【第44夜】
Neither ALPHA nor OMEGA

〜超魔導黙示録・W〜

<PART−12>



神様でも消せない
〜宇宙から見た“世界”〜



さて、嵐のようにノアとかアンゼロットとかが去来した後。
「五月堂」だった更地に、ぽつんと残されたウィザード達だったが……

翔真 >早速ルシファーズ=サンに連絡とって見るしか(苦笑)
GM >そうすると……アメジスト代理(式神)が通信に出るね。
翔真 >「繋がった?………もしもし?」
アメジスト代理 >『アメジスト代理です。皆さん、お疲れ様でした』
翔真 >「あぁ、有難う。そちらの状況がどうなっているのか教えて貰いたい。」 スピーカーモードにしておこう(ぁ
アメジスト代理 >『はい。【終焉】の眷属による襲撃は此方にもありました。【白】と【黒】、そして【灰色】です。性質は先の新生機に類似しましたが、性能は桁違いで、撃退は出来たのですが此方にも流石に犠牲は避けられませんでした』
翔真 >「そうか……犠牲になった面子については、纏めて置いて貰えると助かる。後日追悼をせねば。」
アメジスト代理 >『わかりました、後でお送りしておきます……むしろ、問題はその直後の事でした』
初 >「…………うな?」
翔真 >「いきなり消えた面子でも出たか?」
アメジスト代理 >『――いいえ。彼らの殆どが、“何と戦ったのか”を忘れていたのです。それも、完全に』
弓 >「むう」
翔真 >「覚えていた面子はどれ位だ?」
アメジスト代理 >『私とウー、それにベル、ちひろさんくらいのものですね。あとは、殆どが……あのDr.クロノスでさえ。ただ、“このルシファーズ=サンで未曾有の脅威と戦った”という記憶だけは、全員に残っていたのです
翔真 >「そうか、これも後日礼をせねばならないな。」
アドノレ >「覚えてる面々には説明してやらねばなるまい」
弓 >「まあ、勇者と戦った後にも起きることだし、ある程度慣れてるのかしらね」
アメジスト代理 >『ちなみに私は記憶を保持しています。本体の方は分かりませんが、おそらく大丈夫でしょう』
翔真 >「了解だ、色々と有難う。それと記憶に関しては今聞いたが、アム嬢本人は怪我等はされてないのだな?」
アメジスト代理 >『はい。厳密には一度だけ、ルシファーズ=サン諸共あわやという所ではありましたが、Dr.の発明品のお陰でなんとか』
アドノレ >「“こんな事もあろうかと”が炸裂したのか」
アメジスト代理 >『……お察しの通りです』
Dr.クロノス >そう。こんな事もあろうかと、絶対防御システム「シールド・オブ・ザーフィー」を作っておいてよかったのだ!
GM >どうもフュージョンキャノンを撃たれたらしい(爆)が、どんな一撃でも必ず完全に防ぐこの発明品のお陰で事なきを得たのだそうな。
翔真 >女性を対象にすると護ってはくれるが問題が発生しかねないシステムに聞こえる(ぁ
GM >ああ、これ1回しか使えないのよ。こういうとこはホント、平常運転(笑)

Dr.クロノス >失敬な、「1シナリオにつき1回」だ。
弓 >「ちひろが無事ってことは、いちおうIDOLシステムは機能してるのね」
アメジスト代理 >『はい。そこは問題なく』
弓 >「ん、ありがと。あとで顔出すわぁ…………うん、やっぱり必要みたいね
アメジスト代理 >『はい。もうすぐ産まれますので、その後にでもおいでいただければ嬉しいです』
初 >「うな。そういえば、赤ちゃんが……」
翔真 >「………………出産祝いも用意していくべきかな(苦笑)」
アメジスト代理 >『あ、おかまいなく……と言うだけ無意味かもしれませんが、それでそちらの方はどうなりましたか。状況的に、任務は成功したものと見えますが』
アドノレ >「細かいとこは直接行って話すかね?そんでその足でシティへ向かう、と」
初 >「うな、その、直接行く方法……(、、)」
翔真 >「そうだ、今の俺達にはフレースヴェルグが無いからな。一応駐機ポートへ向かうと言う話もあったが。」
弓 >「いつのまにかそらが魔改造してたけど、鹵獲したの私なのよねぇ(−−; コレクションが一つ減っちゃったわぁ」
初 >「……コレクションだったんですか(^^;」
弓 >「そうよー♪ まあ全部鹵獲品だったりドロップ品だったりするけど」
初 >「そうだったんですねえ(^^;」 経緯全然しらなかったので(笑)
アメジスト代理 >『イレギュラーズのヴェズルフォルニルは使えませんか?フレースヴェルグとは違って、残っているはずですが…』
翔真 >「どうにもならなければそうしよう、指揮権が弓にまだ有れば話も通しやすいだろうし。」
弓 >「そらがフレースヴェルグを魔改造しちゃったから、ヴェズを手配したら、そっちはイレギュラーズ用になっちゃうし……んー、あの子達どういう扱いになってるのかしら」
アメジスト代理 >『変わらず弓さんの指揮下のはずですよ。彼らとはまだ連絡を取っていませんか?』
弓 >「ん、あとで連絡してみましょ」
アメジスト代理 >『そうしてみてください。それで、私の疑問の方はどうなっていますか?』
翔真 >ではカクカクシカジカと簡単に説明を(笑)
アメジスト代理 >まるまるうまうまされました。『……やはり、そうなりましたか』
翔真 >「そう言うという事は、どう判断していた?」
アメジスト代理 >『状況証拠による判断です。そらちゃんは、本気になればこの世界を滅ぼせた存在。それが、“この世界を傷つけない”と決めた以上、とり得る選択肢は“この世界を去る事”だけだったと考えられますので』
翔真 >「成程。」
アメジスト代理 >『ところで、その他にも何か、どこかへ言伝などございましたら承りますよ』
翔真 >「ウー=バルにも一応礼を言っていたと伝えておいてくれ。それと、現状でベルはどうしている?」
アメジスト代理 >『分かりました。ベルは、Dr.に何か話を持ち掛けているようです』
弓 >「ああ、忙しいならいいんだけど……シティの方どうなってるかしら? そらのこと覚えてそうなのいる?」
アメジスト代理 >『ラビリンスシティの方とは、これから連絡を取る予定です。プラーナ供給は途絶えていませんので、おそらくあちらも何とかなったものと考えられます』
初 >あ、そうか……叛乱はどうなったのかとか、確認がまだでしたね(、、)
翔真 >「了解だ、有難う。何か緊急事態など起きたら遠慮無く連絡を遣してくれ。」
弓 >「ん、そうね。終わったら連絡ちょうだい♪」
アメジスト代理 >『わかりました』
GM >ところで、アドからは何か聞いておきたい事とか、頼みたい事とかはないかな?
アドノレ >ん〜特には。これからあっちこっち行脚するだろうから、聞くより移動だろうなと……
GM >ほいさ。そういや自宅もあったしなあ(笑)
弓 >うむ、アドと翔真は自宅にも行かんとね(笑)
翔真 >自分はともかくアドノレは確かに一度急いで向わないと拙いか。
アドノレ >「無事帰ったぞ」と言ったその足ですぐにまた出るとかどうかと思うので、家に行くのは最後かなと思ってたり
初 >わたしは寮住まいですので、現住所を確認するだけでいいと思われますのです(、、)
アドノレ >ただ「無事に終わった」って事だけは連絡した方がよかろうか
弓 >まずは足ですね。フレースヴェルグはもうないから、出来るのはヴェズを呼ぶくらいかな?
翔真 >一応向かう予定だった駐機ポートに行って見ます?
弓 >ああ。ワンチャン、魔改造前のフレースヴェルグが残ってるかも?
GM >駐機ポート……うん、当然のように失われてて、ただの第2海堡に戻ってます。
翔真 >リプレイにも書いてあったですしねぇ(^^;
GM >それに初代フレースヴェルグなら、宝玉戦争の折(第24夜)にアンゼロット城へ突っ込んで、全損したじゃないですか(笑)
弓 >しくしく
翔真 >直接イレギュラーズに連絡とって、必要と有らばヴェズルフォルニルを回して貰える様話を付けないと。
弓 >ですね。ヴェズが遠いなら社にアシを用意してもらうでもいいし
アドノレ >『仕事は無事に終わったが挨拶回りが残ってる。危険は無いが時間はまだ掛かりそうだ』と愛美にメールしとく
愛美 >おつかれさまです。お時間さえ教えてくださればご飯作って待ってますね(//_//)
アドノレ >追伸。長期休暇をもぎとってくれようぞ(笑)
愛美 >温泉旅行ですね分かります(笑)
弓 >では先に社に連絡しましょうか。いちおう指揮権の確認と、裁定者でもあるBABELの認識を確認しておきたい
GM >うむ。流石はBABEL、記憶を失いなどしなかった(笑) ミッションが完了したので総指揮官としての任期は満了してるけど、イレギュラーズは変わらず指揮下にあるね。
弓 >じゃあ、現在地と状況きいて……遠いなら、足をお借りしよう(笑)
GM >イレギュラーズの現在位置はラビリンスシティ。ちょうどあのちゃん様の叛乱に対応する格好になってたね。ヴェズならそのまま回せるので、使ってOK(笑)
弓 >それは何より。ノーチェに連絡して、みんなへのねぎらいと、足にちょっとヴェズを戻して欲しいと伝えましょう(笑)
ノーチェ >ガッテンであります(^△^ヾ
翔真 >その間に、自分は振り込まれた今回の報酬を確認しておきましょうか。
GM >えー、まずですね。PT報酬一億v.(笑)
翔真 >…………凄い額だ(苦笑)必要経費込みで頭割りで良いか(ぁ
GM >シャレ抜きで世界が消し飛びかねなかった案件にしては安いのかもしれない(爆)
弓 >まあ、円換算するとわりと安いよね(笑)
アドノレ >覚えてない人が多いと予算の理由を説明できないからな(笑)
GM >まぁほとんどの人が、そもそも何に襲われ何と戦ったのか憶えてないって状況だからね。そのあたりは、アンゼが何とかした模様(笑)
翔真 >すまなかったなアンゼロット。今度あったら労いの言葉を掛けさせて貰おう(苦笑)
初 >それを考えると、シティにいた人達はまだ幸せだったかも知れませんね……直前に戦ってた相手(ちゃん様とか)の事は覚えてたはずですから。
GM >うん、それはイレギュラーズが合流してきたら話を聞けるけど、「ちゃん様率いる侵魔の大軍団」って事になってる模様。
ノーチェ >では、皆様と合流したらそうした旨をお伝えするであります!
GM >しかし。その際の話を遭遇すると、ノーチェたち「イレギュラーズ」もまた……【そら】の事は完全に忘れてしまっている。
ノーチェ >ええ。自分たちは弓どのの指示で、パール=クールの動きに対応してラビリンスシティに展開した……はずであります。
空 >でもって、“そら”と言われたら私が「はい?」って聞き返すという流れですね。わかります。
弓 >(なでなで)
翔真 >解ってはいても切ない(嘆息)
一狼 >「目的地は、ルシファーズ=サンでいいですね?」
弓 >「久しぶりね、このシートに座るのも。……そうね、まずはルシファーズサンでいいかしら?」
初 >「うな!」
翔真 >「こちらは構わない。」
アドノレ >「よきにはからへ」
一狼 >「了解です。皆さんはゆっくりしていってください。船は俺達が引き受けますので」
真白 >「蒼魔……シティでの戦闘記録は、姫宮が纏めてくれた。ここに置いておく」ファイルされた紙束置きつつ。
弓 >「えー、久しぶりに操縦させなさいよー(ぶーぶー言いつつも、資料よみよみ)」
GM >すると……戦闘レポートはやはり、パール指揮下の侵魔たちとのそれがメインになっている。そして、当然対峙したであろう【終焉】のしもべ達については……「UNKNOWN」または「パール=クールの切り札」的な何かって格好になっているね。
弓 >「んー……またアンゼロット城にカチコミかけて、巡航艦鹵獲してこようかなー……」
翔真 >「物騒な事を言わないで頂きたい(苦笑)」
初 >「……そんな事しなくても、今回の報酬的なのでなんとか出来そうな気がするですよ(、、)」
翔真 >「まぁ本気で揃えようとすればそうだろうな(苦笑)」
弓 >「ちょっと考えてる事があるから、報酬的なアレコレは別件で使いたいのよねぇ」
初 >「うな……?(首傾げ)」
翔真 >「ただ個人的には、あの艦(フレースヴェルグ)もその前に喪われた艦(初代フレースヴェルグ)も、俺達と一緒に幾つもの世界と戦いを潜り抜けて来た紛れも無い戦友の一人だ。ただ喪われたとするのは少し寂しい気がしてな(苦笑)」
アドノレ >「カタログスペックがどっかに記録されても、知らない人間には“盛ってる”と言われ、知ってる人間には“何処かに隠ぺいしてる”とか言われるクチじゃないか?」
初 >「確かに、あれは……(^^;」
翔真 >「まぁトンデモ性能だったのは確かだしな(苦笑)」
弓 >「んー……あっちで乗ってるんじゃない?【天意虚空】のほーが」
翔真 >「あぁ(ポン)確かにそれは有りそうだ(フッ)」
初 >「……なるほどです(、、)」 あっちの【そら】ちゃんと融合してそうですね……(@@;
GM >ちぇーんじげったー天
翔真 > ア カ ン (汗)
弓 >「んー、ちょうどいいか……パールだけだと少し不安だけど、ルーとベルもいれば……ん、都合がいいわね(くす)」
GM >なお、ちゃん様本人は「まったく身に覚えがないわ!濡れ衣よ!あいあむいのせんとよ!」などと供述してたけど、それでも「そもそも叛乱を起こした」という事実は事実なので、ルーにグーパンチで殴られた模様(爆)
翔真 >Atレディネタに聞こえてしまう(爆死)元ネタ的に「クソ野郎が!」と返したくなってくる(野郎じゃないけれど)(ぁ
初 >そういえば、イレギュラーズの皆さんにはお話しするですか?……そらちゃんのこと(、、)
弓 >覚えてないかもしれないけど、ここ数年はずっと付き合わせたわけだから、話はするよ。ピンとこないだろうから、軽くだけど
GM >真白も一狼も、そしてノーチェも憶えていなかったが…唯一、空だけは反応したね。
空 >「……“杉ちゃん”か……」
初 >「……そうなんです。姫宮せんぱいは“姫ちゃん”で、そらちゃんは“杉ちゃん”。憶えてたです?」
空 >「ごめんね初ちゃん、覚えてないよ。でも……そう呼んでくれる友達が、いたような気がするんだ。ずっと前に」
翔真 >「記憶には残らなくても魂には刻まれている、そんな所か。」

こうしてヴェズルフォルニルは一路、ルシファーズ=サンへ向かい……そして、到着。

一狼 >「さて、着きました。俺達はこっちで待機してますので、必要になったら呼んでください」
翔真 >「と、助かった。有難う。」
弓 >「わかったわぁ、ありがとねぇ」
アドノレ >「んむ。ご苦労」
GM >そうすると、そこにはアム(代理)の他、ちひろが待ってたりする。
ちひろ >「こんにちは、皆さん。今回はお疲れ様でした」
アメジスト代理 >「先程通信をいただいたばかりですが、すぐいらっしゃったんですね」
翔真 >「話の流れの問題ではあるがな(苦笑)そちらこそお疲れ様だ、色々助かった。有難う。」
アメジスト代理 >「簡単にではありますが、シティでの状況は確認しました。といいますか、ヴェズルフォルニルが来ている時点で、何をかいわんやでしょうけど(^^;」
弓 >「わたしは後で、ちひろ、クロノス、ウー=バルにちょっと聞きたい事があってねぇ」
ちひろ >「いつでも構いませんよ?」
弓 >「あとでまとめて聞くわー」
ちひろ >「はい、ゆっくりしていってください。他の人達はもう帰りましたが、“私達”にはもうひと仕事残ってますからね(^^)」
初 >「うな?もうひと仕事……です?」
翔真 >「ラビリンスシティでステージとかか?」
ちひろ >「それはみずはとか、翠ちゃん達に任せてますよ。わたしは引退した身ですから……正解は、アムちゃんのお産の手伝い(^^)」
GM >実はそのために、シスターズにも残ってもらってるのだった(笑)
翔真 >「そっちか(汗)済まないが宜しくお願いする(−−;」コレに関しては欠片に役に立てないのでお任せする以外に無い。
弓 >「ああ、でもちひろもいてくれて助かったわ。アメジストもありがとう。情報は多角的にあったほうがいいから、助かる」
翔真 >「そうだな、ベルにも聞くつもりだったがついでに二人にも聞いておくか。ノアから助言を貰ったのだが“ゼロ”と呼ばれる人物に心当たり等有るか?」
アメジスト代理 >「お役に立てているなら幸いです。……それで、“ゼロ”ですか。いいえ、私には心当たりはありませんね」
ちひろ >「わたしも、特には。それで、その“ゼロ”というのは…?」
翔真 >「ノア曰く、“彼女”はそこに居る、との事だ。」
ちひろ >「それは、おおよそ二通りに解釈出来そうですね……“ゼロ”という人物のところにいるのか、それとも“ゼロ”そのものなのか」
初 >ああ、そういえばちひろ先輩はそらちゃんの力で世界になった訳だから、記憶が残ってる側なんですね(、、)
翔真 >「どちらも解らん、なのでまずはその“ゼロ”そのものの居場所を突き止めようとしている。」
アメジスト代理 >「先程の段階でその事を教えていただけていれば、少しは調べもしたのですが(、、)」
翔真 >「いや、こんなに直ぐ来る事になるとは想定外だったのでな。それに、そちらにこれ以上負担を強いる訳にも行かん(苦笑)」
アメジスト代理 >「お言葉ですけど、私は式神ですので疲労という概念がありません」
翔真 >「言われてみればそうだったか、済まん(苦笑)」
アメジスト代理 >「しかし、そもそもそれは“ヒト”なのでしょうか。ウィザードであるのでしたら、世界魔術協会のデータベースに照会する事も出来そうなんですけど」
初 >「“ひと”である事は間違いないと思います。だって、あっちでそらちゃんがそう願ってましたから」
翔真 >「ゼロがそら本人なら、“ヒト”である事は間違い無い筈だ。ただ記憶を捨てているから、恐らく力も捨てているかも知れん。そうなればウィザードとして登録されている事は無い様に思える。」
ちひろ >「……もしウィザードなら、転生者になっている可能性もありそうですね。一連のお話から考える限りでは、ですけど」
翔真 >「“ゼロ”がそらで無ければウィザードである可能性も、登録されている可能性もあるのは確かだな(苦笑)」
アメジスト代理 >「それでも念のために、照会だけでもしておきましょう。闇雲に探すよりは確実だと考えられます」
翔真 >「済まないな、助かる(苦笑)」
アメジスト代理 >ちなみに、照会作業を手伝って下さっても構いませんよ。
GM >その場合は、知力ジャッジになるね。
翔真 >努力はしよう(苦笑)ツールはそのまま使えるのかな?宜しければジャッジを振りますが?
GM >うん。端末修正の他に、アム代理もいるからその《式神》Lv(8)を加算してOKだね。
翔真 >了解です、それでは行きます……ピンゾロで18、燃え尽きている(苦笑)これは厳しいか(^^;
GM >うーむ。なんかいろいろヒットしたけど、そのほぼ10割が「中二病男性」(爆)
アドノレ >黒い衣装がいっぱい(笑)
翔真 >「これは、ダメだな。済まない(−−;」
アメジスト代理 >「いいえ。“ゼロ”だなんて、こういう見地ではありふれ過ぎる名前でしたね……」
翔真 >「名前以外今の所手掛かり無しだからな、普通に検索しただけでは無理だろう。」
アメジスト代理 >「お役に立てず、申し訳ありません(^^;」

◆ ◆ ◆

弓 >さて、こっそり聞きたい事を予め台詞外で(笑)IDOLシステムと同系統のシステムって、土地と予算と、ウー=バルやロデュースのような目的に向いた権能の魔王の協力があれば、作れるものかな?
ちひろ >ええ。あとはこのルシファーズ=サンのように、大きな力を遣り取り出来る媒介としての「場」が必要です。あちらではシティホールがそれですね。ちなみにわたしの本体“千尋海”もそのひとつです。使うのは緊急時のみですけど。
弓 >ふんふん、いけそうだね。どっちみち、ベル・ルー・パールあたりの協力は欲しいから、土地はどっか、ちょうどいい場所をルーに紹介してもらって……場というか建物はもう決めてるのがあるから、協力者を募って……魔王はそのまま3人と、エリィあたりがいれば……うん、いける、かな
ちひろ >なにか面白そうな事を考えてらっしゃるんですね…(^^)
弓 >まあ、現時点である程度、魔王陣営とIDOLシステム経由で和解できたとはいえ、武闘派魔王も多いし、なにより冥魔がいなくなっても外敵が来ないわけじゃないからね…… IDOLシステムのバトル版、コロシアム的なものを作ったら、武闘派魔王も取り込めるかな、と
ちひろ >それはもしかして……ガ●ダムファイト……(ぇ
弓 >ガ●ダムファイトから、箒限定戦、クラス限定戦まで、いろいろできそうだとは思ってる(笑)
ちひろ >冗談は抜きにして、つまりは絶滅社のコロシアム型訓練施設のワールドワイド版のような……?
弓 >そうそう。戦闘力の研鑽、戦闘用技術の開発、お互いの手の内をどこまで晒すか、伏せるか、そういうのを磨ける場所にしつつ、プラーナも回収しようという感じで

アドノレ >解説役のプロも用意して賭けも当然のように
弓 >IDOLシステムだけだと武闘派魔王勢との溝が深まるばかりってのもあるからね。訓練でもあり、実戦でもあり、プラーナ回収システムでもあり、と。そういうのがあったがいいんじゃないかな、と考えてました(笑)
ちひろ >ええ。いい案だと思いますし、なにより弓さんらしいです(^^)
翔真 >成程、良いですな(^^)
弓 >(そして引退ついでにコッソリ食い込んで、さらに隠しエリアをつくるのだ……)
GM >ウィザードリィかいな(笑)いや……ナイトウィザードリィか(ぇ
アドノレ >弓様の試練場(笑)
弓 >ちょうど吸血鬼になったし、「ネギま」のエヴァポジになるのが夢なんだ……!(笑)
翔真 >そこか(笑)
弓 >そんな感じでかくかくしかじかと(笑)
ちひろ >では、わたしは弓さんと「ナイトウィザードリィ計画」について話しあう事になりますね。
アドノレ >夜ノヤッターマン的な(違)
翔真 >字面によるパワーが酷過ぎる(苦笑)
弓 >昔、途中まで作ったっけなあ……(笑)
ちひろ >でもって、見解はこうです。「いずれにしても、わたしは弓さんの計画には賛同ですよ。Idolシステムだけでは補いきれない部分が存在すること、わたしにも把握は出来ていましたし」
弓 >「ん、ありがと。まあいずれ、ルーかパールがやってたとは思うんだけどね」
ちひろ >「ええ。でも、魔王だけではダメなんだと思います。2つ以上の世界を結ぶ計画であるからには、片務的なものであってはならない訳ですし……これも、あちらが主導した“魔王戦争”の顛末からの結論ですけどね」
弓 >「そうね、IDOLシステムと同じね、そこは。外敵に備える意味でもだけど」
ちひろ >「ええ。冥魔の根源でもあった【天意虚空】はいなくなっても、それ以外、何らかの外敵がやってこない訳じゃないとはっきりしましたし」
アドノレ >今回はパールだったが、他の魔王達にしてもいつまで大人しくしてるかが判らんだろうからな
GM >この場合は寧ろ「裏界魔王」の域に収まらない、より巨大な“外なる脅威”を意味するね。こうして幻夢神がいくら記憶を改竄しようとも、【天意虚空】が出現し存在した事が何よりの証拠だし、それがこれで終わりであるとも、またそれがひとつしかないとも、もはや言い切れない訳で。
ちひろ >「……この世界を離れた【天意虚空】が、それらにも立ち向かってくれる事を願いたい所ですし、勿論そらちゃんみたいな良い子なら大歓迎。なんですけどね(くす)」

弓 >「どっちみち場所は必要で、利便性考えたらシティ近郊にはなるから、先にルーに話を通して、それからアンゼロットにも許可をもらう事にはなるだろうけど」
ちひろ >「そうですね。その時は、わたしからもささやかながら支援くらいはさせていただきますよ」
弓 >「ん。たすかる。……まあ、別に私は利権が欲しいとか戦闘したいとかないし、管理者とか面倒だから、誰がやってもいいんだけどねぇ」
アドノレ >そこは古き時代のお見合いおばちゃんよろしく『ここは一つ若い方だけで』(笑)
翔真 >幻夢神にあれほどの配慮をしてくれた彼女だ、本来の目的から逸脱しない程度には対処してくれると俺は思っている(フッ)
ちひろ >「そのあたりの人材探しも、必要っぽいですね……」
翔真 >強いて言えば、欲求や要求が薄い者ほど管理者に向いていると思うんだがな(苦笑)

◆ ◆ ◆

アドノレ >今のところ俺様は手が空いてるので、ベルやクロノスと雑談しとくかな。知識のすり合わせというか、どう変化したのかを伺うように
GM >そんな思惑を抱いたアドノレが、クロノス一家の部屋を訪れると。その扉の前には、どや顔で仁王立ちするベルの姿があった!
アドノレ >「出迎えご苦労……そっちもなんか知らんが上々のようだな」
ベル >「ふふ……出来たわ。クロノスの寸暇を割いて開発させた、あたし専用の新ツール……」
アドノレ >とりあえずポーズをとるのか
GM >んむ。なにやらニチアサ特撮番組にでも出てきそうな仰々しくも珍妙な器材を片手に、ベルは3枚のメダルを1枚ずつスロットに入れ“ベル”“パール”“ルー”て…
アドノレ >魔王メダルか
ベル >そう、そして「お待たせしました。魔王の力、借りるわよ!」と、“それ”を高々と掲げ、トリガーを引く!
翔真 >000だろそれー!?(爆)
GM >すると、あら不思議。ちびだったベルの姿が、あっという間に全盛期の姿に!(ぇー
弓 >スキャンして歌が流れる方ではなかったか
翔真 >口上はオーブの方が近いか(苦笑)
初 >むしろ、まんまヘビクラたいちょー……(^^;
ベル >「ふっふっふっふっふ、見なさい。無力化されてはや何年!ついに、ついに本来の力を取り戻したわよー!!
GM >改めて説明しよう!今のベルは「魔王としてのそれまでの記憶」を完全に保持してるだけの、戦闘力としてはほぼ無力な分身。力さえ補完してやれば、往年の実力を取り戻すことが出来るのだ!
ベル >「世界魔術協会の一般販売品をもとにパールのシーリングギアの技術を拝借して改良したあたし専用のスーパーツール!一般品じゃ2人までだったけど、こいつは3人分の裏界魔王の力を接続する事が出来る……名付けて“ベルゼフォンライザー”!!(どやぁ)」
翔真 >懐かしい(笑)ここでその名前を使うとか凄いな(苦笑)
アドノレ >「そんで時間制限はあるのか?」
弓 >やっぱり3分?(笑)
ベル >「……ええい。そおゆう事は分かってても言わないもんよ(ぽえんぷしゅう☆と、元のちんちくりんに戻りつつ)……やっぱり世界結界の中じゃこんなもんか。ちっ」(==メ
アドノレ >カラータイマーは標準装備されていなかったか
ベル >「あたしはいずれ、力の全てを取り戻す……これはあくまで、そのための布石よ」
アドノレ >「ま、程々にな。……おお、そうそう。子供が大きくなった時に黒歴史になるように、次はっちゃける時には撮影してやるぞ」
ベル >「……とか言いつつ、既に撮ってたりしてないでしょうね」
アドノレ >「流石に初見では用意して無かったな。お望みとあらばクロノス巻き込んで変身シーンから編集するのも有りだがな」
ベル >「お断りするわ(きぱ)……で、何の用?」
アドノレ >「大方の問題は片づいた筈なので変化の程を確かめに来た」
ベル >「ああ、その事。どのあたりから聞きたい? アンゼロットが世界の守護者に返り咲いた事?それともパールのHがルーにオシオキ喰らった事?」
アドノレ >「随分と興味深い事が起きてるようだな。その辺も聞かせて貰うが、記憶に齟齬が有るとは聞き及んでるので具体的な部分が知りたい。」
ベル >「そうね。【あいつ】がいなくなった事で、主に人界側に影響が及んでるわ……具体的には【あいつ】の事象が、基本的には消去されてるって事」
翔真 >結構難儀な事になっているな、シティとある意味近かった臥龍学園関係者面子だと、最悪凄い記憶の混乱が起きていそうだ。
GM >君達レベルなら知っての通りだけど、一般の生徒・教員ならウィザード含めて、そっくりそのまま臥龍学園→輝明学園横須賀分校って形で改変されてるからね。
ベル >「……とはいえ、世界結界の外側には影響がないはずだから、ラビリンスシティこっち側にいた連中には記憶が残ってると思うわ。ま、それでも世界結界の中に入っちゃったら元も子もないんでしょうけど」
アドノレ >「何かと置き換わってるのか何も無かった事になるのか記憶がぼやけるのかその辺の分類は多数の聞き込みをしてからだな」
ベル >「そこはケースバイケースね。ただ、あんた達みたく【あいつ】の影響が大き過ぎる相手には、改変が効かなかったみたいね」
アドノレ >「なるほど。何か不都合があるようなら適当な範囲でフォローするから後日連絡をくれ」
ベル >「とりあえず、あたしについては不都合はないわ。……力を除いてはね」
アドノレ >「それで、アンゼロット復帰とパールのオシオキとは?」
ベル >「ああ。それは掻い摘んで説明するわ……」
GM >アンゼロットの復帰については、一連の事件で「やはり、赤羽くれはでは力不足」という事が露呈。アンゼロットの復帰を受けて幹部連が頭下げて懇願したという事情があるようだ。
アドノレ >実力云々はもう“運が無かった”としか言えまいが……
弓 >ま、なんだかんだで、いずれアンゼが復帰する事になるだろうなとは。幹部連の言い分も一理あるし(笑)
GM >ただ、アンゼロットは「世界の守護者」の地位に戻りはしたものの、実務面ではあくまでも「くれはを介して」という事になった。なんだかんだあってもギリギリで【終焉】を食い止めた彼女の功績を加味してのものである事は今更言うまでもないだろう。
アドノレ >表に出してはいけない最終兵器アンゼロット。巨大メカでも作ったら笑えるな
GM >そもそもくれはだって、やるべき事はやってたからね。その点において、彼女が非難される筋合いはない。結果、頭下げた連中だけが「くれはさんは未曾有の危機を前に臆する事なくちゃんと働いていたというのに、あなた達は一体全体何をしていたのですか(アンゼ・談)」と、軽い懲罰をくらったというのは完全に余談(笑)
アドノレ >「“実務はそのまま”という事は、忙しい部分だけはそのままという事だろうな」(なむ〜)
ベル >「そんなとこね。アンゼロットもあれで、少なからず教訓を学んだんでしょうよ(==)」
翔真 >本人も一度宝玉戦争関連でやらかしているからな(苦笑)
GM >でもって、お次はパールおしおきの段……先のイレギュラーズからの話も含めて纏めると、「パールによる叛乱に乱入する格好で【終焉】の尖兵が襲来した」事になる。そして、【終焉】の尖兵の出現を受けて出てきたルーと、そのパールが見事に鉢合わせ。からの、事件終結。さて、どうなったでしょう?というお話。
弓 >ふむふむ……
ベル >「というか、あれらが【終焉】の尖兵だったって事は、当然ルーにも分かってたと思うわ。分かってた上で、パールの常日頃からの態度が我慢ならなかったんで腹立ち紛れにってのもあるんでしょうね。粛清まではしなかったのがその証拠よ」
アドノレ >「運が悪かったようだな。懲りるような奴でも無いので損害の穴埋めの為搾り取れる先が有るのは重畳」
ベル >「いや、寧ろ忘れるはずもないわ……ルーにしたって、【ザ・マリキュレイターあいつ】にフルボッコされた前歴があるんだから」
翔真 >おぉっと(苦笑)
アドノレ >「そうそう。【終焉】から切り離されたはらぺこさんがどっかに転生体っぽく存在してる筈なので我らはそれを探してる」
ベル >「そうなの?その点はあたし一切関知してないけど……正直、二度と会いたくはないわね」
アドノレ >「世界結界を脅かすような特性は持ち合わせないから、出合頭にいただきますは無い。その辺は心配いらんぞ」
ベル >「ふーん。ま、そこまで行くと意趣返しするのもバカバカしくなるわ。ベルゼフォンライザーもまだまだ改良の余地があるし」
翔真 >意趣返しするつもりが有ったのかよ(苦笑)
GM >そりゃあ過去あれだけ煮え湯を飲まされたのだし意趣返しくらいはしたくなるでしょう、ベル的には……ただ、アドからの話を聞いて、どうやらその気も失せたようだ(笑)
アドノレ >「新しい世界に悪影響を及ぼせない筈なのでお主の事も我らの事も覚えてるかどうかが怪しいくらいだからな。意趣返しは勘弁してやってくれ」
ベル >「あんたに頼み事をされるっていうのも妙な話ね。ま、そういう事なら好きにすればいいと思うわ」
アドノレ >「各地での変化を確かめがてらなんで失せ人に関わらずなんぞ変わった事を聞き及んだら教えてくれ。子供の成長にはいろいろ物入りになるだろうし、礼は用意するんでな」
ベル >「……期待しない事ね」
GM >そうだね、この際だからアドを介して、ベルに聞いておきたい事はあるかな?
弓 >私は特にないかな
翔真 >娘さんに何か影響は出ていないか、かな?
アドノレ >「そうそう。そういえばそっちの娘もひとかどの力を見せてたと思うが、影響は出てないか?」
ベル >「あ。小鳩なら元気よ」とはいえ、いずれはあたしの力を巡って対立する事もあるのかもしれないわね……
アドノレ >ほうほう。「母さんを倒して私は魔王になって見せる」かな?
GM >むしろ「魔王の完全復活は私が阻止する!」かもしれない。ただ、いずれにしてもそれは「今すぐ起きる」って訳でもないからね(笑)

……こうして、それぞれの用件を済ませて、再び集合したウィザード達。

初 >と言う訳で、かくかくしかじか情報交換です?
弓 >はーい
翔真 >そういう事になるな。
アドノレ >まるまるうまうまで
初 >「つまり……“そらちゃんの行方は、誰も知らなかった”って事です?」
アメジスト代理 >お役に立てず申し訳ありません(^^;
ちひろ >……わたしと弓さんの間では、そらちゃん関係の話には及んでませんでしたけどね(^^;
アドノレ >「んむ。そして、ベルが変身魔法熟女に目覚めよったぞ」
初 >「うな……ライバル出現ぽいのです(^^;」わたしも一応まほーしょーじょっ☆
アドノレ >「いや、見た目はアレだが“少女”呼ばわりすると、それはそれでイタいだろ?」
初 >「…………どうなんでしょう(^^;」
翔真 >「向こうは数千年以上年上だぞ?流石に“少女”扱いは、それこそあちらも望まないと思うがね(苦笑)」
弓 >「やめたげなさいよぉ」
翔真 >「ただ、時間限定とは言え本当に“本来の力”を取り戻せるのだとしたらそれは凄過ぎると言っても良い所だろう。“ナイトウィザード”としては脅威と成り得る“魔王”の実情を把握しておきたいと言うのは自然の流れだからな。」
弓 >「そぉねぇ。……私が使ったら、どうなるのかしらぁ(笑)」
アドノレ >「で、これからの行動なのだが。パールがオシオキされた顔を見る事も含めて、ラビリンスシティに行ってみようと思うのだが」
初 >「シティに行く……って事は、あちらで情報収集なのですね?」
翔真 >「そうだな、鍵は“ゼロ”と言うものを探す事だが、ノアはそれに関してのヒントを一切くれなかったからな。多少なりとも伝が有りそうな所で情報を集めるのも悪い事ではあるまい。」
弓 >「まあのんびりでいいのよぉ。私がメインで欲しいのはシティでの拠点と、訓練施設だしねぇ」
翔真 >「ベルの話から察するに、現在シティに居る連中や櫻小路の世界に居る者達ならある程度覚えている可能性も十分考えられる。行ってみるだけの価値はあるだろう。」
アメジスト代理 >「翔真さんにお願いされた件については、引き続きこちらでも当たってみます。ただ、あまり期待はされないでくださいね」
翔真 >「了解だ、手間になってしまうだろうが宜しく頼む。」
アメジスト代理 >「いえいえ。シティの方は、おそらく此方よりも今回の件の影響及び混乱の度が大きいと考えられます」
翔真 >「その事で聞いておきたい事がある。学園関係者に顕著だと思うのは先に俺も自分で言ったとおり伺えるのだが、それ以外に考えられる混乱が大きい面子が居るとすればどの辺りだと推測される?」
アメジスト代理 >「そらちゃんが活動していた地域、が特に挙げられますね。その意味では当然学園も地域として含まれるでしょう。ただ、それ以外となりますと……どのあたりがあり得そうなのか、逆にお聞きしたいです。ご存知の通り、私自身が皆さんとご一緒した期間は決して長くはありませんし
初 >「元メンバーに聞く、としてもですね。京香さんのように、いま時点でFtEにいる人はほぼ記憶が消えてるとして、聞き出せるとしたらシティや平行世界にいる方、でしょうか(。。)」
弓 >「んー、そっちもゆっくりでいいでしょう。会いたい気持ちはあるけど、そらの新しい人生を私達が歪めてもいけないと思うし……」
翔真 >「そうだな、力を喪っているのならイノセントとして生きている可能性が高い。尚の事その生活を脅かすわけには行かない。」
アメジスト代理 >「……その点については、ひとつ疑問があります。わたしは皆さんから“そらちゃんを探す”という行動目的をお聞きしたはずですが、そうなりますと寧ろ“そらちゃんを探す必要はない”という事になりませんか?」
弓 >「ううん、それはあるわよぉ?」
アメジスト代理 >「意味が分かりかねますが……」
弓 >「不幸な状況にあったら全力で救い出すからねぇ(くすくす)……だから、安心はしたいし、会ってはみたいのよぉ。また友達になれるなら、なりたいしねぇ」
ちひろ >「……つまり“居場所は突き止めたい。でも、直接何かする事は出来るだけ避けたい”っていう所でしょうか」
弓 >「そ。ただ無理矢理、私達の知ってる【そら】になるように歪めたり、比較したりするようなことはしないって意味」
翔真 >「正直、恐らくだがほぼ完全に記憶と経験を有している俺達が、改変された世界においてどれほど認識の齟齬が有るのかもまだ完全には図れて居ない。その辺りで下手に周りに悪影響を及ぼしかねないかと言う危惧も有る。迂闊な事が出来ないのが実情だ。」
ちひろ >「まして、改変の影響で手掛かりもどこまで出てくるか……ですか」
翔真 >「そうだな、勿論それもある。」
初 >「うな。今は……新しくなった世界を見て回るのが半分、そらちゃんを探すのが半分、ってところですものね」
翔真 >「最悪そら以外にも、改変の結果環境が大きく変わった者も居るかも知れない。そうなると俺達が迂闊な行動や言動一つでそのものの生活や、それこそ生きる世界を大きく変えてしまったり、壊してしまう可能性がある。責任が取れない事態になるのだけは何としてでも避けねばならんよ(嘆息)」
ちひろ >「……そのあたりを見極めてから、ですか。一理あると思います」
翔真 >「臆病だと言われても否定は出来んがね(苦笑)」
アメジスト代理 >「難しいものですね……」
弓 >「難しいし、複雑なのよぉ……気持ちを整理する時間だって欲しいわぁ」
アメジスト代理 >「私は式神ですのでそのあたりは分かりかねますが、本体に話を聞いた場合、おそらく同じ結論に至れるものと考えてます。ともかく、どうかお気をつけて」


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