【外伝・序章】
事実と護るべきもの
<PART−11>
悲壮なる死斗<2>
悲しい戦いは、なおも続いていた…
「大丈夫。ボク達がいるから。戻っておいでよ。澪」
澪を前に両手を広げる響、そしてその間には…微。
「澪さん、あなたも……響さんを、これ以上傷つけないでください……見ているこちらが……辛くなります」
「どいて・・・これが一番の方法なの・・・!!」行く手を阻まれた澪は、微に向かって銃撃を放った。
「澪さん……人を、傷つけられるのですか……あんなに響さんを心配していた、あなたが?」
やりどころのない怒りと悲しみと共に、プラーナを解放…
杏音のフォースシールドの助けもあって、澪の一撃を耐え抜く微。
微:24点ダメージ。「く……っ!」 顔をしかめつつ、まだ響さんの前に立ちはだかる!
明雷:「敵に容赦するつもりはないよ」冷たい声で>ジョニーさん
ジョナサン:「まあな…。その意見には賛成だ(ニヤリ)」
瑠那:「フン・・・澪一人どうにもできないくせに、ナマイキよあんたら・・・全員死ねっちゅーの」
杏音:「むっ…その澪おねーちゃんをあやっつって…明雷君を…みんなを傷つけて…」ゴゴゴ(怒り再び)
怜:「黙ってろ二流悪役」(爆)>瑠那
ジョナサン:「その割には、そんな魔物を囲っているようだが?(ニヤソ)」>瑠那
明雷:「それは僕の役目じゃないからね・・・ご心配なく、絶対に引きずり出してあげるよ」>瑠那
微:「あなたこそ、人一人を自由にしているつもりなら……傲慢ですよ」>瑠那
瑠那:「お言葉なんだけどー、澪は最初っからあたしらのナカマってゆーか、道具って感じぃ?」
明雷:(小声)「・・・道具?」ぴく(笑)>瑠那
怜:「(……カチン)」<道具
志信:「はははは」←御門家の道具
ジョナサン:「…そうか…。やはり彼女はアーティフィカル・ヒューマノイド(人造人間)か…」>るな
響:「違うね。澪は道具じゃない。ボク達の仲間だ。勘違いしないでもらいたいね。」>瑠那
瑠那:「まだそんな事いってるし・・・バカじゃないの?揃いも揃ってださださー」
怜:「……さっきから黙って聞いてりゃあ……(ぶちぶちぶちぶち)」
和輝:「魔物を盾にしているくせになにを言うか、2流役者(ぼそ)。しかも人を道具としか見てないと・・・。怒りますよ・・・・。」>瑠那
リカルド:「どっちかってーと、味方を9も引き連れてきて なおかつ早月つー裏方までいるのに、まだ一人も戦闘不能にさせてないやつのほーが問題あるよーな気がすんだがな〜」ぽそっと
和輝:「しかも一体は僕に切り倒されましたけどね・・・・・・・。」>瑠那
怜:「頭悪い台詞しか吐いてないのわかっているのかあんたは?まー理解できる頭脳持ってりゃそんなこと言わないだろうけどさあ・・・・・・」>瑠那
微:「……何とでも言っていればいいでしょう。仲間とでも、道具とでも。貴女のような存在には、決して理解できるはずがありません……無能者っ!」 怒った(笑)>瑠那
杏音:「さっさとてーねんたいしょくしちゃえっ!べーっだ(笑)」
言葉の応酬は続く…が、ウィザード達は魔物に阻まれ、瑠那のもとへ肉薄できない。
それゆえ、自然魔物たちを相手にしなければならないウィザード達である。
「……滅せよ!」怜が声と共に放った祝福の銃弾は、魔物を的確に捉えていた。
戦いが始まった時、彼は冷徹な判断のもと、弾を銀の弾丸へと変えていたのだ。
だが、予想以上に堅い守りに阻まれ、充分なダメージをはじき出すには至っていない。
「リア・ラ・リス・リトス・リトアリス♪……答えよ魔物達」
更に、リサーチに回っていた杏音が、ぴこっとハンマーを叩き…
そして、魔物たちのデータがバイザーに映し出された。
『ナイトゲッター L5クリーチャー 冥属性無効
冥魔法5L 擬似餌 重傷無効 長斧による遠隔攻撃
特殊攻撃デーモンビーム、シャドウスパーク』
「ち、抗魔の方が高いか…」怜は、苦笑せざるを得なかった。
更に、リカルドが行動する…「ガルバリオン!増幅頼むっ!」
響と微に向かって符を投げ、多重に発動したのは「スプーリング・ライフ」。
「OK!! ドクター!!」ガルバリオンはアーマーの手首に仕込んだショートカットスイッチを入れ、
リカルドの魔力を増幅…響と微の傷が、どんどん回復していく。
リカルド:「(増幅がきちんとかかったのを確認)OK♪(*^ー゜)」>ジョニー
微:「ありがとうございます!」>リカルドさん&ジョナサンさん
そして、その間にも…響と澪の会話は続いていた。
「マスターから聞かせてもらった・・・アイツの力・・・本当は、何もかもを滅ぼせるって・・・!」
澪は、血を絞るような声で叫ぶ。おそらく、メインプログラムの強烈な支配に抗いながらであろう。
だが、それは…彼女自身の、体の動きを止めるには至らない。
そして…その言葉が、ウィザード達の心に更なる波紋を広げていく。
微:「(何もかも……滅ぼす? そらさんの力が? ……そらさんの力は……滅ぼす力ではなく、生み出す力のはず……なにか、違う?)」
怜:「(滅ぼす力……生み出す力……相反するものを持っているってことか……考えすぎか?)」
更に、澪は叫んだ。
「あなた達こそ分かってない・・・3600年前、あの悪魔がエジプトで何をしたか!
瑠那はどうだか知らないけど、私は聞かされているの!!」
志信:「ホォ」<3600年前
ジョナサン:「?? なんだなんだ?」話が見えてない
微:「3600年前? それは……そんな過去の話が……本当に同一人物と言えるのですか?」
瑠那:「ちょっと待ってよ、澪・・・それって何の話ぃ?私知らないてゆーか、聞いてないわよ〜!」
志信:「って、おい」<しらない
杏音:「…仲間とおもってないからだい!べーっだ!」>留那
明雷:「大した指揮官だね」やれやれと(笑)
志信:「あるいは、あえて伝えてないとか」
怜:「情報の行き違いが起こって無いか?(苦笑)」小声で
ジョナサン:「…所詮は奴(るな)も下っ端って事では?(ぼそぼそ)」
明雷:「あの調子じゃ口滑らすのも早いだろうからねぇ・・・信用されないのも当然じゃ?(ぼそぼそ」(爆)
怜:「……無能指揮官……」ぼそ(笑)
和輝:「ただの無能指揮官ですね・・・・。」(ぼそ)
微:「知らされない程度の扱いと言うわけですか……あなたは、あなたの言う『道具』より信用されていない様子ですね」 微にしては珍しく侮蔑口調(笑)>瑠那
志信:「いやあ、上司に信頼されてないって、悲しいやぁ、ねぇ」
杏音:「おばさん信用ないんだよ〜だ。や〜いや〜い(べ〜)」おちょくりすぎ(笑)
瑠那:「フン・・・弱い奴ほど吠えるって感じ? あんた達全員の精を搾り取って、ヒィヒィ言わせるわよ!」
ジョナサン:「搾り取ってヒイヒイねえ(溜息)」
微:(一瞥)「お黙りなさい、無能者っ!」>瑠那
怜:「………………………あんた、五月蝿い」>瑠那 「弱い犬ほど良く吠えるっていうけどなあ」
リカルド:「(瑠那をぴしっと指差し)お嬢さんの方が、よりよくほえてるよーな気がするのは気のせいでしょうかい♪」>瑠那
和輝:「本当に無能指揮官ですね・・・。負け犬は良くほえていますよ。あなたが・・・・・・・。」
明雷:「やれるものならやってみれば良いよ・・・」
杏音:「杏音はオバサンの精なんて欲しくないけど…でも…みんなが受けたいたみは!この…マジカルラビットアンネリーゼが!……きっちり利子もつけておしおきぴょん!(びしっ)」>瑠那
リカルド:「ってか、なんで、3600年も前に しかもエジプトにいたってゆーんだ?」と疑問の根幹を
怜:「……わからん(苦笑)」
澪:「聞けばいいじゃない、本人達に・・・聞ければ、だけど」
リカルド:「達に?・・・って 他にも誰かいたのか?エジプトに?」>早月
微:「澪さん、あなたこそ、本人に聞いてみるべきです……人からの話を丸呑みにするのではなく、自分で、相手本人の人柄を見て……事情を、聞いて……」
和輝:「澪さん・・・・・あの人が3600年前に何をしたかわかりませんが・・・。あの人は僕たちの仲間です・・・・。」>澪さん
怜:「そもそも、何故3600年も前のエジプトなんだ?」>澪
澪:「だから、本人達に聞けばいいじゃない! それに、あのDVDを見て・・・私、確信を得たの。あいつなら・・・15年前の事件に関わっててもおかしくない、って」
微:「違います! そらさんは……そんな事はしません! 澪さん、響さんのお友達を……信じてくださいっ!」
響:「なぜ、そう確信できるの??」>澪
澪:「あの、基地の前のビデオ・・・見てなかったの?」>響君
響:「見たよ。でも、ボクは彼女を信じてる。今も澪を信じているように。」>澪
和輝:「あれは本当にそらさんなんでしょうか?そらさんはそんな事、絶対しないと思います!」>澪さん
響:「さぁ!!一緒に帰ろう!!」
澪:「なら言うわよ・・・私の真のマスターは、大魔王ベール=ゼファー様!! 響君には、任務で近づいた・・・それだけ!」
その瞬間、澪の瞳は真紅を帯び、そして黄金色に輝いた…
それこそ、他ならぬ澪自身が「人」でない事の、悲しすぎるまでに明白な証。
怜:「(ベール=ゼファー!?)」
杏音:「…魔王…任務で…近付いた……(ぷっちん)」>澪
ジョナサン:「それだけ? …その言葉は嘘だな!」心の声(魔王だと!! …こいつは厄介だ…)>澪
和輝:「ええ、その言葉…嘘ですね。」>澪さん
リカルド:「それだけ・・・なら、どうして、そんなに動揺するんだろうな?早月」と優しい声で語り掛けましょう
怜:「そうだ、何故綾瀬を攻撃するのを躊躇う?本心は誤魔化せないだろ!?早月!」>澪
明雷:「・・・主従ではなく・・・友として・・・僕はそらおねえちゃんを信じてる・・・澪おねえちゃんは?」>澪
澪:「これは、最初から決まっていた事実・・・だから、今のあなた達は・・・敵!!」
杏音:「…そうじゃないって信じてる…けど…それが本心なら…杏音は澪おねーちゃんをゆるさない…」>澪
響:「マスターが誰だろうと関係ない。澪、君はボク達の仲間だ。戻っておいで。一緒に帰ろう」
だが、澪の返事は冷酷なものだった。
「私はベール=ゼファー様のご意思により働くもの・・・道具であり兵器。
そう、あの不死身の悪魔と同じ・・・」
微:「目の色が……澪さんの目の色が、違う……やはり、別の何者かの仕業ですね……!」 これは周りにも聞こえるように言います。
ここで、志信が動いた…錬氣符を空中に投げ、プラーナを限界まで燃やし…
敵群の周囲に、結界を描くように…都合12個もの光球を両手から作り出し、撃ち込む。
そして、最後に…両腕を振り下ろすと共にその光球を収束させ、巨大な一撃を炸裂させた。
たちまち巻き起こる、空間をもゆがめた大爆発!!
それは、志信渾身の一撃の賜物…魔物たちは次々と、歪みに押し潰されていく。
「・・・・・・まあ、俺のありったけだ。少しは効いたか?」
和輝:「おお〜。」
明雷:「・・・やるぅ」感心(笑)
リカルド:「どっひゃー・・・すげぇ威力だな・・・」一瞬呆然と見た後 気を取り戻しひゅ〜と口笛を吹く>志信
ジョナサン:「やるな! 志信」ありがたや〜>範囲攻撃
微:「……さすがです、志信さん……」 一瞬絶句(笑)
杏音:「すご〜い……杏音も見習わないと…(苦笑)」
志信:瞬間3桁ーずいけなくて残念
響:呪文で3桁狙いはかなりつらいよね(苦笑)
志信:「(逆に言えばこれでどうにもならなかったら・・・・・ねぇ)……ゴフゴフガフ、グバハァ(吐血)」
明雷:「ちょ。志信にいちゃん!」
杏音:Σ( ̄□ ̄)「し…しのおにーちゃん!(汗)」
和輝:「って、大丈夫ですか。」>志信さん
リカルド:「志信っ!・・・術の副作用かっ!」側に近づきます
ジョナサン:「!! そういうからくりか!!」>符で強化
怜:「やるな……って反動がひでえな(汗)」>志信
志信:「気にするな。前を見ろ、敵を………倒せ!」錬氣符でHP2/3くらい減りました
リカルド:・・・かっこいい・・・・
微:御門さん、かっこいい〜♪
杏音:カコイイなぁ…萌え〜(何故)
明雷:「っと」向き直り<前を見ろ 「無駄にはしないよ・・・」>御門さん
怜:「……ああ……わかった…………倒す」>志信
リカルド:「わーってる この位置なら敵も見えるし、お前も見える」後衛ですので>志信
ジョナサン:「任せな…。やってやるぜ!!」>志信
和輝:「倒しますよ・・・・・。絶対に・・。」>志信さん
「・・・やるわね、あんた・・・ちょっと本気ださなきゃって感じ?」
あろう事か、瑠那はあれだけの爆発にも、見事に耐えて見せたのである。
志信:「これぐらい、耐えられたので、ほめてやる。」
杏音:「……うん。あの性悪おばさん倒したら…回復してあげるから☆」>志信さん
怜:「(あいつに吸血鬼の能力はあるのは確定……かつ+何だ?)」
澪:「私はベール=ゼファー様のご意思により働くもの・・・道具であり兵器。そう、あの不死身の悪魔と同じ・・・」
微:御門さんの声を聞いて、決意固め。「……響さん、すみません……あの、もう一人の、澪さんを……黙らせます。澪さんを傷つけるのを……許してください」
響:「それは、ボクもやるよ。澪を縛っている鎖を解き放つ!!」>微さん
微:「いえ、これは……私が、最適です。響さんは、声をかけ続けてあげてください……!」>響さん
リカルド:「微お嬢さんの言うとおりだ 響、お前は早月に声をかけ続けてやってくれ・・・頼む」>響
響:「わかりました」>微さん、リカルドさん
怜:「……決めるぞ」>ALL
明雷:「僕も・・・決めないとね。」
和輝:「僕もあの力を使わなきゃ意味がありませんね・・・。(苦笑)呪印・・・解放!!」
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