【外伝・第1章】
惨劇が残したもの

<PART−01>


運命への片道切符


横須賀沖で、謎の爆発事故が起きてから、数週間後・・・
ようやく、曲がりなりにではあるものの、街に平穏が訪れていた。
散発的なエミュレイターの攻撃も悉くウィザード達に阻止され、大事には至っていない・・・。

尽:えっと、場所はどこでしょうか?
GM:そうですね〜。場所的には・・・「Mon Ami」が適当かな?時期的にはあの「第7艦隊」の事実を知った後・・・からだね。
真琴:では「Mon Ami」でたむろしてるのかな
尽:了解です。例によってだべってますね(笑)
GM:そういう事で(笑)店にはいつものように、おやっさんとやよいさん。凪はバイトに出ていて、今ここにはいないようだ。
怜:あ、後ろの髪の毛を一本にくくってます。短いけど…悪戯したい人、どうぞ(笑)
真琴:誘っているのか、それは(笑)
智律:例の写真のことは既に知っているのですか?
GM:もちろん!っていうか序章参照(笑)
尽:俺は・・・怜に話は聞いてるな(笑) 実際にはいなかった時の話だし。
怜:うん、多分話しているだろうな(笑)
智律:了解です〜。では、時々ため息をつきながら、お手伝いをしていましょう(笑)
尽:「ん・・・何か、その姿もすっかり馴染みになったよなぁ・・・」>お手伝い智律君
GM:で、おやっさんは・・・店内にいるのが君たちだけであることを確認すると、やよいさんにちょっと耳打ちするね。

やよいは・・・店の外にちょっと出て、すぐに戻ってくる。
のみならず、カウンターからの操作で窓のブラインドが閉められていく・・・

真琴:「・・・さて、何が起こるのかな(くす)」楽しそうに(笑)
尽:尽は多分慣れてるなぁ、こういう状況(笑)<閉店後MonAmi
智律:「は、はわ、どうしたですか…?まだ、お店じまいには早いですけど…。」>お義母さん
やよい:「(くす)とりあえずの臨時休業ですわ・・・これから、大事な話がありますの」>智律君
智律:「は、はぅ・・・?」>お義母さん
怜:「大事な話?」顔上げて>やよいさん
尽:「・・・はぁ、また何かあるんスね・・・」暗く成りゆく店内で溜息。
やよい:「ええ。先日の爆発の件に絡んで・・・(^^)」
GM:すべてが終わった後、おやっさんがおもむろに口を開く。「さて・・・いきなり店を閉めてしまってすまない。実は・・・君たちに重要な話があるんだ」
尽:「ははっ、さてっと。何っすかね。」姿勢を正して。>おやっさん
智律:「・・・・・は、はぅ・・・。どきどきするです…。」>重要な話
真琴:「・・・あの爆発関係ですか・・・・・」<重要な話
怜:「先日の爆発……」
おやっさん:「君たちは、既に・・・15年前にこの街で何が起きたか、断片的にでも知っているはずだ」
怜:「はい……」
智律:「・・・はいです・・・。」
真琴:「一応、耳に入るだけは・・・」
尽:「ははっ…、一応は。俺が来たのは直後でしたしね・・・・。」
怜:尽の「15年前」が気になったけど、それは後で問い詰めよう(笑)
おやっさん:「そして、これまで数多くのウィザード達を見てきたが・・・君たちはその中でも、特に事の真相に迫らんとする姿勢を見せていた。他の多くのウィザードが、エミュレイターとの戦いにのみ忙殺されているにも関わらず、だ」
真琴:「少しばかり、興味がありまして・・・」その割にまじめに
怜:「……関係してないとは言い切れないんで」
尽:「・・・・・・」珍しく黙っている
智律:「・・・・僕は・・・、本当の自分が知りたいだけです・・・。」
おやっさん:「そこで・・・君たちに、その更なる機会を提供することで・・・いまだ霧の中にあるといえる、すべての真相を解き明かす役に立てればと思った次第なんだ」
怜:「全ての……真相……機会とは……どんなことですか?」
おやっさん:「つまり、だ・・・【第7艦隊】が完全に破壊してしまったために失われてしまった、この街に関わる秘密・・・のことだよ」
怜:「この街に関わる秘密、ですか……」
尽:「機会…ッスか。何か情報が入ったんスか?」
おやっさん:「実はね・・・私が捉えている限りでは、その真相に一番近い資料が、二箇所で確認されている・・・それも、かなり近い場所でね。」
尽:「2カ所・・・」
真琴:「・・・つまり・・・・・・その資料の場所を?」
おやっさん:「ああ。おそらく完全ではあるまいが・・・先の爆発事故の原因とまで言われたものだから、必然的に秘密そのものに関わってくるだろう」
智律:「はぅ・・・・・・。」
真琴:「そうすると、その資料と言うのは・・・・・もしかして・・・・・・」
おやっさん:「推論でも構わないさ・・・言ってみたまえ」
真琴:「・・ディメンジョン=ガジェット・・・・分かれていると言うことは、その一部・・・ですか?(くす)」
GM:「その通り。ディメンジョン=ガジェットに関する資料・・・だな」
怜:(内心)ディメンション=ガジェット……か
尽:「なるほど・・・」
怜:「場所は、何処ですか?」>おやっさん
おやっさん:「ひとつは絶滅社の横須賀営業所・・・もうひとつは、国土防衛隊の久里浜駐屯地だよ」
怜:「国土防衛隊ですか……」きらーん
尽:「ははっ、、また厄介なとこッスね(苦笑)」
怜:「絶滅社のほうは……断片的にしか知らないな(苦笑)」
おやっさん:「彼らも本社がアメリカにある手前・・・ディメンジョン=ガジェット関連には非常に神経質になっている。私でもなければ、情報が来ることもなかっただろうな」
尽:「さすがおやっさんッスね・・・」
智律:「絶滅社のほうは…、弓さんが所属していられるのでしたよね…」
尽:「そらちゃんの友達の・・・ほとんど合った事ないけどなぁ」<弓 実は温泉の時くらい(笑)
真琴:弓さんほとんど会ったこと無いよ(笑)
智律:同じく(笑)
おやっさん:「そうだ・・・まあ、私はあそこの上官と付き合いが深くてね」>智律君
智律:「はぅ〜、すごい人ともお知り合いなんですね〜。」>お義父さん
おやっさん:「ふ・・・なまじ歳はとってないさ(笑)」>智律君
怜:「……国土防衛隊の方、是非俺に行かせてください」>おやっさん
おやっさん:「ふむ。よければ根拠を聞かせてくれるかね?」
怜:「あっちは、俺の後見人がいますんで話は早いと思いますから」<国土防衛隊
おやっさん:「・・・柿崎二佐、かね?(笑)」
怜:「その通りですよ(笑)なんなら、俺からオヤジに連絡しましょうか?それとも、もう連絡は済んでいるんですか?」
おやっさん:「いいや。この際、君に任せるとしようか…絶滅社の方は、私がなんとかしよう。」
尽:「お願いします。」
怜:「ええ、お願いします」
真琴:「それは正直、ありがたい・・・・しかし、無理は禁物ですよ?」
おやっさん:「君達こそ・・・困難は大きいかもしれんからね。重々気をつけてかかりたまえ」
怜:「エミュレイターが関わってきますか……(苦笑)」
尽:「ははっ、じゃ、俺は護衛ってわけッスね(笑)」
おやっさん:「無論、エミュレイターも関わってくるだろう・・・尽君、その時は・・・頼んだよ」
尽:「はい。」
真琴:「あんな危険な物ですから・・・・エミュレイターも神経質になっているでしょうね(くす)」
おやっさん:「ああ。たとえ断片的資料であろうと・・・エミュレイターに与するような組織に渡っては、大変だからね・・・」
真琴:「・・・どことは言えませんがね(くす)」<エミュレイターに与する
怜:「そんな重要なもん、むざむざ渡す気はないですよ……」>おやっさん

「んなことしたら、柿崎のオヤジにも、オヤジにも顔合わせられねえ……」

智律:「はぅ…、僕は付いていかなくてもいいですか…?」>お義父さん
おやっさん:「うむ。そうだ・・・智律君を連れて行きたまえ。いざと言うとき、回復能力者が必要になってくるだろうからね」
智律:「…はぅ、…なら、僕はお義父さんの言うとうりにするです…。」
尽:「ははっ、おやっさんなら心配要らないさ。」>智律君
怜:「世間勉強のつもりでくりゃ良いさ(笑)」>智律
GM:で、やよいさんが智律に言う・・・「あなたは・・・もしかしたら、おそろしい運命の悪戯に直面するかもしれませんわ。それでも・・・心を強くお持ちなさいな。」
智律:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、です・・・・・・。」>お義母さん
おやっさん:「では! 臨時休業はこれまでだ・・・しつこくなるが、くれぐれも気をつけてな」>ALL
真琴:「・・・ええ(くす)」
尽:「気を付けますよ。ははっ…」
怜:「十分用心していきますよ」
智律:「お義父さんも気をつけてくださいです…。」

そして、一同は「Mon Ami」を後にするのだが、その前に…
怜は、いま一度おやっさんに話しかける。

怜:「ところでおやっさんは、柿崎のオヤジと何時ごろ知り合ったんです?」
おやっさん:「ふむ・・・初めて会ったのは15年前だが、付き合い自体は私がこっちに落ち着いてからだな。」
怜:「そうでしたか……」


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