【第39夜】
深淵の果て
〜スクールメイズ・完結篇〜

<PART−01>



臥龍学園、消滅!?



さて、今回のナイトウィザードは!!

GM >それは、世界魔術協会をはじめとする人類陣営の不祥事が白日の下に晒され、その後始末が概ねひと段落した頃合に起きた事だ……
弓 >……おあ、もう新シナリオでしたか!
GM >うん。何か問題あったかな?
弓 >く、黒幕殴り損ねてなんか消化不良気味だったから、終わった気分がしなくて……
翔真 >まぁ気持ちは解かります(苦笑)
アメジスト >同感ですね、確かに
GM >じゃあ、あれかな。シティに引っ張り出されたアン=トーラスが「(ちっ)煩いですわね。反省してますわぁ〜」ってやったりするといいのかな(ぇー
サクラ >あっはっはっは(笑) ……ころちゅ☆
翔真 >それは余計にヘイトが貯まってしまいます(苦笑)
GM >ちなみに後始末上一番の爆弾は、ロシア……それもメイガスブレードの組織内で炸裂する事になるのだけど、それはまた別のお話。
サクラ >はーい、らずにゃんも頑張ります(白目)

アドノレ >組織内大掃除は丸投げで結果待ちだからな。でも救出さえ済んでしまえば“後は野となれ山となれ”の立ち位置だけど
サクラ >いやぁ乱世乱世(遠い目)
アメジスト >書類仕事に被害者のケア、綱紀粛正のためのルール改定……やる事は山とあった訳ですね
翔真 >臼本嬢の公休が認められる様に頑張ったとは思う(苦笑)
アメジスト >学生が大きな山に巻き込まれちゃうと大変よねー……

ちなみに前エピ(第38夜)、実セッションにして既に45回という状態だっただけに、
いずれにしても仕切り直しが必要だったのだ(^^;

GM >ともあれそんな訳で、いまいち腑に落ちない成り行きにそれぞれ思うところこそありつつも、キミ達はひとまず日常に戻っている……翔真は学園、アドノレはねぐら、アムはルシファーズ=サン、弓は自宅界隈、そしてサクラはD=アース。
アドノレ >で、全部終わって非日常に戻ってる訳だ。世界の危機=日常だからな(笑)
サクラ >私は本来の任務に戻ったわけですね…事件の顛末を纏めて報告書にしてっと
GM >で、まずは弓のシーンからいってみようか。横須賀沖・第2海堡の大型箒用ポートで、“イルメーシュアの森”から戻ってきたヴェズルフォルニルを出迎えてるところからだ。
弓 >おう?
エリス >あ、じゃあ私もおそばにいますね!
真白 >「……天緒 真白、他3名。『イルメーシュアの森』護衛任務、完了報告……(敬礼)」(続いて一狼・空・ノーチェがぴしっと敬礼)
サクラ >……おぉ、また懐かしい名前が
弓 >「はい、ご苦労様ぁ。報告書は目を通しておくけど、急ぎのものがあれば口頭で構わないわぁ。何もなければ、しばらくお休みしなさい」
真白 >「了解。さしあたり、『イルメーシュアの森』の防衛戦力拡充には成功……ノーチェが仕事をしてくれた。私や斉堂は、ずっと警戒してただけ」
一狼 >「幸い、あれからシアース=キアースもアニー=ハポリュウも攻めてきませんでしたよ」
弓 >「ん。さすがにそろそろあの森も独り立ちしてもらわないとねぇ」
真白 >「(こくり)物理的防御の問題は、姫宮が解決した……というか、むしろヒントだが」
弓 >「ふむふむ」
空 >「いやー……なんといいますか、わたしの体の構造を参考にしてゴーレムを量産してもらう事になったんです」
サクラ >なんと
翔真 >ソレはゴーレムと言えるのだろうか?
アメジスト >無理押しすればフレッシュゴーレムの亜種辺りにはなるかも?
アドノレ >おっ〇いミサイル内蔵型ゴーレムか
サクラ >ゴーレム……アヴィ先生……う、頭が(何
弓 >「ああ、なるほど。確かに、妖精ならその方がいいか。……とはいえ、それならちゃんとしたゴーレムに詳しい魔術師あたりを派遣しなくていいの?」
ノーチェ >「そこはぬかりないであります。あちらは精霊魔術に関しては一日の長がありますゆえ、下手にFtEでロボっぽいのを作るよりずっと効果的なのであります!」
一狼 >「……俺としてはいろいろ微妙なんだけどなぁ。なんというか、姫宮をそういう風に扱うのってさ(頭かきつつ苦笑しつつ)」
空 >「一狼くん……(///)」
弓 >「まあ、そうよねぇ……(笑)」
サクラ >あー、姫宮 空はどっちかというと、生物よりも無機物製っぽい感じだったのよな。原作小説でも、小石や草木の微細なプラーナをウィザード1人分にまで集積して構成されてるという描写があった筈だし
アメジスト >だとすると、錬金術より寧ろ練丹術の方が近いかも……?
GM >それな。自然原料で構成されているからこそ、下手にメカメカしい魔導機とかBKとかに走るよりは、妖精達の抵抗感もぐっと少なくなる道理だ。
ノーチェ >「ちなみに“火に弱い”弱点は、マテリアルゴーレムの原理で火の魔石を原料に混ぜ込むというウルトラCにて解決したのであります(^△^)b」
弓 >「さすがに造形サンプルがアレだし……そうねぇ、造形モデルとして、てきとーなフィギュアかドールを秋葉原ユニオンから送ってあげなさいなぁ。……あそこに所属してる連中なら大喜びで協力してくれるから」
真白 >「了解……だが、本当にそれは大丈夫なのだろうか」
ノーチェ >「あー。面白がって邪神像とか送られたら、確かに困るでありますなあ(^△^;」
サクラ >……アレの事か!?(爆笑)
弓 >「きっと2.5次元に汚染されるわね……(くくく)」 面白がってる(笑)
GM >戦慄。直立したまま列を成してホバリングで迫る邪神セイ●゛ーの群れ(BGM
翔真 >正に戦慄(^^;
エリス >「………(^^;」(←なんにも いえない
ノーチェ >「今から先行きが心配になってきたのでありますよ(^△^;」
弓 >「ま、冗談はさておき、なるべくマトモなやつに依頼しておくわぁ」
真白 >「外見はどうでもいいが、とりあえず戦闘能力に関しては防御力特化に設定した……後方から投射・術戦に持ち込めばいいから。基本的な教練も、ひととおり終了」
サクラ >カースミストとかスニーズミストですねわかります(ぉ
弓 >「ええ、ご苦労様。後で報酬を申請しておくわね」
一狼 >「ありがとうございます(一礼)」
ノーチェ >「そうそう!せっかく帰ってきたのでありますから、おいしい物でも食べに行きたいでありますよ!m(^△^)m」
エリス >「そこまで気の利いたものは、すぐには……お茶うけのマドレーヌならありますけど(、、)」
弓 >「お茶よりご飯のほうがいいかしら? まあ、それくらいなら出してあげるから、好きなところ言いなさいな」
ノーチェ >「お、よいのでありますか!じゃあちょっと贅沢しちゃいましょうかねぇ!(≧△≦)9 イヤッフゥ」
空 >「弓さんに賛成ー!……斉堂くん、その目はなあに?」
一狼 >「……いや、またゼリーなのかなって……(とおいめ)」
空 >「(ぶぅー)私だって空気くらいよみますー(笑)」
真白 >「……バカップル」
サクラ >これも成長だなぁ、マジに最初はゼリー飲料ばっかりだったのに(笑)
弓 >「はいはい、とにかく一度着替えていらっしゃいなぁ。ノーチェ、お店予約しておいてね……もちろん、エリスも一緒に」
ノーチェ >「おぉ、おまかせあれ!(^△^ゞ」
エリス >「はい。では早速…」

……『それ』が起きたのは、まさにその直後の事であった。

GM >という訳で、ここでちょっとシーンチェンジ。次はアドね!
アドノレ >うぃ。ではする事もないのでごろごろしていよう
愛美 >「♪〜」 ちなみに今日は カレーです(^^)
翔真 >イカン、最近カレー喰ってないから無性に食べたくなって来たぞ(笑)
弓 >わかるみ……
サクラ >近所に美味しいインドカレーの店がある自分は勝ち組(ぉ
GM >横須賀だけに海軍カレーだよ。もちろん愛美アレンジで……あ、牛乳と添え物もセットで(笑)
愛美 >「最近はヴェーダさん達が来ないから、なんだか静かですねぇ……」
アドノレ >「本来なら忙しいはずの奴なのだ。本来ならな」
愛美 >「ロンギヌスの正規メンバーでしたっけ、そういえば(^^;」
GM >そう。ヴェーダはくれはの下で、前回の後始末に奔走しているのだった。
愛美 >「ヴェーダさんはいいとして、初ちゃんは大丈夫かなって思います……わたしが言うのもなんですけど、ちょっと独特だから……あの子のコスチューム」
アメジスト >ああー。《リアクティブアーマー》は独特というか……(^^;
サクラ >でも確か愛美さんって、元・白スク水の魔法少女だった筈。せ、盛大なブーメランが……(笑)
アドノレ >「おお、ヴェーダ曰くちびっ子の事か。きちんと仕事してるうちは魔法少女の正体は秘密というお約束により守られるぞ」
愛美 >「とはいえ、流石のわたしもあそこまでは無理ですってば(///;」
初 >(※前開きベビードール+ニーソだかブーツだか+首輪)
アメジスト >露出プレイすれすれやね(^^;
ナイトメア >そうか?夢使いの正装としては、いい線行ってる気もするが……
アドノレ >「テコ入れ大集合イベントがあったら協力してやってくれ」
愛美 >「それはきっと、わたしの後を継いだ子たちが頑張ってくれると思います^^」
アドノレ >「それに一人で恥ずかしいなら二人三人と生贄仲間を増やし愛と友情で乗り切るのがあの業界だ」 後を継いだ子って誰なんだ?と思いつつ
GM >余談だが、“アユミリーア”は地味に3代目まで存在するらしい。もちろん歴代全員白スク水姿で、パステルつきの魔法のステッキを発動媒体とする訳で。
サクラ >マジすか(笑)
アドノレ >色違いでも2色までが限界だから白のまま続けるのか
GM >うん、それに3代目とまでくると、プ●キュアの前例に言及するまでもなくもはや伝統だからね……そう、歴代番長が受け継ぐ学ランがごとく(笑)
アメジスト >白スク水継承とか?
アドノレ >サイズの問題で大きくなると魔法少女卒業とか?
GM >そりゃあもう。小学生か中学に入るくらいの時に継承して、愛美と同じくだいたい高校卒業くらいで後継者に引き継いで引退。10代目くらいまでいけばぷち遺産と化すかも知れん(笑)
サクラ >ぶは!?(笑)
翔真 >就業期間は6〜9年ほどか、それで3代目となると割と大したものかも知れない(苦笑)
愛美 >「最近は4〜5人のチームもあるみたいですね……でも、あれから街で大きな事件もありませんし、あんまり噂は聞きませんねえ」
アドノレ >「事件が大きくなる前に手を打つのが仕事だしな」
愛美 >「ええ。このまま、何事もないのが一番です^^」
アドノレ >「だが、いざという時に備えるのは大事な事だ。今のサイズで白スク水を注文しておくか」(笑)
愛美 >「あなたったら…………もう“少女”じゃないですよ、わたし(ふふっ)」 それに、大学生以上の年齢で“少女”って……(ゲフンゲフン
アメジスト >白スク水を着た人妻ってのはレベルもハードルも高すぎる(笑)
サクラ >魔法女子大生メイヴちゃん(ぉ
アメジスト >むしろ「奥様は魔法少女」のような気がします(笑)
愛美 >「……うん。あとはこのまま味が染み込めば、ユウタが幼稚園から帰る頃にはおいしく出来てるかな(ふふっ)」
アドノレ >お出迎え式かな
GM >うん、悪ならば思わずジャックしたくなる幼稚園バスで(笑)
愛美 >「あと、添え物はらっきょうと、福神漬けと、それから……」

……アドノレと愛美が“それ”に直面したのは、その直後の事である。

サクラ >き、気になる……さっきから“何”が起きてるんだ……
GM >で、お次は翔真のシーンでございます。
翔真 >了解です。
GM >平日の昼間とあれば、教職員は本来の仕事の真っ最中。ウィザードとしては実技中心だが、時には座学も行う訳だ。
サクラ >表向きは国語教師でしたっけ?
翔真 >あぁ、一応高校以上だと「現代国語(現国)」と表記するらしいが、表向きはな(笑)
GM >だったね。当然だが教室内は、毎度お馴染みのあるあるな日常で溢れかえってる訳だ……もっとも、翔真が居眠りや早弁を許すとは、ちょっと考えられないけど(笑)
翔真 >………ウィザードで徹夜明けミッションだったとかの時は見逃してやりたくも有るが、まぁ一応ソコは平等にと言う事で(苦笑)
GM >当然だがその中にはウィザードの生徒もいる。彼らは放課後になると月光寮に戻って、実技訓練がてら臥龍迷宮にダイブするのだ……ここ1〜2年はネクスト(輝明学園葉山分校)が主軸になったのであんまり描写されなくなった光景だが、当然描写されてないと言うだけの事で、なくなったという訳ではない(^^;
翔真 >ですね(^^
サクラ >GMサボって御免なさいorz
GM >世界有数のレイラインの結節点「臥龍」その封印を戴くここ臥龍学園は、いまや横須賀と周辺地域の防衛の要として、ウィザード社会では押しも押されぬ立ち位置を確立している。かつての戦火と惨劇の記憶は遠くなったが、その果たす役割は今なお変わらない訳だ。
翔真 >そろそろジョナサンとかがご当地ヒーローとして認識され始めているのだろうか……?(笑)
GM >そうこうするうちチャイムが鳴り、授業の時間がまたひと区切り。生徒たちの中には、早くも席を立とうとしてる者までいる。
翔真 >「ふむ、ここまでか。終業の礼位は待て。」
GM >「きりーつ!れいっ!」日直の生徒が、彼らを上から押さえるかのように号令。まあ気持ちはわからなくないが、決まりは決まりだ(笑)
生徒達 >(どたどたどたどた)
翔真 >「(苦笑)廊下は走るなよ、基本だろう?」
走ってた生徒 >「あ、サーセーン(あっはっは)」どたどたどた(ぉ
アドノレ >走らずに飛ぶ。そしてラリアット喰らうとかアイアンクロー喰らうとか
GM >……こうして見ると、ちひろとか龍清といった“伝説の第20期生”が活躍していた頃に比べて、微妙に校風が変わったような気もしないではない。
アメジスト >良くも悪くも普通の高校に近づいたような感じが
アドノレ >逆に男塾化したりして(違)
サクラ >まぁ学生のうちから“殺伐!”なメンタルよりは良いんではないかなー……とは
GM >そう。考えてみれば、あの“大戦”からでも優に30年近く過ぎ去ってる訳で……特にあの“デタント”以来、確かにこの地にはかつてのような大規模な侵魔事件が起きていないのだ。
翔真 >まぁ今まで大事が起きまくっていたから、落ち着いてくれるのは喜ばしい事かと(^^
GM >だね。横須賀に出先機関を置いていたウィザード組織も、大部分は活動を縮小している。マティニヨンで尽と再会したのはその絡みだし、『MonAmi』がラビリンスシティに移転したのも知っての通り。
弓 >そういや尽は救世旅団から出張してたんだよねー。ずっと昔の事だったから(笑)
GM >うん。それに、“第20期生”の頃以前から長らく学園を支えてきたミシェール先生も、更なる後進育成のため他の輝明学園へと異動している。
アメジスト >なんと!?
翔真 >おぉ?ミシェール先生異動してたのか(驚)
サクラ >ですね。確か葉山分校に行ってるはず……
GM >うん。基本的に設立されたばかりの分校にウィザード運営のイロハを教えるのが役割だからねー。だから、葉山が落ち着けばまた新設された別の分校に赴任するのだよ、彼女は(笑)
サクラ >なるほど(笑)
アメジスト >平和になったと思えば素晴らしい事だけど、次代が育ちにくくなってると思うと少々不安が……
サクラ >その良い(?)例が秋葉原ですのー……
GM >秋葉原の場合、アンゼロットが学園の上から干渉し過ぎたせいでそれに慣れ切ってしまったという部分もあったかな。もちろんそれは“マジカルウォーフェア”という差し迫った非常事態の存在が前提だったんだけど、何度も続けば非常事態も日常化してしまう訳だ。
アメジスト >あー……(納得)
GM >従って秋葉原の場合、“マジカルウォーフェア”後アンゼロットの直接干渉がなくなった反動で、本来の状況に戻ったと考えればいい。
サクラ >私も本来は秋葉原のニュージェネレーションだったんですけどねー(^^;
翔真 >立派に大きくなって(ホロリ)
GM >こっちではもっとド厄介なDアースって案件が出来ちゃったからね、サクラの場合(笑)
サクラ >……3rdのリプレイは殆ど追いかけてないからどうなってるかわからん。アイドル聖職者のロキオくんは覚えてるんだけど
GM >そして、翔真のよく知る人物なら、こう言うだろう……“だからこそ、私らがいるんだ”
翔真 >だな(^^)
アメジスト >さすが若葉さん……
翔真 >思えば、俺達が活動し始めた頃が一番裏界側の活動が活発になって来た頃だし、デタントによってそれらの活動が抑えられれば、冥魔の活動による被害を除けば大分落ち着いて来るのもむべなるかな(^^)
GM >でもって、その冥魔は今のところ、世界結界を超えて来てはいない。……いや、別の可能性の世界ではそういう事もあったらしい?という話を、くれはからは話半分で聞いてはいるが(笑)
弓 >メイオとか四天王とかなー……こっちじゃ全部私らが倒しちゃったけど(笑)
アメジスト >でしたねー。
サクラ >冥魔だったのに記憶なくしてDアースに居付いちゃったイークオルスなんてのもいたなあ(笑)
GM >そうして思い返している間にも、「先生さよならー!」と、また1人生徒が翔真とすれ違う。
翔真 >「あぁ、気を付けて帰る様に。」軽く手を挙げて応えます
GM >そして、その背中を見送った、まさにその時……

学園全体が、凄まじい震動に見舞われた。

翔真 >表現が微妙に違う?………これ臥龍迷宮にも何か起きたか?
アドノレ >おぉ
アメジスト >うわあ(汗)
サクラ >おぅふ……
GM >大地震でも食らったかのようなその揺れと共に……外が異様な色に輝く。弓とアドノレのシーンで言及した“それ”の正体は、まさにこれだ。
弓 >赤、かな?
翔真 >見てみましょう
GM >うむ。翔真の視点からはオーロラが掛かったかのような虹色が明滅し、弓やアドノレの視点からは紅色の光としてそれは現れているね。

一方、ルシファーズ=サンでは……

ウー=バル >さて、アム……前回予告した通り、ボクが夜なべして作ったこれを受け取ってくれ! っ[スケスケ☆ネクロティックスゥツ]
アメジスト >「本気で作ってたの!? っていうか、それ着てたら確実に痴女扱いされそうなんだけどっ!?」
ウー=バル >「何を今更。ボクはいつでも本気なのさ(キリッ)」 ちょっと何か蠢いてるようにも見えるけど、ささやかなサァビスってやつさね!
サクラ >……さっきから女性陣の格好ネタが捗ってるなぁ(爆笑中)
アドノレ >奥様は痴女
アメジスト >やめてお願い(滂沱)
ウー=バル >ちなみに着用者をリラックスさせると共に眷属を自動的に増やす能力なんてのもある……かもしれない(キリッ)
サクラ >それ只のエ■ゲー!?
アメジスト >あなたは私をどうしたいわけ?(ーー;
ウー=バル >眷属はみんなマスコットサイズ。癒しが欲しい時優しく包み込んでくれるさ。うねうねっとね(ちょっと汁っぽいのはご愛嬌)。
翔真 >愛嬌等皆無ではないか(−−;
サクラ >ちょっとお、ここ最近セクハラキャラ飛ばしすぎじゃないです?(笑)
ウー=バル >まぁそれはそれとして、ボクはそろそろベイビィが欲しいかなぁ〜(笑)
アメジスト >それはあれですか? アムへの本編引退勧告?(笑)
GM >そこは「あー、戯言なのでほっといてやってください」くらいのリアクションが欲しいですね!(笑)
アメジスト >なるほど、奥が深い(笑)
GM >……なーんてアホをやってる、まさにそんな時。キミ達はとんでもない状況に出くわすのだ。
アメジスト >「……ん(目をこすり)あ、あれ?」
ウー=バル >「……おいおい。マジかよ」
GM >魔王の反応が変わったのも、無理はない。

臥龍学園は、地上から忽然と消滅していたのだった。

アドノレ >これが異変の正体か。空でも飛んだか?
翔真 >………女○転生if?(ぁ
サクラ >漂流教室!?
弓 >さくにゃんの方が古いぞ!(笑)
サクラ >大丈夫、平成に入ってからドラマ版がリメイクされてるから!(笑)
アメジスト >「どうなってるのよ、これ……」
ウー=バル >「分かっちゃいると思うが、ボクじゃないぞ」
アメジスト >「うん、わかってる! と、とにかくデータ収集! 情報がなきゃ判断もできない!あとは……そうだ、代表に連絡!ウー、データ収集をお願い!」
ウー=バル >「しょうがないなぁ…行け、使い魔ども」 小衛星の事をそう呼んでいる(ぁ
GM >ルシファーズ=サンにいくつか備わっている小衛星は、地上の魔法的データを記録するモニターツールである。通常は世界結界および“Idolシステム”の稼働状況を確認するために使われているものだが……ちょうど横須賀、それも臥龍学園が存在していたあたりだけ、ぽっかりと闇のような穴が広がっている。
ウー=バル >「……ふん、こいつは月匣だな。しかも、なんかクッソヤバい感じがするぜ」
サクラ >まって、現役魔王ですら驚く規模……?(滝汗)
アメジスト >「これが月匣? あれはそんなにマズい代物なの?」
ウー=バル >「ああ。今までにないレベルでな……だが、誰だ?あんなのを作れるようなヤツなんざ限られてるが……」
アメジスト >「あなたがそこまで言うって事は…………まさか“四騎士”とかそういう……」
ウー=バル >「“四騎士”は確か、他の魔王たちに封印されてたはずだ……何事もなく出てくるとは思えねー」
アメジスト >「だとしても……そういえば以前、“白の乗り手”の眷属と戦った覚えが……」
ウー=バル >「……“緩んでる”んだろうな(ちっ)」
アメジスト >「その言い方だと、あなたたち裏界魔王にとっても厄介な存在なのね?」
ウー=バル >「ああ」
翔真 >………魔王勢に安易に連絡するのは悪手か?
くれは >その時、『アムちゃん聞こえる!?そっちでも見えるよね、横須賀!』と、いきなりモニターに顔を出す!
アメジスト >「代表! はい、こちらでも観測できています!小衛星を使ってウー=バルに情報収集をしてもらっていますが、横須賀臥龍学園が完全に覆い隠されて、まるで黒い穴が開いているかのようです」
くれは >『ならもうわかるよね、MASTERS案件!学園がどうなってるのかについては、今微ちゃんに確認とってるとこ!』
アメジスト >「了解しました!皆さんとも連絡を取って、調査に当たります!」
弓 >弓とアドは兎も角、しょーまくんがねー……
翔真 >あ、そういや中に居るの今俺だけか………ヤバイな(汗)
くれは >『うん、よろしく!こっちはサクラを呼び出すから!』
アメジスト >「よろしくお願いします……それと代表。あの現象を見たウー=バルから、あれが月匣であること、そしてあれを展開できるのは裏界魔王と同等以上の存在である可能性が高いとの言質を得ています」
くれは >『詳細はこっちでも調べてみるけど、明らかにあれはヤバそうだからね……はわぁ、アンゼロット城の結界強化の目処がやっと立ったところなのに、シャイマール級とか冗談であって欲しいなぁ』
アメジスト >「私としてもそう願いたいですが……。いずれにしてもまずは情報収集と、何とかして内部との連絡を取らないと」
くれは >『翔真さんが学園の教師だったよね……うまく連絡が取れればいいんだけど』
アメジスト >「ですね……ウー、もしかしたらあなたにとっては不本意かもしれないけど、今はお願い! 代表に協力して、情報を少しでも多く集めてほしいの。その分の埋め合わせはちゃんとするから、ね?」
ウー=バル >「いよっし、任せとけ……って訳で ホントーにこれ着ない?」 と、冒頭の話を蒸し返す(笑)
アメジスト >ゆ、優秀なんだよなぁ アイテムとしては・・・・・・(^^;
ウー=バル >「見た目はこうだが役立つぞ。どうだい?(にやそ)」
アメジスト >「(む〜)……借りてくわ。使うかはまだわからないけどね」 あくまでも受けという前提はあるが、(+精神力)だからなぁ……
ウー=バル >「防御性能は折り紙付き。しかもボクは魔王だから、もしアムがあの中にいたとしても、こいつさえあれば連絡なぞ取り放題さ」
アメジスト >「それでは現地に向かいます!」 といいつつテレポートポートへ移動。横須賀に転移します
GM >ネクロティックスーツを背中にくっつけて(ぁ
アメジスト >まだ装備してないもん!(笑)

……そして、平行世界「D=アース」。

サクラ >で、こっちのシーン。かな?
GM >うむ。サクラ=ヴァンスタインにとって、この日はおそらく最良の日であった。
サクラ >ひぃ、不穏な単語……
アメジスト >……嫌な予感しかしない(^^;
GM >ん、どこが不穏で嫌な予感なんだね?だって、『いつぞやの埋め合わせをしよう』という訳で、神王ジークの休暇に随伴していたって話だよ。最良じゃない訳がないだろう?(笑)

サクラ >イヤッフぅー!……おもいっきりお洒落もお化粧も頑張って同伴しますよっ!!
翔真 >何だろう、この圧倒的申し訳無さは……(^^;
GM >場所は…そうさな、南フランスの海沿いのリゾートホテル(言うまでもなく☆☆☆☆☆)。アンジェリアはジークの代理として宮殿に残ってるから、まさにジークとふたりっきり!
サクラ >ドイツ人ハーフとしては立地的にアレでソレだけど、まぁ問題なし!……ただまぁ、育ちが育ちだからやっぱり落ち着かないかもしれない(笑)←メンタルは日本人的一般家庭出身
翔真 >………ジーク君も頑張っている気配が有るな(苦笑)
GM >でもって、なんかこう雰囲気のいいテラスのあるやたら大きい部屋で!お茶とか一緒しちゃったりするのだよ!(ぁ
サクラ >きゃあきゃあ☆ 「……こうしてゆっくりできるのも、久しぶりなのです(ほにゃ)」 なお、内心はすっげードキドキしてます(笑)
ジーク >「そうだね。このところ、お互いいろいろと忙しかった事だし(微笑)……サクラ、ちょっといいかな」
サクラ >「は、はい……っ(ドキドキ)」 これは、いよいよ…覚悟を決める時か……!
ジーク >「ここに(自分の座っている長椅子、その隣の部分をぽんぽんと叩いて)」
サクラ >「はにゃ?!……は、はぃぃ……」 意を決して隣に座りましょうっ
GM >ジークは隣に座ったサクラの瞳を見つめつつ、ややあって話し出す。
ジーク >「僕はずっと、君を見ていた……最初に出会ったあの時から、ずっとね」
サクラ >「(ごくり)あの時は…衝撃的な出会い、だったのです。色んな意味で」 ……弓さんがいきなり「あなたのフィアンセです!」とか言い出したりな(ぁ
ジーク >「そうだね(微笑)……そして、一緒にこの世界を復興していく間……実は、何度も言おうと思った事があるんだ」
サクラ >「……はい(ごくっ)」
GM >ジークはサクラの手を取る。なんだか、鼓動が早まっているように感じられる。
弓 >(からかいがいのある……)
翔真 >シーッ(笑)
ジーク >「この間も言おうと思ったのだけど……君の方で事件があったからね。その後もいろいろあったから、結果的に後回しになってしまった(苦笑)」
サクラ >もう覚悟は決まってますよ。ジーク君の目をまっすぐ見て、続きを待ちます
ジーク >「だから、今はっきり言おう」顔が近付く。
サクラ >「はい……!」
ジーク >「……僕は、君を―――」

[着信音]

サクラ >「(ぴしっ)」 ……笑顔が固まるなぁ
翔真 >仕事しろマナーモードォォォォッ!(爆笑)
サクラ >っていうかこの展開、前回の与太話通りじゃないですかヤダー!?
GM >♪てんてんどんどん てんどんどん(ぁ
アメジスト >むしろ、こんな状況下にマナーモードにしてこなかったサクラのほうがっ……!
GM >そして、画面上に表示されている相手名が“くれはさん”である事は確定的に明らか(ぁ
サクラ >この時点で察するよね!(ぁ
アドノレ >これもまた運命なのだろうか
アメジスト >これは怒ってもいいと思うんだ(笑)
翔真 >コレ、誰が代表としてジーク君に謝れば良いのだろう?悩む(^^;
ジーク >「……Oh(少し離れて)どうぞ」
サクラ >「ご、御免なさい……(半泣きになりながら)はい、もしもし。サクラなのです」
くれは >『はわ、サクラ!?臥龍学園がちょっとシャレにならない状況なの!今MASTERSを召集したから、あなたも大至急向かって!ハリーハリー!!』
サクラ >「………あ、ハイ。了解しました、すぐに急行します(ここまでチベスナ顔で抑揚が無い)……って、ええええええ!?
ジーク >「……やれやれ(苦笑)」
サクラ >「すいません、ちょっと、世界の、危機なので………!いってきます………っっ」 内心、血の涙を流しつつ。宮仕えは辛いよ(白目)
ジーク >「ああ、待って……少しだけ」
サクラ >「……帰ってきたら、続き!しましょうっ!!」 そしてやけっぱちになりつつ。ここでさぁ、ジーク君のほっぺにキスくらいは許されるよね?
GM >ああ、それをしようとするとだね……いや、今回はむしろジークの方が早かった。
サクラ >「はわっ?」
GM >包み込むように、サクラを抱きしめ……唇が、重なった。
サクラ >「………!」 一瞬、頭がフリーズするけど…そのまま受け入れますよ
翔真 >(^^b
GM >白い月明かりの下、涼しさすら感じるそよ風の中。少年と少女のシルエットは、今重なっている。
サクラ >……そう言えばさ。当時、サクラはまだ小学生か中学に上がったばかりだったのよね
GM >だったねー。そしてジークも、外見はこのままだったけど内面は幼かったからね。
サクラ >ですねー。そして、それから今までずっと変わらずに想ってくれた、って事は。ジーク君、本当にサクラの事を好いてくれてるんだなぁ、としみじみ思う
弓 >いいんですよ、これで。FtEのゲイザーとアンゼは、世界にしか目がいかずに、壊れたんです……遠い未来に“世界か、サクラか”で苦悩することはあるかもしれないけど、世界にいる「人」を忘れたらダメなんですよ(うんうん
ジーク >「(何度か、唇を重ねて)……これが、僕の気持ちだよ」
サクラ >「…はい、伝わりました」 では、もう一度ぎゅっと抱きしめてから出発しましょう
弓 >(もっともらしいことを言って、今までの言動をチャラにしようとする汚い先達)
十蔵 >ひゅーひゅー(そして、そんな2人をこっそりピーピングしている汚い先達)
アドノレ >んむ、基本だ(笑)
いぶき >「(うわー…うわーうわー…)」(///)←サクラが心配でこっそり見に来ちゃった子
GM >そして、たとえ場に居たとしてもまったく関与できない朴念仁が約1名(笑)
サクラ >砕……貴様ははよ古都とA2を養えるくらい出世しなさい(笑)
ジーク >「さあ、行って来るんだ……僕の一番のひと」
サクラ >「えぇ、必ず戻ります。…私の一番のひと」 そして箒にまたがり、戦乙女は戦場へと馳せ参ずるのです。恋をした乙女は無敵!
翔真 >………先達として、サクラは何としても生還させないとな。
アメジスト >そこらへんは大人としての務めですよねー……
アドノレ >俺様がいる限り楽には死ねぬぞ(笑)

……と、一連の連絡を終えたくれはの処に、横須賀の微から返信が届く。
「赤羽代表、微です……巫女として“臥龍”の件でお伝えしなくてはならない事があるのですが、少しお時間をいただけますか?」


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