【外伝・第4章】
ホロボスベキモノ
<PART−09>
たったひとつの遊星と、
たったひとりの少女の足取り
「カーオス公爵」の真相についてマーリンから聞かされた一同は、
その件の解決を弓に委ね、再び真実の探求へと乗り出した・・・
尽:委ね・・・というか、彼女が納得できないと意味無いからねぇ・・・そらちゃんに関しても結局。
怜:うむ……それだからこそ弓に一切任せたんだし
GM:まあ、弓がどういう行動を取ったかは本編見れば一目瞭然ではあるんだけども(笑)
ジョニー:確かに(笑)
GM:ともあれ・・・これからの行動に際して情報を再確認するため、一同は集まった次第。(
真琴:「私が動けない間にそんなことが・・・(ふむ)」
そう、今回から真琴が復帰しているのである。
いまいち情報収集面で危なっかしかった?「TRUTH」パーティーも、
これで本来の能力を取り戻すことが出来た…
ジョニー:隕石の破片を鑑識の同僚にこっそり調べてもらわなきゃな…
GM:そうそう。「ツングースカ隕石の破片」を調べてもらうがひとつ・・・もうひとつは・・・
怜:サーシャの生存確認……
尽:そうだったなぁ・・・
真琴:なにやら色々と動いてるなぁ^^;
GM:うむ。『ツングースカの少女』をはじめとして、今回の件の根底に大きく絡んでいる『サーシャ=クラスヴィンカヤ』・・・その足取りを追うこともあったね。
ジョニー:まさか…会える可能性が出てくるとは・・・KGBに所属していて亡命って事は…CIAかFBIなのかなあ・・・
GM:さて、問題は・・・・どこから取り掛かるか、そこに尽きるだろうね。
真琴:そうすると関係の無い第三国かもしれませんね〜
怜:可能性として、スイスかな
ジョニー:となると…情報機関の線から辿るのが一般的かなあ…
尽:情報機関かぁ・・・・・・
ジョニー:メリケンの情報機関は…持ってない(苦笑)
GM:いやるるぶでもサポートはしてないし(笑)
尽:俺としてはマスコミ関係が主だけど・・・内調にある情報なら多少は調べられるかな?
怜:自分は企業関係メインだし……ロシア方面なら師匠と本部経由で情報入手できないこともないけど。
真琴:私は教会関連の情報なら集められますが・・・あの国は系統が違いますからね^^;
◆ ◆ ◆
怜:ん〜じっとしてても仕方ないので……あ。俺内調関係者コネ持っている(爆)
尽:仲代だろ(笑)
怜:ああ、仲代か(^^;とにかく極秘でと頭下げて…あと可能なら司経由でも。これは確実にコネがあるので
尽:そっちは俺がやってもいいよ? 仲代も榊原もコネ持ってるし(笑)
怜:じゃ、頼むわ〜一人で全部やる気もないし
尽:うっしゃ、それじゃ内調関係は俺がやる。 「サーシャ=クラスヴィンカヤ」について内調が持ってる情報を洗って貰おう。
ジョニー:うう〜む…コスモガード経由の情報で…前回まで以上のことは解かるかなあ…? 一応、地球圏で起きた事件にまつわるものですから。当時の資料やその後の継続資料等を洗って見ます
GM:うむ・・・さすがに、コスモガードにおいてあれ以上有力な情報は特に見当たらないようだ。
ジョニー:むう・・・じゃあ・・・やっぱり銀河警察の方かあ・・・元々は地球に出来るだけ干渉しない方針ですからねえ(苦笑)
GM:ああ、対象が変わるから可能は可能だね…。
ジョニー:「ツングースカの少女」が落ちた日時を中心として、それに関連しそうな事例や追跡調査を調べてみます
GM:では・・・ジョニーは、「ツングースカの少女」がシベリアに落ちた当時の宇宙からの資料を、なんとか頼み込んで手に入れることに成功する。
ジョニー:「ぜ〜・・・ぜ〜・・・。デスクワークは・・・慣れないなあ…(苦笑)」
GM:「その隕石」自体は・・・太陽系の外縁部から地球に向かっていたようだ。だが・・・それ以前にその太陽系外縁部に到達し、消息を絶った遊星があるという・・・
ジョニー:「・・・遊星…?」詳しく見て見ます
GM:その「遊星」は・・・スキャニングされた情報が、あまりにも不自然なものとして「不審天体」扱いになっているね。
ジョニー:あまりにも不自然…。その詳細は記載されていますか?
GM:まず・・・その構成された年代があまりに不可解なのだ。計算によると・・・銀河系開闢以前の物体なのだ。
ジョニー:・・・別宇宙からの送り込まれた物体!?(驚)「・・・俺たちの宇宙年齢をはるかに超えてただと・・・」気持ちを落ち付けつつ、さらに資料を読み解きます
GM:そしてもうひとつ不可解なのは・・・その質量比。観測されたデータによる天体の規模から見て、あまりにも重過ぎる・・・!!
尽:密度異常か・・・
ジョニー:ふつう・・・そういう天体はえてしてブラックホール化するのに・・・その様子も無かったという事でしょうか?
GM:うむ・・・そのような様子がまるでないことから、エミュレイター絡みかとも取り沙汰されたのだけど、特に攻撃の意図はないとされ結局放置された次第だ。
ジョニー:ちなみに・・・「ツングースカの少女」は、その遊星から来た可能性が一番高いのでしょうか? それと、その遊星が太陽系から離れていった後の軌道も解かるでしょうか?
GM:その遊星は・・・「太陽系で行方不明になった」訳だ。だから「意図不明」(爆)
ジョニー:うわ・・・なるほど・・・。・・・こわひ(苦笑)一応「ツングースカの少女」が現れた軌道についても調べましょう。外宇宙から来たのか、それとも…というのが知りたいです
GM:うむ。それも資料にあるけど・・・「銀河系の中心から」「突然、現れた」という事が判明する。
ジョニー:銀河の中心…。推測では超級ブラックホールがあるとされている場所からか…
ジョニーは事実を前に、ひとり呟く。
「(・・・ありえない場所から出現した天体・・・。エミュレイター絡みじゃないとしたら…。まさか・・・な・・・)」
…その頃、怜は…
怜:改めてロシア方面の情報を……神聖護世騎士団経由で洗いなおそう。で、東欧まで調べられるのならそっちも調査して欲しいと陳情
GM:彼らはロシア国内のエミュレイターの排除が主目的だからねぇ・・・前回以上の事は、さすがに判明するには時間が掛かるね。
怜:そうですか……なら、本部というか聖王庁に直接頼めるなら頼んでみます
GM:まあ、サーシャに関しては・・・ロシアの外での足取りはさすがにつかめないね。これは場所的、時代的問題も絡んでいるけど・・・亡命直後の居場所なら判明する・・・亡命直後の彼女は、マサチューセッツ州チャーロッツヴィルのアパートにしばらく住んでいたらしい・・・。
怜:マサチューセッツ……
ジョニー:東海岸のほうか…
怜:了解。そしたら調査対象違うかもしれないけどマスターソン氏に頼んで調査してもらいます…で、これは自力で、その周辺にある大きな研究機関なり企業なりの調査もします
GM:まあ、あそこで研究機関といえばまずイシマールなんだが(笑)
マスターソンからの返信は、こうであった。
「チャーロッツヴィルは、あの地域の名士たちが居を構えている場所だ・・・
かつてロシア皇女アナスタシアであると名乗った人物の、終焉の場でもある」と。
ジョニー:あ!なるほど!!聞いた事あると思ったら・・・
尽:なるほど・・・
怜:アナスタシアから調べなおすべきかもしれないな……
真琴:・・・ふむ・・・サーシャを保護した記録、もしくは接触した記録が無いかをパトリシア・フォルツァ経由で銀十字のデータベースを洗う、かな。一応世界各地に有るし。
GM:うむ・・・サーシャ=クラスヴィンカヤの西側での足取りを、銀十字はしっかりトレースしていたね。
真琴:なんと!「結構やるもんですね(くす)」
尽:と、すると、カソリックも何か掴んでるのかねぇ・・・?
GM:サーシャは、チャーロッツヴィルを皮切りに、西側諸国を転々としているね・・・日本を訪れたという記録もあるよ。
真琴:「日本に・・・ねぇ・・・・・」他の資料と共に日本に来た時のデータを洗いなおします
一方、尽は精力的に調査を進め・・・サーシャ=クラスヴィンカヤが、
かなり以前に日本を訪れていた事を突き止めていた。
尽:ごふっ・・・やるな内調!(笑)
GM:内調資料によると・・・サーシャは、米国国防総省のVIP扱いで来日し、しばしのあいだ滞在したという・・・驚くべき事に、ここ横須賀に。
真琴:「ふむ・・・横須賀に・・・・・(カタカタ)」
怜:柿崎さん何か知っているかも……もう聞いたでOKなら柿崎氏に問い合わせます
柿崎には、すぐに繋がった。
柿崎:「サーシャ=クラスヴィンカヤ・・・ねぇ。そういえば昔ソ連にそういう名前の凄腕のスパイがいたとは聞いてるよ。ついでに、亡命したともね・・・・」
怜:「かつて米国国防総省VIPとして日本に来たと聞いたのですが……国土防衛隊に資料ありそうです?」
柿崎:「あぁー、資料室の事なら即答は無理無理。多分あるとは思うけどねぇ(笑)」
怜:「そこを何とか……お願いします><」
柿崎:「わかったわかった、そう哀れっぽい声を出しなさんな・・・時間が掛かるとは言ったけど、ダメとは言ってない。ここ重要だよ」
怜:「……お願いします(真面目に)」>柿崎 「あと、ついでになりますけど」かくしかでサーシャ=父違いの姉(母親が同じ)と
柿崎:「・・・・・・・・・なんともややっこしい話になってきたじゃないの? まあ、期待しないで待っててな〜」
怜:「正直、自分も実感ないんですけどね(苦笑して)」
柿崎:「・・・・・ま、あんまし深入りしないように気をつけるんだぞ? 考えすぎると止まらないのが、お前さんの困ったところだからねぇ」
怜:「いいんですよ、これがここでの仕事ですから」ああついでだ。柿崎には清香=怜の母と伝えますね。
しかし、国土防衛隊よりも内閣調査室の方が
こうした情報を持っているものである・・・それも、より確実なものを。
GM:尽が更に手に入れたのは・・・その当時のサーシャの姿を捉えた写真だ。
尽:おお、こっちも収穫有った! 勿論コピーしておこう♪
GM:髪だけはずっと長く、衣装も軍属のものだったけど、その外見は・・・
尽:20年以上前か・・・写真・・・(ちと悩み
GM:尽が悩むのも無理はない・・・写真に写っていた彼女は、あまりにも・・・誰かに、そっくりであったから。
尽:そうなんだろうなぁ・・・
真琴:そうでしょうね^^;
尽:ふむ、きちんと確認しましょう・・・ デジタル化すれば、服や髪型を変えるのはたやすいですし。
GM:うむ・・・沙弥との共通点を探るのかな?
尽:当然です!(笑) そらちゃんの持ってた写真のデジタルデータが有れば重ね合わせて見たいほどです(笑)
GM:まあ、見た感じ・・・沙弥と【そら】を足して2で割ったような感じかな(笑)
尽:怜のパソコンを借りて写真をデジタルデータ化して、ペインターでぐりぐり髪型と衣服をいじると・・・
怜:途中で「……代われ、雑」って言ってひったくりそう(笑)
尽:じゃあ、細かい処理は怜にさせよう(笑)
ジョニー:あ、そうだ…。今のうちに隕石の破片、鑑識してもらった方が良いのかな?
怜:やってもらってちょうだい〜
ジョニー:了解です。では…事件の時にいつもお世話になっている鑑識班の同僚に、隕石のサンプルを調べてもらいます。一応…オフレコで
GM:では・・・その隕石の組成について、結果が戻ってくる・・・『天然素材でありながら、この世界にはありえざる物質』で出来ている、という・・・
ジョニー:・・・ぶっちゃけ、異世界物質って事ですね・・・(汗)>結果 同僚には…後日奢りとかしてねぎらわないとな〜(笑)
GM:うむ。ついでに、『遊星』と同様の時間軸的不審点が見受けられるそうだ・・・
怜:それだからか……そらにアナライズしたときのピグマリオンの反応……
ジョニー:了解です。口外しないでくれよなと言って、データのコピーを取った後、元データは破棄…かな?
真琴はその間にも、サーシャの足取りの報告を受けていた・・・
GM:サーシャは日本を出た後しばらくアメリカに戻り、そして・・・
真琴:「さて・・・まだ続きがありそうですね・・・・・(カタカタ)」
GM:サーシャは・・・アメリカを後にして、世界中の宗教的聖地を回り始めるのである。それも・・・ありとあらゆる場所を。
真琴:一体何の目的で・・・その辺はわかります?
GM:【何かを求めていた様子ではあった】けど、それ以上の事は不明なようだね。ただ・・・最後に、彼女の現在位置が判明する。
ジョニー:おおお!
真琴:「・・・現在位置まで把握してるとはね(くす)」どこですか?
GM:サーシャ=クラスヴィンカヤが、最後に確認されたのは・・・奥インド。中国やパキスタンと国境を接する、高山地帯・・・
ジョニー:ガンダーr(殴打
・・・そこは現在「ザンスカール」と呼ばれている・・・
帝国とか付けないように…この国は実在する。
真琴:「・・・ザンスカール・・・ここが・・・」
尽:検索した・・・要するにチベットか・・・
怜:旅立った人がいるがあまりに(大誤爆)
真琴:データはまとめてコピーとっておこっと^^
怜:ちと真琴。追加調査頼む。
真琴:できることなら^^
怜:サーシャが巡った聖地と、遺跡・遺物消失の時間軸が一致するかしないか
真琴:はい、調べます〜^^
GM:サーシャが聖地めぐりをしたのは、20年以上前だね・・・遺跡・遺物消失の時間軸とは一致しない。ただし、場所のいくつかは符合するね。
真琴:符合した場所はメモしておきましょう。
GM:判明しているのは・・・エジプト、バーミヤン、イースター島、ユカタン半島・・・ってところかな?
尽:それで最後はザンスカールかぁ・・・いわくある場所ばかり。
怜:尽にも確認希望。サーシャ来日の正確な日時と、楠ヶ浦学園に来たかどうか
GM:ああ、尽の情報なら・・・サーシャ来日は25年前、その行動区域は米軍基地内のみだったね。
怜:それとザンスカールに今でもサーシャはいるのかどうか、これも
真琴:現在位置らしいのでいるとは思いますが・・・一応調べてみましょう・・・
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