【外伝・第2章】
罪業の所在

<PART−06a>


分散行動〜怜の場合〜


柿崎:「とりあえず、あれからいろいろあさって・・・お前さんの親父についての経歴、割り出してみたよ」
怜:「何かわかったんですか?(驚)」>柿崎  期待してなかったので珍しく驚いている。
柿崎「まぁ、このファイルを見てみてよ・・・結構おもしろい事が書いてあるよ。」>怜
怜:「はい」手に取って見てみます<ファイル

怜が見たファイルの中には・・・国土防衛隊の一員としての亡父の経歴が記録されていた。
その中には・・・僅かながら、「内調に出向」という記録も存在していた。

怜:「……(内調に親父が?)」無言でファイルめくりましょう。他に特に目に付く記述はありますか?

ファイルをめくる怜は、亡父を巡るひとつの真実に行き当たっていた。
25年前、内閣調査室に出向していた間に、亡父は亡母と結婚している・・・
しかしながら、その事実は公式記録から抹消されていたのである。

怜:「……(25年前……札幌吸血鬼事件のとき……だったら、清香さんじゃないか)」顔に苦笑が出る。「……(しかし、何で防衛隊の人間が内調に?何故「なかったこと」にされているんだ?)」
柿崎:「まぁ、ちょっとばかり胡散臭い部分があるっていうのは・・・見ちゃったのは仕方ないから勘弁してよ(苦笑)」
怜:「いや、これだけでも時間割いて調べてくれたことに感謝するよ」
柿崎:「まぁ、防衛隊の資料館や内調をもうちょっとあたれば・・・もっと詳しいことが分かるかもねぇ」
怜:「資料館は……外部の人間は入れるの?」>柿崎
柿崎:「私がいれば大丈夫だろうけどねぇ(笑)」
怜:「……札幌の天宮さんはどうだろう?知っていると思う?」
柿崎:「お前さんの親父さんと、個人レベルで付き合いがあれば・・・可能性はあるんじゃないか?」
怜:「……清香さんとのことがあるから、可能性はある……ね」
怜:「……オヤジの都合つくときでいいから、頼んで良いか?」真剣に
柿崎「OKOK♪ただし、防衛隊も一応お役所でね・・・届出に時間掛かるんだよねぇ(苦笑)」
怜:「……俺、暫く札幌戻る。……資料室は札幌から戻ってから……頼む」
柿崎:「ほいきた。まぁ、札幌行きは丁度いいんじゃないかな?」
怜:「……ごめん……個人のことで振り回して……ありがとう(素直に)」

柿崎と別れた怜は、ついで札幌に向かう…新千歳空港から、特急エアポートで札幌へ、
そして地下鉄で駒内駐屯地近くへと…そこには、怜が育った教会があった。

怜:「車手配は明日で良いべ……たまにゃ地下鉄で帰るべさ」ではまず天宮師匠にすぐに会いに行きます
GM:了解・・・無論、面会を拒まれるわけがない(笑)
怜:「ただいま帰りました〜ゴールデンウィーク以来……ですね」>天宮
天宮:「久しぶりですね、怜君・・・元気にしていましたか」
怜:「この通り、至って元気ですよ(笑)」
天宮:「それで・・・今日はどうしたのかな?ただの用事で戻ってくるあなたでないのは、分かっておりますが…」

この後、怜は自らの両親の過去についての話を聞くことになる…。


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