【第44夜】
Neither ALPHA nor OMEGA
〜超魔導黙示録・W〜
<PART−05>
情勢は核心に向かって
GM >さて、神像達を倒した目の前の状況なのだが……再び1本の砂の柱が立ち昇り、そして人の形をとる。それは、長い黒髪の小さな少女のものだ。
少女 >「……おみごと、なの」
弓 >TIS?
GM >おおあたりー(笑) ゆうか、こと“TIS”。ゲイザーズ最古参のもう一方、TIS達のオリジナル体だ。
初 >「う、うなー……??」←当然のようだが知らない
弓 >「あなたは……TIS?」
少女→TIS >「うん。でも、今は違う所にいて、
翔真 >「………出来れば最初から説明して貰えるとありがたい。」
アドノレ >「んむ」
TIS >「……
初 >「本来の役割……です?」
TIS >「…この子の役割、それは【こちら】と【あちら】を繋ぐために用意した、最後のアバター……今までに集まったゲイザーズ全員の知識と経験を結集して出した、【あちら】への結論」
初 >「それを伝えるための使者、ってことなのですね」
TIS >「うん……でも、結論を導き出すその前に、裏界が邪魔してくることも考えられたから。こうして本来の役割を封じて、普通のウィザードのふりをさせてたの」
初 >ああ……確かに融和が進んだといっても、世界結界って結局「封印」だから……
翔真 >何と無くふわっとしたイメージ位は解った気がする(爆)
TIS >「でも、プロテクトが解けたという事は、いよいよ“時が来た”という事……だから、これからあなた達のなすべき事を伝えるよ」
翔真 >「……承ろう。」
TIS >「あなた達はこれから、この子をはじまりの場所へと連れて行って、そして逢わなければならないの……【あちら】の神と」
初 >「【天意虚空】……ですね」
TIS >「うん。でも、その結果がどうなるかは“わたし達”にもわからない……最善は尽くすつもりだけど、【あちら】がそうじゃない事だって考えられるから」
アドノレ >「話ができるとよいのだがな」
初 >「……うな」
TIS >「そして、多分、裏界は……この状況を、ただ見てるだけじゃ、ない」
翔真 >「積極的な妨害が有り得ると?」
TIS >「……世界結界の消滅は、もともと裏界、エル・ド=フォーラの者たちにとっては望むところだから。今は、人の力を認めてはいるけれど」
弓 >「それもそうか……ついでにいえば、今落ち目の連中にとっては最大で最後のチャンスだものね」
TIS >「知ってると思うけど、幻夢神の力の限界は近い……裏界と【あちら】のどちらかだけなら兎も角、両方を相手取るのは無理……だから、【あちら】との事だけでも、解決しなきゃなの」
翔真 >「出来れば根本的解決を望むべきだが、まぁとりあえず一つづつと言うのは悪い事では無いだろう。」
初 >「今までの“ループ”は、その結論を導き出すためのもの、だったんですね(、、)」
TIS >「そう。今こうしてプロテクトを外した程だから、時間は充分に稼げた……と思う」
弓 >「そう、ね」
アドノレ >「今始まりの地とか言う単語が出たが。我々はザネレを何処へ連れて行けばよいのだ」
TIS >「【あちら】……それはこの惑星、地球そのもの。誰も知らず、形を変えて、そこにいる」
翔真 >ガ、ガイア………ッ!?(違)
アドノレ >ガイアと妖怪人間を足して二で割ったような説明だな
TIS >「始まりの地というのは【あちら】へ行くための門の事で、本当ならないはずのものが存在せざるを得なかった所」
初 >「ほんとうなら、ないはずのもの……?」
TIS >「そう。その場所から、すべては始まった……忘れては、いないはず」
初 >「……うなー?(?▽?)」
TIS >「……あ、ごめん。あなたは“まだ”生まれてなかったっけ」
翔真 >臥龍学園……?
GM >そう。本来のFtEなら、あそこは横須賀米軍基地であって、その隣に輝明学園横須賀校があった筈……というか、嘗て訪れた平行世界ガイアが、まさにそうだったね。
初 >それもしらないはなしー(o_ _)o
翔真 >「臥龍学園か?………そらと始めて逢った場所はそこだった筈。」
TIS >「そう……【臥龍】こそ、始まりの地。そこから漏れた【あちら】の力が、あの場所に、幻夢神の力ですら消しきれない影響を残した……」
弓 >「おお、なるほど。別の世界だし、そういうこともあるかくらいに思ってたわぁ」
翔真 >「と言っても学園自体がかなりの広さだ、どの辺りか指針でも教えて貰えないか?」
TIS >「……その鍵は、【臥龍の巫女】に託してる。かなり前だけど、あそこで儀式をやったよね」
翔真 >「…………儀式の内容までは流石に覚えていないが、そんな事が有った様な気もする(苦笑)」
GM >大体第20夜くらいの頃だから相当昔だけど(爆)彼女が言ってるのは、この話だね。それも龍脈の結節点と見せかけておいて、実は【天意虚空】へと至る門だった、という。
弓 >ほへー……
アドノレ >いずれにしても随分昔ではないか
GM >実時間にして十数年、下手すりゃ20年で明らかにされた事実(^^;
翔真 >龍脈の底、みたいな感じか?
GM >うむり。まあ異界神(幻夢神サイドから見れば)への門だなんて、そりゃそういう扱いにもなるよね、と。
TIS >「裏界の徒が仕掛けてくるとしたら……【臥龍】の門が開かれる、まさにその時」
アドノレ >「開けたのが直ぐに判るほど近くに居る、ないし監視されている」
TIS >「異界神を封じる門だもの。開かれれば、裏界にだってすぐわかってしまうよ。それくらい【あちら】の力は大きいから」
翔真 >「……神代嬢達に話を通して門を開けて貰わないといけないと言う訳か。」
初 >「うな……でも、それは防ぎきれるのでしょうか?(、、)」
翔真 >「事情を説明して門の護りの戦力も揃えないと拙いと言う訳だ(嘆息)」
TIS >「うん、でも大丈夫」
翔真 >「何故に?」
TIS >「だって、プロテクトが外れた時点で、ザ・ゲイザーも動いてる……“使徒”と“人界の代表”に、これと同じ話が今されてるから」
翔真 >「手回しが良くて助かるよ(苦笑)」
TIS >「だから多分、次の戦いがあるとしたら“総力戦”になる……」
GM >10年くらい前だったら月アタクロスオーバーを連続開催してた所なんだけどね(爆)
翔真 >内容的にも確かに(苦笑)
TIS >「だから、すべての結論が出る時まで、あの子(ザネレ)を守って欲しい……数あるアバター達の中で、【あちら】に話を通す事の出来る、たぶん唯一の存在だから」
翔真 >「了解した、全力をもって当たろう。」
弓 >「となると……初を守る余裕がないわねぇ」
初 >「……わたしなら、覚悟はできてるです(・x・)」←なんの(爆)
アドノレ >「まぁ覚悟無しにこの場に立てるわけないが」 「たてる」と書いて一番先に「建てる」がでるあたりフラグのお導き
翔真 >「協会に話を通してベルトランを召還するか、“臼本嬢の守りを頼む”と言えば彼なら断るまい。」
初 >「わたしだって、MASTERSのふぉわーどめんばーなのです!……そりゃ、アムさんやさくにゃんには負けるかもしれませんけど」
翔真 >「誰が誰に負けるとか劣ると言う事は無い、それぞれ得意分野が違うだけだ(フッ)」
弓 >「さすがに、相手がアレだとね。みんなを守るとか偉そうなことは言えないわねぇ」
翔真 >「言いたいのは山々だが流石にそこまで言えるほど自惚れては居ない(苦笑)」
TIS >「……この話をしたのも、実はもう何度目かという事でもあるけれど……あの子がいるという事が一番の違い」
GM >それまで、つまりザネレという切り札が出来る前は、ここではないどこかで同じ話をしてた訳だ。多分アンゼロット城とかそんなとこかしら(笑)
翔真 >なるほど(^^)
初 >「アムさんやさくにゃん、それにムツミさんのためにも。わたし、全力で全部見届けるのです!」
翔真 >「……本当に余裕が無ければ1度だけだが使える切り札を切ろう。」
初 >「うー。それわたしのせりふぅ……」
翔真 >「済まん(苦笑)まぁ臼本嬢も解っていると言う事が理解出来た。」
TIS >「お願いね。時間は、そう残ってないから……【あちら】が何を考えているかまではわからないけれど、これで出来る事は全部やった、かな」
翔真 >「了解した。」
TIS >「……頑張れ、とはとても言えないけれど……負けないで、ね」
TISがそう言った直後、世界に閃光が溢れ……一同は、元の世界に戻されていた。
GM >で、TISとの邂逅により……とりあえずHPとMPはそのままだけど、プラーナが全回復。あと、シナリオ中回数制限のある任意の特殊能力の、使用回数1d3回が回復だ。
初 >あ、ラッキーなのです!では躊躇いなく、さっき使った《超魔導》で!これなら1回だけなので、ふったらんでいけるのです!(笑)
弓 >あるがたい。まぁ、1d3回なら振り分けたいが、1回だけなら確かに一緒か(笑)
翔真 >一番回復が難しい所が全回復はありがたい(^^)
弓 >素直に《コンビネーション》かねぇ。正直《幻想舞踏》よりもこっちのがよさげ……わーい、3回
翔真 >自分も《コンビネーション》かな。……1回。
アドノレ >回数が激減する《禁術領域》で、うりゃっと……1回だった
GM >さて、戻ってきたのはフレースヴェルグのブリッジ内。と言う訳で。
エリス >「おかえりなさいませっ」(ぺこり)
そら >「ふみゅん☆」
京香 >「皆さんおかえりーです!……とりあえずいいニュースと悪いニュースがひとつずつあるんですけど(、、)」
初 >「う、うなー……早速です?」
翔真 >「ただいまだ………個人的には悪いニュースから聞かせて貰いたい。」
京香 >「……裏界帝国で内乱が発生しましたー(==;」
弓 >「うーぷす」
エリス >「あ、わたしも京香さんと一緒に、アムさんから報告をいただきました」
翔真 >「…………解っている分だけでも状況はどの様になっている?」
京香 >「大ボスはちゃん様、それにIdol計画に乗らなかった中道派の魔王達が与してるって感じですねー。既に郊外で、戦端は開かれてます」
アドノレ >「神輿に担ぎ上げられたか?」
弓 >「どーかしら。ふだんはHだけど、そういう戦闘や戦術のカンは抜けてないと思うのよねぇ……ホントにただの馬鹿なら、とっくに死んでるでしょ」
エリス >「……だからこそ、だと思います。だって【終焉】って、絶好のチャンスですよね」
弓 >「そうねぇ。もしかしたら、だけども……今の私達だと、まだ勝てないって直感してるのかも」
京香 >「多分ですけど、イコ=スーの動きがちゃん様に筒抜けだったってとこでしょーか。あるいは意図的にリークしてたって線もありえますけど」
翔真 >「………ある意味想定の範囲内だが、このまま終わるとは思えん。」
状況如何では一気にこちらに雪崩込んで来る可能性が。
京香 >「ルー=サイファーはとりあえず自分の領域だから守ってるけど、たぶん情勢次第じゃ動くんじゃないかなとも。【大戦】の時だってそうでしたし」
そら >「あの時は、出た頭を叩かれたけどね」
エリス >「……いずれにしても、長引くと完全に不利。ですね(、、)」
京香 >「で、いいニュースは……今回ちゃん様の攻撃目標がはっきりしてるお陰で、味方もそれなり大勢な事ですね」
翔真 >「何処か解っているのか?」
京香 >「シティホールですよ。あそこを潰せば、計画派が人界との協定を続ける必要性もなくなって、うまくすれば味方に引き込める訳ですから」
翔真 >「成程確かに………本当にこう言う時の目の付け所は鋭い(−−;」
弓 >「話を聞いてみたいわねぇ。場合によってはいいニュース2つになるわぁ」
京香 >「味方になってるのは、まずトリッシュ達“協定派”の魔王達に、ホールにいるウィザード達に逢魔たち」
エリス >「あ、“逢魔”っていうのは裏界の中での、協定派の方々の事です」
初 >「うな、確かに……人間じゃないけど、とりあえず侵略するつもりもないから“侵魔”と呼ぶのはおかしい、と」
翔真 >「それだけじゃないだろう。大勢と言う事は、他にも居ると見たのだが……?」
京香 >「はいな。あとはラビリンスシティ駐留のロンギヌス達に……あと、スルガさんとかおやっさん達も」
翔真 >タイミングが無かったのでまだディー(D=ガイディス)の事告げに行けてないなぁ(^^;
エリス >「常田さん達は、こうなる事を見越して横須賀から引っ越してたんですね……」
弓 >「救援要請がきてるのかしら?」 でも、どうなんだろ。このまま私達が勝つにせよ負けるせよ、世界結界が消滅するなら、今急いで動く意味はあるのか?
翔真 >プラーナの供給元は確保しておいて損は無い位は思ってるかも知れない……?
エリス >「アムさんの報告には、そこまではなかったですね……」
翔真 >「急いで動かんとな、連絡入れる所には連絡して動かして貰わないと。」
??? >『もうひとつ、お知らせしておきましょうか。多分、いいニュースになると思いますけれど』
そら >「通信がきたよ……送信元、アンゼロット城」
翔真 >「繋いでくれ」
『お久し振りですわね、MASTERSの皆さん』
スクリーンに投影されたのは、他でもないアンゼロットである。
弓 >「はろー」
翔真 >「こうして面と向って、と言うのなら久しぶりだ。壮健そうで何より。」
アドノレ >「これはまた懐かしい顔だな」
アンゼロット >『早速ですが、経緯はゲイザーから聞きました。……ええ、洗いざらい何もかも』
GM >ちなみにアンゼの後ろでは、くれはがひーこらハンコを押している(爆)
翔真 >「………赤羽嬢の代行職はまだ解かれていないのか?」
アンゼロット >『あくまで今は緊急時。“世界の守護者”はいまだ、彼女の方ですわ』
弓 >「そのりくつはおかしい」
アンゼロット >『あら。これは、ほんの意趣返しのようなものですから(しれっと)……それと、ラシュディの件は遺憾な事でした。あれも、今の今まで我慢をしておれば良かったのでしょうが』
翔真 >「全くだ(嘆息)………それで、事情も聞いた上で知らせてくれる事とは一体?」
アンゼロット >『(コホン)そうですわね……人界とラビリンスシティの情勢も、既に伝わっています。そのあたりについては、ひとまずわたくしどもで引き受けるとしましょう』
翔真 >「素直にありがたくはあるが、大丈夫か?無駄にイザコザが増えても御互いにとって宜しくないと思うのだが?」
アンゼロット >『そのあたりの事情も、そこのくれはさんから聞いてますから。さしあたりシティ駐留のロンギヌスを事態に当たらせていますが、それに伴いルー=サイファーにも、助力を申し出ておきました。……あのファッキンエミュレイターどもに手を貸すなど、本当に業腹ではありますけれども』
弓 >「そこは相変わらずねぇ」
アドノレ >「なりふり構ってる余裕はなくなってきたようだな」
GM >アニメ版でもそうだったけど、事情を正確に把握できていればちゃんと動いてくれるからね、アンゼロット。
翔真 >しかし拭い切れないそこはかとない不安感………(苦笑)
アンゼロット >『あなた方には、既になすべき事があるはず。それをなさいな』
翔真 >「そうか………宜しく頼む。」
弓 >「出来ればパール=クールにも話を聞いてみたかったけど、しょうがないわねぇ」
アンゼロット >『そして、異界神……いえ、杉崎そらさん。これまで、いろいろとありましたが……MASTERSの皆さんとあわせて、成功を祈っていますよ』
そら >「うん、ありがとう(^^)」
初 >「これで、やるべき事ははっきりしたのです!あとは……」
GM >そう、最後の鍵・ザネレがここで覚醒するのだけど……
ザネレ >「……んー?……ザネレ、いつの間にか寝てた」
エリス >「……あ、ザネレさんが起きましたΣ(・x・;」
初 >「うな。夢歩きの間、寝てていただきましたのでー(、、)」
ザネレ >「そうか。ザネレ、やる事わかった。今までは、分からなかったけど」
京香 >「おおー」
ザネレ >「ザネレ、臥龍行く。天意虚空、会う。ザネレ、ふたりの神様、仲直りさせる。……何か、間違ってるか?」
初 >「うな。大丈夫ですよ!」
翔真 >「それで良い、俺もそう認識している。」
京香 >「おっけー。これで役者は揃った、って感じかな?」
翔真 >「アンゼロットも事態を把握しているようだし、俺達が念の為幾つか連絡を入れればほぼ準備は整うと言う所か?」
弓 >「ん。そうね」
エリス >「どこに連絡を入れておきますか?……微さんは確定として」
アドノレ >「何をする必要があるのか聞いて関係者に、だろ?」
翔真 >「(頷く)志宝嬢の言うとおり神代嬢の所と、あとは臥龍学園のウィザード関連の上の方、後は………」
弓 >「んー。たぶんそのままゴーサインでるだけだろうけど、いちお社に報告はしないとかしらぁ」
エリス >「ユニオン関係は、アンゼロットさんが手を回してくれると思います。それでも微さんには、直接話しておいた方がいいようにも思いますけど…」
弓 >「義理としても微には直接連絡しないとね。あとは、やっぱりここぞと動き出す魔王は他にもいるだろうから、アンゼロット以外の防衛戦力は必要でしょうし」
アドノレ >「引き金を引かせる為の攻撃目標になりそうなとこ全般に注意喚起だな。まぁどこになるのかはアンゼロット城で適当にやってもらうとして」
京香 >「とりまシティの方は、今いる人達に何とかしてもらいましょう。いくらフレースヴェルグがあると言っても、同時に事に当たるのは無理ですし……」
そら >「スペクトラムズを出すことも出来るよ?」
京香 >「それは魔王達を変に刺激しちゃうからダメー(^^;」
ナイトロード >『……なら、シティには俺達が行こう』と通信を送る。
京香 >「おっとー。ルシファーズ=サンから……こりゃナイトロードさん達ねー」
弓 >「わーい、物騒なのがいるわぁ(苦笑しつつ)」
翔真 >「単独でシティへ渡る術が有りそうな面子であるのは確かに納得が行く。頼めるか?」
ナイトロード >『ああ。ここじゃ倒すべき魔王もいないので、正直そろそろ飽きてもいたところだ』
皇子 >『(ナイトロードを遮って)そうじゃなくてだねえ……うん、今
ナイトロード >『(皇子を押しのけつつ)やかましい。今回倒すべき相手の区別くらいついている』
弓 >「ええい、アンタらいっぺんに喋るな。 髪型似てるから、わかりづらいのよぉ」
皇子 >『……だ、そうだよ。それと、似てるのは誰のせいでもないと思う』
勇士郎 >『じゃあ、ここからは僕が話すよ。今3人で相談してたんだけど、こっちの守りは今のままでも充分じゃないかって事になってね』摩耶(≒ソルト)は戦力には数えてるが相談の人数には入れてない(爆)
京香 >「まあ、ちひろんとかりゅーせーさんとかいるし、なんとなればウー=バルもいるし、道理よねー」
勇士郎 >『ああ。それで僕達3人と、あとソルティレージュにも一緒に来てもらって、シティのロンギヌスと合流した上で状況の打開を図ろう。と言う事になったんだ』
京香 >「お、そうかー。そういやロンギヌス関係者だったよねぇ(^^;」
勇士郎 >『ああ。それ以前に僕は“ブルー=アース”だからね……相手がパール=クールだとしても、遅れを取るつもりはないよ』
京香 >「なるほど、“地球の勇者”が圧を掛ける……と(ぽむ)」
勇士郎 >『……それと、この機会にひとつ謝らせて欲しい』
京香 >「ん、なになにー?」
勇士郎 >『この機会にと、移動拠点の大型箒を確保しておいたんだけど、そっちのヴェズルフォルニルの同型艦とさせてもらったよ。ナイトロードに頼めば移動なんて一瞬なんだろうけど、今回は状況が状況なんで、彼には力をなるべく温存して貰いたくてね』
エリス >「ああ……それで、ヴェズの仕様を聞いてきてたんですね(^^;」
ナイトロード >『そのために、なけなしの有り金はたいたヤツがいる……本当に、俺にとっちゃ問題にもならんような事なんだがな』
勇士郎 >『それ以上いけない』<有り金 『まあ、そういう訳で、状況は逐次ルシファーズ=サンに送るよ』
翔真 >「宜しく頼む。」
勇士郎 >『うん。それじゃあ“ヴィゾーヴニル”はこれからラビリンスシティに向けて出航させてもらうよ。そちらも、よろしく』
勇士郎たちからの通信は、そこで終了。
ほどなく、彼らの箒“ヴィゾーヴニル”が、ルシファーズ=サンを出航して行くのが見えた。
翔真 >さて、どうしよう。臥龍学園の方は、コネの有る高等部職員会より若葉に連絡入れて学園長辺りに話を持って行って貰うのが現実的なのだろうが……真面目にもう一度アンゼロットに連絡を入れて、臼本嬢の護衛戦力としてベルトランを召還させて貰う?
アドノレ >それが可能かどうかまず聞いてみたらどうか?
翔真 >だね、アンゼロットと通信がまだ繋がっているのなら聞いてみよう。
アンゼロット >『それはいっこうに構いませんが、全員が納得できるのかどうかはまた別の話になりそうですね』
翔真 >「流石に厳しいか、状況的にも余り無理を推してまでとは言い難い。」
アンゼロット >『そういう事ではありませんわ。そこの彼女(初)に聞いてごらんなさいな?』
翔真 >「どう言う事か、解るか?」
初 >「……つまりそれは、わたしをおいてきぼりにするっていう事、ですよね(・x・)」
翔真 >「ん?そう言う発言に取れたか?スマン、本当に単純に臼本嬢の専属護衛戦力としてベルトランを欲しただけだったのだが。」
初 >「そうじゃなくても、半人前とかそういう意味……ですよね」
翔真 >「先程の戦闘でアドノレに負担を掛け過ぎていたからな、もう少し負担を分散させる為にも随伴して貰った方が良いかと考えただけだったのだが(^^;」
アドノレ >「倒れてないから問題になる程ではないぞ」
初 >「ダメならダメでいいんです。正直せんせー達とわたしじゃ実力は違いすぎてて、それは仕方のない事ですから……」
アドノレ >「雰囲気に呑まれて動けなくなったり敵に怯んだりしなきゃ最低ラインは超えてる。あとは自己目標をどの辺りにしてるかだと思うぞ」
翔真 >「あれだけ俺達に付いて来て半人前扱い出来るものか(苦笑)」
初 >「わたしが行くのは……ムツミさんの思いを、最後まで見届けなきゃいけないからです。相手が【終焉】でどうしようもないのなら、それはわたしじゃなくても同じ事なんじゃないでしょうか」
翔真 >「本当にどうしようもないなら連れて行けないと言う、俺が言わなくてもアドノレか蒼魔が言うだろう。今ここで誰も言わないのは、そう言う事だ。」
初 >「……うな!じゃあ、できるだけ最後までご一緒させていただきたいのです!」
弓 >「んー、そうねぇ。なんて声かけようか迷ってたんだけど……やりたいことなら……頑張りなさい。でも、義務感ならやめときなさいなぁ。もっと言うと、惰性とか連帯感なら、死ぬわよぉ?」
アドノレ >「やる気があるならまぁアレだ。泥船に乗ったつもりでいろ。俺様がいる以上楽には死ねないぞ」
初 >「……だって、ムツミさんは、わたしでもあって、ここに生きてるですから…だからあれは、遠い昔の自分がやった事でもあって、その始末くらいつけなきゃダメなんです。それこそ、半人前とかそれ以下なのです!」
弓 >「(ぺちーん)だからそーゆー義務感ならやめときなさい」
アドノレ >「遠い日の自分はいったん外に置いといて、今の自分の望みはなんだ……という話だな」
弓 >「古今東西、“私がやらなきゃ”、“やらなきゃだめ”で世界が救えた試しはないのよぉ? 柊蓮司も、今通信してきた勇者ズも、魔王連中も、やりたいことやって、そのオマケで世界が救われたのよぉ」
エリス >「あ。確かに(^^;」
弓 >「………………まぁ、何人かはやり過ぎたけどね」 主にナイトロードと皇子な(笑)
アドノレ >「後は野となれ山となれ、だな」
初 >「うな……わたしはー……この世界を、帰れる所を守りたい、です(、、)」
弓 >「はー…………初。よーーーく考えなさい。 今、自分で言ったでしょ? 半人前だーって」
初 >「うな……よく言われますので、つい(、、)」
弓 >「……でもね。“半人前が偉そうなこと言うな!”って言うのはね、でかい口叩くなって意味じゃないのよぉ?世界を救うとか、過去の……前世の責任を果たすとか、そんなの半人前がやることじゃないでしょう?」
京香 >「とりま、私とかえりちゃんよりもずーっとそらりんの傍で一緒に戦ってるほん子ちゃんが、半人前だなんて思っちゃないし(笑)」
弓 >「もっともっと、小さくて、シンプルでいいの。 それが結局、世界を救うことになるのよぉ」
初 >「ちいさくて……シンプル……(、、)」
弓 >「それこそ、私達についていきたい、でもいいのよ? そらともうちょっと一緒にいたいなー、って、私なんかそれだけよぉ?だから、世界なんかついでよ、つ・い・で♪」
アドノレ >「んむんむ」 主についでの部分に対して
弓 >「そうよねー(くすくす)」
翔真 >「(そう言えば俺も弓も昔“誰かを犠牲にしてでしか救えない世界等滅んでしまえば良い”みたいな事を口にした事も有るしなぁ(苦笑))」
ザネレ >「ザネレ、その子(初)の事よく知らない。だから、何を言えばいいか、よく分からない。でも、ソラが許したのなら、ザネレも許す」
京香 >「あ、そこ肝心(ぽむ)」
そら >「それでね。ベルトランってひとに声を掛けるなら、問題があるよ」
翔真 >「伺おう。」
そら >「わたし、そのひとにフラグメントを渡してない……だから、【臥龍】……ううん、【天意虚空】において、そのひとの安全を保障する事が、わたしにはできない」
翔真 >「成程了解した、ならこのプランは破棄だな。」
京香 >「あ、やっぱり基準はそこだったかぁ……」
ザネレ >「だから、皆に確かめる。その子、ソラが許したヒトか?」
アドノレ >「その辺は問題ない」
翔真 >「俺はそうだと思っている。」
そら >「わたしは、ほん子ちゃんに フラグメントを渡したよ。それが、答え」
京香 >「ほらね?」ほん子ちゃんぎゅむぎゅむしつつ(笑)
そら >「きょーちゃんとえりちゃんも、だよ?」
京香 >「(*おぉっと*)」
エリス >「(くすっ)考えてる事は、みんな同じですね」
そら >「だからわたしは、むずかしい事は抜きにして、みんなと一緒にいられれば、それでいい」
弓 >「みぎにおなじー」 結論、弓のはただのワガママである(笑)
翔真 >「そうだな、俺もそう思う。」
初 >「……うな。ちょっと最近、いろいろ勉強し過ぎて大切な事を見落としてました(、、)」
翔真 >「知る事が一気に増えてしまった為に足許を見失ってしまうと言う事なら、若いうちには割りと珍しくは無い(フッ)」
初 >「わたしも……そらちゃんと一緒にいたいから、頑張るです!(><)」
弓 >まー、犠牲は出るんだけども。主に敵の(笑)
アドノレ >尊い犠牲(?)だった(南無〜)
弓 >銀河美少年はいいこと言いました、ほんとうに(笑)
京香 >「そーいや、アムさんも前にそのへん悩んでましたっけねー……ま、ウーとくっついて結果オーライだった感じ?(笑)」
初 >「そうなんです……??」
京香 >「そーよ。だってアレ、自分のやりたい事以外は至極おーざっぱだし(==)」
エリス >「たしかに(^^;」 前回直にみてよくよく理解したヒト(ぁ
弓 >「まあ、アメジストにはあれくらいバk……アh……ええと……下半身直結の方がいいんでしょうねぇ(爽)」
翔真 >「繕えてないから、その表現(^^;」
エリス >「アムさんもいい災難だなぁって気も、半分するんですけどね(^^;」
ザネレ >「……話、まとまったか?」
翔真 >「あぁ、待たせたな。では動くとしよう。」
そら >「……フレースヴェルグ、横須賀に向けて発進するよ」
京香 >「あ、じゃあお姉ちゃんに繋ぎとっときますねー。何かあったら、改めてこっちに伝えてもらうって感じで」
翔真 >「宜しく頼む。」
弓 >「はいはいー」
アドノレ >「よきに計らえ」
かくして、フレースヴェルグは眼下の地球……横須賀へ向けて出航する。
GM >さて、連絡しておきたい相手は……しょーまくんが学園、弓にゃが絶滅社。アドっちはどうする?
アドノレ >んむ。特には無いな
京香 >私は一連の話通り、翔真さんに代わって神社とのつなぎを取ってまーす☆
初 >わたしは……累くんと連絡、かな。こっちにいるかシティにいるかで変わってくるかもですけど
エリス >私は全体の中継ぎをしますね。協会とかルシファーズ=サンとか、いろいろ。
ザネレ >ザネレは精神集中。じっと例の【臥龍】の方角、見てる。
そら >操艦中 です!(o'ヮ'o)
翔真 >皆頑張っている(^^)
GM >それではっと……それぞれの連絡先から、それぞれなりの状況なり進捗が届く。
弓 >はーい
まず学園には、アンゼロットからもう話が行っていたようで、既に受け入れ態勢を整えているという。
シティの動乱に乗じて平侵魔の侵攻も考えられるものの、それは学園生の方で対応するとか。
絶滅社にしても既にアンゼロットから話が行っていた節が見られたが、
さしあたり……央華にいたイレギュラーズを急遽移動させるという対応をとる事になる。
翔真 >迅速な対応助かる(−−)
GM >皆が頑張ってくれたお陰で内紛モードを脱してるからね、人類陣営。あとはアンゼロットの復帰も大きいか(笑)
弓 >ふむふむ
エリス >あとはこっちの方からも……サクラちゃんの婚礼、一連の事件が落着してからにするそうです。さしあたり、D=アースの方を守っていただくようお願いしておきました。
翔真 >本当にスマン(^^;
シティの情勢も、逐次伝わってくる。
パール軍は不意の強襲だった事もあって緒戦で優位に立ったものの、
重要拠点であるシティホールを即攻で落とす事には失敗。
これが狼王警備隊を刺激して総隊出場に及び、
シティホール周辺を戦場として一進一退の攻防になりつつあるようだ。
GM >ルー=サイファーはマルコらに街の防衛を要請したものの、自身はいまだ動かず。
翔真 >………こちらを伺っているのは間違いあるまいな。
翠 >ちなみに!ホールへの侵攻はあちきが撃退したでゲス!
翔真 >久しいな、元気そうで何より。力を尽してくれて感謝する(^^)
アドノレ >不意打ち喰らう役じゃなかったのか(笑)
翠 >ふっふっふ。広域攻撃魔法使いたるこの我輩が居た事が、連中にとっての不幸だったでヤンス!(どやぁ)
GM >元はと言えばロデュースのポカミス?だったのが、思わぬ役に立ったという事か(笑)
アドノレ >見せ場あるようで何より
弓 >グッジョブだ(笑)
初 >うな。累くんの方はどうなってるでしょうー?
GM >ああ、今シティにいてちょうど避難中(笑)シティ在住有志の態勢が整い次第、打って出るみたいだね。
初 >(ほっ)とりあえずは安心なのですー……
累 >『(まるまるうまうま)…分かった。君と比べると弱っちぃけどさ、それでも約束するよ。初ちゃん、君が帰ってくる場所を僕が守るよ。だから、絶対に帰ってきて』
初 >「うな、弱っちいとかそーいう事言うのはめーなのです!でも、お互いふぁいとっ、なのです!!」
累 >『…うん、そうだね。行ってらっしゃい!』…こんな感じかなぁ
GM >大体そんな感じ(笑)……そして。更に世界を震撼させ得る?報告がひとつ。
翔真 >?
GM >……柊 蓮司、シティに向けて射出、もとい出撃(爆)
翔真 >今度は撃ち出されずに済んだか(苦笑)
GM >や、無事射出されたらしいです(笑) なお、レーヴァテインが慌てて後を追って行ったらしい(ぇー
柊 >またしてもそういうネタかアンゼロットォォォォォォォ!!!!!!
翔真 >アンゼロットェ………ここぞとばかりにストレス発散してるんじゃ(−−;
アドノレ >城内でイチャイチャされるのが?
アンゼロット >今までを思えばこのくらいの意趣返し、してもいいでしょう(くす)
弓 >それは柊のセリフだと思うぞ(笑)
GM >ただのストレス発散?おお、そうとも言う!?(笑)
翔真 >………って、やっぱりそうだったか(^^;
京香 >で、お姉ちゃんからなんですけどー……学園に向かう前に、こっちに立ち寄って欲しいって事です〜
翔真 >む、了解だ。そら、進路変更頼めるか?
そら >おっけ べいべ!(o^ヮ')bΣ
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