【外伝・第4章】
ホロボスベキモノ

<PART−10>


ザンスカールへ


かくして情報収集を終わった一同は、MonAmiへ集合する。
学園の登校日で不在だった智律も交え、ここにフルメンバーが実現した…

尽:俺は内調で調べてもらった資料と、サーシャの写真デジタルデータ(各種髪型服装レイヤー付き)持参〜
サワダ:ある意味・・・驚愕の資料を携えて合流〜
真琴:銀十字で調べた資料をもって^^
怜:自分が調べた部分は他の人の調べた部分でより細かいこと判明しているから無駄だったかも(苦笑)
尽:と、ココで智律君も合流すればいいかな?
智律:お手数をおかけします…(汗)
尽:怜にデジカメ借りて、智律君を撮って、サーシャの写真と重ねてみるか(笑)
智律:背格好が違うかもしれませんが比較にはなるでしょうね
尽:まずは情報を統合しよう・・・サーシャの移動経緯と所在、写真・・・それと謎の隕石の情報か・・・
サワダ:”ありえない場所”からやって来て”ありえない”消え方をした天体…その構成物質も構成年代も異常…
尽:隕石は宇宙で調べなきゃならないし、サーシャのあとを追うかどうかだと俺は思うんだが・・・
怜:本人がいるらしいところに行こう。それが最優先でしょ今は。
サワダ:ですね。地上に居てできることからやるのが先決だと思います
智律:うい、サーシャの足跡を追ってみるのが良いかと…。
真琴:では、チベットまで向かいますかね^^
サワダ:真琴っちが三蔵(夏目○子)役ね(爆>チベット行き
真琴:じゃあ残りの四人は何(笑)
怜:じゃあ、沙悟丞よこせ(爆)
尽:俺は馬で良いや(実は竜だし)
サワダ:じゃあ、「悟空道」風味が良いのかい?(爆>真琴っち
真琴:それは激しく嫌(笑)
怜: ドリフの西遊記だろここは!!てーことでだ。誰が加トちゃんか決めよう(爆)
真琴:決めるんですか・・・さっきの配役だといかりや・・・_| ̄|○
怜:良いだろいかりや。リーダーだから(爆)
真琴:確かにチョーさん好きだけど(笑)

智律:…一人ネタについて行けぬ(笑)

尽:「それと俺からはもう一つ決めておきたい事がある。 このサーシャの移動の軌跡を、他に流すかどうかを決めておきたい。」 要は第2外伝に流すかどうか。
怜:情報欲しがっている人がいるから良いんじゃない、別に個人だけのやり取りで隠すようなことでもないから…てーかここに来て隠し事も個人だけしか知らない話もないかと思うよ。そうする方が余計怪しまれるだけだし
尽:「別に異存無いなら、そちらにも情報出しておく・・・。」
真琴:「必要なら、構わないんじゃないかな・・・無茶はしないでしょう」
怜:「いいよ、俺やっておく。今回何もしていないからそれくらいやらせてくれ」
尽:「OK。じゃあ任せる。」無理しないかどうかは断言できないがなぁ・・・
怜:情報得てどう扱うかは向こうが決めることだし、ここでどうこう言っても仕方ないから・・・
真琴:「ふむ・・・・・現在位置以外は教えちゃって構わないかと。必要になったら聞きに来るでしょうし(くす)」
サワダ:「あの子達なら・・・リカルドもいるんだ・・・大丈夫だろう・・・」

GM:うむ・・・では、チベットへの移動となる訳だ。まあ、移動方法に関してはおまかせするとしようかな(笑)

智律:…飛行機→陸路…、かな?
真琴:それが妥当でしょう。陸路なら箒という手も有りますし
智律:あのあたりの事はさっぱり、というより交通手段少なそうという先入観があるので(笑)
サワダ:箒も一緒にか…。自分の箒バイクが…一番のお荷物だなあ…。ま、仕方ないな(苦笑)
GM:まあ、ザンスカールまではインドの中心部からでも結構な距離になるけど(笑)
尽:標高3600〜3700くらいらしいですねぇ・・・
智律:…それ、慣れないと高山病…?(汗)
GM:まあ、高山性の砂漠が広がってますからのぅ(笑)
サワダ:きっついなあ・・・
真琴:いや、宇宙空間に出られるのに高山病にかかるわけが(笑)
サワダ:地上は世界結界の管轄だよ?(笑)
尽:実際・・・空路で直接行ければいいんだが・・・インドの陸路だとどれだけかかる事か(苦笑)
サワダ:超強引な手段で移動も出来ない事無いけど…流石にコネ乱用なので却下(苦笑)
GM:ついに動き出すじょにたん屋敷(ぁ
尽:目立ちすぎだと思うが・・・(苦笑)
智律:いざとなれば、月衣にものを言わせて、スカイダイビングとかもありますが(笑)
怜:とにかく、全員箒あるから箒で良いんでないかなと・・・
尽:インドまでは通常の空路使って、そこから箒が早いかな? 箒って遅いし(笑)
智律:ま、そうなりますか。
尽:あと、高山装備買っておいた方が良いなぁ・・・
智律:酸素ボンベとか、ですか…。 重いんだよなぁ(汗)
尽:インドの山奥(笑)でも、ピグマリオン通販網はあるのだろうか?(爆)
智律:そりゃあるでしょう(笑)
怜:全世界何処でも0−PHONE使えるから問題ないと思う(笑)
GM:空から装備が落ちてきてナイスキャッチとか(笑)
真琴:降ってくるんでしょうねぇ(笑)
サワダ:雪男が運んできます。イエティ便(爆)
智律:…ああ、わざわざ運ばなくてもいいのか!(笑)
尽:凄いぞピグマリオン! 虹男(修行中)も安心だ!(ぉ
サワダ:自分の箒バイクだけは、空輸で空港で受け取った(笑)
怜:ラファエルは折りたたんで月衣の中にいます(笑)
真琴:セイジロッドもたたんで入れてる(笑)
尽:俺も冬用装備引っ張り出して普通に持っていこ(笑) 箒はいつでも入れてるし。
GM:そもそも月衣があれば高山病の心配をしなくてもOKじゃないか!!(笑)
怜:で、西遊記はドリフで決定ね?(爆)
智律:お好きに(爆)
怜:じゃあ智律、お前罰ゲームで加トちゃんな(爆・決定)

ともあれ・・・ニューデリーまでは航空機、そこからは箒で飛んで・・・
いよいよ、天空に最も近い国と呼ばれるザンスカールへと、ウィザード達は赴く・・・

GM:そして、箒での移動・・・チベットに入り、乾ききった荒野を眼下に臨む・・・剣のように突き立つ山々。
サワダ:「わったしは〜♪ こうやの〜はこびや〜さ〜♪」謎の鼻歌(笑)
尽:「そういうの・・・どこで覚えてくるんだ?(ははっ)」
サワダ:「う〜ん…。昔任務で行った惑星で、蟲型の機械生命体に乗っていた女性が教えてくれたんだよ」

…ムンベイかよ!!(爆笑)

サワダ:ばれた〜(笑)
尽:「ふうん・・・イイ歌だな(笑)」一応念の為、次元潜行は忘れずに(笑)
サワダ:了解(笑)
怜:問題ないよ(笑)<次元潜航 マップ貰えたら先導するので〜(GPS付の人工知能だから)
智律:……おや(笑)
真琴:次元潜行無いTT
智律:同じく…。
真琴:魔女が空を飛んでいたという噂が(笑)
怜:すまん、怜のタンデムは女性は弓だけしかのせないと決めてるんで^^;ゞ
智律:じゃあ、天羽は乗ってもいいですか…?(どきどき)>怜さん
怜:ああ、一応男だから許可(笑)
尽:じゃあ一人寂しく哨戒飛行しよっと(笑)
サワダ:自分のバイクのサイドカーかタンデムシートに乗りなされ>真琴っち
真琴:そんじゃサイドカー(笑)

標高5000m以上、頭上にはどこまでも続く青空・・・・・・
さながら、青と白のモノトーンの世界。

山々の頂上には氷河が広がり、下流へと続く水源となっている・・・
わずかに点在する緑は、世界がこの過酷な大地で生きる人々に約束した恩恵か。

そして、国というにはあまりに小さな、草原に並ぶ集落・・・
ここが、ザンスカールの中心部であろうか。

尽:降り立って・・・「ここかぁ・・・」
智律:「…ついた、ですか…?」
尽:「聞きしに勝る、スゲーところだな・・・(ははっ)」
真琴:「・・・こういう国も・・・あるんだよね・・・・・」よく見てる
サワダ:「そうだな・・・」
怜:「……アイヌの集落と似ているな」ぼそり
智律:「…一言では言い表せませんね…。 」遥かに連なり行く山々を見上げて
怜:「……………………知床(ぼそ)」
尽:「こんな極地にも人の営みがある・・・かぁ・・・」
怜:「……」大雪山付近とか道東の摩周湖や屈斜路湖方面や知床と重ねてる
真琴:「・・・いいんじゃない、こういう風景・・・好きだよ・・・(くす)」髪を押えながら・・・
怜:「…………夏は、一人で行くか」小声で

人々は、ウィザード達の来訪に気づいていない・・・ただただ、日々の営みを続けるのみ。
サーシャ=クラスヴィンカヤは、何を思ってこの地に流れ着いたのか・・・
そして、彼女は今どこにいるのか。

尽:・・・と、感慨に浸るのも良いけど・・・聞き込みしなきゃなぁ。0−Phoneの通訳機能使って(笑)
智律:…天羽がいるから聞き込みは楽だろうなぁ(苦笑)
尽:そう言うなら、やってもらおう(笑) 写真も用意してきたんだけど〜
怜:ええと、集落の人には寺院がどこにあるか聞きます
GM:うむ。人々は大変友好的で、聞き込みに困難はなさそうだ・・・
尽:一応敬虔な仏教徒だから、各自宗教は隠しましょう(笑)
サワダ:自分の場合は地球の宗教じゃないので(笑)
真琴:「・・・今もいるといいんだけど・・・」
智律:「…会えなくても、此処にいる人なら、サーシャさんとあった人がいるかもしれませんから…。 何かお話を聞けると思うです。」
怜:で、こいつに似た人見なかったかと智律を見せながら……
サワダ:子供たちとかにも聞いてみましょう
智律:「こんにちわです。 …あの、僕に似たサーシャって人を知りませんか?」 聞き込み聞き込み
怜:「こいつの生き別れの姉を探しているので」と言いながら(爆)
GM:子供に「おにいちゃん、だぁれ?」とか言われながら(笑)
智律:「僕、天羽智律っていうです〜。」
子供たち:「あもー? あもー・・・?」

まるで3D似顔絵状態である。
ともあれ一同は、サーシャらしき人物と面識があるという、村の老人と邂逅する・・・

老人:「サーシャ・・・というと、あの女性か? 彼女なら・・・人里にはいない。」
サワダ:「”人里”には?」
尽:「人里にいない・・・というと・・・?」
怜:「では、何処に?」
真琴:「つまり、余り人目につかないところで生活してるってことかな。」
智律:「……じゃあ、サーシャさんは…。 どこにいらっしゃるかわかりますか?」
老人:「ドゥルンドゥルンの氷河に、ひとりで暮らしている・・・でも、あまり人と近づかないみたいだから、気をつけるといい。」
尽:「氷河・・・」4400m級の峠から6000m級まで続く氷河かぁ・・・大変だ
サワダ:「氷河に一人で…」
智律:「…そんな所に一人で…。」
老人:「前にも・・・かー・・・なんていったかな、そんな人たちが会いに行った、けどそのまま帰ってこなかった」
サワダ:「・・・どんな人たちでしたか?」
老人:「外国の外套を着て、重そうなものを一杯持って、ジープに乗ってきた。」よーするに防寒着+フル武装(爆)
怜:「……多分KGBだろう」
真琴:「KGB・・・流石というか(苦笑)」
尽:「ふうん・・・」 まあ、ここはロシアの勢力圏に近いしなぁ・・・
怜:「……それが帰ってこなかったとはね」小声で
サワダ:フル装備小隊が帰ってこなかったって・・・(汗)
真琴:「帰ってこなかったって事は、多分そういうことなんでしょう・・・(はぁ)」
尽:<ぼそ>「・・・・・・(残酷なようだが)逆よりは良い・・・」<帰ってこなかった
老人:「あの女性、村でもほとんど話さない。きっと何かがあった、けど誰も聞かない」
怜:「……多分、何とかなるとは思いますけど」
智律:「…とりあえず、行ってみるしかないですから…。」
怜:「方向と、時間と教えていただけますか……氷は、慣れてるので」
老人:「氷河はあっちだよ・・・」
真琴:ふと思った、ここにサーシャがやってきたのは何時だろう
サワダ:あ、それも聞いておかないと
尽:資料にあるんじゃない?
真琴:時間によっては、何年たっても容貌の変わらない人物がいても疑問に持たないわけが無いし
GM:資料によれば・・・ソ連が崩壊するかしないかの頃だね。
サワダ:ペレストロイカ〜
真琴:そうすると・・・10年以上前かな
GM:ちなみに、サーシャは人里に下りるとき、フードローブを羽織っているので・・・すぐ見つけられる反面、風貌の判断は難しいようだ。
真琴:なるなる
智律:…ふむ
GM:老人の話は、ちょうどソ連崩壊時のクーデターの時期に合致する・・・
老人:「私は忠告した。引き返すなら、今のうち」
智律:「……そうなっても…、どうにかしないといけませんから。」
サワダ:「だな…。意図的に人を避けているのかもしれないが…俺たちは・・・会わなきゃいけない・・・」
老人「なら、好きにするといい・・・だが気をつけろ、彼女をおどかしてはいけない・・・」
怜:「ありがとうございます」一礼して「……大丈夫、です」
尽:「ご忠告痛み入る(合掌)」
智律:「ありがとうございましたです(お辞儀)」>おじいさん
サワダ:「ご協力、感謝します」
真琴:「どうも、ありがとうございました」
老人:「いやいや。しかしお前たちのような人は珍しい・・・わざわざ彼女に会いに来るものなど、もういなくなったはず」
怜:「……色々、あるんですよ」
尽:「どうしても会っておかなきゃならない事情があるんでねぇ・・・」
サワダ:「?? さっきのジープの集団以外に…会いにきた人が居たのですか?」
老人:「もちろん・・・でも、ほとんど還ってこなかった」
智律:「…帰ってきた人たちもいたんですか?」
老人:「無愛想な様子で帰っていった・・・」要するに追い返された(笑)
怜:「なるほど……」
尽:「・・・俺等もそうならねーようにしないとな(笑)」
真琴:「そうならないことを祈りましょうか(くす)」
怜:「……彼女……姉、ですから」微笑して
GM:老人、ぽかーんとした顔で怜の言葉を聞く(笑)
怜:「……身内に会いに行く、ただそれだけですよ」

かくして一同は、老人の言葉に従いドゥルンドゥルン氷河へと向かう…

サワダ:皆〜雪焼けしないように注意〜(笑>氷河へ 日焼け止め以外にもサングラスないとムスカになるぞ〜(笑)
怜:北国育ちをなめるな〜(笑)「……あ、真琴。金髪ロングのヅラあるか?」
真琴:「もちろん持ってるけど、何に使う気?」気づいててあえて聞いてみる「・・・って、そのまんまか(くす)」
怜:「……ここに、生きた証拠が居るって証明」
尽:「ふ・・・そういうことか(笑)」
怜:「……伊達に、母親似じゃないってこと……」
真琴:「後でセットするから、頭貸すように(くす)」
怜:「あ……真琴、黒いローブあったらそれも貸してくれ……」
真琴:「それくらいなら、変装用に・・・ほらあった(くす)」
怜:「……これでいい。後は自分でやる」借り受けて
真琴:「ふむ・・・それじゃこれとこれね(くす)」
サワダ:複雑な血縁関係だなあ(笑)


世界中から集まる、数多くの謎…シベリア・ツングースカ事件から始まるそれは、
世界の根幹を揺るがしかねない秘密への扉を、ウィザードたちに示していた。
シベリアの少女の断片、暗黒の現代史、ヴラドの血、ロマノフの遺産、
杉崎沙弥、5人の科学者、プロフェッサー=コス、デミウルゴス、
『破壊の右腕』、『クレムリンの左腕』、そして…ディメンジョン=ガジェット。
果たして、ウィザード達はどのようにして希望の光を見出していくのか。

サーシャ=クラスヴィンカヤとの邂逅によって、彼らが導かれる先はどこなのか…

…犠牲なき真実は、果たして見えるか!?


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