【外伝・第1章】
惨劇が残したもの
<PART−19>
【そら】とインフィナイト
尽と真琴の提案で、一同は調査を続行する・・・その結果。
総合するに、これはやはり・・・クローニングのための設備が、ひととおり揃っているという事だと判明する。
コンピュータはおそらく、遺伝子操作や記憶定着に使ったのだろう…。
ちなみにこの時、怜は白骨死体のひとつに足を取られて転倒。要するに判定ファンブルであった(笑)
怜:「おっと!」すっ転ぶ(笑)
智律:「・・・・・・・・あ、大丈夫ですか!?」>怜さん
真琴:「おや、大丈夫ですか?」
怜:「大丈夫……尽のパンチに比べりゃあ……」立ち上がりながら>智律、真琴
尽:「怜〜なにやってんだ〜」(笑)
GM:そして、真琴・・・破壊の限りを尽くされた部屋の中で、無事なカプセルをひとつ見つけるね。
智律:・・・・・・・・・・・ゑ
真琴:「・・・当時の最新技術を駆使した・・・・という事ですか・・・・あれはっ!」カプセルに駆け寄ります
GM:カプセルには・・・「S−12」というラベルと、小さな胎児の入った液体が満たされている。
尽:「・・・どうしたっ?」そちらへ移動〜<カプセル
怜:「真琴、どうした?」真琴の方に移動。一時的にライターの炎を明かりにして……蝋燭の火は多分消えた(苦笑)
智律:「何があったですか?(ふよふよ〜)」癒しの翼という光源はある(笑)
真琴:「・・・・・・・」えぇと・・・・まだ生きていますか?というか・・・ここの電力その他は・・・・まだ生きてますか?
GM:ここの電力は既に死んで久しいけど、この胎児は・・・仮死状態に限りなく近いけれども・・・奇跡的に、まだ生きている・・・!?
真琴:「この子は・・・・・・生きてる!?」慌ててさらに確認
智律:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え・・・・・・・・・・・・・・・・????!!!!」
怜:「何!?」覗きこめるなら覗きこみたい
尽:「本当かっ!?」<生きている
真琴:「ええ、仮死状態ですが・・・・恐らくは」頷く<本当か
智律:「え、え、え、えええええええええええええええええ!!??」
真琴:胎児・・・出せる状態ですか?(焦)
GM:本当ならまだ母胎にいるべき胎児・・・S−12と名づけられているそれは、カプセルを外せば回収できる状態だ。
尽:そうしようとするなら、止めます!!
怜:出そうとしたら多分やめろっていうよ?
真琴:いや、流石に出しません・・・カプセル外して持って帰るならともかく、胎児の状態で外に出したら死んじゃいますからだしませんよ〜
尽:「焦って今すぐって訳にはいかなさそうだが・・・今まで無事だったんだ、すぐどうにかはなら無いだろう。」
真琴:「・・・そうですね・・・・・帰りに連れて帰りましょう・・・・・・ここで朽ちていくのは・・・・あまりにも不憫ですから・・・」
智律:「は、はぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・。」
真琴:「でも・・・・生きていてくれて・・・・よかった・・・」どこか・・・優しい目で
尽:「そうだな・・・この子が・・・惨劇の犠牲者にならなくて・・・助けられて良かった(ぼそ)」<生きていてくれてよかった
怜:「……とにかく……無事で良かった……」少々、安堵した表情で
真琴:「ええ・・・・・・勝手に生み出されて・・・・ただ死んでいくなんて悲しすぎますから・・・」
尽:「ま、実際のところ、勝手に生まれない生命はないって、俺は思うけどな(ははっ)」 生まれた子には罪はないって事・・・
怜:「……生まれてくる子には、罪はないってやつか?」神妙に>真琴
真琴:「そう・・・思いたいんですよ・・・誰がなんと言おうとね(微笑)」<生まれてくる子には>怜
怜:「…………優しいんだな(今まで見たことない微笑付)」>真琴
真琴:「・・・受け売りです(朱)」顔をそむける>怜
怜:あ、こいつ照れているな、と思いつつも……ここは気にしないでおく。<顔背け真琴
尽:今までも何度かあったような気が(笑)
GM:ちなみに、カプセルは13個あったけど・・・このS−12以外はすべて空か、破壊されているね。
真琴:・・・・・壊れずに普通に開けてあるのは何番です?
GM:先程のわら半紙や黒板にあった番号の他、このS−12と・・・S−13だね。>真琴
怜:「……モグリの医者なら、1人心当たりがある(クドラク)から……その人に預けないか?」>真琴
真琴:「では、お願いします(こくん)」>怜
怜:「探索が終わったら、案内する」
智律:「・・・あうう・・・・。(微妙な表情)」
尽:「・・・・・」無言で優しくあたまぽんぽん(笑)<微妙な表情
智律:「あぅぅぅぅ・・・・。」>尽さん
怜:「…………」軽く、頭ぽん>智律
智律:「あぅあぅ…。」>怜お兄ちゃん
「C−AREA」を後にした一同が、次に向かったのは…簡易寝台室だった。
30ほどの簡易寝台が並べられた、タイル張りの殺風景な部屋である…。
真琴:「・・・ただの休憩室・・・・かな?」少し中を調べる
怜:何か落ちていませんか?
GM:落ちているものは、特に・・・ちなみに、このベッド。埃さえ払ってしまえば、使用することも出来そうだ。
真琴:「・・・・・非常用の通路の一つでもないでしょうかね?」
智律:シーツとかは整然とたたまれていますか?それとも慌ててぐちゃぐちゃになっていますか?
GM:シーツは整然とたたまれているようだ・・・まぁ、使用した形跡はいくらかあるけどね(笑)>智律
尽:枕の裏に秘密の日記が・・・無いよな(笑)
智律:どこかの壁やベッドの天井(裏)に落書きとかはないですか?
GM:うむ、そういったものも…特に見当たらなさそうだね。
真琴:「・・・・・ここには何も無さそうですね」
怜:「次の部屋に行くか?」
真琴:「そう・・・ですね」(こく)
尽:「そうだな。次行こうぜ(ははっ)俺は、Mエリアに行って見たいんだが?」>ALL
真琴:「M・・・かまいませんよ」>尽
怜:「いいよ」
尽:「じゃ、行こうぜ。」枝葉から調べていくつもり。<Mエリア
智律:「わかったです・・・。」
そこには、いくつかの生成用チャンバーを中心にした、大規模な機械設備がある。
ただし、いずれもひどく傷ついている・・・ほとんどのチャンバーが、既に破壊された後であった。
智律:「ここは・・・・・。」
尽:「炉(チャンバー)があるな・・・ここは何かの工作施設か何かか?」調べてみます。
怜:無傷で残っているものがないかどうか、注意して見てみます
GM:チャンバーは「OG」「00」「01」以外すべて破壊されており、無事な3つのチャンバーも全て開かれた後だね。そのうち「OG」チャンバーだけが、他のものと違う場所、もっと大きな設備と一緒にに存在しているようだ・・・。
智律:「・・・・・????」
GM:でもって、真琴・・・見てみるに、ここはどうやら「インフィナイト」の製造工場らしい、と気付く。
真琴:「・・・・ここが杉崎博士が言っていた・・・・『インフィナイト』の製造工場ですか・・・・」
GM:怜は、破壊の限りを尽くされた室内から・・・ノートを見つける。
怜:ノートの内容と……あと、あったら持ち主の署名は?
GM:そのノートに記されているのは、「インフィナイト」の設計基、そして工程のようだ。すべては、杉崎博士当人によるもののようだね…そして、そのノートから。はらり…と、何かが落ちたのに気付いたのが、尽だね。
怜:「このノートは…杉崎博士のノートだ……」拾って、ぱらぱら……はらり
尽:拾い上げてみてみる「これは・・・?」<何か
GM:それは・・・2枚の写真だね。
智律:「どうしたですか?」
真琴:「何か有ったんですか?」駆け寄り>怜、尽
怜:「……インフィナイトの製造工程。杉崎博士のものだ」>真琴
尽:尽は、杉崎博士のノートと出会うのは、これで二度目だな。
GM:その杉崎ノートによると・・・インフィナイトの基本設計は、「OG」と呼ばれるモノを基に、人造人間の技術も使用しているようだ。のみならず、読み進めていくうち・・・怜はおかしな事に気づくね。
怜:どんな内容でしょう?
GM:そう、この「インフィナイト」・・・人造人間の技術を使われているはずなのに、肝心なものが存在しないのだ。そう・・・【賢者の石】が・・・!>怜
怜:「ちょっと待て!これは明らかにおかしい!」
尽:「ん?怜、どうかしたのか?」
智律:「はぅ・・・・?」
怜:「人造人間の技術を使っているのに……人造人間の生命の中心なはずの賢者の石がない……ありえんのか!?」(
真琴:「・・・・まずありえないと思いますけど・・・本当ですか?」<賢者の石を使っていない
怜:「読んでみりゃわかる……」ノート手渡して>真琴
真琴:「ええ・・・・(ぱらぱら)・・・・・・本当ですね・・・・」流し読んで
智律:「・・・・・・おかしいですね・・。 動力が不自然すぎる・・・・。」
GM:ノートを読んで見ると、怜の言葉が真実であるとわかる…驚くべきことに「彼ら」は、ディメンジョン=ガジェットを動力として、なんと!! 「遠隔動力」で動くというのだ・・・!!
真琴:「・・・・遠隔動力・・・だって!?・・・しかも供給先は・・・・・ディメンジョン=ガジェット・・・・」吐き出すように
怜:「……繋がらないこともねーな……」苦笑しつつ松土に聞いたことを思い出している。
GM:杉崎ノートによると・・・インフィナイト「00」は、「OG」の超越技術を使用して作製された初の個体。完成は・・・16年前の夏、との事だ。
真琴:「・・・・・・・・・・・・00は・・・・・・完成しているんですね・・・・・・」
GM:なお、更にインフィナイト「01」から「08」の製作も進められていたようだけど・・・日付からして、未完成に終わったらしいね。
尽:写真をじっと覗き込んでいる・・・
怜:「……尽さん、それは?」
尽:「写真みたいだが・・・・・」その写真に写っているモノは…?
GM:尽が見ると・・・1枚は首と手足のない、女性の胴体のような形をしていて、無数のチューブ・コードでつながれている物の写真。
智律:・・・・お〜い(笑)
真琴:「それは・・・・くっ!?」覗き込んで・・・<一枚目の写真
GM:でもって、もう1枚は・・・薄い色の髪の、少女の写真だ。
尽:その姿に、見覚えはありますか?!
GM:首と手足のない写真には、見覚えはないけど・・・もう1枚には見覚えがあるね。【そら】の写真にあった、もうひとりの少女・・・だ!!
尽:「・・・これは・・・」<もう一枚の写真
智律:「これ、は・・・・・・・・・・・・・。」
真琴:「・・・・そっちの写真は・・・・・そらちゃんの写真の・・・もう一人の子ですね・・・・」<薄い色の髪の子
尽:二人とも、チャンバー内にいる時の写真ですか?
GM:うむ、その通り。写真の物体と少女は、チャンバーの中で・・・前者には「OG」後者には「00」とある・・・!!
尽:「OG・・・00・・・・・・」
怜:あああああああ!!!!!!!そらの0−BELLのナンバー!
真琴:マジですか(苦笑)
怜:事実じゃ……『ABSOLUTE/OVERRIDE:00』……この番号テキストに残したから(苦笑)
尽:尽も知ってるはず。<そらの0−BELL No.
怜:「ABSOLUTE/OVERRIDE:00……尽さん、覚えてるね?」>尽
尽:「覚えてるよ・・・」>怜
真琴:「・・・それって・・・・・・」>怜
怜:「そらちゃんの0−BELLの番号」>真琴
智律:「・・・・・・・・・え・・・?それって・・・・・・・・・。」
真琴:「いや・・・・そうか!」ひらめく
怜:「繋がった、ね」
真琴:「インフィナイト00・・・・つまり・・・・」なかなか言い出せない・・・
怜:「ABSOLUTE/OVERRIDE……絶対的優先……」
尽:「・・・・・・・・・・」
真琴:「・・・・・・つまり・・・・・・・・・・・・『そら』」
智律:「あ、あぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
怜:「……待て……」
真琴:「どうしました?」>怜
怜:「さっきの箒が……『ユグラドシル=ベータ』だったよな?」
智律:「・・・・・はい。」
尽:「確かそうだな。」
真琴:「ええ、沙弥さんの箒のはずですね・・・」
怜:「ユグラドシルは、元々楠ヶ浦学園の結界の形成のために存在してたよな?」
真琴:「そうですね・・・・三本のユグドラシルを使って結界を張ると聞いています」
智律:「お義母さんもそういっていたデス・・・。」
怜:「としたら、ユグラドシル自体がここで開発された可能性は高い。そして、ユグラドシルの機構は恐らく……普通の箒とは明らかに違うだろう」
真琴:「ここで開発・・・ふむ・・・」
尽:「・・・・いや、そうは思わないが。 まだ、他を調べてみないと何とも言えないな。」
真琴:「ディメンジョン=ガジェットが止まっている今・・・そらちゃんが動けている理由は・・・何故でしょうか・・・」静かに
怜:「……いや……まさか……ユグドラシル=ベータの機構を組み込んでる…………流石に飛び過ぎかな?」>真琴
真琴:「ふむ・・・飛びすぎ・・・というか・・・・研究くらいはされていたと思いますね・・・」
怜:「……可能性として…………いや、無理か?」
真琴:「・・・・・・そらちゃんの動力に・・・・・・・使えそうなくらいには(ぼそ)」呟きながら
怜:小声で「真琴も、そう思うか?」<研究
真琴:「確証は、ありません。ただの勘ですが・・・」小声>怜
尽:「可能性はともかく…結論を出すのはまだ早いな。他も調べてからにしよう。」
智律:「まだ・・・。調べる所は残っているですから・・・。」
怜:「まあ、まだ結論焦る必要もないだろうな」>真琴
真琴:「さて、残るは二つ・・・LかPか。どちらに行きますか?」
智律:「Lがいいと思うです・・・・。」
怜:「L……資料室か」
真琴:「資料室は時間が掛かりそうですから、先にPの方がよくありませんか?」
尽:Pが一番奥、でしたっけ?
GM:そう、P−AREAが一番奥で・・・かつ、一番大規模な施設だね。
尽:では、Pを推します。
怜:P行きましょう。
GM:おぉっと3票! これぞ民主主義!!(ヲイ)では・・・P−AREAに移動だね〜。
尽:智律君ごめんね〜
真琴:すまぬ〜>智律君
怜:すまん、智律(苦笑)
智律:いえいえ〜。民主主義なので(苦笑)
民主主義…または数の暴力(笑)
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