【外伝・第3章】
悲劇の源流
<PART−11>
あばかれる黒歴史
かくして、ブロンズスターはモスクワに到着した。
GM:そして・・・モスクワ、クレムリン宮殿。今は、ロシア聖王の本拠となっているそこは、かつては旧ソ連の恐怖の象徴として、世界中に恐れられていた…。
怜:「…………ここが……」クレムリン宮殿見つめて佇む。 (内心:来たよ……)
智律:「…寒いです…。」(笑)
ジョニー:「ここが赤の広場・・・そしてあれがクレムリン・・・」
尽:「いきなり本丸!って感じだな(ははっ)」でも寒い(笑)
真琴:「ま、今の私たちには余り関係ないものですから、さっさと調べてしまいましょう(くす)」注:つばさに早く会いたいだけという説があるが(爆)
尽:「余計なもん見て、目ぇ付けられたら難儀だしなー(笑)」お母さんが子供置いて、長期留守はいけないしな(笑)>真琴
ジョニー:「確かに・・・(苦笑)」
怜:「……(一呼吸して以後終始無言)」
尽:←特に普段と変わらずw 寒そうだけど
GM:旧ソ連健在な頃にはコサックダンスが(ぁ
ジョニー:それはザンギエフのED(笑)
そして、ピョートルの手引きでロシア聖王の許可を受け、一同はいよいよ足を踏み入れる。
ロシア帝国時代から秘匿されてきた数々の黒歴史、そのすべてが納められた秘密書庫へと…。
…その存在は、その名の通り一般社会にはほとんど知られていない。
僅かに、冷戦時代に書かれた荒唐無稽な書物にその存在が仄めかされているに過ぎない。
だが…事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもの。
現に、薄暗く陰鬱な書庫の中には、数多くの資料が収容されていた…。
智律:「…嫌な雰囲気です…。」
GM:ああ、歩いているだけで・・・粛清された人々の怨念が染み出してきそうだ。<地下書庫>智律
怜:「……」無言ですたすたすたすた(笑)
真琴:「場所に染み付いた記憶、のようなものでしょうかね・・・」哀しげに
ジョニー:「普通の記憶媒体でなくても、場所や空間自体が記憶を保存しているという話がある・・・」サイコメトリー能力とかです
尽:「古くは憑物神という・・・過去を見つめて、未来に向かう。それはいつでも変わらないさ(ははっ)」道すがら呟く。
GM:あるいは、記録された事実そのものにとりついた何か、かも知れない。記録が怨念を宿す・・・1930年代の大量虐殺とか(爆)
ジョニー:二次大戦の戦死者の数を一桁上回る(爆)
怜:「…………気をしっかりもて」>智律
智律:「……はいです。」>怜お兄ちゃん
真琴:「死者に怯えても、良い事はありませんよ」ぽんぽん、と肩を>智律
怜:空気に飲まれないようにしっかりと書庫を見つめます。
智律:「…早く調べ物をして外に出ましょうです…。」顔が真っ青
尽:「とっとと行こうぜー」すたこら(笑)
怜:「……」溜息一つついて 「……隕石と……サーシャのこと……だな」
尽:「だな。 他の事はとりあえず置いておけ。」
ジョニー:「了解だ」
怜:「……問題、ない」<他の事 「……サーピョートル……資料の複写は許可されていますか?」>ピョートル
ピョートル:「公式には禁止って事になっている・・・けど、個人的には広い範囲に配ったりしないならいいと思う。」
ジョニー:「逆を言えば・・・」ここで口を閉ざす
ピョートル:「・・・見つけた資料の扱いには、気をつけろってことだね」
ジョニー:「まあ、そういう事だ…(苦笑)」
怜:「……わかりました、配慮感謝します」>ピョートル
尽:しかし、ロシアのセキュリティ大丈夫かー? 部外者ほいほい?入れてー(笑)
GM:ああ、比較的大丈夫ではありません。ピョートルからしてこのリアクションだし(笑)
尽:しかし、ここは資料見ないで周囲警戒でもしてた方がマシっぽい(笑)
ジョニー:自分もそうしよう(苦笑)
真琴:さて……こんな時くらいは役に立たないとにゃぁ(実戦闘能力ないからにゃあ^^;)
尽:プラーナは自分しかジャッジできない時まで取っておかねばならないしなー(笑)
怜:後でおやつかじっておこう(笑)
ジョニー:残りプラーナ・・・153(爆)
尽: ぱんつの為に取っておく?(大違)
ジョニー:V[#o¥o]=<)`ν゜)・;'>抹消線(不覚にも爆笑してしまった・・・・OTL)
◆ ◆ ◆
GM:では、まずは隕石の件から解決しよう・・・白軍からソ連政府に奪取された「彼女」は、今は存在しないモスクワ郊外の研究所で、徹底的に調査された…。
ジョニー:徹底的ってのが気になる・・・
GM:この時、乱暴にも…全身の切り離しが実行された。その際のレポートが残っていて・・・まるで、人間を腑分けするかのようなものだった、という。
智律:…むぅ
怜:この時か……
真琴:・・・切り離して・・・その後の事を考えてたんでしょうか・・・
ジョニー:残念ながら、当時の見解としては「知的生命体」とは微塵にも思ってなかったでしょうからねえ・・・(苦笑)
怜:そうは思っていないでしょう……ただの「研究材料」としてしか見てないのだったら
智律:まあ、考えてないでしょうねぇ。 いかに有効利用するか、ぐらいしか。
真琴:兵器か何かと思ったんじゃないかな・・・
GM:うむ・・・それで結果的に、身体のそれぞれのパーツが兵器として高い適性を持っている、という事が判明、早速兵器に転用しようとしたとんでもないヤツがいた訳だ。
ジョニー:ΣV[o¥o ]V
智律:…本編でも、気象兵器があったな…。
ジョニー:・・・まさか・・・
怜:スターリンだろ多分−−;
尽:まあ、予測範囲だ・・・・・・ そしてΩ赤が(大違)
GM:しかし、ここで問題が起こった・・・第二次大戦と、ナチスドイツによるバルバロッサ作戦だ。
ジョニー:うわあ・・・
尽:だろうなぁ・・・
真琴:後もう一寸でモスクワが陥落したのに・・・・イタ公が(爆)
尽:世界最弱の名は伊達では無いぃぃぃ!(ぉぃ)
ジョニー:敵に回しても味方に回しても役立たず。むしろ迷惑かけるだけ居ない方がいい(笑)
GM:そしてこの時・・・ナチスドイツにも、おそらく情報が流れていたのだろう・・・「彼女」をめぐる、最初の争奪が行われたわけだ。
尽:人間以外は・・・いや、人間自身も含め全ては戦争の道具。それが戦争の狂気。
GM:戦後、1948年に記録された「彼女」についての資料では、頭部…そして右腕が失われていた。
智律:…ふむ、持ち去られたか。
ジョニー:いやん(苦笑)
怜:頭は無くなっていたのですか……あと右腕と……。
真琴:右腕か・・・よりにもよって・・・・・・
尽:ドイツに行った、で戻ってない・・・と言う事は高確率で米国か・・・
怜:だろうね・・・
GM:それでも遅々として調査は進められたが、続く冷戦時代。今度は米国が、ナチスドイツに代わって争奪戦の相手役になった…そして、この時だ。「サーシャ=クラスヴィンカヤ」という名を、目にするのは。
ジョニー:「!!」
尽:遂に出たか。
怜:冷戦時代か……プロフィールを注意してみてみます
真琴:どういう風に絡んでいるかが問題、か。
ジョニー:ナチスに回った(?)方も気になるけど・・・今はサーシャのほうに集中。
GM:サーシャ=クラスヴィンカヤは、「彼女」にまつわる争奪戦で重大な役割を演じていた…ルーマニア出身、KGBのエリートスパイだった彼女が、米国に亡命…その時、「彼女」のパーツの大半を持ち去ったのだ。
怜:ルーマニアΣ( ̄□ ̄;)
ジョニー:KGB!?ΣV[o¥o ]V
尽:・・・!<KGB→亡命
智律:ふむ、大半…、ですか
尽:大半・・・と言うと、どの部分か特定できますか?
GM:サーシャが持ち去ったのは、胴体、そして両足・・・そして、ソ連には「左腕」だけが残った。
怜:アメリカにあるのか……KGBで、米に亡命…………何か引っかかるんだよな。
智律:頭部・右腕:行方不明 胴体・両足・右腕:米 左腕:露、ですか・・・
真琴:ふむ・・・・・・なーんかひっかかるなぁ・・・
GM:で、真琴は思い出す…パトリシア=フォルツァから渡された資料の事を。胴体、すなわち「インフィナイトOG」は、黄金の蛇を経由してアメリカからもたらされた…と。
真琴:「・・・つまり、流れ流れて、胴体は楠ヶ浦学園にやってきた事は間違いありませんね・・・。今は・・・」そこで黙る
怜:「OGが……胴体なんだろうな」
ジョニー:「分かれたパーツは6つ。うち胴体はOG・・・左腕はこの国に…残りは3つか・・・」
真琴:「そういうことでしょうね、9割9分・・・」
怜:「……両足がどうなったか……もあるな」
真琴:ま、確認取れないでもないけどね・・・裏技使って
GM:そうそう、争奪戦の結果残された「左腕」なら・・・このフロアの一角で、特殊ガラスのケースに収められて存在している・・・!!
尽:有るのか・・・
真琴:あるんですか!
智律:って、それは直に見に行きます!
怜:近寄って……写真に収めて良いなら、収めます。見た感じどんなでしょう?>左腕
GM:「左腕」は基部から切り取られていて、切断面は無造作に鋸で切り落としたような感じだ。ケースの中はホルマリンで満たされていて、その中に腕だけが浮かんでいるという次第。
真琴:「・・・・・・人の所業とは思いたくはありませんね・・・」呟く
智律:どんな腕か…、それから切断面や指の関節を確認します。
ジョニー:やはり、金属的な何かを感じますか?
GM:うむ、よく見ると・・・ホルマリンの中だというのに、「左腕」は僅かに脈動している!!
ジョニー:「!!」>脈動
怜:「…………生きて……いる……」
ジョニー:自分の”宇宙人としての視点”から見てどうでしょうか?
GM:それは・・・おそらく「金属生命体の群体」から形成されたものと思われるね。
ジョニー:「・・・これは・・・」ここで、口をつぐむ・・・PLの予想、少し当たった
怜:……智律と尽、左腕に近寄って何か感じることはない?
智律:…何か感じませんかな?
尽:一通り調査終えるまで、近付かない方が良いかも・・・ヤバい事になるかも知れないし。
GM:尽…そこからでも、「左腕」の脈動が確かに伝わってくる。それも・・・MCチャンバーから!!
怜:やっぱりな……<MCチャンバー
尽:っと、それを感じたら、それ以上近付かないで置きます。ケースが割れたりしたら事だ(汗) あとで〜
GM:そして、智律は「左腕」を確かめた瞬間、胸騒ぎを感じる。前に・・・同じような「もの」を見た覚えがある。それも、ここではない場所で・・・
智律:…じゃあ、ずばりお聞きします。 弓さんの破壊の腕か、そらさんか…、どちらかではないでしょうか?
GM:さすがはスルー帝王!!(爆)じゃなくって…ここまでの状況を確認すれば、どっちかは見当がつくはずだ(^−^;
智律:む、了解です。流石に露骨に確認を取りすぎですか(笑)
ジョニー:ちょっと疑問。この左腕が「脈動=生きている」とすると・・・
真琴:他のパーツも生きてるかもしれないわけですね。
尽:と、いうより、確実に生きているだろう。
怜:生きていると思いますよ。PLの脳内では繋がってきたんだけどな……
ジョニー:「再生」するのが普通だと思うがまさか・・・この状態では「封じられている」ってことなのだろうか?
智律:可能性としては・・・・、生きてる部位が腕以上に多い場合は、もっと活発に活動している可能性も…
真琴:他のパーツが生き残ってるのが判ってるから再生できない、とか。
怜:他のパーツと呼び合っているんだろうなと思うけど……
ジョニー:我々の想像以上に強靭な生命力を持っているんですね
GM:左腕が活発でない理由は、すぐに分かる・・・ケースそのものが、封印の役を果たしているわけだ。
智律:封印が解除されれば、他の体の元へ飛んでゆく、か、あるいは一つにまとまろうと何処かに集うか、そんな所かな
尽:封印か・・・ならば。できるだけそばに寄って、感じてみます・・・・・・・MCチャンバーが、左腕に感じる物が、『そら』と同じ物であるかどうかを。
GM:すると・・・「左腕」が強く脈動する。指先がぎしぎしと動き始め・・・なおも続ける?
尽:・・・ そこで止めておきます。 で、ケースから離れます。
GM:そう・・・MCチャンバーを介して、伝わってくるイメージ…何かを懇願する、あの時の少女。
尽:・・・・・・これ以上刺激するのは危険と判断して離れましょう。イメージさえ確認できれば十分です。
GM:尽がその場を離れると、脈動は沈静化する・・・
尽: と、離れるその前に・・・少女のイメージを良く心に刻みつけておきます。
GM:そうだ…刻み付けて、尽は確信した。その少女は…シベリアの施設で見た、写真の少女だ。
尽:なるほど。了解です!
怜:あと、サーシャの写真があったら……それも確認したいところですが。
GM:サーシャの写真は、KGBのファイルにあるね…プロフィールも記されている。
真琴:サーシャの写真とプロフィールを確認しなきゃ。
怜:写真とプロフ、両方とも確認します…
GM:サーシャ=クラスヴィンカヤは茶色の髪、茶色の瞳で…記録では小柄な女性だったらしい。その容貌は…沙弥、そして智律に酷似している・・・
尽:ふむ。やはりな・・・それでそれが何を意味するのか、って事だ。
真琴:「・・・・・・・」少し、思うところがある・・・
怜:生年月日はわかりますか?
GM:記録では1939年、ルーマニアとなっているね・・・そして、サーシャの特記事項には「高レベルのW能力を所持 米国に転向『エターナル=フレイム』」とある。
智律:…また、アメリカですか。
怜:生きていたら65歳か…「W能力」と「エターナル=フレイム」について、意味は調べられますか?
真琴:W能力ってウィザードとしての能力ってことかな?
GM:「W能力」・・・すなわちウィザード能力。エターナル=フレイムとは、コードネームもしくは特殊能力のことと推定できるだろうね。
尽:「・・・エターナル=フレイム・・・永久(とこしえ)の炎か・・・。」
真琴:永遠の炎・・・単純に考えるなら属性が火、ってことかもしれないけど・・・
怜:或いは尽きないプラーナのことかも、とこれはPL発言
ジョニー:・・・不死鳥・・・
尽:何やら親近感が(笑)
サーシャ=クラスヴィンカヤが亡命したのは1960年代…
その後の足取りは不明ながら、ファイルに「死亡」と書かれていない以上、
KGBは抹殺に失敗したのかもしれない…。
GM:ともあれ、最終的に残った「左腕」の真価が理解されることのないまま、ソ連は崩壊し・・・現在に至ってるわけだ。で、問題はこの後(笑)
怜:まず、資料室出ません?他に資料あるならもっと見たいけど……個人のことになるんで我慢(苦笑)
尽:サーシャの事と左腕・・・ここで調べられるのはここまでかな?
智律:…そうですね。外に出ますか
ジョニー:さいですねえ・・・正直染み付いた雰囲気で息が詰まりそうかも。
怜:外に出て……宿泊施設多分とってもらっているだろうから、そこで情報まとめを希望。
尽:では、一旦外に出ましょう。ピョートル氏にはお礼を言って、情報整理しないと。
真琴:・・・一つだけ仕掛けていきたいなぁ・・・・・(ぉ
怜:あまり妙なのは厳禁だからな−−;
尽:厄介なのはかんべんな(笑)
真琴:えーと、では一つだけ仕掛けをしてから出ます…ま、そう厄介なものではないので^^
真琴は、『左腕』が封じられているケースに、人知れず何かを忍び込ませた…。
GM:かくして、亡霊たちに後ろ髪を引かれるかのような感触を覚えながら、一同はクレムリン宮殿を後にする…。
智律:では、外で深呼吸〜
怜:「(……静かに眠ってください…………あなた方の無念は刻んで生きます…………ヴラドの血を引くもの者、として)」資料室去る時に振り返って軽く黙祷
真琴:「・・・・・・血塗られた道、というわけか・・・。」
ジョニー:心の声(・・・宇宙を渡って・・・この星に流れ着いて・・・その結果がああだなんて・・・)宇宙人として憤りを感じています
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