【第43夜】
央華動乱
〜超魔導黙示録・V〜
<PART−04>
“幻夢神”と【天意虚空】
〜それぞれの事情〜
さて。弓・アドノレ・そら・京香を乗せた装甲車は学園近辺まで戻っていく、のだが。
GM >やはりというか当然というか、この先でまた“連中”に遭遇するんだよね……(爆)
アドノレ >さて、ここでプランなのだが…… A)この車両は不可知である B)この車両を無視しろ C)一般人である(笑)
弓 >ぺぺっとK○NOZAMAとでも車体に書いて、スルーしてもらうのは?(笑)
京香 >どの案も甲乙付けがたいんですけど……弓さん案は装甲車って時点で(笑)
弓 >「宅配です」というのを信じて貰うというか、スルーしてもらうのがいちばん早いかなって。車種で判別するAIではないだろうし(笑)
そら >《謎のスポンサー》で「K◎NMAI」じゃなかった「K◎NOZAMA」ステッカーを調達しますか?(o'ヮ'o)
弓 >さすがにそこまではもったいないけど、そういえば箒だし、ありなのか(笑)
京香 >デスヨネー(笑)じゃあ「ステッカー/スポンサー」買っとくくらいでいいですかねぇ(笑)
そら >っ[うーぱーいーつ]
弓 >ソ レ ダ(笑)
京香 >エンブレムがアホ□ートルっぽくなりそうなやつ!?(笑)
弓 >いや、これでいいと思う。 うーぱーいーつなら、自前の車両でいいからね(笑)
京香 >ステッカー“スポンサー”って10万v.でしたね(SDM/P94)。じゃあ、わたしかっときまーす。そらりん案で(笑)
弓 >「経費で落としていいからねー」
京香 >「はーい☆」 えりちゃんが体をくの字に曲げてウケる姿が目に浮かびそーだよ……(笑)
そら >(o'〜'o) どやぁ☆
GM >じゃあ、米海兵隊装甲車あらためうーぱーいーつの配送車。ってこれ、マジひっどい絵面だなぁ(笑)
弓 >払い下げ車両はあるから(笑)
翔真 >銃弾飛び交う戦場の真っ只中へでも届けてくれそうだな(ぁ
京香 >こ れ は ひ ど い (笑)
翔真 >ほ ん そ れ (苦笑)
そら >じゃあ、天窓から顔出してます。機関銃とかは 外してありますか?
GM >……ああ、そうか!そもそも機関銃ついてるじゃないかこれ!(笑)
弓 >さすがに外しておかないと公道走れない(笑)
アドノレ >日本国内で乗る以上はな
GM >で、問題の「新生機」どもの包囲網まで到達しましたぞ。当然連中も反応して振り向く訳ですが……
新生機群 >『ウィザードの魔力反応を察知……そこの車両、止まれ』
弓 >「配達として記録するように。ではとおりまーす」堂々と(笑)
アドノレ >「魔力反応は計器故障である可能性が高い。魔力反応抜きでの判断を実行せよ」と《カリスマ!》やるぞ
そら >m(^'ヮ'^)m(にゃー☆)
翔真 >何処をどう見てもカオスだが、ちょこんと顔を出しているであろうそらがかわいい☆(笑)
GM >すると……『止まらない場合は命令無視とみなし……エラー。インフィナイト全体管理システムにより、上位指揮ユニットへの直接行動は禁止……(ピガーーーーー)』って感じで、往路と同様フリーズした(笑)
京香 >「ほんとだ。固まってる(@@;」
アドノレ >魔力反応の無いうーぱーいーつ装甲車
GM >カオスだな、まったく(笑)では、弓の運転で「うーぱーいーつ配送車」は包囲陣をすり抜けていく……
京香 >アナライズですよね。アドさん、今だ!!(笑)
アドノレ >んむ。知力ジャッジでくるくるくるっと2C43。《フラッシュバック》+2
GM >おおー。ではアーカイブアップ!
京香 >……うわぁ(爽)とりあえず、なんか不穏なデータがあっちこっちに(==;
アドノレ >数増えるし増えた分そのまま戦闘力上がるし
翔真 >単体ならともかくこの状況で絶対に戦端を開けない事が解った(汗)
弓 >博士の遺産に、停止コードとかないかなー(笑)
アドノレ >こういう時のおやくそく自爆コードならあるのでは?
弓 >あ、やっぱりそれ必須だねえ(笑)
初 >ところで、合流はできるのでしょうかー……?
GM >ああ、装甲車改め配送車は学園入りしたから合流して構わないけど、しょーまくん達購買部に移動してたよね(笑)
エリス >そういえば。誰かこの事、話してましたっけ……?
初 >うな?わたしはしてませんです(、、)
翔真 >ですな、欠片通信で連絡入れて合流場所を決めましょう。ただ華恋嬢に会いに行きたい事・そらを伴っていけば行けるだろうとの事を併せて伝えておきます。
そら >ねこどっくつうしん (o^'ヮ')o ねこねこねこねこ☆
GM >という訳で、購買部前で集合かしら……?
翔真 >それが一番手っ取り早いですかねぇ(苦笑)
アドノレ >らじゃ
京香 >翔真さんりょうかいでーす☆
弓 >お買い物お願いしたのは私だし、まだ購買部にいるかな?とは思う(笑)
エリス >ええ。わたし達が更に移動してなければ、大丈夫そうですね(^^)
GM >はーい、では集合っと……学園内の雰囲気は更に不穏になってきている。いちおう戦端は開かれてないようだが。
弓 >その真ん中を走るうーぱーいーつ車
京香 >「どうもー!翔真さんえりちゃん、それにほん子ちゃん!神代 京香、またまたお世話になっちゃいまーす☆」
エリス >「お疲れ様で……っ(思わず笑いを堪えるの図)」
翔真 >「あぁ、宜しく頼む。しかし………解ってはいたが改めて見るとまた何とも凄い絵面だな(苦笑)」
そら >「ふみゅーん♪」えりちゃんぎぅー☆
初 >「うな。もしかして『うーぱーいーつ』に就職したです?」
アドノレ >にやりと笑う
京香 >「世界のガチ戦場へでも、新鮮なお料理を迅速にお届け!って、何言わせるんですかぁ〜(笑)」
初 >「う、うな(^^;」
弓 >「この車なら、戦場にも余裕で配達できるわねぇ」
初 >「で、これで京香さんとも合流できた訳ですね。それで……これから、どうするですー?」
京香 >「とりあえずお姉ちゃんの権限で、MASTERSの作戦行動はおっけーだそうです。とはいえ、あの連中とやりあっていいかどうかはくれはさん判断になると思いますけど」
エリス >「(どうにか笑いのツボから復帰しつつ)し、翔真さんにはお話しましたけど、イレギュラーズの皆さんには先にラビリンスシティに向かっていただきました」
弓 >「ありがとねぇ」エリスなでなで
翔真 >「此方から迂闊に手を出さん様に心掛けねばな(嘆息)」
初 >「でも、MASTERS案件がおっけーになったのでしたら、相羽せんせーも動きやすくなるんじゃないかと思うです(、、)」
翔真 >「そうだな、助かるよ。シティへ移動するなら迷宮入り口へ移動してそこから入るだけだが、先程華恋嬢に連絡をして会って貰える事にはなったのでな。今回の一件の際にゲイザーズの反応や動向はどうなっているか等の話を聞ければと思っている。」
そら >「それでね。あのロボットたちだけど……(かくかくしかじか)」
アドノレ >そこにアナライズ結果も出しておく
翔真 >(まるまるうまうま)「………なるほど、華恋嬢が“そらが一緒なら衝突は起こらないでしょう”と言ったのは、そう言う理由だったのか。」
エリス >「それで突然動かなくなったんですね。納得です(、、)」
そら >「えっへん☆」
翔真 >「すごいな、そらは。」えらいえらい(なでなで☆)
京香 >「で、これからの行き先は華恋さんとこでいいんでしょうかー?シティに急ぐなら、それでも構いませんけど」
初 >「そういえばルシファーズ=サンって選択肢もありましたねぇ……」
翔真 >「今しがた言ったように、余り華恋嬢を待たせたくないので、出来ればこのまま杉崎邸へ向かいたいのだが………先程伝えたとおりそらを伴って行けば問題無く会いに行けるらしい。」
弓 >「情報がたりないし、ひとまず華恋のところでいいでしょ」
エリス >「そうですね……突然こんな状況になったのは、何か理由があるはず」
そら >「フレースヴェルグ 使いますか?」
翔真 >そうなりますな、乗り換えておきましょうか。
弓 >今乗り換えておかないと、また取りに来ないとかな?
そら >よびだすことは できますよ!(o'ヮ'o)
GM >フレースヴェルグは沖合いの(専用)ポートに停泊してるので、そこまでは装甲車(オートモビルブルーム)で移動して、フレースヴェルグに格納するって感じになるか。
弓 >さすがにステルスシェードを抜けるとは思えないし、そうしますか
京香 >まあ、艦内なら何かあっても基本安心ですしねー(笑)
翔真 >だな。
アドノレ >うーぱーいーつ出撃である
GM >うむ。当然途中の砂浜も学園の敷地内である以上、包囲網ではあるけど……もう問題にならないし(笑)
そら >m(^'ヮ'^)m
京香 >ルーチンギャグェ……(笑)
GM >と言う訳で包囲網を黙らせて、沖合いにある離れ人工島の大型箒ポートへ(笑)
翔真 >到着で良いならそれで(^^)
アドノレ >そういやその間に、新生機のデータ各所に情報提供しておこう
GM >ん、どこに送っとく〜? 今回は流れが流れだからね。
アドノレ >弓のコネが使えるから絶滅社に渡すのは当然として、その後は央華に旗色を明確にしてない所に出所不明として回してもらおう
弓 >ああ、そうですね
アドノレ >提供者不明で押し通せるのそこが一番可能性あるからな。くれはだと押し負ける事がありそうな雰囲気になりつつある
初 >わたしからだったら、ヴェーダさんとかナイトメアさんに回せそうなのですねぇ……
翔真 >DHA経由か?
初 >うな、そういう事になるです。
アドノレ >個人で秘密厳守が通せるなら任せるので広くやってしまおう。あと「バックドアは弱点が明確過ぎるので、いずれ対策される可能性がある」とも付け加えとかんとな
GM >ふむふむ。
エリス >((((((((((o'▽')o[席]
京香 >(((((((((o^〜^)o[席]
初 >((((((((((((o_ _)o ずべちゃ☆ [席]
翔真 >君らも定位置、と言うか専用のシートとかもう有りそうだよな(笑)
エリス >わたしは通信席ですね。京香さんはアムさんの、初ちゃんはサクラちゃんの席に。
翔真 >そしてまた転ぶか(苦笑)怪我してないか心配でゴザルよ(^^;
初 >「うなー……へいき、へっちゃらですっ」
アドノレ >「落ち担当ご苦労」
弓 >「んー、ロボをごまかすなら、そらりんとエリスがオペ席っていうか、外部管制席?のほうがよくない?」
そら >じゃあ、わたしは……甲板の上で きゃぷてん▲ー□っく状態(o^'ヮ')o
翔真 >普通にブリッジ内の席に座って下さい(^^;
そら >(o^'ヮ')o ねこなら、きけんをかえりみず……なごむとわかっていても ねこらなくてはならない ときがある☆
翔真 >あの有名な台詞をそこまでアレンジするとは(苦笑)しかし危険を顧みずなごむって(ぁ
京香 >「平常運転だ……(*´▽`*)」
エリス >「京香さん……そらちゃんにまた何見せたんですか(^^;」
京香 >「……今回は何も見せてないってー(^^; まあ、衛星放送のアニメチャンネル流すくらいはしたけど……」
弓 >「とりあえず、万が一も考えて私が動かすわね。そら、あのポンコツが出たらよろしく」
そら >「ん、いいよ?(o'ヮ'o)」
翔真 >「宜しく頼む。」
弓 >「いちおう、ステルスでいくわよね?」
翔真 >「出来ればそうする方が周囲に影響を及ぼさずに済むと思うが。」
アドノレ >「無難に済むならその方がよかろうて」
そら >「はーい。こんなこともあろうかと すでにやっておきました!」
エリス >「さすがそらちゃん(o^▽^)o」
京香 >「予め言っときまーす……わたしのせいじゃありませーん(爆)」
初 >「ええと、目標地点は……うな、記録にあったです。横浜、みなとみらい地区……」
エリス >「前にも行った事ありますからね。大丈夫ですよ(^^)」
そら >(o'ヮ')o めいんえんじん せつぞくてんか。フレースヴェルグ はっしん☆
という訳で、フレースヴェルグはポートから発進。
そして、ものの10分とたたず横浜上空に到達する……
京香 >「えーっと、杉崎邸上空に到着しましたー(笑)」
初 >「うな。あっという間に着いちゃうんですねー…」
弓 >「そりゃ直線移動で、それなりに速度出るからねぇ。じゃあ、いってらっしゃい」
翔真 >「了解、行って来ます。艦の方は宜しく頼む。」
初 >「うな、いってきますので……え。弓せんぱいは行かないのです?」
京香 >「っていうか、今回降りるの誰でしょう?」
そら >「わたしがいれば みつからないし……みつかっても だいじょうぶだね」
エリス >「まあ、相手は華恋さんですし、そらちゃんがいる以上危険はないと思いますけど……」
弓 >「むしろ、そらが行った方がいいでしょ? ある意味“里帰り”というか、話す事もあるだろうし」(笑)
エリス >「んー……じゃあ、弓さんの代わりに行く人は……」
京香 >「私はいつものようにバックアップかなー。華恋さんとはクラスもちょこちょこ被るし(笑)」
そら >ふみゅう……じゃあ、わたしは おりてみます!
エリス >すると、翔真さんとそらちゃん以外は誰が降りますか? 弓さんがここに残られるのでしたら、名代に誰か1人降りておくといいかも……
アドノレ >じゃ、茶しばいてくるか
初 >すると、エリスせんぱいかわたし、でしょうか。
弓 >エリスは会ったことあるっけ? 初がまだなら、顔合わせしとく?
エリス >はい。華恋さんとなら、ずっと前にお会いしてますね(o'▽')o
翔真 >となると、臼本嬢の方が良いか? 面通しにもなるし。
京香 >すると、翔真さんアドさんそらりん+ほん子ちゃんでファイナルアンサーでしょうか?
翔真 >了解、ではその面子でお邪魔しよう(^^)
初 >では……ごいっしょさせていただきますのです(、、)
アドノレ >よきにはからへ
そら >それじゃあこんかいは しょーまくんに ぱいるだー・にゃん☆
翔真 >本編中では久々な気がする(^^)
エリス >あ、初ちゃん。一応、こっちにも会話内容が伝わるようにお願いしますね。大丈夫だとは思いますけど
初 >うな。がってんしょうちのすけなのです(><)
GM >という訳で杉崎邸。周囲は平常時のまま。ここもウィザード的には重要拠点のはずなのだが、新生機の1体たりともいない状態だ。
翔真 >丁重に御帰り頂いたらしいし(^^;
GM >そして、門の前で来訪を告げれば、自動的に門戸が開く。
アドノレ >秘密基地的仕掛けがなんかありそうだな
GM >まあ元々は「インフィナイトの開発者」杉崎一郎博士の邸宅だったので、さもありなんといったところだろうか。
そら >「かれんちゃーん。りねっとちゃーん。あそびにきましたー」
華恋 >「あら、いらっしゃい。待っていましたよ(^^)」
アドノレ >「邪魔するぞ。そして茶を所望しよう」
翔真 >「何時もながら突然の訪問申し訳ない、一応今回はアポを取れた分まだマシだが(苦笑)」
華恋 >「いいえ。ウィザードにはよくある事ですから……リネットは今子供達の世話をしていますから、私がいれましょう」
GM >という訳で、杉崎邸内の客間まで通される。
華恋 >「……こういうのは、本当はやよい姉さんの得意分野なんですけどね(くす)」と、全員分のお茶をそれでも手際よく出しつつ。
翔真 >「頂きます(礼)」
初 >「う、うなー……(@@)」 華恋さんの立ち居振る舞いに目を見張るばかりなのです…
華恋 >「弓さんがいらっしゃっていない様ですが、そういえばそこの子は?初めて見ますね」
翔真 >「弓は万が一に備えて艦で待機してくれています、この子は“臼本 初”嬢。俺達に協力してくれている生徒です。」
アドノレ >「奇態の大型新人にして落ち担当の魔法少女だ」
初 >「う、うななっ。よ、よろしくおねがいしますのですっ(勢いよくぺこりん)」
華恋 >「ええ、よろしく。……どことなく、既視感を覚えなくもないリアクションですね(ふふっ)」 沙弥姉さんそっくりで(笑)
初 >「そ、そぉなのでしょうか……(@@;」 大先輩なので 圧倒されてます!
京香 >あー、そっかぁ……ほん子ちゃんから見れば華恋さんって、PCって意味でも大先輩なんだよねー……
そら >じゃあ、ほん子ちゃんのうしろに回って ふにふに。
初 >「……うにゃあっ!?(//□/)Σ」
華恋 >「“0X”……そらもおかえり。微さんは元気にしてるかしら?」
そら >「(こくこく)ちょっといま 大変な感じだけど きっと大丈夫!」
弓 >ご無沙汰ー♪ 【メール】
華恋 >「……あら。弓さんは近くにいらっしゃるみたいですね。皆さんでおいでと言う事は、フレースヴェルグですね?」
翔真 >「あぁ、不可視状態で上空に待機している。」
華恋 >「では、フレースヴェルグとのオープン回線を開いておきましょう。これでリアルタイムで話が出来るでしょうから」
そのフレースヴェルグでは。
エリス >「でも、良かったんですか?一緒に行かなくて…」
弓 >「いちおう、見た感じ周囲にはいないっぽいけどね……念のために」
エリス >「ですね。他の横浜WUの拠点は、横須賀と同じように包囲されているようですし」
京香 >「……あ、そっか(突然ぽんっと手を叩き)あそこにもいたっけか、インフィナイト」
エリス >「え?見た事はないですけど…」
京香 >「まあ、知らなくても無理はないかぁ……って、あ。きたきたー。どうもー華恋さん、ご無沙汰してまーす☆」
華恋 >『京香ちゃんに弓さん、それにエリスちゃんも……お元気そうで、何よりです(^^)』
弓 >「あら、アリガト。 ご無沙汰ねぇ」
エリス >「あ、ご無沙汰してます(ぺこり)」
という訳で、ここからは通信・直接の別なく会話となる事をおことわりしておこう。
華恋 >「ともあれ、これでお膳立てはOK。……早速、お話を伺いましょう」
翔真 >「央華の機体がこっちに来た事等からも大規模な事件が起こっているのは解っていると思うが、端的に今回の一件に関してゲイザーズがどういう対応・動きを取っているのか、知っている事を教えて貰いたい。」
華恋 >「……それに関しては、少し由々しい問題になっています。何故なら、単刀直入に結論から申しますと、ゲイザーズの中でも今回の件に対する見解はほぼ真っ二つに割れているからです」
翔真 >「どういった内容で?」
華恋 >「大まかには、これから来るであろう“世界の終焉”に際して、どのように動くべきであるか?という事が起点となっています」
初 >「……う、うな。それはもしかして“裏界との関係を、最終的にどうするか”……って事でしょうか」
華恋 >「ええ。……皆さんは既にご存知と思いますが、この世界(FtE)はもともとあった世界に、幻夢神がテクスチャを掛けて構成した世界。そのバランスが、今崩れようとしているのです」
翔真 >「崩れる………?」
初 >「……うな(こくり)」 それは、ムツミさんから引き継いだ記憶の裏付けでもあり。
華恋 >「そもそも、何故わたし達……“ゲイザーズ”が存在するのか、その理由からお話しするべきですね。本来ならば幻夢神のアバター、“ゲイザー”にせよ“TIS”にせよ、それぞれ1人ずつしか存在しないはず。それが何故、数多く存在しているのか……その理由については、皆さんもう薄々お気付きなのではないかと思いますが」
翔真 >「推測は出来るが確証は無いので、解り易く説明してくれると助かる(苦笑)」
華恋 >「実は、わたしも含めて代々の“ゲイザーズ”は……そのほとんどが、“すでに滅びた世界線のFtE”にあった存在だからです」
京香 >「……そっか。華恋さんって、実は【関東異界大戦】で滅んだ世界線のTISだった、って訳です?」
華恋 >「そうなります。正確には“わたしの世界線でのFtE”が滅びた後、わたしは幻夢神によって“次の周回のFtE”にTISとして投入された訳です」
弓 >「なるほど(ぽむ)」
翔真 >「世界が滅ぶ度に、その時の世界線にいた人物が幻夢神に救い出され、次の周回にゲイザーやTISとして送り込まれる。それが積み重なって来たと言う訳か。」
華恋 >「ええ。それが“ゲイザーズ”……そして、そうなってしまった原因は、FtEが創造される以前からこの世界にあった“原初人類と冥魔との闘争”にこそあります」
初 >「それは……睦美さんが、勇者として戦った時とかの事でしょうか」
華恋 >「原初人類最後の戦士……“最終勇者”の元になった人物ですね。その通りです」
アドノレ >「そんな長くからあるモノを終わらそうとしても無理があると思うがな」
華恋 >「本来、幻夢神が夢の力でFtEを創造したのは、裏界の侵魔……正確には古代神とその眷属たちを永劫に封じるためでした。しかし、夢をみるには必要なものがあります」
初 >「“記憶”……ですね」
弓 >「言われてみれば」
華恋 >「ええ。けれど、古の戦いで傷ついた幻夢神の力だけで、侵魔たちを封じるにはあまりにも不完全……ですので、そのために“記憶”の拠り代が求められたのです。それが、かの世界」
エリス >「……でしたね。あの時には、ぜんぜんピンときませんでしたけど(、、)」
京香 >「要するに……アーモンドチョコボールのアーモンドの部分が元の世界で、チョコの部分があたしらの世界、と」
弓 >「裏界は包み紙って?」
京香 >「あ。包み紙……人界の方がそれっぽく感じられますねぇ(^^;」
エリス >「京香さん……それ、何にしても ざっくり過ぎです(o_ _)ノ」
翔真 >「………(苦笑)」喩えが有る意味秀逸過ぎてコメントに困る(^^;
華恋 >「しかし、かの世界での原初人類と冥魔の戦いは、幻夢神にとってはもとよりあずかり知らない事でした。何故なら、原初人類と冥魔の世界はちょうどその時“終焉”していたのですから……実はそうではなく、彼らの戦いはなお続いているという事が判明したのが、あの【ザ・マリキュレイター】……“終焉の魔神”、正確にはそのひとつによって世界が滅ぼされた時、という訳です」
翔真 >「逆に言えば、そこに至るまで幻夢神すら気付いていなかったと言う訳か。」
華恋 >「ええ。考えても見てください……寝落ち寸前の人がただその場に寝転がって、そこに何があるか考える余裕があると思いますか?」
翔真 >「む………神にこんな言い方をするのもナンだが、まぁまず無理だろうな(苦笑)」
初 >「…うな。お兄ちゃんが徹夜原稿で何度も寝落ちしてるのを見てますから、そのあたりはよくよく知ってるのです…」
華恋 >「幻夢神は、この“未知の脅威”に対して……世界結界のシステムと前世界の記憶から“最終勇者”を創造し、“終焉の魔神”が出現する度に対処させました」
弓 >「まあ、怪獣が出る悪夢を見たら、ちっちゃい子ならヒーローを出したくなるわよねぇ。明晰夢ならなおさら」
華恋 >「でも、相手は本来外なる存在……いえ、あちらにしてみれば幻夢神の方が“外なる神”。“終焉の魔神”を押さえ込むには、世界のすべてを代償とせねばなりません」
初 >「わかるです。“最終勇者”が役に立つのは……世界が滅びた後なのですから(、、)」
華恋 >「そう。そして、かかる事態が起こる度に、幻夢神はFtEという世界を、最初からやり直さなければならなかったのです」
エリス >「それで、やり直すたびに“ゲイザーズ”が増えた……っていう事ですね」
華恋 >「ええ……ところが。これも、実は、本質的な解決になっていなかったのです」
京香 >「え……えぇー('A`)」
華恋 >「皆さんは、そらがどういう存在か、もうよくよくご存知ですよね?」
初 >「……うな、わたしはそうでもないです。はいったの ごく最近でして(、、)」
翔真 >「先程、そらから改めて訊きました。」
そら >(m^'ヮ')m ねこです
アドノレ >「ねこだな」
弓 >「ねこね」
京香 >「そらりん……皆さんも、ここでボケますかふつー(^^;」
エリス >「あう(^^; ……っとと、そういえば。そらちゃんは、“関わった人に進化を促す力”がある……でしたっけね、京香さん?」
京香 >「うん、お姉ちゃんからそう聞いてる」
華恋 >「そう。幻夢神の想定を遥かに上回る“進化”……まさにエリスちゃんが体験した、あの事件からも明らかです」
エリス >「……よくよく こころにしみて ます(o_ _)o」 キリヒト君の事を 思い返しつつ。
華恋 >「そして、そらと冥魔は表裏一体の存在……これも、ご存知ですよね?」
翔真 >「(頷く)」
初 >「……うな」
華恋 >「……そう。そらが皆さんに進化を促したように、冥魔もまた進化していたのです。“冥魔王”という形に」
エリス >「あ。くれはさんから聞いた事があります……最初に出現した冥魔には知性も感情もなかったけれど、冥魔王にはそれがあるって。理由は分からなかったみたいですけど」
華恋 >「そう。冥魔の場合は侵魔や魔王、古代神を取り込む事で、同様の進化を果たしました。先般、皆さんが戦った魔王マンモン……いえ【アポクリフィス】の様を見れば、それは明らかでしょう」
翔真 >「厄介なんてレベルじゃなかったなアレは(嘆息)」
華恋 >「つまり、裏界魔王とはおおよそ比べ物にならない脅威に、冥魔は容易く発展し得ます」
京香 >「権能において究極だからこそ、成長も進化もしない……かぁ。って言っても、あれはあれで厄介なんですけど(==;」
翔真 >「下手に古代神絡みだと、厄介な“権能”に近い能力持ちだったりする事も有るからな。」
弓 >「んーー……???……」
エリス >「弓さん……なにか……?」
弓 >「なんて言えばいいのか……重ねあわせ? リセットされなかった、リカバリディスク?前作主人公?……ゲイザーズが、そういう幻夢神のアバター?だとすると、冥魔は……削り落とされた終焉のなんとかの、欠片?……それが量が増えたり、ヒトや神を取りこんで自我をもって、冥魔王になった……?だから、そらと表裏一体?……(ぶつぶつ)」
華恋 >「……というのが、これまで知られてきた事。それを踏まえた上で、ここからが真の問題なのです」
京香 >「ほへ……?」
華恋 >「確かに京香ちゃんが言うように、魔王達は進化も成長もしません……けれど、その権能の及ぶ限りにおいて、“変化”する事はできます」
京香 >「ああ、トリッシュ=シーズがちひろんを認めた時のように?」
華恋 >「ええ。そしてその“変化”が今、彼らの拠って立つ世界“裏界”を変えつつある……それが“そらによって進化を促された人類”との関わりによるものである事は、もはや疑いを容れません」
GM >確かにちひろが一独立世界にまでなったのはそらの介在によるところだけど、そもその起点たるウィザードに覚醒できたのはアドのお陰であり、そのアドと長年一緒にいたのもまた、そら(ぁ
アドノレ >運命の玉突き事故(笑)
華恋 >「しかし、まさにそここそが“ゲイザーズ”の中で見解が分かれている部分なのです」
翔真 >「内容は?」
華恋 >「まず前提として。“ゲイザーズ”の大半は、それぞれの失った世界の記憶をもとにした答えしか持ち合わせていません……それは、このわたしも含めて」
翔真 >「人間だって記憶・経験に基く考察しか出来ない、それ自体は別におかしくも無い。」
華恋 >「その上で今、まさに“変化”しつつある侵魔たちを、これ以上封印しておく必要があるのかどうか。それ以前に“終焉の魔神”が再び出現して、世界をリセットしなくてはならない事態がまた訪れるとしたら。そもそも、それがいつであるのか」
初 >「……うな。考えるだに気が遠くなりそうなのですけど、要するにどういう事になるですか?」
華恋 >「おおまかには3つ……ちひろさんの提唱する“Idolシステム”に乗って、裏界との融和を目指すのか。それとも央華の“新生機”に乗って、全面対決を挑むのか。あるいは、それらとはまた別の方法を模索していくべきなのではないか、と」
翔真 >「融和派と決戦派、それと第3の案を検討する派閥の内訳は大体で構わないのでどれ位になるか解るか?」
華恋 >「それぞれ4割4割と2割、ですね。わたしはその2割の側に与させていただいています」
GM >華恋の場合は、その目で直接“冥魔による世界の破滅”を見ているので、「裏界との決着を急ぐ前にするべき事がある」と言う見解なのです。
翔真 >成程。
華恋 >「……ともあれ、今回の運命を占う鍵は、そらが目的通り“全ての冥魔を食べた”その時にあるのではないか?と、わたしは考えています」
エリス >「そらちゃん……【天意虚空】が、世界を存続させるか終わらせるかを決める、っていうものでしょうか」
華恋 >「ええ。そして少なくとも“世界を終わらせる”と言う選択をした場合については、わたしもよく知っています……」
初 >「……うな、わたしも(o_ _)ノ」
翔真 >「“終焉の魔神”の顕現………」
京香 >「ですね。で、“最終勇者”が現れて……」
エリス >「……そして、幻夢神がまた世界をやり直す……って事ですね」
弓 >「ん?? あれ??」
エリス >「どうしました……?」
弓 >「って事は、リセットしてるのは、勇者の方になるのかしら……?」
華恋 >「世界が崩壊した時の力を以って……“終焉”を虚空の狭間に放逐する、それが“最終勇者”の役割。その後世界をやり直しているのは幻夢神の力、ですね」
弓 >「ふーん……まあ、私の独り言はおいといて」
エリス >「でも、大事な事だと思います。華恋さんにしても、全部分かってる訳じゃないそうですし」
華恋 >「そう、わたしが知り得るのはあくまでも“幻夢神の側からの事情”に過ぎません」
初 >「……うな。兎も角それで“白”と“黒”の“終焉の魔神”が存在する、って話に繋がるですね(、、)」
華恋 >「……そして冥魔、あるいは“【天意虚空】の側の事情”を本当に理解しているのは、この場でもただひとり」 と、ここでそらを見ます。
そら >(^'ヮ') 「……ふみゅん?」
初 >「……うな。やっぱり、そうなるですか(、、)」
翔真 >「と言う事は、華恋嬢はTISとしても、そらから“冥魔と、そして【天意虚空】の側の事情”を聞きたいと言う所か?」
華恋 >「ええ、そうなります……となれば、わたしが知りたい事については、皆さんももう薄々お気付きかとは思いますが(少しだけ改まった面持ちで、一同を見回し)」
エリス >「……」
京香 >「……」まあ通信越しだもんねぇ(笑)
翔真 >「………伺おう。」
華恋 >「……もし、“終焉”が選択されなかった場合。【天意虚空】は、“何をする”のか」
弓 >「前例がないんだから、わからないんじゃない?」
華恋 >「ええ。残念ながらゲイザーズの誰も、その具体的な答えを一切持ち合わせていません。何故なら、“その事実を観測したゲイザーなりTISなりがいないから”です」
初 >「うな。わたしが持ってるのは“ムツミさん”の記憶ですけど……その中にも、ないのです(、、)」
アドノレ >「誰かが同行していれば次の役に立つ。次が訪れないなら端から問題ないとならんか」
翔真 >「俺達もその事については訊いた覚えが無い………そらが知っているのかも知らない。聞いてみるしか有るまい、知らない可能性も十分存在するだろうが。」
京香 >「まあ……そらりんだし、聞かれたら答えないはずはない、と思いますけど……」
弓 >「そらも知らないんじゃないかしら…………というか、終焉に至らなかったケースが、そもそもあったのかどうか……」
敢えて懐かし過ぎる名前を出すなら、ラース=フェリアの幻夢神ポジである“あのヒト”なら知ってるんちゃうかな……
アドノレ >「それに、聞いたところで全員が素直に納得するとは思わんな。もちろん無駄では無いが」
華恋 >「……しかし。わたしには、それを直接聞き出す権利がありません。わたしはそらのパートナーではないからです」
翔真 >「パートナー等が居る様な事も聞いた覚えも無いが、そう言うのなら聞いては見よう。」
華恋 >「沙弥姉の事なら、少し性質が違いますね。確かに彼女はそらの最初のパートナーではありますが、同時に“最終勇者”として、そらに対する抑止力でもありますので」
初 >「難しい関係、なのですねえ……」
翔真 >「そら、“終焉”が選択されなかった場合。【天意虚空】は、“何をする”のか、知っているなら教えて欲しい。知らないのならそう答えてくれれば良い。」
そら >「……」 では、ここで《デジャ・ヴュ》を使って、その上で「……“繰り返し”」
初 >「……うな?“繰り返し”って……?」
そら >「……うん。冥魔は、もともとなんだった?」
初 >「……冥魔、冥魔……たしか、【天意虚空】が放った……あっ!」
アドノレ >パーティー全滅。宿で「君たちは悪夢から目覚めた」とか、もっと酷いと「お気の毒ですが冒険の書が……」とか
弓 >「やっぱり。“終焉”でもどっちでも、変わらない?……リセットするか、新しい世界に行くかの違い?」
そら >「根っこのところが違うの。“終焉”が来ないなら、世界はそのまま。ただ、冥魔は全ての世界に解き放たれる」
アドノレ >「世代交代していたちごっこか?」
そら >「今までの進化でより強くなった人類にあわせて、より強く。そして、それにあわせて、人類の力になるためにインフィニオンも現れる。そうして人類はまた、進化していく……幻夢神が干渉する前の“世界”は、そうやって成り立ってた」
翔真 >スパロボTでのゲッ○ー線みたいだ………(ぁ
アドノレ >「急激な進化は滅亡フラグだが、そっちの心配はどうだ」
翔真 >「それこそ“終焉”が訪れるって事なんじゃないか?」
そら >「それが、“世界”の人々が【天意虚空】を生み出した理由。何故なら、外に“冥魔”という原因を作らなければ存在して行く事が出来ないくらいに、人々は互いを滅ぼし合っていたから」
弓 >「おおう……」
初 >「う、うな……」 それは、ムツミさんの記憶で分かってた事。だから、反論ができない……
翔真 >「なんとも…………本当に度し難いと言われても反論出来ん(目を覆う)」
アドノレ >「まぁ【天意虚空】がどうあれ、強くなったら好き勝手暴れ出して、そっちのが面倒になる可能性のが高いのが人類というやつなのだが」
そら >「だからこそ、わたし……“インフィニオン”という、人に寄り添う存在も作り出したの。でも、長い歳月の末にそれが出来なくなった時、【天意虚空】は……命の種だけを残して、一度世界を“終焉”させ……そして新しく“創世”させてきた」
初 >「……うな。なんだかどこかで聞いた事があるようなー……」
翔真 >「確かに、俺もそんな気がしている。」
初 >「確か、お兄ちゃんの書棚にあった気がしたんですよ。タイトルは忘れちゃったんですけどー……」伝説巨神イデオン(ぁ
アドノレ >「ならば俺様が、もっと“どっかで聞いたような話”をしてやろう」
初 >「う、うな……?」
アドノレ >「強大な敵(冥魔)がいて頼りになる仲間(インフィニオン)がいて、“俺たちの冒険はこれからだ”」
初 >「う、うなー……“第一部・完”でしょうかもしかして」
アドノレ >「んむ。幻夢神先生の次回作にご期待下さい」
華恋 >「……なるほど。幻夢神がFtEを作り出したのは、ちょうど【天意虚空】が“終焉”から“創世”を行う隙間の時だった、と」
そら >「そう。だから……そこからは、本当の“繰り返し”になった。それまではどの“終焉”も、決して同じではなかったから」
エリス >「と言う事は、ですよ?それまでは、世界は“ループしてなかった”……?」
弓 >「んーーーーーーーーーーーーーー、つまりー……」
そら >「始まりがあれば、終わりがある。終わりがきたら、また新しい始まりがある。それが、自然…………だから、今はほんとうは、不自然」
弓 >「当初、世界は“失敗”しながらも、少しずつ“成長”してた………けど、あまりにも“失敗”が続くのを見かねて、幻夢神が“夢”という形で、リスポーンつきチュートリアルモードを設定したけど……結果として、世界の“成長”は止まってしまった?」
そら >「うん。今の世界は、“終焉”が出たら“幻夢神がFtEを創った状態”から何度もやり直している、それだけだから」
弓 >「……やっぱり。まあ、どっちにも悪気はないのよね……うん……人類が争うのも事実だけど、戦うべき相手の冥魔がハードモードすぎて、詰みゲーになってるっていうのも確かだし……それを見かねてチュートリアルを用意する運営さんも分かる……………………つまり、ものすごく聞き覚えのある単語に置き換えると」
「クリアできる☆3人類が出るまで回すリセマラ」
初 >「(こけっ)」
京香 >「(あさっての方向に茶を噴く)」
エリス >「きゃっ!?きょ、京香さんっ(^^;」
翔真 >「(苦笑)幻夢神や【天意虚空】がクリアまでの動画配信でもしていそうな表現だな」
弓 >「いや、冗談みたいだけど、要はそういう事なのよね……。 リリースしたけど、プレイヤー同士がギスって進まないから、ちょっと序盤に強めのボス配置したら詰んじゃって」
初 >「その強めのボスだったのが、あの【アポクリフィス】……と(、、)」
弓 >「しょーがないから、サポートキャラ用意したり、強すぎるボスは調整したりして、少しずつクソゲーがマシになってったんだけど、運営が“流石にそれはどうか”って事で、リセマラ機能をつけました、と。最近のゲームだと多いのよね、運営がリセマラ機能つけてるゲーム」
華恋 >「言いえて妙、と言わざるを得ませんね(^^;」
弓 >「そしたら今度はガチャ輩出率が悪すぎてリセマラ地獄から抜け出せなくなった、と………我ながら酷すぎる例えね……ごめんね、そら」
そら >「ううん……人が進化しても、その力を正しく使えるのかどうかは、また別の話だったから」
弓 >「まあ、そうよね。現時点で、私達視点だとあの国がバカやってるようにしか見えないけど、もしかしたらそれが正解なのかもしれない。それは滅ぶ瞬間までわからない」
エリス >「最近、端末に向かって何かしてる事が多いなと思ってたら、そういう事だったんですね(^^;」
華恋 >「だからこそ、今の状況に対してゲイザーズの見解が割れているのも、お分かりいただけるかと」
弓 >「ええ。杉崎女史のいうとおり、賛否両論よね……誰も悪くない……」
翔真 >「紛糾するだろうな、これは(嘆息)」
アドノレ >「“俺の考えた最強のエンディング”が人によって違うから、いつまでたっても結論は出ないな」
弓 >「赤羽くれはしか最適な人材がいない反面、彼女が向いてるわけじゃないのも事実だしね……」
華恋 >「……ええ。先にお話した通り、央華での動きに乗じて、裏界との決着をつけるべきであるとするゲイザーズも少なくありません」
初 >「あ。先日の魔導砲艦隊の件とかもそうだったんですよね……?」
華恋 >「勿論。でもそれは結局のところ、確率計算など必要ないくらい明らかな消耗戦にしかなりません……そうなりますと、今度はかかる事態を前に【天意虚空】がどう判断を下すのか。それが、より大きな問題になってしまいます」
エリス >「内輪揉めとかばっかりしてたら……“滅ぼす”ってなっちゃいますよね(o_
_)o」
華恋 >「更に言うなら、父様……杉崎一郎博士は、この事態までを知っている訳ではありませんでした。彼はただインフィニオンの“心臓”に触れ、その仮の身体としてインフィナイトを作ったのですから」
初 >「つまり、インフィナイトが出来た時は、冥魔の出現は想定されていなかった……と?」
華恋 >「ええ、その通り。それが、マジカルウォーフェアを境に大きく変わったのもまた、よくおわかりですね」
京香 >「あー、そういや。冥魔なんて存在は、それまであたしらの記憶にカケラもなかったですもんねぇ」
エリス >「もしかしたらキリヒト君は、こうなる事を知ってたのかもしれない……『今更何を』って話でもありますけど(o_
_)o」
翔真 >「もしそうであっても、むしろそれなら尚更『説明しておけ』の一言で終わりだがね(苦笑)」
弓 >「報・連・相!ってねぇ(苦笑)」
エリス >「はい……でも、あの時でさえ目の前の事に必死だったわたし達に、言われて理解できたかどうかは……ちょっと、自信もてません」
翔真 >「まぁ志宝嬢はそうだろうが、それこそマーリンだの何だのその辺りを相談出来る面子に情報渡しておけよと言うことで終了だ(苦笑)」
弓 >「そうなのよねぇ……結局、人類も私達も、神様じゃない以上、目の前のこと以外には対処できないのよね。もちろん、知識や経験、歴史から“目の前”が少しだけ遠くまで広がるけど……神様スパンは無理」
初 >「……でも。そらちゃんは前に、“この世界を滅ぼさない”って言ってくれました」
華恋 >「そうかもしれません。でもその結果、冥魔が再び世界に解き放たれる事になるとしたら。それ以前に……そらの判断自体が【天意虚空】の判断と異なるものだったとしたら」
翔真 >「………そらはそうであっても、最悪【天意虚空】が“世界を滅ぼすためのインフィニオン”を送り込んで来ないという保障は何処にも無い。」
アドノレ >「滅ぼさないのと、勝手に滅ぶのを見守るのとは違うからな」
初 >「うなぁあ……それじゃあわたし、誰を信じればいいんでしょうかぁ……」
エリス >「…………」ものすごくよくわかる、という顔をしました。
アドノレ >「自分で決めて自分で自分で結果を受け取るのだ」
初 >「うな…………(考え中)」
アドノレ >「そんで、例え世界の命運が掛かった選択であっても、必ず正解を引き当てなくてはいけない……というわけでも無いと、俺様は思う」
弓 >「そうねー。 まぁこれでひとつ、指針みたいなものはできたかしら」
華恋 >「もうひとつ確認するならば。【天意虚空】がかかる判断をするのは、すべての冥魔……実質的には冥魔王が喰われた時。でしたね」
京香 >「ええ。そらりんからは、そう聞いてます」
翔真 >「最期の1体を喰わずにおけばその判断はずっと持ち越し、何て言う手段が何時までも通じるとも限らん。」
弓 >「何でもかんでも、神様の言うとおりってのも違うし、滅ばない程度に失敗もするべきだし……まー、それでも滅んだら、それはもーしゃーない。むしろリセットしてくれてありがとう、よね」
初 >「……あの、そらちゃん。あの時言ってくれた事、ウソじゃないですよね?」
そら >「うん。わたしは、そう決めたから」
初 >「…………じゃあわたし、もしそういう時が来たら、“そらちゃんと一緒に戦う”です。相手が“終焉”でもなんでも……」
京香 >「……ほん子ちゃん……?」
初 >「だって、せんせーもせんぱい達も、今までそうしてきたじゃないですか。だから、わたしも“なかま”……ううん、“ともだち”として。ダメ、でしょうか(、、)」
翔真 >「それがお前の判断なら、そうすれば良い。俺はそれを尊重するし、その答えは俺の好みでも有る(フッ)」
エリス >「……ダメじゃない、と思う。わたしも、そうして“予め決められていた運命”を乗り越える事が、出来たから」
京香 >「っていうか、この場合さ。えりちゃん自身が“生きた証拠”だよねー(笑)」
弓 >(なでなでなでなでなでなでなで……したいが、そういえば通信越しだった(笑))
初 >「……う、うな。ナマイキ言いましたです(、、)」
アドノレ >「その意気や良し」
華恋 >「……(くす)ああ、いえ。ごめんなさいね?初ちゃん……でしたか。あなたの目、沙弥姉によく似てたから」
初 >「う、うな」確かに沙弥さんと、プラーナ交換した事はあるのです(、、)
京香 >「うんうん。それに今の話……きっとさくにゃんでも、同じようにしたんじゃないかなぁ」おなじくなでられないー(笑)
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