【第40夜】
茫洋〜さらば故郷〜

<PART−04>



ラビリンスシティへ集結せよ



かくて第98階層を後にした翔真とアドノレ、サクラ、そして初は、
その後難なくラビリンスシティへと到達した。

GM >で、ここからどうする?という話だけど……
サクラ >では、協会支部でシスターズと合流ですね!
翔真 >ふむ、だがシスターズは既にトリッシュに会っているからなぁ。
サクラ >……あや?何か勘違いしてました私?
初 >あ。アドノレさんの当初の予定では、シティに行って、トリッシュ=シーズに会うという事でしたよね……
アドノレ >んむ。その話が先であった
初 >……で、それとは別に、シスターズのセンパイ達にも会う必要があるという事になるのでしょうか、と(、、)
翔真 >アポを取ってある以上、速やかに行くのが礼儀だとは思う(苦笑)だが、確かにシスターズも待たせるのは悪いから、早めに合流しておきたいサクラの気持ちも解る(^^;
サクラ >おぉーっと、失礼しました(陳謝)
翔真 >と言う訳で折衷案として、それぞれ連絡を取り合った者同士、サクラは先にシスターズと合流して、アドノレと俺達はトリッシュに会いに行くと言うのでどうだろうか。
初 >はい、そういう事になりますのです!
アドノレ >完全に無いとは言えないが、いきなりドンパチの可能性が高い訳では無いだろうしな
サクラ >了解。手分けした方が効率的な場面ですね
翔真 >シティでサクラ一人を歩かせる事になるのが聊か心苦しいが、単独での機動性では俺達の中ではトップだろう。万が一の場合は無理に戦わず機動力で突破、脱出を図ってくれ。
サクラ >了解ですー、逃げ足ならお任せを(笑)
翔真 >という訳で、これは臼本嬢が元々言っていた案と同じ事になる。ありがとう、御蔭で考えを纏めるのに助かった( ^^ノ^^よしよし
初 >えへへ。ちひろセンパイほどじゃないですが、わたしもちりょくは2桁ありますので!!
アドノレ >そしてお仕事に忙しい中試験期間に突入する未来が……
初 >う、うなぁ!?(@@;
翔真 >有る程度は融通を利かせてやるから(^^;

◆ ◆ ◆

GM >さて、まずは協会支部に向かったサクラ……智華たちシスターズ、それとイレギュラーズと合流だ。
サクラ >「先日はお疲れ様でした(ぺこり)」
智華 >「ううん!……で、やっぱりちーちゃんの件だよね」 とはいえ、大体知ってる事はトリッシュ本人からアドさんに伝わってますんで、その再認になるんですけどね(^^;
サクラ >「なのです。…誰が聞いてるか分かりませんし、個室でお話しますのです」 ここは協会支部とはいえ、誰が盗聴してるとも限らない……
智華 >「ん、了解だよ。皆もいいよね」
照香 >「おっけーなんだよ!」
蛍 >「賛成〜」
泉 >「同じく、異存なしじゃ」
イーリス >「みんながいいなら……」
GM >という訳で反対意見なし(笑)シスターズが投宿してる部屋で、作戦会議だ。
智華 >でもって……「とりあえずボク達は、ロデュース=ホールに行ってみようと思うんだ」
サクラ >「ロデュースの?」 あぁ、一応ちひろさんあそこのスターだしなぁ
智華 >「うん。しょかちゃんからの提案なんだけどね」
サクラ >ひとまず理由を聞いてみよう。あ、そうそう。一応、こちらの今後の行動指針も伝えておこう
翔真 >だな。報告&連絡大事。
照香 >「たぶんちーちゃんがああなった原因のひとつが、例の“Idolシステム”なんじゃないか?って思ってねー」
智華 >「うん。だから、まずシステム自体を調べてみて、ちーちゃんに少しでも負担にならない方法を突き止めてみようかって話になったわけ」

サクラ >「なるほど……何か、アテはあるのです?」
智華 >「アテって程のものでもないんだけど……ちーちゃんから前に聞いた話で『“Idolシステム”の拠点はロデュース=ホールとルシファーズ=サン』これは間違いないんだ」
イーリス >「……でも、ルシファーズ=サンの方は相当の伝手がない限り、難しいかなって思ったんです」
アメジスト >相応かは知らないけど、LSに関する事なら、それなりに融通利かせますぞ?(笑)
GM >そこはそれ、アムはシスターズと直接連絡をとりあってないからね、まだ(笑)
蛍 >「そうそう。それで、まだ比較的出入りしやすい方から、まず調べてみようって事でね〜」
泉 >「ぶっちゃけ、あまり深く考えておる訳でもないんじゃがの。ワシ等としても、少しでも情報は手に入れておきたい訳じゃ」
サクラ >「なるほどなるほど……こちらでも、何か分かったらお知らせしますね」
智華 >「うん、お願いね!」 なお此方も人数がいるので、他に何か頼み事があれば受けますよ!(よ!)
サクラ >んー、自分はちと思いつかない。皆様はどうです?
翔真 >“調べ物が済んでからでも良いので、一文字先生に連絡を取ってちひろんの護衛にも手を貸して欲しい”と、改めてお願いするくらいかな?
サクラ >了解。ではそのようにシスターズの皆さんにお伝えします
智華 >「……そうかぁ。確かに、ちーちゃんを守るのはロンギヌスの皆さんにお任せしっぱなしだったもんね。じゃあ、ボク達はそっちに回った方がいいのかな?」
翔真 >情報が欲しいのは確かなので、調べ物が済んでからでも構わないと俺は思う。
サクラ >「いえ、調べ物が済んでからでも大丈夫なのです!…正直な話、少しでも情報と判断材料は欲しいですし(^^;」
智華 >「うん、分かったよ。じゃあ、先にロデュース=ホールの方の“Idolシステム”を調べておくね!」
サクラ >「はい、お願いしますのです!」
GM >ああ、そうそう。サクラ……イレギュラーズの方からも、ひとつ話があるみたいだ。
サクラ >おぉ、了解なのです。何でしょう?
空 >「ああ、サクラちゃん。あのね、実は……この街に来てから、なんだか天緒さんが落ち着かない感じなのよ」
サクラ >「へ?天緒さんが……?」
空 >「うん。なんだか妙にあっちこっち見てる感じで、こっちからの返事に時間がかかったりね」
サクラ >「何か、違和感があるのでしょうか?ご本人はなんと?」
空 >「それが、何かあったのかって聞いても『何でもない、お前には関係のない事だ』って言うばかりで……弓さんに相談した方がいいのかな、とも思うんだけども……」
サクラ >んーと、ちょっと確認ですけど。この後合流する時イレギュラーズにも一緒に来て貰って、その時弓さんから天緒さんにそれとなく聞き出して貰いたいな、と思いますがどうでしょう?
弓 >ん、私は構わないよ。………これで話してくれなかったらへこむけど(笑)
翔真 >正直大分悩んだが、来て貰った方が良いかも知れないな。
サクラ >了解。では「後ほど合流して貰うので、その時弓さんと相談してみてはどうでしょう?」と提案しますね
空 >「わかりました。では、そのようにしますね(、、)」

◆ ◆ ◆

GM >続いては、魔王館組。事前にアドノレがアポを取っていたので、魔王トリッシュ=シーズは会見に応じてくれる……すなわち、到着するやすぐに魔王の待つ客間へと通される訳だ。
トリッシュ >「ようこそ、我が館へ。この所人間の来客が多いな」
翔真 >「多忙の所時間を取って貰い感謝する(礼)」 さて、どうなる事やら(−−;
アドノレ >「忙しい中時間を取らせてすまんな。慎重を期してオンラインで送信しなかったデータ等を持ってお邪魔した次第」
トリッシュ >「まあ、よい。話を聞こうか」
アドノレ >サンプルは対策せずには取り扱いにも困るだろうから要るか聞いて渡そうかと思うが良いかな?
翔真 >問題無い。
アドノレ >だろうな。で、特に色々考えてるだろうアメジストはどうだろうか
アメジスト >いいと思いますよ 現状でもっとも正解に近づけるのはトリッシュでしょうし
アドノレ >サクラと弓については“速攻でツッコミが来なければまぁOKだろう”と勝手に考えてたりするが、決して無視してるわけではないぞ
サクラ >了解なのです。今の所、特にはありませんので(^^;
弓 >そうですねー。解析できそうな人物って、他にはクロノスくらいしか思いつかないし
アメジスト >そうなんですよね、実際の所。PCがあらゆるオプションを自分の意思でとれることが強みなのに対して、NPCはそれぞれの特性に合わせた特化型の強さというか……ストロングポイントについてはNPCに勝てない感が(^^;
アドノレ >んでは「それと、対策なしでは扱いに困るサンプルも持参してるが受け取るかどうかはそちらの都合に任せる」と、アナライズの結果とサンプルを引き渡してみる
トリッシュ >「いや、確かめさせてもらおう……(サンプルとデータを検分し)ちひろの匂い……なるほど、そういう事か」
初 >「何か……わかったことでもあるです?」
トリッシュ >「うむ……先ほど来た娘達には話していない事を、この際話しておくべきかと考えていた」
アドノレ >「もう何かしらの結論が出たのか」
GM >ああ。どのみちその辺の情報は、アドノレと会話した際もう明らかになってるし、重複は避けつつ(笑)
トリッシュ >「端的に言うなら、ちひろがいずれこのような状態を迎えるという事は、既に当人も承知していたという事だ」
アドノレ >「すると何かしらの策も既に用意されてると?」
トリッシュ >「まあそう結論を急ぐものでもない。……あれの本来の存在理由は、既に知っていよう。それが果たされぬまま、ウィザードとしての活動を続けるうちにその魔力も際限なく濃縮されていった訳だが」
初 >「それは原因のひとつ、でしたよね……」
トリッシュ >「ああ。その結果、あれの魔力は今やおおよそ平行世界1個分……もとより、人間という矮小な器ごときで抑え込みきれるものではない」
サクラ >…………マジか
アメジスト >平行世界一個分ときたか……
トリッシュ >「……しかもその魔力には、あれの持つ“愛欲”の念が満ちている。そのような力が一斉に堰を切ればどうなるか、誰にでも分かる事だろう」楽しげにサンプルを左右に振りつつ
翔真 >純粋な魔力じゃないってのがさり気無く問題だな。使い方が限られる。
サクラ >……平行世界一個分の“愛欲”ねぇ。………ごめん、ちょっと怖い想像しちゃったんだけど良い? 確か“愛欲”を司る魔王って、今は枠空いてるよね?(滝汗)
翔真 >やっぱりそこか(汗)
弓 >アスモデウス、NWで言うならアスモデートだけど……は、前にうちらでぶっ倒したしなぁ(笑)
GM >……という訳で“今は空席”になってるね、確かに。
トリッシュ >アドノレに視線を戻して「そこで先の本題となるが、方法はいくつかないでもない」
アドノレ >「聞いてよろしいか?」人間だからダメなら魔王になるとか大いなる者になるとかふと思ふ
トリッシュ >「……ひとつは、“溢れ出る魔力をどこかに流す”方法。尤も知っての通り、これは今ロンギヌスがやっている事よな」
アメジスト >ええ。今の所、100層を貯水池代わりに液化した魔力を流してましたね
翔真 >です。ただ、“いずれ溢れ出す”という観測もありましたが……
アドノレ >亜空間に流した結果スライムみたいなのが自然発生して“早く人間になりた〜い”と(違)
GM >あり得ない話じゃないなぁ(笑)
トリッシュ >「もうひとつは“ちひろをこの世から消す”方法。人類的には、それが一番楽な事であろう……」
アメジスト >手っ取り早い解決方法ですね。最悪に近い解決方法だとも思いますが。
弓 >あー。くれはは兎も角、アンゼならそうするだろうなぁ(笑)
トリッシュ >「……ただし、少なくとも我は、そのような事をする人間を赦す気はない。なにしろあれは、“我が選んだオンナ”だからな」
アメジスト >“ちひろんが生きてる限りは”協力する、って言ってましたものね……
翔真 >でもさり気無くアドノレが正解出している気がするんだよなー。《大いなるもの》って極言すると亜神とか零落神とかすら居るわけだし。
サクラ >NW2辺りからモロ古代神(=魔王)になる特技も出ましたしねぇ(==;
トリッシュ >「そして、もうひとつは“ちひろを人間以上の存在に変える”方法……ありていに言えば、今諸君の目の前にいる我のようなモノになる、という事だ」
サクラ >こっちが危惧してた事あっさり肯定しやがってェ!?
トリッシュ >それは当然だよ。“同志”が増えるのであるなら、これ以上の幸いはないからな(微笑)
翔真 >だよなぁ。そう来ると思った(^^;
アメジスト >今の状態はいわば“繭”であると、そういう事なんだろうなぁ……
弓 >まあ、まだ選択の余地はあると思うけどにぇ。このあたりは魔王だし、自分に都合のいい事しか喋らないわにゃー
アドノレ >「個人的にはその手を推すが、正式回答は出せんな」
トリッシュ >「そうであろうな。ならば熟考してくれても、我はいっこうに差し支えない」
アドノレ >これも変な所に流れると不味いから直接、ないしは封した書面でくれはに報告せんといかん話だな
トリッシュ >「このままにしておれば、いずれ“この魔力”は迷宮全体に満ち溢れる……そうなったらなったで、我らにはとり得る選択肢もあるのだから」
翔真 >「本人の意思確認もしたい所だ、その為にも現状から彼女自身を少し好転、回復させる為の手段を探している。」
トリッシュ >「……ふむ。確かに、それは一理ある。外から眠らされたままでは、意志確認も何もないであろうしな」
翔真 >「敢えて問いたい、何か方法は考えられないだろうか。今のままでは、《夢語り》などで内的世界に赴く事すら難しい状況だ。」
トリッシュ >「……(しばし考えを巡らせ)良いだろう。役に立つかどうかは保障しかねるが、手はなくもない」
初 >「……ほんとです?」
トリッシュ >「うむ。まず、ちひろ本人の意志を確認したいという事であるならば、単純な話だ。その隔離結界とかが原因で眠っているのであろうから、普通に外せば良いだけの事だろう」
翔真 >「それは“後先考えなければ”、と言う前提になるだろう(苦笑)」
アドノレ >「普通に外して大丈夫だったのか?」
トリッシュ >「これは何度でも言うが、今回に関する限り、我が最大の関心事はあくまでも“櫻小路ちひろが健在であるかどうか”それだけだ。その他の事は我とは関わりがないし、極論すれば心底どうでも良い」
初 >「う、うな……」
アドノレ >「仕方ないからその辺はくれはと相談してからだな」
サクラ >…ただ、トリッシュの意見にも一面の答えはある様な気はする。少なくとも、何かしらのヒントではありそうなですよねぇ
翔真 >単純に、“短時間だけ装置を止めて起こせば良いだけ”と言うオチかも知れないしね(苦笑)
アメジスト >それは発想の転換ですなぁ……
翔真 >うむ。難しく考えず、意外とシンプルな答えが正解であったりする事も有りますので(^^;
トリッシュ >「それでも心配という事なら、だ…………ここでひとつ確認しておきたい。そもそも“ちひろの意識内に入る”という事だが、それを行う者は決まっているのか?」
翔真 >「完全に、と言う訳では無いが、基本的に俺達MASTERSが潜る予定だ。施術者は幾らか心当たりが在るが状況次第だろう。」 真面目にその時の状況如何で、臼本嬢は施術者ではなく内部に同行と言う事になるかも知れないし。
アドノレ >「こういうのは人数が少ない方が負担は少ないのだったか?」
初 >「いえ、そうでもないと思います……学園で教えてもらった限りでは、ですけど」 よりメタな事を言うなら“1PT単位”ですので……
サクラ >あはは、確かに(^^;
トリッシュ >「ふむ。それならば……“施術者を鍛える”という方法も、なくはないぞ(ほん子を見やって、僅かに目を細め)」
サクラ >ロックオンされたー!?
初 >「……ぇ」
アドノレ >「よかったな。鍛えればマシになると保証(?)されたぞ」
初 >「う、うなぁ!?鍛えるってどういう……ことですかぁ」
トリッシュ >「知れた事。ちひろの魔力波動に耐えられないというのならば、耐えられるようにしかるべく鍛えるのだよ……そもそも人間とは、鍛えるのが大好きな生き物ではないか」
サクラ >間違ってないけども、間違ってないけども!?(笑)
弓 >ブッダクラスの快楽耐性いるんじゃないですかね、それ……
初 >「え、えーと……つまり……(きょろきょろ&しどろもどろ)」
サクラ >まぁ、初ちゃん個人としては、準魔王級sに色々されちゃった経験はあるけどさぁ……
アドノレ >「鍛えて強くなれると確信してるのは脳筋と勇者ぐらいではないかと思うが」
トリッシュ >「そうか?我はちひろのあり方から、実地に学ばせてもらったのだがな。だからこそ、今こうして話が出来てもいるのだよ」
翔真 >「それは有難い事だが、どれだけ年月を掛ける気だ? 魔王と人間では時間感覚が違い過ぎる、まして速成は、行き過ぎると色々な弊害を生む。」
トリッシュ >「そう。魔王と人間は、根本的に異なる……人間が時として魔王の予想を上回る事があるように、魔王にはその権能において人間には到底出来ない事も出来るのだ。だから、嘗てちひろがそうしたように我が予想を上回ればよい……違うか?」
翔真 >「(嘆息)………わかった、可能かどうかは此方で検討する、続けてくれ。」
トリッシュ >「とりあえず端的方法としては、ちひろのあり方に学ぶ事……つまりは、あれがした体験を実際に疑似体験してもらうといったところだな」
初 >「……た、たとえばー……?」
トリッシュ >「ロデュースの処で“アイドル活動”に従事してもらうとか、月匣内で我が直属の魔物たち相手に訓練を重ねるとか、やり方ならば幾らでもある……どれを選ぶかは当事者次第であるし、当然ながら急げば急ぐほど、その道のりは厳しくならざるを得んがね(微笑)」
翔真 >「(頷く)」
アドノレ >アイドル活動なら、死の危険は少ないと思いたいが……
GM >はい、ここで思い出してみよう!ロデュース=ホールでのどたばたを!(笑)
サクラ >ヒィ!?←直接の被害者(笑)
トリッシュ >「……なお、先に来た娘達にもこれと同じ話をしている。尤も“その能力持ちがいない”とやらで、保留されたがな」
翔真 >「臼本嬢、どうする?基本的には君の意思を最優先にする。勿論期間はそれなりに長く取って貰って構わない。」 本来NPCに選択を迫るのは良くないのだが、これは話の流れ的に臼本嬢の意見を聞かないと始まらぬ(−−;
初 >「うな……でも、それなりに急ぐ必要はあるんですよね?」
翔真 >「まぁそれは否めん、タイムリミットが有るのは確かだ。しかし、もう少し色々と話を聞いて回って、それからでも一向に構わない。今直ぐに決める必要は無い。」
初 >「タイムリミットがあるのは、さっきちひろセンパイの事を一緒に見てきましたので、わかります……」
トリッシュ >「ああ、そうそう。一応だが“命の危険はない”とも言っておこう…………そういえば、先客達にはこれを言い忘れておったわ」
サクラ >くぉら(^^;
アメジスト >一番忘れちゃいけないことを……(−−;
ウー=バル >そうは言うけどさぁ、相手はボクと同じ魔王だよ?“聞かれてもない事に答える”事の方が稀だし、ぶっちゃけアイツかなり譲歩してないかい?
アメジスト >……そう言われると言葉もない(==;
初 >「……ですので、厳しくても頑張らなきゃいけないところかな、って思うのです(、、)」
サクラ >初ちゃん……
翔真 >「全く以って頭が下がる、済まん。」
初 >「実は、ちひろセンパイなら……臥龍生ならこう言うだろうな、って思ったんです(てへ)」
アメジスト >やたらと男前な台詞をと思ったら、そういう事か(苦笑)
アドノレ >「電柱の陰から見守ってやろう」
初 >「……考えときますのです(、、)」
トリッシュ >「善し。では“一度相談をする”という事だったな……ならば、そちらのやり方を決めたら、改めて来るが良い。先の者達にも言った通り、我はしばらくこの館におるのでな」
翔真 >「承知した、気遣い痛み入る(礼)」 一応これらの事を、弓ちゃんやアム嬢にも知らせないとね。
アドノレ >「世話になる」
トリッシュ >「……さて。これは聊か、愉しい事になりそうだぞ(微笑)」
サクラ >すっごい悪い笑顔してる?!
アドノレ >「何か物騒な話をされてる気がするぞ」
トリッシュ >「ああ、総体的にはな。……だが、それは“いつもの事”であろうよ?」
アドノレ >「ごもっとも」

◆ ◆ ◆

GM >という訳で、ルシファーズ=サンを離れラビリンスシティに向かっていたフレースヴェルグの2人……そろそろシティ到着、という段であるが。
弓 >はいはーい
そら >(o'ヮ')o ねこ そうじゅうなう!
アメジスト >おねがいね、そらちゃん(^^)
そら >「……(すっ)アラーム。前方3.2界里に大型箒反応」
エリス >「……え。ここでですか」
弓 >「敵、とは限らないけども……」
そら >「数3、12宇宙ノットで接近中。内部に侵魔の存在を複数確認」
京香 >「んー、どれどれ〜?……あらホント、こっちに近付いてる」
アメジスト >「所属は分かる?」
京香 >「はーい。えーと……ラビリンスシティ狼王警備隊、っと。まぁ、そりゃあそうかぁ」
GM >そう。それはラビリンスシティの治安を守る、魔王マルコ直属“狼王警備隊”の警備船であった。
アメジスト >「なるほど。当然といえば当然か……」
弓 >「来ないほうが心配よね、むしろ」
エリス >「ああ。ほら、今まではずっと、事前に申し入れをしてましたから……」
京香 >「うん。事前アポなしでいきなり乗り込んできたら何事かって思うかぁ、流石に(^^;」
アメジスト >「そりゃそうか。迂闊だったわ」 今まで出くわさなかったのが不思議といえば不思議なのだけど、あったということは意味があるんだろうね
そら >「警備船の戦闘力を試算……フレースヴェルグの火力・機動力なら充分に突破可能です」
エリス >「そうじゃなくってね、そらちゃん(^^;」
アメジスト >「とりあえず、積極的に事を荒立てるつもりはないよ(汗)」
そら >「理解しています。『いってみただけ』というものです」
京香 >「ん。でもって、オープン回線で停船要求と、問い合わせがきましたわぁ……」
そら >「……とりあえず 停船します」
弓 >「はぁーい。てっきり誰か連絡してると思ってたわぁ……」
エリス >「今回は、特にありませんでしたよ。元々いつもと違って、火急の事件発生を受けてのものではありませんでしたし」
翔真 >突っ込んでおくべきだったか、済まぬぅ(><;
サクラ >いやぁ、忘れてましたねぇ(^^;
警備隊 >『こちら、狼王警備隊のパトロール船です。“MASTERS”所属のフレースヴェルグとお見受けします。今回の、事前未通達の行動目的についてご説明願います』
京香 >「……だそーですけど(、、)」
弓 >「あ、ふつーに入港申請しちゃってー」 さしあたり“チョココロネとロデュースに会いに来た”でいいのかね?
アメジスト >「隠さなきゃならない事がある訳じゃないですしね……」 コロネは先だっての件で礼を言いに来たくらいでありとして、ロデュースは全然よろしいかと。ああ、ちひろんの現状は別でね
弓 >「こちらフレースヴェルグで間違いないわぁ。えっと、アメジストはロデュースに会いに来たの。アポとれるかわからないけど、とりあえず現地にって事ね。あと私は飲みに……ってねぇ」
京香 >「じゃあ、そのようにお返事しておきますね!……でも、“なら普通の方法でシティに来い”って言われちゃうと、返す言葉がないんですけど(^^;」
弓 >「しょうがないわぁ、成り行きだもの」 というか、入港くらいならもう少し気軽だと思ってた(笑)
アドノレ >そこは、“何か起きてるのか?”と突っ込んでみたらいいんじゃないか?
翔真 >そもそも、前回の一件から殆ど時間経ってないですからねぇ。
アメジスト >ああ、確かに。まだ、何かと過敏な状態でもおかしくありませんしねぇ
エリス >「でも、考えても見てくださいよ。シティ側にとって、フレースヴェルグって“わたしたちの全戦力”っていう、いかにもわかりやすいアイコンですよね?……それこそ“最終兵器がやってきた!”みたいな(、、)」
アドノレ >……をぉ(ぽむっ♪)
アメジスト >あぁ、そういうイメージってあるのか。
弓 >ほら、アレだよ……ちょっとハワイまで泳ぎにいくのに、戦艦大和なんかで行ったら、そりゃあね?(笑)
GM >星間文明破壊戦艦が何か(笑) あ、リメイク版はおまえじゃない座ってろ(笑)
アメジスト >……そう言われると、なんか納得できちゃうあたりがなんとも……イメージって怖いなぁ(^^;
翔真 >砲艦外交ではないのだがなぁ(^^;
弓 >きっとダー様なら、学校前のコンビニ行くのにセンチュリオン使ってるからセーフなんだよ(笑)
アメジスト >え。チャーチルですよね?
エリス >……どっちにしても、それはアニメだからだと思います(^^; あ、いえ、わたし達も人の事は言えないんですけど(※メタ発言)
GM >ちなみにダージリンならチャーチルで正解。センチュリオンは大学選抜チームだったね(笑)
弓 >「……とはいうものの、ふつーにアシ代わりに使ってるだけなのよねぇ……」
京香 >「それはこの際説明しといた方がいいような気がするんで、しときまーす(^^;」
GM >京香が通信を送ると、ややあって先方から……『分かりました。お話の状況とこちらの立場上フレースヴェルグの入港は認められませんが、乗組員の上陸は認可します』
弓 >「あれ?割と厳しめ?……何かあったぁ?」
翔真 >事前連絡、忘れない様にしよう。しかし確かに気になる所だな。
京香 >「(はふ)そりゃあ弓さん、難しい事にもなりますよぉ……対抗勇者さん達の助けがあったとはいえ、わたし達は倒しちゃってるんですよ。《四騎士》を」
アメジスト >「あー……そういうことか。納得」
弓 >「……………………おお!(ぽむ)京ちゃん、あのね……いつもの流れでぶっ倒したもんだから、重要度全然気にしてなかったわぁ……」
サクラ >弓さぁーん!?(爆笑)
そら >(o'〜')o たいへんおいしく いただきました!
アメジスト >「そうなんですよね。結果的に《四騎士》だったっていうだけなんですよ(苦笑)」
弓 >「ゴブリンスレイヤー=サンにとって、大事なのはゴブリンかどうかであって、チャンピオンかシャーマンかは関係ないのよ」
京香 >「なんの話ですか(^^; まあ、それならあっちには自前ので移動していいかどうか確かめまーす」
弓 >「じゃ、それで向こうに打診してー」
京香 >「了解ですー」
エリス >「(うーん)今思ったんですけど、非武装の連絡船とかあると便利ですよねー…」
弓 >「エリス、いい事教えてあげるわぁ……フレスヴェルグもヴェズルフォルニルも、最初はそのつもりだったのよぉ……誰かさんがいつの間にか魔改造したせいで、こんな風にね……」
アドノレ >魔改造はロマンだな(うんうん)
サクラ >HAHAHAHAHA(笑)
そら >(o'〜')o TE☆HE☆PE☆RO
エリス >「……どっちも武装できるっていう時点で、そもそも相当あやしいんですけど(^^;」 で、たった今気付いた事があるんですよ……
アメジスト >なんでしょ?
エリス >ほら、格納庫に死蔵してあるオートモビルブルーム!あれ、内火艇として使えませんか!
弓 >そーね。わりとドロップした箒でだだ余ってるのあるはずだし、適当なの使って、ここからはそれで行きましょうか(笑)
アメジスト >そうですね。武装がないなら、箒そのものが警戒されることもないでしょうし
エリス >そうなんですよ……実は、手頃な輸送用箒を《謎のスポンサー》で用意立てしようと思ったんですけど、格納庫の中にごろっと置いてあったのを思い出しまして(^^;
サクラ >そう言えばそうですねぇ(^^;
エリス >じゃあ、アムさんからそういうアドバイスをいただいたって事で……さしあたり銃座はおろしとかないとですね(^^;
GM >で、ややあっての返事。『分かりました。停泊はシティの沖合い、0.6界里にお願いします』
翔真 >そらとフレースヴェルグはどうするのだろう(汗)
弓 >曳航かなんかで、停泊可能な場所に案内してもらいましょうか。3人はそこで
京香 >そうですね。誰かが残る必要があるだろうし、わたしとえりちゃんがそらりんについときますよ!
弓 >「はぁーい……………………………と、いいつつ、茶番よね、コレ(苦笑)」←単独飛行可能射程無限高火力高機動兵器
サクラ >(しーっ、しーっ!)(笑)
エリス >「まあ、向こうの気持ちもわからなくはないですし……(^^;」
アメジスト >「現実的にはそういうポーズ、ですよね。彼らとしては事を構えられる相手ではないけれど、ノータッチで通られたら面子に関わるし、上がうるさい……」
エリス >「狼王警備隊で、上って事は……(ただちに思い出す、あのチベスナ顔)」
アメジスト >……(爆笑)
サクラ >チベス直江ー!!(爆)
エリス >「……ああ、うん。確かにありそうですし、考えもしそうです」 そう、そのひとです(^^;
アメジスト >脳筋狼の参謀にお小言狐。確かに適役かも(笑)

京香 >「……あー。そりゃーそーかぁ(^^;」
アメジスト >「……だから、茶番と言われようが一応の体裁を整えた、というところでしょう」というか、ある意味現場の悲哀というか……(苦笑)
弓 >「まあ、私だってわかってるわよぉ……言ってみただーけ」
そら >(o'〜')o いってみただけー☆
GM >という訳で、フレースヴェルグには警備船1隻が常時監視について……あと1隻のエスコートを得て、シティに上陸できる運びになりますな。
アメジスト >で、これからの行き先か……一応申請しちゃってるし、ユニオン経由でロデュースホールへ、かな。フラメルハウスへも行っておきたいけど
アドノレ >どこで合流するかの相談もせねばならんかったな
翔真 >ますはサクラと合流かな。その上で全員合流を目差そうかと思いますが。どうですかな?
サクラ >実は、ユニオン支部にもういます(笑)
アドノレ >サクラの現在地は判ってるのだったな。それでよい
アメジスト >でしたね。こちらは異存なしです
弓 >あ、合流する前にいっぺん酒場に行っておきたい。……さっきの話が残ってるから(笑)
GM >そういやおごりの費用も聞いておく必要があったね(笑)
弓 >まあ、さすがにちひろんが大変な時にひとり飲んだくれる訳にはいかないので、お支払いと、追加情報の聞き込みだけ(笑)
マスター >では、30万v.ほど頂くとして「……で、詳しい話を聞きたいのだったね?“フェーネ”について」
弓 >「うんうん。なにか追加情報ある?」
マスター >「……その前に、“フェーネ”についてそちらで知っている事があるのかどうか、聞いてみたいんだが」
弓 >「うーん、私は聞き覚えないのよねぇ……」 ないよね?PLはともかく!(笑)
GM >フェーネについて知識があるかどうかは、知力ジャッジでOK……まぁ萌鍵魔王だし、作った本人(PL)相手で愚問レベルのヤブヘビ案件なんだけど!!(笑)
弓 >アッハイ(笑) じゃあ知力……とりあえず20で
翔真 >正に“アッハイ”である(ぁ
GM >うん。なら直接話を聞いた事はないまでも、かつて絶滅社で魔王について教習してた時に、そのデータを見た覚えはあった……

自称“裏界のアイドル魔王”フェーネ……煌びやかなアイドル衣装に身を包み、
燃える様な紅い髪を揺らして、比類なき魔力の込もった歌を歌い続ける事に
至高かつ無類の喜びを得る魔王である……が、その一方で

“自らの権能を知らぬ間に掠め取られる事”にかけても、比類なき才能を持つのだという(笑)

翔真 >……駄目じゃないか!?(爆笑)
サクラ >というか、権能を掠め取られる魔王とか一体……(^^;
弓 >「ふむふむ」 掠め取られるというか、そもそも“トップアイドル”が権能だから、なれなかった時点で掠め取られた扱いなのよねぇ……(笑)
GM >どうやら、その魔力の顕示……つまり“歌う事”に夢中になるあまり、その他の事をしばしば脇へと置き遣ってしまいがちという、困った習性があるらしい(笑)
アメジスト >歌ってる間にその隙を突く事が出来る、っていう事ですね(^^;
GM >うん。で、マスターの話に繋がるんだけど……「最近では“爆弾魔王”フィー=ニクスという別の魔王に、権能を掠め取られてたのだとか」と。
サクラ >『ラブisデストラクション』……公式魔王かー!(笑)
GM >サクラ、正解(笑)まぁそれとは別に、フェーネ本来の権能たる“トップアイドル”関係については、ちひろやロデュース=ホールのアイドル達の存在も確かに問題っちゃ問題だったんだけど、そこに隙が生じた格好となる。
弓 >「へぇー……」 でもまぁ、同位体だしなあ……(笑)
サクラ >フィー=ニクスの場合は大分人間寄りっていうか、本人の志向が「愛ってなぁに?」な子だしのぅ……
GM >更に言えば、彼女の力の行使は大部分が無意識レベルだったから、より始末に負えなかったというね(笑)結果として、フィーの事件が一段落するまで力を奪われる格好となったフェーネの方は、この酒場でクダ巻いてストレス発散するくらいしか出来る事がなかったらしい(^^;
アメジスト >ライフパス「かわいそう」を持ってそうな魔王ですね(^^;
翔真 >流石にちょっとだけ同情の念が湧かなくもない(苦笑)
GM >ちなみにルー=サイファーとしては、なるべくそういう問題が起きないよう「魔王の格付け」であるとか、例えばモーリーやカミーユのようにどっかの誰かが喰い散らかしたせいで座が空席になれば、候補を集めて「魔王選挙」なんかを行っている訳なんだけど、どうしてもこういう事例は後を絶たないらしい。
そら >(o'〜')o TE☆HE☆PE☆RO(PART-2)
サクラ >同一モチーフ魔王多すぎ問題(笑)……待てよ、某FG●におけるクラス違いサーヴァントみたいなモンか?(ぁ
弓 >どっちかってーと、タマモHとかですかねー
マスター >で、総括して「傾向の異なる同位体を持つ魔王には、よくある話……と、そう聞き及んでいる」と。
弓 >「そーね。まあ、どうしたものかしら……ん……?」
マスター >「……何か?」
弓 >「………………ふむ、使えるかも」
マスター >「………………?」流石に不可解、といった面持ちに(笑)
弓 >「……いいえ。いい情報だったわ、ありがとう」
マスター >「ふむ……ともかく、情報が役立ったのなら幸い。また、呑みたくなったら来るといい」
弓 >では、お支払いして合流っと。ところでこの“トップアイドルの権能”、上手く使えばちひろんの制御や、付け替えに利用できるんじゃないかな……?
サクラ >…………あ!
GM >魔王?の力を魔王の力で制御する訳ね……あれ?これなんてナイトロード?(笑)
弓 >フェーネにトップアイドルの権能を返却ついでにちひろんの権能を分割するとか、いろいろやり方はありそうね(笑)
翔真 >………魔王側だけでIDOLシステムの稼動が出来る様になってしまうフラグなんじゃないかなと言う不安を感じますな自分は(−−;
弓 >別にそれはそれで摂理としては自然な気もするが……そーすると、フェーネが一躍大魔王の座に君臨するわけですが(笑)
アドノレ >まさに“気が付くと大魔王”だな(笑)
GM >で、また誰かに掠め取られて問題発生ってオチですねわかります(笑)
アメジスト >せめてちひろんとのデュオユニット限定あたりにしておかないと、その不安が現実のものになってしまいそうな危機感はありますね……いざその時になったら、経験者(サクラ)を巻き込もう(^^;
サクラ >は、はわー!?(笑)


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