【第42夜】
たとえ天に抗うとも
〜超魔導黙示録・U〜
<PART−15>
カオスは続くよ何処までも
〜赤羽くれはに異変あり?〜
廃棄世界を後にしたウィザード達は、もはや何の妨害も受ける事無く、
外で待っていたフレースヴェルグと合流する。
サクラ >「ただいまなのです!」
そら >「おかえりにゃんこさん です!」
アドノレ >「んむ。今戻った」
翔真 >「ただいま、留守番ご苦労様だ(^^」
ちひろ >「ただいま戻りました」
エリス >「おかえりなさい、お疲れ様です皆さん^^ ちょうど、お茶をいれた所なんですよ」
翔真 >「あぁ、頂こう。帰って来た気がするよ(フッ)」
京香 >「(通信席からひょこっと顔出し)あ、おつかれでーす」
エリス >「今日はローズヒップと……いちごジャムのクッキーです。どうぞ♪」くるくると配膳。
サクラ >「うーん、優しい甘さが疲れた体に染みるのです(もっきゅもっきゅ)」
弓 >「ただいまぁ……ごめんね、そら。食べられそうなモノが無かったわぁ」
そら >「うん。でも……これで、たすかったひとがいるよ」
翔真 >(お茶と菓子を頂きつつ)「そうなのか、それならば何より。」
ちひろ >「助かった人……?」
そら >「うん。みんなが倒したのは、“最初のスズキジロー”だったから」
アドノレ >「なんかそれを聞いた途端不吉な予感が。すなわち最後のスズキジロー」
翔真 >「所謂、“スズキジロー”のオリジナルだったと?」
エリス >「最初の……って、あ(何か思い出した顔)」
ちひろ >「何か心当たりでも……?」
エリス >「確かスズキジローには、オリジナルが居ましたよね……アンゼロット城で、生命維持装置を付けてずっと眠ってた人が……」
サクラ >「ああ、いわれてみれば確かに……って、もしかして」
そら >「うん。ベール=ゼファーに奪われたその人のプラーナが、あのジローのコアには使われてた」
エリス >「つまり、その器が壊れたという事は……」
翔真 >「本当の意味でのオリジナルが、これで目覚めるかも知れないと……?」
そら >「うん。きっとあの人は、目を覚ます事が出来るよ」
ちひろ >「なるほど、そういう事……」
エリス >「……なんといいますか、よかったです」
サクラ >「なのです……」
エリス >「きっと、軽く騒ぎになってるかもしれませんけど(^^;」
GM >数十年眠ってたのがいきなり目を覚ますわけだから無理もない。ちょうど現行のネタで言うならシドー・マサキ並みの騒ぎであろうか(ぁ
サクラ >あー(笑)
翔真 >「まぁソコは流石に致し方あるまいよ(苦笑)」
アドノレ >「変なエフェクトが入る前だとしてもそのオリジナルの性格が気になる所ではある」
エリス >「前に記録で読んだ限りでは、非の打ち所のない優秀なロンギヌスメンバーだったそうです」
アドノレ >にわかには信じられぬという顔
GM >ベルの手先にされた時性質がそっくり裏返った、といえば分かりやすいだろうか(笑)
アドノレ >正反対というならそれはそれで変な人っぽい気がする
弓 >「なるほどねぇ。ま、連絡しといてあげて」
エリス >「はい。……ところで京香さん、そこ(通信席)はまだ空きませんか?」
京香 >「ごめん、えりちゃん!もうちょっとだけ待って〜(^^;」
エリス >「……だ、そうです(^^;」
翔真 >「京香嬢は何処に連絡を取っているんだ?」
京香 >「ああ、あのですねー……さっきからお姉ちゃんに定時連絡を試みてるんですけど、繋がらないんです」
サクラ >「え……?」
京香 >「あたしがこっちに来た経緯から怒ってるのかなー、とも思ったんですけど(^^;」
ちひろ >「それはないでしょう。こっちに来る時、微さんにはちゃんと“MASTERS案件です”って知らせてあるはずだし」
弓 >「む……あっちで何かあった?」
アドノレ >「あるいはどっかで妨害されているエリアが有るとか」
京香 >「で、臥龍学園にも連絡を試みたんですけど、これもダメで……故障も疑ったんですけど、そらりんによれば異常なしって事で」
翔真 >「神代嬢個人の端末にも繋がらんか試してみたか?WUの方も両方繋がらないなら、何か有ったと考えるべきでは………?」
京香 >「あ。じゃあ、これから試してみまー……(ここで入電信号が鳴る)おぅわ、ゴメン!えりちゃん、ちひろんでもいいや、誰か出てーっ」
ちひろ >「え。わたしはちょっと着替えてきますので……」と、そそくさ退出。先般の壊れた部分の交換ともいいます(^^;
エリス >「ああっ、はいはい。今出ますよ……こちらフレースヴェルグ、“MASTERS”です」
GM >京香と交代したエリスが通信席で操作を行うと、モニタースクリーンには見覚えのある顔。
サクラ >おおー?
通信先の男性 >『此方はロンギヌス第1魔導砲艦隊司令、“ロンギヌス06”オットー=ハルトマン。第114514廃棄世界に巣食う侵魔の駆除任務、その完了を確認した』
サクラ >ああ、そういえばくれはさんの指示で来てたんでしたっけ。なるほどなるほど……
翔真 >「サクラが対応するのが筋か?これは?」 相手は正規のロンギヌスメンバーだしね。
GM >もっとも、このオットーは知っての通り、嘗てサクラと戦ったあのオットー自身ではない。第38夜での事象において、艦隊司令として再生されたクローンウィザードだ。
サクラ >でしたねー。胸中複雑
アドノレ >しかし“駆除”とは。何というかいかにも相手が格下と言わんばかりの
GM >実際明らかに格下の相手だからね、ジローでは(笑)
エリス >といいますか、特にお話しする事がないのでしたら、このままわたしが対応しちゃいますよ〜
サクラ >一応同席しましょうか
エリス >「はい。“MASTERS”は、今しがた全員帰還しました。被害は……これといってないようです(よね?と皆さんの顔をうかがいつつ)」
サクラ >「なのです(こくり)」
オットー >『そうか。実の所、赤羽代表からは貴殿らの支援を要請されていたのだが……どうやら、必要なかったようだな』
弓 >「ま、見ての通りこっちで片が付いたわねぇ」
翔真 >「(頷いて)問題無い。事後処理を頼みたいが、構わないだろうか?」
オットー >『そうだな。その程度の事ならば、この界域にいる全戦力を投入するまでもあるまい。調査隊は、こちらから出そう』
翔真 >「感謝する(礼)」
アドノレ >次々と増えるジローvsロンギヌス突入部隊とかやったらえらい損害だった気がするな
オットー >『……あれから善く成長しているようで、何よりだ』
サクラ >「有難うございます、なのです。そちらもお元気そうで何よりなのです」
オットー >『元気、か。どうだろうな(苦笑を浮かべて)それでは、早速……む。何だ?すまん、少し待ってくれ』 どうやら別口の通信を受けたようだ。
サクラ >およ……?
エリス >「……?」
GM >ややあって、オットーはスクリーンに戻ってくる。やや困惑した様相を、その顔に浮かべて。
オットー >『……すまん。調査隊の件は了解したが、状況が変わってな。我が艦隊は、これより直ぐにアンゼロット城へ戻らねばならなくなった』
サクラ >「何かあったのです?」
オットー >『今しがた、赤羽代表から新しい指令が来たのだが……これが、どうにも耳を疑う内容でな。少なくとも、代表から直接真意を聞きだす必要があると判断した』
弓 >「ぉ?」
サクラ >「い、一体何が……?」
エリス >「くれはさんが……どうかしたんですか?」
翔真 >こっちにも連絡が来るか?
オットー >『代表が言うには“魔導砲艦隊の火力をもって、世界の敵を即刻排除されたし”……その対象が諸君等、つまりMASTERSだというのだ』
エリス >「……え」
サクラ >「………は?(ぽかーん)」
そら >「ふみゅ?」
弓 >「ぉ? やんのか?」 しゅっしゅっ
オットー >『長の命令とあらば従うのは、部下として当然だ。しかし、重ねて言うように今回の命令内容には疑問がある。だからこそ、私の権限でこう決めた』
サクラ >「な、何かの間違いなのです?!…確かに、これは確かめに行く必要がありそうなのです」
アドノレ >「現状の世界に大きく異を唱える者があらばそれは“世界の敵”であると普通に言えるぞ。問題は心当たりがそれ程無いという処だが」
エリス >「……いずれにしても、もうちょっと情報を集めたほうが良さそうですね。偽情報って可能性もありますし」
オットー >『偽情報であればいっそありがたいが、通信はロンギヌスの専用回線を使って行われている……出所の真贋については、今の所疑う余地は乏しい』
アドノレ >「おっと。“それ”を消すことで世界レベルの利益が上がるから生贄として吊るせ、とゆう場合も“世界の敵”だな」ちなみにちきう破壊爆弾を秘匿するドラえもんは地球の敵です
弓 >「ん〜〜〜……エリス、秘匿回線でイレギュラーズに連絡してみて」
エリス >「あっ、はい。ただいま……オットーさんとの通信は、皆さんにお渡しします」
オットー >『個人的には……世界最大の不条理を抱えているのが諸君である事は、疑いのない事実なのだがな(苦笑)だからといって、現状何の害もなしていない以上、手を下す訳にはいかん』
そら >(←世界最大の不条理)
オットー >『これは、嘗てお前達“ファイアフライ”に教えられた事だ。サクラ=ヴァンスタイン』
サクラ >「オットーさん……」
オットー >『兎も角、赤羽代表には此方から直接確認を取る。諸君等の次の行動はまだ確認していないが、警戒して当たって欲しい』
翔真 >「了解だ、こちらも行動を進めて対応する。」
サクラ >「りょ、了解なのです」
GM >その間に、エリスはイレギュラーズと連絡を取り始めていて……ちょうどオットーとの通信が終わった時点で、その結果が出るね。
弓 >「あの子達は、所属は絶滅社だけど……真白あたりなら、某かの手段で情報残してくれるかなぁ……」
真白 >『此方天緒。ラビリンスシティ港湾部において、狼王警備隊との共同作戦が今しがた終了した所だ。こちらから連絡を取ろうとしたが、其方の方が少し早かった……それだけ』
エリス >「真白さん!よかった……」
真白 >『何が良かったのか、意味不明……兵員という意味なら、特に損耗なし。寧ろ、敵対していたジロー達が先程全員、唐突に崩壊して戦闘は終了した』
サクラ >「こっちと同じパターンなのです……そらちゃんの言う通りなら、きっとこっちの“1000%”を倒したからなのです」
真白 >『現場検証は、狼王警備隊側が行っている……現在我々は、そのサポート中。臼本の護衛に向かった姫宮からも、今の所連絡なし』
弓 >「ふむふむ……ってことは、社の誰かから、直接命令でもあったかしらぁ?」
真白 >『端末展開。検索対象、“上層部からの指令”……特になし。何か、あったのか』
弓 >「いんや、よくわかんない。 ちょっとロンギヌスっていうか、協会方面警戒しといて。 私達はしばらく連絡とれなくなるかもしれないから、“判断は任せる”。上層部からどんな命令が来ても、ね」
真白 >『そちらの状況が不明なので、即断は出来ないが……でも、了解。そちらの流儀で言う“行き当たりばっかり”か』
アドノレ >取り合えず姿を隠してそっから現状の確認に移るべきだろうな。ぶっちゃけるなら止めないが
サクラ >かくしかで情報共有しちゃいません?
翔真 >それが早いだろうが………傍受の危険性を考慮しているのかも知れない。
サクラ >……了解なのです。では一旦取り下げで
GM >その間にも魔導砲艦隊は、パトロール艦1隻を残して帰途につき始めているね。
弓 >「うん、ごめん。こっちも状況よくわかんないのよ。それで、とりあえず先手うっただけなの。宙ぶらりんになるよりはいいかなってね……なので、別命あるまではそのまま警備隊に協力。その上で、ひと通り現場検証が終わったら……ちょっとさっき言った方面、警戒してくれると助かる」
真白 >『了解。それなら、此方はさしあたり現状を維持する……今居る2人(一狼とノーチェ)は無論、別行動の連中が戻ってきたら、そのように伝える。もしもの時は、連絡をくれればチーム全員で支援する』
弓 >「ん、お願いね。じゃあ、おーばー☆ エリスちゃんもありがと」
エリス >「いいえ^^ ……京香さん、それで微さんへの連絡は?」
京香 >「……(黙ったまま首を横に振る)」
エリス >「オットーさんが受けた、くれはさんからの不審な指令……依然として連絡の取れない、横須賀WU。…………確かに、変ですね」
サクラ >……うーん、なんぼ何でもタイミングが噛み合い過ぎてるなぁ……
翔真 >「エンディルスが俺達に対して牽制や妨害を掛けて来たか、それとも他の面子か……まだ情報が全く足りん。」
そら >「とりあえずこのあとは らびりんすしちーに ごーりたーんごー?」
翔真 >「臼本嬢の事も有る、まずはそらの言う通りに一度ラビリンスシティへ戻る、で構わないか?」
ちひろ >「戻りました。わたしは、構いません(^^)」
アドノレ >「ここで置いていったら泣きが入りそうだな」
弓 >「任せる〜」
サクラ >「了解なのです。急ぎましょう」
そら >「はぁーい。もくひょう、ラビリンスシティ。フレースヴェルグ、きんきゅうはっしん!」
GM >という訳で移動中、それぞれ1回行動で任意の場所に連絡を試みる事が出来るよ。判定は特に必要なしだ。
京香 >はーい。じゃあ横須賀WUとの連絡を引き続き試みます。
ちひろ >わたしは、ともちゃん達に連絡を取ってみますね。“千尋海”として、何かが起きてないか。
エリス >ああ、確かにそれは大事ですね……お願いします、ちひろさん(、、)
翔真 >学園にも連絡が付かなかったって事だから念の為、若葉に連絡を取ってみましょうか
サクラ >一旦、ファイアフライと連絡とってみましょうか
弓 >私は藪つつきたくないので、社へは連絡しないでおこう(笑)
翔真 >帰還命令等出されてはたまったものでは無いしね(笑)
そら >わたしは なにか しますか?(o^'ヮ')o
アドノレ >HP・MP的に補給が要りそうな人は?
GM >ああ、回復行動をするのもひとつの手だね。行動1回分だけに。
サクラ >HPはまだ大丈夫そう……かな
翔真 >こちらは大丈夫、《リジェネレイト》1回分くらいのダメージが残っているだけなので。
弓 >プラーナですねぇ。サクラとかしょーまくんにしても、結構減ってるはず
エリス >あ。じゃあ、マナボックスの方がいいのかも……?
アドノレ >幸福と薄幸の補充申請しとかないと。倉から持ち出すのは無論としても
ちひろ >そういえばわたしも、幸福の宝石は補充しておかないと……メンバー外ですから普通に購入ですよね?
アドノレ >いや、必要経費扱いだろ
弓 >船に乗ってる間は経費経費(笑)とゆーか、毎回無料で魔法入れて貰ってるんだし、なんなら私が出す!(笑)
ちひろ >恐縮です(^^;
GM >まあ、倉からアイテム持ち出すのは行動1回にはあたらないので、自由に補給してちょうだい(笑)
アドノレ >アイアイサー
GM >ではー……京香の微への連絡、翔真の若葉への連絡……共に、ノーシグナル。
翔真 >ふむ。
京香 >……お姉ちゃん、大丈夫かな
弓 >ふーむ、あと現地にいそーなのは……
GM >サクラが行ったファイアフライへの連絡、これはついた。出たのは十蔵だが、何時もよりも顔色が悪い。
十蔵 >『おぉ、たいちょー()か。丁度良かった、こっちから連絡しようかと思ってた所でさ』
サクラ >「そちらの状況はどうなってます?」
十蔵 >『あー、その前に確認したいんだが……なんかそっちで、妙な事でもやらかしたか?』
サクラ >「少なくとも、通常の任務範囲内でしか動いてないのです」
十蔵 >『そっか。ならいいんだが……いやね?さっき赤羽代表が、ロンギヌス全部隊に“MASTERSの討伐指令”を発令してきたんだよ。それも唐突にさ』
サクラ >「……マジですか」
十蔵 >『マジもマジ。坂井司令以下全員で聞いたから。で、一応、“たいちょーが戻ったら改めてチームで協議する”って返事だけしといたんだけどさ。あまりに胡散臭くてなぁ……どうしたもんかと思ってた矢先さね』
サクラ >「つい数時間前、普通に通話してたのですが…あまりに不可解なのです。ちょっと、こちらでも調べてみるのです」
そして、今の十蔵情報は欠片通信で皆に流しておくのです(、、)
アドノレ >初に連絡とって、直に迎えではなく密かに合流という形にした方が良さげだな
弓 >(後ろで小声)「へいへい、アドちよ。 ウチら、“通常の任務範囲内”でも結構やらかしてる件についてどう思う」
アドノレ >「それはまぁ俺様は悪の権化だからな。他の面子に関してはノーコメントだ」
そら >ねーこ(ねーこ) ねーこ(ねーこ)
十蔵 >『しっかし、赤羽代表。あれでいて、変な様子はなかったんだよな。言ってる内容を除きゃあ、いたって普通通りっていうか……前に見かけたようなニセモノなんかには見えなかったなぁ』
サクラ >「それにしたって言ってる内容がぶっ飛んでるのです。何かあったのはほぼ確定でしょう」
十蔵 >『だろうね。ぶっちゃけ“アンゼロット城が敵の手に落ちた”なんてケース、これまでも結構あったし(とおいめ)……俺らの任務はこっちの警護って点は変わんないから、暫くはそーいう事で様子を見るさね』
翔真 >有ったなぁ、キリヒトの時とか(苦笑)
エリス >ですよね…(とおいめ)
アドノレ >「『狡兎死して走狗烹らる』と言うにはまだ問題が山積みな気はするがな」
十蔵 >『まぁ兎に角了解。この先味方に襲われるって可能性もあるだろうから、たいちょーもこの先気をつけてくれって事でひとつ』
サクラ >「了解。そちらも気を付けて…最悪、神王国に匿ってもらうのも視野に入れておいて下さいなのです」
GM >……という感じでした。
サクラ >うーむ……
ちひろ >「此方も連絡が取れました。特に異常はないようですけど……一応、警戒だけは頼んでおきましたよ」
翔真 >「了解だ。」
エリス >「……こうして見ると、人界への通信がアウト、Dアースやラビリンスシティへの通信はセーフ……っていう感じ、でしょうか」
弓 >「いちおー聞くけど、そらりん、なんかした?世界結界に」
そら >「なにもしてないよ?わたしはみんなをまって、みてただけ。っていうか、ここそとがわ」
弓 >「だよねぇ……」
京香 >「……お姉ちゃん、何事もなければいいんだけど……もしかして“修道士”を逃がした事と、関係でもあるのかな。だとしたら……」
GM >……その時である。『――否!“それはない”と申し上げておこう』と返す、聞き慣れなくも野太い男の声。
サクラ >「…!?」
アドノレ >「噂をすれば影か?」
GM >次の瞬間、京香の影から……ヌルヌルと回転しつつ姿を現した者がいる。そいつは完全に実体化するや、バレリーナがごとき軽やかなステップを踏んで……そらの面前に跪く!
そら >「ふみゅ?」
サクラ >「そらちゃんから離れろっ!?」反射的に槍を取り出すぞ
弓 >当然装備を展開して立ちはだかる 「そんなところにいたのか、痴れ者」
修道士 >「大変結構な角度ではあるが……ぬしらこそ控えぬか。このお方こそは、全世界がひれ伏すべき主なるお方。本来なればなんぴたりとも触れる事あたわぬ尊い存在なのであるぞ!」
サクラ >「戯言をっ!」
翔真 >「(嘆息)こちらの会話が筒抜けの上でこうもアッサリと侵入して来るとは………過小評価していたと思いたくは無いが事実がこれではな。」
GM >なお、一連の過程の中で京香が豪快に胸を揉まれていた事は言うまでもない。
京香 >「〜〜〜〜〜〜……こ、このっ、ウスラトンチキ〜〜〜〜〜!?(///メ)」
翔真 >とりあえずグーパンで殴っても許されると思うな(^^;
修道士 >「案ずるでない。既に明言した通り、わしはこのお方……
アドノレ >「どつき合いしたい気も判らんでも無いが話を聞く必要はあるぞ」
弓 >「まさか、そらの索敵にもひっかからないなんてね」
そら >「ちがうよ。グリゴーリイは、もともと“そうだった”から」
修道士 >「そう……我こそは
ちひろ >「……そういえば、アーカイブで閲覧した事があります」
翔真 >「そこには何と?」
ちひろ >「約100年前、ツングースカに“杉崎さん”が初めてやって来た時……魔王ディングレイの信奉者が、真っ先に改宗してその使徒になった、と」
そら >「そう。だから、グリゴーリイも持ってる。……フラグメントを」
サクラ >「え、えぇー………?」
修道士 >「да、да、да!それこそこのわし、グリゴーリイ!」どや顔で頷きついでにちひろの胸やら尻をたっぷり撫で回す(ぁ
ちひろ >「んっ、あぁんっ!?(///)」
弓 >「Oh……」
翔真 >「それはまた………想定外の事態だ。」
修道士 >「うむうむ。それにつけても、これは噂に違わぬ良き肢体。気に入った!娘よ、後で二人きりにならぬかぁ?(手を止める事無く豪快に笑う)」
サクラ >串刺しにしてやろうかこの野郎(ビキビキ)
翔真 >そろそろ正面からグーパンで殴って良いかな?(ぁ
京香 >それはわたしにやらせてー(ぁ
修道士 >よかろう小娘。その青さではただちに返り討ちだがな(爽)
アドノレ >呼吸するようにセクハラする。ジローよりかなりの上手か
修道士 >「まぁそういう訳で、わしはぬしらよりも長い事
そら >「ふみゅーん……」
修道士 >「お、おぉ、
そら >「グリゴーリイ。すこししずかに。ちーちゃんいじめるのもダメ」
修道士 >「ははーっ!(ド平伏)
ちひろ >「んぅっ、はっ……(///)」解放されてぺたん、と床にへたり込み。正直感じてた
京香 >「なにこの態度の明らかな変わりっぷり…(==)」 ちべっとすなきょーか
弓 >「(やっかいね……正直、切り捨てたい。それが最上だけど……そらの性格と、私達のスタンス上、それができない……)」
翔真 >「で、今このタイミングで出て来たのはどう言う意図が有っての事だ?」
修道士 >「うむ。実は、それについてこれから説明しようと思った所なのだが……」
サクラ >「……まぁ話だけは聞きましょう。話だけは(ジト目)」
翔真 >「女性陣へのセクハラについては、後でシバいて貰うので覚悟しておけ………ともあれ、話位は聞こう。」
修道士 >「本来なれば時が到るまでもう少し、そこな娘(京香)の影に潜んでおるつもりだったのだがな。話の流れ上、そろそろ我が身の潔白を証し立てる必要があると判断したのだ」
京香 >おーのーれー(ぁ
アドノレ >「黒では無いが白でも無いと予想するところだが」
弓 >「ちなみに、グレーというのは“薄い黒”であって“濃い白”ではないのよねぇ……」
修道士 >「せっかくだから、ぬしらが抱いたであろういくらかの疑問にも答えてやるとしよう」
京香 >「じゃあ聞くわよ。どーしてあののうみそおぴんく団と一緒に行動してたのかしら?」
修道士 >「それよ。このグリゴーリイ、確かにかつてジル=ド=レのもとにおった事はある。だがそれは、まだ
京香 >「…ディーと組んでたのは?(==メ)」
修道士 >「知れた事、あれが
翔真 >「徹頭徹尾実利主義か(嘆息)」
エリス >「……率直にお聞きしますけど、今回の件にはどれだけ関係しているんですか?オクタヘドロンの件に始まる、エンディルス絡みの出来事の事です」
修道士 >「いやいやいやいや。わしはあのヨコスカの神社に幽閉されて以来、つい先程暇を貰うまでどこにも行ってはおらぬ……そもそも逃げようと思えばいつでも逃げおおせておったわ。ユスーポフの小僧の時しかり、今回もまたしかりじゃ。現に今、ここでこうしておろう?」
翔真 >「ユスーポフ?」
修道士 >「なんだ、知らんのか。今時なれば、歴史の教科書でも読めば分かりそうなものであろう」
フェリックス=ユスーポフ。旧ロシア帝国の高級貴族であり、
かつて怪僧ラスプーチンこと“修道士”グリゴーリイを殺した男、でもある。
サクラ >あー
弓 >「つかえねー……もっとちゃんと殺しておきなさいよねぇ」
翔真 >成程、解説感謝です(礼) 「そうか、教師になって不勉強を指摘されるとは、これは俺の怠慢だな。謝罪しよう(苦笑)」
GM >実際ラスプーチンは「暗殺」されたふりをして裏社会に潜伏し、続く戦乱の時代をそらの捜索に充てていたという事になる。
修道士 >「とっくの昔に死んだ小僧の事など、今となってはどうでもよろしい。重要なのは、わしの行動は全て
そら >「ふみゅう?」
修道士 >「嘗ては銀色の髪、純白の肌、炎の瞳を煌かせた麗しの我が主……今はこうも変わり果てておられるが、わしの忠義忠誠はあの頃とまったく変わりませぬ(恭しく傅く)」
翔真 >「今まで聞こえて来たお前の活動内容の、何処がそらの為だったのか疑問が尽きないのだが、そこら辺を答えてくれると信じて敢えて暫く黙って聞こう。」
修道士 >「全ては遠い昔、そうさな100年ほど前に端を発する事。今からは想像を絶する、様々な事があったものだ」
サクラ >「流石吸血鬼、スケールがデカい……」
修道士 >「その上で言うならば。わしの目的は、当時ボリシェヴィキどもがバラバラにし、先の戦乱で方々に散逸した
GM >なお、散逸したのは独ソ戦と、続く東西冷戦のせい。第1外伝のメンバーが長年追いかけていた案件でもある(爆)
修道士 >「……もっとも。それは事実上、このわしのあずかり知らぬ所で成し遂げられたようだがな」
エリス >「運命は、予想しない方向に人を導くものですから。わたしが、そうだったように」
修道士 >「あの頃わしを信じてくれた人々は、貴きも卑しきも皆等しく殺された。だから、わしは1人でも、何を利用してでも目的を果たさねばならなかったのじゃ……たとえ、どのような汚名を蒙ってでもな」
サクラ >……ロシア革命ェ
翔真 >「……………(お前の汚名は割りと自業自得な気がするんだが………今は言うまい。)」
京香 >「はいはい。それはそれとして、さっきちひろんとあたしにした事は絶許だからね」
修道士 >「ゆえに。間違ってもジローとかいう、模造品の失敗作ごときと組む程までに落ちぶれてなどおらん」
翔真 >ジローの扱い(苦笑)
京香 >「模造品の……」
エリス >「……失敗作……?」
ちひろ >「それもアーカイブで読みました。“杉崎さん”……つまりインフィナイトが一度世から姿を消した後、各勢力で実用化が試された模造品……スズキジローも、その一種だったのです」
修道士 >「今から20年ほど前の事だな。いや察しが良くて助かる」
そら >「はなしは、だいたいわかったよ。……いまはゆっくりやすんで、グリゴーリイ」
修道士 >「ははーっ!ありがたき幸せっ(平伏)では
言うだけ言うと、“修道士”は文字通り影の中に没入し、姿を消した。
ちひろ >「(ふぅー……)“ある意味強敵”ですね」
翔真 >「あぁ、正直今は何と言って良いか………非常に困る(−−;」
弓 >「……正直、信用できる要素がカケラもないわ」
エリス >「椅子に座っててよかったって思ったのは 今だから言える話です(、、)」
ちひろ >「さっき結構触らせてあげましたし、杉崎さんからも言われてましたから暫くは大人しくしてると思います。……彼の言を信用するならば、ですけど」
京香 >「触らせてあげてたんだ……(@@;」
ちひろ >「あの触り方からして、かなり欲求が溜まってる感じでしたから」
京香 >「さしあたって、今回の件に関係ないっぽいって事は良く分かったわー……でもなぁー」
サクラ >「……頭が痛いのです(==;」
京香 >「それなー。あんなの二度と呼ばなくていいからね、そらりん(==)」
翔真 >「………十中八九何か企んでいるのは間違い有るまい。ただ少なくとも今だけは、大きく動く事は無いと解っただけよしとしよう。」
エリス >「頭が痛いといえば、話を戻しまして……今まさにわたし達が抱えている懸案です。もうすぐラビリンスシティに到着しますけど、それからどうしましょう?」
サクラ >「そうなんですよねー。正直、こうなると協会支部に寄るのはちょっと危険だと思います」
弓 >「理由も説明はできるんだけど……時間がなさそうねぇ……」
ちひろ >「いちおう【ラビリンスシティ】も、【Dアース】やわたしの【千尋海】と同じく平行世界のひとつではありますし、仮にも裏界の王を自認するルー=サイファーが統治している手前、ロンギヌスもすぐには手を出してはこないでしょうけど……」
アドノレ >「さてさてどこに隠れるか」
翔真 >「だがこうなっているからこそ臼本嬢の身柄も心配だ、合流、と言うか回収しない訳にも行くまい。」
京香 >「なんかほん子ちゃんが忘れ物めいた扱いになってるよーな気も(^^;」
翔真 >「彼女の力が必要で協力して貰いに行って貰ったんだ、送り出した以上責任と言うものが有る(苦笑)」
京香 >「ですよねー。うななー、とか鳴きそうですけど(^^;」
翔真 >「下手をすると流鏑馬達にも累が及ぶ可能性も有る。ムツミ=アマミの件も含めて今あそこに厄介事はこれ以上持ち込みたくない。」
エリス >「一か八か、イーグレットさんに連絡をとってみるという手もあるかもしれませんけど……」
ちひろ >「そうですね。少なくともともちゃん達には異常はなかったし、Dアースの皆さんも普通にされてたのでしょう?」と、サクラちゃんに確認。
サクラ >「それもそうですね。特に洗脳効果とかは無さそうでしたし……」
エリス >「真白さん達にしても、特に異常はなかったようです……少なくとも一度集まって作戦会議、ありだと思います(、、)」
ちひろ >「わたしも、エリスちゃんに賛成かな」
京香 >「うん。まっしーたちの結果報告も聞いておきたいところですし」
そら >「まもなくー ラビリンスシティー ラビリンスシティー 臥龍迷宮はこちらでおおりくださーい……なんてね」
アドノレ >今こっちはシティからは丸見えなんだろうなぁ……
翔真 >今更それはどうしようもないが、ロンギヌスか世界魔術協会からの臨検くらいはありえるかも知れん。
そら >かくれることはできるけどー……やりますか?
弓 >ステルスするのもアリだけど、まあこっちに瑕疵はないんだから、堂々としておく方がいいか、と思う
翔真 >いきなりの討伐指令だからな、少なくとも少しは考える頭を持っている奴なら事実確認ぐらいはするだろう。という訳で弓さんの意見に賛成。
サクラ >その辺、イーグレットさんなら大丈夫だろうけど……
アドノレ >出る時には監視の目を振り切らないといけないかも知れんな
弓 >よっぽど命令系統が無理筋なのか、不審なのかなぁ……とりあえずどっちかってーと、アムとベル捕まえるのが早そうだ
アドノレ >単純にここでドンパチするのは避けたい線もまだあるぞ
そら >あむにゃんはルシファーズ=サン、べるちゃんは……動いてなければ横須賀、かな
GM >ともあれ、ここでシティには到着として。
京香 >「思ったより普通……でしたね」
エリス >「くれはさんの“指令”が、まだ届いてないのでしょうか……そうとは考えにくいですけど」
翔真 >「とりあえず俺達は降りる、待機組は何か有ったら直ぐに連絡してくれ。」
サクラ >それじゃあイーグレットさんにコンタクト取りつつ、初ちゃんやイレギュラーズと合流して作戦会議……って感じかな?
GM >そのイレギュラーズなら港の桟橋で、キミたちを待ち受けているね。あ、初と一緒にフラメル=ハウスへ行った空だけは不在だ(笑)
京香 >「とりあえずまっしー達は無事、か。……相羽せんせー、イーグレットさんへの連絡はどうします?」
エリス >「よかったらわたしがやりましょうか? もし皆さんでおやりになるのでしたら、お任せしますけれど」
アドノレ >「連絡を入れて何も知らないふりしてみるか。相手が何を言うかで腹の探り合いをする事になるがな」
翔真 >「………悩むが此方でしておこう。ここでしないのも不義理かも知れない。」
申し訳ない、ガチで大分悩みました(−−;
GM >了解。とりあえずイレギュラーズ(の大半)とはここで合流できるので、受け入れ方は待機組にお任せする方向かな?
弓 >うい、普通に合流で〜
GM >で、ほん子(と空)は誰が迎えに行く?
アドノレ >迎えに行くけど、その前にイーグレットの話を聞いてからだな
翔真 >ではイーグレットに連絡を入れましょう。
イーグレット >『MASTERSか……まずは任務ご苦労だ』
翔真 >「あぁ、有難う。何とか無事に任務を全うして帰還出来た。こちらで何か変わった事は有ったか?」
イーグレット >『何事もない。街は万事平常通りだ……しかし、実はひとつ話しておきたい事がある。もしかしたら、既知の情報かも知れんが』
翔真 >「俺達への討伐指令が下った事は聞いた。」
イーグレット >『やはりか。一応ラビリンスシティ支部としては“了解”……とはしておいたが、しかしここは私の裁量で、かの指令をある程度無視しようと思う』
翔真 >「感謝する(礼)しかし詳しい理由等に付いてはサッパリ解っていない。その辺りや他の事でも良い、何か解っている事は無いか?」
イーグレット >『少なくとも赤羽代表からは“此方を支援する”ために、ロンギヌスの1個大隊を増援として送った、とは聞いたが……今のところ、到着してはいないな』
翔真 >「こちらに来ていたオットー殿の部隊だろうか?………ともあれ一個大隊がここに来るとなると、魔王側も大人しくしているとは思えんが。」
イーグレット >『それだ。もし魔王達にとってもまったくの寝耳に水であれば、状況はますます悪くなる……最悪、人魔戦争の再発となるだろうな』
ちひろ >「……それだけは、防がなきゃならない。ですね」
サクラ >「正直、突飛過ぎて笑っちゃうぐらいなのです。……そちらはどう睨んでます?」
イーグレット >『理由は薄々察しているとは思うが、この場合……何者かの策謀により、アンゼロット城で何かが起きた。その影響ではないか、と考える次第だ』
弓 >「んーーーーーー……普通に考えて、赤羽くれはがガチで私達を討伐しようと思ったら、普通に討伐命令なんか出さずに、アンゼロット城まで呼び出してくるわよねぇ」
イーグレット >『……そうなのか?』
弓 >「ざっくりとでも私とそら、それにこの船のスペック知ってたら、まず罠で呼び込んで動きを封じないとどうにもならないのよねぇ。次元間航行能力もちの完全ステルス艦から、毎シーンごとに射程無限・射線無視でビーム飛んでくるのよ……?」
サクラ >「弓さん、メタ発言はほどほどに(^^;」
イーグレット >『疑念については承知した。とりあえず私はこれからルー=サイファーに会って、直近で赤羽代表に対する策謀を巡らせた魔王の有無を確認してみようと思う……正直無駄に終わるかも知れんが、ここの協会支部長たる私の職務として、必要な事だからな』
翔真 >「了解した、尽力感謝する。十分気をつけてくれ。」
イーグレット >『うむ。それと、余計な事かも知れんが……ルシファーズ=サンにも気を配っておいてくれ。戦争再発とあらばまず狙われるのは、ここを除けばあそこくらいだからな』という訳で、こちらは通信終了。
弓 >「ですよねー」
翔真 >「ルシファーズサン………ロンギヌス1個大隊を向かわせるとすると、色々難しいこちらより向こうに派遣する方が使い手が有るか。」
サクラ >「なるほど……ふむー、こう考えるとちょっと我々だけでは手が足りなくなってくる予感なのです」
ちひろ >「そのための作戦会議でしょう。まずは、初ちゃんと空ちゃんに戻ってきてもらおう」
翔真 >「臼本嬢達と急いで合流しよう、流鏑馬達の作業の結果も気になる。」
弓 >「うんうん」 あー、じゃあいちおう私もこっちで護衛しとく?
GM >おまかせします(笑)
結局一同は、とりあえず翔真・アドノレ・サクラ・ちひろという顔ぶれでフラメル=ハウス……
正確にはその上階にある、勇士郎一党が逗留する部屋を訪れた。
サクラ >周囲には注意を配ってます。警戒まではいかずとも
GM >そこには勇士郎ら一党の他、キミたちに派遣された2人(初と空)、そしてナイトメアの姿までもがあった。
サクラ >「初ちゃん、お疲れ様なのですー!」
初 >「うな、いらっしゃいなのです! こちらは終わりましたので、すぐそちらに戻ろうかとも思ったのですけどー……」
勇士郎 >「此方も此方で、これからの世界情勢に対して有用と考えられる情報が得られた所でね。今、それを纏めている所なんだ」
皇子 >「……ああ」 摩耶をあやしつつ(ぁ
翔真 >「伺わせて貰えるとありがたい、色々と事態が動いてどれから手を付けて良いのか解らない状態だ。少しでも有益な情報が得られれば助かる。」
ナイトメア >「……ひとりの勇者が、今しがたその偉大な使命を終えた。我等はその現場に立ち会ってきたのだ」
アドノレ >「ご苦労だったな。勇者の使命というのはろくでも無い事件が存在するという証明だからなぁ」
翔真 >「勇者が使命を終えた………と言う事はつまり……。」
ナイトメア >「ムツミ=アマミは消滅した。その人なりし頃の記憶を、遠く転生を果たしたその魂に託してな」
弓 >“勇者”の運命を考えれば最善の部類ではある、か
サクラ >「………そう、でしたか。寂しくなりますね」
翔真 >「…………」無言の黙祷
皇子 >「正直、僕らがもっと早くに気付くべきでした。マンモンが滅びて、彼女が眠りについたその時に……ずっと、待っていたんだ」
翔真 >「何度か世話になった、一言くらい礼と、労いの言葉を掛けてやりたかったが………安らかであったならそれで良しとする。」
初 >「……だいじょうぶです。わたしは、ここにいるですから」
サクラ >……んん? 「初さん?どういう事なのです」
初 >「うな。ですので、ムツミ=アマミになる前の、大昔の勇者から別れた人間の魂……その転生者が、わたしだってことなのですー」
サクラ >「…………へ?」
ナイトメア >「ムツミ=アマミ。その正体は、この世界以前にかつてあった世界の、いわば“プロトタイプ・最終勇者”といったところか」
サクラ >「ええええええええぇぇぇ!!??」
翔真 >「…………なん、だと……?」
アドノレ > なんとクラスチェンジしたのかとメタな事を
ナイトメア >「話すと長くなるが、大体こういう事だ」
アドノレ >やっぱり脱げたか
初 >ちゅーもくするのはそこですかぁorz(ぁ
アドノレ >「大昔は勇者で今は魔法少女。それもまたある意味勇者だから繋がりはあるのか?」
翔真 >「そこらへんは転生者マジックだよなぁ(^^;」
勇士郎 >「転生者事情としては、わりとよくある事だよ」
初 >「ムツミさんのこころは、わたしの中で生きてるんです……この世界を、避けられない破滅から絶対に守りたい。そう願いながら」
ちひろ >「初ちゃんも、ただの女の子じゃなかったっていう事……か(ふふっ)」
初 >「あ。でもわたしそんなたいしたものでもないんですよ!? おっぱいちいさいし……」
サクラ >「それはそれとして、実は……翔真さんがさっき言ってた通り、ちょっと色々状況が変わりました」
勇士郎 >「……何か、あったのかい」
サクラ >あー、もうしゃべっちゃって良いよね?
翔真 >こちらは構わない。
サクラ >ありがとうございます(礼) では「実はですね……」と、こちらの状況を説明。味方は多い方が良い
皇子 >「……なんだって。キミ達は、そういう連絡は受けたかい?」
勇士郎 >「いいや、まったく」
ナイトロード >「オレは知らんぞ」
空 >「わたしの方にも、そういう話は特には……」
初 >「うな。きっと、世界の状況が悪い方向に傾き始めているのです」
ナイトメア >「確かに、言われてみれば妙な感じはするのだ……かすかにではあるが、夢使いとしての本能に訴えかける、何かがな」
PREVIOUS CHAPTER | NEXT CHAPTER |