【外伝・序章】
事実と護るべきもの
<PART−10>
悲壮なる死斗<1>
さぁ、いよいよ戦いだ。
前衛には微、和輝、ジョナサン、怜。後衛には明雷、志信、リカルド、杏音、そして響。
一同の前面には瑠那と黒い影の集団、そして後背には澪…
…まさしく、挟撃を受けた形である。
GM:では戦闘開始前の、澪の不意討ちから処理してしまいましょう。
響:うたれたのはボクだったよね。確か
GM:ふふふ…さくっとコンビネーション(アームドシェル+ブラッドブレッド)、あーんどおまけでアルティメットブレッド+4発、対象は…後衛全員!!
ジョナサン:ヤッパリ人造人間…
明雷:やっぱりそうか(笑)
怜:予想大当たりだよ( ̄□ ̄;)
志信:では回避を。当てにならんが・・・・・・・・
杏音:Σ( ̄□ ̄)ふぁんぶっ!…受けてやるわ〜予想通りだけどやっぱピンチ(爆)
明雷:はいその杏音さんに「疑似餌」宣言〜
杏音:恐ろしく助かった……好感度UP(爆)
リカルド:あ、回避は「真の力」入れて受けでいきます
微:微、後衛にいたかった〜(苦笑)澪にエンチャント。ダメージに-4です。
響:抗魔の方が高いので助かります…あ、まわった
杏音:抗魔だったら耐えれそうですねぇ…疑似餌なくてもなんとかなった(笑)
明雷:・・・って待って!それだと明雷のダメージ増える?!(汗)
怜:あ、したら明雷にマジックシェル飛ばしますね〜
リカルド:で、響にマジックシェルを。
澪が放った弾丸が空中で爆裂し、ショットガンのように後衛のウィザード達を薙ぎ払う。
それをかわさんとした杏音が転倒し、明雷に庇われる。
その時、微が叫んだ…「ヒノカグツチの御霊よ、武器に宿りて炎となれ!」
炎の力を受け、なおかつ弱体化した弾丸を前に怜とリカルドがマジックシェルを展開。
…結果、抗魔力の高い後衛はほとんど無事、明雷だけが一方的にダメージを引き受ける事になった。
明雷:残りHP、一気に半分切った…初撃避けきれなかったのが痛いなぁ(笑)
ジョナサン:…流石は人造人間…凄まじい攻撃力だ…
明雷:「ちっ・・・」血だくだく流しながらトレーニングウェイトパージ。
微:微は澪のほうに向かいます!
怜:アナライズは今回は無理だと先に……(苦笑)
杏音:「あ…あ…血が……!うぁ〜!…もう許さないんだから!ウエィクアップ!イリュージョン」泣きながら変身(笑)
明雷:「無事で良かった(にっこり)」血まみれで微笑んでみよう
「これは至上命令・・・ごめんね、響君・・・・!!」
更に、イニシアティブを取った澪は…今度は、響だけを目標に攻撃を掛ける。
直撃すれば死は避けられない、必殺の弾丸…再び微が割り込み、
炎の魔力で勢いは弱まる…更に!
「リア・ラ・リス・リトス・リトアリス!光の壁っ!あんたなんか嫌いだ〜!」
杏音が張ったマジックシェルの後ろで、響がプラーナと共に夢使いの力を解き放つ…
その身体が、より魔力に強い構造へと変容していく…が、これだけの手を尽くしてもなお、
澪の放った弾丸は、響を傷つけていた。
ちなみにこの時、杏音は再び転びかかったのだが…瞬時に機動性を高めることで、
どうにか事なきを得ていた事も付け足しておこう。
響:ダイス目がふるわないなぁ。7点抜けてきた(笑)
微:防御に超絶魔力がかかれば〜(苦笑)
怜:こういう時地魔法使いがいれば……と思う^^;
明雷:「謝らないで・・・」悲しげに澪を見よう
ジョナサン:「…(人の創りしもののサガか…)」
微:「(『ごめんね?』やっぱり……別に心から敵になっているわけじゃない……!?)」
怜:「(澪ちゃんの心は、まだ綾瀬にある?)」
リカルド:「・・・まだ、可能性はあるってーことかね・・・」自分にしかきこえないような小さな声で呟く
和輝:「澪さんは意識はありますね・・・。もとに戻ってください・・・・。」
杏音:「いまさら…謝まったって!」(ゴゴ)
響:(まだ、可能性はありそうだ・・・。なら・・・)
「You are released from the chain of the present fate at the risk of my
life, and it swears to free.
(我、汝に誓う。汝の鎖解き放たん!!)まだ、倒れるわけにはいかないよ。さぁ、一緒に帰ろう。」
響は澪に語り掛けるが…既に澪は聞き入れる術を失っていた。
「そうはいかないの・・・それに、こうした方がもしかしたら、響君にとっては幸せかもしれない・・・!!」
そう、「本来の目的」という行動理念が確立してしまった今、
かりそめの姿であった「響との日々」は、不必要なものになっていたのである。
杏音:「……くぅ…(怒り心頭中で複雑な気持ち)」
リカルド:「(横目で響が説得しはじめたのを見る)・・・・」小さく、かすかにだが微笑むリカルド
ジョナサン:小声「頼むぞ…響…」
怜:「綾瀬……お前にかかっているんだ……焦るな」小声で
和輝:小声「頼みましたよ・・・響さん。」
微:「(響さんが澪さんを説得するまで……守りきるっ!)」
その間にも、戦いは続いていた。
明雷は、瑠那への血道を開かんと、目の前の黒影にショルダータックルをかけるが、
その刹那…黒影はゼリー状の背部器官を翼に変じて、空中へと回避する。
「やっぱり一筋縄ではいかないか・・・」
もともと明雷にとって、ショルダーアタックは余技でしかない。
しかしここで敢えてその余技を使ったのは、相手の実力を測りかねたからである…
下手に大技を出して不発だった時の事を考えれば、その選択は正しかった。
「武装電換!! プラネフレックス!!」
ジョナサン…ガルバリオンの手に、大柄な武器が電送される。
過去の戦訓により、巨大な敵を倒すため自ら作り上げた武器「プラネザンバー」!
その巨大な獣牙のごとき刃が、紅の月光を浴びて輝く。
「響・・・任せたぜ・・・」小さく呟き、リカルドは符を周囲に撒く。
紙吹雪のように舞い降りる符の後ろで…多重詠唱。
そしてその詠唱に答えるように、ウィザード達の力を高める、湾曲空間が生成された。
「サンクス」「・・・ありがと。リカルドせんせ」「ドクター!! 感謝だ!」
「リカルドさんにはお世話になりっぱなしですね……」「ありがとセンセ……」「さすが」
一同の賞賛の声に、リカルドは微笑みと共に符をひらひらと振った。
その間にも、和輝が魔剣「風花」をもって黒影に斬り付けていた。
「・・・・つらぬく・・。」
この初撃は見事に敵を捉えたものの、黒影が怯む様子は見えない…
逆に、瑠那がふるった鞭が、和輝を打ち据える。
「…あのオバサン!杏音といっしょ!?」
杏音が驚くのも無理はない…振るった鞭は、ありうべからざる無数の刃を出現させ、
和輝に傷を与えると同時に、その若き精気を吸い取っていたのである。
「ぶは・・・。」ごっそりと精気を吸い取られ、吐血する和輝。
しかし、反射的にリカルドがフォースシールドを張っていなければ、
吸い取られた精気はもっと多かったかもしれない。
「ふふっ、美味しい・・・若い男のコの精って、やっぱりサイコー・・・」
ジョナサン:やっぱそうくるかあ…サキュバスめ!
微:ハイレベルヴァンパイアは嫌ー(苦笑)
明雷:霧散化持ってる可能性もあるのか・・・
その間にも、響の説得はなおも続いていた…
「なぜ?? ボクにとっては、澪がいて、みんながいて、そしてボクがいる。
誰一人欠けることなくね。そのほうが、ずっと幸せだよ。さぁ、一緒に帰ろう。」
「私は帰れない・・・だってこれは、もともと計画だったから・・・
ダンガルドで優秀な成績を収めていた魔術師を監視するって言う・・・
でも、事態はそれ以上になってしまった・・・!!」
言いながら拳を繰り出す澪、無論まともに喰らえばただではすまない…
響はプラーナを輝かせ、なんとか回避に成功する。
「(それ以上の事態になったなら……もう一歩、踏み出せるはず……響さん、澪さん、お願い……!)」
その時、瑠那が黒影達に叫んだ。
「下僕ども・・・撃てっ、デーモンビィィィィーーーーーームッ!!」
「「「「「「「「「ビィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ム」」」」」」」」」
黒影達の額が輝き、光線となって一斉に放たれる。
志信:「おのれは女王様か〜」
怜:「まだまだ……光の盾っ!」外套とフォースシールドでカキンと弾いた吸血鬼(笑)
ジョナサン:「これだけの一斉射撃は…くるなあ(苦笑)」
微:DFって偉大…5点ダメージです。「この程度……っ!」
和輝:鞘で受け止めて2点受けます。「・・・・・・・なんでもないですね・・。」
明雷:「・・・・ぬるいね」素手でビームを弾く男(笑)
杏音:「こんなの…うあぁぁ!」怒のオーラでかきーん(笑)
リカルド:かこーんと杖ではじきました(笑)
既に張られていたリカルドの「ディストーションフィールド」の助けもあって、
圧倒的な数の光線を、ウィザード達はしのぎきって見せる。
その光景を背に、響は説得を続けていた。
魔石R2を片手に、プラーナを回復しながらだが、この際細かい事を気にはしていられない。
「君の帰る場所は、ここだよ。澪。さぁ、一緒に帰ろう。」
「まだ分からないの・・・あんな事になって、しかも・・・あんなおそろしいモノと一緒になって・・・!!」
怜:内心「(……恐ろしいモノ?)」
ジョナサン:心の声(あんな恐ろしいももの?…そらちゃんの事か?)
響:「(・・・恐ろしいもの。そらさんのことか・・・)」
志信:「(まあそんなもんか)」
リカルド:「(恐ろしいもの? まあ、後で考えるか しっかし・・・説得してぇ・・・)」
杏音:小声「……なにが…恐ろしいモノよ…!」(怒)
「恐ろしいもの??」「知っているのよ・・・私、あの【緑の悪魔】を・・・!!」
澪のこの言葉は、一同に波紋を呼び起こす…あの映像の記憶と共に。
リカルド:「(悪魔という単語を聞いた瞬間、鋭い視線を早月に向ける)」
ジョナサン:心の声(「緑の悪魔」!! やはりそらちゃんの事か)」
怜:「(緑の悪魔?……あのDVDのそらちゃんのことか?)」
微:「(緑の……悪魔!? DVDの……DVDに映ったそらさんのことを……知っている!?)」
明雷:「(悪魔・・・ねぇ?)」気にしない(笑)
和輝:「悪魔・・・・・。(そらさんは悪魔じゃないです・・・。)」
杏音:(なにさ…悪魔はあんたじゃない!)←この時点でそらりんはシラナイ(まだお怒り中・笑)
しかし、立ち止まっているわけには行かない…戦いは続いているのだ。
明雷は、先ほど攻撃をかわした黒影に向かって、微妙に軌道を変えてショルダータックルを打ち込む。
「フンっ!」鈍い感触と共に、魔物は数メートル先まで吹き飛ばされたが、
それでもなお倒れることはなく向かってくる。その時…!
微:後衛に移動、響さんと澪さんの間に割り込みます〜。「響さん、澪さんの攻撃は私が受けます! 澪さんを……澪さんを、お願いします!」
明雷:「さすがにこのくらいじゃ倒れないか・・・ 微おねえちゃん。そっち(澪)はお願い!」
リカルド:「微お嬢さんっ!!(しまった俺としたことがこうなることを予測できなかった)・・・無茶はしないでくださいよっ!」>微お嬢さん
微:「大丈夫です、誰も……誰も、死なせませんっ!」>リカルドさん
杏音:「……支援はするよ…まだ…許してないけど…澪おねーちゃんと響おにーちゃんをおねがいっ!」
怜:「頼む……こっちのことは任せろ」>微
微:「ええ、安心してお任せしています」 ちょっとだけ声に笑み(笑) >怜さん
ジョナサン:「すまない、そっちは任せたぞ! お嬢ちゃん!」>微
後退しつつ、魔石R2を使ってプラーナを回復させる微。
それと入れ替わりに、和輝が敵に応戦する。
「・・・・・・見えた・・。」その瞬間、空に弧を描いた「風花」の刃は、魔物を一刀両断にしていた。
更に、その背後から瑠那の鞭が、今度は明雷を襲う…
しかし明雷、ここで華麗な体術と共に、その一撃を避けて一言。
「そう簡単に、当たるわけにはいかないよ。」
和輝:「・・・・・・・風に加護してもらっているようですね・・・・・。(にこり)」
瑠那:「フン、ならこれでどう?・・・下僕ども、デーモントマホォォォク・・・ブゥゥメランッ!!」
志信:魔物「イ〜(了解、ちょっと待てって(準備中))」
瑠那:「・・・・・・って、こいつら鈍いから無理か・・・澪!!」
ジョナサン:ちょっとこける(笑)
怜:「…………(何だかな〜・苦笑)」
リカルド:内心 やっぱどっかぬけてるよなーこのお嬢さん とか思っている(笑)
明雷:「・・・二流だね。」ぼそ(爆)
和輝:「ええ、どこか抜けてますね。(苦笑)」
杏音:「ホント、歳とるとだめだね…」調子取り戻し中(笑)
ジョナサン:「…そのものズバリをいうと、いくらあいつでも傷つくぞ…」
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