【第44夜】
Neither ALPHA nor OMEGA

〜超魔導黙示録・W〜

<PART−13>



灯台、下暗し
〜今は【終焉】過ぎ去りし、魔王の街〜



かくしてルシファーズ=サンを離れた一行は、ヴェズルフォルニルに乗ってラビリンスシティを目指す。

GM >で、その間に。エリスからの地上関係の情報収集の結果が、ヴェズの方に届いてたりする。
翔真 >済まんな(苦笑)
エリス >大丈夫ですよ。そのために、あえてヴェズに乗らず横須賀に残ったのですから(^^)
弓 >ありがとう、エリス……
翔真 >いや本当に有難う。真面目に助かるよ(^^;
エリス >具体的には、この世界は「第8世界ファー=ジ・アース」本来の流れにほぼ戻っています。本来の、というのは、そらちゃんとの干渉が起きなかった場合の、という意味になりますね。
弓 >ん。今までの流れを見る限り、それっぽいねえ
エリス >ええ。つまり、例えば「わたし絡みの事件」は公式媒体(更に言えばアニメ版)で説明された通りと言う事になっている訳ですが……ここで、「ほぼ」という部分が作用します。
翔真 >その内容は?
エリス >“皆さん、そしてそらちゃんが直接アクションを起こした事柄”。これらについては、幻夢神による改変が効かなかったようなのです。
弓 >ああ。「アニメ通り」って話になってる割に、エリスの身柄は私預かりになってるもんね……
エリス >はい。実は皆さんがルシファーズ=サンに赴かれてる間、ザネレちゃんに連絡をとってました……彼女はゲイザーとしての役割は忘れてましたが、皆さんと一緒に冒険した事は憶えてたんです。同じ事は、この世界に残った以前のメンバー……司さんや可憐さん、凛さん等にも言えました。
翔真 >フラグメントは喪われても尚、か………。
エリス >調べた限り、現時点で世界結界の外側にいるのはガイアの鋼地さんとラビリンスシティの響さん、あとはDアースにいるサクラちゃん達といったところですね。
初 >……つまり、そらちゃんの記憶が完全に残っているのは……「【終焉】の時までフラグメントを所持っていて、なおかつオーヴァーリンクをした人」って事なのですね?
エリス >そういう事になります。……と、こんな感じでお役に立てましたでしょうか?
翔真 >了解した、説明有難う志宝嬢(^^)
一狼 >「……なるほど。それでフラグメントを持ってなかった俺たちは、その“杉崎 そら”という子の記憶を失ってるって事か……」
空 >「……“杉ちゃん”か……そう、わたしは誰かから“姫ちゃん”って呼ばれてた。それだけは、はっきり憶えてるよ」
ノーチェ >「あらためまして納得であります。そういう事でしたら、自分らも弓どの直轄の部隊として力添えさせていただくでありますよ(^△^)」
弓 >「ん、ありがとノーチェ。でも、私もそろそろ引退するしねー。ま、それまではお願いねぇ」
真白 >「そう言いつつ、なかなか引退出来なくなるという流れ……何かで見たことある。かも」
ノーチェ >「まあまあ真白どの。ともあれ、承りましてございますでありますよ!(^△^ヾ」
真白 >「それで、これからどうする……シティに行くのは確定として、その何処なのか。そもそも何から始めるのか。問題は山積みだ……正直、めんどくさい」
アドノレ >「とりまナイトウィザードリィ計画の関連を片付けながら、その周辺での調査か」
一狼 >「そうなるか。だとしたら……拠点が欲しいな。このヴェズのブリッジでは、何をするにも手狭なんじゃないかと思う」
弓 >「まー、コロシアムにできそーな場所があればその場で買っちゃうか、予約するんだけど、いきなり拠点にはできないしねー……酒場でも行ってみる?」
翔真 >「フラメルハウスでは迷惑を掛け兼ねんしな…………そうだ、拠点では無いが相談は出来そうな所に赴いてみるか。拠点と出来そうな所か、交渉次第でそれを提供出来るかも知れない所を一つ位は心当たりを挙げてくれるかも知れん。」
初 >「うな……?」
ノーチェ >「デーモン酒場でありますか?それとも……MonAmiでありますか?」
翔真 >「後者だ、改変に関しても影響が大きいかも知れないし小さいかも知れない。その辺りを確かめるにも丁度良いと思う。」
弓 >「私はデーモン酒場の方だったんだけど(苦笑)……そのままたむろしててもいいかなー、とか(笑)」
初 >「ああ、白黒ハンターズの皆さんとか……ですね。そういえば消息を聞いてませんでした」
翔真 >「もし影響が大きく存在さえしてなかったら弓の言う酒場へ向おう、それで構わないか?」
ノーチェ >「なるほど、納得であります!」
弓 >「おけー」
初 >「うな!異存なっしんなのです!」
アドノレ >「んむ」
真白 >「確定したなら、問題ない……まずは、先を急ぐ」
翔真 >「ではその流れで行こう。斎堂、入港まで頼めるか?」
一狼 >「了解です」
GM >と言う訳で。ラビリンスシティに到着するまでの間、通常行動1回分でやれる事があったりします。寝るのもおk(ぇ
翔真 >響に連絡を入れます、“これから入港する”と。
響 >分かりました。お待ちしてます。
翔真 >済まない、宜しく頼む。
アドノレ >クロノスにこっそりメール。内容は子供向け手作りおもちゃ“魔王ベールゼファー変身セット”の提案(笑)
翔真 >昔言ってたアレか(笑)
アドノレ >これも一日一悪。先程のベルを見て思ったのだ
GM >ああ、大魔王ベル変身セットなら「防具(複合)」にあるねえ。なんと買えるやーつ(笑)
アドノレ >戦闘用装備を子供のおもちゃで与えたらいろいろ問題ないのか?(笑)
翔真 >攻撃能力さえ無ければワンチャン?(^^;
アドノレ >黒歴史の種を植えといて花咲くのはいつなのかという気の長い話だが、“母娘そろってキメポーズ”は娘の羞恥心が発達すると難易度が上がるので早めに試みる事を推奨する
Dr.クロノス >ふむ!それは面白い試みかもしれん。確か以前大魔王ベル変身セット、というのがあったな。それを応用すれば(ごすっ☆)
ベル >知らなかったの?大魔王からは逃げられない……(※誤用)
アドノレ >すかさずバレておる
翔真 >酷い(苦笑)
Dr.クロノス >うむ。攻撃能力と言う問題についても、あくまで技術的応用という事で動けば問題あるまいと(ごすごすごす☆)
アドノレ >戦闘能力増強が無い代わりに無駄に光ったり無駄に音がでるとか(電池はC魔石)か(笑)
Dr.クロノス >うむ。あくまでも魔力的親和性というレベルの話で(直後、ベルちゃんキックで撃沈)
アドノレ >「気の長い陰謀は【終焉】が遠ざかったからこそだ。これでこそ仕事する意味がある」 それにしても愛が痛いようだな(笑)
ベル >絶 対 に 阻 止 し て や る(笑)
弓 >うむー、やれる事かぁ。特にないなあ……アポとるくらいかねぇ?シティのえらい人に、個人的な計画の方をもってくためにー(笑)
真白 >「シティの偉い人」なら……選択肢はほとんどないんじゃないか……
弓 >いや、上から行くか下から行くか、横から行くかの違いがあるから(笑)とりあえず、最初にどこに行こうかなーと……もちろんそらの事も聞くけど、まぁこの場合、連絡とる相手はルーでいいのかしら?
真白 >いきなりだと……轟沈の可能性も、なきにしもあらず……かも
弓 >とゆわけで、ロデュースあたりかね?と。結局そらの話を聞きにルーの所に行きつく気はしてるけど
翔真 >おそらくはそうなるだろうな。なので、まずはその辺りで良いかと。
真白 >……同じ事を考えてた……そういう動機でなら、あちらも否とは言えない……かも
弓 >別件のお話を切り出すのはマナー違反ですしね、自分の用事のアポはあらためて(笑)
初 >でしたら、わたしからトリッシュさんに話を回しますか? ……ロデュースさんは魔王じゃないですし、さっきちひろ先輩に話を振っておくべきだったようにも(^^;
弓 >というか、私のはヨタ話なので、メインではないので、すすめて、すすめて(笑)

と言う訳で(笑)そうこうするうち、ヴェズルフォルニルはラビリンスシティに到着する。

一狼 >「俺達はここで待機します。何かあったら知らせてください」
翔真 >頷いて返しておきましょう。
アドノレ >ごたごたの後始末は終わってそうか?
GM >うむ。シティは戦火の跡も生々しいが、要所から応急処置レベルながらも復興が緒に着いた感じだね。
アドノレ >「一時的な治安の悪化があってもそんなのは元からか」
GM >そこに現れたのは綾瀬 響。言うまでもなくかつての仲間であり、今はラビリンスシティ港湾管理官だ。
響 >「お待ちしてました。お久し振りです」
アドノレ >「出迎えご苦労」
弓 >「おひさー」
翔真 >「久しぶりだ、色々と済まない。」
響 >「……といっても、ボクも皆さんと一緒に戦っていた“その昔の事”くらいしか覚えてないんですけどね(頭掻きながら)」
翔真 >「一緒に戦っていた【そら】と言うのに心当たりは?」
響 >「……“そら”……?いいえ、記憶にないですね(困惑)」
GM >響の場合、君達と共闘して世界の危機を打開した功績を買われて今のポストを得たという事になっている。ただ早期にパーティーアウトしちゃったのと、その際にフラグメントは返上しているので、こういう事になっている訳だ。
翔真 >あ、そう言えば響はフラグメント返上している数少ない例でしたか。
響 >「ただ、皆さんと……凛さん可憐さんの事は、よく覚えてますよ」
弓 >「なるほろ」
初 >「歴史を感じちゃうのです(、、)」
GM >プレイ実時間にして20年も前の事よ……(爽)
翔真 >「そうか………では“ゼロ”と言うのに心当たりはあるか?」
響 >「はい。ちょっと待ってくださいね、入港記録をあたります……(端末ひろげ)……えっと、その“ゼロ”っていうのはどういうモノなんでしょう?」
翔真 >「済まんがそれすら全く解っていない、そのすぐ傍にそらが居ると言うヒントを貰っただけなので。」
初 >「うな……船の積荷とかじゃなさそーな気もするですけど(、、)」
響 >「それでは調べようがないですね。そういうのは、探し物が得意などなたかに頼んだ方が良くありませんか(頭掻きながら)」
弓 >「それはそうね。フラグメントを返還してる響じゃ、雲を掴むような話になっちゃうわよねぇ」
響 >「正直、そのフラグメントとかいうのが何なのかも心当たりがないんです。皆さんにお力添え出来なくて申し訳ないのですけど」
翔真 >「ご尤も(苦笑)その手の類が得意な面子に頼めればいいのだが、生憎と心当たりに乏しくてな。」
響 >「……ただ、ここを介して出入りした人物なり物資の情報でしたら、今のボクの権限上可能な範囲ではありますが協力は出来ると思います」
翔真 >「了解だ、その折が有る時は宜しく頼む。」
GM >まあ、“ゼロ”の件で響に聞きだせるとしたら、まずそれが何であるかを確かめてからの話になるだろうね。
翔真 >了解です(苦笑)ぶっちゃけノーチェや臼本嬢に聞くのが一番早そうな気がしないでもない(ぁ
初 >「それで、とりあえずどこから行きましょう?」
GM >ざっと挙げる事が出来るだけでも「MonAmi」「協会支部」「フラメル=ハウス」「デーモン酒場」「シティホール」「金色の宮殿」と、これだけある訳で(笑)
翔真 >「予定通り“MonAmi”に向ってみようと思う。」
初 >「うな! アドさんと弓せんぱいは、それでおっけーなのです?」
弓 >「ん」
アドノレ >「んむ」
GM >では、喫茶店「MonAmi」……かつて横須賀にあった頃と同じ店構えは、街の郊外にあって被害もなかったようだ。
翔真 >「良かった、まずは第一関門クリアと。」営業中であるか確認して、開いているので有れば店に入りましょうか。
GM >うん。扉に掛かった「営業中」の札を確認してから、店に入ると……
やよいさん >「いらっしゃいませ^^……あら、お久し振りですね」
翔真 >「ご無沙汰しています(礼)」 おやっさんが居るかどうかを一応確認。
おやっさん >「やあ。そろそろ来るかと思っていたよ」 何時も通りにカウンターで。
翔真 >「お見通しでしたか(苦笑)ですが何とも此方は色々と難しいので頼らせて頂こうかと。」
アドノレ >「邪魔するぞ」
弓 >「ごぶさたー」
初 >「うな。おじゃましますのですー……」
GM >まるで、横須賀からそのまま持ってきたかのように変わらない店内。もちろん、人は相応に歳を取ったかもしれないが。
おやっさん >「いやいや。それで、どういった事かな」
翔真 >「お伺いしたい事が幾つか、後他にもご相談したい事が。」弓嬢を伺いつつ
弓 >「ん? おやっさんは私の方の話は管轄外だろうし、本題を先でいいと思うわよ?」
翔真 >「そうか、では先に伺わせて貰おうか。」
初 >「うな!まずはケーキセットをおねがいするのです。えーと、ミルクティーで!」
やよいさん >「はい。皆さんもご注文がありましたら、その都度仰ってくださいね」
翔真 >「自分もエスプレッソをお願いします(^^)」
弓 >「んー、ブラッドオレンジジュースで」
アドノレ >「酒が無いのは仕方なし。ブレンドを」
やよいさん >「はい。皆さんのオーダー、いただきましたわ^^」 と言う訳で順次お出ししつつ。
翔真 >「【そら】の事についてどれだけ覚えているのかと、後はノアからそらを探すヒントとして言われた“ゼロ”と言うものについて、何か心当たりは有りませんか?と。」
おやっさん >「実は、私もよくは覚えていないのだ。此度の件が、世界全体の根幹に関わる危機であったという事は認識しているのだがね……」
やよいさん >「……それはおそらく、わたくしの方に関わる案件ですわね。嘗ての“ザ・ノルン”……沙弥ちゃんや華恋ちゃんとの絡みという文脈において、ですけれど」
翔真 >「教えて頂けませんか。俺達はまだ“ゼロ”がどんなものであるかすら解っていないので。」
やよいさん >「その“ゼロ”なるものについて、もう少し経緯を詳しくお話しいただけますか。夫も、確たる記憶こそなくとも助言は出来ると思いますわ」
初 >今後も重複する話が出てきますし、安直魔法でもいいような気がしますのです(^^;
翔真 >「では……」ノアから聞いた経緯をカクカクシカジカと説明します。
やよいさん >「では、まず前提としてわたくしが把握しています事を……沙弥ちゃんに【そら】という名のパートナーがいた事。それは沙弥ちゃんのお父様こと杉崎 一郎博士がお作りになったロボットで、詳細な資料は華恋ちゃんの処にあったという事。そして……今、沙弥ちゃんも華恋ちゃんも、この世界にはもういない事」
GM >やよいさんは、それぞれの席に注文のものをテキパキと配した。
初 >「うな……このケーキとってもおいしいのです!」
やよいさん >「どういたしまして。ピスタチオの生バターサンドですわ^^」
おやっさん >「(その間に、まるまるうまうま)……なるほど。すると、その“ゼロ”なる人物は高い確率で転生者なのだろうな」
翔真 >「人物で転生者、ですか……」
やよいさん >「そして、因果律の上から送り込まれたからこそ、いつどこに渡ったのかも定かではない……と」
おやっさん >「おそらくは世界結界を通過する必要上、一度存在自体を純粋なプラーナに還元し、しかる後再構成した、というところではないかな。転生のパターンとしてはよくある話だと聞いている」
弓 >「ごめんなさいねぇ、例外で(苦笑)」
おやっさん >「いやいや。これは、あくまでも一般的事例の話だからね(苦笑)」
やよいさん >「一般的事例ついでに申し上げますと、【彼女】の手掛かりになる何らかの媒体があれば、その波動を辿って具体的な場所を割り出す事も出来るのではないかと思いますわ」
翔真 >「媒体………………フラグメントかその類か。」
初 >「うな……でも、フラグメントはそらちゃんが全部持ってっちゃったはず……ですよね」
翔真 >「あぁ、俺もそう聞いている。」
初 >「じゃあ、そらちゃんの手掛かりになるものって……(うーん)」
翔真 >「例外的に残しているものが居るかも知れない、その可能性が有りそうなのは俺達や沙弥嬢を除けば、あと思い付くのは………」
弓 >「……ちひろん?」
翔真 >「櫻小路やザネレ嬢でダメなら、後は………俺にはちょっとすぐには思い付かない。」
初 >「わたしは、その昔の事はよくわかりませんのです(^^;」
おやっさん >「ふむ。これも基本的な話になるが……物事に行き詰まった時は、往々にして始まりの時点に考えを戻すと、道が開ける事がある。諸君の話を総合する限り、まだ【彼女】との絆は、根本的な所で残っているのではないかな
翔真 >「始まりと、根本的な所………」
アドノレ >深い瞑想状態からニュータイプよろしくキュピーン☆と何かを覚る。そして「弓本人が媒体の代わりにならんかね?」
翔真 >「……あ、“右腕”そのものか。」
弓 >「んでも、もうずっと前にあの“右腕”は返してるし、吸血鬼になってからは輪廻の輪から外れちゃってるからねえ……」
GM >そう……その“右腕”は、そらの一部であったオリジナルから生成されたもの。だから、もし普通のウィザードだったなら、即座にその記憶なり存在そのものなりがなくなってたはずだ……でも、皆にはその「記憶」が残っている。それが、答えになるだろう。
翔真 >あ、忘れてた。俺の場合『鋼』その物が変容した物………つまりは“烈鋭の紋章”そのものが証という事か?
GM >うむ、それもまた正解のひとつだ。そらとの接触が長かった君達自身、そうして様々な形でその影響を受け続けていた訳で……もし「完全に失われている」のなら、以前の『鋼』に戻ってるはずだからね。
アドノレ >長い年月を得て変異したもの……ハゲヅラ→超☆ハゲヅラとかだな
GM >ん?それも立派な正解じゃないか、アドっちよ(笑)
アドノレ >いや、シーンがシリアスなのでそれを解答としてよいのか?という(笑)
GM >それでも、手掛かりは手掛かりだからね。と言う訳で、思い返せば何の事はない「自分自身の存在が最大の手掛かり」だったのだ……まさに「灯台、下暗し」である。

おやっさん >「……どうやら、答えは見つかったようだね」
翔真 >「はい、探していた手掛かりを得られました、お二人とも有難う御座います(礼)」
おやっさん >「いやいや。その答えに辿り着けたのは、君達自身の力だよ。我々は少しばかり、後押しをしただけだ」
アドノレ >「発信機は在っても受信機が無いような問題か」
弓 >「……無意識に候補から外してた……?いえ、でもそれなら、地上に居た時点でもう少し何かあっても……」
やよいさん >「おそらく世界結界の働き、でしょうね」と言う事にしておきます(笑)
翔真 >「世界結界の外であるこのシティでなら、少しは辿り易くなっているかも知れないと。」
やよいさん >「少なくとも手掛かりが得られた以上は、調べやすくもなるでしょう」
翔真 >「ですね、“ゼロ”が転生者であろうと言う事も解りましたし、これで記録を追える様になったかと。」
初 >「うな!たとえばアナライズだって、対象があればこそできますのです!」
翔真 >「あぁ、明確な目標が解ればこそ、だな(フッ)」
おやっさん >「役に立てたようでなによりだよ(微笑)」
翔真 >「後は、どうする?……一応聞いてみるか?」>弓
弓 >「んー、さすがに管轄外じゃないかしら? でもまあ、顔役ではあるし……そうねぇ」
おやっさん >「ん?言うだけ聞くだけならタダだよ。出来るかどうかは、それからの話になるが(笑)」
弓 >「まだ、計画……というか企画書にもなってないレベルの話なのだけど(と前置きしてから、バトル型IDOLシステムのお話をかくかくしかじか)……まあ、私が好き勝手引きこもって、てきとーに有望そうなのを育てる場所が欲しいだけっていう裏話もありつつ」
おやっさん >「(まるうまPART−2)ふむ。要は、安全にバトルを管理できる場所に心当たりがないか……といったところか」
弓 >「ぶっちゃけコロシアムはシステムごと建てる気満々なのだけどねぇ……シティと離れすぎず、近すぎず、みたいな(笑)」
おやっさん >「……そうだな。では、少しばかり役に立ちそうな話がひとつある」
弓 >「あら」
おやっさん >「というのも、先日『12・SOFTWARE』から連絡があってね。ヒロ君とコレット嬢が“電脳界”の管理者に就任した、と」

翔真 >第36夜の話とは、随分と懐かしい面子が(苦笑)
GM >余談だが、天駆とR・メイデンもあちらに渡っているそうな。
翔真 >なんと。
GM >や、彼らもう地上に居場所ないし、ヒロ&コレットの護衛が縁になって移籍したのよ(笑)
翔真 >成程、まぁ護衛任務が主となれば大分扱いもマシになるだろう。
GM >寧ろヒロ&コレットの管理者就任に伴って、そのガーディアンになってるという話も……(笑)
おやっさん >「かの“電脳界”ならば、おおよそ条件として的確ではないかと思うのだが、どうかね?」
弓 >「ああ、戦闘シミュレーション機能もつければ悪くないかもしれないわねぇ……となると、そっち方面に強い魔王………………」
おやっさん >「そのあたりは、裏界の“お歴々”の方が詳しいだろうな」
弓 >「………………中世や古代から生きてそうなご老体、電脳界どころかビデオの予約すら危うそうなのしか思いつかないわぁ……」
初 >「きっとそのあたりも、これから進化していくんじゃないかって気はするのです」
GM >電脳界には、適合した端末さえあればどこからでもアクセスできるからね。こうしてNW3「ヴァーチャルゲート」との繋がりを構築しつつ(笑)
アドノレ >「必要とあらば出入り制限も楽になりそうだな」
おやっさん >「まあ、あくまでもこれは提案だから、あちらにも話をしておく必要はあるがね」
弓 >「面白いわねぇ……もちろん現実に鍛える場所も必要だし……ん、ありがとマスター。その方向で検討してみるわぁ」
翔真 >「連絡手段を見つけないと(苦笑)」
やよいさん >「ああ、それは簡単ですわ^^」 NWにはコネクションというルールがありましてね(笑)
GM >滅多に使わないからあんまりクローズアップされないけど、ルール上「コネ持ってれば連絡はつく」って事になるんですよな(笑)
弓 >そうですなー、まあ、ヨタ話なので、その辺はおいおい。個人的には別に、吸血鬼領地の一角に引きこもってもいいのだ(笑)
アドノレ >いやいや。与太話は大事なのだ
翔真 >ともあれ本題に戻ると、お陰様で手掛かりは十分手に入ったかと思う(^^)
初 >うな。あとはその手掛かりに対してどうするか……ですよね(^^;
翔真 >少なくとも”ゼロ"に関してはこれで記録を追える様になった、性別やパーソナリティについては一切不明だが『転生者』である、と言うのが解っただけマシ。
弓 >問題はわかったところでどうするか、という(笑)なにか進展があるなら、地上でもうありそうなものだし……
初 >逆に、それがそらちゃんの転生関係で、地上に動きがなかった事の説明にもなると思うのです……だって、そもそも「世界結界に抵触しないように」転生したって事ですから(。。)
GM >今手に入れた“ゼロ”関連の手掛かりは3つ!ひとつ、翔真の“天津大鋼”!ひとつ、弓の“右腕”!そしてもうひとつ、アドノレの“超ハゲヅラ”!(笑)
翔真 >後は世界結界外であるここでなら、それらの3つから軌跡を追える可能性が有る、と。もう一つ位検索条件が絞れればもっと楽になるのだが、それでも全くの五里霧中だった今までに比べれば十分狭められるな。
アドノレ >世界結界は今回邪魔になるのでシティなのは好都合。ふざけて言ってるように見えたろうがさっき上げたように瞑想してみるとかダウンジングしてみるとか、手掛かりを一つに纏めて置いてみるとか
初 >うな、それこそ“記憶”がキーじゃないです?
弓 >つまり必要なのはフィリップ君か……
アドノレ >信仰心とか幸運がモノ言いそうだな
初 >もっと簡単に、フィリップ君ノーチェちゃんにアナライズしてもらう、というのはどうでしょう?
翔真 >うちのフィリップ枠だな。うむ、アナライズして貰いましょう(笑)
アドノレ >結果が出るの早そうだしまずそれを試すか
弓 >OK。ノーチェはヴェズでしたよね。呼び出すかいったん戻るか……
アドノレ >不測の事態を避けるなら自分たちが移動のが安全だろう
翔真 >戻るのが筋なんじゃないかなぁ。
弓 >ですねえ
初 >え、わたしまだケーキセット完食して(奇数/る、偶数/ない)……出目は1!してましたのです!!(てへ☆)
翔真 >臼本嬢が食べ終えているなら大丈夫か(笑)
初 >うな!お勘定払っていつでもいけますのです!!
おやっさん >「おや、そろそろかね?」
翔真 >「はい、一応一つ指針も立ちましたので早速試してみようかと。」
おやっさん >「そうか。良い結果が出るといいな」
翔真 >「はい、色々有難う御座いました(礼)」
アドノレ >「世話になった」
弓 >「またくるわねぇ」
初 >「ごちそうさまなのですー!」
やよいさん >「ええ、またよろしくお願いしますね^^」
GM >と言う訳で、ヴェズに戻った一行。当然イレギュラーズは艦内で待機している。
ノーチェ >「およ、お帰りであります。いかがしたでありますか?」
翔真 >では一応カクカクシカジカと説明した上でノーチェ嬢にアナライズをお願いしよう。
ノーチェ >「(まるまるうまうま)ふむ!じゃあ、やってみるでありますよ!」といっても、ここでGMが振るのは変でありますよね……?
GM >と言う訳で、誰か代表してノーチェのジャッジを振っていただこうか。あ、CFはPCのを使っていいって事で(笑)
翔真 >責任重大………!(汗)
アドノレ >cfの多い俺様はハイリスクハイリターンだぞ(笑)
初 >といっても、《運命改変》の回数も戻ってるはずですし……
アドノレ >んむ。ポチるのは誰が振るのでも大丈夫だ
翔真 >弓さんが振らないのであればサクッと振ってしまいましょうか。
弓 >おねがいしましょう(笑)
ノーチェ >ちなみにフルプラ使ってOKでありますよ(^△^)
翔真 >了解、では行きますね。知力10+端末3+プラーナ22点で……Fは回避!46が結果ですね。
GM >と言う訳で。振ったのがしょーまくんなんで天津大鋼がアナライズ対象になりましてー。
翔真 >ウス。
ノーチェ >「ふむふむふむ……やはりと申しますか、流石と申しますか……」
初 >「うな、どうなのですー?」
ノーチェ >確かに、この世界のマジックアイテムとは根本的に質の異なる力が作用してるでありますな。あとは、これと同じ質の力を探し出せばよいのでありますが……さしあたっては、すぐ近くに二つほど(=△=)」
アドノレ >ん?みな自分の分を1回ずつ振るのか?
GM >いやいや。今ノーチェが言ってるのは弓の右腕とアドの超ハゲヅラの事だからね?(笑)
初 >「ああ……まあ、そうなりますよね(^^;」
弓 >「私のは、いまは普通?……でもないけど、そらのとは違う箒なのだけど」
ノーチェ >「それなのでありますが、実は僅かながら痕跡が残っているのでありますよ。おそらくは、“再構成”の過程での事と考えられるでありますが」
翔真 >「まぁまずそらの力がまだ作用しているのは解って何よりだ。後はここに有る物以外で有るその同種の力の存在場所だな。」
初 >「ここよりもっと遠くでは、どうなるでしょう?」
ノーチェ >「……出来なくはないでありますが、今出来る範囲ではこのシティ全域が精一杯。あとはこのデータをもって、順次あたっていくしかないでありますな(、、)」
GM >で、ノーチェの言ってる「出来る範囲」とはこの場合、知覚力ジャッジを指す。もちろん使う能力値はノーチェのものだけど(爆)これは《鏡の中の真実》で代用する事も可能だ。
翔真 >成程了解。これは《鏡の中の真実》で広域探査して貰った方が良いかな?
GM >で、知力ジャッジはしょーまくんが振ったから、この知覚力ジャッジは別の人が振ってもいいんじゃないかしら(笑)
翔真 >宜しくお願い致す(^^)
アドノレ >次はどっちが振る?
弓 >ふむ。じゃあフルプラーナ37でふりますね
GM >ノーチェの知覚力は8、アイテムの補正はないけど、今の知力ジャッジボーナスで+4としておこう。
弓 >ごろごろ……可も無く不可も無く、58
ノーチェ >「では、この水晶玉の力を使って、アナライズで見つけた力の波動と同じ物を、シティ全体まで範囲を広げまして……むむむむむむ……お、出た!出ましたでありますよ!!」
初 >「うな、ほんとですか!?」
ノーチェ >「その波動のありかはー……スラム!いえ、スラムから“大公の森”方面に移動中でありますな。本当に微弱で、見落としそうなくらいでありましたが!」
翔真 >「妙な移動経路だな、少々気にはなる。行ってみるか?」
初 >「うな。わたしはだいじょーぶなのです!」
アドノレ >「んむ。なお君もしくは君のメンバーが捕らえられ以下略」
弓 >「ふむ、そうしましょ」
ノーチェ >「トレースは常時欠かさずにおくでありますから、ナビにつきましては心配ご無用であります!(^△^ゞ」
翔真 >「(頷く)宜しく頼む。」


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