【外伝・第3章】
悲劇の源流

<PART−07>


更なる調査


GM:では・・・念のため。他に調べることはあるかな?
真琴:他に調べる事・・・『臥龍の守り』について、かな
怜:『沙弥』に関する資料があるかどうか……かな? ロシア行き決定ならサーシャのことも向こうで調べたいと思ってたので、まずそっちを優先します。
智律:ユグドラシルに関して、もう少し詳しく調べたいところ
GM:ユグドラシルに関しては・・・まあ、さっき真琴が発見した資料にいろいろ記載されているね。もともとは北欧からもたらされたもので・・・「ラグナロック」によって焼け落ちた世界樹の燃え残りに、施術して完成したものとなっている・・・。
尽:元々が神話の遺産って事か・・・
真琴:もし、ノルンによる臥龍の守りが解けた場合の予備としての四神と四大精霊にかんして、調べられれば
GM:まあ、そのあたりは第2外伝パーティーの仕事だけどね(笑)
尽:こっちは、インフィナイト・・・つーか、”MCチャンバー”そのものの資料がないか調べてみたいが、気付かれるのも嫌だな(苦笑)
怜:まあみんな今は好き勝手調べているから、こっそり調べる分には気づかれないんじゃ?>尽
真琴:では、私は『楠ヶ浦学園によって封印されていたモノ』について…それとD=Gのコアについての関連を。
怜:あ!あった!三笠のワールドゲート砲関係!
真琴:スカッと忘れてました^^;
智律:申し訳ない、私も忘れてました(苦笑)

かくして、一同は調査を再開する。真琴は「封じられていたものとD=Gのコア」について。
智律は「ユグドラシル」、尽が「インフィナイト」、そして怜は「超WG砲」について…。

智律:71で止まりました。
尽:今回は57〜 智律君スゲー(笑)
真琴:すごいことに(笑)
怜:確かに偏るなあ^^;
GM:では、怜から・・・超ワールドゲート砲とは、その名の通りワールドゲート砲である・・・ただし、そのパワーは通常のものを遥かに凌駕し、直撃を受けた存在は時空間の狭間に引きずりこまれ破壊される・・・
怜:ふむ…「ラファエル……これも覚えておいて欲しい」
尽:次元断層兵器か・・・要は波○砲なのだな(笑)
真琴:問題は固定砲台ってことか^^;
GM:うむ、あまりに規模が巨大すぎて、転生者のアイテムのように持ち歩けなくなってしまったのだ(笑)
怜:リアル三笠見ているだけに納得がいく(笑)
真琴:あれは・・・ねぇ(笑)
GM:そこで、「臥龍の護り」の補佐として・・・最も理想的と思われた擬態場所に設置された。それが「三笠」という事だ・・・。
尽:ふと、ヴェノレヌ砲を思い出してしまった(笑)
怜:あ、開発元を調査できますか?
GM:ああ、それはあっさり解る。オクタヘドロン(笑)
怜:ぶ(笑)はい〜松土行き決定(こらー・笑)
真琴:松土先生・・・便利だ(笑)
怜:だって、PCでもNPCでもオクタヘドロンとつながりあるの松土だけなんだもん^^;
尽:そろそろ誰かオクタヘドロンのコネとるべきか?(笑)
怜:取るつもり−−/
GM:次に、尽・・・インフィナイトは、既に知られているように完成したのは1機、00のみで・・・その後も量産する予定があったとの事。しかし、その計画が実現しなかったのもまた、事実だったりする・・・
尽:ふむ・・・その機能についての詳しい事は何かないですか? フュージョンキャノンとか(笑)
GM:インフィナイトの装備は・・・基本的に、内部から生成する方式をとっている。要するに人造人間と同じ方式だ・・・それ以外にウィザード支援機能として「エヴォリューション」「メガ=エヴォリューション」そして「オーヴァーリンク」が存在する・・・
尽:各機能の概略がわかれば、メモしておきます。
智律:…んー、全部、見た…よなぁ…、天羽は…。
GM:いや、オーヴァーリンクは見てないぞ(笑)

しかし、智律はその直後…この最強形態の存在を見る事になる。
詳しくは、本編第12夜参照だ!

GM:エヴォリューション・・・そらりんの支援能力に準じる。メガ=エヴォリューション・・・本編第11夜参照。オーヴァーリンク・・・ウィザードとの融合強化機能。ちなみに、フュージョンキャノンなる運用形態は『存在しない』!!
尽:「・・・! 存在しない・・・?」 それは、どういう意味かを考える。
GM:記録に存在しないということは・・・それはすなわち、『彼女』の其れ以外の部分に起因する能力、ということだろうか?
真琴:何となくですが・・・インフィナイト00っていっても・・・OGの体は見つかってないんですよね?
尽:まあ、そもそも・・・厳密にそら=インフィナイト00ではないしな。たぶん。
真琴:なるほど、そーゆーことか…つまりフュージョンキャノンは、そらの中のユグドラシルβのエンジンの機能か!
怜:あともう一つの可能性……もある。
真琴:もう一つの可能性としては、弓の破壊の右腕の特殊能力と考えます?
怜:そら一人でもフュージョンキャノンは発動できる。但し媒介に使った箒はおしゃかになるけど
真琴:なーる、そういう手が有りましたね
尽:いやむしろ、沙弥の能力・・・
GM:そう、ここで智律の調査結果が生きてくる・・・破邪砕力、そして神体誘発・・・
怜:破邪砕力はASにも備わっているんですよね?
GM:うむ。オリジナルに比べればひっじょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに弱体化してるけど(爆)
ちなみに、本来前者はユグドラシル3本を組み合わせて結界を張り・・・内部のエミュレイターを文字通り消去する能力だね。

智律:ふむふむ・・・
GM:そして、後者は・・・ノルンたる宿命を持つ者に、超越した身体能力を与える能力・・・!!
智律:その代償は・・・?
GM:いわば「神の本質」を人間の身体に宿らせるわけで、その負担はとてつもなく大きい・・・ノルンでなければ、瞬時に灰になってしまうという・・・
智律:「神の本質」…ねぇ
GM:つまり「大いなる者」が本来の力を取り戻した状態・・・まあ、その時点で「人」としてのキャラクターではあり得なくなるんだけどね(笑)
尽:要は神化するってことだもんなぁ・・・
真琴:なるほどねぇ・・・その下地があったから耐えられたのかな・・・<D=G
尽:もう自分の推論言っちゃおうか・・・おそらく”そら”とは、インフィナイト00であり、沙弥であり、ユグドラシルβコアの重合体。
怜:前に、インフィナイトが契約者に纏うことで支援能力を発揮できるという話があったし…で、そらが沙弥を融合したんでないかな〜?と。
智律:・・・・げげげ。と、ゆーことは(汗)
怜:ただ、沙弥自体もクローンとはいえ遺産に似た何かじゃないかという根拠がないと成り立ちませんが。
GM:でもって、真琴の調査結果・・・横須賀に存在し、臥龍の護りに守られたもの・・・それはD=Gの「本質」である・・・
怜:本質か……。
真琴:やっぱりか・・・・・・・・・・・・・・・・一寸待てよ・・・・それって・・・まさか・・・まだ臥龍学園の下に残りが封じられてたりはしないよねぇ・・・(汗)
GM:それは、いつからかは不明ながら、古くから横須賀に存在したもの・・・という。そして、その力は・・・かつて竜脈さえも動かし、この地の中心を・・・変革させた、という・・・。

そして、日蓮上人の秘められた記述に曰く…
「臥龍の力は両極の扉、みだりに使うべからず…護りもて穏やかに休ましむるべし」とあった…

尽:その言葉、聞いていいかな?
智律:全然知りませんからな
怜:むしろそれは教えて欲しいぞ^^;
真琴:おっけぇ(笑)「竜脈・・・という事はやっぱり鍵は・・・・(ふむ)」
怜:「……竜脈ね……」
尽:「D=Gそれすなわち、封印されたものなのか・・・」
怜:「……違う。恐らく……触れてはならないもの、触れずに眠らせておいてこそ本来の姿であるもの」
真琴:「本質は、そうなんでしょうね・・・」
華恋:「・・・・・・・・皆さん、成果はいかがでした?」
尽:「んー、情報が多すぎて何とも・・・」
智律:「…ちょっと…混乱しているって言うのが正直なところです…。」
怜:「……核心に触れてきた、と言ってもいいかもしれない……」
真琴:「・・・まあ、今のところ情報を整理するのが肝心ですね・・・」
智律:「・・・はいです。」
尽:「そのようだね。」
華恋:「さしあたり・・・これからどうするか、ですね。」
怜:「とりあえず情報整理……先のものとしてはロシア行きの準備だな。他に調べたいものはあるか?」>ALL
智律:「…う〜…、僕は…、もう何もないはずです。」
真琴:「今は有りませんね。現時点では資料の方が多すぎますから」
尽:「あとあるとすれば・・・謎のマスター=ジェスターくらいか。彼についてはほとんど何もわかっていない。」
怜:「オクタヘドロン関係だってことだけ位、だな……一応調べてみるか?」
真琴:「期待薄ですがやらないよりはマシでしょう」
尽:「まあ、ダメ元でも調べてみたいが…」
怜:「……松土さん……頼むから営業さんに聞いておいてくれ−−;」ぼそぼそ(笑)

かくして、マスター=ジェスターについて調査を開始する一同。
今回は、純粋なダイス目のクリティカル値発生だけを基準としていた(爆)が…

智律:…ちぃ、止まった。52でストップです
真琴:ヒーロー智君(笑)
尽:混沌の運命が炸裂してる(笑)
智律:今回は大爆発! 本編で回らなかった分まで…混沌の女神様は気まぐれですから(笑)
真琴:気まぐれすぎて困るけど(笑)
怜:ほんと、偏るよねえ^^;
GM:マスター=ジェスター・・・オクタヘドロンの上層部に所属。ただし定位置を持たず世界中を放浪しているという・・・守護者というよりは裁定者に近い立場。その言葉、茫洋としてかつ混沌とし、とらえどころなし・・・。
尽:「初めて具体的な姿が見えてきたな・・・智律君でかした♪」
真琴:「智律君、よく見つけましたね(くす)」思わずなでなで(笑)
怜:「というか、よく見つけた(笑)」頭わっしわっしと空中からなでなで(爆)
智律:「は、はややややややややややや〜〜〜・・・・。」
怜:「……ニャルラトホテプ見たいなやっちゃなあ」
華恋:「マスター=ジェスターは、楠ヶ浦学園の上層部でも会った者は少ないそうですからね・・・」
智律:「はわわ…。でも…、裁定者…?」
怜:「案外、仙人かもな……」
真琴:「本当に裁定者かもしれませんよ・・・」少しばかり目が真剣に・・・
怜:「……ああ……何言いたいか何となく推測できる」小声で>真琴
尽:「さて、俺が気になってるのはこんなもんかな・・・」
怜:「ん〜ここで調べたいものはこんなものかな」
華恋:「では、戻りますね・・・」

かくして、一同は華恋の先導で地上へと戻ってくる。

華恋:「・・・・・・・・・・・・・・・・・」再び彫像に何事かをつぶやくと、ゲートは消える・・・。
尽:一応、外へ出た時に周囲を警戒しておこう。下手に見張られてたらヤバい(汗)
智律:「…はぅ〜。」
怜:「……」ノーマルモードに戻る。同じく、警戒。
真琴:ただ・・・衛星クラスで見張られるとどうにもならないからなぁ・・・(汗)
尽:「ふう、今回は情報が沢山あり過ぎて・・・何処か安全な場所で整理しなきゃなぁ・・・」
真琴:「まったくです・・・少々重い情報が多いようですし・・・」
GM:・・・その時だ。一同の中で0−Phoneが、着信音を鳴らし始める。
智律:「・・・はわわ?」
華恋:「いえ、私の電話です・・・すみません」>智律さん
尽:人の電話を聞くのも失礼なので、あまり気にしない。
怜:「……安全なのは、MonAmiだろうね」小声で
真琴:・・・あるいは真琴ハウス?(笑)
尽:真琴ハウスはあまりぞろぞろ出入りすると、つばさがヤバい〜(汗)
真琴:です、一応偽造はして有りますが・・・色々とまずいですから
華恋:その間に電話に出ます。「もしもし、杉崎です・・・・・・・・・・・・・・」
怜:「おやっさんに連絡入れておくか?」>ALL
華恋:「・・・・・・・・・・・・・・・・!?・・・わかりました。すぐ行きます・・・わざわざすみません。では、失礼します・・・(通話終了)」
尽:通話終了確認して「・・・何かあったのかい?」>華恋ちゃん
怜:「……顔色が悪いけど、どうした?」>華恋
真琴:「何か有りましたか?」>華恋
華恋:「・・・・・・・・・・・・・急な事で申し訳ないですが、横浜へ・・・戻らせていただきます。」(
怜:「横浜に……?」>華恋
智律:「なにが・・・あったですか?」
華恋:「・・・・・・・・・・・・・博士のところへ、行かなければならなくなりました・・・それも、急いで。」
智律:「はわ!」
尽:「・・・博士に何かあったのか?」
華恋:「はい・・・」
怜:「……!?」
真琴:「博士に!?移動手段は有るんですか?」
華恋:「どんな手でも使います・・・」
怜:見回して「……5人なら俺の車ぎりぎり乗れる……助手席は尽な」飛ばす気十分(爆)
尽:「・・・いや、こう言う時はバイクの方が早い。」本当です(笑)
真琴:まあ、細い道でもすいすいですし(笑)
華恋:「しかし、皆さんはロシアに・・・!?」
真琴:「それよりも、杉崎博士に何か有るなら、そっちが先です(くす)」
怜:「それに、ロシアには今すぐ行くわけじゃない……急ぐぞ」
智律:「はわわ、急ぐです!」
華恋:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい!」
尽:「華恋ちゃん・・・後ろに乗れ。」予備のメットは常備してある。
華恋:「あっ・・・・・・・・・・はいっ!!」
怜:「……智律は俺の後ろに乗れ」
智律:「はいです!」
尽:「限界まで飛ばす・・・しっかり掴まってろ。」
華恋:「・・・・・・・・・・はい!!」ぎゅーっと掴まってます(><)
怜:「……振り落とされんなよ、智律!」
智律:「はいです!」
真琴:「まだ・・・逝ってはいけませんよ・・・・(くっ)」全速で急行
怜:「……まだ、恩返しすらしてねえんだよこっちは!」
尽:「・・・・・・」無言で最速且つ安全に集中する。
智律:「………。」
華恋:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・博士・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

という訳で、一同は華恋を送り横浜へと急行した。
既に意識不明となっていた杉崎博士は、華恋の希望もあって杉崎邸に移され、
そこで数日後に、華恋に看取られて息を引き取った…そして、その葬儀において。

尽:「さようなら・・・杉崎一郎博士・・・人造人間の普通の幸せ・・・」
智律:「……どうか…、安らぎの中に包まれますように…。」
怜:「博士……さようなら、そして、おやすみなさい。せめて静かに眠れることを祈って」
真琴:「おやすみなさい、博士・・・」
尽:「俺は最後まで・・・求め続けますから・・・」

決意を、新たにする一同であった…。


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