【外伝・第1章】
惨劇が残したもの

<PART−14>


『ゲンザイ』の所在


尽:「お? 終わったか。」>真琴君
華恋:「・・・・・・・・・・・・・いかが、でしたか・・・?」>真琴さん
真琴:「・・・・ええ・・・なんとか・・・(微笑)」>尽さん
華恋:真琴さんの返事を聞いて・・・「きっと、博士は・・・こうなることが、解っていたのかも知れませんね・・・だから・・・(一瞬、寂しそうな顔に)」
真琴:「あなたが気に病む事は・・・有りませんから・・・(微笑)」>華恋
華恋:「・・・・・・・・本当に、そうだと良いのですが・・・(目を伏せる)」>真琴さん
怜:「真琴……お疲れ様」缶の紅茶放り投げて>真琴
尽:「・・・・・・」内心・・・むう、皆思い詰めすぎてるかもなぁ・・・と考え中。
真琴:「・・・ありがとう・・・・・(微笑)」受け取ります。ただ、上辺だけの笑みだけど>怜
怜:無理してることには気が付いてると思う「……気にするな(微笑)」>真琴
真琴:「ええ・・・・・大丈夫です・・・・・・・(微笑)」両手で缶を持ったまま飲もうとはしない・・・>怜
尽:「華恋さん・・・博士の具合は、大丈夫なんですか?」ふと。>華恋
華恋:「ええ。おそらくは・・・」>尽さん
尽:ふと、、セツさんのことが頭をよぎった。俺達が・・・いや・・・
華恋:「それに・・・博士に何かあっても、私が・・・いますから」
怜:「ありがとう……(こっちは小声で)済まない」>華恋
華恋:「いえ・・・(にこ)」>怜さん

そこに、ひとしきり泣いた後の智律が戻ってくる。

智律:「あ・・・。勝手に居なくなってごめんなさいです・・・。」>皆
怜:「ああ、お帰り」安堵させようとして……多分こいつの笑顔、メチャ偽善者っぽそう(爆)>智律
真琴:「・・・お帰りなさい(微笑)」>智律君
尽:「ん。 トイレでも行ってたか?(ははっ)」軽く笑いながら>智律君
智律:「・・・・・・ありがとうです・・・・・。」
尽:「では、俺達はこのまま失礼しますが・・・。」>華恋さん
真琴:「博士に、お大事に・・と、伝えてください」>華恋
怜:「…………もうひとつ、『ありがとうございました』とも伝えて欲しいけど、いいかな?」>華恋
華恋:「わかりました・・・『私』の名に掛けて。それと皆さんも、道中お気をつけて」
尽:「よろしくっ(笑)」
怜:「華恋ちゃん……これ」自分の0−PHONEの番号メモして渡しましょう>華恋
華恋:「・・・・・・この前のとは、違うのですね・・・?」>怜さん
怜:「この前のは、俺個人の携帯の方だよ。こっちは0−PHONEの方」>華恋
華恋:「わかりました・・・私のほうも。」ナンバー教えますね。>怜さん
怜:「ありがとう」登録〜>華恋 (多分何言いたいかはわかってくれると思うし)
尽:「さてと、皆帰るぞ〜 こんなとこで話し込んでたら、看護士さんに怒られちまう(笑)」>ALL
智律:「あ、・・・。はいです・・・・。」
真琴:「そう・・・ですね・・・・・・」<怒られる
怜:「では、お邪魔するか……ほれ真琴、行くべ!」肩をがしっと捕まえて>真琴
尽:「おらー 帰るぞー(笑)」怜の反対側からがしっ(笑)>真琴君
真琴:「おおっとと・・・・はい(くす)」少し驚いたけど(笑)
華恋:「・・・・・・(去りゆく一同を見送る。あくまで穏やかに)」
怜:「……ありがとう」ごめんな、という表情で>華恋

そして、彼らの姿が見えなくなった時、少女はぼそり、と呟いた。
「そう、これは・・・私の大事な役割、ですから」

智律:「・・・・・・・・・・・・ええと、これから、どうしましょうか・・・?」
尽:「どうする? 一旦MonAmiに帰るか?」
怜:「MonAmi……だな」
尽:というか〜 現在使えない人が居るようなので、休憩を推奨したい(笑)
怜:うむ、約二名ほど該当者が(苦笑)<休憩
真琴:すみませにゅ〜(苦笑)
GM:なるほど(笑)
真琴:「そうですね・・・戻りましょうか・・・・・(くす)」少し、回復したらしい
智律:「・・・・・はいです・・。」

そして、喫茶店「MonAmi」。
真実を前に憔悴する一同を出迎えたのは、無論店主・常田夫婦である。

怜:「……」奥の席でタバコ吸いながら思考モードに
おやっさん:「そうか、杉崎博士が・・・しかし、何とか聞き出せたのは幸いだったのかどうだったのか(苦笑)」
尽:「おやっさん、そりゃ言いっこ無しですよ(苦笑)」
真琴:「・・・きっと・・・・知らないよりは・・・・よかったと思いますよ・・・(くす)」>おやっさん
尽:「でも、これでかなり謎に近づけたとは思いますが・・・」
怜:戻ってきて「……本当の謎解きはこれから、ですよ」
尽:「これから、関係者一人一人に当たること・・・それと、背後関係かぁ・・・」
智律:「・・・・・・・・・。はぅ・・・・・・・・・。」
怜:「……肝心のこと聞いてなかった……『マスター=ジェスター』は何者か知っているかって(苦笑)」
真琴:「ほとんど知らない、だそうですよ・・・」<マスタージェスター>怜
怜:「そうか……」
真琴:「本人が、仰っていましたから(くす)」
智律:「(ふ、と思い出し)そういえば・・、杉崎博士が作っていたという、もう一つのものって、なんて名前でしたっけ・・・?」
怜:「『インフィナイト』」>智律
おやっさん:「『インフィナイト』・・・『無限の騎士』か・・・ふむ」
智律:「そうです・・・。それのことも確かめないと・・・・。」>インフィナイト
怜:「……企業方面は……任せて」
おやっさん:「しかし、君たちの報告が事実とすれば・・・恐ろしい話だ。これは、楠ヶ浦学園自体に調査のメスを入れる必要があるかも知れん・・・。」
真琴:「有りますね・・・・・誰が企画したのか・・・・気になりますから・・・それに・・・」
おやっさん:「・・・それに・・・?」
真琴:「確実にあるでしょうから・・・・・・この間やよいさんの仰っていた部屋が・・・」
やよい:「皆さんの疑問ですけど・・・それでしたら、おそらくはこの地図が役に立ちましてよ」20年位前の地図を持ってきます。
真琴:「これは・・・楠ヶ浦学園時代の地図・・・」
やよい:「昔のものですが・・・参考にはなるかもしれませんわ」>真琴さん
尽:「この地図・・・デジタル化して、今のと重ね合わせれば・・・何かわかるかもなぁ。」
怜:「やってみるよ」<デジタル化>尽
智律:「僕もお手伝いするです・・・。」
真琴:「えぇと・・・大体の位置はわかりますか?この地図上で・・・」
やよい:「丁度・・・当時の高等部校舎、ちょうど慰霊碑のあたりですわね・・・」
真琴:「なるほど、この辺ですか・・・」頭に入れておきましょう<場所
GM:怜がピグマリオンで割り出した位置も・・・なるほど、現在の慰霊碑のあたりだね。
怜:「慰霊碑の位置とと合致する……」>ALL
真琴:「・・・・・掘り返します?」真顔で
尽:「どうしようもなかったらね(笑)」<掘り返す?
やよい:「どちらにせよ・・・楠ヶ浦学園跡地をあたってみる必要はありますわね・・・。」
尽:「現場に帰れ・・・かぁ(苦笑)」<跡地
怜:「……正しいと思う」
智律:「・・・・・色々と、調べてみなきゃ駄目ですよね・・・・・・。」
真琴:「そう・・・ですね・・・・、この地図があれば・・・昔の部分を割り出せますから・・・」
怜:「待て……あそこに他にあったものは……いや、関係ない……か?」 (そらの友達=沙弥の墓のことです)
真琴:確か、怜が見た倉庫は?あれは地下かな?
怜:写真でしか見てないから場所まで特定できないよ(苦笑)<倉庫
真琴:なる・・・地上だったら吹っ飛んでるだろうし・・・(うーん)
智律:目印になるようなものはなかったですか?>写真
怜:暗闇かつ、ぼんやりとしかわからんかった。少なくとも写真では(苦笑)
智律:う〜む、では特定は難しい・・・・・。
GM:まぁ、そのあたりは・・・実際に調べてみる必要があるかもね。
怜:「そういえばあの場所……慰霊碑の他に、もう一つ墓があるよね?」
真琴:「・・・・・沙弥ちゃんの墓・・・ですか」<墓>怜
怜:こくり、と頷く>真琴
尽:「あそこには・・・何も眠っていないって、そらちゃん言ってなかったか?」<沙弥の墓
怜:「何も眠ってないから……逆に、何かあるのかもって思っただけ……ごめん、忘れて」
おやっさん:「・・・まあ何につけ、いろいろと気苦労も多いとは思うが頼んだよ・・・この一件、もはや君たち以外に真相に近いものは・・・そうはいないだろうからね」
尽:「問題はなぁ・・・どうやって怪しまれずに調べるかって事だな(ははっ)」明らかに不審者になってしまう(笑)
GM:ここで、オチを用意すると・・・一同、一体何が共通項でしょう?(笑)<どうやって怪しまれずに
尽:どーせ、俺が一番浮いてるのさ(しくしく:笑)
智律:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
真琴:・・・・みんな学生になる(笑)
尽:俺に夜学にでも通えと?(笑)
怜:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そら
GM:ええい、君らは『ナイトウィザード』ではないかっ!!(爆笑)
怜:……あ(爆笑)
智律:なるほど!(笑)
真琴:・・・あ、そっか。ここはもともとウィザード養成校だから(笑)
尽:それでいいのかなぁ?(笑)
怜:…あ、ここで個人行動認められるなら二つやりたい事があります。
GM:じゃあ、とりあえず申告だけでも〜。
怜:アンブラの知人と、コネのオカジマの営業さんにお願いしてその二つの会社の「社史」のコピーを入手できないかと思ったので。あと、もう一つ頼めるなら再び大学に戻ってイシマール大学に付いて詳しく調べたいです。
GM:了解〜。そのあたりは順次入手の形で。あと、イシマールの一般情報はコネクション表参照です(笑)
智律:イシマールなら、天羽がコネ取得してもいいですよ?
怜:あ、そこまでしてもらわなくてもいいので^−^;<コネ取得>智律
智律:や、半額になれば買いのコネですし・・・。今後も使えそうなので。>イシマール
真琴:マスタージェスターは別として、他の三人は所在を確かめたいな・・・
尽:それはしないとね・・・<他の三人の所在確保
智律:あ、そうですね〜。十塔君も何がしかの情報の糸口を持ってそうですし
真琴:パトリシア=フォルツァのコネで調べられる・・・かな?

怜:ああ、すること増えた〜(苦笑)

とりあえずの調査を終えたウィザード達は、それぞれの自宅に戻って休む事にする。
それは、杉崎博士との邂逅が、彼らにとっても厳しい結果を残したからに他ならない…
しかし、今回の件でおそらく、最もその心を傷付けられたのは…

「・・・・・今日は・・・・・疲れた・・・・・・」

真琴は、とある雑居ビルの屋上へ向かい、そしてその扉を開く。
そこには…あろう事か、一軒の家があった。
ふらつく足取りで家の中に入り、執事への帰還の挨拶もそこそこに、自室へと滑り込む。
そして、真琴は髪に手を掛け…一気に振り払う。

「・・・・・・私は・・・・・・・・何をしているんだ・・・・・・・どうしてここにいるんだ・・・・・・」

あろう事か、真琴の髪は精巧に作られた“鬘”であった。
取り払われたそれに代わって姿を見せたのは、流麗なプラチナブロンドの髪。
やり場のない怒り、そして悲しみ…それは、平素の“仮面”の故か。
ベッドに倒れこみ、そして、拳で2、3度殴りつける。

「・・・・どうしてこんなにも・・・・悲しい・・・・くそぉ・・・止まれ・・・・・」

止まらぬ涙…そこには、誰もが知らない真琴の姿があった。
今日…ウィザード達は多くを知った。いや、知り過ぎたのかも知れない。
しかし、後戻りは許されない。そう…一度見てしまった「真実」を前にしては。

「・・・・・・今夜だけ・・・・今夜だけよ・・・・・・・明日からは何時もの・・・・・・・」


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