【外伝・第1章】
惨劇が残したもの

<PART−06>


報告、そしてそれぞれの行動開始


かくして一同は柳沢邸を辞去し、MonAmiへ戻る。
老婦人セツは、一同を乗せた車の姿が見えなくなるまで、深々と頭を下げていた・・・。

怜:帰りの車で智律に何か飲み物飲ませておきたい(笑)
智律:あ、しまった。(苦笑) ここは青い顔をしながらも、まずは区役所にいこうと言い出そうとしたのですが・・。遅くなったからいいや。(笑)
怜:MonAmiですることは……やよいさん捕まえることだ。あと、全員にカニアーマー転生者首藤のことは話します
真琴:帰りの車で、MonAmiでもいいけど、相談が(笑)
怜:ハイな?<相談>真琴
真琴:いや、あの花嫁衣裳・・・着ている所を見せてあげたいな、と
尽:えっと、真琴君が化けるの?(苦笑)
怜:真琴が沙弥に変身して?>花嫁衣裳>真琴
真琴:どちらでも(笑)
尽:先に意見を言えば、現状では反対。セツさんに必ずしも良いとは限らないから。<花嫁衣装
真琴:夢の中だけでも駄目です?>尽さん
尽:あ、そうか、夢枕なら賛成♪>真琴君
真琴:そーゆーことです♪
尽:ただし、あまり刺激せぬように、慎重に。
真琴:らじゃ(くす)
GM:では・・・そうこうするうち「MonAmi」に到着だね。やよいさんなら、ちょうど非番で休んでいるところだ。店にはこの時間、おやっさんと凪が出ているね。
尽:「おやっさん、今戻りました。凪君もご苦労さん♪」
GM:凪は一般客を相手にしていて忙しいようで、ちょっとこっちに出てくる余裕はないみたいだね・・・。
おやっさん:「おかえり、諸君・・・で、何か収穫はあったかね?」
怜:「おやっさん……まずは少し、智律休ませて下さい」>おやっさん
おやっさん:「わかった。やよいが家の方にいるから、休んでおくといい」>智律
智律:「ぼ、僕は大丈夫ですよ・・・♪(明らかに強がって)」
怜:「……自分の顔色、鏡で見てみろ」容赦ない口調で>智律
真琴:「自分で言うほど、元気ではないようですよ」>智津君
尽:「ちょっと休んどけ(笑)無理してもはじまんねーぞ。」>智律君
智律:「ちょ、ちょっと車で酔っちゃいましたから・・。」>怜お兄ちゃん
怜:「じゃあ、もう車に乗るな……俺も心得ておく」表情は無表情だけど明らかに怒っている口調で>智律
智律:「・・・・・・はぅ・・・・ごめんなさいです・・・。(しゅん、とうなだれて一人部屋へともどります)」
真琴:「・・・受けたショックを隠したい気持ちはわかりますが・・・・・認めることも、勇気ですよ(にこ)」>智津
尽:「おい、怜・・・」言い過ぎだぞ。って目で>怜
怜:「……悪い」少し仕事モードから戻る>尽  「後で、謝っておくさ」
おやっさん:「ふむ・・・それで、杉崎博士には会えたのかね?」
怜:「杉崎博士本人は、あの住所にはもういませんでした・・・それでも、収穫はありましたよ」>おやっさん
おやっさん:「そうか・・・亡くなったという報道は聞かないから、どこかで暮らしておられる事とは思うが・・・」<杉崎博士
真琴:「そして、杉崎博士の養子の沙弥という女の子が・・・そらちゃんの写真の女の子のようです」>おやっさん
おやっさん:「そう、か・・・そうなると、そら君とその沙弥君は・・・友人だった、という事になるな・・・」>真琴
真琴:「そうですね・・・」<友人
怜:「そして、沙弥さんも楠ヶ浦学園の生徒でした」>おやっさん
おやっさん:「すると・・・やよいの専門分野だな。後で聞いておくといいだろう」<楠ヶ浦学園
怜:「ええ。ところでおやっさん……首藤という男、ご存知でしょうか?」>おやっさん

おやっさん:「首藤・・・ああ。ゴールデンハウンドか。翔真君に倒された彼だな・・・」
尽:「聞き覚えがあると思ったら・・・翔真君が・・・」
怜:「そうだよ……美容院の事件さ」
真琴:「話には聞いていましたが・・・」
怜:「はい……その首藤です。その彼も楠ヶ浦学園の生徒でした」>おやっさん
おやっさん:「優秀な男だったが・・・力への渇望が理性を狂わせたのだろう。翔真君も、倒さざるを得なかったそうだ・・・その渇望の源が何だったのか、今では想像するより他にないが・・・。」
怜:「沙弥さんへの……妄執でしょうね。自分が弱かったから死なせてしまったという後悔と……」
真琴:「・・・沙弥さんを守れなかった自分への憤り・・・かもしれませんね」<想像するしか
おやっさん:「そうかもしれん・・・だが、彼はその結果エミュレイターへと堕落した。だから翔真君は、正しい事をしたんだと思うよ。」>真琴君
尽:「過去は覆せない・・・ただ、償えるだけさ・・・・それを忘れちゃいけない。」ぼそっと<妄執
怜:こく、と無言で頷く<償い
おやっさん:「…さて、と。それで、杉崎博士の消息はつかめたのかね?」
尽:「いえ(苦笑) これからっすよ。」
怜:「いえ、消息はつかめませんでしたが……金沢区役所に尋ねれば教えてもらえるかもしれないということでした」>おやっさん
真琴:「とりあえず、区役所に行ってみようと思います。何か記録があるかもしれませんし」>おやっさん
尽:「つーことです(苦笑)」全部言われた(笑)
怜:「後で、問い合わせてみます」俺が大学関係者を装えば良いじゃろ……<区役所
おやっさん:「そうか・・・まあ、一番無難な方法だな。」
真琴:「絶滅社の方はどうでした?」>おやっさん
おやっさん:「ああ・・・絶滅社な。最近妙な動きがあったようだ・・・。」
怜:「何があったんです?」>おやっさん
おやっさん:「ああ・・・絶滅社とアンブラの間で、いろいろと裏取引があったらしい。先の『冬将軍』事件の背後にも、彼らの動きがあったようでね・・・詳しい話はまだ確定していないのだが」
怜:「絶滅社と、アンブラの間ですか?」アンブラと聞いてピーン

このあたりの経緯は、本編第6話リプレイを参照だ!

尽:「ふーむ・・・」
おやっさん:「アンブラが、このところウィザード向けのみならず、イノセント向けにも使用できる物品を開発している事は、既に知っていると思う。」
怜:「ええ、知っています」
真琴:「一応、耳にはしていますが・・・」
尽:「・・・・・・」
おやっさん:「どうも、アンブラの一部で・・・勢力争いが起きているようなのだよ。もちろん、あの会社が内情をそのまま流す事はないが、蛇の道は蛇と言ってね(笑)」
尽:「・・・・内輪もめ・・・か・・・」
真琴:「案外その辺に付け入る隙があるかもしれませんね・・・(ふむ)」
怜:「……俺、その辺つついてみましょうか?ツテが無いわけではないんで……」仕事モード再び起動
おやっさん:「実は、アンブラと絶滅社は・・・10年ほど前に、一度合弁で計画を進めている。だから今回もその線とは思われるが・・・つなぎが取れるなら、詳しい情報はほしいところだ。頼まれてくれるか?」>怜君
怜:「……やりましょう……いえ、やります」
尽:「任せるよ・・・怜。」
真琴:「その辺は、お任せです(くす)」
怜:「……尽さん、真琴……協力してくれ」>尽、真琴
真琴:「言われるまでも、ありません(くす)」目は優しい>怜
尽:「無論、手伝うさ(ははっ)」>怜
怜:「……ありがとう……」少し、表情緩む>真琴、尽
おやっさん:「頼む・・・この件は翔真君たちも嗅ぎ付けているのだが、君たちがフォローに回れば彼らも心強いだろう」
怜:「翔真たちもか……わかりました。それなら、尚のことです」

各員、出されたコーヒーの香りを楽しみつつ、しばしの時が過ぎる。
そして・・・再び話し始めたのは、怜だった。

怜:「ところで。10年前の合弁計画の話、おやっさんの知る限りで詳しく教えてもらえますか?」>おやっさん
おやっさん:「ああ。私も間接的にしか聞かされていないが・・・名前は『プロジェクト・デミウルゴス』・・・」
怜:「『プロジェクト・デミウルゴス』……?」
おやっさん:「・・・そうだ。究極の対エミュレイター用兵器を、作製する計画だったらしい」
尽:「究極の・・・ですか。」
真琴:「『プロジェクト・デミウルゴス』ねぇ・・・確か宇宙を作り出した神の名が・・・そんな名前だったと思いますが・・・」考え込む

怜:「弱く無知でひねくれものの天使……」

怜と真琴は、それぞれにこの『謎の計画』について思い当たる節があった。
かたやアンブラのツテから、かたやフォルツァ枢機卿サイドの情報網から。

おやっさん:「・・・もっとも、実験段階で失敗したらしい・・・一説にはトリニティの仕業ともされているがね」
怜:「トリニティですか(苦笑)」
尽:「・・・これは・・・」
真琴:「・・・あの会社が・・・・・」
おやっさん:「おそらく、兵器産業としては・・・アンブラに先を越される訳にはいかなかったのだろうな。もっとも、裏の事情はもっとありそうだが」
怜:「オカジマも、オクタヘドロンもいるしな……」
真琴:「なんにせよ、利権が絡むとろくなことが起きないのは世の常ですから(くす)」
怜:「企業ではそんなのざらさ(苦笑)」
おやっさん:「それに、エミュレイターもな・・・究極の兵器など出来てしまっては、いろいろと都合も悪かろう?」
尽:「究極は・・・全てが良い、という事とは違いますしね(苦笑)」
怜:「エミュレイターと繋がっているらしいって噂があるのは、企業じゃあそこだけだな」ぽつりと
真琴:「そういう黒い噂が・・・登るところは・・・・きっと何かあるのでしょう(くす)」
おやっさん:「それでだ・・・妙な符合を感じないかね、諸君?」
尽:「符合っすか・・・」
真琴:「まあ、ね(くす)」
怜:「……無論」
おやっさん:「そうか、やはりな・・・15年前の『ディメンジョン=ガジェット』。10年前の『プロジェクト=デミウルゴス』・・・第3の事件が、いつ起きんとも限らん」
怜:「……そうですね」
真琴:「またどこかで、何かを創っていないとも限りませんしね(くす)」両方とも極秘裏に行われたのに失敗してるし
怜:「……5年前には、横須賀で何かありましたか?」>おやっさん
おやっさん:「いや・・・5年前は特に何も。しかし、このところの状況を見るに・・・同じ事態が、近づいているという事は間違いないようだ」
尽:「ここ最近・・・エミュレイターの動きが活発ですしね。」
真琴:「何かが、起ころうとしているのかもしれませんね(くす)」
怜:「……兵器が開発されるごとに、直前で必ずちょっかいがかかる……しかもエミュレイターか、エミュレイターがかんでいる所と……誰かが、情報を漏らしている?」
おやっさん:「この私に漏れてきているという事は、取りも直さず他の者にも漏れている可能性は否定できない・・・と言うわけだ(苦笑)」
尽:「大規模な計画は、何時か何処かから漏れます。既に、全ては始まっていると考えた方が良いっすね。」
怜:「翔真たちからも話を聞かないといけませんね……プロジェクト・デミウルゴスの関係者を調べられれば……」
尽:「その通りだな・・・」
おやっさん:「プロジェクト・デミウルゴスの関係は、翔真君たちもあたっているから、彼らに任せるといいだろう。それよりも・・・君達は引き続き、ディメンジョン・ガジェットの方を。」
尽:「わかりました。」
真琴:「いろいろと、奥が深そうです・・・厄介なことに(くす)」小声
怜:「……一応、絶滅社も当たりたいんですが」
おやっさん:「いや・・・君はアンブラの方を頼む。この面子の中で、アンブラにコネクションを持っているのは私と君だけだからね。」
怜:「わかりました、とは言っても……何処からつつくか……(苦笑)」
おやっさん:「しかし…まずは杉崎博士だ。なんとしても、重要な情報を知りたいところだな…」
尽:そして、全ては杉崎博士探しに収束する・・・か。
真琴:なんとか探し出しますかね・・・
GM:そうこうするうちに、夜になり…店の客も、既に君たちだけになっているね。
尽:じゃあ、今日はもう休むかな?
真琴:夜のうちにしておきたいことがあるけど・・・後回しに・・・
GM:まずは相談?(笑)
真琴:うい(笑)
怜:夜のうちにしておくこと……大学でも臥龍学園化学部でも良い。杉崎博士の論文探す〜松土とっ捕まえられるなら杉崎博士知っているか問い詰める。
尽:俺は・・・コネを使うのはもうちょっとわかってからにしようっと(笑)
真琴:「一つ、相談があるのですが・・・」
尽:「ん、なんだい?」<相談
怜:「ん?どうした?」
真琴:「・・・セツさんに沙弥さんの花嫁衣装を着た姿を・・・見せてあげませんか?」 (直球:笑)
怜:「……真琴……お前の力使えば出来るのか?」
真琴:「私は・・・できないことは言わない主義です(にっこり)」>怜
尽:「(過去が心の支えになる事もあるけれど)・・・真琴君・・・俺も怜と同じ意見だ。」
怜:「……任せる……ってことで良いか?」>真琴
真琴:「・・・ええ(くす)」>怜
怜:ふ、と微笑んで「……お前のこと信用しているからさ」
真琴:「・・・ありがとう(微笑)」
怜:「いえいえ(微笑)」ここで初めて普通に笑った
GM:では・・・作戦決行かな?(笑)>真琴
真琴:うい、誰か運んでくれると嬉しい(笑)<作戦決行
怜:「俺はこれから大学と松土さんところに行ってくるから」>尽
尽:怜は忙しそうだから、俺が運ぼうか?>真琴君
真琴:お願いします〜(笑)>尽さん
怜:じゃあ、自分は臥龍学園化学部に向かう〜
尽:「怜、車借りるぞ〜 」とかいって、ヴィッツ強奪(笑)バイクあるから、いいっしょ?(笑)
怜:「貸すのは良いけど、バイク貸せ(笑)」>尽
尽:自前で持ってるだろうに(苦笑)
怜:【理由】一度自宅に戻るのが面倒くさいから(爆)
尽:なるほど(笑) じゃ、キー渡す(笑)
怜:キー交換で(笑)
真琴:「では・・・ちょっと準備してきますから待っててください」
尽:怜からキーもらって、ヴィッツで待っていよう(笑)「怜の車で待ってるから。」
真琴:「ええ、すぐに済みますから(くす)」なにやら・・・(笑)
怜:「じゃあ、ちょっと行ってくるぜ……ああ、終わったら俺のマンションの駐車場に入れといてくれ。こいつ(尽のバイク)も終わったら駐車場に入れておくから」>尽
尽:「おっけ〜♪」<駐車場に
怜:「……でも、ちょっと真琴が気になるな……見て行くべ(笑)」
真琴:「やよいさん、洗面台お借りしてもよろしいでしょうか?」
やよい:「ええ、構いませんわ(^^)」
真琴:「ありがとうございます(にこ)」
尽:怜と一緒に真琴君待ち中・・・(笑)

すべての準備を終えた真琴は、今一度鏡に向き直る。
そこには…真琴の想像の限りではあったが、
一番「成長した沙弥」に似ているであろう少女…【そら】の姿があった。
そして…真琴はただひとこと、呟く。

「・・・・・・真琴・・・覚悟を決めなさい・・・」

真琴:「洗面台、ありがとうございます(くす)」>やよいさん
やよい:「いえいえ(^^)では・・・いってらっしゃいな♪」
真琴:では、外に出て「お待たせしました(くす)」>尽さん
尽:「・・・・(ふと笑って)おう、遅かったね。」別段驚かず(笑)>真琴君
真琴:「・・・少々、久しぶりなので(くす)」
怜:「……真琴、帽子かぶってけ(笑)」あまり驚かない(笑)
真琴:「・・・ありがとう(くす)」いたずらっぽく(笑)
怜:「なるべく、見られないようにしとけよ……」>真琴 (ほら、そら都市伝説だし(笑))
尽:「こんな夜だからな・・・大丈夫だろ?(苦笑)」
怜:「念のため、さ(苦笑)」
真琴:「夜だからこそ、都市伝説は映えるんですよ(くす)」
尽:「じゃ、出すぜ? 怜の方も収穫有るといいな♪」安全運転でGO(笑)
怜:「あいよ、じゃあ行って来る」片手上げて>尽、真琴
真琴:「行ってらっしゃい(にこ)」>怜
尽:「おう、気を付けてな(ははっ)」
怜:そして捕まらないスピードで走り去ろう(笑)


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