味方

白黒ハンターズ
レベル 22 属性 サイズ
形状/知能 怪物/人間並み 出現数 知名度 24
HP 320(64) MP 200 敏捷度/
移動
16/3(飛)
命中 41 回避 30 攻撃 124 防御 42
魔導 55 抗魔 45 行動 28 魔石 S(2)
《アラインメント・チェンジ》
 対抗タイミングで発動。《絶対属性防御・天》または《絶対属性防御・冥》を発動する事が出来る。
 発動している間は、使用できる魔法も変化する。

《魔法》
 風属性L6までの魔法を使用する事が出来る。
 また、《アラインメント・チェンジ》を使用している間は、かの能力で指定された天または冥属性どちらかのL5までの魔法も使用できる。
 これらの魔法は一様にカウントを−11し、更に《多重発動1》の効果を適用してよい。
《ブルーム砲撃》
 箒を装備している。これにより通常タイミングで次の射撃攻撃を行う。
 命中−3、攻撃−12、射程1〜5Sq(範囲の有無や属性、特殊効果を各種弾丸により変更する事が出来る)。
 なお、飛行については自前の翼で行う事に注意。
《二重幻惑の陣》
 通常タイミングで使用できる。攻撃を捨て回避に専念する事で次の行動まで回避ジャッジの達成値に+11し、かつクリティカルが出たら絶対回避とする。その代わり、使用している間の攻撃力ジャッジがすべてファンブルとなる。
 もちろん《二重絶殺の陣》との併用は出来ない。
《二重絶殺の陣》
 通常タイミング。回避を捨て攻撃に専念する事で次の行動まで攻撃ジャッジの達成値に+11し、かつクリティカルが出たら絶対命中とする。その代わり、使用している間の回避ジャッジがすべてファンブルとなる。
 もちろん《二重幻惑の陣》との併用は出来ない。
《パワーイレイズ3》《ヴォイドアタック》《コンビネーション》
 「白い悪魔」ハスディエルと「黒い天使」シャムシエル、2人で1組のベテランバウンティハンター。
 ラビリンスシティ郊外に広がる「大公の森」のワールドゲートから侵入してくる冥魔を狩る事で生計を立てており、酒場のマスターデーモンとも顔馴染み。
 侵魔ではあるものの人間にはどちらかといえば友好的で、元々は古代神の眷属だったのではないかとも噂されている。
 間違っても四次元殺法コンビではない。

大公の森/その“向こう側”

原生生物たち
 基本的にはGL7〜10環境で想定されるボスクラスの侵魔である。
 ……が、言うまでもなくこの時点での本編PC達はこのクラスのクリーチャーを遠く超越するレベルであり、事実上ほぼ一撃で片がつくものとして戦闘処理は行っていない。
 なお、割愛されたそれらのシーンだけで、想定レベルのプライムシリーズ月アタにして10回分にはなるらしい。

ディン=ザエス
 初出はNW2「ラビリンスシティ」。性別・外見年齢など詳細不明の裏界魔王。
 他魔王達との交流を避けて大公の森の奥深くに住まうが、人間には(多大な代償付きながら)森の中で便宜を図ってくれる事もある、らしい。
 ゆったりとしたローブを纏い、ツバの広い帽子を被って屹立する姿。この人物自身はまったく言葉を発さず、その肩にとまった人語を解するオオガラスがその意志を代弁する。
 森のワールドゲートの向こう側で遭遇。おおよそ会話が成立せず去ってしまったが、実はルー=サイファーの勅命でワールドゲート(及びリウフンシャン)の動向を偵察していたようである。

モブ冥魔
 大公の森にあるワールドゲート、その向こう側で大量に発生した冥魔たち。基本的にはL11〜20だが、一様に《モブ10》が付与されている。
 これらを統括していたのは【冥門王】リウフンシャンのはずであったが、ウィザード達が足を踏み入れた際その姿はどこにも見当たらず、代わって裏界魔王ディン=ザエスの姿があった。
 これら冥魔どもの出現の経緯を考えると、いかなる理由でかリウフンシャンが姿を消した後は、かの魔王により出現が抑え込まれていた事になる訳だが……?

ラビリンスシティ

スズキジロー“ジロい三連☆”
 出てくるのも随分久し振りとなった、おなじみの外道人造人間スズキジロー。
 ルー=サイファーとの会見帰りだった神条 皇子と東雲 摩耶を、飲食街で襲撃。戦力外の摩耶を守って戦わざるを得ない皇子を追い詰めていたところで、弓とアドノレに阻止された。

エボリューションブルーム(失敗作)
レベル 25 属性 サイズ
形状/知能 人型/機械 出現数 1d3 知名度 34
HP 370(−) MP 40 敏捷度/
移動
16/4(飛)
命中 35 回避 25(+22) 攻撃 142 防御 28(+18)
魔導 20 抗魔 28(+18) 行動 49 魔石
《自己増殖》
 通常行動を消費して、このキャラクターを「1d2(端数切捨)」体追加する。追加されたキャラクターは20カウント後に行動する。
 ただし、ラウンド中にこの能力を使用せず、かつこのキャラクターが1体でも生き残っていれば、ラウンド終了時自動的にこの能力が発動する。
 ただし、追加されたキャラクターは出現時の状態とし、いかなるボーナスも加算されていないものとする。
《自己再生》
 対抗タイミングで使用できる他、ラウンド終了時にも自動的に発動する。このキャラクターのHPを「2d6+27」回復する。これはジャッジとなる。
 HPが0以下になった(破壊された)場合は、使用できない。
《自己進化》
 常時タイミング。このキャラクターがダメージを受ける度に、すべての戦闘能力値を+[被ダメージ÷10(端数切捨)]する事が出来る。これは付与魔法(魔法レベルは10)として扱われる。
 同一カウント中に複数のダメージを受けた場合、この効果は累積する。ただし、被ダメージの総計によってHPが0以下になった場合は効果が消滅する。
《殲滅砲》
 通常タイミングで命中40、攻撃力117(火・物、射程1〜4Sq、範囲1)の射撃攻撃を行う。この時、命中値・攻撃力には《自己進化》によるボーナスを追加する事が出来る。
《旋風魔刃》
 その場で高速旋回し、範囲1の物理攻撃1回を行う。この時、命中値・攻撃力には《自己進化》によるボーナスを追加する事が出来る。
 ただしこの能力を使用した命中ジャッジでクリティカルまたはファンブルした場合、ただちに《自爆B1(魔法)》を発動する(命中した場合は、この能力によるダメージヒット算出の後で発動する事に留意)。
《超!殲滅砲》
 通常タイミングで命中35、攻撃力272(天・魔、射程5000km)の射撃攻撃を行う。この時、命中値・攻撃力には《自己進化》によるボーナスを追加する事が出来る。
 1シーン(事実上1戦闘)1回のみ使用可能。使用後、このキャラクターはその場でただちに《自爆B1(魔法)》を発動する。
《自爆B1(魔法)》
 この能力を持つキャラクターが破壊された場合、ただちにそのキャラクターが存在していたSq全体に対して物理攻撃をおこなう。命中値は「絶対命中」、攻撃力「攻撃力+25/魔法ダメージ」となる。
 この時、攻撃力には《自己進化》によるボーナスを追加する事が出来る。
 当然ながら、この能力を使用したキャラクターはただちに消滅する。自爆だけに。そして涙目ドクロ雲はおやくそく。
《敵味方識別不能》
 このキャラクターは、基本的に最も近くにいるキャラクターを敵味方の区別なく攻撃する。
 ただし攻撃を受けた場合、反撃のため攻撃してきたキャラクターをターゲットに指定する事はできる。
《苦痛なき者(冥魔)》《侵食(冥魔)》

 ……あっ(察し)
 “天才と紙一重の箒技術者”ミッシェル=ヴァルガの手により、現在鋭意開発中であるところの新型箒「エボリューションブルーム」。かつて本編第29夜において破壊された「アルティメットブルーム」の材質と運用データを基本に据えつつも、その元モデル並みの性能をよりコンパクトにして広範な形で発揮できるよう設計されている。
 特にその「基本的に搭乗者を必要としない完全自律を実現した戦闘能力」には、正直目を見張るものがある……のだが、今回はあまりにも機能を詰め込み過ぎた結果、その豊富な機能を統御すべき制御系統がおざなりになってしまい「基本的に敵味方の区別が付かない」という残念な欠陥を抱えた失敗作となってしまった。
 劇中ではヴァルガの工房内部を徘徊していた。暴走状態で。
 もはや諸兄もお気付きとは思うが、この「箒」のコアに用いられているのは冥魔、エヴォリューションコアである。
 これ自体はかつてミーゲ社が製造し
て問題となった“ヴァルキューレ・シリーズ”と同様で決して目新しくはないのだが、仮にも一企業がかろうじて実現したのと、原理的には同じでも実質的には限りなくそれ以上に近い事を、完全に個人の独力だけで実現してしまったヴァルガの才能および技術力については、実際驚嘆・評価に値する所ではある。
 ただ問題は、“破壊衝動”を本能とするエヴォリューションコアそのものが、より運用を効率化する事を目指した“完全自律化”というテーマとは「徹底的に相性が悪い」という事にあったのだ(本来ヴァルガはフラグメントを求めるべきであったが、【そら】と直接接触する術を持たない立場とあってば、それは「到底知り得ない領域」だった)。
 そういう意味で、ぶっちゃけ彼はおおいに健闘した部類なのだが、結果はご覧の有様である。

“第114514廃棄世界”

イゼルジローン要塞
レベル 25 属性 サイズ 16
形状/知能 巨顔/アレ 出現数 1以上あってたまるか 知名度 30
HP 1000(−) MP 敏捷度/
移動
考慮外
命中 下記 回避 できない 攻撃 下記 防御 50
魔導 抗魔 50 行動 30 魔石 考慮外
《極め付け!目から巨大ビーム》
 1ラウンド1回、通常タイミングで命中値20/攻撃力800(範囲1)虚魔ダメージ、射程5〜200の物理射撃を行う。
 攻撃対象は2つ(Sq)まで任意に指定する事が出来るが、同一対象を指定しても構わない。
 敵味方の区別は出来ず、取り付け角度の関係で後方に撃つ事も出来ない。
 なお、このキャラクターのHPが0になった場合、この能力が使用できなくなる。
《対空砲台》
 通常タイミングで命中値40/攻撃力100(範囲1)物理ダメージ、射程1〜3の物理射撃を行う。敵味方の区別は出来ない。
 なお、このキャラクターのHPが0になった場合、この能力も使用できなくなる。
《要塞港》
 通常タイミングまたはラウンド終了時、同一Sqに「スカルアイズ」所属の艦艇を出撃させる事が出来る。出撃した艦艇は、20カウント後(ラウンド終了を跨ぐ場合は、次のイニシアティブ決定を経て)行動する。
 艦種は、以下のチャートで決定する。艦載機/CDAはなく、乗り組んでいるのはすべてスズキジロー(モブ)である。
  【1】:Σ型重砲戦艦  【2・6】:θ型攻撃巡洋艦  【3・4・5】:γ型高速駆逐艦
 なおこのキャラクターと同一Sqまで進入してから「要塞内部への侵入」を通常行動で宣言すると、そのキャラクターは要塞内部に入った扱いとなり、フィールド上の攻撃対象からは外される(全員侵入すると、その場で戦闘終了および要塞内部へのシーンチェンジとなる)。
《平行世界のひとつ》
 転倒無効。また、移動は出来ない。
 スズキジロー大要塞世界の表面に貼り付いた、直径60kmの巨大な顔。かつて登場した超巨大合体ロボ“スズキダイジロー”の改良型名義とされているが、実態的には改良型どころか、形状も規模もおおよそ似ても似つかないシロモノ。
 表面には無数の対空砲台が設置されている他、主砲として目から400ジゴワットの粒子ビーム砲を2門備え、内部には1時間あたり7500体(公称値)のスズキジローを量産するプラントをも備えた超☆凶悪大要塞。
 界賊「スカルアイズ」の一大拠点でもあり、その防衛戦力と相俟って、本当ならば普通の界間防衛艦隊程度では駆逐できない程の存在である……はずなのだが、今回はフレースヴェルグのステルス性能が高過ぎたせいで、迎撃態勢を整える前に防衛線を突破されてしまった。
 これだけ大きくなっても、ジローは結局ジローである。
 なお、もっと巨大な惑星にヘッドオンする事で、首から下を構築する事は理論上出来るらしい。ユニクロンかよ

ジロー・ザ・1000%サウザンド
レベル 45(ルーラー) 属性 虚/風 サイズ
形状/知能 人間/アレ 出現数 知名度 20
HP 1000(−) MP 150 敏捷度/
移動
10+10

(陸/飛)
命中 91 回避 10+17
(+34)
攻撃 61 防御 61(+14)
翅翼+31
魔導 25 抗魔 33(+10) 行動 38+10 魔石 S(4)
《アームドシェル10》《憤怒》《翅翼》《狂戦士化》《加速装置》《ブースターフレーム》
 人造人間の特殊能力。CL15として扱う。《ブースターフレーム》は折り込み済み。
 適用後、《アームドシェル》は+11、《狂戦士化》は更に+15(累計+26)。
 《翅翼》は回避値の、《加速装置》は敏捷度&行動力の、それぞれ太字部分。
《魔器所持8》《魔技》《刃の魔力1》《生命の刃》《なぎはらい》《護法剣2》
 魔剣使いの特殊能力。CL15として扱い、魔器については下記参照。
 なお特殊能力によって増加した数値は、すべて織り込まれている。

《幻想舞踏》《クイックネス》《動体視力》《ニゲレイター》《殺気感知》
 強化人間の特殊能力。CL15として扱う。《クイックネス》は織り込み済み。
《聖印》《ウェポンマスタリー/剣》《コンビネーション》《リジェネレイト》《月の加護》
 汎用特殊能力。GL45とする。
《謎のスポンサー》
 汎用特殊能力。今回の魔器を確保する時に使用済み。
《魔法》
◎風属性
  「エアブレード」(NW/P124)→「リハーブブレード」(追加)
  「ツイスター」「エアダンス」「ブレッシング」「テレポート」(NW/P125)、「エアシフト」(LGN/P89)
◎虚属性
  「マジックイレイザー」(NW/P126)
  「アポート」「フリップフラップ」「ディストーションフィールド」「ノーリーズン」(NW/P127)
  「ヴォーティカルカノン」(LGN/P90)、「ハードラック」(追加)
《バイオリ◎ーションシステム》
 通常タイミングにて同一Sq内のスズキジロー(モブ)1群を消費する事で、ただちに1d6+[HP115/MP37]を回復する。
《“世界”滅亡迅雷.net
 このキャラクターが男性キャラクターにトドメを刺された場合、《自爆》が発動して平行世界「イゼルジローン要塞」そのものが消滅する。絶対命中/攻撃力1000虚物/範囲:全体(要塞外部にいれば影響はない)。
 女性キャラクターにトドメを刺された場合、この効果は発揮されないが結局平行世界「イゼルジローン要塞」の滅亡である事には変わらない。要は《自爆》するかしないかの差である。
《魔剣ラーニングジャッカー》数値としてはロングソード相当
 シーンが終了するまで、シーン中で宣言・使用された特殊能力ひとつをコピーする事が出来る。
 CLが存在する場合はこのキャラクターの「魔剣使い」CL(15)、Lvが存在する場合は「魔器所持」Lv(8)を適用する。複数の能力をコピーする事はできず、新しい能力をコピーした場合は古い能力を破棄する事。
「俺ちゃんの強さは桁外れ!これからは1000%俺ちゃんの時代だぁ!」
 スズキジロー軍団が有機的変形融合合体を繰り返した挙げ句に誕生した、究極のスズキジロー……と称して憚らないけど、やっぱりジローはジロー。
 似たような合体形態(スズキダイジロー)と根本的に違うのは、ルーラーかつ「あくまで人間サイズのままである」という事。それだけ濃くなった存在密度は、即戦闘能力の向上に繋がった。
フ●ーザ様とか言うな
 今回装備している魔剣ラーニングジャッカーは、スプーキーたちを生贄としてジロー本来のラーニング能力を拡大した悪辣極まりない能力へと昇華している。
 かくのごとくパワーアップし、間違いなく史上最強のスズキジローであったが、もはやMASTERSの敵ではなかった。
 実はその正体は「最初に製造されたスズキジロー」であり、ジロー軍団を統御するマスターユニットでもある。オリジナルとなったロンギヌスメンバー「鈴木 二郎」のプラーナコアを取り込んでおり、彼が長期昏睡に陥る原因となっていた。
 そして、この個体が破壊された事によりジロー達は(僅かな例外個体を除いて)稼動を停止し、鈴木 二郎も意識を回復している。

スズキダイジロー(Ver.2)
レベル 30
(人造/魔剣/強化)
属性 虚/風 サイズ
形状/知能 人間/アレ 出現数 1d3/4 知名度 20
HP 450(−) MP 95 敏捷度/
移動
10/3
(陸/飛)
命中 48 回避 13(+25) 攻撃 44 防御 28(+14)
翅翼+15
魔導 23 抗魔 34 行動 35 魔石 R1
《ウン体合体!》
 スズキジロー(モブ)2群が通常行動でこのオプションを指定する事により、その2群に代わってこのキャラクターを配置する。HP、MPは全回復する。
《アームドシェル6》《憤怒》《翅翼》《狂戦士化》《ブースターフレーム》
 人造人間の特殊能力。CL10として扱う。適用後、《アームドシェル》は+7、《狂戦士化》は+10(総計+17)。
《クローン1》
 毎回毎回登場するカラクリがこれだ。
 普段のジロー(モブ)の分とは別個にカウントする事。
《ブラッドブレッド》
 命中+3、攻撃+16、射程3の物理攻撃。
《魔器所持6》《魔技》《サトリ》《刃の魔力1》《圧し斬り》
 魔剣使いの特殊能力。CL10として扱い、魔器は「ロングソード」とする。

《幻想舞踏》《クイックネス》《バレットタイム》
 強化人間の特殊能力。CL10として扱う。なお《クイックネス》は織り込み済み。
《聖印》《ウェポンマスタリー/剣》《コンビネーション》
 汎用特殊能力。
《魔法/属性指定》
 ◎風属性「エアブレード」「エアダンス」「テレポート」「エアシフト」
 ◎虚属性「アポート」「ノーリーズン」「ディストーションペレジ」
「帰ってきたぞ!帰ってきたぞ!ダイジロー!!」
 スズキジロー軍団が有機的変形融合合体を行い誕生する合体形態。全長18メートル、重量20トン。
 以前にも同じようなヤツが存在したが、今回は基本的にジローでさえあればどのような扮装をした個体とでも合体する事が出来る仕様にアップグレード。その結果、単純な戦闘力に関しては明らかに以前以上となった。
 ジロー軍団内1部隊のリーダー格にして、その部隊の構成員全員という、実にややこしい奴。たまに他のジロー軍団を率いて現れる事がある。

スズキジロー(モブ)
レベル 18
(人造/魔剣/強化)
属性 虚/風 サイズ 1(モブ)
形状/知能 人間/アレ 出現数 1d6+増援 知名度 20
HP 230(−) MP 75 敏捷度/
移動
10/2
(陸/飛)
命中 50 回避 3(+21) 攻撃 50 防御 43(+9)
翅翼+10
魔導 26 抗魔 49 行動 21 魔石 U1
(1d6)
《アームドシェル4》《憤怒》《翅翼》《狂戦士化》
 人造人間の特殊能力。CL6として扱う。適用後、《アームドシェル》は+5、《狂戦士化》は+6(総計+11)。
《クローン1》
 毎回毎回登場するカラクリがこれだ。
《魔器所持3》《魔技》《サトリ》
 魔剣使いの特殊能力。CL6として扱い、魔器は「ロングソード」とする。

《幻想舞踏》《クイックネス》
 強化人間の特殊能力。CL6として扱う。なお《クイックネス》は織り込み済み。
《聖印》《ウェポンマスタリー/剣》《コンビネーション》
 汎用特殊能力。
《魔法/属性指定》
 「エアブレード」「エアダンス」「テレポート」「アポート」「ノーリーズン」を使用できる。
《法外な増殖》
 常時タイミング。その行動時、またはラウンド終了時に増援を1d6群得る。増援は20カウント後(ラウンドを跨ぐ場合はイニシアティブを振ってから)行動する。
 ルーラーが倒されない限り持続する。
《モブ10》
「久し振りにぃ……俺ちゃん達のエントリーだぁ!」
 ご覧の有様のスズキジロー軍団。現在ではどうやら裏界帝国内でも戦力外扱いとされたらしく、別の存在を主としている様子(能力よりも言動に問題があるので、無理もない話か)。
 モブっており、際限なく増殖するという点を度外視すれば、基本的には以前とそう変わらない。……ハズだが……

再来・“ノアの領域”

ムッシュ=ノワール(ジル=ド=レ・フェイカー)
レベル 35 属性 虚/冥 サイズ
形状/知能 人間/冥魔将 出現数 知名度 32
HP 720(144 MP 381 敏捷度/
移動
11/2
(陸/飛)
命中 83 回避 20(+26) 攻撃 99 防御 65(+11)
+16
魔導 45 抗魔 49(+6)
+16
行動 62 魔石 ZX
《不老不死》《夜の王》《永生者》《ドレインライフ》《漆黒の翼》《霧散化2》《収奪》《拘束術式》
 吸血鬼の特殊能力。CL15とする。
 攻撃力は《ドレインライフ》で+15、《収奪》で+(2d6+15)。
《魔導契約》《魔法結晶》《オーバーロード》《魔力誘導》《虹色の才/火》
 魔術師の特殊能力。CL7とする。
《魔石解放》《新分野開拓/風》《武具強化1》《用意周到》
 錬金術師の特殊能力。CL8とする。
《遺産所持》《古代魔法》《物質透過1》《リミットブレイク1》
 転生者の特殊能力。CL6とする。
《硬い光》《硬い鞘》《硬い刃》
 遺産「カラドボルグ」の特殊能力。
 本来彼はオリジナル・ジルのものを複写した人造遺産を所持していたが、今回は《謎のスポンサー》の効果によってオリジナルを入手装備している。
《謎のスポンサー》《霧散》《月の加護》《ウェポンマスタリー/剣》《ヒップホップ》
 汎用特殊能力。GL35とする。
《魔法》
 以下の魔法を使用可能。魔法レベル+2
(赤字の魔法は、命中・攻撃に+13)
 冥属性「シャドウブレード」「ダークブリング」「ダークバリア」「インビビションクラウド」
     「ダークスペル」「グリードシャドウ」
「スターフォールダウン」
 火属性「エンチャントフレイム」「アンホーリーフレイム」「フェニックスライブス」「ヒートアップ」
「ブラストフレア」
 風属性「エアブレード」「エアダンス」「スフィア」「ブレッシング」「テレポート」「ストームラン」「デスゲイル」
 虚属性「アポート」「ディストーションフィールド」「ノーリーズン」
「ヴォーティカルカノン」「ラビリンススウィッチ」
《苦痛なき者(冥魔)》《侵食(冥魔)》
 冥魔の特殊能力。
《Ev.スーパーアーマー》
 通常タイミングで使用する。発動から次ラウンドまでの間、物理・魔法を問わず全属性のダメージを半減し、更にその間受ける転倒状態を無効とする。
 ただし、無属性ダメージに対しては効果がなく、通常通りダメージを受ける。
 “冥盗王”エンディルスに付き従い、冥魔軍団「ミューテイト=コァ」を率いる銀仮面の冥魔将。
 冥魔らしからぬ知略に富むがさもありなん。その正体はジル=ド=レ・フェイカー、要するに第41夜にて村田 幸真(現「新・憂世騎士団」団長補佐)の策略により、MASTERSの手で異空間へと放逐されたフェイカロイドのジル=ド=レである。
 機能を停止し虚空を漂っていた彼を偶然発見して再起動したのがエンディルスであり、以後彼に対する義理を果たすべくそのサポートを行った結果、かの厄介な冥魔王をラビリンスシティに導き、スズキジローやミッシェル=ヴァルガに引き合わせたりするなど、その脅威を積極的に人界へと引き入れた「元凶なりし者」となり果てている。
 元々の戦闘能力はオリジナルと同等。ただしプラーナを持たないという相違点を補うため、エンディルスから与えられたエヴォリューションコアにより冥魔の能力を取得しており、一緒に異空間へと放逐されたかつての部下達も「ミューテイト=コァ」へと進化(変異)させている。
 以前は(フェイカロイドの例に漏れず)弱点となり得る「重傷値」が存在していたが、冥魔と化した今となっては事実上“《拘束術式》の発動トリガー”以外の意味がなくなっている。将扱いではあるもののエヴォリューションコアは1個しか持っていないため、復活能力までは持ち合わせ得ないのがせめてもの幸いか。
 もともとフェイカーはジル本人の影武者(というか捨て石)として造られたため、人格と記憶という面でほぼ完全にオリジナルを引き継いでいるが、それゆえオリジナルが率いていた憂世騎士団が腐敗の果て崩壊に至った経緯を誰よりもよく心得てしまっており、その結果かつての同志達に対しては「もはやこの世にいないか、いても到底信頼に値するものなどではない」と結論付けている。
 更にオリジナルが死亡しその遺産を入手した今、自身こそが“正真正銘・本物のジル=ド=レ”であると断言。オリジナルが掲げていた「世界粛清」の行動目的のみを律儀に引き継ぎ、よりにもよってエンディルスと結託してしまう。
 見た目は良く出来た、しかし存在としてはオリジナルから見ても空疎な贋作。フル・フロンタル。

ミューテイト=コァ
レベル 30 属性 なし サイズ
形状/知能 不定形/人間並み 出現数 PC数 知名度 27
HP 1200(−) MP 200 敏捷度/
移動
22/4(飛)
命中 56 回避 25 攻撃 122 防御 47
魔導 10 抗魔 50 行動 44 魔石 S(1d6)
《遺産所持》《リミットブレイク3》《ブーストダッシュ》
 転生者の特殊能力。CL20とする。
 遺産は「エターナル=センチュリオン」(相当の、つまり自分自身)。
 なお、冥魔である事により《リミットブレイク》の反動(気絶)が発生しなくなっている。
《アームドシェル8》《狂戦士化》《ブラッドブレッド》《アルティメットブレッド》《パニッシャー》
 人造人間の特殊能力。CL10とする。
 《アームドシェル》でジャッジ+10(コスト:HP7@R)、《狂戦士化》で全能力値+13(コスト:HP3)
 《ブラッド/アルティメットブレッド》命中+3、攻撃+16/射程0〜3、目標+1毎にコストHP2
 《パニッシャー》命中+3、攻撃+3&麻痺10カウント(コスト:MP5)
《空間歪曲》
 《空間転移》相当。後述の《突撃陣形》とは併用できない。
《突撃陣形》
 装備者が通常行動で「全力移動」をとる際、通過したSqに存在する、装備者以外の全てのキャラクターに対して攻撃を行う事が出来る。この時の攻撃力には、移動したSq数を加算できる。
 本来は遺産「エターナル=センチュリオン」の能力だったが、いまやこのキャラクター自身の能力となっているため「遺産を封じる事による無効化」は出来なくなっている。
《防御陣形》
 装備者への攻撃に対する防御/抗魔ジャッジの際、装備者は防御力/抗魔力の代わりに攻撃力をジャッジに用いる事が出来る。これは超対抗タイミングの能力として扱う。
 《突撃陣形》と共に、本来は遺産「エターナル=センチュリオン」の能力だったが、現状は上記した通り。
《暗黒闘気》《ヴォイドアタック》《リジェネレイト》《コンビネーション》《アンチマジック》《空の色彩》
 汎用特殊能力。GL40とする。
 つまり、本来虚属性固定のヴォイドアタックを、残る6属性および無属性でも放てるという事。
《Ev.:アルティメットデュプリケイター》
 通常行動を使用して、このクリーチャーのSqに
「自分自身」を1d3体追加する。この際、召喚したクリーチャー自身にHP・MPの消耗があった場合は、それらも引き継ぐ。
 発動後、召喚したクリーチャーはMPを[出現数×5]消費する事。MPが足りない場合は発動しない。
 なお、【そら】が何らかの理由で戦闘不能となった場合、召喚数は1d3体→1d6体となる。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《無視聴覚》《再生(HP/MP)》《モブ10》
 ムッシュ=ノワールが引き連れる、銀一色の冥魔軍。「CORE」ではなく「CORPS」。まあ「CORPSE」ではあるかも知れない。
 かつてジル=ド=レ・フェイカーと共に異空間へと放逐された部下たち……クローンウィザードや自動兵団……が、エンディルスに遭遇した事で変異を果たした成れの果てである。
 構成される1体1体ごとに、融合元すべての特徴が混在した外見と能力を合わせ持つ(それゆえか、同じ外見の個体は存在しない)が、自我だけは均一化されており、指揮官たるノワールの意志にのみ従う。
 元々の数もそれなりだったが、スズキジロー(正確にはジロー・ザ・1000%)の能力をもとに「自身のコピーを無限に作り出す」という独自の能力を獲得しており、ここに「絶えず増殖を繰り返しながらその時々の戦況に合わせて様々な姿へと変異し多彩な攻撃能力を発揮する」という、なんとも厄介極まりない軍団が誕生した。
 なお、本来はもっと多数をいっときに召喚できる(というか、現にしている)のだが、対抗して【そら】が召喚した“しもべ”――かつて喰われた“魔王”――達により阻害されているので、この数に落ち着いている。

“冥盗王”エンディルス
レベル 56 属性 なし サイズ
形状/知能 人間/人間なみ 出現数 知名度 32
HP 3000(−) MP 500 敏捷度/
移動
18/3(飛)
※本文参照
命中 76 回避 41→61
(受+39)
攻撃 下記 防御 63
(受+28)
魔導 100 抗魔 75
(受+28)
行動 63 魔石 ZX(2)
《Ev.:忍び盗む騎士》
 物理攻撃を命中させた対象のアイテムひとつを盗む。盗む対象は武器・防具・箒・消費アイテムなど何でもよい。
 PCから盗まれたアイテムに関しては、このキャラクターがダメージを受ける事によって落とすため、その落とされた位置で本来の持ち主が通常行動を使用する事で、回収する事が出来る。

《ムーンゲート開放》
 HPを消費する事で、任意の冥魔(Lvは、消費したHPの数。最大20)を召喚できる。召喚された冥魔の数はそれぞれのデータを参照。また、召喚された冥魔はただちに行動できる。
 この能力は、《オーヴァーライド:ミラー》の下位互換であるため、《オーヴァーライド:ミラー》が使用できなくなった場合にしか使用しない。
《クロスェンド》
 その場で攻撃196(物)の格闘攻撃を2回行う。この時、相手の回避に−30する事が出来る。
《イリュージョンブラスター》
 攻撃166(物)/射程1〜5の射撃攻撃。指定された着弾地点のSqにいるすべてのキャラクターが攻撃対象となる。
《エンドレスディメンジョン》
 《Ev.:ムーンゲート開放》《オーヴァーライド:ミラー》で召喚した冥魔(最大5体までの任意数)を消去し、自らの命中値及び攻撃力に+「消去した冥魔のLv合計」する。
 以前は1シナリオ1回のみ使用可能だったが、今回は1ラウンド1回になっている。
 もちろんその特質から「自ら冥魔を召喚していない時に使用できない」という弱点は、以前と変わらない。
《分身》《潜入》
 忍者の特殊能力。CL25とする。
 《分身》により、対抗タイミングで回避ジャッジに+26され、クリティカル時に絶対回避となるが、ファンブル時は絶対命中となる。

《エヴォリューションコア》
 10個保有。《リザーブライフ》《メガ=エヴォリューション》を使用可能(冥魔L10/エビルパラサイトを参照)な他、《オーヴァーライド:ミラー》の触媒としても用いる。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《ストライダー》《指令5》《集団統率5》
《エンディヴェイサー・フライト》
 
敏捷度/移動力を28/6(飛)とする。このキャラクターが移動する際には、あらゆるオブジェクトの影響を受けない。要は《空間転移》である。
 ただし、マジックアイテムであるエンディヴェイサーに依存した能力である事に留意。
《自爆B(物理)3》
 HP0以下になった場合発動する。絶対命中・攻撃力254無・範囲3の爆発。
 ただし、マジックアイテムであるエンディヴェイサーに依存した能力で(以下略)
《オーヴァーライド:ミラー》
 前述《ムーンゲート開放》で召喚される冥魔の代わりに、「エンディルス’」を1体召喚する。この時にはHPの代わりにエヴォリューションコアを1個、コストとして消費する。
 1ラウンドに付き1回使用可能。ただし、マジックアイテムであるシーリングギアに依存した(以下略)

《オーヴァーライド:リウフンシャン》
 通常タイミングで戦闘フィールド内任意のSqに精霊界へのゲートを開き、その奥に潜む諸属性の精霊獣により絶対命中/攻撃力200魔法(範囲1)の攻撃を行う。
 攻撃を行う前に、1d8で属性(1天・2冥・3地・4水・5火・6風・7虚・8無)を決定する事。
 1ラウンドに付き1回使用可能。ただし、マジックアイテムであるシーリングギアに(以下同文)

《オーヴァーライド:ノア》
 通常タイミングでこの能力の使用を宣言する。これによりその時点でこのキャラクターが受けているバッドステータスをすべて解除し、続く18カウントの間(18カウント以下の場合はラウンド終了まで)、あらゆる物理/魔法攻撃によって受けるダメージ値を「回復」値に逆転する。
 1ラウンドに付き1回使用可能。ただし、マジックアイテムであるシーリング(以下同文)
《シーリングギア》
 行動不能状態(重傷・麻痺・石化など)のキャラクター1体を封印し、その特殊能力・魔法を用いる事が出来るようになる。
 ただし、マジックアイテムであるシ(以下同文)
 今回の黒幕。ミッシェル=ヴァルガ製の「アルティメットブルームUエンディヴェイサー」及びパール=クールの「シーリングギア」をもって、同属だったはずの“冥門王”リウフンシャン、更には世界結界のコアたるノアを掌中に収め、世界結界を統べる冥魔王へと究極的進化を果たした、かつての“冥盗将”。
 彼の真の宿願は「かつての“破滅”を幾度となく共に乗り越えた友(ディガイディス)を取り戻す事」であった。今の彼ならば、それは確実に達成できるものであろう……唯一にして困難な条件さえ満たす事が出来れば、の話だが。
 結局、ウィザード達と【そら】が「世界結界の再修正」を優先したため、この時決着を付ける事は出来なかった。
 実の所、エンディルスがその宿願を果たすには「冥魔王としての力を奪ったD=ガイディス」と「友・ディガイディスとしての本質を喰った【そら】」の両者を喰らう必要がある(なにも“冥魔王としてのディガイディス”を再生する必要まではないのだが、既に冥魔と化して久しいエンディルスにとっては「どうでもいい事」らしい)。
 そんな彼の本質は、ムツミ=アマミの元になった勇者・天見 睦美の出身世界で生きていた人間。同じくまだ人間だった頃のディガイディスとはその当時からの付き合いで、盟友(と言うか腐れ縁)と言うべき関係にあった。
 【アポクリフィス】の災厄により彼らのいた世界が滅んだ際、「不可避の終焉」を越えて生き延びるため2人して「最後の手段」……エヴォリューションコアを取り込み、生きたまま冥魔に変質する事……をもってその目的を達成した代償に、人間としての正気を失ったようである。
 その後の「世界の周回」で加わったトゥミカナスや、今の周回で加わっていたグルゲネス(現:エウスタキス=オナシス)と共に、ある意味で「先代【MASTERS】」とでも言うべき存在だろうか。

エンディルス’
レベル 36 属性 なし サイズ
形状/知能 人間/命令に忠実 出現数 初期4/+1 知名度 32
HP 700(−) MP 100 敏捷度/
移動
18/3(陸)
命中 48 回避 26→46 攻撃 102 防御 43
魔導 60 抗魔 45 行動 48 魔石 S(1)
《Ev.:忍び盗む騎士》
 物理攻撃を命中させた対象のアイテムひとつを盗む。盗む対象は武器・防具・箒・消費アイテムなど何でもよい。
 PCから盗まれたアイテムに関しては、このキャラクターがダメージを受ける事によって落とすため、その落とされた位置で本来の持ち主が通常行動を使用する事で、回収する事が出来る。

《ムーンゲート開放》
 HPを消費する事で、任意の冥魔(Lvは、消費したHPの数。最大20)を召喚できる。召喚された冥魔の数はそれぞれのデータを参照。
 また、召喚された冥魔はただちに行動できる。
《クロスェンド》
 その場で2回攻撃を行う。この時、相手の回避に−17する事が出来る。
《イリュージョンブラスター》
 射程3の射撃。指定された着弾地点のSqにいるすべてのキャラクターが攻撃対象となる。
《エンドレスディメンジョン》
 《Ev.:ムーンゲート開放》で召喚した冥魔(最大5体までの任意数)を消去し、自らの命中値及び攻撃力に+「消去した冥魔のLv合計」する。
 その特質から、自ら冥魔を召喚していない時は使用できない。1シナリオ1回のみ使用可能。
《分身》《潜入》
 忍者の特殊能力。CL18とする。
 《分身》により、対抗タイミングで回避ジャッジに+19され、クリティカル時に絶対回避となるが、ファンブル時は絶対命中となる。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《ストライダー》
 冥魔王となったエンディルスがエヴォリューションコアを用いて、平行世界の自分自身を具現化した存在。
 もっとも、その本質は「冥魔将だった頃のエンディルス」。実も蓋もない言い方をするなら「インスタント量産型エンディルス」だが、裏を返せば元々破壊本能以外の自我を持ち合わせない冥魔だからこそ出来る芸当、ともいえる。

D=ガイディス
「――“世界”を返せ、エンディルス。それは、貴様ごときの玩具ではない」
 「ディー」と呼ばれる人間にして、“冥破王”の銘を併せ持つ冥魔王。したがって、今回のエンディルスによる世界結界改変の影響を一切受けていない。
 今回の目的は「世界結界を修正する」事。究極的にはエンディルスと【そら】の両方を斃すつもりだったが、彼自身が出現した時の状況から、より脅威度の高い“終焉の魔神”=【そら】を斃すべく、今回はエンディルスの誘いに乗る形でMASTERSとの直接対決に臨んだ。
 無論、事が終わればエンディルスを始末する気まんまんである……が、肝心の【そら】は彼らとの決着よりも世界結界の再修正を選んだため、とりあえず先送りされる形となった。
 戦闘データのリンクはこちら。ただし、今回は久々の直接対決という事もあって、“対「MASTERS」”に特化した特殊能力《レトログレッション》を開放している。
 そもそも彼が現在の状態を維持できているのも、一時期とはいえ“始祖冥魔=終焉の魔神=【そら】の力を行使していた”事によるものであり、《レトログレッション》はまさしくその集大成にして、【そら】に対抗し得る切り札と言えるだろう。
《レトログレッション》
 通常タイミングで、そのラウンドが終了するまで、【そら】が行使する《メガ=エヴォリューション》の効果を無効とする。
 ラウンドが改まれば、再び《メガ=エヴォリューション》を宣言し効果を適用する事は出来る(当然ながら、この能力で無効化出来る)。
 なお、《メガ=エヴォリューション》が発動していない場合、及び《オーヴァーリンク》に対しては、この能力は何の効果も意味もない。

廃棄世界、再び
再び廃棄世界に戻ったイゼルジローン要塞における、冥魔王リウフンシャンとの戦闘。
エンディルス及びD=ガイディスとの戦闘が水入りとなった後、こちらがクライマックス戦になった。

“冥門王”リウフンシャン
レベル 50 属性 なし サイズ
形状/知能 人間/人間なみ 出現数 知名度 35
HP 1800(−) MP 950 敏捷度/
移動
18/3(飛)
命中 96 回避 59
(受+51)
攻撃 136 防御 63
魔導 100 抗魔 75 行動 63 魔石 ZX(2)
《真・ムーンゲート開放》
 通常タイミングで任意の冥魔(L20まで)を召喚できる。召喚された冥魔の数はそれぞれのデータを参照。また、召喚された冥魔はただちに行動できる。
 リウフンシャンはこの能力の祖であるため、例外的にこの能力を同時に2回使用でき、通常の冥魔がこの能力を使用した際にあるHP消費も存在しない。
《ゲートアタック:精霊獣》
 通常タイミングで戦闘フィールド内任意のSqに精霊界へのゲートを開き、その奥に潜む諸属性の精霊獣により絶対命中/攻撃力180魔法(範囲1)の攻撃を行う。
 攻撃を行う前に、1d8で属性(1天・2冥・3地・4水・5火・6風・7虚・8無)を決定する事。この攻撃には《侵食(冥魔)》の修正を加算する事が出来ない。
 1ラウンドに付き1回使用可能。
《ゲートアタック:リバース》

 受け回避に成功した際に使用できる。相手の攻撃によるダメージをそのまま相手に返す事が出来る。
 この能力があるため、このキャラクターには受け防御/抗魔値が存在しない。
《Ev.:セブンスゲート》
 通常タイミングで、エヴォリューションコアを1d3個使用して発動する。
 《ゲートアタック:精霊獣》を、フィールド全体に対して使用する(もちろん、自分自身は攻撃対象に含まれない)。
 攻撃属性は1d8を3回行い、それをすべて適用する。なおこの時、出目が2個以上揃った場合は攻撃対象が行使する対象出目属性の、属性防御/絶対属性防御を無効とする。
 なお、この攻撃には《侵食(冥魔)》の修正を加算する事が出来ない。
《空間転移》
 大いなる者の特殊能力。障害物・ZOCの影響なく移動できる。
《旋竜》
 竜使いの特殊能力。命中判定を2回行い、より高い出目を判定結果として適用する。
 ただし、クリティカル/ファンブルが優先。
《門からの手》
 常時タイミング。空間を自在に行き来できるゲートを操る彼の格闘攻撃は、戦闘フィールド上どこからでも、どこにでも届く。
《エヴォリューションコア》
 20個保有。《リザーブライフ》《メガ=エヴォリューション》を使用可能(冥魔L10/エビルパラサイトを参照)な他、《真・ムーンゲート開放》で召喚した冥魔1体を使用個数1個でパワーアップしたり、上記《Ev.:セブンスゲート》の触媒としても用いる。
 また、リウフンシャンのHPが0以下になった場合、《リザーブライフ》を発動する代わりにHP「−1」〜「−100」ごとに1個消費する事で、HPを1に留め戦闘を続行する事が出来る。
 この場合、最後の1個を消費した時点で《メガ=エヴォリューション》を発動する。
《侵食(冥魔)》《苦痛なき者(冥魔)》《指令5》《集団統率5》
《メガ=エヴォリューション》
 最後のEコアを消費する際、HP及びMPを全回復し全能力値に+10(攻撃力のみ+20)する。
 レベルは+10(《侵食(冥魔)》の値に注意)、プライズの魔石はZX(3)となる。
「【冥門王】リウフンシャン。今ここにお相手致そう」
 “冥門王”の銘と底知れぬ力を持つ、男性老人格の冥魔王。その名の通りワールドゲートの構築術に長け、どこからでも、どこにでも行く事が出来るという。
 長らく【大公の森】の奥深くに開口したミステリーゲートの先に潜んでいた(彼曰く、ゲートの「向こう側」=ラビリンスシティを監視していた、との事)が、パール=クールのもとからシーリングギアを盗み出したエンディルスに思わぬ不覚を取って敗北・封印された状態で、“ノアの領域”攻略に利用されていた。
 結果として衆寡敵せずMASTERSの前に敗れ去ったが、他の冥魔王達ですら知り得なかった事――おそらくは“終焉”にまつわる真実――を、彼は知っていたようである。
 【そら】の行動目的には、この冥魔王を喰う事も含まれている、というのだが……。

モブ冥魔
 上記「大公の森」の出現冥魔に同じ。おそらく出所も同じであろう。
 シーリングギアから解放され、MASTERSとの戦いに臨むリウフンシャンの下僕として出現する……のだが、もはや最強級のデストロイヤーEvo.ですら、容易く排除される程度の雑魚でしかなくなっていた。

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