【第38夜】
人と魔の間に
<PART−05>
繋がり始めた、事象の糸
〜 Dアース・月軌道上/空母「ヴァリー=フォージ」 〜
十蔵 >「けいかいたいせー(あのイントネ〜ション)……といっても、あの2人はまだ目を覚まさないみたいだし、とりあえずの現状維持しかないんだけどな(笑)」
サクラ >「んー、まぁ仕方ないのです。なにもないのが一番、とも言いますし」 警戒中〜
翔真 >一番星に空目した(ぁ
砕 >「いや、警戒だって大事な任務だ……界賊だけに、もしこっちに来るとしても正面切っては来ないだろうしな」
A2 >「そうなのでしょうか?“スカルアイズ”は軍隊並みの戦力を保有している、との情報をA2は受けていますが」
砕 >「だからこそさ。軍隊並みの装備があるからといって、正規の軍隊と正面からやり合う程、連中もバカじゃないだろう」
A2 >「なるほど。対等以上の戦力を保有する軍隊組織が相手であれば、奇襲攻撃などを用いる。確かに、定石でした」
サクラ >「まぁ、どちらにせよ警戒をするに越したことはないのです。早く、お二人の意識が回復されると良いのですが……」
古都 >「当面は、それですわね……」
サクラ >「なのです…。しかし、スカルアイズかぁ」
いぶき >「京香さんは無事だったとはいえ、あちら側(FtE)の情勢も気になる……」
十蔵 >「んー。とりあえず、巫女さんの持ち物だけでも送っとくかぁ?あっちでMASTERSが一緒ってんなら、替えくらい用意してありそうだが……」
翔真 >物資は有る(苦笑)
京香 >でも私用の0−Phoneとかはないんですよね現状(^^;
サクラ >「そうしておきましょうか(^^;」
いぶき >「ん、私がやっておくから……十蔵は、手を出さないで」
十蔵 >「へいへい(笑)」
サクラ >「なんかこー、表沙汰になって無かっただけかも知れないけど。急にあんな大規模な勢力が現れたのって、何だか引っかかるのです(むぅ)」
砕 >「今までは、ロンギヌスの外縁警邏艦隊などが相手をしていた、とは聞いているが……」
十蔵 >「今や俺らもそのひとつにいるって訳だ。つまり、表沙汰にならざるを得ない局面だぁな」
GM >なーんてやってるところ、サクラの0−Phoneにメールが着信する。
サクラ >お、どれどれ
GM >送り主は“志宝 エリス”。CCで他のMASTERSメンバーにも宛てられているね。
弓 >ふむ。時系列このタイミングなのか
サクラ >さてさて、内容を確認しましょうか
GM >まさしく、先に弓が指示した通りの内容。カリブ海上空に月匣が出現したので、弓と2人でダイヴを敢行するというものだ。エリスらしく、丁寧に地点座標まで記載されているね。
いぶき >「どうだった、サクラ?」
サクラ >あ、メールの内容はFFの皆と共有しておくのです
十蔵 >らじゃ(笑)「………しっかしまぁ。どうしてこうも予想通りの状況がやってきますかねぇ」
サクラ >「タイミングが良さ過ぎるのです…(乾いた笑い)」
砕 >「まだ緊急事態という訳ではないようだが……どうする、隊長?」
サクラ >さてさて、どうしたものか……こっちにいる拉致被害者の意識が戻るまでは、監督しておきたいのよね(汗
古都 >それはこちらで行えますわよ、隊長^^
サクラ >……いや本当にどうしよう。タイミングは良すぎるけど、こっちの案件とFtEの案件を結ぶ接点が見えぬ……アムさん経由で、京香さんが翔真さん達と合流してるって事は聞いたけど、寧ろ合流するならそっちなんだよなぁ。かと言って、エリスさんと弓さんを放っておくのもなぁ(ごろごろ)
翔真 >まぁ悩むのは解かります(苦笑)
アドノレ >どんなパラグラフからでも14番は(。。)★\
翔真 >NOおおおおお!?<14へ逝け
サクラ >んー、ちょいと確認したいんだけど、エリスさんからのメールって、現状で弓さんとエリスさんが“ウィザードの失踪事件”で動いてるって認識で大丈夫です?
GM >そのレベルの具体的内容については、寧ろ弓の判断次第じゃないかな。弓、どんな按配でしょ?
弓 >その“ウィザード失踪事件”というのを社から聞いていたかどうかは分からないので、なんとも。でも、“ちひろとマユリの件で”というのは含めるつもりで
GM >了解〜。じゃあサクラ、その内容も盛り込んだって事でおひとつ!
サクラ >了解しましたー。ご返答感謝です
弓 >そもそもこの事件に、社がどういう名称をつけてたかにもよるので(笑)
GM >うん。今の所アムが追っているルートは協会内部限定だし、Rupesの件は救世旅団の管轄だから、現状で絶滅社が把握してるのは、バーンズとクロフォード(+ちひろ&マユリ)の件だけだね。
サクラ >そうなると、ほぼ同時期に女性ウィザードが相次いで襲撃されたり行方不明になってるのに気づく、か……一度、弓さん&エリスさんに合流を図るか?といっても単なる“勘”だから、動く根拠としては薄いけど……
GM >うむうむ。で、サクラとしてはどうする?
サクラ >んー、1)二人の意識が戻るまで待機 2)京香さんの無事を確認する(=翔真さん・アドさんと合流) 3)弓さんエリスさんに助太刀(お二人と合流) 大きく分けるとこうなるか……よし、ダイスで決めよう!!(←またか)
GM >おお。じゃあ、サクッとどうぞ(笑)
サクラ >1・2でDアース残留、3・4で翔真さんアドさん組と合流、5・6で弓さん・エリスさんと合流で……3と出ました。翔真さん・アドさん組と合流を図りましょうか。弓さん御免ね><
翔真 >良し来い(笑)
アドノレ >ダイスの神の思し召し。おいでませ
弓 >いつものソロです(笑)
エリス >い、いちおう私もいるんですけどね(^▽^;
サクラ >あ、そうだ。アムさんとは話したけど、こっちの状況もMASTERSの皆さんにメールで送っておこうか。
GM >OK、じゃあここで、ちょっと幸運度ジャッジをどうぞ!
サクラ >11でーす
砕 >「……よし。あっち行きのゲートを開いたぞ。これで、フレースヴェルグに直接飛べるはずだ」
GM >砕がジークフリートを使って空間を開いた、その時である。ずっと警戒に立っていたA2が、虚空から目を離さず口を開いた。
サクラ >「了解、ご苦労様なのです……ん?」
A2 >「……A2は非常事態を通告します」
十蔵 >「おいおい。もしかしてもしかしたら、もしかするのかぁ?」
2 >「はい。そのもしかして、だとA2は説明します」
古都 >「スカルアイズ……ですわね?」
翔真 >このタイミングでかー(−−;
サクラ >うはー(泣き笑い) ファイアフライが揃ってるのが不幸中の幸いか……「…!総員、戦闘態勢!!」
いぶき >「(こくり)サクラは行って。今の状況から見て、MASTERSの皆さんもサクラを必要としているはず」
砕 >「そうだな。ここは、俺達が引き受ける!」
十蔵 >「というか、俺らだけじゃ戦力足らんだろう。いちおう、警務艦隊全体にアラート出しとくぞ」
A2 >「目視で確認できる敵戦力は、巡洋艦1、駆逐艦3……十蔵の判断は適切であるとA2は解釈します」
GM >その間にも、甲板上はたちまち緊迫した空気に包まれる。まさに臨戦態勢だ。
サクラ >「くっ……分かった。各自、迎撃をお願いします。ただし、危険と感じたらすぐに撤退擦ること!!」
十蔵 >「わかってるさぁ。ってか、俺らが抜かれたら正直ヤバいしな(笑)」
GM >「ファイアフライ」全員が飛び立つと、“ヴァリー=フォージ”の甲板がくるりと回転し、武装が次々と露出する。
サクラ >「全員生きて帰還すること!これは命令なのです、破ったらママよりこわいおしおきなのですっ!!」 と言い残してゲートに飛び込みましょう
砕 >「さて、それじゃあ行きますか……状況開始っ!」
こうして、ファイアフライとDアース駐留ロンギヌス警邏艦隊がスカルアイズに立ち向かうその間、
サクラは地球へと転移するのだった……果たして、その先は!?
◆ ◆ ◆
〜 平塚・土屋邸 〜
GM >さて。エリスからのメールは、樹里亜=相承院=フランチェスカから関係書類を貰ったアムの元にも届いている。
アメジスト >にゃるほど、このタイミングな訳ね(^^;
GM >うん。で、ここでアムのポジションなればこそ繋がった点がひとつ。
アメジスト >ふむん?
GM >先ほど追う事を断念したちひろ&マユリの件は、弓とエリスが動いてますよと言う事実(笑)
弓 >うん、まぁそうね(笑)
アメジスト >ああ、なるほど。そこはある程度のラインで安心できるってことだ(^^;
GM >そういう訳で、当面の行動なんだけど……どうする?
アメジスト >そうですね、あまり長居してもあれですしそろそろ移動しましょう。こういう時でなければ、ゆっくり話もしてみたいんですがね(苦笑)
樹里亜 >でしたら、ここはコネクション交換ですね…^^
アメジスト >是非ともお願いしたいところです(^^)
GM >ふむふむ。ではアム、これからの行動と行き先をばよろしく!
アメジスト >樹理亜嬢の元を辞去したら、くれはと京香さんにアリア&オルディアの発見と現状に関するメールを送信しつつ、可能であれば大急ぎでルシファーズ=サンに移動して情報の突き合わせを行います。
京香 >アムにゃんアムにゃん。私の方にはもう伝わってるよ〜そのメール私も受けてるし(笑)
GM >うん、サクラが皆にもメール送るって言ってたからね。
サクラ >ですです。前回の通信の時点で、カーボンコピーを使うって事に思い至っておけばもっと早く伝えられたと思います(^^;
アメジスト >ああ、納得納得。じゃあこちらのあて先は、くれはだけになりますね……あ、それと弓さんに「ちひろさんとマユリをお願いします」のメールは送ろうと思います。
弓 >アムと通信するってわけではないのですね(笑)
GM >そうそう。そっちはちょうど月匣突入の段だから(笑)という訳でアムは了解。さて……さしあたり、今抱えてる問題がひとつ。
アメジスト >……はい?
GM >……“どーやってルシファーズ=サンまで移動するか”(ぁ
アメジスト >そこですね。だから「可能であるなら」だったわけです。
GM >今フレースヴェルグはパリ、ヴェズルフォルニルもイルメーシュアの森にあって共に使用できない。かといって、ガンダルフで直接向かうとなると、それこそいつまで掛かるかわかんない(笑)
アメジスト >本来なら城に転送してもらって、そこから再転送、ですむんでしょうけど(^^;
GM >その事なんだけど、そもそも帰りのゲートがどこにあるのか、まずその場所を知らない事には話にならないだろう(笑)
アメジスト >…………おうふ、その段階からか(汗)
樹里亜 >壁|q'-') おこまりですか?
アメジスト >…………実は結構(笑)
GM >という訳で、いるじゃん現地人!(笑)という結論に行き当たるのは、そう難しい事じゃない。
樹里亜 >要するに、私から平塚WUに掛け合えないか、ってお話ですよね(、、)
アメジスト >そうなりますね。ただ、そうすると巻き込む人が増えかねないなー、そういう心配が必要ないところはどこだろう……とか、色々と。
翔真 >まぁユニオンに掛け合って転移ゲートの使用許可を求めるのは、ある意味で真っ当な手段でもある(苦笑)
サクラ >むしろ、うちの砕が特別すぎるだけなのです(なでなで)
アメジスト >むしろ、もしダメなら行き先変えるかなぁと考えてました(^^;
GM >おや、そうするのかな?どっちにしてもまだ大きく移動はしてないから予定を変える事はできるし、くれはへの連絡も難しい事じゃないだろう。
アメジスト >うーん。今回は樹里亜嬢に頼んでみることにします……もしかして私、考え過ぎなんだろうか(汗)
樹里亜 >わかりました。コネクション交換の際に、あわせてお話があれば承りますね。
アメジスト >「ごめんなさい、お暇すると言っておいて申し訳ないのだけれど、平塚WUの転移ポータルを使わせてもらえるよう、話を通してもらえないかしら」
樹里亜 >「転移ゲートをですね?いいですけど……場所的にわたしがいないといけないですよね。いろいろな意味で」
GM >そう。使うのはあくまで平塚WUの施設だし、そもそもゲート自体を操作する人が必要だね(笑)
サクラ >デスヨネー(^^;
アメジスト >「たしかにそうね。ご足労かけてしまって本当に申し訳ないのだけれど」
樹里亜 >「いいですよ。むしろ、わたしがまだ動けるうちでよかったです(ふふっ)」
アメジスト >「ありがとう。…………そういえば今何ヶ月?」
樹里亜 >「本当は、もうすぐ7ヶ月…なんですけど、“邪神使い”の転生者に憑依されていた間の成長は巻き戻ってたそうですから、正味4ヶ月というところでしょうか」
アメジスト >「そう…………。無事に生まれるといいわね(^^」
樹里亜 >「ありがとうございます……さあ、行きましょうか」
GM >という訳で、樹里亜に案内されて…住宅街のはずれにある、人気のない祠までやって来る。
翔真 >なんとも心苦しいなこれは(^^;
アメジスト >人気のない場所なのがなおさらね。帰宅までに何かあったら申し訳がたたなすぎる(−−;
GM >そんな懸念を感じる中、樹里亜が祠の小さな敷地内、その裏手に転がる石をどけると、周囲の空間が青く染まる。……転送ゲートをイノセントに見られたり、侵入されたりするのを防ぐための結界である。
樹里亜 >「……では、ゲートを開きますよ。目的地は、どちらでしょう」
アメジスト >「ルシファーズ=サンへ。あ、そうそう。色々と手を借りた私がいうことじゃないけど、これ、私の連絡先。もし何かあったら連絡して」
樹里亜 >「はい。もしもの時は、頼らせていただきます(にっこり)では……と」
GM >樹里亜が祠のご本尊に目的地を告げると、その中から式が現れて、空間をぐるぐると回転し始め……転送ゲートを構成する。
アメジスト >「今回はこんな嫌な話をする事になっちゃったけど、今度時間ができたらもっと楽しいお話をしましょう?」
樹里亜 >「ええ。その時は、ぜひ^^」
GM >ちなみに祠にはありがちだけど、式はご本尊の姿って事でお稲荷さんを模している。万一誰かに見られても、ご本尊絡みの出来事だと誤魔化せるのだ。あと、設置場所としてありがちなのが庚申塔とか。変わったところでは電話ボックスなんていう事例もあるらしい(笑)
翔真 >なるほど(^^)
アメジスト >「…………それじゃあ樹里亜さん、本当に色々ありがとう。今度こそ、失礼するね」
樹里亜 >「はい。……どうか、お気をつけて」
GM >という訳で、樹里亜と別れてルシファーズ=サンに戻らんとするアムなんだけど……ここで、敏捷度+幸運度を基準値として、ちょっとジャッジをしてみて欲しい。
アメジスト >敏捷8(+2)+幸運(9+1)!? なんですとー?…………ずれたー、無念。CFなし、26です。
GM >おお、了解。……では、ひとまずルシファーズ=サンに到着する。すると、いきなり……もにゅり♡
アメジスト >「さて、ともあれデータの突き合わせをさっさとやっちゃわないと。急がないと、サティアさま達が……って、にゃああっ!?」
ウー=バル >「(ふーっ……)」(ぁ
GM >そう。アムの背後には、しっかりとそのたわわを両手で鷲掴みしつつ、やり遂げた男の笑顔を浮かべる魔王の姿があった。
サクラ >ぶ(笑)
アドノレ >待ち伏せ奇襲攻撃(笑)
翔真 >オノレは自重しろぉぉぉぉっ!(汗)
アメジスト >「あっ、あっ、あのねぇ!?」
ウー=バル >「お帰りマイスウィート(キリッ)」
GM >まったく懲りない悪びれない。でも、それもしょうがない。……だって、彼こそは魔王なんだから。
アメジスト >「…………ただいま。あのねぇ、ウー。人が真面目に考え事してるときに、どうしてそういうことをっ…………!」
ウー=バル >「愚問だねマイハニー。決まってるじゃないか……そこに、たわわな果実が実ってるからさ。そして果実とは、すなわちもいで食べるもの。何か問題でも?(爽)」
アメジスト >「…………ヤレヤレ。言っとくけど今はまだ仕事中。色ボケしてる余裕はないんだからね?」
ウー=バル >「ボケてなどいないさぁ(もにゅもにゅ)ほら、こんなに……(ビンビン)」(ぁ
アメジスト >「TPOをわきまえなさい。少なくとも今は仕事中。邪魔するようなら一週間相手しないからね?」ぺしりと手を叩いて
ウー=バル >「TPOでもPTAでもなんでもいいけどさぁ、じゃあそのどうでもいいような仕事はとっとと片付けて、続きしようぜ。続き」
GM >……そう。彼はまだ今回の一部始終を知らない。もっとも、知ったとして魔王の価値観はもとより人間とは大きく異なるから、こちらの事情を「どこまで重要視してくれるのか」……今度はそれが問題だ、とも言う。
アメジスト >「…………ウー。いくらあなたでも聞き捨てならないわ。今回の仕事に絡んで、私の大事な友達が危険な目にあってるの。あなたが人間の扱いに頓着ないのは判ってはいるつもりだけど、この件をどうでもいいなんて言わないで」
ウー=バル >「はいはい。またぞろなんか世界の危機でもあるのかとか思っちまったよ。……断っとくが、便乗しようなんてこれっぽっちも思っちゃないからな?」
GM >ウー=バルの行状を見るにつれ、「果たして、ちひろはどうやって魔王と折り合いをつけられているのか?」……それがどうしても気に掛かってしまうところだが、少なくともこの「世界の危機に便乗して暴れ出さない」という点は、間違いなく彼が持つ美点のひとつだ。
アメジスト >「そういう意味ではあなたのこと信用してるわ。でなきゃ契約もしなかったでしょうし(クスッ)」
ウー=バル >「まあね(笑)で、戻ってきたって事は、なんかその進展とかでもあったのかい」アムからはやや離れて。
アメジスト >「ええ。ここまでに集まったデータの突き合わせをしなきゃならなくてね。あまり気持ちに余裕がないのよ。ゴメンね」
ウー=バル >「ふぅーん……ま、好きにしてくれや。人間同士の事じゃ、ボクは基本不干渉だからさ」
GM >魔王はビーチチェアにゆったりと座って、トロピカル魔石ジュースをちゅるちゅる啜る。どうやら、ここはアムを見て愉しむ事にしたらしい(ぁ
アメジスト >「ありがとう、ウー」 って訳でそこらへんは我慢。手出しされないだけマシという事で(笑)
翔真 >まぁ動けないから多少の娯楽を求めるのは致し方なしだけれど、トロピカル魔石ジュースは流石にどうかと思う(苦笑)
GM >昨今かき魔石なんてものもあるのに、何を今更(笑)
アドノレ >んむ。あれは美味である(笑)
アメジスト >しかし、そうなると部屋の内装が擬似的なビーチとかになってそうだ……(^^;
GM >すぐそこにはプールも増設したらしい。なんてこった。
アメジスト >衛星の中なのに!?(笑)
ウー=バル >知らなかったかい?魔王に不可能はない(どや顔)
アメジスト >というわけで、理解を得られたところでデータ検証&突き合わせ開始します
〜 パリ・ルーブル美術館前 〜
GM >一方その頃。藤枝 小百合との待ち合わせ時間を迎えた翔真・アドノレ・京香の3人。小百合本人は1人で現れる、が……よく見れば、さっきの男性が付かず離れずの位置について見ているのは、すぐ分かるね。
アドノレ >まぁ向こうも警戒するのはしかたなし
京香 >「あ、来た来た」
小百合 >「あの……失礼、します」 たわわなボディに見合わない、いかにも頼りなさげなか細い声で。
翔真 >「お初にお目に掛かる、横須賀ユニオン所属、相羽 翔真と言う。」
アドノレ >「同じく横須賀の方から来たアドノレだ」
京香 >「神代 京香でーす。みずはちゃんから、話は聞いてるよー」
小百合 >「みっちゃんの知り合いの方、でしたか……ふ、藤枝 小百合、です……横須賀ユニオン、でしたら、随分前に在籍して、ました……それで、何かあったのでしょうか(、、)」
翔真 >「共通の知人か誰かが居るなら、京香嬢から話して貰うのが一番当たり障りが無いのだが(苦笑)京香嬢は当事者故に、俺達が話した法が有る意味公正か。」
アドノレ >「正規の肩書があるの方が良いとも思うが、同じ場所にいるからどっちでも構わんだろう」
京香 >「ああ、うん。実は……」で、翔真さんなりアドさんを促す感じに(笑)
翔真 >「本来町のど真ん中でする様な話では無いのだが、緊急事態ゆえ端的に告げさせて頂く。」>藤枝嬢
GM >小百合はといえば、身を硬くしつつも聞く姿勢。で、そのタイミングにて京香のところに、まずサクラからメールが届く訳だ。
京香 >「……って、おっと。メールだ……さくにゃんか、どうしたんだろ?あ、こっちはお構いなくー(^^;」
アドノレ >警戒はこちらで引き受けておこう
京香 >私はメール内容確認してますんで、おねがいしまーす!(ぉ
GM >当然警戒を始めると、さっきの男性とも視線があったりする訳だが(笑)
アドノレ >こっちは知ってても向こうは知らないからなぁ……
GM >強いて言えば、小百合の近辺を中心に警戒してるという事はよぉ〜〜〜〜く分かる(笑)
翔真 >(周囲に気を配ってやや落とした声で)「Rupesが何者かの襲撃を受けた、その折こちらの京香嬢も被害に逢ったが、店長達の尽力で辛うじて脱出出来た次第だ。」
小百合 >「え、Rupesが……!?そ、それで、店長さん達は……」
翔真 >「詳細は未だ不明、俺達が先んじて現地へ調査へ赴いた所だ。既に、救世旅団の手で現場は保全されていた」
今は尽さんの名前は出さずに。
小百合 >「そう、でしたか………店長さん、無事だといいのです、けど……それで、あの……態々、このパリにまでご連絡をいただけたのですね(、、)」
翔真 >「ユニオンには連絡をした、協会のくれは嬢にも既に報告した上で藤枝嬢の事を教えて貰い、こうして赴いた次第だ。」
小百合 >「わたしの……?……何か、必要な事なり、問題……でも、あったのでしょうか」
GM >この立ち居振る舞いである。少なくともウィザードではあるが、ひとりでいると危険だろうなーというのは見当つくねぇ(笑)
京香 >じゃあ、その間にさくにゃんメールの結果から「アドさんアドさん。さくにゃんからで……アリアさんとオルディアさん、Dアースで見つかったって」と、手の空いてるアドさんに(笑)
アドノレ >「そうそうに大集合になりそうだな」
京香 >「ですねー。あと、私の装備も見つかったので、そらりんとこに送るって。やっと自由に連絡がとれる〜(^^;」
アドノレ >「んむ。使い慣れた装備は重要だな」
翔真 >では、それを聞きながら。「現在Rupesの関係者が次々と行方不明になっているらしく、注意喚起と、今回のように一斉に襲撃を受ける理由について何がしか心当たりが無いかと話を聞かせて貰いたく参上した。」
アメジスト >……と言いますか。小百合ちゃんの所に来た本題って、身も蓋もない事言うなら「店番お願い」じゃありませんでした?
翔真 >それもこれから話さないとね(^^;
小百合 >「(かんがえかんがえ)……たぶん、理由は店長さんなんじゃないかな、と」
翔真 >「その意味は?」
小百合 >「ご存知かもしれませんけど……店長さんは裁定者、なんです。錬金術と現代科学の線引きを行う…………ですから、その力を狙ってっていうのが、一番考えられそうな線ではないかなと、その」
翔真 >「成程………有り得そうな話だ。」
小百合 >「それで、私は何をすれば、いいのでしょうか……?」
翔真 >「店長を始め、Rupes関係者一同が襲撃された事から、現状Rupesの店舗で対応する人間が居ないらしい。Rupesには色々と世話になっているので、現状このまま放置と言うのも心苦しく、出来れば関係者である藤枝嬢に所謂『店番』として対応をお願いしたいのだが。」
小百合 >「……(かんがえかんがえ)……確かに、店番くらいでしたら何度か心得は、ありますから……出来なくは、ないです」
翔真 >「現状なら、調査に来ていた救世旅団が周囲に張っているだろうから、もし再び襲撃等があったとしても余程の事が無い限り大事には至らないと思うが、どうだろう?」
小百合 >「(先の男性の方をちらちら見ながら)………い、いつかはお店にちゃんと立たなきゃ、ですし…お話どおりだとしたら、やるしかない、ですよね」
GM >と、ちょうどこの返事が出た時点で、エリスからのメールが届くのだ(笑)
翔真 >漸く情報が統合されそうだ(^^;
京香 >あ、ちなみに全員に届くんですよね?
GM >そりゃあもう(爆)
翔真 >普通なら「(ヤ)ムチャしやがって。」と言う所ですが、弓ちゃんとエリス嬢だと余程の相手でもない限り“何とかなりそうだ”と思ってしまう不思議(苦笑)
京香 >天津飯とチャオズ……?(違)
小百合 >「……はう!?」目の前の人たち全員の0−Phoneが一斉着信したのでびっくり(ぇ
翔真 >「っと、失礼。」
京香 >「えーと、なになに?……あやや。弓さんはともかく、えりちゃん大丈夫かなぁ」
アドノレ >「事件はこっち側だけでは無いみたいだな」
小百合 >「……?(小動物のように首かしげ)」
翔真 >「出来れば合流しておきたい所だが、彼女(小百合)の方も送り届けた上で警護を頼まないとならん。」>京香嬢
GM >さて、ここで選択肢。弓&エリス組の方に向かうか、小百合の送り届けに徹するか。
翔真 >プレイヤー的には合流を優先したいが、状況的に考えると関係者が次々と襲われているとなると警護の戦力は絶対必要。向こうで尽さんたちに頼むまでは俺達で守護……しっかりと護らないと。
弓 >守護らなきゃ
翔真 >守護らなきゃ(使命感)
GM >かぶってるかぶってる(笑)
アドノレ >尽に連絡して引き継げるのなら弓の所へ向かうも有りだが、ダメなら送り届けだな
京香 >尽さんはマティニヨンっていうか、今のRupesのお店から離れられないって感じでしょうしねー…
小百合 >「そうですか……わたしの箒が使えればよかったのですけど、今回は家に置いて来てしまいましたので……(、、)」
翔真 >「大型箒で来ている、送り届けるのは問題無いが。店へ向かうまでに色々と連絡をしたりする必要が有るのでは?」
GM >実は小百合のも大型箒なので、マティニヨンに置いてきてる(笑)
小百合 >「……その、お店の皆さんは今、誰もいらっしゃらないのですよね。じゃあ、せめて……太一くんには話しておかないと……です(、、)」ちょっと離れた後方、先ほどの男性の方をちらちら見ながら。
翔真 >「店の方には現在調査も兼ねて救世旅団のエージェント達が居る、事情を説明すれば事態が解決する位までは店の警護に戦力を出してくれるだろう。」少なくとも余程の事情が無い限り俺が現場責任者ならそうする(ぁ
小百合 >「は、はい。店長さんが知ったらあんまりいい顔しないかもですけど……状況が状況、ですものね」
翔真 >「流石に店員どころか客にまで被害が出掛かった状況となれば、良識を弁えている店長殿なら事態の一先ずの終息を見るまでは折り合いを付ける位の事はするだろう。」
GM >同じマティニヨン内の組織でありながら、Rupesは救世旅団とも一定の距離を保っているのだった。
翔真 >「知り合い、は事情にも拠るが余程親しい相手で無い限り、店の陥っている状況に関しては暫く伏せておくべきだろう。客商売だからな、店の信用に傷を付けかねないリスクは少しでも減らすべきだろう。」
小百合 >「そう、ですね……お留守の時間が多くなればなるほど、不審に思う人は増えるでしょうし……わたしでどこまで店長さんたちの代わりをやれるのかは、正直わかりませんけど……がんばって、みます」
GM >おっぱいおっきくてもたいどはちっちゃいちっちゃい(ぉ
翔真 >「推測ばかりで申し訳ないが、店長の人となりを聞き及んでいる範囲から考えられる事だ。俺達も色々と世話になっている以上出来る限り尽力する心算で居る。そちらも無理をしない程度に頑張ってくれ。」
小百合 >「いえ、その、ありがとうございます…」
京香 >「じゃ、そらりんにはそういう事で伝えておっけーです?」>翔真さん
翔真 >「あぁ、宜しく頼む………勝手に話を進めた様になってしまって済まない(苦笑)」
京香 >「はーい。じゃあ、善は急げっていう事で、よろしくね小百合ちゃん!」
アドノレ >「ではまぁ、移動中に関しては護衛するので必要な準備に入って頂けるかな」
小百合 >「はい…じゃあ、ちょっとだけ…」と、頭下げてから後方へ(ぉ
翔真 >周囲を警戒に移ります。
GM >小百合は物陰で一同を見ていた男性の方に駆け寄ると、なにやら話し始める。
京香 >「……あ、何か話してる。あ、なんかハグしてる。……って、え。やっぱそういう関係?!」
翔真 >「やれやれ、馬に蹴られたくは無いのだが今回は事情が事情だけに許される様に祈ろう(苦笑)」
京香 >「……なんか猛烈に何かに負けたような気がするー……(るる〜)」
左下にくずおれるorz(ぁ
アドノレ >「相手がウィザードならそのまま立ち会わせる事も可能なのだろうがな」今の京香には嫉妬マスクが必要か
京香 >“愛などいらぬぅぅ!”……って、ちっがーう!?(ずびしっ☆(笑)
翔真 >「………器量も性根も良いのだから選り取り見取りだろうに。選り好みが激しくて定まらん性質か?(苦笑)」
京香 >「……ふぐゎ。そういう訳でもないんですけどぅ……(←追い討ちで2ヒットコンボ)」
GM >なんてコントをやってる間に、小百合は男性と離れてこちらに戻ってくる。「お、お待たせしました……(//_//)」
翔真 >「いや、こちらこそ急かしてしまった様で済まん。もし必要であれば彼の方に俺からも一言添えても構わんが?」
小百合 >「ああ、いえ!……太一くんは、町を離れられないから……わたしでしたら、いつでも出られます」
アドノレ >「必要な装備取りに行くなど寄り道は必要か?」
小百合 >「あ、大丈夫です。当座の持ち物は、ちゃんと持ち歩いてますから…トランクとかキャンセルの事もありますから、ホテルには寄らないとですけど」
翔真 >「キャンセル料は言ってくれればこちらで立て替えるぞ。後でユニオンに経費として支給を求めるから気にしなくても良い。」
小百合 >「そ、そうさせていただきます…」
翔真 >「真面目な話、警護に付くので部屋の前までは俺とアドノレも同行させて貰いたい。ホテル側に止められればソコで待つが基本的に一人にはさせたくないので部屋の中には京香嬢と一緒に入って貰えると助かる。」
小百合 >「……はい(こくり)」
京香 >「(いつまでもくずおれてもいられないしそろそろ復帰)んじゃ、こっちもそらりんに連絡をっと…」
翔真 >「京香嬢、そらへの連絡をした後で構わない、頼めるか?」
京香 >「りょーかいでーす(ぽちぽち)」
アドノレ >「ではぼちぼち移動するとしよう」
翔真 >「(頷く)」 と言う訳で要人警護シフトであります(笑)
GM >小百合は、背後を一度振り返り……太一くんと呼んだその男性は、静かに頷いてその場を離れる。
京香 >「い、いいなあ……なんて思ってないんだからっ。絶対に」
翔真 >「(アドノレからのツッコミが致命傷にならん様に祈って………も無駄か(^^;)」(ぁ
◆ ◆ ◆
〜 カリブ海上空/月匣内 〜
GM >さて。目の前の状況だけど……コンクリートか金属の構造物に、機械的なワイヤーコードが絡み付いた回廊だ。
弓 >気は焦りますが、エリスがいるので、いつもより警戒して安全重視で
エリス >「……」いつもより警戒警戒っ
GM >非常灯の様な赤い照明が一定間隔で燈る薄暗い回廊は、途中でいくつかの分かれ道を見せながらも、さながら地獄の門めいて更に奥へと続いている。
弓 >「ずいぶん、現代的ね」
エリス >「……そうですね。でも、なんだか不気味な感じです」
弓 >「少なからずコアの影響を受けるはずだから……この月匣のルーラーは、エミュレイターではないかもしれないわね……」
エリス >「そう、なのでしょうか……」
GM >という訳で2人とも、知覚力+幸運度を基準値にジャッジをどうぞっ
エリス >う。知覚力はそう高くありませんけど6+幸運度10(補正+1)で、総計17から……あ。回りました!総計1C35、がんばった(o_
_)o
弓 >知覚15、幸運13だからころころっと……34か
翔真 >中々の良結果だが、果たして……?
GM >不気味に思うのも無理はない。この回廊全体、パイプやコードどころか、壁も床も、さながら生きているかのように脈動している。それに合わせて、複数人数の吐息がミックスされたかのような物音が、奥からは絶え間なく聞こえてきている。
エリス >「むしろ、何か巨大なモノの、体の中のような感じさえします……」
弓 >「それもたぶん、間違いじゃない、わね」
アメジスト >お化け屋敷の通路で点滅している明かりを思わせますね(^^;
翔真 >解かっていても不安を煽ると(苦笑)
弓 >とりあえずキリがないので、適宜トラップ探知とか聞き耳を挟みつつ(笑)進みます
GM >うむ。中途には不意に触手が伸びてきたり、壁がなにやら弁めいた開閉運動をしたりしてるような所もあるんだけど、それらには引っかからずに(笑)
サクラ >おぅふ。意外とえぐかった(^^;
GM >と、そこで。ここからは30以上の結果反映……2人とも、非常灯めいた灯り以外に、なにやら明滅する光を枝分かれした回廊の一角に見つける。
エリス >「あ、弓さん……あそこだけ、何か違う感じに光ってますよ」
弓 >「あからさまに罠くさいけど、目的が救助だから、探索しないわけにはいかないのよねぇ」
GM >明滅する光は、どことなくモニターのそれのように見受けられる…たとえばディスプレイをカメラで撮った時、走査線の関係で綺麗に写らないんだけど、まさにそんな感じ。
アメジスト >なるほどなるほど(、、)
エリス >「……行って見てみます?」
弓 >「(こく)警戒度は上げつつ、ね」
エリス >「はいっ」
GM >という訳で、明滅する光源……果たせるかな、そこにあったのは何かの研究資料室のような感じの部屋だった。机の上ではいくつもの端末が稼動を続け、その周辺にはメタルラックや書棚などが、半ば例の生きた壁に取り込まれるかのように存在している。
アメジスト >器物と生物の融合って、ギー○ーの絵とかそんな感じよね〜(^^;
弓 >稼働してる端末は、そう見えるだけかな?それとも何か使えそうかな?
GM >ああ、端末自体はまだ使えそうな感じだね。米国圏を中心に、割とどこにでも流通しているノートパソコンだ。
弓 >「情報があればいいけど……ちょっと注意した方がいいかも知れないわねぇ。 資料にサブリミナル効果とかありそうだわぁ……」
エリス >「……見てたら操られてた、なんて事だったらおっかないですね(、、) 気をつけます」
GM >という訳で情報収集ですが、知力/器用度/知覚力/幸運度のうちどれか2つを選び、その合計値を基準にジャッジを行います。その結果によって、入手できる情報や状況に変動が生じます。
弓 >全項目埋まってる方が望ましいのかな。なら、知覚と幸運で
エリス >あ、それでしたらわたしが知力と器用ですね。
GM >綺麗に分かれたな(笑)では、ジャッジをどうぞ!!
エリス >それでは、いきます!器用7+知力12(+端末3)で……期待値ではありますけど26(29)。コールチャンスを使えば+3ですね
弓 >警戒はしつつ、先程と同じく知覚15+幸運13で……い、石割りますorz
エリス >あ、弓さん……《夢の摂理》でファンブルをキャンセルしますよ!現状で1シナリオ3回までですけど(o'▽')o
弓 >ありがとう!やっぱりえりちゃんはうちの生命線だ><
翔真 >良く出来た子である(^^)
GM >OK、じゃあその分も盛り込んでおこう……その時エリスが座ろうとした椅子が、実はトラップだったとからくも気付いた(笑)
エリス >では、対抗タイミングなのでコールチャンスではなく《夢の摂理》を通して……きゃっ
弓 >では、その椅子は蹴り倒しておいて(笑)
GM >うむ。実は座った人を細かなコードで拘束して床下に没シュート!的な仕掛けだったんだけど、蹴られたので「ぶちゃあっ!」と飛び散る(笑)
弓 >「うわっ、と、危ない……ありがとうエリス、助かったわぁ……」
エリス >「あ、いえ。わたしの方こそ、助かりました……(、、;」
弓 >「油断してたわ。資料じゃなくて、椅子の方とか……(−−;」
エリス >「危ないところでしたね……さて、ちょっと調べてみます」
GM >エリスが端末を操作してみる。意外にも、まだ稼動状態を保っている端末だが……操作によって画面に表示されていくのは、所謂「ドラッグ」を開発する際に調合した材料とその分量、投与した相手がどうなったかなどの詳細な記録。
エリス >「………なんだかいろいろ危ない名前が見えるんですけど、これは(、、;」
弓 >「どれどれぇ……あ、キツいなら、見なくていいからねぇ?」
エリス >「……いえ、大丈夫ですっ」ぎゅっと拳を握って。
GM >通常の、というとかなり語弊があるそれら……の中に、当然その名はあった。「ウィズ・クラッカー」。その構成を見ていくと、あやしげな魔術的材料の名前がずらずらとまぁ。
翔真 >ここで出て来るか。
エリス >「………あ、弓さん。これ……例の薬の事じゃないですか?」
弓 >「そうみたいね。……でも、どういうことかしら……」
エリス >「……こういう資料が、こういう場所で見られるって事が……変、なんですよね」
弓 >「(こく)ここがマユリ達が潰そうとしてた、麻薬カルテルの本拠地、というのならわかるけど……それにしては、妙ね」
エリス >「ここまで伸びて来たとしか考えられないって事が、ですか?」
弓 >「ええ。明らかにこの資料室といい、制御しきれてないわぁ……こんなんじゃ、いくら麻薬を捌いても利益になんてならない。この材料にしたって、表ルートでは手に入らないものがあるし、裏で買うにはコストが見合わないわぁ……」
エリス >「……ですよね。もうちょっと見てみますね」
弓 >「ええ、お願い。気をつけてね」 周囲警戒
GM >エリスが更に端末を操作する……どうやら、これらの「薬」を作らせていた人物は、侵魔とかかわりがあったようだ。それらしい取引の記録が、幾つか残されているのを確認できる。
サクラ >うわぁ……(−−;
エリス >「……材料の大半は、このルートで調達したもののようですね。……って、これは」
弓 >「ん、どうしたの?」
GM >画面に表示されている情報のうちひとつは、その作成過程においてなにやら重大な事故が発生した事を仄めかしていた。なんでも生成されたガスが室内に漏れ出して、研究員のうち数名が処分されるに至った、らしい。
エリス >「うーん。記録のどこを見ても、取引相手の名前は巧妙に伏せられていますけど……組織の親玉の名前はわかりました。“ルドビゴ=ガルシアーノ”……今回行方不明になった皆さんが摘発しようとしていた、麻薬組織のボスですね」
弓 >「ぐっじょぶ b」
エリス >「それに、何故このデータがここで得られたかもだいたい分かりました……この端末、“混ざってます”(、、)」
弓 >「混ざってる?」
GM >エリスが端末を裏返してみると、そこに記載されているはずのメーカーやシリアルなどを記したラベルの文字が、2機で1組という感じに混ざっているのが分かる。そのおかげで、ラベル内の表示1行につき2〜3文字ほどがずれたり重なったりして、なんとも珍妙な状態になっているね。
エリス >「はい。……組織の持ってた端末と、摘発しようとしていた米軍の端末がです」
翔真 >何故か某ピコ○郎さんが思い浮かんでしまった(爆)
サクラ >ぶ(笑)
アメジスト >…………緊張感がぶっ飛びました(^^;
翔真 >済まぬ………圧倒的済まぬ(苦笑)
弓 >「…………可能性は2つ。ひとつは、摘発から何から出来レースって可能性。この事故とやらで組織はとっくに壊滅してて、米軍に都合の悪いデータもあったから消去しようとしてたら、巻き込まれた」
エリス >「……摘発名義の証拠隠滅、ですね?」
弓 >「そそ。もうひとつは、確かちひろとマユリに随行してたのが元米軍だったみたいだし、彼がついさっきまで調査してる途中でこうなった、か……」
エリス >「その場合は単なる事故による融合……って事になりますよね、これ」
弓 >「ただ、それならマユリ達に依頼はしないのでしょうけど、『だまして悪いが』の可能性はゼロじゃないわねぇ……まあ他のケースもあり得るし、他の情報も調べないと何とも言えないわね。いちおう、マユリ達の痕跡とか、そのボスの人員データとか、ある?」
エリス >「やってみます。………組織側の方は不完全でしたけど、摘発側のデータは残ってましたので」
GM >とはいえ、エリスの達成値はぎりぎり30いってなかったからね(爆)
弓 >「ん、無理はしなくていい。 b」
エリス >「……海兵隊員1個小隊43名、輸送機の乗員が8名……プラスわたし達が探してるエージェント2名、それにマユリさんとちひろさん。合計55名です」
GM >ちなみに輸送機にはLAV−25歩兵戦闘車3台と指揮車両ハンヴィー1台が搭載されていた、とも記録されているね。
翔真 >それって………下手するとその60人前後が、装備含めて丸ごとパクられたと?(’’;
GM >そんな感じ(爆)更に組織側の人員が、人数不明とはいえ存在する訳で。
弓 >「ふむふむ……やっぱり、途中まで探索してて巻き込まれた系かしらねぇ?」
エリス >「……組織側の人数はわかりませんけど、どのみちウィザード以外は全員憑かれていると考えていいと思います」
弓 >「そうねー……ま、それはどうでもいいといえば、どーでもいいわ。責任追及するか示談するかは、社の判断でしょう」
エリス >「そうなると、事前に組織が気付いていたのかどうか、それが問題ですね。マユリさんやちひろさんに加えてこれだけの戦力を、国連……メイガスブレードの要請があったとはいえ動かしてた訳ですし」
弓 >「まずはマユリ達を見つけましょ。この状態でどこまでアテになるかは分からないけど、ここのマップみたいなのは手に入ったかしら?」
エリス >「はいっ、見つけてあります。…………さっきの状況を見ますに、ここからメディアコピーを取るのはちょっとおっかないですから、写真に撮るだけにしますね」
弓 >「ん。終わったら、すすみましょ」長居は無用(笑)
エリス >「はい。ここにもトラップがあったっていう事は、向こうもおいおい仕掛けてくるでしょうし」ぱしゃぱしゃ撮影〜(o'▽')o[○]
アメジスト >…………相変わらず有能だこと(^^;
弓 >そこはほら、えりちゃんは外付け知能回路だから!(笑)
サクラ >HAHAHAHAHAHA(笑)
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