央華“帝国”軍

新生機
レベル 40 属性 サイズ
形状/知能 巨人/機械的 出現数 2d6 知名度 30
HP 380(−) MP 150 敏捷度/
移動
10/4(飛)
命中 52 回避 35 攻撃 150 防御 46/136
魔導 32 抗魔 45/90 行動 45 魔石
《閃光的砲》
 MP10を使用し、命中+5/攻撃力+40の魔法ダメージによる物理攻撃を行なう。
 攻撃対象は1〜10Sqまでの任意のSqとする。
《超閃的雷撃砲》
 《閃光砲》を使用する際、対抗タイミングで指定する。命中値を絶対命中とし、攻撃力に+[フィールド上に存在する新生機の数×10]を追加する。
 1ラウンドに1回のみ使用可能。

《閃光的防壁》
 MP15を使用し、超々対抗タイミングで発動できる。そのカウント中の魔法ダメージをすべて無効とする。
《閃光的対魔結界》
 通常タイミング。使用してからラウンド終了まで、フィールド上での魔法発動およびマジックアイテム(魔器・遺産含む)の使用を不可能とする。これを使用する事による新生機への影響はないが、発動コストとしてMPすべて(最低15)を消費する事に注意。
 フィールド上に存在する新生機の数が4体以上、かつ1戦闘に1回のみ使用可能。
《反撃》
 このキャラクターが攻撃によってダメージを受けた際に、対抗タイミングで使用できる。
 攻撃してきたキャラクターに対する反撃として、通常攻撃1回を行う。この通常攻撃には、赤字の「通常」タイミング特殊能力のどれかひとつを適用する事が出来る。攻撃の射程が足りていない場合は、直近の敵対的キャラクターに目標を変更して発動してもよい。
《地力吸収》
 通常タイミングで2d6+20のMPを回復する。
 《リジェネレイト》のMP版。その場でじたばたと足を動かす必要があるあたり、やはり先行者の系譜。
《増援》
 通常タイミングで1d6体の増援を得る。
 これにより、《超閃的雷撃砲》《閃光的対魔結界》を使い果たした状態から、使用可能状態へと復帰できる可能性がある。
《パニッシャー》《ハードボディ》《アンチマジック》《加速装置》
 人造人間の特殊能力。CL40とする。
《メガアタック5》《シャープイレイズ5》《コンビネーション》
《痛覚遮断》《無意識》《重傷状態無効》《霞刃》


《モブ10》
 群で登場した場合のデータ。1ユニットごとの数は10体として数える(各種能力値の修正に注意)。
 これにより《超閃的雷撃砲》《閃光的対魔結界》の、数による使用制限がなくなる。
 この能力を用いるには、何らかの指揮能力を持ったキャラクターないしユニットが、同一フィールド上に存在している必要があり、このキャラクターまたはユニットが消滅した場合、《超閃的雷撃砲》《閃光的対魔結界》は使用できなくなる。
 央華共和連邦改め「央華帝国」の国軍に所属する、対魔法戦用人造人間。
 かつて連邦で運用されていた人造人間「先行者」の次世代型と定義されているが、その実体は新帝国の装甲騎士やトリニティのフォモール等から得られたノウハウを盛り込み、煌家の支援を受けて新造されたものであるため、既に外見からして似ても似つかない(どちらかといえば、ブルームナイトに酷似する)。
 従来の央華製人造人間と根本的に違うのは、統括ユニットによると思われる集団管制行動を可能にしている点と、エナージョン=ソリッドライトを使用出来る事。ちなみにこれらはカラエル民主共和国の軍警察で運用されている「モビルボーグ」から獲得した技術である。
 レジェンド級ウィザードから見れば1体1体は決して強力という程でもないが兎に角数が多く、統率された集団行動をとる事により、脅威的な力を発揮する事が出来る。
《フェイタル・バックドア》
 冥魔王級の冥魔および「杉崎 そら」による口頭での命令を、優先して受理してしまう。
 これは運用側も知らないエラーなのだが、ひとえに(本来ならば杉崎 そらの固有能力に帰結する)エナージョン=ソリッドライトの運用目当てで、モビルボーグVの(本来はオカジマ技研の擬似インフィナイト「ニイザキ」から転用された)設計を強引かつ安直に取り入れたせいである。
 そのため、そらにしてみれば「スペクトラムズ」を用いる感覚で、また冥魔王にしてみれば特殊能力《指令》と同じ感覚で、容易く操られてしまうのだ。

“分岐点”

“冥盗王”エンディルス
レベル 45 属性 なし サイズ
形状/知能 人間/人間なみ 出現数 知名度 33
HP 3400(−) MP 590 敏捷度/
移動
18/3(飛)
※本文参照
命中 80 回避 43→69
(受+41)
攻撃 下記 防御 72
(受+30)
魔導 110 抗魔 75
(受+30)
行動 67 魔石 ZX(2)
《Ev.:忍び盗む騎士》
 物理攻撃を命中させた対象のアイテムひとつを盗む。盗む対象は武器・防具・箒・消費アイテムなど何でもよい。
 PCから盗まれたアイテムに関しては、このキャラクターがダメージを受ける事によって落とすため、その落とされた位置で本来の持ち主が通常行動を使用する事で、回収する事が出来る。

《ムーンゲート開放》
 HPを消費する事で、任意の冥魔(Lvは、消費したHPの数。最大20)を召喚できる。召喚された冥魔の数はそれぞれのデータを参照。また、召喚された冥魔はただちに行動できる。
 この能力は、《オーヴァーライド:ミラー》の下位互換であるため、何らかの要因でこれらが使用できなくなった場合にしか使用しない。
《オーヴァーライド:ミラー》
 前述《ムーンゲート開放》で召喚される冥魔の代わりに、「エンディルス’」を任意数召喚する。この時にはHPの代わりにエヴォリューションコアを1体につき1個、コストとして消費する。
 1ラウンドに付き1回使用可能。かつてはシーリングギアに依存していたが、今回は独力で使用可能。
《クロスェンド》
 その場で攻撃196(物)の格闘攻撃を2回行う。この時、相手の回避に−32する事が出来る。
《イリュージョンブラスター》
 攻撃186(物)/射程1〜5の射撃攻撃。指定された着弾地点のSqにいるすべてのキャラクターが攻撃対象となる。
《エンドレスディメンジョン》
 《Ev.:ムーンゲート開放》《オーヴァーライド:ミラー》で召喚した冥魔(最大5体までの任意数)を消去し、自らの命中値及び攻撃力に+「消去した冥魔のLv合計」する。
 以前は1シナリオ1回のみ使用可能だったが、今回は1ラウンド1回になっている。
 もちろんその特質から「自ら冥魔を召喚していない時に使用できない」という弱点は、以前と変わらない。
《分身》《潜入》
 忍者の特殊能力。CL25とする。
 《分身》により、対抗タイミングで回避ジャッジに+26され、クリティカル時に絶対回避となるが、ファンブル時は絶対命中となる。

《エヴォリューションコア》
 今回は12−5個保有。《リザーブライフ》《メガ=エヴォリューション》を使用可能(冥魔L10/エビルパラサイトを参照)な他、《オーヴァーライド:ミラー》の触媒としても用いる。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《ストライダー》《指令5》《集団統率5》
《エンディヴェイサー・フライト》
 常時タイミングで、
敏捷度/移動力を28/6(飛)とする。このキャラクターが移動する際には、あらゆるオブジェクトの影響を受けない。要は《空間転移》である。
 また、これとは別に通常タイミングで「結界徹甲弾」相当の効果を適用する事が出来る。
 ただし、これらはすべてマジックアイテムであるエンディヴェイサーに依存した能力である事に留意。
《自爆B(物理)3》
 HP0以下になった場合発動する。絶対命中・攻撃力254無・範囲3の爆発。
 ただし、これもマジックアイテムであるエンディヴェイサーに依存した能力で(以下略)
 第43夜時点では残り2人となった冥魔王の片方にして、狂気のうちに“かつてあった世界”の記憶を保持し続ける者。
 今回は、あらゆる可能性の世界に至る事の出来る“分岐点”に、何らかの意図(いずこかの平行世界への転移?)をもって出現した。
 なお前回シーリングギアを失ったが、エンディヴェイサーは無事。

エンディルス’
レベル 36 属性 なし サイズ
形状/知能 人間/命令に忠実 出現数 初期4/+1 知名度 32
HP 700(−) MP 100 敏捷度/
移動
18/3(陸)
命中 48 回避 26→46 攻撃 102 防御 43
魔導 60 抗魔 45 行動 48 魔石 S(1)
《Ev.:忍び盗む騎士》
 物理攻撃を命中させた対象のアイテムひとつを盗む。盗む対象は武器・防具・箒・消費アイテムなど何でもよい。
 PCから盗まれたアイテムに関しては、このキャラクターがダメージを受ける事によって落とすため、その落とされた位置で本来の持ち主が通常行動を使用する事で、回収する事が出来る。

《ムーンゲート開放》
 HPを消費する事で、任意の冥魔(Lvは、消費したHPの数。最大20)を召喚できる。召喚された冥魔の数はそれぞれのデータを参照。
 また、召喚された冥魔はただちに行動できる。
《クロスェンド》
 その場で2回攻撃を行う。この時、相手の回避に−17する事が出来る。
《イリュージョンブラスター》
 射程3の射撃。指定された着弾地点のSqにいるすべてのキャラクターが攻撃対象となる。
《エンドレスディメンジョン》
 《Ev.:ムーンゲート開放》で召喚した冥魔(最大5体までの任意数)を消去し、自らの命中値及び攻撃力に+「消去した冥魔のLv合計」する。
 その特質から、自ら冥魔を召喚していない時は使用できない。1シナリオ1回のみ使用可能。
《分身》《潜入》
 忍者の特殊能力。CL18とする。
 《分身》により、対抗タイミングで回避ジャッジに+19され、クリティカル時に絶対回避となるが、ファンブル時は絶対命中となる。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《ストライダー》
 冥魔王となったエンディルスがエヴォリューションコアを用いて召喚する、「冥魔将だった頃のエンディルス自身」の戦闘能力をコピーされた冥魔。
 実も蓋もない言い方をするなら「インスタント量産型エンディルス」だが、裏を返せば元々破壊本能以外の自我を持ち合わせない冥魔だからこそ出来る芸当、ともいえる。

リオン=グンタ
 裏界魔王“秘密侯爵”。彼女の趣味のひとつは【分岐点】の観察で、今回はその最中にエンディルスの接触を受けた模様。
 MASTERSとエンディルスとの戦いのフィールド(月匣)を用意した上で「見届ける」というが、果たしてその真意とは……?

“領域”収容所

“獄長”
レベル 35 属性 風/地 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 知名度 28
HP 540(−) MP 95 敏捷度/
移動
10/2(陸)
命中 32(格)
+68(鞭)
回避 32
(+81)
攻撃 53(格)
112(鞭)
防御 48
(+32)
魔導 35 抗魔 46
(+29)
行動 34 魔石 X(1)
《魔器所持13》《魔技》《サトリ》《衝撃波》《なぎはらい》《金剛剣》《護法剣3》《三千世界の剣1》
 魔剣使いの特殊能力。CL25とする。
 魔器は「泰山流双条鞭(カーボナディウム・テンドリル相当)」のため射程は0〜1。《衝撃波》を使った際の射程は+1となる。
 なお、《エンタングル》時の筋力値は25として扱うこと。
《吐蕃覇極道(迅竜+気功)》《竜爪6》《吐蕃大發破(激竜)》《吐蕃雷臀(墜竜)》
 龍使いの特殊能力。CL10とする(赤字は戦闘能力値への追加済み)
 なお、プラーナコストはHPから支払う事(最大解放値は25とする)。
《ウェポンマスタリー/鞭》《聖印》
 汎用特殊能力。GL35とする。
《魔法》

 (地属性)アースシールド、レイシールド、アースバインド、ドラゴンファング
 (風属性)エアダンス、テレポート、ストームラン、エアシフト、ハリケーン
※以下は魔器の特殊能力
《デスファクター》
 この鞭で「エンタングル」状態が発生している間、使用者が行動する度に相手に1d6の冥属性物理ダメージを与え、その1d6の分だけ自分のヒットポイントが回復する。
 ただし、《属性防御/冥》を持っている相手には通じない。
《スーパージャンプ》
 対抗タイミングで、移動時の移動距離を+1できる。また、移動終了まで「飛行状態」となる。
《ΩDESTROYER》
 対抗タイミングにて、この武器による攻撃範囲を1Sqとする。ただしその際、射程距離は0Sqとなる。
 央華帝国より“領域”収容所を預かる、真紅の鎧と漆黒のマントとウサミミを纏ったヒゲの巨漢。本来の名前は別にあるが、収容所内ではこう呼ばれている。
 本来この地の民族出身でありながら、帝国(とその黒幕)に臣従する「裏切り者」でもあり、己自身の泰山流鞭術及び吐蕃(とばん/チベットの古名)流格闘術と、帝国軍の力をバックにした恐怖政治で人々に恐れられているンDA☆(←馴レーション)
 こいつの場合、侵魔に憑依されているどころか自ら進んで眷属になっているため、当人は正気のつもりだがとてもじゃないがマトモじゃない。

プラーナ搾取装置(仮)
レベル 属性 なし サイズ
形状/知能 装置/なし 出現数 知名度 30
HP 50(−) MP 敏捷度/
移動
(移動なし)
命中 回避 攻撃 防御 10
魔導 抗魔 行動 魔石
《労働者達》
 憑かれし者/人間(L3/モブ)。本来は“領域”収容所施設内に囚われている地元民の人々で、強制労働者としてプラーナ搾取の仕事をさせられている。
 “獄長”が座していた玉座の台座になっている巨大装置。石臼のような形をしていて、突き出た多数の棒を強制労働者達に回させる事で、「新生機」稼動のためのプラーナを捻出している。
 弓いわく「奴隷がぐるぐる回してるけど何の意味があるのかわからないやつ」。別に玉座が回る訳ではない。
 だがこれ自体は、魔王ブンブン=ヌーの封印にして真なるルーラーを納めるための蓋に過ぎない……これを破壊する事で、この“領域”収容所鏡像月匣の真なるルーラーが現れるのだ。
 しかし、実際は獄長の方が先に倒されたので、こちらは何事もなく退場とあいなっている。

白家超兵
レベル 25 属性 さまざま サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 1d6 知名度 21
HP 380(76) MP 95 敏捷度/
移動
10/2(陸)
19/3(箒飛)
命中 87(射)
62(白)
回避 45/52 攻撃 118(射)
130(白)
防御 46
魔導 33 抗魔 38 行動 41 魔石 S(1)
《幻想舞踏》《フルファイア》《ニゲレイター》《クイックネス》《動体視力》《ワイドスィング》
 強化人間の特殊能力。CL15とし、攻撃時の戦闘能力値は(射)を使用する(赤字は加算済み、射程は1〜5)。
 なお《ワイドスィング》のコストは、MPから支払う事。
《気功》《竜爪5》《旋竜》《迅竜》《墜竜》《九頭竜》
 龍使いの特殊能力。CL10とし、攻撃時の戦闘能力値は(白)を使用する。
 なお、プラーナコストはHPから支払う事(最大解放値は25とする)。《気功》の使用回数は6(本来の半分)。
《コンビネーション》《ウェポンマスタリー/箒・射》
 汎用特殊能力。GL25とする。
《魔法》
 出現時に指定された属性の、レベル3までの魔法を使用できる。
 属性は1d8で指定される。出目8はリロールし、更に該当する登場キャラ/モブ数を+1する事。
《増援要請》
 通常タイミングで、予め指定されたSqに「央華軍強化兵団」の増援を1群だけ得る事が出来る。
 増援として登場したキャラクターは、その際に行動してよい。

《非侵魔》

 ……つまり、月匣内では《侵魔憑依》という事。
 東アジアを中心に活動する犯罪結社・白家から、央華“帝国”軍に協力すべく送り込まれたエージェント。
 組織自体の傾向を反映して、強化人間と龍使いのハイブリッド体で構成され、その戦闘力は絶滅社に属する一流強化エージェントを意識しこれに対抗したもの、と設定されている。
 しかし、月匣内ではやはり侵魔に操られてしまっている。これまた自覚なし。
《メモ》A:天、B:風、C:火

巨機猟兵
レベル 32(ルーラー) 属性 サイズ
形状/知能 巨人/人間並み 出現数 知名度 30
HP 1200(−) MP 敏捷度/
移動
14/3(陸)
命中 64 回避 16 攻撃 128 防御 80
魔導 16 抗魔 64 行動 48 魔石 S(6)
《掃討速射砲》
 左手に内蔵した4連速射砲で、《範囲攻撃3》+《選択範囲攻撃》相当の物理攻撃(攻撃力+32)を行う事が出来る。
 ただし、このキャラクターと同一Sqにいるキャラクター達に対して、この攻撃を仕掛ける事は出来ない。灯台下暗し。

《渦巻穿孔拳》
 右腕すべてをドリルに変形させて吶喊する。
 その場から全力移動を行い、その範囲内の全てのキャラクターに対して無差別に物理攻撃を行う。この全力移動にはZOCが適用されず、更に「達成値+16」を攻撃力に追加する事が出来る。
 この時攻撃力ジャッジでクリティカルすると、攻撃対象となったキャラクター全員を転倒させる事が出来る。

《超力充填》
 通常タイミングで使用を宣言する。ただその場でバタバタと足踏みしているだけに見えるが、次の戦闘行動(またはラウンド終了)までのすべての戦闘能力値を+16し、更に《超力大火砲》を使用可能とする。
 なおこの特殊能力を発動する際には、当然ながらこのキャラクターと同一Sqにいるキャラクター達に対して物理攻撃が発生するが、あくまで発動アクションの副産物であるため、この時前述の戦闘能力修正は(まだ)適用されない。
《超力大火砲》

 《超力充填》を使用した後、通常タイミングで使用する。
 自分のいるSqを除き、前方のすべてのSqに対して「命中値64」「攻撃力256(地・魔)」の無差別物理攻撃を行い、その後《超力充填》を解除する。

《リアクティブアーマー》
 汎用特殊能力。発動後は防御・抗魔値が半減(それぞれ40/32)する。
《増援要請》
 通常タイミングで、任意のSqに「央華軍強化兵団」または「自走砲機」の増援を得る事が出来る。
 2d6を振り、前の1d6を種別(奇数/偶数)、次の1d6を出現数とする。
 増援として登場したキャラクターは、その際に行動してよい。
《移動妨害》《長射程攻撃2》《痛覚遮断》《重傷状態無効》
 央華帝国の“領域”収容所、その最大の防衛の要にして真の切り札。搭載された様々な超兵器で敵対するものを粉砕する、要するに「巨大ロボ」である。
 ……だがその正体は、かつて央華軍が前線配備していた「先行者」型人造人間のうち、拠点防衛用に1体だけ試作された超大型タイプに「近代化改装」と称して最新鋭のいかにもカッコ良さげな装甲パーツを施し、かつ先行者による合体操縦式から遠隔操縦式に変更しただけのもの。
 その際頭も挿げ替えたため、一見原形を留めてないようにも見えるが、先行者最大の武器たる「超力大火砲」の前振りとして披露される独特のアクション、そして何よりもその位置からしてバレバレである。
 ちなみに、以前世界魔術協会の箒戦団「メイガスブレード」で人型箒を採用する折、央華政府は煌家経由でこの機体を積極的に売り込んだが、より最適化された操作系を持つブルームナイトに敗れたという経緯がある(つまり、このガタイで箒でもあるという事)。
 ……まあ、なまじここまで自動化してしまったのが災いして、あっという間にそりゃもうさっくりと侵魔化しちゃった訳でもあるのだが(爆)

ブンブン=ヌー
 裏界魔王「魔龍」。以前より何度か人類陣営との交戦報告があり、大抵の場合「ブンブン=ヌーに凡戦なし」と謳われる程の死闘になるケースが多い。
 ずっと以前から央華領奥地に「橋頭堡」となる独自の領域を構えていたが、央華“帝国”軍に抑えられてしまい、彼女自身も幽閉されていた。
 その後MASTERSによってコアとなっていた巨機猟士が破壊されたため、自由の身となっている。

その他
主力戦車
 央華99式。実際は交戦していない。
憑かれし者/人間
 元は収容施設に囚われていた人々。ここでプラーナ搾取の仕事をやらされていた。

傀儡鬼謀宮殿“北京”

宗 仙兵
レベル 属性 火/天 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 1d6 知名度 15
HP 32(6) MP 20 敏捷度/
移動
6/2(陸)
命中 14 回避 攻撃 26 防御 18
魔導 15 抗魔 12 行動 10 魔石 U1
《皇帝の大号令》
 ラウンド開始時に発動。その場で行動終了する代わりに、「GL(3)」ユニットまでのランダムで指定した味方に通常攻撃をさせる(重複した場合はランダムで指定し直す)。
 指定されたユニットはカウント消費しないが、特殊能力などを適用することは出来ず、《集団統率》などのボーナス値が加算される事もない。
 また、この能力は裏界魔王・冥魔王・煌春鹿には効果がない。

《侵魔憑依》《メガアタック1》
 “央華帝国皇帝”を名乗る、熊のように恰幅のいい初老の男。
 嘗ては央華共和国を支配する党の幹部であったが、煌春鹿のバックアップを受けて突然従来の上層部を追い落とし、「裏界との完全決着」を企図して今回の事を起こした。
 しかし、所詮は彼もその巨大な権力欲・支配欲を魔王(フォルネー=ルシウス)に付けこまれて踊らされたノウンマンの1人であり、実際はその欲の裏返しで「全てを失う事」を極度に恐れる小物に過ぎない。
 仮にも国家の元首ともなれば「世界の秘密」を多少なりとも知らされるものだが、それにも関わらず侵魔リアリティショックを起こした挙げ句憑かれし者となっている事からも、その「器」の程が窺える。

秦・煌連皇
レベル 20 属性 水/火 サイズ
形状/知能 人型/人間並み 出現数 知名度 20
HP 800(※) MP 敏捷度/
移動
14/3(飛)
命中 74 回避 66 攻撃 108 防御 40
魔導 16 抗魔 32 行動 64 魔石 ZX(1)
《シン・バスター・ビーム》
 胸部から一直線に放つ破壊光線。射程1〜5、攻撃力+20天属性物理ダメージ。
《シン・バスター・リパルサー》

 掌底部から放射状に放つ光線。範囲1Sq/エリア、攻撃力+10天属性物理ダメージ。
《シン・プロトン・キャノン》
 肩に接続して放つ、使い捨て式の大口径破壊砲。射程1〜30/射程内全Sq、攻撃力+40天属性物理ダメージ。
 1戦闘1回だけ使用可能。
《アブソリュートマニューバ》
 《霧散》相当。

《メットオフ機構》
 1戦闘につき1度、かつダメージを喰らった際HPが「重傷値」以下になる事が確定した時だけ、0ダメージとする事が出来る。
《緊急解除機構》

 《メットオフ機構》が使用された後、HPが「重傷値」以下になった場合、搭乗者(煌春鹿)を放出して活動停止する。
《合体パワーアップ》
 通常行動で「煌連皇」にパワーアップする。
 しん・こうれんおう。その見た目は「ハイレグチャイナ姿のアーマード春鹿」というもの。
 本来は「煌連皇」と呼ばれる、より巨大な機動兵器の内部に組み込まれるインナーアーマーにして脱出システムなのだが、裏界帝国への恨みに燃える煌春鹿により、彼女専用の武装としてスターク・アーマーとほぼ同等の戦闘能力が付与されている(チャイニーズブートレグ疑惑)。
 小さくなった事で火力や耐久性は煌連皇の状態よりも低下しているものの、機動性・汎用性はより向上するに至った。

フォルネー=ルシウス
レベル 32(魔王Lv5) 属性 水/水 サイズ
形状/知能 魔王/魔王 出現数 知名度 30
HP 600(−) MP 350 敏捷度/
移動
16/3(飛)
命中 44 回避 36 攻撃 124 防御 56
魔導 61 抗魔 46 行動 48 魔石 ZX
《斥力場》《魂狩り》《空間転移》《大いなる怒り》《カリスマ!》
 「大いなる者」の特殊能力。CLは24とする。
《迅竜》《激竜》
 「龍使い」の特殊能力。CLは8とする。

《魔王魔法》

 水属性のL7までの魔法を使用できる。この時カウントを−16し、命中/攻撃/治療ジャッジには+32する。
 更に魔法レベル+4、射程+1。

《指令5》《集団統率10》
 部下を行動させる時、行動時にすべてのジャッジに+10する事。
《聖印》《再生(HP/MP)》
 裏界魔王「海の魔女王」。第24夜の幕間でキリヒトにフルボッコされた事に端を発し、第28夜でMASTERSに計画をしっちゃかめっちゃかにされて以来、長らく捲土重来を狙い続けていた様子。
 “皇帝”宗 仙兵の背後にいる魔王。その目的は、皇帝を操って人界と裏界の間に全面戦争を引き起こし、時あらば皇帝を介して新生機の管理を掌握、人界へと逆侵攻する事にあった。
 計画の露見後、イコに操られた煌春鹿を完全に裏界の下僕へと堕とすべくその敵役をかって出ていたところ、その後ろから弓にしばき倒される。この時、魔王喰いたる【そら】がその力を発動させた後だった事が災いし、意外にもあっさりかつうっかり喰われてしまった。

央華軍強化兵団
レベル 15 属性 さまざま サイズ 1(モブ)
形状/知能 人間/人間並み 出現数 1d3/1d6 知名度 15
HP 150(30) MP 67 敏捷度/
移動
8/2(陸)
箒:16/飛
命中 62 回避 5/22 攻撃 88 防御 51
魔導 33 抗魔 53 行動 16 魔石 R1(1d6)
《ブルーム砲撃&ガン・フー&死神13》
 射撃型箒による砲撃。射程は0〜(フィールド内)とする。
《幻想舞踏》《シュアショット》《スカルメール》
《ニゲレイター》《クイックネス》《動体視力》
 強化人間の特殊能力。CL15とする(赤字は加算済み、《幻想舞踏》は1回)。
 なお《ワイドスィング》のコストは、MPから支払う事。

《魔法》
 出現時に指定された属性の、レベル3までの魔法を使用できる。
 属性は1d8で指定される。出目8はリロールし、更に該当する登場キャラ/モブ数を+1する事。

《非侵魔》
 ……つまり、月匣内では《侵魔憑依》という事。
《モブ10》
 央華軍の正規強化兵。月匣内では侵魔に操られてしまっているのだが、彼ら自身に自覚は無い。
 ちなみに、これでも通常兵力相手ならば充分に強力なのだが、いかんせんMASTERS相手では……。

防御壁
レベル 15 属性 サイズ
形状/知能 見ての通り/なし 出現数 知名度 15
HP 200(−) MP 敏捷度/
移動
−/−(陸)
命中 回避 攻撃 防御 50
魔導 抗魔 50 行動 魔石
《視界阻害》
 このオブジェクトが破壊されるまで、このオブジェクトの先にいるキャラクター/オブジェクトを攻撃目標とする事は出来ない。
 “央華帝国皇帝”宗 仙兵が、宮殿の玉座前に設けた防御壁。通常彼はここに投影した映像を通して謁見の間の者達と会話する。
 過去の宗“皇帝”自身、クーデターによって国家の実権を握っただけに、万が一でも軍が造反した時の用心として設置された。精神的ダメージに対しては至って無力だが、その都度脇に控える“寵姫”ことフォルネー=ルシウスが干渉して何とかしていた模様。

煌連皇
レベル 40 属性 水/火 サイズ
形状/知能 巨人/人間並み 出現数 知名度 30
HP 800(※) MP 敏捷度/
移動
14/3(飛)
命中 64 回避 16 攻撃 180 防御 80
魔導 16 抗魔 64 行動 48 魔石 X(4)
《バスター・ビーム》
 胸部から一直線に放つ破壊光線。射程1〜10、天属性物理ダメージ。
《バスター・リパルサー》
 掌底部から放射状に放つ光線。範囲3Sq/エリア、天属性物理ダメージ。
《バスター・ミサイル》

 両肩から放つミサイル。射程1〜30/範囲1、天属性物理ダメージ。
《新生機制御ユニット》
 シーン中に存在するすべての新生機を対象として《指令》を使用する。
 ただし、既に制御を奪われている機体には効果がない。
《脱出装置》
 HPが0以下になった場合このユニットを破棄し、中に搭載されている脱出ユニット「秦・煌連皇」を出現させる。
 なお、煌蓮皇の時に受けているダメージはこのユニットが登場した際引き継がれている。

《長射程攻撃1》《無痛覚》
《侵魔憑依》
 ……されているのは、正確には「この機体に搭乗している煌春鹿」であり、彼女こそが真のフォートレスコアである。
 このフォートレスコアを解除するには、まず煌蓮皇を破壊し、その後現れる秦・煌蓮皇を緊急解除させて、現れた春鹿本人を重傷状態または気絶させる事が必要となる。
 春鹿本人を殺害した場合も、効果は同様である。

《思考暴走》
 既に感情が振り切れてしまったため、敵味方の区別がついていない。
 侵魔も冥魔もウィザードもイノセントも、この月匣内にいる限りすべて等しくこのキャラクターの攻撃対象である。
 こうれんおう。央華帝国に協力する煌家の最終兵器。
 裏界帝国への復讐の念と、世界の危機を知りながらウィザードに頼るしかなかった無力感、そして攻勢に移る気配がいっこうにない世界魔術協会への憤りに燃える煌春鹿が、かねてより潤沢な財力と長年の歳月と人類の持てる全ての魔法技術を注ぎ込んで完成させていた、彼女専用のブルームナイトである。
 ノウンマンである春鹿が搭乗していながらにして、普通のウィザードを遥かに凌駕する卓越した戦闘能力(ただし当然ながら春鹿自身には戦闘の心得がないため、 これはあくまでも“搭載兵器の威力”という意味合いに留まる)と、新生機の統合指揮ユニットとしての性質を兼ね備える。
 当然ながら、春鹿が搭乗してさえいなければ「ただのハリボテ」に過ぎないのが、最大の欠点。
 ある者は語る。「たとえ“世界の真実”を知り得ていたとしても、それがイノセントの限界だ」と……

【新・冥破王】(ネオ・D=ガイディス)
レベル 45→46 属性 なし サイズ
形状/知能 空間/冥魔 出現数 知名度 41
HP 2032/2215(−) MP 敏捷度/
移動
20/3(飛)
命中 120 回避 0(+52) 攻撃 207 防御 88(+60)
魔導 45 抗魔 66(+60) 行動 98 魔石 ZX(4)
《Ev.オーヴァーライド》
 超対抗タイミングで使用可能。自身及び随伴するキャラクター/クリーチャー1匹に対して、戦闘能力値ひとつを+[2d6+10]する。
 使用回数は1戦闘につき、10回までとなる。
《レトログレッション》
 『“欠片”達よ。その力を行使するには及ばん……あるままに戻るが良い――《レトログレッション》』
 通常タイミングで、そのラウンドが終了するまで、【そら】が行使する《メガ=エヴォリューション》の効果を無効とする。
 ラウンドが改まれば、再び《メガ=エヴォリューション》を宣言し効果を適用する事は出来る(当然ながら、この能力で無効化出来る)。《メガ=エヴォリューション》が発動していない場合、及び《オーヴァーリンク》に対しては、この能力は何の効果も意味もない。
 なお、以前はこの能力のみ《コンビネーション》の対象に含む事が出来なかったが、現在では解消されている。
《ディメンジョンアサルト》
 通常タイミングで、任意の対象1体を選んで射程無限の物理攻撃を行う。この時、命中値に+[彼我の距離Sq×2]する。
 対象がこの攻撃を受けた場合、防御ジャッジを未装備状態(クリーチャーなら半減)とする。1ラウンド1回のみ。
《ディメンジョンシャワー》
 通常タイミングで自分の位置を中心に《範囲攻撃3》を行う。
 この攻撃は物理射撃攻撃/無差別とし、命中値を90/攻撃力を150虚魔ダメージとする。
《幻想舞踏》《コンバットムーヴ》《殺気感知》《バレットタイム》
 強化人間の特殊能力。
 《幻想舞踏》は残り2回(バレットタイム共々、使い切っていないため持ち越されている)。
《鋼の肉体》《跳躍》《縮地(鬼)》
 鬼の特殊能力。《鋼の肉体》は、残り3回(使い切っていないため持ち越されている)。
《ヒップホップ》《コンビネーション》
 汎用特殊能力。
《超再生/HP》
 ラウンド終了時、HPが【レベル×2(92)】回復する。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者》
《新生機制御》
 第43夜限定、常時タイミングの特殊能力。
 ラウンド開始時、イニシアティブを振る前に、2d6+2体の新生機をランダムな場所に増援として召喚する。
 ただしこの時、そらにも2d6を振る権利が与えられ、ネオ・D=ガイディスが振った数からそらが振った数を減算した数が最終的な召喚数となる(そらの数がネオ・D=ガイディスの数を上回った場合、増援は出現しない)。
 出現した新生機は、直後のイニシアティブ決定から戦闘に参加する。
《弱点属性:虚空》
 以下の攻撃に対しては、受けるダメージが2倍になる。防御力ジャッジを行い抜けたダメージのみが2倍となる事に注意。
 《破断界剣・壱ノ型》:通常の白兵攻撃と同じ扱いになる。
  また、翔真の通常攻撃で《死点撃ち》が出た場合も、ダメージ2倍として考える。
 《次元断》および【そら】の白兵攻撃:同上(白兵)。後者はあくまで通常攻撃のみ
 《結界徹甲弾》:同上(射撃)
 虚属性の攻撃魔法:抗魔が半分になるもののみ(属性変化したものは無効)
「究極を越えたオレと、【完全】になったキサマ……因縁の決着を付ける時が来たようだ」
 「ディー」と呼ばれる人間にして、“冥破王”の銘を併せ持つ冥魔王。嘗て何度もMASTERSと対峙し、時として煮え湯を飲ませた事すらあった人物……とされてきたが、【そら≒終焉の魔神】の立場から見れば、所詮は「人間(それもウィザード)の力を獲得した冥魔」でしかなかった。
 そんな彼が、MASTERSとの交戦の末、内に封じていたエヴォリューションコアの力を全て解放し空間そのものを融合して完全な冥破王となった姿。既に元の冥魔王ディガイディスでも人間ディーでも融合冥魔王D=ガイディスでもなく、文字通り新生進化した【新・冥破王】である。
 特殊能力回数やプラーナが回復している訳ではない(このためプラーナコストの能力も使用できなくなっている)が、元のままでも高い戦闘力が輪を掛けて増大しているので、もはや気休め程度と言ってもよい。
 だが、そもそも「空間を断ち斬る」力を持つMASTERS、そして何よりも【そら】に対して「空間そのものを融合した」のは失策だったと指摘せざるを得ない。現に、その後の決戦の中でかつての知性や感情は急激に霧散劣化し、ただ冥魔たる本能で動くのみの存在と成り果てていたのだった。

煌 春鹿
レベル 5(ルーラー) 属性 水/火 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 知名度 10
HP 40(8) MP 28 敏捷度/
移動
6/2(陸)
命中 16 回避 12 攻撃 28 防御 32
魔導 16 抗魔 30 行動 14 魔石 U1(2)
《侵魔憑依》《メガアタック2》
 裏界帝国への恨み憎しみを募らせた挙げ句、とうとう侵魔に付け込まれてしまった煌 春鹿。尤も彼女自身はそんな事など自覚すらせず、純粋に「両親の恨みを晴らす事」だけを望んでいる。
 しかしそれこそが、まさに今回の黒幕の「思う壺」。元々「目的を果たすための捨て石」扱いであるためか、この程度の力しか与えられていない。

その他
白家超兵
 “領域収容所”でも登場した白家のエージェント。ここでは、衛兵達の中での上級兵士的な立ち位置となっている。
新生機
 宗“皇帝”の宮殿護衛用にも大量配備されていたが、MASTERSが宮殿に到達した時点では既にその半数がD=ガイディスにより掌握されていた。
 残り半分は【そら】に掌握され、D=ガイディスに掌握された個体群の足止めに利用される。その結果“皇帝”どころかD=ガイディスすらもこの大戦力をフルに活用する事が出来ず、結果としてMASTERSの勝利に間接的ながら貢献する格好となったのは皮肉な所であろうか。

その他

浪原 春香
 カラエル民主共和国軍警察所属のウィザード「モビルボーグV08」。かつてはそらやちひろの同期(つまり「伝説の第20期生」のひとり)として、臥龍学園に留学していた人物でもある。
 詳細は、
こちらも参照。

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