【外伝・第4章】
ホロボスベキモノ
<PART−06>
意外なる証人
情報を一通り集めた一同は、再度MonAmiに集結する…
怜:自分の調べたことでわかったことはここ最近アンブラが新作箒開発してること、ドクも新しい開発研究関わっているってことで
尽:結局、アンブラとダンガルドの間だって事になるのか・・・エミュレイターの謀略を考慮すると・・・
弓:なんかむしろ、それだけ確信持ってカーオス=ドクって断言(?)してるダンガルドのほうが怪しい気がしてきた(笑)
怜:同じく(苦笑)
尽:と、いう情報がある。 と間接的に聞いただけだし・・・どちらを信用するかといわれれば、むしろ、ねぇ(苦笑)
ジョニー:周りは「解からない・見ていない・知らない」っていう状況なのに、一人だけ「知っている、間違いない」って言ってますからねぇ・・・それに、コネクションNPCの命を天秤にかけるのは流石に回避したい(苦笑)
智律:とりあえずダンガルドがどこからその情報を仕入れてきたのかの確認が必須ですねぇ(苦笑
弓:意義なし(笑)あとは、まぁ、ホントにドク=カーオスなら、報告書消していくかな、とは思った。たいしたことは書かれて無いから、無視したとも思えるけど
尽:絶滅社とアンブラ関係は、確証取れたと・・・やはり、ダンガルドサイドか〜。手近なところで、マユリか雪枝さん直撃してみる・・・?
智律:んー。ダンガルド直通のコネがあればいのですが…。 マユリに話を聞くのがいいですかの…?
弓:そのあたりですにゃ〜
尽:自然とそうなりますな(PL判断では、PCは雪枝さんしか知らないんで・笑)
GM:マユリなら、学園高等部図書館で寝泊りしているのを目撃されているという情報が入ってるなぁ(笑)
ジョニー:図書館に寝泊りって・・・
尽:生息地:図書館 主食:おにぎり
弓:やっぱりかーーー><
智律:「マユリさんなら、高等部の図書館にいるそうです〜。 …その、そこで寝泊りしているそうですから、こちらから行けばお会いできると思います。」
弓:「……………まゆり?…確か……ナイトメアの娘がそんな名前だったような……」(爆)
怜:「……そういや娘さん生まれた時に名前言ってたなあの人……」
弓:もう1人、変に知ってそうな可能性のある人はいるけど…この場合はマユリのほーが適当かなぁ
ジョニー:V[?¥? ]V?>変に知ってそうな人物
弓:ナイトメア(笑)…リプレイでの好き勝手ぷりのせいで、なんとなく、そーゆーイメージが(笑)
ジョニー:なるほど(笑)
怜:ではおやっさんとやよいさんに 「ダンガルド関係者で今横須賀にいる人いますか、いたら連絡取ってもらえますか」と聞いてみましょ。
おやっさん:「ダンガルドか・・・やよいも一時期顔を出していたかな?」
尽:「って、やよいさん、そうなんッスか?(汗)」 そういえば、聞いた覚えが(PL苦笑)
やよい:「ええ、そうですわね・・・いちおう卒業もしておりますわよ、飛び級でしたけど(くす)」
ジョニー:「ほう・・・」
智律:「…はやや。…そういえばそうでしたです…。」>お義母さん む、私も過去に聞いた気が(凹)
やよい:「ええ。日本に在住するダンガルド関係者とは常に連絡をとりあっておりますわ(^^)」
怜:「そういえばそう聞いていましたね−−;ゞ」
ジョニー:「・・・身近に信頼できる情報提供者がいた(苦笑&反省)」
怜:「では、何故ダンガルドサイドは断言したのかの事情知っていそうな人と連絡取れますか?」>やよいさん
やよい:「そうですわね・・・相談するならマユリさんか、マーリン師当人、といったところでしょうか。強いて申し上げれば、僭越ながらここにももう1人(くす)」
尽:「それなら話が早いですね。 カーオス公爵とエルツフェルズの話、ご存じですよね? この情報、どのくらい信用できる物なんでしょうか?」
怜:「その辺の具体的な根拠を知りたいんですよね」
弓:「……………………あ、直球」
ジョニー:「・・・ストレートだな・・・」
尽:「この場所(MonAmi)で、遠回りしてても仕方ねーだろ(ははっ)」
怜:「……ここで隠し事しても仕方ないからな」
智律:「…はや〜…。 お義母さん、何か知ってるでしょうか…。」
やよい「では、まず前提のお話からいたしましょう・・・ダンガルドでは、来客者に関して直接来訪記録をとる事にしておりますの。そうしないと、どこの誰が入ってくるか分かりませんでしょう?」
ジョニー:「表向きは存在しない学園ですからね…」
やよい:「書類上の記録は、出入りする際に記載する帳簿から・・・そしてもうひとつ、魔法映像の記録もとる決まりになっておりますの」
尽:「ふむふむ・・・」
ジョニー:「映像記録もですか」
やよい:「企業などで、監視カメラを使いますでしょう?それと同じことですわ(^^)」
智律:「…その書類や映像が改竄される可能性はあるんでしょうか…?」
やよい:「ダンガルド側で改変が発覚すれば、責任者はしかるべく処断されるでしょうね・・・。」
ジョニー:「場所が場所だけに、下手な事をすれば学園全部を敵に回すからな…。よっぽどのことを考えてなければしないだろう」
弓:「それに、ドクが写っていた、と」
やよい:「弓さん、正解ですわ・・・来訪した『カーオス公爵』の外見特徴が、あなたのドクのものと一致しておりましたのよ」
弓:「来訪って…記帳するのに、カーオス公爵ってばか正直に記名したの?」
怜:「帳簿の名前は、どうなっていたんですか?」
やよい:「・・・・・・そう、ここで彼は本名を記載していったようですわね・・・ルドルフ=エルツフェルズと。」
尽:「・・・うーん・・・」・・・
やよい:「そして、その直後に事件が起きた・・・」
ジョニー:「・・・・”アズラエル”に接触した後にですか…」
やよい:「更に調べましたところ、事態はそれだけには留まりませんでしたの・・・ドクトル=エルツフェルズは、それに先立って絶滅社のモスクワ支部にも姿を現していますわ。」
怜:「モスクワにも……それは、冬将軍事件と時期は一致するんですか?」
やよい:「間違いなく。それにもうひとつ・・・奇妙なものもありますの。少しお待ちになってくださいまし?」
尽:「? なんだろう・・・」
やよい:「・・・『冬将軍』事件の後、翔真さんたちが証拠として提出されたレコーダーですわ。」
本編第6夜参照である。もちろん、弓にこの件が報告できる道理がない…。
ジョニー:「・・・嫌味なくらい挑発的だな…」
弓:まぁ、ドクが清廉潔白とは言わない(笑)確かに、第8夜のそらとかね…でも、ドク以上にうさんくさくて、怪しいのがいっぱい(笑)
智律:「…とても、怪しい、ですね。 あまりにも。」
弓:「……そうかしら?……アズラエルと私のシステムは、元々不安定だし…それに、きちんとしたメンテができるのはドクだけ…。…だったら、ダンガルドを訪れるのは別段不思議じゃない。」
やよい:「不思議なのは、その後ですわね。アイルランドでドクトルが『アズラエル』に接触した後・・・彼はなぜか常軌を逸し、ダンガルド魔術学校から『黒鋼』を盗み出し暴走した・・・という事になりますわよ?」
ジョニー:「自らの発明の信頼性を落とす事になるからね」
弓:「…メンテのあとだったから…かもしれない。……アズラエルのシステムは、私よりさらに不安定だった。…実際、あれが限界だった。………そのことをドクはメンテで知り、それをアズラエルに告げた。………それで、暴走。そういう可能性もある。」
怜:「……そういや……システムのことは少し聞いた気がするな」苦笑して
やよい:「では・・・ここに疑問がひとつ。ディー=アームズというシステムとはそもそも何ものでしょう?」
弓:「…………………………………………………」
智律:「………。」
尽:「・・・・・・」
ジョニー:「…」
怜:「…………」
弓:「……………コピー…。…あるシステムの、コピー…」
怜:「……」言っても良いか、と言う顔をしてアイコンタクト>弓
弓:「……………………(こくん)」
怜:弓に頷き返して 「プロジェクト=デミウルゴスの、コピー……この前初めて、その詳細は知りましたけどね」
おやっさん:「・・・・・・・・・・・ひとつ指摘しておこう。ディー=アームズ計画によって弓君がその力を手に入れたなら・・・プロジェクト=デミウルゴスは完成していた事にならないかね?」
弓:「…どうかしら………?」
ジョニー:「…!? 確かに…」
智律:「…それって…。」
尽:「・・・つまり、どういう意味です?」
おやっさん:「考えても見たまえ。ディメンジョン=ガジェット、プロジェクト=デミウルゴス・・・どちらも、『ツングースカの少女』の身体が絡んでいただろう・・・?」
ジョニー:「ともに”彼女”の一部を解析して構築したシステム…」
怜:「そうですね……」
尽:「それ無しには考えられないくらいには・・・」
怜:「完成するかしないかって時にトリニティの邪魔が入ったといっていましたね……ディメンジョン=ガジェットと同じように”完成はしていた、しかし闇に葬られた”のパターンと思ってたんですが(苦笑)」
智律:「……………はや。」
おやっさん:「そこでひとつ、確認しておきたい・・・弓君は、その『右腕』が何であるか、確かめているかね?」
弓:「………私のこれ…?………そらの、右腕だったもの。…彼女から、そう聞いてる」
怜:「……あ」
おやっさん:「・・・・・・・・・・・・・やはりな。」
智律:「…。」
おやっさん:「・・・・・・・『ツングースカの少女』その断片が、そうほいほいと転がっているものかね?」
尽:「・・・」今更言う事はないけどね・・・
智律:「…ありえません…。」
ジョニー:「・・・そうだった・・・それこそありえない・・・(苦笑)」
弓:「…………………でも…ある場所でなら、それも…ありえる。」
怜:「何処だ?」
弓:「…………ここよ。…あの大戦のあった…ここなら。」
怜:「……あ、そうか……」
おやっさん:「それはどうかな・・・『インフィナイト』ならばまだしも、『ツングースカの少女』は世界でもただ1人しか確認されていない。そして、そら君はその『ツングースカの少女』の胴体から構成されている・・・これも、皆の調査で明らかになったことだ。」
弓:「……………………………」
怜:「……だからか」
やよい:「となると・・・アズラエルの調整履歴を閲覧するという手が浮上しますわね(腕を組んで)」
智律:「…そんなことが出来るんですか?」
やよい:「それが当然の権利として出来る方が、私の目の前にはいらっしゃいますわよ(くす)」>智律君
ジョニー:弓のほうをじっと見ましょう
智律:「………あ…。」>弓さんとやよいさんを交互に見て
怜:「……納得がいった……」怖いことも思いついたけど、口にはしない
弓:「……………………………………(視線を受けて)…わかった。調べてみる」この前買ったピグマリオンを月衣から出して、あくせす〜
怜:「……弓、必要なら貸すぞ」ラファエル月衣から引っ張り出しておきますね〜(爆)
ラファエル:「リリスの要請なら喜んで……」ごす
怜:「……しまってやる−−;」月衣に放り込み
ラファエル:「痛いじゃないですか怜……あああああああ(フェードアウト)」
弓:確か、私のがシリアルナンバー00…というか、オリジナルなんだっけ。それをコピーしたやつが、他のDあーむず・・・
弓が調べた結果・・・アズラエルの前歴は、強化人間の常で確かに消去されていた。
しかし。絶滅社内部で加えられた調整記録に関しては、この限りではない・・・
もし消去しようものなら、異常事態に陥った際ダメージコントロールが出来ないからである。
しかし・・・弓がどれだけ探しても、アズラエルに加えられた調整が
「通常の強化人間よりも強度の調整」を受けていた事くらいしか記述がない・・・
そう。弓のように、何らかのパーツを人工的に植え付けられた、
というような記録が「存在しない」のだ・・・
弓:「………………………だって、さ(ぺし、と結果みせて)」
怜:「見せて…………」
GM:ちなみにこの記録、当然ながら改竄された形跡はない・・・運用上、改竄などしたらいろんな意味でやばいし(笑)
智律:「…は、やや…。」
ジョニー:・・・だんだんヤナ予感がしてきたけど…多分はずれだと思いたい…>パーツ組み込みではない
尽:「植え付けられたんじゃなければ・・・最初からだった・・・のか・・・?」
弓:「…………可能性として、ゼロではないけど。…私たちは良く似た存在を知ってるはずよ。…天使の名を冠し、そらと深く関わりのあるアイテム…」
ジョニー:「・・・エンジェルシード…」
怜:「……こいつか?」しまったラファエル再び「……ジョナサンには言ってなかったか……こいつがオリジナルエンジェルシードだ」ラファエルさして
ジョニー:「オリジナル!? これがか・・・」
怜:「これは『7番機・ラファエル』」
ジョニー:「なるほど・・・」
弓:「…そゆこと。…だから、まぁ……そういう可能性もあるわ。」
やよい:「そうでもありませんわ。調べた結果によれば、『エンジェルシード』は『ユグドラシル』の機構を模したもの・・・そして、その数は7。しかし、ここにある1本を含めても被験者の数に対して、あまりにも少なすぎますわ」
尽:「ユグドラシルは、D=Gのコントロールに使われてましたよね・・・ その辺りに関係はないんでしょうか?」<AS
やよい:「・・・それはユグドラシル固有の力が、D=Gの制御には適切だとされたからですわね。」
怜:「ユグドラシルβは、先代の主の元に帰りましたよ」
智律:「…はいです。 そらさんに、僕が返したです。」
怜:「正確には”そらの中の沙弥”だけどな」淡々と
やよい:「彼女は・・・今も瞑り続けているのですね・・・(寂しげに微笑む)」
おやっさん:「・・・ところで、このアズラエルのデータを見る限り・・・アズラエルは『D=アームズ』そのものに対応可能であったとしても、実物は持っていなかったという事にならんかね・・・?」
ジョニー:「システムの予備…もしくは試作のための素体…?」
弓:「……………………………………………………(むー、と考え込んでる)」
怜:「……どうした?」
弓:「……気になる…ことは…確かに、ある」
怜:「……機密に触れないなら、教えて欲しい」
弓:「…アズラエルと戦ったとき、私は1つの任務を受けてた。それが…ある書類の奪還。」とりあえず、アズっちの最後を詳細に語ろう。残虐シーンも含めて(爆)
このあたりを参照である。
智律:「…はぅ…。」
やよい:「・・・・・・・・・・・・・(しばし考えて)・・・やはり、おかしいですわ。」
弓:「……………そうね。私も納得のいかないところは多いわ…」
智律:「…はやや?」
ジョニー:「?? なにがです?」
やよい:「もし仮にアズラエルも『ディー=アームズ』のサンプルであったなら、『ディー=アームズ』固有の能力なり装備なりを使っていてもおかしくありませんわ。ところが、実際使ったのは盗品である『黒鋼』・・・仮に支配されていたとしても、不自然ではありませんこと?」
智律:「………はぅ? そういえば…?」
ジョニー:「! 確かに…」
やよい:「そして、この調整記録・・・それらが示す事実は、おのずと限られてきますわね。」
怜:「……他の『ディー=アームズ』の実験体のデータがないので何とも言えませんが……」
やよい:「ないなら、調べ上げればいいだけの事ですわ・・・灯台下暗し、ですわね(^^)」
怜:「……頼む、弓」
弓:「………………………(溜息)…わかった…」
怜:「……悪い」苦笑して
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