだまだだな、姫宮……」
翔真 >締める所は締める、流石弓ちゃん(^^
弓 >「もう少し、判断材料ができてからの方がいいでしょ」
空 >「そうですねぇ……さしあたり、いつでも動けるように情報を集めておくべきでしょうか」
弓 >「そうね。まずは人類側から」
空 >「という訳で、アムさん。そのあたりは、お願いできますか?」と、弓さんの発言を受けて。
アメジスト >「ええ。とにかく、私も協会のほうで調べてみますね。何かわかったらお知らせします」
空 >「はいっ」
アメジスト >「じゃあそちらも気をつけて。もっともあなたたちが滅多な状況に陥るってのもそうはないでしょうけど(クスッ)」
空 >「…努力します(^^;」
真白 >「前のような不覚は……もう、取らない」
翔真 >常識人枠の二人は心労が厳しそうだ(苦笑)
弓 >「(毎度結構なってるけどねぇ……)」
アメジスト >弓さんもいる時はなってないじゃないですか(苦笑
弓 >や、ソロでトラブルに巻き込まれてるのは、むしろアムの方だし(笑)
翔真 >最近のピンチ率っていう事なら、確かにアム嬢の方が高い(苦笑)
アメジスト >はぅあ。迂闊でごめんよぅ……(><; ※急所直撃(笑)
サクラ >(なでなで)
翔真 >迂闊と言うか、後衛術師が単独で戦闘に巻き込まれるのだから仕方ないとも言いますがね(^^;
アメジスト >とりあえず…………アンゼロット城でいきなりピンチってのはなかなかないんじゃないかと思いたい。むしろ私(PL)の情報収集能力のほうに不安が……(汗)
アドノレ >トラブル巻き込まれ主人公体質と敵に狙われるヒロイン体質、どちらがお好みか(笑)
アメジスト >好みはヒロイン体質かしら。自分がそうでありたいとは思わないけど(苦笑)
GM >……と、そんな訳で交信を終えた後…アムと弓については、さしあたりどう動くかという事になるね。
アメジスト >えーと、こっちは、ウー=バルにお預けを食わせて、データログと弓さんたちからの情報を持ってアンゼロット城に報告に向かいます
弓 >基本的にはアム次第で、人類側から集められる情報を広く集めて検証していくくらいかのう
GM >ヴェズ側の情報収集はノーチェに頑張ってもらうとして…あるいは、今ここにいないエリスを呼びに行く、って手もあるっちゃあるね。
真白 >志宝なら、蒼魔の家か横須賀の天文台だから、もし呼ぶのなら合流しに行く必要は、ありそう……
弓 >情報収集がてら、エリスと合流しに行こうかー。とりあえず手札を増やしに(笑)
一狼 >「それじゃ、まずは横須賀のエリスさんに合流しますか……(うう、また女の子が増える…!)」(笑)
アメジスト >どっちに行っても女の子が増えるという罠(南無南無
翔真 >エリスも仕事持っているからなぁ、大丈夫なのかちょっと心配(^^;

かくしてヴェズルフォルニルは横須賀へ、アムはアンゼロット城へと向かうのであった……

◆ ◆ ◆

……そして再び、D=アース。

GM >さて、サクラは放課後も引き続きイークオルスにくっついて、それとなく監視を続ける日々がこのところずっと続いていた、のだが…そんなキミの0−Phoneに、メールの着信がある。
イークオルス >「ん?サクラ、何か鳴ってるぞ?」
サクラ >「はわ?」 はーい、確認します
GM >そのメールの差出人は…ジーク。
サクラ >「(どきっ)」 では文面確認しまーす
GM >そして、その内容は…『本日学業が終わり次第、宮殿まで来られたし』との事である。
サクラ >ふむふむ…。では、ファイアフライの面子に監視の引き継ぎを頼んで、ジークくんの宮殿まで出頭しましょう
アメジスト >浮気がばれた!?(マテ
サクラ >くぉら!?(爆)
イークオルス >「む。どこか行くのか?」
サクラ >「ん、ちょっと“バイト”の方で…ね?」
イークオルス >「……おお。そんな話もあったなそういえば。まあ、私の方は安心しておいてくれ、宿題はきちんと済ませておく」
サクラ >「その言葉、信じたからね?(くすっ)」

神王国の宮殿、それは平行世界「D=アース」を統べる神“ザ・ゲイザー”たるジークと、
そのしもべにして守護者・アンジェリアの住まうところ。

そして、サクラにとっては勝手知ったる場所である。

サクラ >いやぁ、色々有りましたよねねぇ(しみじみ)……さて、呼び出しに応じて参上なのです!(ふんす)
アンジェリア >「お待ちしていました、サクラ」
GM >と、謁見の間にはスムーズに通してもらえる。当然っちゃ当然だね(笑)
サクラ >「アンジェリアさん、お久しぶりなのです!(しゅたっ)」
ジーク >「やあ。元気そうでなによりだよ」後から現れる。
サクラ >「ジークk…殿下もおひさしぶりなのです。ご無沙汰で御免なさい(てへへ)」
ジーク >「いやいや。少し、陽に焼けたようだね…(ふふっ)」
サクラ >「日本は夏真っ盛りなので(えへへ) …それで、一体何が起こったのです?」
ジーク >「ああ、うん。その事についてはアンジェリアが直接話を聞いているのでね……それで、その後どうかな。例の冥魔将は」
サクラ >「今の所、記憶を取り戻したり何かを企んでいる様子は無いのです。もぅ、本当に彼のフォローが大変なのです(たはは)」 と、口で言ってはいるが不快そうではない(笑)
ジーク >「そうか。彼が本当に人畜無害である事を祈るよ」
サクラ >「まぁ、油断は出来ませんけどね。残念なことに(^^;」
ジーク >「ああ、そのための君達だものね……ではアンジェリア、頼む」
アンジェリア >「報告します…3時間ほど前ですが、この世界に対して次元回廊が開かれました」
サクラ >「…次元回廊が?」
アンジェリア >「説明します。回廊自体は大規模なものではなかったのですが…灯さん達に調べていただいた結果、少し奇妙な話になっていまして」
GM >もちろん、この「灯」はD=アースの灯である。灯(D界)とでもいうべきかな。
サクラ >「…奇妙な話、ですか」
アンジェリア >「報告します。現地から保護されたのは、ウィザードが数名。それも、老若男女不定で面識も足りていない、という状況だったそうです」
サクラ >「ウィザードが数名、しかも老若男女問わずの上に面識も足りてない…?」 ……どう考えてもアドさんのシーンに出てきた人達ですよねー!?
GM >お お あ た り ♪(笑)
アドノレ >これはまた遠くまで飛んだものだな
アンジェリア >「応答します。灯さん達への供述によると、彼らは“オオグスヤマ”とかいう所にいた、そうです」
サクラ >「名前の響きは日本っぽい地名ですよねぇ」
アンジェリア >「報告します…灯さんからの報告と、“ハルマゲドン”前の古地図によりますと、この…“大楠山”という場所に、相当するようです」空中に立体映像を浮かべつつ
サクラ >「なるほど。………あれ、“ハルマゲドン”の前? と、言う事は……」
GM >うん、D=アースでは当然日本列島は東アジア全域と共に消滅していて、今あるのは浮遊要塞をベースにして再生された神王国の領土だからね。そして、大楠山といえば以前翔真と一緒に訓練をしてた時期に、行った事があるかもしれない(笑)
サクラ >「……えーと、横須賀の大楠山って事になるのかなぁ。たしか翔真さんと訓練してた時に行った記憶が」
ジーク >「(ふむ)…すると、どういう事になるのかな」
サクラ >「つまり……その保護されたウィザード達は、FtEから来た。って事になる、のかなぁ?」
アンジェリア >「結論します。以前の私自身の転移のケースからみて、可能性としては充分に存在し得ます」
GM >まだオクトと呼ばれていた頃の事を思い返すアンジェリア。気付いた人もいるかもだけど、彼女は守護者になって以来、ずっと普通の喋り方を勉強していたようだ(笑)
翔真 >…………行方不明者が軒並みD=アース側に飛んで来ている、もしくは飛ばされて来ているのか?
GM >むしろ今回がレアケースって感じだね。そうそう出来る組み合わせじゃなし(笑)
翔真 >なるほど確かに。それに大量に有ったら神様が多過ぎるって話ですな(苦笑)
アドノレ >異世界の同座標に飛んでるわけではないのか
GM >ああ、それが面白い事に同じ座標だって事も分かるんだ。まあ、当人達と引見すればわかる事だけどね!
アメジスト >…………とりあえずは無事なのがせめてもの救いですが……(汗)
サクラ >「なるほど。確かに、そうだとしたら無事にFtEへ連れ帰る事はロンギヌスの領分なのです」
ジーク >「そうだね。今のところ“あっちの世界”との連携は、君達に一任しているのでね」
アンジェリア >「説明します。来訪者の人々は、灯さんたちに身柄を預けてあります」
サクラ >さて、そうなると…一度私も面会しにいった方が良いのかな?
GM >ちなみに灯(D界)たちは現状で宮殿付きの戦力扱いだから、会いに行くのは簡単だね。
サクラ >「解りました。一度、灯さんに話を聞いてみましょうか」
ジーク >「うん、頼むよ。もしかしたら、キミの本来の任務に絡んでくる事かもしれないしね」
サクラ >「了解なのです。それでは、早速行って来ますね(敬礼)」


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