【第37夜】
イルメーシュア、浮上

<PART−09>



ガイマ、という魔王
〜情報収集(1)〜



かくして、ウィザード達は三手に分かれて行動する事になる訳だが……

GM >という訳で、いよいよ情報収集フェーイズ!誰のシーンからいくかな…?
サクラ >ふむ、どうしましょうか。
アメジスト >とりあえず、サクラとアムがいくロデュース・ホールのほうは、コネに当たるのはちひろさんもしくはマスター=P=ロデュース当人になるんだろう……多分
GM >うん、コネクションを頼ってその場に向かう格好になるけれど、実質どこから始めても問題ないんだ(爆)
真白 >どうしても決められないなら、素の敏捷度ジャッジをそれぞれ合計した順という手も、ある……かも
GM >ああ、それでいいねぇ……特に異論がなければ、それでいきましょうか!
翔真 >了解、それでは早速……オゥフ、17です。
弓 >えー(笑)す、素のなら……20か。
アドノレ >16 (ねこの)タマより速い俺様の走り〜
アメジスト >おうふ。先に誤っとくわ。ゴメンサクラ。足引っ張るわぁ(土下座)……お、ダイスががんばった。21です
サクラ >22でした〜
真白 >私の素の敏捷度は…回った、また回った。……
サクラ >わぉ(笑)
アメジスト >真白さんのダイスがすごいことに(^^;
翔真 >天緒嬢が任務遂行に燃えているらしい(ぁ
真白 >……これは何かの冗談、かも……2C42…(困惑顔)
GM >なんか申し訳ない気すらするわな(^^; しかし裁定は裁定なのでした…しょーまくん+まっしーから行きましょう。
弓 >まぁ私達は、無駄話で長くなるか一瞬で終わるかだから、ちょうどいいかな?
翔真 >了解です。
GM >もちろんシーン外の皆も随時発言OKです。がんがん突っ込んでいってね!
サクラ >はーい
アメジスト >翔真さん、真白さん、がんばってー
そら&京香 >[おうえんせき]q'ヮ')ノq⌒▽⌒)ノ
弓 >(*'ワ')♪
翔真 >そらにゃんこは後でな(^^) 京香嬢も、(夢の中で)焼きそば喰いながら寛いでいてくれ(ぁ

◆ ◆ ◆

特に何の変事もなく、フラメル=ハウスに到着した翔真と真白。
その店先にはスルガと悠美、それに幸いな事にもうひとりいた。

翔真 >ん?テスラではないのか。
GM >あ、テスラは店の奥の工房ね。
スルガ >「おや、いらっしゃいませ」
悠美 >「いらっしゃいませ。お薬か魔法の品をお望みでしょうか^^」
GM >で、もう1人というのは……「おや、まあ。お久し振り〜」
と、“勇者魔王”ムツミ=アマミだった訳だ。これでフラメル=ハウスは従業員勢揃い、人呼んでクリティカルの恩恵といふ(笑)
翔真 >「これはムツミ=アマミ殿か、御無沙汰している(礼)」 実は俺も彼女とのコネは持っていないので有る意味僥倖である(ぁ
アメジスト >アムは持ってたり。そっち行けば良かったかな…?(^^;
ムツミ >「ちょっとマルコから頼まれ事があってね。この後すぐ出かけるところだったのさ」
スルガ >「テスラは今薬を作っていますよ。至急の注文が入ってまして、それでムツミがここにいるという訳です」
翔真 >「そうだったのか。なら引き止める訳にも行かんが、済まない、一つだけ良ければ質問に答えて頂けないだろうか?」
アメジスト >しかしマルコか。自警団的なポジションだし、彼女に話を聞くという手もあったのね。コネないけど(−−;
真白 >「……」警戒なう。
ムツミ >「や、ここの作業の終了待ちだからねー。で、質問ってなに?」
翔真 >「あぁ、実は少し聞きたい事が有って寄らせて貰ったのだが、もし何か知っていたら教えて貰えると助かる。」
悠美 >「はい、わたし達でよかったら」
翔真 >「“ガイマの眷属、『漆黒のもの』”と言う奴らに何か聴き覚え等は無いか?シティ等でも精製コフラディウムを流通させているらしいのだが。」
スルガ >「精製コフラディウム?それは穏やかではない話ですが……ガイマというモノについては、私は特に聞き及んではいませんね。長田さんは?」
悠美 >「ごめんなさい、私にもぜんぜん…(首を横に振る)」
ムツミ >「ガイマ?ガイマ……ああー!その名前は最近聞いた事があるよ!」
サクラ >おぉ……これは手掛かりゲットか?
翔真 >「どんな奴らか教えて貰えないか?」天緒嬢のCのおかげです、感謝(−人−
ムツミ >「魔王戦争の頃に、敗退した魔王が何人かいたのは知ってるよね?それと入れ替わる様な形で、新参の魔王が何人か出てきたんだけど、その中にいたよ」
スルガ >「新参の魔王というと…“人間の魔王”ナイトロードなど、ですか」
ムツミ >「うん、ナイトロードと同じで、元人間だった魔王ね」
サクラ >……おぉ?元・人間……?
翔真 >「新参の魔王の一柱………しかも“元人間”か、なるほど錬金術の技術を持っているのも納得し易い。なるほど、これで大分中りを付け易くなった。感謝する(礼)」
ムツミ >「いえいえ。人間だった頃何をしてたかは聞けなかったけど、結構生意気な感じではあったよ」
翔真 >「結構生意気………何となくだがイメージし易くなったな(苦笑)」
サクラ >…そういや、名前の響きから何となくロックなシードで変身しそうな感じが(こら
翔真 >身体能力凄い人は勘弁して欲しい、6歩歩いて両足捻挫の人ならまだ良いけど(ぁ
弓 >うち的にはピカっと光るペンライトみたいなあれを掲げて変身する巨人を
サクラ >勝ち目ないじゃないですかやだー(笑)
ムツミ >「名前はガイマ=コール、確か……そうだ、ルーに貰ったのは“灼騎士”だか“炎騎士”だかって肩書だったかな。あんまり嬉しそうじゃなかったけど」
サクラ >つまり、火属性持ちは確定か……
翔真 >錬金術も扱う事が解かっているから、炎系と縁が有るのも解かる気はする。
スルガ >「ああ。それは、帝国内では士爵待遇という事だからでしょう」
悠美 >「スルガさんスルガさん。士爵待遇、というのは何でしょう?」
スルガ >「分かりやすく説明しますと、一番格が低いという意味ですよ。帝国内でも新参の魔王は、たいていその位置付けなんです」
アメジスト >いわゆる騎士階級。貴族としては最底辺。しかも待遇という以上は正規の立場じゃないってことか。
弓 >そもそも士は爵位に数えないケースの方が多いかなぁ……“コウコウハクシダン”という言葉があるように、一般的に貴族として認識されるのは最低ライン男爵ですからねぃ。その他にも准爵がありますが、これはない国も多いです
サクラ >ぶっちゃけ、人間だと一台限りの貴族ですっけね
アメジスト >そーね。功績ある一般人に与えられるある意味名誉称号とも言える。
サクラ >言ってしまえば、準魔王級以上・魔王以下の魔王(仮)とか魔王(見習い)みたいな感じ…なのかしら
アドノレ >ふむ。まさに“お手軽な報奨用階級”だな
アメジスト >ですねー。正規の爵位には含まれないって事は、そういう事になるんじゃないかと
弓 >やめてさしあげろ(笑)72柱で唯一、士階級のフルカスさんの事を言ってあげるな(笑)
GM >まあここで実も蓋もない事を言ってしまうと、帝国に恭順する魔王であるにしても、特にもと人間の出自という事で一定の警戒をされている証拠……ともとれるね。
サクラ >つか、そんな簡単に人間が魔王になれるものなのか…ナイトロードもかなり複雑な経緯だしなぁ
ムツミ >「あー、士爵かぁ……ま、ワタシもそこなんだけどねー(^^;」
翔真 >「ムツミ=アマミ殿は一般的な魔王側からすれば評価され難い仕事ばかり請け負って居られる様だからな、中々上げられるのは難しいのかと(苦笑)」
ムツミ >「手柄を立てれば上がるって話なんだけどねー。ワタシはほら、キミ達人間と一緒にいる方が楽しいから(笑)」
GM >実は“人界との協定があるんで、おおっぴらに勲功を上げる訳にはいかない”って事情もあったりするんだけど、コイツの場合は単にこういう言動のせいで昇進が“ないにも等しいレベルで”遅いんだ、と取れるわな(笑)
アドノレ >ジェーン年鑑みたいな形で毎年魔王カタログを更新してみたり
翔真 >割と洒落じゃなくてそんな感じだと思う(苦笑)
GM >ウソかマコトか、ロンギヌスでは普通にそういう年鑑があるとかないとか(笑)
サクラ >マヂか(笑)
スルガ >「いずれにしましても、最近加わった魔王でしたら、ロンギヌスに照会すれば詳細な情報が分かるかもしれませんね」
翔真 >「そうか、なるほど。大分絞り込めたし調査する充ても付いた、本当にありがとう。助かる(フッ)」
スルガ >「お役に立てていましたら嬉しいですね」
テスラ >「ムツミ……注文の薬、できたの」と、奥から出てきます。
ムツミ >「おお、お疲れ様&ありがとうー!これでマルコも困らないかな…(受け取り受け取り)」
翔真 >「テスラ嬢、ご無沙汰している(礼)」
テスラ >「……ん(こくり)」
翔真 >「マルコ殿からの依頼だったか、以前の一件では世話にもなったな。宜しく伝えておいてくれ(笑)」
ムツミ >「うん!じゃあ、ワタシはこれで!」
スルガ >「ありがとうございました」ムツミからは既に先払いされてますので、送り出すに問題はありません(笑)
悠美 >「ありがとうございました〜」おなじく(笑)
翔真 >マルコがどう言う依頼を出したのか気にはなるが、聞くのは1件と言った手前聞けない(苦笑)そして顧客情報を流す事になってしまうのでテスラ達にも聞けない(ぁ
テスラ >マルコを見送った後 「……疲れた…」と、座椅子に伸びる。
スルガ >「おつかれさまです、テスラ。すぐにティーを淹れますね」
テスラ >「ん、お願い……次からは、悠美にも手伝ってもらうから……」
悠美 >「わかりました。頑張りますね!」
GM >テスラは体力的にはノウンマンなので、あんまり量をこなせないのが難点なのだ。ウィザードである悠美を雇ったのは、そういう理由もある。
アメジスト >なるほどー
翔真 >「テスラ嬢はお疲れ様、あとスルガと悠美嬢には情報のお礼だ。」と言うわけで3人にはエリス特製マドレーヌを渡しておきましょう。
GM >うむ。君たちが去った後のフラメル=ハウスで、簡単なティーパーティーが開かれた事は言うまでもない。ちなみにマドレーヌを食べ損ねる格好になったムツミからは後日ゴネられる事になるのだが それはまた別のお話(笑)
翔真 >済まぬ…………済まぬ、3つしかなかったんだ(苦笑)後日何か贈らせて貰おう(^^;
真白 >「相羽……ミッションとしては、これでいいのか…?」
翔真 >「そうだな、予想外な所から非常に有用な情報が聞けた。その上で続けての調査の指標まで貰えた。十分な成果と言えるだろう。」
真白 >「……了解。私の知りたい情報は、ここでは既に聞いているから、問題はない」
翔真 >「トラブルに巻き込まれない様に先導してくれた天緒嬢のおかげだ、感謝する(フッ)」
真白 >「……(///)」
アメジスト >ストレートな感謝に慣れてないのか、あるいは『さすが翔真さん』と賞賛すべきなのか(笑)
悠美 >「真白さんも……見付かるといいですね、探し人(、、)」
サクラ >おぉ?
翔真 >「探し人?」それは流石に聞き返してしまうな。
真白 >「…(表情を戻して)こちらの話だ。関係ない」
翔真 >「………現状まだやる事も有るしな、了解だ。ただ協力出来る事が有れば遠慮なく言ってくれ。」
真白 >「………その時が来たら、もしかしたら……かも」
翔真 >「(頷く)」下手に言葉を重ねずあえてこれ位が良いかなと。
GM >で、特に何もなければ……アム&サクラ組に移行しますよ〜。あ、翔真はお買い物も出来るのでもしあればどうぞ!
翔真 >ふむ………あくまでも在庫があれば、の話ですが「のろいのろうそく」が2個ほど欲しいかな。少しでも売り上げに貢献しつつ(ぁ
GM >はいはーい。じゃあ、その取り引きをしつつ……シーンチェンジ!

◆ ◆ ◆

ロデュース=ホール…ここには人魔老若男女を問わず、様々な者達が出入りしている。
コネを頼りに楽屋へ直接赴いたアムとサクラ。しかし、そこに待ち受けていたのは…

翠 >「あれ?確かアメジストさんにサクラさん……」 ふりふりピンクドレス姿(笑)
アメジスト >「あら、珍しい人に珍しい場所で会いますね」
サクラ >「翠さん、お久しぶりなのです!」 ………うん、そういや、ある意味私が生け贄にしたようなモンよね(遠い目)
翠 >「お久し振りーって、いやいやいやいや!私いちおうここの専属アイドルですから!(笑)」
アメジスト >「それは存じてますけど、アイドルとしての翠さんにこうして会うのは初めてでしたし……(^^;」
サクラ >「いやー、その節は大変ご迷惑を(^^;」
翠 >「いいって事でゲスー。おかげでわちきもお仕事にありつけて、赤貧生活ともオサラバできた訳ですからしてっ!」
アメジスト >「……(^^;」 どこでそんな奇態な言葉遣い身につけたんだろう……(苦笑)
翔真 >翠、一人称安定させろ(ぁ
GM >ごめん無理!一人称がころころ変わるのも三下属性も、残念な事に元からなんだこれが(笑)
アメジスト >アムは知らないもん。会った事はあるけど、その時は普通のしゃべり方だったし(笑)
アドノレ >自称“清純派”……だったな
翠 >「ところでサクラちゃんも元気そうですねー、またステージ立ってくれるのかな〜?」
サクラ >「あ、いえ、残念ながら違うのです(^^;」
アドノレ >“残念ながら”なのだな(ぁ
翠 >「えー('A`)じゃあ、今回は何なんです?支配人(ロデュース)なら奥ですし、もうちょいしたらオラもステージなんですけど」
サクラ >「まぁ、それはそれとして……」 ひとまず、こちらに来た目的を話して、何か思い当たることがないか聞いてみましょう。後でロデュースにもね
アメジスト >「ちょっと調べ物をしている最中なの。ああ、ちょうどいい、翠さんにも聞いてみましょうか」
GM >うん、具体的には何を聞く?
サクラ >そうだなぁ……やはりコフラディウムと、それを野良侵魔にばらまいてる連中について何か聞いたことがあるか、かな。アムさんは何か思いつきます?
アメジスト >「人(?)も多いし、気づくのは難しいと思うんだけど……」 と前置きして、ホール内で怪しい薬の類をばら撒いている手合いを見たことがないか聞いておきます。コフラディウムとぱっと見てわかるかは難しいしね
サクラ >あぁ、そういう聞き方のが効率的か。じゃあ、そういう方向でかくしかで。
翠 >「(まるうま☆)あ、そういや前にまっしーさんにも喋りましたけど、ちひろさんならこっちじゃないですよー。トリッシュ様のとこですー」
GM >つまり真白は、ロデュース経由でトリッシュ邸に赴きちひろと接触したって事になるね。
サクラ >「あ、そうだったんですか。先程、真白さんと一度合流したんですが…そういうことでしたか」
翠 >「そうでげすー。やっぱり魔王様の推しドルは、格が違いますなぁ〜……あ!でも今の仕事に不満が有るって事じゃないですよ? なんたって、ステージの上で歌って踊るだけでまっとうな生活が出来る訳ですから!」
GM >というか、人界で貧乏ウィザードやってた頃より明らかに生活ぶりがよくなってるという(笑)今では駆け出しIDOL達のリーダー的な役割すら任されてる訳でね。
サクラ >まさかこじまめさんも、嘗て自分がキャラメイクしたPCがここでアイドルになってるなんて夢にも思うまい(ぁ
翠 >「でもって、ですねえ(ふぅーむ)……我輩は直接見てはいないのですが、るみなさんがこないだの夜の興行の時、変なのを見たって言ってましたねぇ」
サクラ >「変なの…?」 いかん、相手がるみなだと後ろに(意味深)という単語を幻視してしまう(こら
アメジスト >「変なのってまたずいぶんと曖昧だけど(^^;」
翠 >「拙者は昼の興行中心なので、よくは知らないのですけどー…なんかライブそっちのけでひそひそ話をしてる、黒ローブの侵魔っぽいのがいたそうで。今のところ揉め事にまではなってないようですから、それ以上何かしたって訳でもないんですけどね」
翔真 >よく見ているな(笑)
サクラ >「ふむふむ……」
アメジスト >「黒ローブの侵魔……夜の部に、か」
弓 >黒ローブ『にーさん、翠ちゃんのファンかな?いい写真アルヨ?へそちらは5000v.、ぱんつは10000で』
サクラ >ぶは!?(笑)
弓 >ライブ会場だとこっちの可能性が捨てきれないでしょ(笑)
アメジスト >ふぅーむ。あとは……音楽つながりって訳でもないけど、シアース=キアースについて何か知ってることはないか。かな?
サクラ >あぁ、何か忘れてると思ったらソレだ!
翠 >「シアース=キアース?あー、そういや時々来ますなぁ……いつもは“大公の森”にいるようですけど」
サクラ >「!? ま、魔王がアイドルウィザードのライブに、なのです?」
翠 >「最近は魔王級もここに足を運ぶようになってきましたよ。やっぱり、荒事なしでプラーナがもらえるっていうのは大きいみたいで」
GM >そう。ここはラビリンスシティにおけるIDOLシステムの中核といってもいい場所だし、魔王達からも一定以上の注目があっておかしくない理屈だね。
アメジスト >「そっか、時々くるんだ(^^;) まあそうね。そうやってくれてる事自体は、荒事を避ける意味でもありがたいわ。でもそう……大公の森か」
翠 >「いちおうシティの中にも館はあるんですけど、空けてる事が多いみたいですねー」
アメジスト >一応、館の場所を聞いてみよう。知ってればラッキー、という感じだけど
GM >ああ、幸いにして翠はアイドル活動の一環で一度行った事があるそうで、場所を教えてくれるね。
サクラ >「そ、そうだったのですか……」
翠 >「まあ、音楽性って部分じゃあんまりお気に召さない感じっぽかったですけどねー。静かな歌か、いっそ演奏会の方が嬉しいって言ってきたみたいでゲスよ」
アメジスト >「まあねぇ。聞いた範囲で判断するに、あまり大人数で大騒ぎって言うのを好むタイプでもなさそうだし(苦笑)」
サクラ >「確かに、そんな感じしますもんね」
翠 >「ところでそのクヌソとやらの件、ロデュースさんにも話しておきましょうか?ここで騒ぎになったらコトですし」
サクラ >「あ、お願いしても宜しいです?」
翠 >「らじゃりました☆」
GM >で、舞台袖から『ミドリさーん、本番はいりまーす』という声。
翠 >「おぉーっと! それではワタクシ、これよりライブに入りますゆえこれにて御免仕りますっ」
アメジスト >「ええ。いい話が聞けたわ、ありがとう。ステージ頑張って!」
サクラ >「ステージ、頑張ってくださいなのです(にぱっ)」
翠 >「それじゃあ!今日も1日頑張るぞいっ!!」
GM >タオルを椅子に引っ掛けて、アイドル翠はステージに向かう。既にウィザードとしての第一線を退いて久しいとはいえ、天職を見つけた彼女に迷いはない……何人かの「IDOL候補生」たちを従えて、彼女は彼女の戦場へと向かうのだから。
アドノレ >芸能界は魔窟?だな
アメジスト >タフだなぁ……(^^;
翔真 >幸せにやっているのなら何より(^^)
GM >で、この先何かその場にいる人に聞く事でもなければ、シーンチェンジするところだね。
アメジスト >ロデュースからこれ以上の話を引き出せそうにないなら特になし、です
GM >ああ、ロデュースにも会うという事なら……彼はホールの支配人室だから、時間軸的にもうちょっと待つ事になるけどいいかな?
アメジスト >ああ、そういう意味でしたか。でしたら待つ事自体は構いません……本命ですからねぇ、ある意味
GM >すまんのう。という訳で、弓&アドノレにシーンチェンジ!

◆ ◆ ◆

広大なシティの片隅、昼なお暗さを感じさせるそんな一角。そこに、件の酒場はある。
かつて魔王アリー=エデュが、「フラグメント」を飲み込んで悶絶したその酒場……
どことなくやさぐれた店内の雰囲気は、さながら今の世界情勢の写し鏡といえなくもない。

弓 >「さて、どうしたものかしらねぇ (´・ω・`) 」
アドノレ >「まずは素直に聞いてみたらどうだ」と言いつつカウンター席、マスターのお勧めで一杯ひっかける
GM >うむ。あちこちで三下級侵魔たちが飲んだくれてはくだを巻いているのだから、あたり一面アルコール臭に溢れているのもまた仕方ない訳だが…ここで2人とも、ちょっと幸運度ジャッジを振ってみて欲しい。
弓 >ころころっと22で 「そーねぇ、とりあえずミルクで」
アドノレ >一瞬やらかしたかと思ったが平気だった。16
翔真 >釘を刺されたら済まん(苦笑)
GM >まず……バーテンダーを務めるアークデーモンは、君達の事を覚えていたようだ。ここは基本侵魔向けの店だが、追い出されるような事はない。
弓 >強いは正義、なのですね(笑)
アドノレ >「なんぞ変わった話は無いか?新顔が増えたとか妙な薬が出回ったとか」
アークデーモン >「ここで顔ぶれが変わるのはいつもの事だな……しかし、はた迷惑な出来事なら昨日あったぞ」
アドノレ >「ほう。大立ち回りでもあったか」話が聞けそうなのでつまみを追加注文。弓を見ながら
弓 >「昨日はこっちには来てないわねぇ、だから私じゃないわよぉ?」
GM >おお、おつまみの注文ね。では、この魔石C盛り合わせでも(笑)
アメジスト >魔石食べるのって一般的なことなの!?
翔真 >Dr.クロノスが凄い(アホな)物を開発してるしね(ぁ
アメジスト >かき魔石でしたっけ。Dr.……(−−;
GM >あと、ボックス席のひとつからは君たちをじーっと見ているモノたちがいるのだが……あれ?こいつらアレだ。“弓さまに踏まれ隊”(ぁ
サクラ >ぶは(笑)
弓 >ダッシュで来ないだけ理性があるので、褒めてあげよう(笑) あっちにも1杯ずつおごっておこー。
GM >踏まれ隊はデレデレと弓に見とれている(ぁ
アークデーモン >「大立ち回り、と言われればその通りだ(苦笑)なにしろ厄介な酔っ払いが店で暴れてな……遺憾ながらマルコを呼ばざるを得なかった」
GM >なにせ魔力とプライドでは魔王級にも引けを取らないといわれるアークデーモンである。ゆえに「魔王に助けを乞う」という事は、ある意味において恥辱を意味するのだ。
アドノレ >「酔っ払いか。そいつがブツを使ったか確かめにいくか」
弓 >「1杯奢ってあげるから、アナタ達も何か知ってたら教えてちょうだいなぁ?」>踏まれ隊
GM >すると踏まれ隊の1人が、弓の言葉に反応してうやうやしく上目遣いの面持ちで「あ、あ、姐さん……オレ、見たンすよ。あの席で飲んだくれてたレッドキャップが、突然2倍も3倍も大きくなって、暴れだしたンす」
弓 >「ん、ありがとう、いい子ねぇ♪(そっと耳元でささやいて、頭なでて)」
踏まれ隊 >「ほあぁーッ!?弓さまに撫でられた!オレもう幸せ過ぎて死にそうっす!」ごろごろごろごろ(笑)
弓 >「(ふむ)ゴブリンとレッドキャップ……下級、という点での共通点ではあるから、ブツを使った可能性は高そうねぇ……妖精系にしか効果がない、とかあるのかしらねぇ?」 メガテン分類的に
翔真 >まだコフラディウムばら撒いてるのか(汗)
アメジスト >……赤いって事考えるとレッドキャップ・アメイジングとか言われても納得しそうだし(笑)
サクラ >それなんてメイジン・カワグチ仕様?(笑)
弓 >レッドプールかもしれない(笑)
アメジスト >レッドキャップって時点でゴブリン以上、という事だから、まあキツイ相手だわなぁ
アドノレ >「コフラディウムという名を聞いた事があるか。これを使えば強くなれると言ってばらまいてる馬鹿が居るらしいぞ」
踏まれ隊ズ >「……ああ、それかどうかは知らんけど、何か行商人みたいなのならオレのとこにも来たぞ」「ああ、来た来た。ちょっと煙たい、黒ずくめのやつな」「それなー。俺ら充分強いから断ったけどさぁ」(←みんなグレーターデーモン)
アドノレ >「ふむ。何の代価も払わずにいきなり強くなれる訳もあるまいにな」
アークデーモン >「そういえば、そんなヤツが店の中をうろうろしていたな……酒は注文していたし、騒ぎを起こす風でもなかったから、特に何もしなかったが」
弓 >「これは間違いなさそうねぇ。……で、念のために聞くけど。そのレッドキャップそいつ、何か薬の売人みたいなのと付き合いあったのかしらぁ?」
踏まれ隊 >「……ええ、はい。あのレッドキャップなら、そいつの話に乗ってたっす。ただ、どう見ても完全に酔っ払ってた感じだったっすけどね」

弓 >「ああ、なるほどね。そりゃ話が早いわねぇ……」
アドノレ >その場で暴れさすというのはまだ実験中なのか?
踏まれ隊 >「そうだ、あいつが暴れ出したのは……その黒くて煙いヤツがいなくなってからだったなあ」んだんだ、と周囲から同意の声。
GM >むしろ酩酊した件のレッドキャップが、酒と精製コフラディウムを間違えて一気呑みして、その時のショックでプッツン大暴走……というのが、おおよそ真相に近いっぽいね(笑)
アメジスト >“メチルでも、エチルでもいいぞー!”的なノリで、手当たり次第に飲んじゃったんだろうなー(−−;
アドノレ >間違えて飲み込むくらいだから、酒瓶で持ち歩いてる事になるのかな?
GM >普通に考えればそうなるだろうけど、当然その時の瓶はレッドキャップひと暴れの時に割れてしまったはずだから、残ってるかどうかは疑問だね(^^;
アークデーモン >「件のレッドキャップなら、マルコのところだな。釈放されてなければだが」
翔真 >………ムツミ=アマミのお使いはコレ関連か?
アメジスト >可能性は高いですね
アドノレ >「売人が見つかれば話は早いが……」割れ物は店で集めてごみ箱突っ込んだろうから、回収されてれば残って無いな
弓 >「ここでレッドキャップが暴れた以上、ここにはもう来ないでしょうねぇ。 でも、怪しいのは間違いないわぁ。近くの同じような、低レベル侵魔が集まるスポットをうろついてみる?」
アドノレ >「普通に街中うろついてるという話だからとりあえず皆にも伝えておこう。いかにもな煙たい黒づくめが配ってると」メールしといてシーンの合間にでも確認してもらふ
弓 >「酔っ払いの証言なんか聞くよりは、黒ずくめを探したいわねぇ……(マスターをちらり)善良なお店の酒にタチの悪い混ぜモノをした輩をブチのめす依頼、ってことにしておくわぁ(微笑) それなら、悪くてもグレーでしょ」
アドノレ >「迷惑料の徴収代行とかできそうならしておこう。成功してもこの店の飲み代に化けるだろうが」
翔真 >どっちにしても本当にグレーだ(苦笑)
アークデーモン >「問題があるとするなら……この街には見た目が黒ずくめの輩など大勢居る事だな。ここのルールには聊か反するが、そういう事ならヒントを出せなくもない。そいつは我等が儕(ともがら)と人間、両方の匂いがした……という事だ」
アメジスト >ああ、「侵魔」っていうのは人間の立場からの呼び方だからか…
サクラ >…人間と侵魔両方の気配、か。もしかして、翔真さんパートで出てきた魔王(仮)か?
アメジスト >というか、その眷属でしょうね
GM >ああ、「件の煙たい黒ずくめは少なくとも魔王ではなかった」……という事も付け加えておこう。アークデーモン級ともなると、魔王相手ならひと目見ただけで分かるのだという。
アドノレ >気配とか匂いとかそういうので識別か
サクラ >ふむり
アークデーモン >「もしこの件でマルコに話を通すのなら、こちらから口添えも出来るだろう」
踏まれ隊 >「オレらも弓さまのお役に立ちますぜ!」「俺も!」「おれもおれも!」
弓 >「あらあらぁ。そう、ね。見かけたら教えてちょうだいな。今日の飲み代くらいは出してあげるわぁ」
踏まれ隊 >「いやったぁーーー!」「ヒャッホゥ!」「弓さまマジ天使!」「いや女神即ちゴッデス!!」そしてアークデーモンに「店で騒ぐな」と睨まれて「スミマセン」と黙るまでがワンセット(笑)
アドノレ >以前はこっちと目があったとか因縁つけてたチンピラが今ではすっかり調教されてしまった
GM >遺憾ながらだいたいあってると指摘せざるを得ない(笑)
アドノレ >次の行動でマルコと接触するか? 別件で捕まえた眷属とかいるかも知れんし見に行ってもよいかと思うのだが
弓 >そーですな。あとは、そういう成り立て魔王を把握してそうな自警団あたり?これはしょーまくんからの情報待ちだけど
アドノレ >レッドキャップは受け取ったブツを使った側だけど、もし配ってる方も別件でやらかしてたらマルコのとこに捕まるわけだろうし、その辺の偶然を期待してみるのだ
弓 >おけい、じゃあそれで。飲み代にR魔石でもおいてけばいいかな?
GM >お代はお任せいたします。まあ、R1があれば充分かな(笑)
アドノレ >では「好意はありがたく受け取っておこう」口添え有るうちに訪問しとく


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