【外伝・第1章】
惨劇が残したもの

<PART−20>


真実のディメンジョン=ガジェット!?


かくして一同は、かなり歩いた末にP−AREAへと到着する・・・
入り口は分厚い隔壁があったようだが、今は開かれているようだ。
そして、その先には・・・巨大な空間があって、
中央にはこれまた巨大な、反応炉のようなものが天地を貫く形で鎮座している。

智律:「はわ〜。大きいです・・・。」
真琴:「・・・これはまた・・・・大きな・・・」これが何かわかりますか?<原子炉のようなもの
尽:「・・・・・こいつは・・・」ひょっとして、まだ起動してます?
GM:この施設全体と同じように、ここも沈黙して久しいようで・・・埃が積もっている。設備の中央には、タラップが設けられ・・・その先、ちょうど設備の中間部分にはには高さ2m幅2mのハッチがあるね。
真琴:「中が見れるようですね・・・・」警戒しつつ近づきます<ハッチ
GM:タラップには埃がつもっているものの、ハッチまではたやすく登ることが出来そうだ・・・反応炉のようなその設備は、三方向に大きく張り出した突起を持っているだけに・・・非常に神々しく、または禍々しくも見えるね。

真琴:三方向?・・・・・・上から見てみたいな・・・・・
尽:隙間があるなら、皆で上がってみる?俺と智律君が自前で飛んで、箒に怜と真琴君が乗れば可能(笑)
真琴:「えーと、上から見れませんか?」>尽、智律
尽:「全景、確かめてみるか?」>真琴君
真琴:「ええ、お願いできます?」>尽さん
智律:「行ってみるです!」ぱたぱたぱた〜
怜:空飛べるようになるのはもう少し先^^;
尽:「それじゃ・・・」箒出して、タンデムシートに換装…で、真琴君に箒渡します。「箒、乗れるかい?(笑)」ちょっとからかって聞く(笑)
真琴:「乗れますよ(むっ)」>尽さん(笑)
尽:「じゃ、怜のっけてやって(笑)」操縦は真琴君指名(笑)>真琴君
怜:「操縦やろうか?」化学部ではおもちゃにしてただろうからなあ……たぶん尽の箒もかなりいじってるだろうし(爆)
真琴:「私がしますよ(むぅ)」>怜(笑)
尽:自分は翅翼を出して飛行〜
真琴:「では・・・」タンデムして「それじゃ、どうぞ・・・(くす)」何時もの調子に戻って>怜
怜:「やめておくよ。不機嫌にさせちまったし。ごめんな…俺は地上に残るよ」>真琴
真琴:「いえいえ、私が普段飛びなれてないのと、運動音痴なのは周知の事実ですから(くす)」>怜
怜:「それに、地上で光源がいないと見えないだろ?」>真琴
真琴:「それじゃ明かり、お願いしますよ(くす)」>怜
尽:「残るのか・・・気を付けて・・・一人で無茶すんなよ?(ははっ)」>怜
智律:「危なかったら呼んでくださいね〜!」>怜さん
怜:地上で蝋燭あるだけ火をともします。そして、周囲を警戒……念のため、こっそり血まみれの槍装備しておきます。
GM:では、空中の突起のひとつに達すると・・・その先端に、黄色と黒の線が入ったカバーが付いているのがわかるね。どうやら、何か・・・ここに差し込むようだ。
智律:「・・・はわ・・・?何でしょうか、これ・・・?」 もう少し確認します
真琴:「智律君、さっきのユグドラシル=ベータ、出してもらえます?」>智律君
智律:「あ、はいです。」
真琴:「サイズがそこの差し込む所に合うか確かめてもらえます?」>智律君
尽:「サイズ確認か・・・慎重にな。」
智律:「はいです〜。」
GM:サイズは…ユグドラシル=ベータの銃口と、ぴったり合致するね。>智律
真琴:「どうです?」>智律君
智律:「・・・・・・ぴったり、あうです・・・・。」>サイズ
真琴:「・・・やっぱり・・・・」
尽:「予想通りか・・・」<ぴったり
GM:それどころか・・・銃身がまるまる差し込めそうでもあるね(爆)
真琴:「・・・・つまりこれは・・・・ユグドラシルによる・・・・・世界結界の強化装置?別の用途かもしれませんけど・・・・」
智律:「断定するのは早いと思うです・・・・。」
真琴:「もしくは・・・・・・・ユグドラシルがこの機械の最終安全装置の役をしていたり・・・・」
怜:「…そっちはどうだ?」>空中組ALL
真琴:「予想通りでしたよ」下に向かって>怜
尽:「おう、確認したら戻る。そっちも気を付けろよ〜。」>怜
怜:こっちに妙な気配はありますか?
GM:妙な気配・・・まったくといっていい程にないね。一行の声を除けば、静かなものだ・・・>怜
怜:警戒度高めておきます。
真琴:「そっちのハッチの中、どうなってます?」>怜
怜:「俺が動いたら何も見えねーだろ?」>真琴
真琴:「そりゃそうですね・・・・それじゃ、私が下に降りますよ」
怜:「とりあえず変な動きはない・・・もうちょっと観察してくれ」>真琴
尽:真琴君と智律を置いて戻る訳にはいかないので・・・全体の大きさを測りつつ、周囲警戒。
GM:全体の大きさは・・・直径50mくらいだろうか。
尽:でか! 逆サイドはほとんど見えないな〜<50m
GM:3本の突起の先端は・・・すべてがすべて、同じような形状をしていたね。
真琴:「まてよ・・・・この部屋のPって・・・・PRIMALでしたね・・・」
智律:「はぅ・・。そうです。」
怜:「PRIMAL……根源、だな」
真琴:「まさかディメンジョン=ガジェットの・・・・・起爆装置?(汗)」
尽:「それか、エネルギー炉・・・って可能性もあるな。」
智律:「・・・・今は、下手に触らない方がいいと思うです・・・・。」
尽:「上で調べられるのはこれくらいか・・・下へ戻ろう。」
真琴:「とにかく、中を確かめて見ましょうか」下に下ります
智律:「はいです・・。」>下に戻る

フロアの上に戻ってきた尽、真琴、智律…怜と合流し、いよいよ炉心の調査に取り掛かる。

真琴:「ハッチを見たいんで明かり、お願いします」>怜
怜:「あいよ……」<明かり
尽:そして、ハッチに近づく前に・・・トラップ調べます〜ハッチ開けた途端撃たれたらマズいよ?
GM:ハッチは最初から開放されていて、中を見るのは簡単だ・・・
尽:あ、ハッチ開いてるのか。なら大丈夫だろう(笑)
怜:「……ごめんな、本当に……傷つけちまったみたいだ」>真琴
真琴:「なぁ〜に、私のハートは鋼鉄製ですよ(くす)そう簡単に傷つきはしません(微笑)」>怜
怜:「……嘘つけ(少し、哀しげに微笑んで)そういうやつがあの胎児見て、ああいう反応しないだろ?」>真琴
真琴:「・・・さて、私の事はさておき・・・・・・・今はこれです・・・」ハッチに目をやりながら>怜
智律:「何があるですか・・・・・?」>ハッチ
真琴:タラップ使わずに箒の上からそのまま中を見よう・・・<ハッチ
怜:片手に槍、片手に蝋燭持ったまま、堂々と歩いてハッチに接近します
GM:ハッチ内部、天井部分からは無数のコードが下がっていて、その先端にはプラグが付いている。そして、ハッチ内部のそのまた奥には・・・15cm四方のパネルがあったようだね。
真琴:「あの窪みは・・・」中に入ってみるか・・・・・むぅ
怜:「俺が行くよ」窪みに入ろうとします
GM:ハッチの奥のパネルは開かれていて・・・その表面には「DIMENSION GADGET PRIMAL UNIT」と記されている。
智律:「・・・・・・これがっ・・・・。」
尽:「ビンゴか・・・」<ディメンジョンガジェット
怜:「何!」屈みこんで良く見てみましょう>パネル
GM:ただ、パネルの向こうは・・・電池でも抜き取られたかのように窪みが存在するだけで、そこには何もない・・・!
怜:「……電源になる部分はないな……」
真琴:「何かあります?」頭出して>怜
怜:「うんにゃ、何もねえ」>真琴
尽:ちょっと待った。コードプラグがあるということは・・・もともと何かが接続されてた様子です?
GM:そうだね・・・ハッチは人間1人が楽々入る位だから・・・>尽
智律:あ〜、それって言い換えると、人一人分ぐらいのものを繋げていたかも、とかいいませんか?
尽:先程のSナンバーの死体の着てたスーツと繋がりそうかな?<プラグコード
GM:ばっちり!繋がります(爆)
真琴:やはり・・・<繋がる
尽:「前に杉崎博士が言ってたな・・・沙弥ちゃんは実験で、ここに連れ込まれていたと。」
真琴:「このプラグ・・・・先ほどのCエリアの・・・・・・」黙る・・・・
智律:「なんで・・・・・・・・こんなことが・・・・・・・・・・。」
真琴:「・・・・精神力をエネルギーに・・・・でしたっけ?」冷たい目つきで・・・
怜:「……ここに、沙弥さんを繋いでいた?」
真琴:「繋がれていたのは・・・・Cエリアの・・・・沙弥さんのクローン達でしょう・・・・」
尽:「そう・・・なるな。」
智律:「・・・・・・・・・・・。」
真琴:「精神力とプラーナを・・・取り出すために・・・・・・・・」
尽:負担が見えてきたから………か。
怜:「…………もし、過去が見られるのなら……俺でも、許せないかもしれない……」ぽつりと
尽:「世界を守る為に人を搾取するなら・・・結果として、エミュレイターとやってることはあまり差がないさ・・・」
智律:「何にしても・・・・。許せないです・・・・。こんなの・・・・・・。」
真琴:「そしてこの狭いスペース・・・・・その部分には・・・置かれていたのでしょう・・・・・・・・・」だんだん無表情に
怜:「いや……もしかしたら……」

今・・・一同はおそるべき結論に達していた・・・
杉崎博士の言葉が、目の前の施設によって裏付けられてしまったのだ・・・

真琴:「つまり・・・・これが・・・・・・ディメンジョン=ガジェットの・・・・なれの果て・・・・・・」壁に手をついて・・・・
怜:「…………いや……(頭を振って)……こんなこと考える俺の方がまともじゃねえや……」呟き
真琴:「わからない・・・・それじゃあこれは・・・・・いや、まさか・・・」
怜:「……案外、これのプロジェクトリーダーもエミュレイターだったりしてな……」
智律:「・・・・・・・・もう、ここには・・・・・。用がないのなら、早く出たいです・・・・・。」
尽:「ここの研究資料・・・どうする? まだライブラリーが残っていたはずだが・・・」
智律:「・・・・・・調べるべきだとは思うです・・・・・。」
尽:「じゃあ、さっさと調べるか・・・落ち込んでても、どうにもならねぇ!(ははっ)」<調べるべき>ALL
怜:「調べよう……とっくに、引き返せないところにいるんだ……」>尽
智律:「・・・・はいです。」
真琴:「・・・・そうですね、さっさと調べてしまいましょう(くす)」>尽さん
怜:落ち込んでいるというよりは……怒りの感情の方が近い……外に出さないように懸命なだけ。

一同は、最後に残されたL−AREA…ライブラリーへと向かう。
ここはかなり手酷く破壊されており、あちこちで灰燼に帰した書類が散らばっている。

智律:「・・・・・・資料は残っていないですか・・・・。」
真琴:「少しでも手がかりは・・・・・」
尽:破壊度はともかく・・・資料が減ってる様子は見られますか?<書庫
怜:少しでも残っているものはありますか?

手がかりを求めて、一同は破壊の限りを尽くされた書庫内を探索する…その結果!

GM:では・・・見つけることが出来た幸運な面子は・・・・・・尽、君だけだッ!!焼き尽くされた書庫の焼け残りから・・・何か、金属のボックスを見つけ出した!!
尽:「これは・・・焼け残ってるようだな。」幸いにも・・・とは言えない。<金属ボックス
GM:更に真琴は・・・これまた焼け残った書庫の中から、分厚い本を。それ以外の面子は・・・遺伝子工学やロボット工学の本を、いくらか見つけ出せるね。
怜:「そっちは?」>ALL
智律:「あぅ〜、あんまりないです・・・・。」
真琴:「・・・これは・・・・残っていた(くす)」手にとります<分厚い本
怜:「……」ぱらぱらと読んでみる。
GM:遺伝子工学やロボット工学の本は・・・いずれも専門的なことばかりが書いてあるね。>怜
怜:「これだけでも……十分今でも通用しそうだな……」あった本をぱらぱらと見てます。
GM:それと真琴・・・分厚い本を開くと、中から何かが転がり落ちるよ。
真琴:「ん?」落ちたものを拾います・・・
GM:それは・・・ピグマリオン用のチップのようだ。そしてタイトルは・・・「アルマデル」・・・
真琴:「・・・アルマデル・・・・・」ピグマリオンを起動して・・・差し込んで見ます
GM:すると・・・契約の有無を問う画面が出るよ。
怜:「アルマデル?それ、魔道書じゃないか?」>真琴
真琴:「・・・そうですね、これは多分魔術師用の魔導書でしょう・・」
智律:「何か見つかったですか?」>真琴さん
真琴:「アルマデル、魔導書ですよ(くす)」>智律君
GM:ちなみに、アルマデルが挟まっていた本は・・・ダミーだったようだね。
真琴:なるほど、だから火に捲かれても残ってたんだ<ダミー
智律:「はわ〜。こんなものがあったですかぁ〜・・・・・。」
GM:一方、尽が持っている金属ボックスは・・・簡単にあける事が出来るね。
尽:「一体何が・・・」<ボックスの中身
GM:ボックスの中身は・・・VHSのビデオテープだね。
尽:「・・・ビデオテープか・・・」
怜:「尽さん、そっちは何があった?」>尽
GM:タイトルには、「D計画実験記録」とあり、15年前の初夏の日付が入っている。
怜:日付は具体的には何時でしょう?
GM:どうやら、夜のようだね・・・<何時
真琴:「ビデオ、ですか?」>尽さん
尽:「VTRテープだ・・・無事かどうかは再生してみないとわからないが・・・。」
智律:「・・・・・はわ。」
怜:「……可能なら、MonAmiで見るか?」
真琴:「・・・もちろん」
尽:おやっさんとこっそり見ようと思っているので、タイトルは隠します〜。内容によっては・・・ショックが大きすぎると判断。>ALL
怜:ごめん、見ちゃった(爆)日付見ちゃったなら多分タイトルも見てる(苦笑)>尽
尽:怜はいいよ(苦笑)>怜
怜:多分ごねて見せろって言い出すぞ〜いいか?>尽
真琴:真琴も見たいぞ〜、理由は内緒だけど・・・・
尽:まあ、俺とおやっさんの判断次第・・・<VTR公開するかどうか

とりあえずの探索を終わった一行…しかし、情熱に任せて休憩もなしで
取り組み続けた結果、その疲労は限界にまで達しつつあった。

智律:・・・・・では、でます、か。
真琴:「・・・それじゃあ、あの子を連れて一旦MonAmiに・・・帰りましょうか・・・」
怜:本は一応置いて行く……
真琴:カプセルを抱えて出る・・・
智律:あ、ちょいとお待ち。入ったのは非常口だったら、正規の入り口はないんですか?
真琴:あ、そっか。忘れてた(笑)
怜:正規の入り口も確認したいのはある。
尽:確認しておきたいな。
GM:正規の入り口・・・あぁ、途中で崩れ落ちた上に舗装されてるけど(笑)
真琴:埋まってるっぽい・・・
智律:地図と照らし合わせるとどのあたりの地下になります?
GM:ちょうど・・・楠ヶ浦学園高等部校舎のあたりだね。
尽:埋まってるならいい・・・どうせ全部埋めるつもりだし(最終的には:笑)<入り口

そして…ウィザード達はこの地下研究所を後にする。おそるべき真実を胸に…
だが、一同は知らないままだった。怜が置いていった本の一冊に、記名がなされていた事を。
それは…遺伝子工学の専門書で、おそらくはかつての持ち主だったのだろう。
そこには、こう記されていた。『七瀬 孝一/友美』と…。

尽:非常口をちゃんと閉めて、かつ、レバーのカバーを隠蔽して、戻ります。
GM:うむ、ナイスフォロー(笑)
怜:あ、自分と真琴はあのモグリの医者のところに向かいます。
真琴:カプセルの子を抱えて・・・
GM:すると、クドラクにS−12を預けるんだね。MonAmiに寄るのはその後かな?(笑)
怜:・・・いや、一旦MonAmiに戻って、それから再び移動という形で。
真琴:そうですね・・・<MonAmiに寄ってから
智律:う〜む、特に異論はないです。
尽:できれば・・・普通に育てられることを祈る・・・<S−12
怜:S−12はある程度育つまではクドラクに預ける……を希望。
尽:んー、Drクドラクは主治医にして、おやっさん夫妻に育てて欲しいな〜<S−12
怜:つーかある程度育つまではだって(苦笑)<クドラク
尽:それは、保育器のレベルの話かな?
怜:そういうことというか……カプセルの中と外の条件との変化に体が慣れて免疫付くまで変化に耐えられなくて死んじゃうだってありうるでしょ?
尽:そりゃそうだ。医療設備必須〜〜<S−12
真琴:というか・・・胎児じゃ拙いです。少なくとも生まれるにはまだ早すぎる・・・・
怜:だから、ある程度ここで動けるくらいの体力と免疫力つくまではクドラク預けにした方が良いかと思って、いきなりおやっさん夫妻預かりは反対したのですよ(苦笑)
真琴:現時点でDrクドラクに預けるのは確定でしょう・・・
怜:多分クドラクならこういったケースは見ているかもしれんと思うし。
尽:ちなみにVTRは尽が隠匿してます(笑)こっそり希望〜(笑)
怜:でも尽が持っていることは怜は知っているが(苦笑)
真琴:みたーい(笑)<ビデオ
智律:みたーい!<ビデオ
真琴:多分ショックを受けるけど・・・だからこそ見たい見ないと、いけないのですよ・・・
智律:いや、ここは見ておかないと・・・・・ビデオの事は知っているはずだから・・・・・・。
真琴:ビデオを持っている事は知ってる(笑)
尽:いや、ヤバイ内容だったら、熱でダメになってたとか言い訳を・・・・・(笑)
怜:こそっとと言うなら多分マジで怒る>尽
真琴:・・・後ろからこっそり見るのですよ(笑)
尽:覗き見られる路線も美味しいかも・・・どうせMonAmiで見るんだし(笑)


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