【外伝・第2章】
罪業の所在

<PART−07>


核心を知る人物


かくて、帰国し再集結した一同は、おやっさんの紹介でいよいよ、
問題のドクトル=エルツフェルズに面会する事になる。

怜:ええと、エルツフェルズとの面会前に……松土に頭下げて「臥龍学園化学部松土研究室研究補助員」て肩書きで俺の名刺作っても良いかって陳情したいのですが?
GM:あぁ、松土なら問題なくOKするでしょ(笑)
怜:松土さんありがとう(笑)
GM:では、いよいよ・・・絶滅社横須賀事務所に到着だ。見たところ、普通の会社の事務所に見えるが・・・事務所の扉には、例の絶滅社のエンブレムが描かれているので、すぐ分かる(笑)
怜:きちっとスーツ着て革鞄持って、作った名刺も忘れずに持って行きます……リーマンだなあ^^;
真琴:「ここが噂に名高い絶滅社、ですか(くす)」
智律:「は、はわ…。緊張するです・・・。」
尽:正装しないと怒られそうだが・・・失礼にならない程度に普通に行こう。戦える格好でね(笑)
怜:こういう時戦闘装備がスーツだと便利じゃ(笑)
真琴:きちんと正装〜(笑)
智律:…いつもの格好=黒革コート(ぉ
怜:室内ではコート脱げっていますよ^^;>智律
智律:…では、室内では制服で(笑)
GM:受付嬢に言伝れば・・・会議室のほうで、エルツフェルズに面会という形になるね。30分ほど待たされると・・・白衣姿の、中性的な雰囲気の男が入ってくる。
男性:「あなた方ですか・・・私に用があるという方々は。」
智律:「…………。」
男性:「では、まずは自己紹介から・・・私はエマニュエル=エルツフェルズ。アンブラ社の科学者です」
怜:「お初にお目にかかります、火狩怜と申します」で、挨拶と同時に名刺渡します>エルツフェルズ
真琴:「初めまして、涼夜真琴と申します。」一礼
尽:「はじめまして。蓮石 尽と言います。」礼
智律:「……天羽、智律です…。」(ちょっと緊張気味に)

ドクトルは、皆に席を勧める・・・すぐに絶滅社の総務秘書が、お茶をいれてくる。

尽:「すみません。ご足労いただいて・・・」
怜:「見ず知らずの人間のためにお時間割いていただいたこと、感謝いたします」とお礼言います。一応確認〜名刺見ての反応は?
ドクトル:「いえ、私はかまいません・・・」
GM:目の前のドクトルなら、とりあえずは普通な応対を見せている・・・よほど落ち着いた人格なのか、それとも単なる鉄面皮なのか(笑)
怜:では一礼して、着席しましょう
智律:「・・あ、ありがとうございますです・・・・・・・。」 では、出されたお茶を無防備にごくごく飲んでます
尽:エルツフェルズをよく見て・・・杉崎博士との共通点のようなモノ、もしくは違いはないかとそれとなく観察する。
怜:背筋伸ばして、博士見ましょう……
真琴:失礼にならない程度に博士を見てます
智律:天羽はじっと博士の顔を見ていますな
ドクトル:「(智律を見て、一瞬『・・・ほぅ』という表情、すぐ元に戻る)それで・・・早速ですが、御用件というのは一体何でしょうか?」
真琴:「・・・・(ふむ)」表情の変化は気がついてOK?
GM:OK(笑)>真琴
怜:「……(智律に反応があったな)」
尽:博士の反応・・・まあ、やはりといったところか(少し溜息)
真琴:そう簡単には、話してくれそうに無いかな・・・と見る(ふむ)
ドクトル:「私も、こうした訪問を受けるのは二度目ですけれども・・・いまひとつ慣れませんのでね」
怜:「二度目……ですか?我々の前に訪問者がいたということですか?……あ、不躾で失礼します」
ドクトル:「ええ。リリスが仕事で行動を共にしている方々ですよ・・・。」<二度目
尽:リリス・・・だけではわからないなぁ・・・誰だろう?(と尽は思っているw)
真琴:「(リリス・・・どこかで聞いたような・・・・誰だろう?)」思い出せず
怜:でも流石にリリスと聞いて弓のことは思い出せないだろうな。
ドクトル:「まあ、それはそれとして・・・私にご用があるということではなかったのですか・・・?」
智律:「あ、はい、そうなんです、けど・・・・・・・・・・。(ちょっと口ごもって)」
尽:「あ、すみません・・・」と怜をせっつこう(打ち合わせ済(笑))
怜:「失礼致します……臥龍学園はご存知でしょうか?」
ドクトル:「臥龍学園・・・ええ、リリスがあそこの風紀委員によく世話になっていますよ。」
智律:「・・・はぅ?リリスさんなんて言う人っていましたっけ・・・?」
ドクトル:「あぁ・・・これは社内でのコードネームでね。『蒼魔 弓』と呼べば、分かりますかね・・・」
真琴:「・・・ああ、なるほどね」頷く「・・・・(そうすると弓さんと組む人達・・・・・もしかして)」
智律:「…あ、弓さんの事だったんですか。」
尽:「蒼魔 弓・・・・ああ、、、」と何か少し口ごもる
怜:「蒼魔……はい、存じています。私も少々関係していたものですから(苦笑気味に)」
ドクトル:「それで、その臥龍学園が何か・・・?」
智律:「え、えと、ですね・・。」
怜:「うちのボスの研究室にあった論文で貴方の名前を拝見致しました」
ドクトル:「ああ・・・松土氏ですね。名前は存じ上げていますよ。」
怜:「経緯がありまして、松土教授から少し博士のことは伺っております」
ドクトル:「なるほど・・・それで、ここを突き止めたわけですね。」
怜:「その通り……です。伺いたいことというのは……」
智律:「ディメンジョン=ガジェットについて…。ご存知ではないでしょうか・・・?」すぱっと(笑)
怜:「今、天羽が言った”ディメンジョン=ガジェット”関連について、です」
ドクトル:「ディメンジョン=ガジェット・・・ええ。よく存じ上げておりますとも・・・なるほど、『あなた(智律)』ならそう話を切り出すのではないか?と思っていました」
智律:「……………。」 僅かに頬が歪み…、だが視線は決して外すことなく
ドクトル:「ディメンジョン=ガジェット・・・もう15年にもなるのですね。あの悲劇から・・・」
尽:「・・・」黙って聞いている・・・。悲劇・・・ね。
智律:「……まだ、15年だと、僕は思うです…。 そんなに簡単に割り切って…。捨ててしまうことは出来ないと思うです…。」
真琴:「そして、その悲劇の中心に、あなたはいなかった・・・偶然にしてはできすぎていると思いませんか?(くす)」
ドクトル:「何を仰りたいのかさっぱりですが・・・」<出来すぎている>真琴
真琴:「では、お気になさらずに(くす)」話を促します
怜:「まだ、”大戦”は終わっていません」静かに、はっきりと
ドクトル:「それは充分すぎるほどに認識しています・・・そのために、私どももさまざまな計画を進めてきました」
怜:「お話頂けますか?」
ドクトル:「あれに関しては、私を含めた5人の科学者による開発でした・・・なので、私が知っている範囲での話しか出来ませんが、それでも良いでしょうか?」
真琴:「ええ、お願いします・・・」
智律:「…お願いしますです…。」
怜:「お願い致します……」頭下げます
尽:「・・・」じっと、ドクトルのその言と表情を観察する。
ドクトル:「私が協力したのは、炉心の魔力変換装置・・・そして『ユグドラシル』によるリミッターの部分ですね。」
智律:「っ・・・。」>ユグドラシル
尽:「・・・リミッター?」
怜:「リミッター……ですか」
ドクトル:「私が知っている限り、ディメンジョン=ガジェットの本体は・・・(握り拳を作り)・・・この程度の大きさの物体です」
智律:「・・・ちっちゃいんですね。」ほけっとしたように
真琴:「ほぅ、そんなに小さなものなんですか・・・」表情を動かさずに・・・あの『くぼみ』を思い出して
ドクトル:「しかし、その出力を制御するために・・・結果として発電所1基分の規模の施設が必要となってしまったのです。」
尽:苦笑しつつ「核みたいなもんですね・・・」
怜:「それが……楠ヶ浦学園、ですね?」
ドクトル:「楠ヶ浦学園自体は・・・本来この地に眠るものを守護する目的で作られたそうです。そして・・・この地に眠っていた『それ』こそ、ディメンジョン=ガジェットの本体・・・」
尽:「それはっ・・・!」<この地に眠る・・・
ドクトル:「そして・・・魔の力を導く性質を持つ、『ユグドラシル』の助けもまた・・・必要となったのです」
智律:「・・・ユグドラシル・・・。楠ヶ浦学園を守る三つ編みの結界。その『次女』がこれ、ですよね・・・。」月衣からユグドラシルβを取り出す
ドクトル:「それは・・・ええ。間違いなく『ユグドラシル』の1本・・・しかし、それではもはや使い物になりませんね」>智律
智律:「・・・はい、です。 この前、倉庫で見つけてきたです・・・。」
怜:「度々失礼致します。他の『ユグドラシル』について、博士は存じておりますか?」
ドクトル:「αのみは存じております・・・当時のマスター・板垣やよいが生存していますからね。」<ユグドラシル
尽:「今は常田やよいさんですが(ははっ)」<板垣
智律:「…それは・・・。お義母さんから見せてもらったです・・・。」<α
怜:「では……残る恐らくγ(ガンマ)が行方不明……」
ドクトル「ええ。ユグドラシルγに関しては、私も行方をつかめていません。当時カレン=尼崎が持参していた事だけは確かですが・・・。」
怜:「そうですか……博士もご存じないと……」
真琴:「三本のユグドラシル、そして・・・」促すように見る
怜:「開発のための場所として、適した条件を全て満たしていた……ということですね?」>エルツフェルズ
ドクトル:「そういう事です・・・あらゆる意味において、ディメンジョン=ガジェットはエミュレイターに対する最終兵器、でした」
真琴:「そしてその最終兵器は今は?…っと、判れば苦労しませんね(くす)」
怜:「失礼……つまり”ディメンジョン=ガジェット”は失われたわけではないということですね?」
ドクトル:「・・・恥ずかしい話、私はその時社内の別のプロジェクトにも携わっていました・・・それで横須賀を離れていた際に、あの事件がおきたのです。ですので・・・ディメンジョン=ガジェットがどうなったか、詳しいところは知らないのです・・・。」

ドクトルの言葉を聞いて、一瞬失望しかかる一同…会見の目的は達成されなかったのか。
しかし、ドクトルは…次に、意外な言葉を口にしていた。

ドクトル:「しかし・・・その遺産である『インフィナイト』には、先日お目にかかれましたよ・・・。」
怜:「”そら”と呼ばれる娘……ですね」
尽:「・・・!」少しだけ表情を変える。
智律:「・・・・・・・・・・・・。」>インフィナイト
真琴:「インフィナイト・・・ね(くす)」
ドクトル:「ええ。もっとも、杉崎博士の設計から大きく変容を遂げていましたし、それに・・・別の動力を搭載していましたがね。」
真琴:「ほぅ、一体どのような?」<別動力
ドクトル:「そこの君(智律)が持っている、その箒の心臓部分・・・それが『彼女』に同化していたのです。」
智律:「っ・・・!……………。」何かを言おうとして。でも声をこらえて
尽:「・・・・・」顔を落とす・・・やっぱり
真琴:「・・・やはり・・・・」口の中だけで呟く
怜:「そうですか」冷静に
ドクトル:「私も我が目を疑いましたが、リリスの身に起きた変容・・・そして、彼女たち2人に起きた事から確証を得ましたよ。」
尽:「・・・」気になることはあるけど・・・今は隠しておこう。<彼女たちの変容
真琴:「ほぅ・・・一体どのような確証を?」じっと見る
ドクトル:「【そら】と呼ばれる少女が・・・少なくとも、インフィナイトの要素を持つものであるという事をね」
真琴:「なるほど・・・そして彼女をインフィナイトの要素をもつ者と知ったあなた方は、彼女をどうするつもりです?」
ドクトル:「同じ事を、彼女の仲間からも聞かれましたよ・・・中には聊か、不穏当なものもありましたがね。・・・私としては、リリスのためにも・・・彼女をそっとしておくつもりです」
智律:「はぅ・・・? そ、そうなんですか。」ほっとしたように
真琴:「・・・そうですか(ほっ)」
ドクトル:「しかし・・・『彼女』に対して注意を怠れないのも事実です。なにしろ彼女はインフィナイト…ディメンジョン=ガジェットのガーディアン…を受け継ぐものですからね。」
智律:「・・・・そらさんに何かよからぬことが起きる、ということですか・・・・!?」
尽:「憂いるべきは、彼女の性格、だけどなぁ(苦笑)」ぼそ
ドクトル:「前にも申し上げたように、彼女の構造は・・・杉崎博士の原設計から遥かに変化しています。それに・・・欠損している部分も多いようでしたしね。」
真琴:「欠損・・・ですか・・・・。例えば?」
智律:「・・・・・・・何がおきるかわからない、ですか・・・・?」おそるおそる・・・。
ドクトル:「例えば、彼女の四肢・・・オリジナルとは程遠い、劣悪な材質のものが使われていたようです。」
智律:「そ、そんな・・・・・・・・・・・・・・・・。」
真琴:「それは・・・・・・・(まさか!)」
尽:「・・・そうですか。」やなもん思い出した〜
ドクトル:「おそらくは急造品、もしくは代用品・・・かもしれません。」
怜:「済みません口出してたびたび……それは……誰かが”彼女”の完成を急いで、間に合わせでつけた……と推測できるのではないでしょうか?」
ドクトル:「そうかも知れません・・・当時、インフィナイトは0号機しか実用段階にはなかったですから」
怜:「……誰がつけたかまでは……多分わからない……でしょうね(苦笑)」
ドクトル:「もっとも、私が見た時には四肢共に切断されていたようでしたので、残留分から解析したのですがね」
智律:「・・・・・・・・・・・・・!!??」>四肢切断
尽:「ふぅ・・・」溜息…。<四肢切断
智律:「・・・・あ、僕達がそらさんとしばらくの間あえなかったのって・・・・・・・!」
怜:「”彼女”は……それが追いつかないほどの、致命的な傷を負って運び込まれた……のでしょうか?」
ドクトル:「ええ。リリスの報告によれば・・・エミュレイターに切断されたそうですよ。もっとも、最終的には再生していましたが」
真琴:「・・・・ふむ・・・」
怜:「”彼女”は並外れた回復力があります……幾度か傷が再生するところを目撃しています」
ドクトル:「そう、其れ故の『インフィナイト』・・・ディメンジョン=ガジェットある限り、滅ぶ事のない存在なのです」<再生
真琴:「無限の騎士、ですか・・・」<滅ぶ事の無い
智律:「・・・はぅ・・・。」
GM:これで、そらりんが何故ダメージを度外視するのかはおわかりいただけましたでしょうか(笑)
真琴:喰らっても回復するから(笑)
智律:うう・・・。頑張ればそらりんみたいにはなれなくも無いが(笑)
尽:解っても、納得いったと言う訳にはいかないな・・・俺は。<無限再生
怜:納得したのは「機能がどうなっているか」ってことだけですよ。それ以上のことは今は踏み込んでないつもりですから。
ドクトル:「ともかく・・・この事を含め『彼女』が本来の状態とは程遠い、という事はお分かりいただけたと思います。」
智律:「・・・・・・・・。はいです。」
尽:「・・・了解です(苦笑)」
怜:「……”彼女”を治療していただいたこと……感謝いたします」ここで初めて私情を混ぜる>エルツフェルズ
智律:「あ・・・。そ、そうです。そらさんを治療してくれてありがとうございますです・・・。」
真琴:「・・・・・・そらちゃんの治療については・・・感謝いたします(くす)」
ドクトル:「いえ・・・実は、リリスに強くせがまれましてね(苦笑)」
尽:「あの二人は・・・大切な友達同士だそうですから(ははっ…)」
怜:温泉で弓とそらが仲良くしてたのを思い出すが……口には出さない。
ドクトル:「なるほど・・・皆さんも、あの少女と・・・(不思議と納得顔)・・・しかし杉崎博士に断られた時は、どうなるかと思いました(苦笑)」
尽:「いまだ、面識がお有りでしたか」<杉崎博士>ドクトル
ドクトル:「いえ・・・15年前の件からはお会いしていませんでしたから、駄目で元々のつもりだったのですがね」
智律:「・・・あ、僕達は・・・。少し、お話してくれたです。」>杉崎博士
真琴:「で、断られたわけですね・・・」
ドクトル:「ええ・・・はっきり『例の件は思い出したくもない』と。」
怜:「そうでしたか……」
智律:「・・・・・・。」
尽:「それで、ドクトルはどうなんですか? 15年前の件について、いまだに拘っておられるんですか?」<杉崎博士は思い出したくない>ドクトル
ドクトル:「無論…エミュレイターによる悲劇は起き続けていますからね。手をこまねいてはいられません。そして・・・『大戦』から学ぶ事も、科学者・技術者としては必要ではないかと私は思うのです。」
怜:「それは、大いにありますね。俺も一応研究・開発職の端くれですから……(苦笑)」
ドクトル:「もっとも・・・その努力も、三度無駄に終わりそうですがね・・・。」
怜:「……!?」無表情だったのが少々動揺が走る
智律:「・・・・はぅ?」
真琴:「無駄に・・・ですか?」
尽:「何故、そんなことを?」


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