【外伝・第4章】
ホロボスベキモノ
<PART−01>
次なる一手<1>
という訳で、怜はルーマニアから、その他の面々はアメリカから、日本に帰ってきた・・・
怜:少々雰囲気が変わって帰国。
智律:悄然と帰国・・・。
尽:泥棒してきて帰国(ぉ
ジョニー: ((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((( V[
o¥o]V
智律:…はっ。 学校は大丈夫かな?(そわそわ)
ジョニー:隕石・・・やっぱり月衣に入れて持ち込んだのだろうか?
尽:とーぜん(笑)で、シーンはどこから始まるんでしょう?
GM:集合場所は・・・各自で連絡を取り合い、妥当と思われる場所を選んでOK(笑)
怜:ある意味安全なMonAmi希望……
智律:…妥当。 MonAmi?
尽:つーか、MonAmiでしょう。隕石いつまでも持ってるのも困る(笑)
ジョニー:自分も賛成
GM:うむ、ではMonAmiにて・・・おやっさん同伴で(笑)
智律:少し離れて天羽はしょんぼり、と
おやっさん:「どうした・・・集まったはいいが、皆浮かない顔じゃないか。」
智律:「………何でも、ないです。(にこ)」
尽:「あー、まあいろいろありましてー(ははっ…)」
怜:「……悪かったな……そっち行けなくて。臨時で仕事が入って思ったより時間食った」
智律:「そんな事はないです。 怜お兄ちゃんも、色々とあったと思うですし。」
ジョニー:「・・・とまあ、月並みですが・・・色々な事がありましてね(苦笑」無煙煙草をすいつつ>おやっさん
おやっさん:「魔王の件かね?調査の件かね・・・それとも、それ以外の何かかな?」
尽:「とりあえず、これお土産です(笑)」 店内が自分たちだけなのを確認して、隕石を取り出す(笑)>おやっさん
怜:「……収穫はあったみたいだな」>尽
おやっさん:「む、これは・・・?(怪訝な表情)」
ジョニー:「おそらくは・・・シベリアの”あの”隕石と同じ系列、もしくは・・・」
智律:「以前…、お義父さんにお話した隕石です。」
尽:「件のものかどうか定かじゃないですが・・・シベリア隕石って奴です。」
怜:「…………何処で拾った?」<隕石
尽:「・・・いや、無断拝借してきたのさ(ははっ)」 ぶっちゃけ泥棒という(笑)
ジョニー:「・・・じつはイシマールで展示されていたものだ」
おやっさん:「・・・・・・・・・・・・・・(たはー)また厄介な事をしてくれたもんだなぁ(苦笑)」
尽:「まあ、証拠は残してないと思いますが(ははっ) 下手にあそこに置いておくよりはいいと考えたんですよ。」
怜:「……ふーん、イシマールか。……どっかに転がってたんだろ?なら別に気にしないけどな」
おやっさん:「それが放置されていたものならね・・・」
怜:「展示品だったらまた問題だと思いますけど……忘れられたように放置されてたら問題ないと思ったので」
おやっさん:「いや、ジョニー君から今、確かに展示品と聞いたさ・・・」
智律:「………。はわ、そういえば、尽お兄さんとジョニーさん…、これ、もしかして!?」 今更ながらに気がつく(笑)
おやっさん:「なんだ、智律君は知らなかったのか・・・?」
智律:「僕は……、その時、別の場所に居て………(語尾を濁す)」
おやっさん:「・・・イシマール大学の展示品を無断拝借したという事は、国際問題になる可能性がある、という事だ・・・そこまで考えての事かな?」
ジョニー:「それが・・・展示してあったものに・・・不審というか・・・奇妙な点が幾つかあったんですよ・・・」つまり公式には「今の人類には到達していないところ」のはずのものがゴロゴロと
怜:「……詳細教えて」<展示品>ジョニー
尽:とりあえず、ジョニーさんにおやっさんと怜への説明任せておこう(笑)
ジョニー:ではかくかくシカジカと説明
おやっさん:「ふむ・・・・・・すなわち、それ相応の協力者がいる可能性が高いという事だな・・・」
怜:「……クラウス=フライがイシマール出身だったよな」
ジョニー:「そういう事です。この星にはまだ公式には「内宇宙すら制覇していない」はずですから」
おやっさん:「ああ。公式には火星を無人機で調査中、だったな」微妙に本編つながり(笑)
ジョニー:「ええ。ボイジャー号・・・誰か拾う事があるかなあ?(笑)」
おやっさん:「ボイジャーは対外宇宙だな・・・ともかく、話を戻そう。やってしまった事はもう仕方がない。だが万一の時に備えて、腹をくくっておいた方がいいだろう・・・」
ジョニー:「了解です」
智律:「……はいです。」
尽:「・・・そん時は、俺が全責任取りますから。」
智律:「だ、だめですよぅ…、僕も居たんだから、尽お兄さんだけの責任じゃないです。」
尽:智律君の頭ぽんと叩いて、「俺が一番立場的にフリーだからな。 そういう奴におっかぶせるのが、一番楽なんだよ(ははっ)」>智律君
智律:「……はぅぅぅ…。」>尽さん
怜:「……クラウス、トリニティ経由なら繋がらないか?強引だけど」
おやっさん:「ふむ。トリニティといえば、最近面白い箒を作っていたな・・・翔真君たちがそのうちひとつを拿捕しているが」
智律:「…あ、この前、見つけた箒ですね…。」
ジョニー:「ブラック・ノア。ですね」
怜:「…………弓から聞いた……ブロンズスター級のトリニティ製の箒でしたよね」
おやっさん:「実質上アンブラの『スター・シリーズ』のデッドコピーだ。それでまたアンブラとトリニティがいつもの訴訟合戦になってるとは聞き及んでいるよ」
ジョニー:「懲りていないというか・・・(苦笑)」
おやっさん:「ああ、いつもの事だからな・・・この他にも両者は数多くのケースにて係争中だ」
ジョニー:救急車を追いかける車は弁護士だ。病人に最初に面会するのも弁護士だ。まちがいない!(爆)
それが国民性なんだからしょうがない(爆)
智律:「武装面で強化が行われてるみたいですけど…、僕は詳しい事は知らないですね…。」 実質乗っただけなので…。
尽:「ふーん・・・」<ブラック・ノア
怜:「……エンジェルシードのデッドコピーも試作で一条関係の企業が作ってたような」
(ライオットゼロ)
おやっさん:「しかし、クラウスとトリニティを直接結びつけるのは危険だな・・・決め手に欠けるように思われる・・・」
智律:「…う〜ん、あくまで可能性に過ぎないから…。」
怜:「……コスと、クラウスが繋がっている可能性もないとも限らない気がしますが」
おやっさん:「私もそれを疑っているんだ・・・最終的な解答、少なくともそこに至るまでのヒントは、コスが握っている可能性が高いとね」
智律:「今後調査すべき事の一つではあるとおもうですけど、今は早急な判断は避けた方がいいと思うです」
怜:「……問題は、コスへの接点が少なすぎることですね」
おやっさん:「そうだな・・・コスに接点のある人物を洗い出していく必要があるだろう」
ジョニー:「なるほど・・・」
おやっさん:「今のところ、コスとの関わりが判明しているのは・・・先に逮捕されたドクター=アルベール、そしてモルセール教授だったな・・・」
怜:「!…………可能性だけ、ですけど……心当たり一人あります」
おやっさん:「・・・む、今挙げた以外の人物かね?」
怜:「……エルツフェルズ博士……17年前にD=Gの研究で少し一緒に居た期間あったと記憶してるので」
おやっさん:「ふむ・・・あたってみる価値はありそうだな。」
怜:「……報告が落ち着いたら、連絡取りますよ」
おやっさん:「ああ。だが、エルツフェルズ博士については気になる情報が寄せられている・・・」
ジョニー:「ほほう・・・」
智律:「…どんなお話が・・・?」
怜:「どんな話です?」
おやっさん:「・・・唐突だが、響君の一件を覚えているかね・・・?」
尽:「・・・響君か。」
怜:「無論」
ジョニー:「ええ・・・自分も当事者でしたし・・・」
智律:「…お話は…。」
おやっさん:「その発端となった出来事・・・『カーオス公爵』なる人物に、エルツフェルズ博士が関与している可能性が明るみになった」
ジョニー:「・・・!?」
怜:「……詳細を教えてください」
おやっさん「先日、ダンガルドから使いが来てね・・・響君が依頼し、微君が引き継いでいた調査報告だったんだが・・・」
怜:「……」聞いています。
おやっさん:「・・・君たちには、話しておいてもいいだろう。要するに『カーオス公爵』すなわちエルツフェルズ博士その人なのだよ。」
智律:「…………………………え!?」
ジョニー:「・・・・・・・・・HA!?」
尽:「・・・それは・・・間違いない情報ですか?」
おやっさん:「『カーオス公爵』は、これまで何回かのこの地の危機に、間接的に関与してきた・・・その最後の手がかりが、ダンガルドに残されていたんだよ」
怜:「……どういう経緯で、判明したのです?」
おやっさん:「先に翔真君が倒した元絶滅社のエージェント『アズラエル』が暴走した事件の直前・・・両者は面会している。その際に『カーオス公爵』の姿を、ダンガルド側で捉えていたんだ。」
怜:「……他に情報は?」
おやっさん:「気になって、調べてみたが・・・実はロシアの絶滅社支部にも、ダンガルドに現れた『カーオス公爵』と同じ特徴を持つ人物が接触している」
ジョニー:神妙な顔で聞き入っている
智律:「…。」
おやっさん:「その直後にあの『冬将軍』事件が起きた・・・覚えている者も多いだろう」
智律:「…はいです。」
怜:「……”冬将軍”ですか……この前調べそびれていましたね(苦笑)」
ジョニー:「という事はやはり?」
怜:「……そういえば、確認していなかったのですけど……”アズラエル”もアンブラ・絶滅社共同のプロジェクトに関わっていたかどうか……ご存知ですか?」
おやっさん:「それについては、『アズラエル事件』当時の資料にあったよ。」
怜:「……(一つ、物凄く嫌な可能性が思いつくんだよな……)」
おやっさん:「『アズラエル』もまた、『ディー=アームズ』計画の実験体だった、とのことだ」
ジョニー:「すると・・・あの腕が移植されたかもしれなかったことですね」
おやっさん:「・・・ああ、その可能性はあっただろう・・・」
怜:「……”腕”そのものと言うよりも…………インフィナイトOG解析して出来た設計図だけで、インフィナイトと同じ機能を持つことが出来るのだから……”右腕”を解析して設計した”何か”、”右腕と同じ機能を持つもの”が”アズラエル”に移植されてたと考えることもできなくはないと、思います」
ジョニー:「なるほど・・・」
おやっさん:「考える余地はあると思うが、最大の問題がある。アズラエルはとっくに塵になってしまったからな・・・」
ジョニー:「死者は何も語らないからな・・・」
怜:「……今すっとぼけて本人に確認してみましょうか?」<エルツフェルズ
おやっさん:「・・・・・・・・危険な賭けだな」
ジョニー:「そうスンナリと本人が話す可能性は低いと思うぞ」
智律:「僕も危ないと思います…。」
怜:「……今、その資料見ることは出来ますか?」
おやっさん:「ああ、いいとも・・・」
怜:「……ありがとうございます」ざっと目を通しつつ 「……彼も、弓と同じ……か」小声で
怜が資料に目を通している間、しばし流れた沈黙の時間。
それを破ったのは、尽だった。
尽:「そういえば・・・アルベールの奴について、少し気になることが・・・」
おやっさん:「む、何かな?」
尽:「いえ、アルベールは今、”ベル=レーブ”刑務所という刑務所に収容されているらしいんですが・・・・・その名前がちょっと引っかかりまして。」
怜:「……”ベル”……?……何処の収容所?」
ジョニー:「・・・語感だけで嫌な予感がするな・・・(苦笑)」
智律:「…う〜、確かに、その名前は…。」
尽:「まあ、それだけなんですが・・・」
おやっさん「・・・・・・・・・ふむ、確かに引っかかるな・・・ベル=レーヴ刑務所は、超人的な力を持つもの達の中でも凶悪な犯罪を犯した連中を収監する場所だった・・・少なくとも、私が現役の頃はね。」
ジョニー:「対能力者専用の施設なんですね」アクリルガラスの部屋の中に磁界王が!!(爆)
尽:「って、おやっさんご存じなんですか?」<ベル=レーヴ
おやっさん:「ああ。昔猛威を振るった『悪のウィザード』が、大勢封印されている」悪のウィザード、と書いて『スーパーヴィラン』と読む(笑)
尽:さもありなん(笑)
怜:「……アルベールも、ウィザードだった……と?」
尽:「少なくとも、その可能性もあるってことか・・・」
おやっさん:「よくよく考えてみれば・・・そもそも、D=Gに関わった時点で全くのイノセントではありえんな」
智律:「知ったが故に欲する、というのは…、良くある事だと思うです」
ジョニー:「”知ってしまった”故に、力が目覚める事も珍しくないですからね・・・」
怜:「……研究していたものも研究していたものですからね」
ジョニー:「・・・ああ・・・」宇宙人としてちょい悲しみ
怜:「……触れたことで否が応でも覚醒したということだってあるかもしれないからな……」
おやっさん:「うむ・・・こうなると、残る科学者たちもどうだか解ったものではないな。」
尽:「こうなると・・・杉崎博士が例外って気もしてくるな。」ぼそ
怜:(小声で)「何故?」
尽:「志が、さ。」小声で
怜:@小声「……まあ、あの方の態度は二つにとれると思うけど……それも間違っちゃない、な」<志
おやっさん:「・・・さて、私が話すべきことはもう話したが、諸君としてはこれからどうするかが問題だな・・・」
尽:「と、その前におやっさんに・・・もう一つ聞きたいことがあるんですが。」>おやっさん
おやっさん:「・・・ふむ?」
尽:「おやっさんの・・・FAA時代の最後の事件のことです。」
おやっさん:「・・・・・・・・・・・・・・・デミウルゴス事件、か・・・(沈痛な表情)」
尽:「・・・マスターソン氏は答えてくれませんでした。」
おやっさん:「そうだろうな・・・彼はそういう男だ。それで・・・何を聞きたいのかね?」
尽:「この際、ちゃんと聞いておきたいんです・・・ おやっさんと、その事件との関わりを。」
おやっさん:「ああ・・・弓君には少しだけ話したから、もう話す必要もないだろうと思っていたが・・・我ながら見通しが甘いもんだ(苦笑)」
怜:「……お話して、もらえますか?」
おやっさん:「私は、あの事件で親友を亡くしたんだよ・・・そう、救う事が出来なかった」
智律:「・・・・・・・・・・・・・。」
怜:「…………」
ジョニー:「・・・・」ジョナサンにも似たような体験はあるはずだ・・・そして・・・
尽:「・・・。」やはり・・・
おやっさん:「事の発端は、D=Gに絡む『大戦』が終わった後・・・アンブラは、D=Gの『失敗』を踏まえ、より目的を特化した対エミュレイター防衛機構の方向性を模索していた」
尽:「・・・D=Gの失敗、ですか・・・」
おやっさん:「・・・・・・その結果、行き着いたのは・・・人類の手によって、超人的力を持ったウィザードを造り上げることだった」
智律:「…特化。」
尽:「・・・・・・・・・」
怜:「……」聞いている
ジョニー:「超人を作る計画・・・ですか?」
おやっさん:「・・・それも、ただ造るだけでは目的を達し得ない。だから、彼らは『黄金の蛇』に掛け合って、彼らが秘蔵していた物品を取り寄せた・・・」
尽:「ツングースカ隕石の遺産・・・ですね。」
おやっさん:「そうだ。その物品を組み込んだ、いわゆる『改造人間』・・・世界からエミュレイターを一掃出来ないなら、エミュレイターを凌駕し得る力を持つ存在を造り上げればよいと考えたのだろうな・・・」
怜:「……そう、か」心の中で納得した
ジョニー:「いや・・・むしろ「人工的に”勇者”を”製造”する計画といった方がいいかもしれない・・・」人類の決戦存在(アルファシステム風)
おやっさん:「より解りやすく考えるなら、その通りだろう・・・アンブラはその計画を『デミウルゴス』と呼んだ・・・自らの手で、神を作り上げる行為にちなんで」
ジョニー:「ええと・・・なにかの神話における機械仕掛けの神のことですね(うろ覚え)」
怜:「……グノーシス主義の物質世界の創造主。弱く無知でひねくれ者の天使……」
ジョニー:「なるほど・・・解説有難う」
尽:「それが・・・D=Gと同じ発想に基づいていると・・・何故・・・」心の中で歯軋り
怜:「……なんで同じ過ちを繰り返していると、気が付かないのだろう(苦笑)」
ジョニー:「それが”人”というものだ・・・」
怜:「……それ故に、面白いものではあるがね」不思議な微笑付で
おやっさん:「デミウルゴスの実験には、かつて米国が核実験で使用した南海の孤島が充てられた。だが、しかし・・・事前になって、計画はトリニティに察知された」
智律:「…トリニティに…。」
おやっさん:「彼らの行動は迅速だった・・・トリニティにとっては、もっともな理由をつけて米海軍を動かすくらい造作もなかった・・・更に、その行動にエミュレイターが便乗した」
尽:「トリニティがそこまで・・・」
ジョニー:「もし完成すれば最大の脅威になりえますからね・・・むこうも必死だったでしょう・・」
怜:「……繋がっているよ、米軍とトリニティは……綾瀬の件でわかったことで、ジョナサンはもう知っているはずだ」
ジョニー:「・・・・どこの世界でも・・・最先端は軍・・・か・・・」
智律:「…………あ。…だから、そらさんは…、あの時、あんな事を…。」
怜:「……後で説明してくれ」
智律:「…いえ…、以前見た…、そらさんの昔の映像、です。あの時、そらさんは、米軍基地に乗り込んでいましたから…。」
尽:「米軍≒トリニティ・・・ね。・・・了解。」
おやっさん:「………結果、島は木っ端微塵に砕け散り……今、地図でその名を見ることはもはやない」
尽:「歴史から消えた島・・・ですか。」
智律:「……はぅ。」
おやっさん:「私の旧友・・・その時はCIAに所属していたのだが、彼はその際・・・隕石の遺産を守ろうとして消息を絶った」
ジョニー:「・・・・」
智律:「……………。」
怜:「……消息を……そう、ですか」
尽:「CIAに・・・米国内も多様な勢力に別れてるって考えて良いんですか?」あえて聞く。
おやっさん:「あの国の成り立ちを考えれば、無理もないだろう・・・人種の坩堝とはよくいったものだ(苦笑)」
怜:「……複数の民族が混沌としている、何があってもおかしくはないだろう。日本以上に」
ジョニー:移民国家ですからねえ・・・
尽:「そう…ですね。」 FAAもその一つ、かぁ。
おやっさん:「だが・・・先日、彼が生きているかもしれない、という見解を寄せられたよ。誰からだと思うね?」
ジョニー:「あ・・・」あくまで”消息を断った”なんだ
智律:「………?」
怜:「……恐らく……弓、ですね」
おやっさん:「そうだ。彼女はこうも言っていた・・・彼女の『右腕』と同じものを、『彼』もまた持っているかもしれない・・・と。」
怜:「……そらが、彼に同じものを感じたから……でしょうか?俺の憶測ですけど」
おやっさん:「おそらくな・・・言うまでもなく、彼女の『直感』には必ず何らかの真相が絡んでいた・・・」
尽:「もしや・・・左腕・・・?」ぼそっと独り言
ジョニー:「おいおい、左腕はロシアに・・・」
怜:「クレムリンにあっただろ……」
尽:「だよなぁ・・・」えー、可能性だけの話のつもりだったのにつっこまれたー(笑)
怜:当たり前だアホ(o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;'
ジョニー:いっせいにツッコミが(爆)
怜:「現物見ているのにボケたのかと思ったぞ……(苦笑)」>尽
尽:「俺が悪かったってばよ(苦笑)」
怜:「……脚か、頭……だろうな、可能性として」
智律:「…脚、じゃないかと思います。 …頭は…、そうやすやすと扱えるものじゃないでしょうし…。」
ジョニー:「”彼女自身”だからな・・・」
智律:「手と足は、人体から見れば末端部分と…、一応の共通点はありますから…。」
おやっさん:「私もそう思う・・・・・・そういえば、智律君は『彼』と遭遇したのだったな・・・?」
智律:「…サングラスをかけた黒ずくめの人…。ディーって名乗っていた人ですね。」
おやっさん:「そう、その通りだ・・・」
怜:「……ディー、か……」
尽:「勿体ぶった名前だなぁ・・・」もうボケ倒してやれ(笑)
ジョニー:「響のマンションで、俺たちを見張っていた奴の事か?」>怜
怜:「……そういや、そんなのが見張ってたって言ってたな」>ジョニー
智律:「あの人は…、MonAmiの前に立っていたです…。 そこで、少しお話したですけど…。」
怜:「弓の右腕のプロジェクトも”D=アームズ”だったな……」
おやっさん「・・・これも報告を受けているが、『ディー=アームズ』は、『デミウルゴス』の代替として進められた計画だったという事だ・・・」
怜:「……それは、エルツフェルズ博士と、弓当人から確認を取っています」
智律:「ディーさんは、相羽さんたちがアメリカでもお会いしたそうですけど…。」
おやっさん:「ああ。・・・報告に見る限り、今のところ彼はベール=ゼファーの陣営とは交戦状態にあるようだな。」
ジョニー:「だからといって、全面的に味方だとも言ってないのしょうか?」
おやっさん:「ああ、そのようだ・・・微妙なところだな(苦笑)」
智律:「敵の敵は味方とは…。限りませんが…、協力関係になれる可能性はあると思うです。」
怜:「……仕事と割り切っての付き合いなら可能だな。その手の輩は絶対に情で動くことはないから……」
ジョニー:「徹底したプロの共通点だな・・・」
怜:「……情を介入させようとすると、逆に傷つくだけにしかならんだろうから」
智律:「でも…、取りあえずは何とかして、お会いしない事には始まりませんから…。」
怜:「……俺も直接には会っていない、目撃しただけだ」
尽:「会っていない俺には何ともいえねーなぁ・・・」
おやっさん:「おそらく、彼がここに現れないのは・・・何らかの理由があるのだろうと私は考えている。」
智律:「う〜、この中であったことがあるのは僕だけですか…。僕は…、悪い人じゃあないと思うですけど…、あまり詳しくは知らないし…。」
怜:「良い悪いじゃない…………プロだってことだ」
智律:「……はいです。」
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